【比良】静寂の雪原を行く 森山岳
Posted: 2017年2月28日(火) 20:33
【日 付】2017年2月26日(日)
【山 域】比良山地 蓬莱山周辺
【天 候】晴れ
【コース】坊村6:45---8:15 P686m---9:20白滝山---9:55長池---10:55森山岳12:00---12:40長池西端---14:05中村橋---14:25坊村
延々6時間に及んだマンションの理事会が終わり、夜の12時前に坊村の駐車場に着くと、ヘッデンを点けた単独者が出発して行った。
どこの山頂で朝を迎えるのか、はたまた夜行性なのか分からないが、気合が入っている。
[attachment=7]P2260009_1_1.JPG[/attachment]
朝の6時になると次々に車が到着した。さすが人気ナンバーワンの武奈ヶ岳の登山口だけある。
こちらは西南稜の取付きに背を向けて明王谷の林道を進み、スノーシューを履いて二つ目のヘアピンから右手の尾根に取り付いた。
林道のショートカットにも最適だし、白滝山へはこの尾根が最短のルートでもある。但し音羽池までほぼ植林でまったく面白みがない
のが欠点である。雪は締まっており、ヒールリフターを上げて快適な階段歩行が可能だ。
[attachment=6]P2260054_1_1.JPG[/attachment]
ひたすら高度を稼いで音羽池の裏側に出れば、やっと自然林が始まった。
音羽池とは言ってもこの時期はただの雪原だ。無雪期には実に風情のあるいいところなのだが。
尾根を真っすぐ上がれば白滝山にダイレクトで到着。雑木林の中の静かな山頂だ。まあまあ予定通りのペースではあるが、今日は時間
の縛りがある。ここから目的地の森山岳(1180m標高点)までの標高差は50mしかない。その行程には細かいアップダウンがあるが、大
したことはないと判断していた。
[attachment=5]P2260062_1_1.JPG[/attachment]
音羽池から少し登って下ればこれも池とはわからないスギヤ池。さらにアップダウンすると最大の長池だ。ここも名前の通り、細長
い雪原が広がるのみである。
地形図で見ると音羽池から森山岳へ至る尾根は実に複雑である。右から左から、尾根や浅い谷、平坦な雪原が入り組んで、どれが進
むべき方向か判断が難しい。進む方向が頻繁に変わるので、正面に蓬莱山が見えるはずなのにと思っていたら比良岳の方向だったりす
る。
地形のうねりは実に魅力的だが惜しむらくは林相がやや貧弱なことか。ブナは少なく雑木林主体だ。その密度がやや濃いので雑然とし
た印象なのが残念である。そうは言っても十分及第点を付けられることは間違いない。
[attachment=4]P2260074_1_1.JPG[/attachment]
ノートレースの雪尾根歩きを楽しんでいたら突然ワカンのトレースが現われた。どこから来たのだろう。このトレースも森山岳に向
かっていた。なるべく違うところを歩いて同じ目的地を目指す。この尾根はルート選択の自由度が実に広い。
なんとか想定のタイムリミットぎりぎりで森山岳に到着。蓬莱山と打見山は目の前だ。
武奈ヶ岳と並ぶ比良山地の盟主、蓬莱山はひと下りして登り返せばすぐなのだが今日は時間が無い。それに誰にも会わないこの静かな
山歩きからスキー場の喧騒の世界へ飛び出すのはあまりにも面白くない。蓬莱山まで足を延ばすのは無雪期だな。
この尾根の東側斜面には送電線の巡視路があり、比良の原風景とも言える佇まいの谷間の台地と樹林が広がっているらしい。新緑の頃
に再び訪れてみよう。
[attachment=3]パノラマ2_3_1.jpg[/attachment]
比良スキー場からの音が少々耳障りだが、武奈ヶ岳を正面に望む雪面に腰を降ろした。打見山の左には琵琶湖が霞んでいる。比良岳
あたりのこんもりとしたブナ林が魅力的だ。
時間がないのなら昼メシを早く切り上げれば良さそうなものだがそうはいかない。これがなければしんどい思いをして登って来た意味
がないのだ。先週のスノー衆で飲めなかったビールが2週間分、五臓六腑に沁みわたった。
[attachment=2]P2260114_1_1.JPG[/attachment]
帰路はなるべく登り返しが無いようルートを取る。目の前の尾根を登らなくてもどちからか回り込めば済むところが多いのだ。
右か左か、こういう場所で頭を使うのも楽しい。
長池からは往路の対岸から安曇川に落ちるニシヤ谷左岸尾根を使った。この尾根は送電線が走っており、その下はきれいに伐採され
ているのでまるでスキー場のようだ。国道の中村橋へダイレクトで、国道を坊村まで歩くのを考慮しても仕事は早いという読みである。
スキー場を歩くようなものだから面白みに欠けるので、今シーズン初の尻セードをやってみよう。
シートを敷いて滑り出すと強烈なスピードが出てコントロールが難しい。雪面に杭が出ているのに気付いて横転して回避するというシ
ーンもあった。
[attachment=1]P2260142_1_1.JPG[/attachment]
散々滑って樹林帯に入ったところでGPSをチェックしようとポーチを探ると、無い。ポーチの口を開けたままにしてしまっていた。
あちゃー。空身で100mほど登り返して探したが、結局見つけることができなかった。
以前のGPS専用機の時はザックにストラップでバックアップを取っていたのだが、古いスマホをGPSとして使うようになってからはスト
ラップを付けていなかったのが悲劇の原因である。そのうち付けようと思っていながらサボっていた自分が悪い。思い立ったが吉日な
のだ。
[attachment=0]P2260149_1_1.JPG[/attachment]
尾根の下部は植林帯の急斜面。最初はツボ足になって歩いていたが、雪はズボズボで股まで潜るようになってきた。
たまらずスノーシューを再装着するが、雪の下が空洞になっているところがあり、勢い余って前方一回転一回ひねりで顔面から着地
(着雪?)してしまった。
ヘロヘロになって国道にソフトランディング。坊村までの国道歩きが長く感じられた。
今日は夕方から吹田スタジアムでガンバの開幕戦だが、風呂は試合終了までお預けだ。
山日和
【山 域】比良山地 蓬莱山周辺
【天 候】晴れ
【コース】坊村6:45---8:15 P686m---9:20白滝山---9:55長池---10:55森山岳12:00---12:40長池西端---14:05中村橋---14:25坊村
延々6時間に及んだマンションの理事会が終わり、夜の12時前に坊村の駐車場に着くと、ヘッデンを点けた単独者が出発して行った。
どこの山頂で朝を迎えるのか、はたまた夜行性なのか分からないが、気合が入っている。
[attachment=7]P2260009_1_1.JPG[/attachment]
朝の6時になると次々に車が到着した。さすが人気ナンバーワンの武奈ヶ岳の登山口だけある。
こちらは西南稜の取付きに背を向けて明王谷の林道を進み、スノーシューを履いて二つ目のヘアピンから右手の尾根に取り付いた。
林道のショートカットにも最適だし、白滝山へはこの尾根が最短のルートでもある。但し音羽池までほぼ植林でまったく面白みがない
のが欠点である。雪は締まっており、ヒールリフターを上げて快適な階段歩行が可能だ。
[attachment=6]P2260054_1_1.JPG[/attachment]
ひたすら高度を稼いで音羽池の裏側に出れば、やっと自然林が始まった。
音羽池とは言ってもこの時期はただの雪原だ。無雪期には実に風情のあるいいところなのだが。
尾根を真っすぐ上がれば白滝山にダイレクトで到着。雑木林の中の静かな山頂だ。まあまあ予定通りのペースではあるが、今日は時間
の縛りがある。ここから目的地の森山岳(1180m標高点)までの標高差は50mしかない。その行程には細かいアップダウンがあるが、大
したことはないと判断していた。
[attachment=5]P2260062_1_1.JPG[/attachment]
音羽池から少し登って下ればこれも池とはわからないスギヤ池。さらにアップダウンすると最大の長池だ。ここも名前の通り、細長
い雪原が広がるのみである。
地形図で見ると音羽池から森山岳へ至る尾根は実に複雑である。右から左から、尾根や浅い谷、平坦な雪原が入り組んで、どれが進
むべき方向か判断が難しい。進む方向が頻繁に変わるので、正面に蓬莱山が見えるはずなのにと思っていたら比良岳の方向だったりす
る。
地形のうねりは実に魅力的だが惜しむらくは林相がやや貧弱なことか。ブナは少なく雑木林主体だ。その密度がやや濃いので雑然とし
た印象なのが残念である。そうは言っても十分及第点を付けられることは間違いない。
[attachment=4]P2260074_1_1.JPG[/attachment]
ノートレースの雪尾根歩きを楽しんでいたら突然ワカンのトレースが現われた。どこから来たのだろう。このトレースも森山岳に向
かっていた。なるべく違うところを歩いて同じ目的地を目指す。この尾根はルート選択の自由度が実に広い。
なんとか想定のタイムリミットぎりぎりで森山岳に到着。蓬莱山と打見山は目の前だ。
武奈ヶ岳と並ぶ比良山地の盟主、蓬莱山はひと下りして登り返せばすぐなのだが今日は時間が無い。それに誰にも会わないこの静かな
山歩きからスキー場の喧騒の世界へ飛び出すのはあまりにも面白くない。蓬莱山まで足を延ばすのは無雪期だな。
この尾根の東側斜面には送電線の巡視路があり、比良の原風景とも言える佇まいの谷間の台地と樹林が広がっているらしい。新緑の頃
に再び訪れてみよう。
[attachment=3]パノラマ2_3_1.jpg[/attachment]
比良スキー場からの音が少々耳障りだが、武奈ヶ岳を正面に望む雪面に腰を降ろした。打見山の左には琵琶湖が霞んでいる。比良岳
あたりのこんもりとしたブナ林が魅力的だ。
時間がないのなら昼メシを早く切り上げれば良さそうなものだがそうはいかない。これがなければしんどい思いをして登って来た意味
がないのだ。先週のスノー衆で飲めなかったビールが2週間分、五臓六腑に沁みわたった。
[attachment=2]P2260114_1_1.JPG[/attachment]
帰路はなるべく登り返しが無いようルートを取る。目の前の尾根を登らなくてもどちからか回り込めば済むところが多いのだ。
右か左か、こういう場所で頭を使うのも楽しい。
長池からは往路の対岸から安曇川に落ちるニシヤ谷左岸尾根を使った。この尾根は送電線が走っており、その下はきれいに伐採され
ているのでまるでスキー場のようだ。国道の中村橋へダイレクトで、国道を坊村まで歩くのを考慮しても仕事は早いという読みである。
スキー場を歩くようなものだから面白みに欠けるので、今シーズン初の尻セードをやってみよう。
シートを敷いて滑り出すと強烈なスピードが出てコントロールが難しい。雪面に杭が出ているのに気付いて横転して回避するというシ
ーンもあった。
[attachment=1]P2260142_1_1.JPG[/attachment]
散々滑って樹林帯に入ったところでGPSをチェックしようとポーチを探ると、無い。ポーチの口を開けたままにしてしまっていた。
あちゃー。空身で100mほど登り返して探したが、結局見つけることができなかった。
以前のGPS専用機の時はザックにストラップでバックアップを取っていたのだが、古いスマホをGPSとして使うようになってからはスト
ラップを付けていなかったのが悲劇の原因である。そのうち付けようと思っていながらサボっていた自分が悪い。思い立ったが吉日な
のだ。
[attachment=0]P2260149_1_1.JPG[/attachment]
尾根の下部は植林帯の急斜面。最初はツボ足になって歩いていたが、雪はズボズボで股まで潜るようになってきた。
たまらずスノーシューを再装着するが、雪の下が空洞になっているところがあり、勢い余って前方一回転一回ひねりで顔面から着地
(着雪?)してしまった。
ヘロヘロになって国道にソフトランディング。坊村までの国道歩きが長く感じられた。
今日は夕方から吹田スタジアムでガンバの開幕戦だが、風呂は試合終了までお預けだ。
山日和
延々6時間に及んだマンションの理事会が終わり、