【湖西】三重嶽・武奈ヶ嶽・大満足の山旅、グーも強くなったもんだ!
Posted: 2017年3月30日(木) 06:16
先週の美濃俣丸スノー衆でのグーの快調な歩きを受けて
ナズナさんは三重嶽から武奈ヶ嶽への大周回を企画してくれた。
【 日 付 】 平成29年3月25日(土)
【 山 域 】 湖西
【 天 候 】 ほぼ晴れ ほぼ無風
【 ルート】 石田川ダム6:50---11:25三重嶽(ランチ)12:35---15:30武奈ヶ嶽15:55---17:50角川(置き車)
【メンバー】 ナズナさん グー
角川の大きな除雪車の横にナズナさんの車を置き石田川ダムに向かう。
ダムから取りつき地点までスノー衆では2時間近くかかっていたが、雪も少なくなり50分で歩いた。
尾根末端の斜面に取りつく。かなりの急斜面だ。雪はすっかり融けきっていて無い。
踏み跡を辿っているつもりだけど・・・靴のエッジを山肌に食い込ませて登る。
3mmの荷造りロープが残置されているが命を預けるわけにはいかない。
ナズナさんのザックの中にはいつものようにグーの食材がずっしりと重い。
ナ「ピッケルじゃないから支点にならない。グーさん、ロープを出してください」
傾斜が緩むと途端にナズナさんの登りは早い。スタスタスタスタ・・・・
一方グーの足は重い。美濃俣丸の時とは大違い。よいしょヨイショ・・・・
スノー衆の時は当日必ず使うものしかザックに入れず軽かったが今回はちと重い。
足が上がらずナズナさんにどんどん置いていかれる。
マンサク・タムシバの花芽・シャクナゲの花芽にナズナさんの足が止まる時が
グーにとっては貴重な休憩時間となる。
展望もなく花もないとナズナさんはズンズンと登っていって引き離される。
モタモタもたもた・・・サクサクと登れないグーの足が恨めしい。
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950mの台地に出る手前の斜面はブナ林がみごとだ。山日和さんが見せたかった場面かな?
スノー衆のコースタイムよりだいぶ遅れてやっとこさで頂上台地に着いた。
望外の上天気。すこぶるいい大展望。琵琶湖が大きく見えている。
「いい山ですねぇ~」
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ほとんど無風だが、時折冷たい風が吹いてくる。今日の山旅は長丁場。
ツエルトを張る時間を節約するため雪庇の下にランチ場を設営する。
目の前には、真っ白に化粧された谷の向こうに琵琶湖が広がっている。
今日のランチはすぐに食べられるように調理済み。温めるだけ。
「美味しい~」
ランチを終え出発する。
北に見える無木立の雪原が魅力的だが寄っている時間はない。
今日は進路が良く見えているが、ガスに包まれたら迷いそうな山だ。
山頂で会った人のトレースがスノー衆が直進した尾根を直進している。
ナ「まっすぐにこの尾根を下ったのかしら?」
グ「きっとUターンしてトラバースしてきますよ」
グーの予想通りにトレースが戻ってきていた。
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かなり急傾斜の下りがある。逆コースでは歩きたくないな。
右隣に見える三十三間山の長い稜線が魅力的だ。
グ「歩いてみたい」
ナ「来年の2月に予定しましょうか」
気持ちのいい展望を楽しみながらの歩きにグーの足も調子が良くなってきた。
ナ「三重嶽までの登りと違って、グーさんの足も速くなってきましたね」
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先行者は、スノー衆が下山したルートへ左折していった。
しかし、ここから武奈ヶ嶽までが絵になる風光明媚な稜線だった。
グ「スノー衆のメンバーはここを見ていないんだよね。グーはスノー衆を越えたぞ~」
ナ「そんなことを言ってはいけません。自慢するなかれって、グーさん、どこかで書いていませんでした
か?」
武奈ヶ嶽にも南からピストンの単独ツボ足の跡が残っていた。
山頂から右下に少し下がって、美しい曲線を描く雪庇を見ながら休憩。
ナ「あんまりゆっくりもしていられませんよ」
ツボ足のトレースを辿って下山にかかる。
トレースは△740赤岩山には向かわず、真っすぐに尾根を下りて行ってる。
赤岩山に4時25分。ナズナさんは赤岩山からダムへ下りたいようだが、
長丁場を歩いてきたグーは急斜面での踏ん張りがきかないと危険だ。
グ「日没も6時を過ぎたから、傾斜の緩やかな一般道で下りたい」
Co560で雪が切れだしたのでスノーシューを脱いだが
Co480の平坦地歩きはひざ上踏み抜きの連続でマイッタ。
最後のお寺への着地はルートを外してしまったが、闇下の前に置き車まで戻った。
グーの足もナズナさんに鍛えられて強くなったもんだ!
グー(伊勢山上住人)