【若狭】晩秋のワンダーランド
Posted: 2017年11月18日(土) 01:15
【若狭】晩秋のワンダーランド
~ 錦繍の渓、清冽な水流を分け歩き不思議の森へ ~ 【年月日】 2017/11/11
【若狭】 横谷川~甲森谷~巡視路尾根
【天候】 小雨後曇り時々また小雨
【メンバー】 チータローさん、山日和さん、SHIGEKI
【コースタイム】
林道P8:58~甲森谷分岐10:20/35~白谷分岐11:17~WL逍遥&ランチ11:30/13/30~P772 15:05~
巡視路分岐15:38/16:50(この間トラバ訓練)~林道17:15~P17:40
そろそろ秋色の桂の森で鍋を突っつこう、と考えていたちょうどその時、ワンダーラ ンドの主からお誘いをいただいた。
天気予報は微妙だったが、雨に濡れた黄紅葉にあわよくば陽が射せば桃源郷で天国の鍋ランチとなるだろう。 厳しいトラバ訓練付きであることは知るよしもなかった。
土砂崩れでいつもの林道広場までは行けず、戻ってY字路の草地に3台それぞれが駐車。
上半身は雨衣にザックカバー、下半身は膝下沢装備で小雨のミストを浴びながら林道を行く。
当然ながら沢の水量は多く、庄部谷、荒谷、滝谷、横見谷ともに普段は見ることができない美しい滝をかけて左岸から横谷川
に注ぎ込んでいる。
なので横谷川本流の水線は遠慮して危うい巡視路を右へ左へとへつり伝い歩く。 甲森谷に入ると水中歩行が多くなる。
一部枯れて落葉した感じもあるが黄葉の樹林の中をちゃぷちゃぷ川歩きは特別な幸福感があふれてくる。
小雨まじりの鈍色の空でもそこかしこに散り敷かれた落葉の彩りが気持ちを高揚させてくれる。
わかりやすい白谷が左から合わさるといよいよ不思議の国へと入っていく。 釜跡を従えた門番のご神木と今年4度目2ヶ月半ぶりの対面だ。
燃えるような黄葉が空を覆っているかと思いきや、かなりおやつれになられたように感じる。
そう、あのハートの葉はすでに散ってしまっていたのである。
それでも正面、斜面の上からのお姿はそれなりだが、裏へ回ると自分の数年後の厳しい現実を見せられたようだった。
とは言うものの、期待が大きすぎただけのことであって栃と桂の大木は健在であり、晩秋のワンダーランドを趣深く
逍遥したのであった。
ランチはゆっくり久しぶりのとり野菜味噌鍋、冷たい風が通り抜けるせせらぎでも体が温まるのだ。 ゆったりした後、何の準備運動もなくランチ場からいきなりの尾根、と言うかただの急斜面に取り付く。
シャクナゲのプチジャングルをすり抜けると山毛欅の尾根らしい尾根となった。
P772まで登ると曇り空ながら晩秋からすでに初冬とも言える明るい疎林で小春日和の日にはこんなところでたき火
をしてゆっくりしたいものだ。 この時間になって庄部谷山は敢えて行く必要もないだろう。
わかりにくい尾根をうまくこなして見晴らしのいい鉄塔まで辿り着いた。
ここは巡視路の分岐、真っ直ぐ尾根を下れば素直に?林道に出る。
が、駐車地まで林道歩きが少々ある。
で、左へトラバースルートをとった。低山なので樹木や草のある楽ちんなトラバースと思うなかれ。
落ちる確率は50%、しかもそこに限って草や木がない急斜面である。
山日和さんはフツウにすたすた行ってしまう。
チータローさんも怖々ながら付いて行く。
引き返すわけにも行かずエイヤッで行くこと数回、荒谷の流れに降り立った。
その先踏み跡がない。戻ってまたまたマジヤバ、トラバ。
美しいだんだんナメ滝のある荒谷支流まできたが、やはり、プラ階段どころか踏み跡すらない。
そこで鉄塔まで戻るとのリーダーの決断。最善の判断だろう、しかしまた、マジヤバ、トラバが待っている。
陽も落ちかけ薄暗い中、雨まで降り出した。「て、天は我を見放したか」
気合いを入れ直した戻りのトラバはヤバさ半減、オッサンにもまだ動物的な学習効果は残っているようだ。 鉄塔広場の明るさに元気百倍、明瞭な巡視路を辿りあっという間に林道に降り立った。
「秋の日は釣瓶落とし」先週も書いたような気がするが・・・・
落ちかけた陽が山の波に入るのは早い。
2週連続のヘッデン歩行で盛りだくさん、楽しさ満載のWL逍遥は、しばしの林道歩行で黒い緞帳を降ろした。
では また 風花舞う初冬の山毛欅林で
SHIGEKI
~ 錦繍の渓、清冽な水流を分け歩き不思議の森へ ~ 【年月日】 2017/11/11
【若狭】 横谷川~甲森谷~巡視路尾根
【天候】 小雨後曇り時々また小雨
【メンバー】 チータローさん、山日和さん、SHIGEKI
【コースタイム】
林道P8:58~甲森谷分岐10:20/35~白谷分岐11:17~WL逍遥&ランチ11:30/13/30~P772 15:05~
巡視路分岐15:38/16:50(この間トラバ訓練)~林道17:15~P17:40
そろそろ秋色の桂の森で鍋を突っつこう、と考えていたちょうどその時、ワンダーラ ンドの主からお誘いをいただいた。
天気予報は微妙だったが、雨に濡れた黄紅葉にあわよくば陽が射せば桃源郷で天国の鍋ランチとなるだろう。 厳しいトラバ訓練付きであることは知るよしもなかった。
土砂崩れでいつもの林道広場までは行けず、戻ってY字路の草地に3台それぞれが駐車。
上半身は雨衣にザックカバー、下半身は膝下沢装備で小雨のミストを浴びながら林道を行く。
当然ながら沢の水量は多く、庄部谷、荒谷、滝谷、横見谷ともに普段は見ることができない美しい滝をかけて左岸から横谷川
に注ぎ込んでいる。
なので横谷川本流の水線は遠慮して危うい巡視路を右へ左へとへつり伝い歩く。 甲森谷に入ると水中歩行が多くなる。
一部枯れて落葉した感じもあるが黄葉の樹林の中をちゃぷちゃぷ川歩きは特別な幸福感があふれてくる。
小雨まじりの鈍色の空でもそこかしこに散り敷かれた落葉の彩りが気持ちを高揚させてくれる。
わかりやすい白谷が左から合わさるといよいよ不思議の国へと入っていく。 釜跡を従えた門番のご神木と今年4度目2ヶ月半ぶりの対面だ。
燃えるような黄葉が空を覆っているかと思いきや、かなりおやつれになられたように感じる。
そう、あのハートの葉はすでに散ってしまっていたのである。
それでも正面、斜面の上からのお姿はそれなりだが、裏へ回ると自分の数年後の厳しい現実を見せられたようだった。
とは言うものの、期待が大きすぎただけのことであって栃と桂の大木は健在であり、晩秋のワンダーランドを趣深く
逍遥したのであった。
ランチはゆっくり久しぶりのとり野菜味噌鍋、冷たい風が通り抜けるせせらぎでも体が温まるのだ。 ゆったりした後、何の準備運動もなくランチ場からいきなりの尾根、と言うかただの急斜面に取り付く。
シャクナゲのプチジャングルをすり抜けると山毛欅の尾根らしい尾根となった。
P772まで登ると曇り空ながら晩秋からすでに初冬とも言える明るい疎林で小春日和の日にはこんなところでたき火
をしてゆっくりしたいものだ。 この時間になって庄部谷山は敢えて行く必要もないだろう。
わかりにくい尾根をうまくこなして見晴らしのいい鉄塔まで辿り着いた。
ここは巡視路の分岐、真っ直ぐ尾根を下れば素直に?林道に出る。
が、駐車地まで林道歩きが少々ある。
で、左へトラバースルートをとった。低山なので樹木や草のある楽ちんなトラバースと思うなかれ。
落ちる確率は50%、しかもそこに限って草や木がない急斜面である。
山日和さんはフツウにすたすた行ってしまう。
チータローさんも怖々ながら付いて行く。
引き返すわけにも行かずエイヤッで行くこと数回、荒谷の流れに降り立った。
その先踏み跡がない。戻ってまたまたマジヤバ、トラバ。
美しいだんだんナメ滝のある荒谷支流まできたが、やはり、プラ階段どころか踏み跡すらない。
そこで鉄塔まで戻るとのリーダーの決断。最善の判断だろう、しかしまた、マジヤバ、トラバが待っている。
陽も落ちかけ薄暗い中、雨まで降り出した。「て、天は我を見放したか」
気合いを入れ直した戻りのトラバはヤバさ半減、オッサンにもまだ動物的な学習効果は残っているようだ。 鉄塔広場の明るさに元気百倍、明瞭な巡視路を辿りあっという間に林道に降り立った。
「秋の日は釣瓶落とし」先週も書いたような気がするが・・・・
落ちかけた陽が山の波に入るのは早い。
2週連続のヘッデン歩行で盛りだくさん、楽しさ満載のWL逍遥は、しばしの林道歩行で黒い緞帳を降ろした。
では また 風花舞う初冬の山毛欅林で
SHIGEKI