【鈴鹿山脈】 青土(おおづち)ダムから西山周回でスノーシュー三昧

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落第忍者
記事: 1229
登録日時: 2011年2月20日(日) 15:31
お住まい: 三重県伊賀市
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【鈴鹿山脈】 青土(おおづち)ダムから西山周回でスノーシュー三昧

投稿記事 by 落第忍者 »

紅葉の時期も良かったけど、20年ぶりと言われる大雪は西山を素敵な山に変身させていた。

【日付】   2017年1月29日(日)
【山域】   鈴鹿・西山界隈
【メンバー】 単独
【天候】   晴れ
【ルート】  青土ダム駐車場 7:05 - P618 8:25 - P684 9:25 - 西山(三角点P721.8) 10:25 - 林道着地 11:10 - 駐車場 13:00

昨日のスノー衆の疲れも若干残っていて、今日は軽めの山として選んだのだが・・・
アクセスが容易で、アスファルト舗装と駐車枠があって、その上トイレがあれば言うことなし。
そんな条件を満たしてくれるのが青土ダムだった。

既に道路の雪は完全に除かれているのに、朝から融雪剤を撒いているようですれ違いざまに凄い音。
まあ20年選手のステップワゴンだから全く気にならないけど。
駐車場には1台も停まっていなくて広々と使っても良さそう。
少し離れたトイレに行くのに、残っている足型が凍っていて厄介。
かと言って外すと沈むけど、そのためだけにスノーシューは履けないし。

県道を少し戻って尾根に取り付くと、雪が繋がっているのでスノーシューを履く。
植林なので作業道はあるようで、時々ジグザグ道が認識できる。
尾根芯を辿れば外してしまうので、出来るだけ道に忠実に登って行く。
基本的には植林中心だけど、一部に自然林もあって、そんな場所の雪は汚れていなくて綺麗。
枯れた杉の葉が落ちているだけで台無しになるのは仕方ないところだろうか。

採石場の上部まで来ると、眼下に青土ダムが見えている。
駐車場に停めた自車も確認。
日曜日でも操業しているみたいで、かなりの騒音。
ダンプカーの出入りも頻繁で、どの辺りまで山は削られてしまうのだろうか。
駐車場にポツンと1台。
駐車場にポツンと1台。
灌木の上にもかなりの雪が乗っていて、そこしか歩けない場合は注意が必要。
下手に踏み抜くと脱出が困難だからだ。
体重とザックをプラスすると結構な重量になると思うけど、出来るだけ慎重に足を置くしかない。
背の低い木はスッポリと覆われて。
背の低い木はスッポリと覆われて。
P684から一旦100メートルくらい降りての登り返しがきつい。
雪が無ければ何でもないかもしれないけれど、深い雪を一人で登って行くのはやっぱりしんどくて。
下山予定の分岐を過ぎるとバッチリの展望が嬉しいのに、歩みはのろいままだ。
山頂に着いてから存分に写真を撮ればいいのだけど、休憩代わりに何回もシャッターを押してしまう。

西山からの展望で一番素晴らしいのは至近距離にある綿向山だろうか。
左手には竜王山から高圧鉄塔、手前には熊野集落から水無山、その奥に文三ハゲから綿向山と全部見えるのだから。
ひと際白い雨乞岳、鈴鹿の盟主の御在所山、鎌ヶ岳から続く鎌尾根も一望だ。
サクラグチから能登ヶ峰、政子や奥草山も見えているのだろう。
山頂の雪原と、奥側左手から竜王山、水無山、綿向山、雨乞岳。
山頂の雪原と、奥側左手から竜王山、水無山、綿向山、雨乞岳。
下山に使った破線道は高圧鉄塔の巡視路のようで、細かい九十九折を繰り返して降りて行く。
上から見下ろした時には、この降りは厳しいなあと思ったのは杞憂に終わってしまう。
あっという間に林道に降りてしまうけど、登りに使うのはかなり厳しそう。

林道に降り立てば後は楽勝と思っていたのは大きな間違いだった。
県道歩きを含めて距離は長いけど、普通に歩けると思い込んでしまっていたので。
全く除雪されていない林道の深雪に苦しめられる。
最初はほぼ平坦で、これがまた疲れる。
少しでも降り勾配になると、山道と同じでかなり楽になるんだけど。
林道で遭難する訳にもいかないので、頑張って歩くしかなかった。

防獣扉を開けて通過しても未だ除雪はされておらず。
個人的に除雪していた男性がいたので少し話をしてみると、20年ぶりの大雪でお手上げ状態だとか。
公の手で除雪してくれるのはメイン道路だけで、あぶれたところで必要があれば自分でするしかないらしい。
雪を求めて遊びに来てしまって済みません、と言ってお別れする。
暫く降りるともうスノーシューは担ぐしかない。
ここからでも駐車場はかなり遠いけど、先ほどの林道歩きと比べるとどれだけ楽なことか。
車も偶にしか通らない県道だから、大きく反対車線に出て避けてくれるので、恐怖を感じることもない。

想像以上に疲れてしまったのは失敗だったけど、西山の新たな魅力に触れることが出来たのは大きな収穫だったと思う。
山中では誰にも会うことなく、静かな環境で大展望を独り占め出来たのだから。


https://goo.gl/photos/DD6oqHyGsU3cMaVs9
落第忍者
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿山脈】 青土(おおづち)ダムから西山周回でスノーシュー三昧

投稿記事 by シュークリーム »

落忍さん、おはようございます。昨日も天気が良かったので、落忍さんも山を歩いているかもと思っていたんですが、やっぱりそうでしたね。昨日は早春の山みたいで気持ちのいい山日和でした。

西山というのがどこなのか知らなくて、落忍さんのルート図を見てようやくわかりました。今年はこんな低山でもスノーシューが楽しめて、いい年です。

いつも山歩きをしたその日のうちにレポ上げされていてすごいですね。私も昨日は比較的早くに帰宅したんですが、後片付けをしたり、テレビを見たりして結局レポは書けませんでした。
また、毎土日の山歩きもすごいです。落忍さんらしいですね。あまりレスできていませんが、いつもレポは楽しく読ませてもらっています。
                         @シュークリーム@
落第忍者
記事: 1229
登録日時: 2011年2月20日(日) 15:31
お住まい: 三重県伊賀市
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Re: 【鈴鹿山脈】 青土(おおづち)ダムから西山周回でスノーシュー三昧

投稿記事 by 落第忍者 »

シュークリームさん、おはようございます。

土曜日の時点では、日曜日の天気は崩れるだろうと思っていましたが、少し後ろにずれてくれたみたいで良かったですね。
帰宅した頃からややこしくなってきましたので、早目に終われてホッとしました。
春山の雪の感じでやたらと重くて、一人で何を頑張っているんだろう?って感じでした。
その上、林道の深雪に虐められましたので尚更でした。

鈴鹿山脈の大展望や、野洲川ダムと青土ダムを見下ろせる素晴らしい山だと思います。
植林や林道に蹂躙された不遇の山と思われがちですが、紅葉の時も今回の雪景色も最高に良かったです。
完璧に貸し切り状態だったのも大きいですね。
隣の綿向山は多分凄い人出だったでしょうから。
麓の土山町鮎河の皆さんは生活にも支障が出て大変だと思いますけどね。

私はその日の内にレポを書かないと、拙ブログに写真をアップして、それで終わってしまいそうですから・・・
特に土曜日のレポは、日曜日に行く人の参考になるかもしれませんし。
まあ、この辺りの事情は夫々に違いますし、何よりも山行の疲れの方が大きくて、そんな気も起こらないことでしょう。
私の短時間行動レポでは役に立たないことも多いでしょうけど、こんな変わった山やもいるんだと読んで貰えればいいなと思っています。
落第忍者
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