【鈴鹿】今シーズンのスノーシュー始めは竜ヶ岳
Posted: 2017年1月25日(水) 21:34
【日 付】2017年1月22日(日)
【山 域】鈴鹿 竜ヶ岳
【天 候】曇りのち雪のち雨
【コース】宇賀渓9:20---10:00金山尾根取付---11:55クラ---12:20竜ヶ岳---12:40クラ14:00---15:40宇賀渓
本当はイブネを目指そうと甲津畑集落を抜けて林道を奥に向かった。予定通りグリーンランドまで除雪されていたものの、車を止
める余地がない。2台ほど、雪を強引にかき分けてスペースを作って止っている車があったが、雪かきグッズを持っていないのであっ
さり退散。(その内の1台がkando1945さんのものだと後で知った)
奥永源寺の道の駅まで走って善後策を考えた。竜ヶ岳でも登るか。
石榑トンネルができた現在では、ここから登山口の宇賀渓まで15分もあれば行くことができる。
[attachment=5]P1220053_1.JPG[/attachment]
着いてみると宇賀渓の駐車場は満車状態。辛うじて残っていた1台分のスペースに運良く潜り込むことができた。冬は駐車場の管理
人もいないのか、無料サービスである。
林道に入る橋から雪が積もっている。遠足尾根の登り口を過ぎて谷沿いの道へ入ると雪は一段と深くなったが、トレースが完璧に付
けられているので楽チンだ。
ナナツヤマの尾根を上がるつもりだったが、金山尾根のトレースに誘い込まれてしまった。
このあたりは日差しが出て汗ばむくらいだが、三池岳の山頂方面は雲に覆われている。
[attachment=4]P1220085_1.JPG[/attachment]
トレースを見るとみんなあたり前のようにアイゼンを履いているようだが、この雪質では不要だろう。
雪山=アイゼンと刷り込まれているのだろうか。
風が出てきたのでアウターを着込む。登るに従って雪の量も増えてきた。
800mを超えたところの急坂でスノーシューの登山者が下りてきた。いかにも歩きにくそうだ。こんなにトレースがしっかり付いてい
るところで脱げばいいのにと思う。それにスノーシューだとツボ足トレースを崩してしまうので迷惑でもあるのだ。
スノーシューの醍醐味はノートレースの下りで雪を蹴散らして歩くところにあるのに。どうも硬直した思考の登山者が多いようである。
[attachment=3]P1220080_1.JPG[/attachment]
樹林帯を抜けてササ原地帯へ出ると一段と風が強くなった。ここで背中の重しになっていたスノーシューを装着。履くまでもないの
だが、自由に歩けるようになれば担いでいる必要もない。
雪はそこそこ締まっているように見えたが、トレースを外してササが頭を出している場所を歩いてみると結構潜る。完全にササが埋も
れた場所との差が大きいようだ。
[attachment=2]P1220098_1_1.JPG[/attachment]
目指す竜の山頂は辛うじて見えている程度。強風・展望なしの竜にはさして用もないのだが、トレーニングと割り切って山頂まで行
こう。期待はしていなかったが白い羊もまったく無く、黒羊さんからお手紙着いた状態だ。
山頂に向かって歩いていると、駐車場の車の台数通り結構な人に会う。みんな風の弱そうなところを探して休憩している。
左手の蛇谷源頭部の広大な緩斜面が実に魅力的だ。これが晴天の下で、霧氷が満開で、風が無くて、人がいなければと無い物ねだりの
虫が頭をもたげる。
[attachment=0]P1220092_1.JPG[/attachment]
竜の山頂は強風が吹き抜ける上に雪つぶてが飛んできて、風上を向いていられない。30秒の滞在ですぐにランチ場を求めて引き返し
た。
クラのあたりでウロウロと探し回ってなんとか許容範囲の風の場所に落ち着いた。今日はたまには熱燗もいいだろうと日本酒を持って
きたのだが、結局ビールに落ち着いてしまった。
シロヤシオばかりが注目されて見過ごされがちだが、クラの近辺、特に銚子谷側の斜面にはいいブナ林が広がっている。
山頂に背を向けてブナ林を眺めながらメシを食うのもオツなものである。
コーヒーを飲んでいると雪が降り始めた。そろそろ退散するか。
[attachment=1]P1220119_1.JPG[/attachment]
下山は今やメインルートとなった遠足尾根。ホタガ谷がメインだった頃は冬のトレースも少なかったが、今日はガチガチのトレース
ができている。最後の植林帯の下りはチェーンスパイクを履けば楽だったが、出すのも面倒くさく、そのまま走るように下りてしまった。
駐車場へ戻る頃に降り始めたアラレはやがて雨に変わった。
結局人のトレースを辿るだけの軟弱な一日になってしまったが、たまにはこういう日もいいだろう。
山日和
【山 域】鈴鹿 竜ヶ岳
【天 候】曇りのち雪のち雨
【コース】宇賀渓9:20---10:00金山尾根取付---11:55クラ---12:20竜ヶ岳---12:40クラ14:00---15:40宇賀渓
本当はイブネを目指そうと甲津畑集落を抜けて林道を奥に向かった。予定通りグリーンランドまで除雪されていたものの、車を止
める余地がない。2台ほど、雪を強引にかき分けてスペースを作って止っている車があったが、雪かきグッズを持っていないのであっ
さり退散。(その内の1台がkando1945さんのものだと後で知った)
奥永源寺の道の駅まで走って善後策を考えた。竜ヶ岳でも登るか。
石榑トンネルができた現在では、ここから登山口の宇賀渓まで15分もあれば行くことができる。
[attachment=5]P1220053_1.JPG[/attachment]
着いてみると宇賀渓の駐車場は満車状態。辛うじて残っていた1台分のスペースに運良く潜り込むことができた。冬は駐車場の管理
人もいないのか、無料サービスである。
林道に入る橋から雪が積もっている。遠足尾根の登り口を過ぎて谷沿いの道へ入ると雪は一段と深くなったが、トレースが完璧に付
けられているので楽チンだ。
ナナツヤマの尾根を上がるつもりだったが、金山尾根のトレースに誘い込まれてしまった。
このあたりは日差しが出て汗ばむくらいだが、三池岳の山頂方面は雲に覆われている。
[attachment=4]P1220085_1.JPG[/attachment]
トレースを見るとみんなあたり前のようにアイゼンを履いているようだが、この雪質では不要だろう。
雪山=アイゼンと刷り込まれているのだろうか。
風が出てきたのでアウターを着込む。登るに従って雪の量も増えてきた。
800mを超えたところの急坂でスノーシューの登山者が下りてきた。いかにも歩きにくそうだ。こんなにトレースがしっかり付いてい
るところで脱げばいいのにと思う。それにスノーシューだとツボ足トレースを崩してしまうので迷惑でもあるのだ。
スノーシューの醍醐味はノートレースの下りで雪を蹴散らして歩くところにあるのに。どうも硬直した思考の登山者が多いようである。
[attachment=3]P1220080_1.JPG[/attachment]
樹林帯を抜けてササ原地帯へ出ると一段と風が強くなった。ここで背中の重しになっていたスノーシューを装着。履くまでもないの
だが、自由に歩けるようになれば担いでいる必要もない。
雪はそこそこ締まっているように見えたが、トレースを外してササが頭を出している場所を歩いてみると結構潜る。完全にササが埋も
れた場所との差が大きいようだ。
[attachment=2]P1220098_1_1.JPG[/attachment]
目指す竜の山頂は辛うじて見えている程度。強風・展望なしの竜にはさして用もないのだが、トレーニングと割り切って山頂まで行
こう。期待はしていなかったが白い羊もまったく無く、黒羊さんからお手紙着いた状態だ。
山頂に向かって歩いていると、駐車場の車の台数通り結構な人に会う。みんな風の弱そうなところを探して休憩している。
左手の蛇谷源頭部の広大な緩斜面が実に魅力的だ。これが晴天の下で、霧氷が満開で、風が無くて、人がいなければと無い物ねだりの
虫が頭をもたげる。
[attachment=0]P1220092_1.JPG[/attachment]
竜の山頂は強風が吹き抜ける上に雪つぶてが飛んできて、風上を向いていられない。30秒の滞在ですぐにランチ場を求めて引き返し
た。
クラのあたりでウロウロと探し回ってなんとか許容範囲の風の場所に落ち着いた。今日はたまには熱燗もいいだろうと日本酒を持って
きたのだが、結局ビールに落ち着いてしまった。
シロヤシオばかりが注目されて見過ごされがちだが、クラの近辺、特に銚子谷側の斜面にはいいブナ林が広がっている。
山頂に背を向けてブナ林を眺めながらメシを食うのもオツなものである。
コーヒーを飲んでいると雪が降り始めた。そろそろ退散するか。
[attachment=1]P1220119_1.JPG[/attachment]
下山は今やメインルートとなった遠足尾根。ホタガ谷がメインだった頃は冬のトレースも少なかったが、今日はガチガチのトレース
ができている。最後の植林帯の下りはチェーンスパイクを履けば楽だったが、出すのも面倒くさく、そのまま走るように下りてしまった。
駐車場へ戻る頃に降り始めたアラレはやがて雨に変わった。
結局人のトレースを辿るだけの軟弱な一日になってしまったが、たまにはこういう日もいいだろう。
山日和