【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

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【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

投稿記事by シュークリーム » 2017年11月10日(金) 06:20

【 日 付 】2017年11月4日(土)〜6日(月)
【 山 域 】熊野古道
【メンバー】単独
【 天 候 】3日間とも快晴
【 ルート 】
1日目(4日):新宮駅 7:54 --- 8:12 那智駅 8:33 --- 8:50 那智山バス停 --- 9:50 那智高原公園 --- 12:06 地蔵茶屋 12:30 --- 13:22 越前峠 --- 14:50 小口 --- 16:21 桜茶屋跡(テント泊)
2日目(5日):桜茶屋跡 7:48 --- 9:06 百間ぐら --- 10:31 請川 10:53 --- 11:15 本宮 13:15 --- 大日越え --- 14:30 湯ノ峰温泉

(1日目)
10月8日にたろーさん、michiさんと台高の光谷に行っただけで、8月末から今まで2ヶ月以上にわたって山から遠ざかっている。定年まであと半年を切りながらなんでこんなに忙しいんだろうと思いながら、仕事をしている。と言っても、私の場合、仕事と趣味の境界は限りなく曖昧で、「仕事と言いながら実際は楽しんでいるんでしょ」と言われると全く否定しきれないのが辛い。休日返上で出張などしていたせいで、代休を取るように言われた。連休後の11月6日に代休を取り、4連休とした。

さて、4連休を使ってどこへ行こうか。案1:鈴鹿縦走、もう4回も縦走しているので新鮮味に欠ける。案2:台高縦走、今度やるとすると3回目。あんな厳しいアップダウンはもうこりごり。案3:大峰縦走、前回の縦走は10年前。10年前にできたことを今できるかどうか自信がない。といずれも却下。最後に、熊野古道を思いつき、まあこれだったら今の自分でもなんとかなるだろう。最後の締めとして大好きな湯ノ峰温泉でまったりプランを考えた。もちろんこのプランのメインは湯ノ峰温泉で、熊野古道歩きはその前座に過ぎない。

最初、電車とバスを乗り継いでいくことを考えていたが、このプランでは始発で行っても歩き始めが午後1時頃になってしまう。1日目に地蔵茶屋で泊まるとして、2日目の行程が辛い。前日夜になって、新宮駅前の公共駐車場に車を置いて周回するプランに変更した。2ヶ月間も山から遠ざかると、出不精になってしまう。家でまったりしようかなという悪魔の誘いを振り切って出かける。ザックの重量は13キロ。必要なものを全て入れた割にはコンパクトにまとめることができた。

最近の道路整備で、我が家から新宮までわずか2時間で行けるようになった。一昔前では考えられなかった速さだ。しかも、高速道路の半分はまだ無料区間のままだ。南紀は今や日帰り圏内なのだ。朝5時過ぎに家を出、7時過ぎに新宮駅前着。コンビニで買った朝飯を食べているとちょうど紀伊勝浦行きの鈍行に間に合った。短い区間ではあるが、鈍行列車の旅は楽しい。車窓に熊野灘の美しい海岸線を見ながら揺られているとすぐに那智駅着。この電車、整理券方式で、一番前の出入り口から運転手に切符を渡して降りる。那智山行きのバスまで20分ほどあるので、駅前をぶらぶら。駅前に日帰り温泉などあり、なかなか面白い。駅前には韓国人4人グループとイタリア系の顔つきの若者が一人。若者が何か困っているようなので声をかけたが、特別問題はなさそう。紀伊勝浦へ行くという。


那智山行きのバスは満員だった。さすが連休の観光地。大門坂のバス停で半分ほど降りる。バスは那智大社まで行くのかと思ったら、途中の那智の滝前で下ろされる。ここから先はバスはいけないのだという。バスで一緒だった韓国人グループと前後しながら那智大社への階段を登る。結構急登で、標高差がある。三重の塔の赤と青空と那智の滝の白い水が素敵なコントラストになって美しい。さすが常夏の国南紀、歩いていると汗をかくほどに暖かい。那智の滝を眺めながら、ちょっと前にこの滝を登って警察に捕まったクライマーのことを思い出す。こんな垂直の滝を登る人もいるんだねえ。


青岸渡寺で旅の安全を祈願して出発。熊野古道に入るとあの喧騒が嘘のように人がいなくなる。黙々と石畳の階段を登って行く。単調な運動を続けていると下界のもろもろの悩みなどが洗い流されるようで、気持ちがいい。やっぱり来てよかった。途中、二の滝、三の滝への分岐あり。無許可での立ち入りは禁止されているようだが、一度行って見たいものだ。

那智大社から30分ほどで那智高原公園着。見晴らしのいい芝生になっていて、綺麗なトイレもあり、夏にキャンプでもしたいところだ。ここからがいよいよ本当の熊野古道。だらだらとした斜面を登って行く。岡山から来たという単独男性と前後しながら歩く。

1時間ほどで船見峠。ここはナル谷の源頭部に当たる。今年の春に林道を通ってここまで車で来たことがある。地蔵茶屋近くになると欧米系の外国人グループとすれ違う。大雲取越えを歩くのはこれで3回目だが、外国人にあったのはこれが初めてだ。湯ノ峰温泉に外国人が多くなったのは知っていたのだが、日本旅行ブームで外国人がここまで進出して来ていたのか。

地蔵茶屋に着くとさらに欧米系の3人グループが休憩中。うち二人は綺麗な若い女の子だ。地蔵茶屋で昼食休憩。ここは滝本北谷の源頭部に当たる。来週、滝本北谷を遡行する予定なので、あのまま遡行を続けるとここに出るのだなと思いながら眺める。葉が少し色づいている。来週にはもう少し色づくだろうか。

しばらくすると欧米系の女性二人がやってくる。「ビューティフル」と言いながら滝本北谷の源流部を写真に撮っている。


「どこから来たの?」
「オーストラリアからよ。2週間の旅行で来ているけど、今度の月曜日には帰らないといけないの。」
「どうやって熊野古道を知ったの?旅行雑誌?インターネット?」
「インターネットだけど、ここはすごく有名なのよ」

ふ〜ん、そうなんだ。熊野古道って外国人にそんなに有名だったんだ。

地蔵茶屋の向こう側は崩壊で通行止の標識。迂回路を通ると通常20分のところを1時間かかるという。「まあ、人間の足なら大抵のところは通れるだろう」とそのまま歩いて行くと、少し行ったところの斜面で倒木が道を塞いでいる。倒木を避けるようにルートができているところを見ると皆さん通行止めを無視して通っているのだろう。崩落は小規模で、倒木を避けながら歩くとほぼ問題なく通過することができた。


越前峠を過ぎるとあとは下り斜面オンリー。歩きにくい石畳道をひたすら下って行くと、くるぶしの上のあたりが靴と擦れたのかだんだん痛くなってくる。いつも沢ぐつしか履いていなくて、こんなハイカットの登山靴は久しぶりなので、皮膚が薄くなったのかな?あるいは歳をとってだんだんO脚になって来たんだろうか。

長い長い下り坂をようやく下り終えて、14時50分に小口着。まだ時間も早いし、集落の中ではテントを張りにくいので、小雲取越えの途中でテント泊することにする。車道を小和瀬まで歩き、小和瀬橋を渡ろうとすると欧米系の可愛い女の子が単独で歩いて来たので、話しかける。

「どこいくの?」
「ここから本宮に帰ろうと思うんだけど、バス停はどこかしら?」
「すぐそこがバス停だよ」

橋を渡っているとカップルが歩いてくる。話しかけると、やはりバスで本宮に帰るという。なるほど、皆さん本宮を起点にして熊野古道を歩いているわけね。私の装備を見てテント泊であることがわかったらしく、「途中に水場がないので、ここら辺で水を補給したほうがいいよ」と逆にアドバイスをもらう。お礼を言って、民家で水をもらうことにする。どの家も不在のようなので、勝手に庭に入り込んで庭の水道から水をおすそ分けしてもらう。日本人だからできる行動だ。

たしか少し登ったあたりに東屋があったはずなので、そこらへんでテントを張ることにして登って行くがなかなか東屋につかない。上から欧米系の熟年夫人3人が下りてくる。しばらく話し込んでから別れる。やっぱり若い子よりもお年寄りの方が話しやすいなあ。あとから同じグループと思われる熟年男性が降りて来た。やはり歳をとると女性の方が強くなるのは万国共通のようだ。

1時間ほども歩いてようやく桜茶屋跡着。東屋の横にちょうどいいテントスペースがあるので、ここでテントを張ることにする。南向き斜面で、日当たりが良く、気持ちのいいところだ。桜茶屋跡には今は杉の大木が生えて薄暗いが、昔は日当たりのいい、気持ちのいいところだったのだろう。


今日の献立は、ウインナーとピーマンとエリンギの炒め物。エリンギは薄切りにして塩胡椒を振っておいた。あとはウインナーから出る油と塩味がピーマンに移って適度な味加減になる。簡単な料理だが、お酒のつまみにちょうど良く、お腹もそれなりにいっぱいになる。今日のお酒はチリ産の白ワイン。香りが良く、おいしいワインだ。ラジオで日本シリーズを聴きながらワインを飲んでいると酔っ払って来たので、8時頃に就寝。風もなく、平和な夜を過ごすことができた。寒いかと思っていたが、ダウンの上下と3シーズン用の寝袋で十分に暖かかった。テントに水滴もつかなかった。

(2日目)
前日に頑張って歩いたので、今日は頑張らなくていい。あまり早く出て早く着きすぎても困るので、明るくなるまで待って、朝日を鑑賞しながら朝食もゆっくり食べたのだが、それでも8時前には出発準備ができてしまった。

昨日、桜茶屋跡まで歩いてしまったので、あとはわずかなアップダウンがあるだけだ。快調に飛ばし、百間ぐらまで来ると最初のグループに出会う。百間ぐらを過ぎると欧米系の外国人グループが次々とやってくる。なんだこいつらは?もういちいち話しかけるのも面倒なので、挨拶だけしてやり過ごすことにする。結局、小雲取越え終点の請川までに出会った日本人は二組のみ。あとは全て外国人、それも全て欧米系のみだった。いつの間に熊野古道が外国人に乗っ取られたの?

請川着10時30分。まだ宿に入るのは早すぎるので、本宮まで行って時間を潰すことにする。前回は気がつかなかったが、本宮に真新しい立派な熊野古道ビジターセンターができていた。総檜造りで、展示やビデオの上映なども垢抜けている。時間を潰すにはちょうどいいところだ。ここも外国人が半分くらい。


1時過ぎ、湯ノ峰温泉行きのバスまであと1時間ほどあるので、大日越えの熊野古道を通って湯の峰まで歩くことにする。途中、また何組かの外国人グループとすれ違う。中には美人の女の人などもいたので、にっこりとしながら挨拶する。日本人は歩いていないのにねえ。

2時半、湯ノ峰温泉着。定宿の民宿あづまやに行くと、すぐに部屋に通してくれた。あとはいつもの通り、あづまや旅館のお風呂にひたって、のんびり温泉三昧。


ところで、あづまや旅館の宿泊は日本人グループが3組に対して、外国人が6組もいる。お風呂で出会った自分と同年輩くらいのドイツ人と話をすると、3週間の旅行らしい。日本通で、日本風の旅館大好き、温泉も好きだという。

一方、民宿あづまやは単独の日本人男性4人のみで、外国人ゼロ。民宿と旅館でなんか住み分けでもしているのだろうか。まあ、ボロボロの民宿では外国人も戸惑うかな。

(3日目)
最終日、朝8時40分発のバスで新宮まで戻ることにする。バス停に行くと、なんと欧米系の外国人がいっぱいバスを待っている。日本人はごく少数。まるで外国に来たみたいだ。半分ほどは本宮行きのバスに乗り、あとの半分は私と同じ新宮行きのバス。そのうちの大部分が請川で降りる。小雲取越えのトレッキングに行くようだ。なるほど、昨日会った人たちは湯ノ峰温泉をベースにしてこんな風に周回しているわけね。そういえば、1日目にあった熟年夫人のグループも湯ノ峰温泉に泊まったと言っていたっけ。


宿で見た新聞に、オーストラリアのロンリープラネットという旅行雑誌が、世界で訪れてみたい場所のベスト5に紀伊半島をあげているという。確かに、このあたりは熊野古道という歴史のあるトレッキングルートはあるし、熊野三山や温泉、熊野川の川下りもあるし、欧米系の外国人にとっては素晴らしく魅力のある場所だろう。

私がいたハンガリーは標高最高地点が1000mで、山はなく、丘しかない。そのせいか、登山というよりはトレッキングが盛んである。登山をしようと思うと、お隣のルーマニアやオーストリア、ケービングはイタリアへ行かなければならない。イギリスでも高い山はスコットランドくらいで、登山というよりは丘陵地帯を歩くトレッキングが主体となる。そのような欧米系の外国人にとって、登山ではなく熊野古道のようなトレッキングルートはとりつき易いものだろう。

中国人や韓国人などアジア系外国人は、観光地では見かけるが、熊野古道は歩いていない。北朝鮮と中国との国境にある名山長白山では、頂上まで舗装道路が通じ、三菱パジェロが排気ガスを撒き散らしながら疾走し、観光客を頂上まで運んでいる。タイ人やインドネシア人など東南アジア系の人たちは歩かない。大抵は山の上まで舗装道路が通じ、車で山に登るのである。アジア系の外国人たちが熊野古道に来る日はあるのだろうか。

湯の峰温泉は今、外国人観光客で急速に変貌を遂げようとしている。2011年の水害で、一挙に客足が遠のき、最近まで回復していなかった。宿は古びた民宿と旅館のみで、経営者は一様に年をとり、活気を失いつつある。私はそんな湯ノ峰温泉が好きで通っていたのだが、そのままでは早晩融けるように消えていったかもしれない。しかし、ここ2、3年で欧米系の外国人が急速に増え、外国人で沸き返っている。今、外国人観光客が消えたら湯ノ峰温泉は立ちいかなくなるだろう。湯ノ峰温泉が鄙びた温泉のままで変わらないでほしいという気持ちは山々だが、そのような鄙びた温泉に外国人観光客(特に欧米系の人たち)が魅力を感じているのだ。おそらく、この状況にうまく適応できれば、湯ノ峰温泉も昔の活気を取り戻すだろう。欧米系外国人にとっての紀伊半島南部の魅力を考えると外国人観光客の増加傾向はまだ続くだろう。湯ノ峰温泉がいい意味で変貌できることを願っている。

そんなことを考えながら歩いた熊野古道+湯ノ峰温泉三昧の三日間。有意義な旅だった。
                         @シュークリーム@
シュークリーム
 
記事: 1383
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

投稿記事by 柳川洞吹 » 2017年11月10日(金) 22:15

シュークリームさん こんばんは

読み始めると見事に惹きこまれて、一気に読んでしまいました。
まるで新聞記者が書いた、外国人にいま大人気の熊野古道のルポルタージュみたい。

  最後に、熊野古道を思いつき、まあこれだったら今の自分でもなんとかなるだろう。
  最後の締めとして大好きな湯ノ峰温泉でまったりプランを考えた。
  もちろんこのプランのメインは湯ノ峰温泉で、熊野古道歩きはその前座に過ぎない。


こういうスタンスの山旅は、グッときますね。

  2ヶ月間も山から遠ざかると、出不精になってしまう。
  家でまったりしようかなという悪魔の誘いを振り切って出かける。


ワシはもうすでに、悪魔の虜になってしまいました。

  最近の道路整備で、我が家から新宮までわずか2時間で行けるようになった。
  一昔前では考えられなかった速さだ。
  しかも、高速道路の半分はまだ無料区間のままだ。南紀は今や日帰り圏内なのだ。


新宮は大阪からだと、阪和道まわりでも伊勢道まわりでも、
まだまだ4時間はかかってしまいます。
有料区間も多いし。

  那智の滝を眺めながら、
  ちょっと前にこの滝を登って警察に捕まったクライマーのことを思い出す。
  こんな垂直の滝を登る人もいるんだねえ。


そんな人もいましたねえ。

  しばらくすると欧米系の女性二人がやってくる。
  「どこから来たの?」
  「オーストラリアからよ。
   2週間の旅行で来ているけど、今度の月曜日には帰らないといけないの。」
  「どうやって熊野古道を知ったの?旅行雑誌?インターネット?」
  「インターネットだけど、ここはすごく有名なのよ」

  小和瀬橋を渡ろうとすると欧米系の可愛い女の子が単独で歩いて来たので、話しかける。
  「どこいくの?」
  「ここから本宮に帰ろうと思うんだけど、バス停はどこかしら?」
  「すぐそこがバス停だよ」


このへんのくだりは、洋画で日本語吹き替えのセリフを聴いているみたい。
プレイボーイの主人公が、観光地で出会った女の子につぎつぎと声をかけるシーン。 :mrgreen:
よくある男女の声優さんのしゃべり口が彷彿としてきます。
シュークリームさん、オリジナルはきっと英語で会話されてるんでしょうね。
吹き替えなしの原語版で楽しみたくなってきますね。

  お礼を言って、民家で水をもらうことにする。
  どの家も不在のようなので、
  勝手に庭に入り込んで庭の水道から水をおすそ分けしてもらう。
  日本人だからできる行動だ。


おっと、いくら日本人でも民家に勝手に入り込むのは、
ちょっとアブナくないんですかねえ。 :roll:

  今日の献立は、ウインナーとピーマンとエリンギの炒め物。
  エリンギは薄切りにして塩胡椒を振っておいた。
  あとはウインナーから出る油と塩味がピーマンに移って適度な味加減になる。
  簡単な料理だが、お酒のつまみにちょうど良く、お腹もそれなりにいっぱいになる。
  今日のお酒はチリ産の白ワイン。
  香りが良く、おいしいワインだ。
  ラジオで日本シリーズを聴きながらワインを飲んでいると酔っ払って来たので、
  8時頃に就寝。


いいね、いいね。
まったりと過ごす旅の一夜。
読んでいるだけでも、いい感じで酔いがまわってきそうですよ。

  百間ぐらを過ぎると欧米系の外国人グループが次々とやってくる。
  なんだこいつらは?
  もういちいち話しかけるのも面倒なので、挨拶だけしてやり過ごすことにする。
  結局、小雲取越え終点の請川までに出会った日本人は二組のみ。
  あとは全て外国人、それも全て欧米系のみだった。
  いつの間に熊野古道が外国人に乗っ取られたの?

  最終日、朝、バス停に行くと、なんと欧米系の外国人がいっぱいバスを待っている。
  日本人はごく少数。まるで外国に来たみたいだ。


そんな状況ですか。
熊野古道などの世界遺産を目指して、外国人観光客が増えているという話しは聞きますが、
こんなに外国人が優勢になっているなんて知りませんでした。
もっとも、大阪でもなんばや道頓堀あたりを歩いていると、
「ここは中国か?」と思ってしまいますけど。

  中国人や韓国人などアジア系外国人は、観光地では見かけるが、熊野古道は歩いていない。
  北朝鮮と中国との国境にある名山長白山では、頂上まで舗装道路が通じ、
  三菱パジェロが排気ガスを撒き散らしながら疾走し、観光客を頂上まで運んでいる。
  タイ人やインドネシア人など東南アジア系の人たちは歩かない。
  大抵は山の上まで舗装道路が通じ、車で山に登るのである。
  アジア系の外国人たちが熊野古道に来る日はあるのだろうか。


なるほどね。
アジア系の外国人は、あまり山歩きはしないのですね。
富士山もアジア系より欧米系のほうが優勢なんでしょうかね。

  湯の峰温泉は今、外国人観光客で急速に変貌を遂げようとしている。
  2011年の水害で、一挙に客足が遠のき、最近まで回復していなかった。
  宿は古びた民宿と旅館のみで、経営者は一様に年をとり、活気を失いつつある。
  しかし、ここ2、3年で欧米系の外国人が急速に増え、外国人で沸き返っている。
  今、外国人観光客が消えたら湯ノ峰温泉は立ちいかなくなるだろう。
  湯ノ峰温泉が鄙びた温泉のままで変わらないでほしいという気持ちは山々だが、
  そのような鄙びた温泉に外国人観光客(特に欧米系の人たち)が魅力を感じているのだ。
  おそらく、この状況にうまく適応できれば、湯ノ峰温泉も昔の活気を取り戻すだろう。
  欧米系外国人にとっての紀伊半島南部の魅力を考えると外国人観光客の増加傾向はまだ続くだろう。
  湯ノ峰温泉がいい意味で変貌できることを願っている。


うーん、最後の考察がまたすばらしいですね。
熊野古道の山旅を通じて、
変わりゆく湯の峰温泉が抱える問題と今後の展望に鋭く切り込んだドキュメンタリー映画、
「熊野古道を往く―――外国人と世界遺産」を鑑賞させていただいた気分です。
パチパチパチ。 :D

よい山旅を!
                 洞吹(どうすい)
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柳川洞吹
 
記事: 542
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
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Re: 【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

投稿記事by グー(伊勢山上住人) » 2017年11月10日(金) 23:00



シュークリームさん、お帰り~。お久しぶり~。

【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

うん。いかにもシューさんらしいタイトルです。が、内容は・・・
古びた温泉地の「町おこしシンポジウム」基調講演のようです。

仕事をしている。と言っても、私の場合、仕事と趣味の境界は限りなく曖昧で、
「仕事と言いながら実際は楽しんでいるんでしょ」と言われると全く否定しきれないのが辛い。


趣味で飯が食える。滅多とないうらやましい人生です。
しかし、自らの選択と集中と努力の結果ですから。
自分の不遇を運とタイミングの悪さのせいにして酒の肴にしている人も多いですが。

このプランのメインは湯ノ峰温泉で、熊野古道歩きはその前座に過ぎない。

はい。シューさんの湯ノ峰温泉がお気に入りなのは良く分かっていますよ。

単調な運動を続けていると下界のもろもろの悩みなどが洗い流されるようで、気持ちがいい。やっぱり来てよかった。

ふ~ん。もろもろの悩みが有るんだ。シューさんにも。

来週、滝本北谷を遡行する予定なので、

夏にはお世話になりました。紅葉の谷は冷たいだろうな。風邪を召しませんように。

どの家も不在のようなので、勝手に庭に入り込んで庭の水道から水をおすそ分けしてもらう。日本人だからできる行動だ。

外国人はできない行動ですか? 外国人のことを何にも知らないグーです。

やはり歳をとると女性の方が強くなるのは万国共通のようだ。

強くなるのは体力的にではなくって、神経がですよね?

湯ノ峰温泉行きのバスまであと1時間ほどあるので、大日越えの熊野古道を通って湯の峰まで歩くことにする。

なんか2か月分のうっ憤を晴らすかのような、たくさんの歩きですね。

湯ノ峰温泉着。定宿の民宿あづまやに行くと、すぐに部屋に通してくれた。
あとはいつもの通り、あづまや旅館のお風呂にひたって、のんびり温泉三昧。


あづまや本館のお風呂はグー気に入りました。
民宿に泊まって本館のお風呂に入れるのはすごく得した気分です。

また来夏も湯ノ峰温泉をベースにした南紀の沢を期待しています。よろしく。


                    グー(伊勢山上住人)
グー(伊勢山上住人)
 
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登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10

Re: 【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

投稿記事by わりばし » 2017年11月11日(土) 06:32

おはようございます、シュークリームさん。

最初、電車とバスを乗り継いでいくことを考えていたが、このプランでは始発で行っても歩き始めが午後1時頃になってしまう。1日目に地蔵茶屋で泊まるとして、2日目の行程が辛い。前日夜になって、新宮駅前の公共駐車場に車を置いて周回するプランに変更した。

新しい手ですね。 :mrgreen:

那智山行きのバスは満員だった。さすが連休の観光地。大門坂のバス停で半分ほど降りる。バスは那智大社まで行くのかと思ったら、途中の那智の滝前で下ろされる。ここから先はバスはいけないのだという。バスで一緒だった韓国人グループと前後しながら那智大社への階段を登る。結構急登で、標高差がある。三重の塔の赤と青空と那智の滝の白い水が素敵なコントラストになって美しい。さすが常夏の国南紀、歩いていると汗をかくほどに暖かい。那智の滝を眺めながら、ちょっと前にこの滝を登って警察に捕まったクライマーのことを思い出す。こんな垂直の滝を登る人もいるんだねえ。

「外道クライマー」の宮城さん達ですね。
運悪く祭事のある日で見つかっちゃったみたいです。

青岸渡寺で旅の安全を祈願して出発。熊野古道に入るとあの喧騒が嘘のように人がいなくなる。黙々と石畳の階段を登って行く。単調な運動を続けていると下界のもろもろの悩みなどが洗い流されるようで、気持ちがいい。やっぱり来てよかった。途中、二の滝、三の滝への分岐あり。無許可での立ち入りは禁止されているようだが、一度行って見たいものだ。

遡上すると烏帽子山で、ここだけ自然林が残されていましたね。

湯の峰温泉は今、外国人観光客で急速に変貌を遂げようとしている。2011年の水害で、一挙に客足が遠のき、最近まで回復していなかった。宿は古びた民宿と旅館のみで、経営者は一様に年をとり、活気を失いつつある。私はそんな湯ノ峰温泉が好きで通っていたのだが、そのままでは早晩融けるように消えていったかもしれない。しかし、ここ2、3年で欧米系の外国人が急速に増え、外国人で沸き返っている。今、外国人観光客が消えたら湯ノ峰温泉は立ちいかなくなるだろう。湯ノ峰温泉が鄙びた温泉のままで変わらないでほしいという気持ちは山々だが、そのような鄙びた温泉に外国人観光客(特に欧米系の人たち)が魅力を感じているのだ。おそらく、この状況にうまく適応できれば、湯ノ峰温泉も昔の活気を取り戻すだろう。欧米系外国人にとっての紀伊半島南部の魅力を考えると外国人観光客の増加傾向はまだ続くだろう。湯ノ峰温泉がいい意味で変貌できることを願っている。

広島も欧米系外国人がめちゃくちゃ多かったです。
このバイタリティは学ばねば。

それでは、またどこかの沢で・・・


                                       わりばし
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登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
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Re: 【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

投稿記事by 雨子庵 » 2017年11月11日(土) 18:39

シューさんオヒサです
あめちゃんです

代休を取るように言われた。連休後の11月6日に代休を取り、4連休とした。

そんな奇特なことを言ってくれる人が・・・うらやましぃ

さて、4連休を使ってどこへ行こうか。案1:鈴鹿縦走、もう4回も縦走しているので新鮮味に欠ける。案2:台高縦走、今度やるとすると3回目。あんな厳しいアップダウンはもうこりごり。案3:大峰縦走、前回の縦走は10年前。10年前にできたことを今できるかどうか自信がない。といずれも却下。最後に、熊野古道を思いつき、まあこれだったら今の自分でもなんとかなるだろう。最後の締めとして大好きな湯ノ峰温泉でまったりプランを考えた。もちろんこのプランのメインは湯ノ峰温泉で、熊野古道歩きはその前座に過ぎない。

なかなか言えないセリフ。そして『湯ノ峰命』が伝わる文章

2ヶ月間も山から遠ざかると、出不精になってしまう。家でまったりしようかなという悪魔の誘いを振り切って出かける。

実は左手指先骨折してしまい、今がそんな状況です

駅前には韓国人4人グループとイタリア系の顔つきの若者が一人。若者が何か困っているようなので声をかけたが、特別問題はなさそう。紀伊勝浦へ行くという。

この旅の伏線だけど、困ってたら話しかけれるのは、私は日本人だけです

黙々と石畳の階段を登って行く。単調な運動を続けていると下界のもろもろの悩みなどが洗い流されるようで、気持ちがいい。やっぱり来てよかった。

歩き出すとこうなるのですが、そこまでが

那智大社から30分ほどで那智高原公園着。

この看板、夏の沢の帰りに見ました

「どこから来たの?」
「オーストラリアからよ。2週間の旅行で来ているけど、今度の月曜日には帰らないといけないの。」
「どうやって熊野古道を知ったの?旅行雑誌?インターネット?」
「インターネットだけど、ここはすごく有名なのよ」ふ〜ん、そうなんだ。熊野古道って外国人にそんなに有名だったんだ。


SNS?の効果は絶大だと思います。ムカシかやぶき屋根の宿に泊まった時も同宿は香港人カップルでした

地蔵茶屋の向こう側は崩壊で通行止の標識。迂回路を通ると通常20分のところを1時間かかるという。「まあ、人間の足なら大抵のところは通れるだろう」とそのまま歩いて行くと、少し行ったところの斜面で倒木が道を塞いでいる。倒木を避けるようにルートができているところを見ると皆さん通行止めを無視して通っているのだろう。崩落は小規模で、倒木を避けながら歩くとほぼ問題なく通過することができた。

これは正直同感できます。通行止めにするヒト(機関)の気持ちもわかるけど、自己責任も認めてほしい

民家で水をもらうことにする。どの家も不在のようなので、勝手に庭に入り込んで庭の水道から水をおすそ分けしてもらう。日本人だからできる行動だ。

いい旅してますね。私はムカシ、集落でテント張ってたら、翌日村のヒトが朝飯持ってきてくれました

1時間ほども歩いてようやく桜茶屋跡着。東屋の横にちょうどいいテントスペースがあるので、ここでテントを張ることにする。南向き斜面で、日当たりが良く、気持ちのいいところだ。桜茶屋跡には今は杉の大木が生えて薄暗いが、昔は日当たりのいい、気持ちのいいところだったのだろう。

ムカシの茶屋って、水の補給どうしてたんでしょうねぇ?
お客さんに出すお茶

今日の献立は、ウインナーとピーマンとエリンギの炒め物。エリンギは薄切りにして塩胡椒を振っておいた。あとはウインナーから出る油と塩味がピーマンに移って適度な味加減になる。簡単な料理だが、お酒のつまみにちょうど良く、お腹もそれなりにいっぱいになる。今日のお酒はチリ産の白ワイン。香りが良く、おいしいワインだ。ラジオで日本シリーズを聴きながらワインを飲んでいると酔っ払って来たので、8時頃に就寝。

ゼイタクな夜。これだけあればいい・・・

途中、また何組かの外国人グループとすれ違う。中には美人の女の人などもいたので、にっこりとしながら挨拶する。日本人は歩いていないのにねえ。

なかなか日本人にはしにくいですから・・・
2時半、湯ノ峰温泉着。定宿の民宿あづまやに行くと、すぐに部屋に通してくれた。あとはいつもの通り、あづまや旅館のお風呂にひたって、のんびり温泉三昧。

旅の構成がナカナカ

ところで、あづまや旅館の宿泊は日本人グループが3組に対して、外国人が6組もいる。お風呂で出会った自分と同年輩くらいのドイツ人と話をすると、3週間の旅行らしい。日本通で、日本風の旅館大好き、温泉も好きだという。
一方、民宿あづまやは単独の日本人男性4人のみで、外国人ゼロ。民宿と旅館でなんか住み分けでもしているのだろうか。まあ、ボロボロの民宿では外国人も戸惑うかな。


これは不思議ですよね。夏も『民宿』から『旅館』の風呂に行ったら、浴衣姿の欧米系の旅人がロビーにいて最初は『えっ』と思いました。
けれど金髪女性の浴衣姿は良いですね・・・

宿で見た新聞に、オーストラリアのロンリープラネットという旅行雑誌が、世界で訪れてみたい場所のベスト5に紀伊半島をあげているという。確かに、このあたりは熊野古道という歴史のあるトレッキングルートはあるし、熊野三山や温泉、熊野川の川下りもあるし、欧米系の外国人にとっては素晴らしく魅力のある場所だろう。

ゆっくりと時間が取れる旅には向いている場所ですね
旅のリピーターは有名どころではなく、自分で体験型の場所を選び始めます。
そこで自分が何を感じるかが大切なのかなぁ。
今回のシューさんのトレッキングもそんな感じがします

今、外国人観光客が消えたら湯ノ峰温泉は立ちいかなくなるだろう。湯ノ峰温泉が鄙びた温泉のままで変わらないでほしいという気持ちは山々だが、そのような鄙びた温泉に外国人観光客(特に欧米系の人たち)が魅力を感じているのだ。おそらく、この状況にうまく適応できれば、湯ノ峰温泉も昔の活気を取り戻すだろう。欧米系外国人にとっての紀伊半島南部の魅力を考えると外国人観光客の増加傾向はまだ続くだろう。湯ノ峰温泉がいい意味で変貌できることを願っている。

何がきっかっけで変わっていくのかわかりませんが、湯ノ峰が決してただの温泉観光地ではないことも幸いしているんでしょうね。
迎合しないで、いい意味で鄙びたままでいてほしいです。

あめちゃん
雨子庵
 
記事: 331
登録日時: 2011年10月12日(水) 19:40
お住まい: 名古屋(ときどき青田(飯高))

Re: 【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

投稿記事by kando1945 » 2017年11月12日(日) 16:54

シュークリームさん、こんばんは。

熊野古道、懐かしい名前です。昔から興味を持っていて13年前山歩きの最初として、バスツアーの伊勢路ツヅラト峠越に参加しました。
確か100mくらい登って300mくらい下りるだけでしたが、下山口で30分ほどバスを待つ間へたり込んでいました。如何に体力がなかったか。

その後青岸渡寺の大峰奥駈道に参加させていただくことになり、葛城、金剛のチャレンジ登山、六甲全山縦走などでトレーニングして
2005、2006、2007年と3回参加しました。コースは3月に日帰りで那智から本宮へ、4月に本宮から玉置山へ、5月に1泊2日で玉置山から前鬼へ、
9月に釈迦ヶ岳(峠登山口)から2泊3日で吉野へで、2005と2007に那智から本宮へ歩きました。もう10年以上経ち記憶がすっかりなくなっています。
特に一人で行動するときは記憶に残りやすいですが、他人についていく行動は記憶に残りにくいです。

と言っても、私の場合、仕事と趣味の境界は限りなく曖昧で、「仕事と言いながら実際は楽しんでいるんでしょ」と言われると全く否定しきれないのが辛い。

趣味と仕事が一緒とは、最高の人生を過ごされているようでうらやましい限りです。

2ヶ月間も山から遠ざかると、出不精になってしまう。家でまったりしようかなという悪魔の誘いを振り切って出かける。

おっしゃる通りですね。今日は御池岳へ行くつもりでしたが、朝3時に目覚ましが鳴って目が覚めると悪魔が「鈴鹿の紅葉は終わっているぞ、
車の運転はしんどいぞ」と囁き、すぐに手が目覚ましに延びストップを押してしまいました。

ザックの重量は13キロ。必要なものを全て入れた割にはコンパクトにまとめることができた。

素晴らしいですね。私は8kgがもう限界で10kg超は無理です。


バスは那智大社まで行くのかと思ったら、途中の那智の滝前で下ろされる。ここから先はバスはいけないのだという。

奥駈道の時は青岸渡寺の駐車場まで入れ、本宮からはバスで送っていただけるので助かりました。
新宮山彦グループが陰で支えていただくので可能なことですが。感謝です。


地蔵茶屋の向こう側は崩壊で通行止の標識。「まあ、人間の足なら大抵のところは通れるだろう」とそのまま歩いて行くと、少し行ったところの斜面で倒木が道を塞いでいる。倒木を避けるようにルートができているところを見ると皆さん通行止めを無視して通っているのだろう。崩落は小規模で、倒木を避けながら歩くとほぼ問題なく通過することができた。

今日の箕面も倒木、崩壊とかであちこち通行禁止になっていましたが、行ってみれば大したことはなくなぜ通行禁止にするのか疑問だらけでした。
何かあって訴訟を起こされるのがお役人の一番恐れることなのでとりあえず何でもかんでも禁止にしておけば自分は安泰ということなんでしょう。

どの家も不在のようなので、勝手に庭に入り込んで庭の水道から水をおすそ分けしてもらう。日本人だからできる行動だ。

これはちょっと首肯しかねますが。

上から欧米系の熟年夫人3人が下りてくる。しばらく話し込んでから別れる。やっぱり若い子よりもお年寄りの方が話しやすいなあ。

欧米人であろうと日本人であろうと若い女性には話しかけづらいですね。シュークリームさんはそうではなかったのでは? :mrgreen:

あとから同じグループと思われる熟年男性が降りて来た。やはり歳をとると女性の方が強くなるのは万国共通のようだ。

これは永遠の真理ですね。つい最近もテレビで、子供を産んでからとある男性タレントが言っていましたね。

あとは全て外国人、それも全て欧米系のみだった。いつの間に熊野古道が外国人に乗っ取られたの?
ここも外国人が半分くらい。
日本人は歩いていないのにねえ。
ところで、あづまや旅館の宿泊は日本人グループが3組に対して、外国人が6組もいる。
欧米系の外国人にとっては素晴らしく魅力のある場所だろう。

アジア系の外国人たちが熊野古道に来る日はあるのだろうか。

欧米系の人々はやはり一神教に疲れてきているのではないでしょうか。2000年も前の人類知識のレベルでは納得できても、現代のように科学が進歩し
世界中の人が瞬時に知識を共有できる時代においてある神だけが唯一絶対であるなどということを果たして納得できるのでしょうか。アニミズムは原始的で
初歩的な宗教と一段さげすまれてきましたが、偉大な自然に対する畏敬の念、祖先に対する尊崇の念を基本とする日本人の素朴な宗教観が
見直されているのではないでしょうか。今でも同じ宗教の中でわずかな差異の宗派対立で殺し合いを続けているのを見ると日本人の宗教観が
世界の見本になると思います。
kando1945
 
記事: 218
登録日時: 2013年1月02日(水) 09:28

Re: 【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

投稿記事by シュークリーム » 2017年11月13日(月) 06:01

シュークリームさん こんばんは

おやおや洞吹さん、お久しぶりです。
レスもらえて嬉しいわ〜 :D

読み始めると見事に惹きこまれて、一気に読んでしまいました。
まるで新聞記者が書いた、外国人にいま大人気の熊野古道のルポルタージュみたい。


ありがとうございます。そう言ってもらえるとレポを書く甲斐があります。
職業病で、どうしても事実を淡々と書くような文章になってしまいます。


こういうスタンスの山旅は、グッときますね。

私もだんだん歳をとって来ました。
来年からは少し時間の余裕もできるだろうから、こんなのんびりした山行形態を増やしていきたいですね。


新宮は大阪からだと、阪和道まわりでも伊勢道まわりでも、
まだまだ4時間はかかってしまいます。
有料区間も多いし。


へえ、そうなんだ。和歌山も高速道路が整備されて来ているからもっと近いと思ってた。


このへんのくだりは、洋画で日本語吹き替えのセリフを聴いているみたい。
プレイボーイの主人公が、観光地で出会った女の子につぎつぎと声をかけるシーン。 :mrgreen:
よくある男女の声優さんのしゃべり口が彷彿としてきます。
シュークリームさん、オリジナルはきっと英語で会話されてるんでしょうね。
吹き替えなしの原語版で楽しみたくなってきますね。


日本人の女の子に話しかけると警戒されてしまうけど、外国人の女の子は割とフランクに応対してくれますんで、むしろ日本人よりも話しかけやすいですね。
話しかけているのは、1)困っていることがあったら何かの役に立ってあげたい、2)なぜ、どういう風にして熊野古道をみつけて、ここを歩いているのかをしりたい、という理由からです。
今回もいろいろ情報を得ることができてよかったです。


おっと、いくら日本人でも民家に勝手に入り込むのは、
ちょっとアブナくないんですかねえ。 :roll:


すみません、以後気をつけます。
玄関で何回か声をかけたんですが、お留守のようで、すぐ近くにあった水道栓からちょっとお水をいただいてしまいました。


いいね、いいね。
まったりと過ごす旅の一夜。
読んでいるだけでも、いい感じで酔いがまわってきそうですよ。


このまったりの時間を過ごすためにテントを担いで歩いているようなものですからね。


そんな状況ですか。
熊野古道などの世界遺産を目指して、外国人観光客が増えているという話しは聞きますが、
こんなに外国人が優勢になっているなんて知りませんでした。
もっとも、大阪でもなんばや道頓堀あたりを歩いていると、
「ここは中国か?」と思ってしまいますけど。


道頓堀あたりは中国人や韓国人が本当に多いですね。
那智大社のような観光地はアジア系の観光客も多いですけど、湯の峰温泉みたいなマイナーな穴場は西洋人ばかりです。その辺の対照が面白いです。


なるほどね。
アジア系の外国人は、あまり山歩きはしないのですね。
富士山もアジア系より欧米系のほうが優勢なんでしょうかね。


富士山は観光地として見られているみたいで、アジア系も多いですけど。
今年の夏にちょっと歩いて印象では、やっぱ欧米系が多いかも。
ハイキング気分で来ている人が多くて、心配になってしまいます。


うーん、最後の考察がまたすばらしいですね。
熊野古道の山旅を通じて、
変わりゆく湯の峰温泉が抱える問題と今後の展望に鋭く切り込んだドキュメンタリー映画、
「熊野古道を往く―――外国人と世界遺産」を鑑賞させていただいた気分です。
パチパチパチ。 :D


ありがとうございます。
急速に変貌しつつある湯ノ峰温泉と熊野。これからどう変わっていくのか注目して見たいと思っています。
                         @シュークリーム@
シュークリーム
 
記事: 1383
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

投稿記事by シュークリーム » 2017年11月13日(月) 06:21

シュークリームさん、お帰り~。お久しぶり~。

グーさん、お久しぶりです。グーさんのレポは拝見していましたけど、レスできなくて申し訳なかったです。


うん。いかにもシューさんらしいタイトルです。が、内容は・・・
古びた温泉地の「町おこしシンポジウム」基調講演のようです。


いろいろ考えさせられることの多い山旅でした。
外国人観光客で溢れかえっている和歌山南部と、どんどん寂れつつある尾鷲、熊野の状況があまりにも対照的で、三重県人としては考え込んでしまいます。


趣味で飯が食える。滅多とないうらやましい人生です。
しかし、自らの選択と集中と努力の結果ですから。
自分の不遇を運とタイミングの悪さのせいにして酒の肴にしている人も多いですが。


自分のやりたいことがそのまま職業になっているというのはありがたいことだと思っています。
かわいい外国人留学生たちといつも一緒に過ごしていられるのもありがたいですね。


ふ~ん。もろもろの悩みが有るんだ。シューさんにも。

私にもいろいろ悩みはあるんですよ〜。

夏にはお世話になりました。紅葉の谷は冷たいだろうな。風邪を召しませんように。

今週は南紀の滝本でテント泊だったですねど、私は車中泊だったんで、そんなに寒くはなかったです。とっちゃんは寒かったみたい。

外国人はできない行動ですか? 外国人のことを何にも知らないグーです。

やっぱり日本語が喋れないとトラブルになった時に対応が難しいですね。
日本人であれば「すみません」と謝れば済むんですけど。


強くなるのは体力的にではなくって、神経がですよね?

いや、それはまあ、曖昧にしておいたほうがいいかも :oops:
なんか2か月分のうっ憤を晴らすかのような、たくさんの歩きですね。

地図上ではすぐ近くだったんで歩くことにしたんですが、1時間以上かかってしまいました。

あづまや本館のお風呂はグー気に入りました。
民宿に泊まって本館のお風呂に入れるのはすごく得した気分です。


あそこいいですね。
なんども行っているんで、名前は覚えてもらったようです。


また来夏も湯ノ峰温泉をベースにした南紀の沢を期待しています。よろしく。

そうですね。どこか簡単な沢+温泉で考えてみましょう。
この土・日は、とっちゃん、兎夢さんと3人で滝本北谷と本谷へ行って来ましたけど、紅葉が綺麗でよかったです。
                         @シュークリーム@
シュークリーム
 
記事: 1383
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

投稿記事by シュークリーム » 2017年11月14日(火) 08:00

わりばしさん、おはようございます。
あいかわらずどっかのマイナールートを密かに歩いとるんかいな。


「外道クライマー」の宮城さん達ですね。
運悪く祭事のある日で見つかっちゃったみたいです。

あそこ、催事がなくても人目が多くてすぐに見つかると思うんですけど。

遡上すると烏帽子山で、ここだけ自然林が残されていましたね。

南方熊楠なんかも歩いたんでしょうねえ。いっぺん行ってみたいなあ。

広島も欧米系外国人がめちゃくちゃ多かったです。
このバイタリティは学ばねば。


今うちにいるハンガリー人の若夫婦も毎週末、あちこち行ってますねえ。やっぱバイタリティーがあります。
彼らと話をしていると彼らの視点がよくわかって、とくに見る角度が日本人とは違うので、こっちも新しい発見をしたりして面白いです。
                         @シュークリーム@
シュークリーム
 
記事: 1383
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【熊野古道】大雲取越え、小雲取越え、最後はもちろん湯ノ峰温泉

投稿記事by シュークリーム » 2017年11月14日(火) 08:31

あめちゃん、こんち。

そんな奇特なことを言ってくれる人が・・・うらやましぃ

代休を取らせれば残業手当を払わなくていいからね。でも、私らは最初から残業手当なんかないけど。

なかなか言えないセリフ。そして『湯ノ峰命』が伝わる文章

テント泊を始める前は、テント泊が憧れでした。
最初の頃は1晩のテント泊でもずいぶん緊張していたけどね。


実は左手指先骨折してしまい、今がそんな状況です

「あなたがかんだ〜こゆびがいたい〜」なんていう色っぽい話じゃないのね。

この旅の伏線だけど、困ってたら話しかけれるのは、私は日本人だけです

私は外国でずいぶんいろいろな人たちに助けられて来たので、少しでも恩返しができればと思ってなるべく話しかけるようにしています。
旅行中のほんのちょっとした出来事で、その国の印象がずいぶん違って来ますんでね。
でも、最近はみなさん私よりも日本通で、すごいわ〜。

歩き出すとこうなるのですが、そこまでが

ほんとにね。でも、一旦歩き出せば大丈夫。

この看板、夏の沢の帰りに見ました

うん?こっちの方に回ったの?

SNS?の効果は絶大だと思います。ムカシかやぶき屋根の宿に泊まった時も同宿は香港人カップルでした

本当にね。うちのハンガリー人夫婦はいつも民泊を利用しています。ホテルよりもずっと安いみたいね。

これは正直同感できます。通行止めにするヒト(機関)の気持ちもわかるけど、自己責任も認めてほしい

まあ、バリケードさえしておけば事故があってもお役所の責任は問われないもんね。
いい旅してますね。私はムカシ、集落でテント張ってたら、翌日村のヒトが朝飯持ってきてくれました

へえ、いい人たちですね。よっぽど困っているように見えたのかな?
私は、基本的に集落は怖いので、人の目に触れないところにテントを張ります。


ムカシの茶屋って、水の補給どうしてたんでしょうねぇ?
お客さんに出すお茶


私もそれ考えてました。
基本的には水場のあるところに茶屋を作ったと思うけど。

岡山県では結構山の上に民家があるけど、そういうところに住んでいる人に水をどうしているのか聞いたら、やっぱり水場がありました。


ゼイタクな夜。これだけあればいい・・・

あと、焚き火があると最高ですねえ。


これは不思議ですよね。夏も『民宿』から『旅館』の風呂に行ったら、浴衣姿の欧米系の旅人がロビーにいて最初は『えっ』と思いました。
けれど金髪女性の浴衣姿は良いですね・・・


最近はあづまや旅館は外国人に乗っ取られた感じですねえ。
フロントの人の英語の上手なこと。すごいなあ。


ゆっくりと時間が取れる旅には向いている場所ですね
旅のリピーターは有名どころではなく、自分で体験型の場所を選び始めます。
そこで自分が何を感じるかが大切なのかなぁ。
今回のシューさんのトレッキングもそんな感じがします


日本では登山とトレッキングはダブったりするけど、ヨーロッパでははっきり分かれているような感じですね。
ワンダーフォーゲルというのは本来は登山じゃなくてトレッキングなんだと思うけど。日本のワンダーフォーゲル部というのは登山をやっているような感じ。
これって私だけのイメージなんだろうか。

年をとってからの私の選択肢の一つはトレッキングだと思う。
お遍路もある意味トレッキングだけど、車道を歩くのは味気ないしねえ。


何がきっかっけで変わっていくのかわかりませんが、湯ノ峰が決してただの温泉観光地ではないことも幸いしているんでしょうね。
迎合しないで、いい意味で鄙びたままでいてほしいです。


湯の峰というのは昔の日本の湯治場の雰囲気をそのまま残していますからねえ。
欧米系の人にはそれがたまらない魅力なんだと思うけど。
本当に、外国人観光客に迎合しすぎないで、いい意味で湯治場の雰囲気を残してほしいですね。
                         @シュークリーム@
シュークリーム
 
記事: 1383
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

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