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【四国】剣山~三嶺縦走(17.7,16~17)

Posted: 2017年7月21日(金) 13:51
by kando1945
【 日 付 】2017.7.16~17
【 山 域 】 四国 剣山地
【メンバー】単独
【 天 候 】16日晴れ、 17日 霧
【 ルート 】16日 4:46見の越ー6:33剣山ー7:33次郎笈ー8:48丸石ー10:26高ノ瀬ー12:33白髪小屋ー14:54三嶺小屋  
      17日 5:21三嶺小屋ー6:44名頃ー9:18見の越

  6月中旬以降白山を狙っていたけれどチャンスに恵まれず、箕面周辺を5kgかついで1時間半から3時間歩いて何とか体力の維持を図っていました。この連休こそ遠出をとの思いもかなわず天気予報は余り芳しくないが、四国は良さそうです。剣山には2度登り、天狗塚~牛の背へも行ったことがあり、一度は剣山から天狗塚まで縦走をしてみたいと思っていたので実行することにしました。天狗塚の登山口の西山林道登山口に車を置き、タクシーで見の越へ送ってもらい、白髪小屋で泊って天狗塚から下りる予定です。
  土曜日の午後タクシー会社へ予約の電話をすると、営業は午前7時からとのこと、見の越に車をおいて縦走したらどうですか、下山時は夜遅くでも迎えに行くからとのこと。私のガラケーはソフトバンクで他社に比べ山での接続が極めて悪いのでつながるか不安ですがというと、天狗塚から半分も下りてくればソフトバンクでもつながりますよと言われ、そうすることに決めました。これが後で響くことになろうとは。
 午後4時半ごろ家を出発、ノンストップで8時半ごろ見の越に到着。走りながら次第に以前の記憶が蘇ってきました。高速を下りて貞光から見の越までの国道438号は、一部で2車線に拡幅工事をしているが狭くてすれ違えないところが多く、くねくねで長く、夜はヘッドライトで対向車が解りやすいけれど帰りの昼間は対向車が解りにくいので運転が大変だろうな思いが、そしてその通りでした。
 朝4時前に起きて食事を済ませ、ヘッデンがいらなくなる頃を見計らって4:48に出発。日頃日帰りで背負う負荷は6kg前後ですが今回はシュラフと二日分の食料を入れた10kgの負荷はさすがに堪えます。登山道の入り口は剣神社への道と一緒で、かなり急な階段でもう既にこの階段でずっしりときています。とにかくばてないようゆっくり歩を進めます。リフトの終点、西嶋駅の手前でテントがありましたが、こんなところにテントが張れるのですね。この先に分岐があり距離の短い刀掛の尾根道を選ぶもその入口が解らない。地図を見直してよく見ると 、左のリフトの建物と右のトイレの間を抜けて行くとその先に尾根道の入り口がありました。
  天気は上々ですが水蒸気が多いようで遠くの山並みは霞んでいます。快適な尾根道を登って刀掛の松の前を通り雲海荘の横を通って頂上へつきました。 広い頂上は木道だらけでちょっと無粋です。南西の端に頂上があり、そこから次郎笈へ向かう階段が下へ続いています。すでに何人か空身で下りていっていますが往復する人で縦走する人は少ないようです。こんな暑い時期に縦走するようなもの好きは少ないでしょうね。

[attachment=7]DSC00634.jpg[/attachment]

  次郎笈をトラバースする道の分岐に来ました。体力を温存するならこのトラバース道を行けばかなり楽になりますし、今回の心配の一つ水についても水場はこのトラバース道の途中にあるので少しひかれますが、ここまで来て次郎笈およびそこへの尾根道の展望を捨てるわけにはいきません。次郎笈の肩につきました。ここが縦走路の分岐で、頂上は南へ100mくらい先です。
  次郎笈の肩から下りる途中で行く先を望むと遠くまで尾根が続いています。正面奥が多分三嶺で、まだまだはるか先です。まだ時間が早くて風も涼しいからいいようなものの、この先木陰のない笹の尾根を歩いて、気温が上がってきたら大変だろうな。もっと涼しい時期にした方がよかったかなあ。くじけそうになります。
トラバース道分岐に来ました。ここにザックをデポしてトラバース道を剣山の方向へ戻り水場へ行きます。200mくらい戻ればありました。今回は水の確保が重要です。地図には数か所水場の表示がありますが、レポによると解りにくかったりかなり登山道から下らなければならないようなのです。1lのぺッツトボトルを1本、500mlを2本の計2l持ってきましたがもう1l消費し、1lの水を補給しました。3lくらい持ってきた方が良かったけれど担げたかどうか。
  気持のいい尾根歩きが続きますが、そろそろ気温も上がり始め炎天下ではしんどくなりそうです。広い笹尾根の鞍部に来ると標識が立っていました。スーパー林道分岐です。この標識に三嶺まで13.4kmと書いてあって愕然としました。あわよくば三嶺までもと考えていましたが、とても無理、今日は白髪小屋まで行くのがやっとだろうと覚悟を決めました。丸石は南北に延びる広い笹の尾根で、ここから東を眺めると遮るもののない大展望で、剣山、次郎笈がよく見えます。

[attachment=6]DSC00872.jpg[/attachment]

  丸石から先は林の中を歩くことになり、展望はなくなりますが涼しくなり、痛し痒しです。丸石避難小屋に来ました。中は案外きれいですが水場がないので緊急避難以外は使えないでしょう。そのすぐ先に奥祖谷かずら橋分岐がありました。その先で「キツネメソウ」とでも名づけたい草がありました。暫く樹林が続いていますがあるところで開けて高ノ瀬が見えましたがかなり高く見え、ここから一旦下ってあそこまで登り返さなければならないかと思うと気分がくじけそうになります。ちょっとした岩場のようなところがありますが問題ありません。この登りで見かけた シロヤシオが紅葉し始めていました。

[attachment=5]DSC00913.jpg[/attachment]

  高ノ瀬につくとトレランの人が休憩を終わりかけていて話を聞くとこれから名頃まで一気に下りるとのとこ、凄いです。少し下った後中東山への分岐のある石立山分岐へ登って行く右手に、高ノ瀬オオヤマレンゲ保護地があり、殆どの花は茶色に変色していましたが、数輪先残っていて何とか写真を撮れました。ここは防護ネットで厳重に囲われているように見えましたが、すぐ先で鹿が二匹囲いの中を警戒音を発しながら逃げて 行くのが見えました。役に立っているのでしょうか。

[attachment=4]DSC01013.jpg[/attachment]

やがて樹林帯を抜けまた笹原の展望尾根を歩きますが、時々曇ると楽ですが日が照ると暑いです。もう体力は落ちっぱなしです。つぎに広大な笹の尾根の南側の斜面をトラバースします。ところどころ生え延びた草で道が見えないところがありますが、その下は踏み固められていて迷うことはありません。やがてトラバース道が駄々広い笹原の尾根に上がると正面に三嶺がど~~んと正面に見えます。次に白骨林が見えてきます。これが白髪小屋手前の白骨林で、剣山頂上で会った地元の方が早朝のここからの三嶺の写真が一番いいよと教えていただいたところのようで、明日早朝に写真を撮りにこようかなと思いました。また林を抜けて笹原に出ると、お~やっと白髪小屋が見えてきました。

[attachment=3]DSC01149.jpg[/attachment]

  今日はここに泊るつもりでしたがここで重大なことが解りました。若い女性二人と熟年男性一人の三人組が休憩の終わりかけで話を聞くと、水場を探しても見つからないので三嶺まで行くとのこと。水場はすぐ解って水の補給が楽にできるものと思っていたのに、私にはもうスポーツ飲料の粉末を溶かした飲料が500mlの7分目くらいしか残っておらず、もう真水はないのでアルファ米を食べられるようにできないのです。小屋も三嶺の方がはるかにきれいで歩行時間も2時間弱ですよと言われたので、ばてていて足も痙攣しそうですが行くしかありません。

[attachment=2]DSC01183.jpg[/attachment]

  思い足を引きずりながら白髪分岐に登り三嶺方面を見ると、手前のはげ山、かやはげの他にもいくつか小ピークをアップダウンした後に三嶺への急登がはっきり見えます。こんなに疲れ果てているのにあそこを登るのかと思うと気が遠くなりそうです。まず急な坂を下りてかやはげへの急な登り返しです。きついです。その後ずっと樹林の中なので暑さ的には少しましですが、いよいよ三嶺への急登が始まりましたが、あるところでは急登ってものじゃなく岩場のロッククライミングみたいななところがあり、段差が大きくて腿に負担をかけると痙攣しそうなので、鎖をしっかりつかんで腕力で体を引き揚げるしかありません。一つ急場を抜けるとまだまだ先があり、またまた急場をしのいでやっとのことで三嶺頂上へ登りつきました。とにかく水の確保がしたいので早々に小屋へ向かいます。

[attachment=1]DSC01267.jpg[/attachment]

  小屋の中には60代の御夫婦がいて水場を聞くと、ここには泊まらないし水場は知らないと、えらいことです。そこへ白人の若い男性と日本人女性の若いカップルが名頃の方から登ってきました。水場はたしか名頃登山道の途中にあったはずと思い二人に水場のことを聞くと女性は全く気付かなかったそうですが、白人男性の方はだいぶ下がったところで「水場60m」の標識を見たとのこと。疲れ果てていましたが水を確保しなければどうにもならないので60代の御夫婦が名頃へ下りる後について下って行きました。まだかまだかとかなり下りてきて先を行く男性が大きな声でここにありますよと大きな声で教えていただきホッとしました。登山道から外れて下りて行くと小さな沢に水場がありました。途中急なところをロープを頼りに下りなければならないので女性には難しいでしょう。2l汲んでなおかつ500ml二本分をがぶ飲みしてやっと一息つきました。のんびりはしていられません、これからかなりの距離を登り返さなければなりません。しかも入道雲が出てきて遠くで雷鳴がしています。いそいで登り返さなければなりません。

[attachment=0]DSC01298.jpg[/attachment]

  小屋に帰りつくと白髪小屋で会った三人組が到着していました。女性の一人が特に疲れているようで、しかも新しい靴で豆ができたらしくその手入れやら、清涼感をもたらすクリームを塗ってその臭いで一杯です。水場を聞かれたのでかなり下まで下りなければならいこと、急な場所があり女性では難しいところがあると説明しました。シャツからパンツまで濡れているのでシュラフに入る前に乾かそうと外へ出て風や陽射しにあたり2~30分して小屋へ戻ると三人組はおらず水を諦めて下山したようです。翌日の結果を見ると私もこのまま下山した方が良かったのです。

  今夜は山小屋で一人かと覚悟していてふと北側の窓から外を覗くと5~60m離れたところにオレンジ色のテントが張ってあり、中で人の影が夕陽で動くのが見えます。登山道の上のようであんなところへ設営してもいいのかなと思っていました。しばらくすると男性が一人水の容器を持って小屋へ入ってきて水場を聞きますので、教えてあげて登り返しがしんどいだろうなと同情しました。それからしばらくしてうとうとしていると男性と女性の二人組が小屋へ入ってきて、私に気づき、外が寒いので中で食事をしてもいいですかと効くので、断る理由もないのでどうぞと返事をしました。ところがすぐに始めることはなく、私の存在を気にして沈黙したままで時々ポツリポツリと気まずそうに話をします。どうやらさっきの水を汲みに行った男性が戻ってくるのを待っているようです。私も明日に備えて寝たいのだけれど、マットなしで板の上なのですぐ痛くなり寝返りをしたいのだけれど、余り寝返りを打つと静かな小屋の中ではこすれる音がよく響き、うるさがっていると思われても困るので寝返りもできない。こんな重苦しい状態がいつまでづくのかと思っていると、さっき水場を聞いた男性が戻ってきて早速夕食を始めましたが、バーナーの音が結構響くし食器の音、食物を出す時の袋の音、3人揃っての会話などがらんとした小屋の中では結構響いてなかなか寝付けません。それでもいつの間にか寝ついて彼らが出て行った時のことは記憶にありません。

  ふと目が覚めると夜中の1時過ぎ、風がゴーゴーとなっていて霧で星が見えません。明け方にはやむだろうと期待して寝るも、3時過ぎに又眼が覚めると同じ状態です。今日はだめかなと気分が滅入ります。4時半ごろには起きて朝食を済ませ出発の準備をします。外へ出て様子を見るも同じ状態でとても天狗塚へ行く気になれません。幸い車は天狗塚の登り口には置いてないので、このまま名頃へ下りてタクシーを呼び見の越へ帰ることにしました。5:21小屋を出発し名頃分岐へ来ると少し霧が晴れそうな感じがしたので少し未練が残り、ここで5分ほど様子を見ましたが変わりがなく、やはり下りることにします。
  だいぶ下りたところで水場の標識を再確認しましたが、昨日はあれだけ疲れていたのによくここまで汲みに来たものです。かなり下ってくると霧も晴れ、ダケモミの気持のいい尾根歩きです。見通しのいいところで白髪分岐が見えましたが、まだ霧がかかっています。決断はこれでよかったのです。踏み跡はしっかりついているし標識もしっかりしているので迷うことはありません。旧道の平尾谷登山口への道は通行止めで、ダケモミの丘の先まで尾根を下り、ここで左折して四つ小屋谷左岸尾根の新しい登山道を下ります。やがて林道出合につき、このすぐ下のカーブが広く、駐車場になっていました。この林道下りて行けば旧道の平尾谷登山口へ行けますが大回りでしょう。林道のカーブのひろばの先に尾根に沿う新しい道があります。この尾根沿いの道をおりて発電所が見える送電鉄塔のところまで下りてきました。大きな駐車場があります。ここで駐車場の中で手を振りながら近づいてくる若い女性がいました。全く心当たりがなかったのですが、なんとあの三人組の一人の女性だったのです。ここで車泊されたようです。

  駐車場でタクシー会社へ電話しても通じません。名頃のバス停まで行って電話しても通じないので、もしかしてとコミュニティバスの時間を調べると見の越行きは10時過ぎ。もはや自分の足を使うしかありません。ここから見の越まで10kmひたすら歩きます。大宮橋から2kmにある奥祖谷かずら橋の入り口にきました。ここで自販機でのどを潤していると茶店の女性が店開きの準備を始めて話しかけてきたので事情を話すとタクシー会社へ電話してくれました。タクシーは大歩危の方へお客さんを迎えに行っているのでこちらへいつ来られるか分らないとのこと。最後の蜘蛛の糸も切れました。

  諦めて見の越へ向けて歩いていると時たま車が通るので便乗させてくれる車でもいないかなと淡い期待を持ちましたが、そうは問屋がおろしません。甘い期待を捨てて歩くしかないのだと言い聞かせて歩いていると、途中で一台の車が停まって、剣山まで行くなら乗って行きませんかと親切に誘っていただきました。体は疲れているのでありがとうございますと御誘いに乗りたいのですが、口から出る言葉は、今日は天狗塚まで歩く予定だったのでトレーニングの為頑張って歩きますと心と逆のことを言うのです。相手の方はもう一度、乗って言ったらどうですかと誘ってくださったのですが意地を張ってお断りしてしまいました。あ~あ、過去にも他人の親切を素直に受けいれず意地を張って結局後悔したことが一杯あった人生だったなあ。馬鹿は死ぬまでなおらないか。

  大塚製薬つるぎ山荘を過ぎた先で、国道は左へ大きく曲がって登って行くカーブに、このカーブから右へ入る山道があり、入口の標識に駐車場まで10分とかいてあります。大きくショートカットできるとはありがたいので当然山道へ入ります。ゆっくり登って行くと駐車場の自分の車から10mくらいのところに登りつきました。
やれやれ、やっと車まで帰れました。後は安全運転をして無事に家へ帰るだけです。それにしても疲れました。

Re: 【四国】剣山~三嶺縦走(17.7,16~17)

Posted: 2017年7月23日(日) 19:31
by シュークリーム
Kandoさん、こんにちは。
剣山〜三嶺縦走お疲れさんでした。また、力作レポ、読ませていただきました。
私もこの縦走コース、今年の5月の連休に計画していたのですが、バタバタしていて結局実施せずじまいでした。


天狗塚の登山口の西山林道登山口に車を置き、タクシーで見の越へ送ってもらい、白髪小屋で泊って天狗塚から下りる予定です。
  土曜日の午後タクシー会社へ予約の電話をすると、営業は午前7時からとのこと、見の越に車をおいて縦走したらどうですか、下山時は夜遅くでも迎えに行くからとのこと。私のガラケーはソフトバンクで他社に比べ山での接続が極めて悪いのでつながるか不安ですがというと、天狗塚から半分も下りてくればソフトバンクでもつながりますよと言われ、そうすることに決めました。これが後で響くことになろうとは。


私の計画は逆コースで、剣岳登山口から三嶺登山口までは自転車でつなぐつもりでした。

 朝4時前に起きて食事を済ませ、ヘッデンがいらなくなる頃を見計らって4:48に出発。日頃日帰りで背負う負荷は6kg前後ですが今回はシュラフと二日分の食料を入れた10kgの負荷はさすがに堪えます。登山道の入り口は剣神社への道と一緒で、かなり急な階段でもう既にこの階段でずっしりときています。とにかくばてないようゆっくり歩を進めます。

日頃日帰り装備で歩いていて、たまに泊装備だと10キロでもこたえますよね。これは慣れの問題だと思います。

  天気は上々ですが水蒸気が多いようで遠くの山並みは霞んでいます。快適な尾根道を登って刀掛の松の前を通り雲海荘の横を通って頂上へつきました。 広い頂上は木道だらけでちょっと無粋です。南西の端に頂上があり、そこから次郎笈へ向かう階段が下へ続いています。すでに何人か空身で下りていっていますが往復する人で縦走する人は少ないようです。こんな暑い時期に縦走するようなもの好きは少ないでしょうね。

やはり、春か秋が良さそうですね。

  気持のいい尾根歩きが続きますが、そろそろ気温も上がり始め炎天下ではしんどくなりそうです。広い笹尾根の鞍部に来ると標識が立っていました。スーパー林道分岐です。この標識に三嶺まで13.4kmと書いてあって愕然としました。あわよくば三嶺までもと考えていましたが、とても無理、今日は白髪小屋まで行くのがやっとだろうと覚悟を決めました。丸石は南北に延びる広い笹の尾根で、ここから東を眺めると遮るもののない大展望で、剣山、次郎笈がよく見えます。

写真を見るだけでも素晴らしい稜線であることがわかります。一度歩いて見たいもんです。

今日はここに泊るつもりでしたがここで重大なことが解りました。若い女性二人と熟年男性一人の三人組が休憩の終わりかけで話を聞くと、水場を探しても見つからないので三嶺まで行くとのこと。水場はすぐ解って水の補給が楽にできるものと思っていたのに、私にはもうスポーツ飲料の粉末を溶かした飲料が500mlの7分目くらいしか残っておらず、もう真水はないのでアルファ米を食べられるようにできないのです。小屋も三嶺の方がはるかにきれいで歩行時間も2時間弱ですよと言われたので、ばてていて足も痙攣しそうですが行くしかありません。

水場を期待してきたのに水場が見つからないというのは大変ですね。
私も縦走を始めた頃は水場で苦労したことが何度かありました。


小屋の中には60代の御夫婦がいて水場を聞くと、ここには泊まらないし水場は知らないと、えらいことです。そこへ白人の若い男性と日本人女性の若いカップルが名頃の方から登ってきました。水場はたしか名頃登山道の途中にあったはずと思い二人に水場のことを聞くと女性は全く気付かなかったそうですが、白人男性の方はだいぶ下がったところで「水場60m」の標識を見たとのこと。疲れ果てていましたが水を確保しなければどうにもならないので60代の御夫婦が名頃へ下りる後について下って行きました。まだかまだかとかなり下りてきて先を行く男性が大きな声でここにありますよと大きな声で教えていただきホッとしました。登山道から外れて下りて行くと小さな沢に水場がありました。途中急なところをロープを頼りに下りなければならないので女性には難しいでしょう。2l汲んでなおかつ500ml二本分をがぶ飲みしてやっと一息つきました。のんびりはしていられません、これからかなりの距離を登り返さなければなりません。しかも入道雲が出てきて遠くで雷鳴がしています。いそいで登り返さなければなりません。

それはそれは大変だったですね。よくしのぎました。私だったらそのまま下山してしまうところです。


  小屋に帰りつくと白髪小屋で会った三人組が到着していました。女性の一人が特に疲れているようで、しかも新しい靴で豆ができたらしくその手入れやら、清涼感をもたらすクリームを塗ってその臭いで一杯です。水場を聞かれたのでかなり下まで下りなければならいこと、急な場所があり女性では難しいところがあると説明しました。シャツからパンツまで濡れているのでシュラフに入る前に乾かそうと外へ出て風や陽射しにあたり2~30分して小屋へ戻ると三人組はおらず水を諦めて下山したようです。翌日の結果を見ると私もこのまま下山した方が良かったのです。

それが正解でしょう。

  今夜は山小屋で一人かと覚悟していてふと北側の窓から外を覗くと5~60m離れたところにオレンジ色のテントが張ってあり、中で人の影が夕陽で動くのが見えます。登山道の上のようであんなところへ設営してもいいのかなと思っていました。しばらくすると男性が一人水の容器を持って小屋へ入ってきて水場を聞きますので、教えてあげて登り返しがしんどいだろうなと同情しました。それからしばらくしてうとうとしていると男性と女性の二人組が小屋へ入ってきて、私に気づき、外が寒いので中で食事をしてもいいですかと効くので、断る理由もないのでどうぞと返事をしました。ところがすぐに始めることはなく、私の存在を気にして沈黙したままで時々ポツリポツリと気まずそうに話をします。どうやらさっきの水を汲みに行った男性が戻ってくるのを待っているようです。

私も全く同じような経験があります。カップルの男性が水を汲みに行って、避難小屋で女性と二人だけになりました。お互いに居づらいですよね。

  ふと目が覚めると夜中の1時過ぎ、風がゴーゴーとなっていて霧で星が見えません。明け方にはやむだろうと期待して寝るも、3時過ぎに又眼が覚めると同じ状態です。今日はだめかなと気分が滅入ります。4時半ごろには起きて朝食を済ませ出発の準備をします。外へ出て様子を見るも同じ状態でとても天狗塚へ行く気になれません。幸い車は天狗塚の登り口には置いてないので、このまま名頃へ下りてタクシーを呼び見の越へ帰ることにしました。5:21小屋を出発し名頃分岐へ来ると少し霧が晴れそうな感じがしたので少し未練が残り、ここで5分ほど様子を見ましたが変わりがなく、やはり下りることにします。

まあ、それが正解でしょう。

  駐車場でタクシー会社へ電話しても通じません。名頃のバス停まで行って電話しても通じないので、もしかしてとコミュニティバスの時間を調べると見の越行きは10時過ぎ。もはや自分の足を使うしかありません。ここから見の越まで10kmひたすら歩きます。大宮橋から2kmにある奥祖谷かずら橋の入り口にきました。ここで自販機でのどを潤していると茶店の女性が店開きの準備を始めて話しかけてきたので事情を話すとタクシー会社へ電話してくれました。タクシーは大歩危の方へお客さんを迎えに行っているのでこちらへいつ来られるか分らないとのこと。最後の蜘蛛の糸も切れました。

それはそれは大変だったですね。

  大塚製薬つるぎ山荘を過ぎた先で、国道は左へ大きく曲がって登って行くカーブに、このカーブから右へ入る山道があり、入口の標識に駐車場まで10分とかいてあります。大きくショートカットできるとはありがたいので当然山道へ入ります。ゆっくり登って行くと駐車場の自分の車から10mくらいのところに登りつきました。
やれやれ、やっと車まで帰れました。後は安全運転をして無事に家へ帰るだけです。それにしても疲れました。


お疲れさんでした。私もそのうち行って見ます。

Re: 【四国】剣山~三嶺縦走(17.7,16~17)

Posted: 2017年7月24日(月) 08:15
by kando1945
シュークリームさん、おはようございます。

剣山〜三嶺縦走お疲れさんでした。また、力作レポ、読ませていただきました。

こんな暑い時期の暑苦しいレポにコメントしていただきありがとうございます。

私もこの縦走コース、今年の5月の連休に計画していたのですが、バタバタしていて結局実施せずじまいでした。

そうですね、こんな時期にするのは気違い沙汰(おっと不適切なことばです)ですね。

私の計画は逆コースで、剣岳登山口から三嶺登山口までは自転車でつなぐつもりでした。

それが最も効率的ですが、私は縦走は南北の場合は南から、東西の場合は東からしたいのです。
歩く方向は順光にした方が景色は綺麗ですので。逆の場合振り返れば順光ですがいちいち振り返っていると
チャンスを逃してしまいそうな気がするのです。電動アシスト自転車のパワーが十分であれば、名頃から
見の越へ自転車で行ければと思います。


日頃日帰り装備で歩いていて、たまに泊装備だと10キロでもこたえますよね。これは慣れの問題だと思います。

おっしゃる通りです。若い時に20、30kg担ぐ経験をしておけば年を食った後でも体は思いだすと思います。

やはり、春か秋が良さそうですね。

日の長さが問題になってきますので晩春、初秋がいいでしょうね。

写真を見るだけでも素晴らしい稜線であることがわかります。一度歩いて見たいもんです。

展望はもうしぶんありませんのでレポをお待ちしています。

水場を期待してきたのに水場が見つからないというのは大変ですね。私も縦走を始めた頃は水場で苦労したことが何度かありました。

そうなんです。展望のいい稜線が続くということは水場が少ないということですから。
食べられなくても水さえあれば何とかなりますからね。


私も全く同じような経験があります。カップルの男性が水を汲みに行って、避難小屋で女性と二人だけになりました。お互いに居づらいですよね。

人間は群れる動物ですが、同じ空間にいながら言葉を交わさない気づまりな状態というのは結構しんどいです。

まあ、それが正解でしょう。

三嶺から天狗塚~牛の瀬の稜線は剣山~三嶺以上かもしれません。実行される場合は是非ご検討ください。

それはそれは大変だったですね。

登山者相手の仕事なので早朝、深夜はやっているだろうと思っていましたが、よく考えるととここはもう観光地で登山者を相手にしなくても
観光客相手で十分収入になりますから、別に時間外の仕事をしなくてもいいようなのです。


お疲れさんでした。私もそのうち行って見ます。

シュークリームさんの洒脱な楽しいレポをお待ちしています。

Re: 【四国】剣山~三嶺縦走(17.7,16~17)

Posted: 2017年7月25日(火) 20:06
by 柳川洞吹
kando1945さん こんばんは

  【 天 候 】16日晴れ、 17日 霧
  剣山には2度登り、天狗塚~牛の背へも行ったことがあり、
  一度は剣山から天狗塚まで縦走をしてみたいと思っていたので
  実行することにしました。


ワシも実は昨日の7/24に剣山へ登ろうと計画していたのです。
四国の山は初めてなので、見ノ越から剣山・次郎笈・-ノ森の日帰り登山ですけど。
しかし、前日に天気予報が急に下り坂になってきたので出発を躊躇していたら、
家の用事ができてしまったので計画中止。
そんなときにこの投稿があったので、興味深く拝見しました。
ところで、上記の「牛の背」ってどこにあるんですか?

  天狗塚の登山口の西山林道登山口に車を置き、タクシーで見の越へ送ってもらい、
  白髪小屋で泊って天狗塚から下りる予定です。


これでタクシー代はどれくらいかかるんでしょう?

  高速を下りて貞光から見の越までの国道438号は、
  一部で2車線に拡幅工事をしているが狭くてすれ違えないところが多く、
  くねくねで長く、夜はヘッドライトで対向車が解りやすいけれど
  帰りの昼間は対向車が解りにくいので運転が大変だろうな思いが、
  そしてその通りでした。


道の狭いところが多いようですね。
ワシは狭い山道の運転は苦にならないというか、好きなほうなのでいいんですが、
苦手の人には大変でしょうね。
先日も国道438号~439号を、徳島市~神山町~見ノ越~東祖谷~京柱峠~早明浦ダムと
走りに行ってきましたが、楽しかったですよ。 :P

  朝4時前に起きて食事を済ませ、
  ヘッデンがいらなくなる頃を見計らって4:48に出発。
  日頃日帰りで背負う負荷は6kg前後ですが
  今回はシュラフと二日分の食料を入れた10kgの負荷はさすがに堪えます。


年々、荷物がしんどくなってきますね。
ワシも、昔は積雪期テン泊で25kg超を担いでたことがウソみたいです。
まあ、ワシの場合は、いつのまにかお腹に常時10kg抱えるようになってしまったことも
影響が大きいんですが。

  天気は上々ですが水蒸気が多いようで遠くの山並みは霞んでいます。
  南西の端に頂上があり、そこから次郎笈へ向かう階段が下へ続いています。
  すでに何人か空身で下りていっていますが往復する人で
  縦走する人は少ないようです。
  こんな暑い時期に縦走するようなもの好きは少ないでしょうね。


朝晩は涼しいのでしょうが、木陰がない稜線のようですし、
昼間にかんかん照りだと、暑くてたまらんでしょうね。

  次郎笈の肩から下りる途中で行く先を望むと遠くまで尾根が続いています。
  正面奥が多分三嶺で、まだまだはるか先です。
  まだ時間が早くて風も涼しいからいいようなものの、
  この先木陰のない笹の尾根を歩いて、気温が上がってきたら大変だろうな。
  もっと涼しい時期にした方がよかったかなあ。くじけそうになります。
  気持のいい尾根歩きが続きますが、
  そろそろ気温も上がり始め炎天下ではしんどくなりそうです。


ワシ、暑いのはイヤです。
汗っかきなので、顔からボタボタと水玉がしたたり落ち、
身体の汗は、服が絞れるほどボトボトになります。

  丸石避難小屋に来ました。~
  高ノ瀬につくと ~
  やがて樹林帯を抜けまた笹原の展望尾根を歩きますが、~
  つぎに広大な笹の尾根の南側の斜面をトラバースします。~
  やがてトラバース道が駄々広い笹原の尾根に上がると ~
  正面に三嶺がど~~んと正面に見えます。 ~
  次に白骨林が見えてきます。~
  また林を抜けて笹原に出ると、お~やっと白髪小屋が見えてきました。~


手持ちの1997年版のエアリアマップ「四国剣山とその周辺」を見ながら、
kandoさんの行程を目で追っていきます。

  今日はここに泊るつもりでしたがここで重大なことが解りました。
  水場を探しても見つからないので三嶺まで行くとのこと。
  ばてていて足も痙攣しそうですが行くしかありません。


これはえらいこっちゃ。 :o
エアリアマップにもちゃんと水場が書いてあるのに、みつからないんですか。
この点では、水の心配をしないですむ積雪期のほうが楽ですね。

  思い足を引きずりながら白髪分岐に登り三嶺方面を見ると、
  手前のはげ山、かやはげの他にもいくつか小ピークをアップダウンした後に
  三嶺への急登がはっきり見えます。
  こんなに疲れ果てているのにあそこを登るのかと思うと気が遠くなりそうです。
  あるところでは急登ってものじゃなく岩場のロッククライミングみたいななところがあり、
  段差が大きくて腿に負担をかけると痙攣しそうなので、
  鎖をしっかりつかんで腕力で体を引き揚げるしかありません。
  一つ急場を抜けるとまだまだ先があり、またまた急場をしのいで ~


もう、ほとんど修行ですね。
「頑張ってください」としか言いようが……

  やっとのことで三嶺頂上へ登りつきました。
  とにかく水の確保がしたいので早々に小屋へ向かいます。
  小屋の中には60代の御夫婦がいて水場を聞くと、
  ここには泊まらないし水場は知らないと、えらいことです。


またですか。

  疲れ果てていましたが水を確保しなければどうにもならないので
  登山道から外れて下りて行くと小さな沢に水場がありました。


いやー、よかったですね。

  のんびりはしていられません、これからかなりの距離を登り返さなければなりません。
  しかも入道雲が出てきて遠くで雷鳴がしています。
  いそいで登り返さなければなりません。


またまた、たいへんだ。

  小屋へ戻ると三人組はおらず水を諦めて下山したようです。

水を諦めて下山て?
そういう人たちもいるんですね。

  私も明日に備えて寝たいのだけれど、
  マットなしで板の上なのですぐ痛くなり寝返りをしたいのだけれど、
  余り寝返りを打つと静かな小屋の中ではこすれる音がよく響き、
  うるさがっていると思われても困るので寝返りもできない。
  こんな重苦しい状態がいつまでづくのかと思っていると、
  バーナーの音が結構響くし食器の音、食物を出す時の袋の音、
  3人揃っての会話などがらんとした小屋の中では結構響いてなかなか寝付けません。


避難小屋でこのような居心地悪い状況になるのはイヤですね。
自分ひとりだけなら天国なんですが。
kandoさん、マットは持たなかったんですね。
板の間でマットなしじゃ、寝づらかったでしょう。

  4時半ごろには起きて朝食を済ませ出発の準備をします。
  このまま名頃へ下りてタクシーを呼び見の越へ帰ることにしました。


計画短縮ですね。

  駐車場でタクシー会社へ電話しても通じません。
  名頃のバス停まで行って電話しても通じないので、


通じないって、圏外でつながらないということですか?
名頃はちょっと山奥すぎたようですね。
計画通りの天狗塚から下山なら、旧東祖谷村の中心地に近いので、
タクシー会社の言うように、ちゃんと繋がったんでしょうね。

  もしかしてとコミュニティバスの時間を調べると見の越行きは10時過ぎ。
  もはや自分の足を使うしかありません。
  ここから見の越まで10kmひたすら歩きます。


これまた、お疲れさま。
しかし、登り道ですがな。

  大宮橋から2kmにある奥祖谷かずら橋の入り口にきました。
  タクシーは大歩危の方へお客さんを迎えに行っているので
  こちらへいつ来られるか分らないとのこと。最後の蜘蛛の糸も切れました。


プッツン!

  諦めて見の越へ向けて歩いていると
  時たま車が通るので便乗させてくれる車でもいないかなと淡い期待を持ちましたが、
  そうは問屋がおろしません。


まず期待はできませんが……

  甘い期待を捨てて歩くしかないのだと言い聞かせて歩いていると、
  途中で一台の車が停まって、
  剣山まで行くなら乗って行きませんかと親切に誘っていただきました。


おお、これはラッキー!

  体は疲れているのでありがとうございますと御誘いに乗りたいのですが、
  口から出る言葉は、
  今日は天狗塚まで歩く予定だったのでトレーニングの為頑張って歩きますと
  心と逆のことを言うのです。
  相手の方はもう一度、乗って言ったらどうですかと誘ってくださったのですが
  意地を張ってお断りしてしまいました。


あれ、どうしたんですか?
相当あまのじゃくな精神状態のようですが。
ワシも、誘われて「ありがとうございます。せっかくですが歩きたいので。」と、
本心で断ったことが何度かありますが、
このときのkandoさんの本心は如何に。

  ゆっくり登って行くと駐車場の自分の車から10mくらいのところに登りつきました。
  やれやれ、やっと車まで帰れました。後は安全運転をして無事に家へ帰るだけです。
  それにしても疲れました。


文面からも「疲れ」がしたたり落ちてきますね。
ほんとにお疲れさまでした。
暑い中、長い道のりをよく歩かれましたね。
帰りはどこか温泉には寄られたんですか?

さっき、ワシが登る予定だった7/24の剣山周辺の気象レーダー記録を確認してみたら、
午前中は晴れ~曇りだったけど、午後2時以降は5ミリ~30ミリの強烈降雨になったようで、
蒸し暑そうだったし、まあ、取り止めて悔いなしってとこです。
改めて、そのうちに登りに行こうと思いますが、
今は暑すぎるので、夏が過ぎてちょっと涼しくなってからのほうがいいかなって思ってます。
kandoさんのような剣山~三嶺縦走も魅力的ですね。
国道を歩いて登りたくはないですけど。 :)

レポートありがとうございました。
よい山旅を!
              洞吹(どうすい)

Re: 【四国】剣山~三嶺縦走(17.7,16~17)

Posted: 2017年7月26日(水) 11:36
by kando1945
洞吹和尚様、おはようございます。コメントありがとうございます。

ところで、上記の「牛の背」ってどこにあるんですか?

天狗塚の西にある広大な笹原の広い尾根で、まさに牛の背中のような尾根です。
牛の背 2007.7.25の時の写真
牛の背 2007.7.25の時の写真
牛の背の地図
牛の背の地図
私は西山林道登山口から往復しましたが、牛の背のピークから北北西の尾根を亀尻峠の方へ下りてP1221の手前から林道へ下りつけるようです。
今回、できたらそこを下りて林道を登山口まで歩いて完全な周回にしたかったのですができませんでした。
登山口までは菅生のいやしの温泉郷からの林道が便利ですが、当時通行止めだったので久保から西周りで入ったので大回りでした。
  
西山林道登山口
西山林道登山口
これでタクシー代はどれくらいかかるんでしょう?

タクシー会社に値段を聞く前に断られました。昔、大峰奥駈道に参加する時、下北山スポーツ公園で車泊しそこからタクシーで国道425号を
十津川側の白谷池郷林道分岐まで送ってもらった時は16000~18000円だったように思います。

 
先日も国道438号~439号を、徳島市~神山町~見ノ越~東祖谷~京柱峠~早明浦ダムと走りに行ってきましたが、楽しかったですよ。

和尚様もなかなかすみにおけませんなあ~。 :mrgreen:
 
ワシも、昔は積雪期テン泊で25kg超を担いでたことがウソみたいです。まあ、ワシの場合は、
いつのまにかお腹に常時10kg抱えるようになってしまったことも影響が大きいんですが。

日々、10kgのザックを担いで生活していると想像するとぞっとしませんか。過去の経験、蓄積ががあれば短期間で容易に
回復できるはずですが修行が足りないのでは?
:mrgreen:
 
朝晩は涼しいのでしょうが、木陰がない稜線のようですし、昼間にかんかん照りだと、暑くてたまらんでしょうね。

ここは季節の選択が全てで木陰は期待することはできません。

ワシ、暑いのはイヤです。汗っかきなので、顔からボタボタと水玉がしたたり落ち、身体の汗は、服が絞れるほどボトボトになります。

この季節に修行することが大事なのです。私は今朝、7時過ぎから1時間半ほど5kg担いで五月山を歩いてきました。
午後は2時から4時まで炎天下でテニスをします。汗がかければ熱中症になりにくくなるのです。これも修行です。

 
手持ちの1997年版のエアリアマップ「四国剣山とその周辺」を見ながら、kandoさんの行程を目で追っていきます。
エアリアマップにもちゃんと水場が書いてあるのに、みつからないんですか。

高ノ瀬にもあるはずなのですがそんな気配のところはありませんし標識もありませんでした。
白髪小屋付近は地図を見ると小屋の南側にあるようで、3人組は北側を探したと言っていました。
南側を探せばよかったかもしれませんが標識もないし、踏み跡もはっきりしませんでした。


もう、ほとんど修行ですね。「頑張ってください」としか言いようが……

その通りです。日々が修行です。おっと釈迦に説法でしたね。

 いやー、よかったですね。

あの外人さんの標識があったという言葉を聞かなかったら行けたかどうか。あやふやだったらあそこまで下りられれたかどうか

水を諦めて下山て?そういう人たちもいるんですね。

あそこで水が手に入らなければ私も下りていたと思います。お亀岩小屋まで行けば小屋の傍に水場があるようですが
この日の晩御飯が食べられないのです。


避難小屋でこのような居心地悪い状況になるのはイヤですね。自分ひとりだけなら天国なんですが。

もっと早い段階で会って或る程度会話をした後ならいいのですが。小屋は結構広く私は一番奥でシュラフの中ですし
彼らは入り口近くの土間で食事をするつもりで、明かりはなくだいぶ暗くなっていて、わざわざ起きて行っても話は弾みそうもないしで
重苦しかったです。
:|

kandoさん、マットは持たなかったんですね。板の間でマットなしじゃ、寝づらかったでしょう。

マットの重さも削りたかったのです。

通じないって、圏外でつながらないということですか?名頃はちょっと山奥すぎたようですね。
計画通りの天狗塚から下山なら、旧東祖谷村の中心地に近いので、タクシー会社の言うように、ちゃんと繋がったんでしょうね。

私のは古い古いガラケーでスタッフと話していたら最新のスマホならつながったんじゃないですかと言われてしまいました。

あれ、どうしたんですか?相当あまのじゃくな精神状態のようですが。ワシも、誘われて「ありがとうございます。せっかくですが歩きたいので。」と、
本心で断ったことが何度かありますが、このときのkandoさんの本心は如何に。

肉体は御厚意に甘えたいというのですが、口が反対のことを言うのです。無意識の声が肉体の声ですのでこちらが本心ですが
意識は反対のことを言ってしまいました。意識過剰のようです。
:mrgreen:
 
文面からも「疲れ」がしたたり落ちてきますね。ほんとにお疲れさまでした。

解っていただけてうれしいです。

kandoさんのような剣山~三嶺縦走も魅力的ですね。

是非、天狗塚~牛の背を入れた計画にしてください。そしていいレポを楽しみにしています。 :lol: