【鈴鹿】ゴーロ砂漠の青川峡から治田峠、静ヶ岳へ周回

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skywalk
記事: 509
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

【鈴鹿】ゴーロ砂漠の青川峡から治田峠、静ヶ岳へ周回

投稿記事 by skywalk »

【 日 付 】2016年12月25日(日)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】青川峡ゲート8:50>治田峠>銚子岳12:20>静ヶ岳13:21>遠足尾根>大鉢山>青川峡登山口16:00

 12月25日(日)今日は青川峡から治田峠に登り銚子岳、静ケ岳と登って遠足尾根で大鉢山に下り青川峡に下るつもりだ。青川峡から治田峠に出るルートは現在治山工事で通行止めだが、日曜日なら工事休止で通れるかもと思いとりあえず行ってみた。
 青川オートキャンプ場の奥のゲートから50mほど進むと大鉢山の登山口がある。予定ではここへ下山するつもりだが、うまくいくかな。(8:50)
 8年前の記録的豪雨で青川峡は大量の砂利とガレで埋まってしまった。かつての林道も砂利に埋まっている。
 かつて駐車場があった辺りで工事が行われているようだ。重機は全部止まっていて人影もなかったので河原に降りて遡上していく。
 延々と続くゴーロの彼方に銚子岳のトンガリピークが見える。
これでもかと言うくらいゴーロを歩くと銚子谷の二股に出るが、かつての面影もないゴーロの河原に唖然とする。手前にあった手掘りトンネルを探しても砂利に埋もれたのか入り口も見つからない。そして河原の真ん中に青テープがヒラヒラしていた。
その先右岸に日之岡稲荷の標識があった。ここで河原を進むと青川峡大滝があるので右岸の稲荷のほうから高巻くことになる。大滝は見に行かなかったが、現在でも綺麗な姿を残していると昨年の遡行記録に出ていた。
高巻きルートにある日之岡稲荷は現在も綺麗に残っている。
お稲荷さんから真っ直ぐ進んでいったら、綺麗な滝のある沢に出くわした。地形図に出ているルートは斜面をヘツリながらこの沢を渡るようになっていたが、斜面が崩れていて踏み跡などないので引き返したら赤テープのところから急な斜面で河原に下りられるようになっていた。
河原を進むとまともな標識が出てきた。
その少し先に尾根の取り付きとなる標識が出てきた。ここからいきなり尾根に取りつくのではなくしばらく支谷に沿って登って行く。支谷がヤブっぽくなったので適当に尾根に取りついたら左の方から溝状の峠道と合流した。
峠道はたまに倒木があるが、状態は良くて普通に登っていける。
吹き飛ばされた小屋根の横に中地蔵が残されていた。
中地蔵から気持ちの良い落葉樹林が広がっているのでトレンチ状の峠道から出て樹林の中を登った。
IMGP5469.JPG
稜線が近づいたら峠道に戻って治田峠に出た。峠にはワンちゃんを連れた御夫婦が休んでいた。御夫婦は茨川から登ってきたそうで一休みしたら往路を引き返すそうだ。私は県境稜線で銚子岳を目指す。
稜線から青川峡を見下ろす。鈴鹿の峠道の中でもここは一番難儀なところでした。
IMGP5471.JPG
鈴鹿の県境稜線でも銚子岳の前後は一番厳しいと言われるところで峠から銚子岳まではかなりの登りがいがある。
12時20分、息も切れ切れに銚子岳に着いた。ここで簡単に昼食を済ませた。
昼食後、稜線から少し外れた最高点まで行ってみた。山頂では茨川林道の途中からヤブ尾根を登ってきたという二人組が昼休憩をとっていた。
最高点の展望はあまり良くないが、御池方面だけは開けていてその巨体を眺めることができた。
IMGP5475.JPG
さあ、先を進もう。銚子岳の南斜面はさらなる急傾斜。大ナギの縁に沿って急降下していく。
IMGP5477.JPG
コルに下ったらジワジワと登り返して薄く冬化粧したセキオノコバまで来た。セキオノコバへは毎年来ているが、すぐ上の静ケ岳には最近登ったことがない。周回登山なので今日は三角点を踏んでおこう。
13時21分、静ヶ岳山頂(1088m)に着いた。
久々の山頂からは竜ヶ岳のゆったりした山頂が眺められた。ここから見ると随分長く伸びた山頂だ。
稜線を進んで竜ヶ岳の県境三叉路まで来たが、竜ヶ岳に寄る余裕はない。
優美な竜ヶ岳は眺めるだけにして先を進む。
金山尾根分岐も真っ直ぐ進んで遠足尾根に入る。
遠足尾根の新道分岐まで来た。
この先はヤブっぽくなるが、テープは豊富だった。アセビを潜り抜ける辺りが分かりにくかったが、テープを信じて先を進む。
何とか大鉢山(522m)まで来られた。
大鉢山もしばらく登ってなかったので降り口が分からない。北東尾根の方に黄色テープがあったので降りかけるが、踏み跡がなく登山道と言えるところではなかった。
山頂に戻って藤原岳方面の北西尾根に入るとテープが続いていた。
一番分かりにくい低木帯の辺りでテープが切れたので困ったが、岩が露出する尾根にマーカーが出てきた。
そして植林帯をジグザグに下ると登山口に降り立った。
16時丁度にゲートに戻った。今日は結構タフな周回登山になった。17年3月まで治山工事は続くらしいが、ゴーロ砂漠に興味のある方はこのルートに挑戦してみてください。
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】ゴーロ砂漠の青川峡から治田峠、静ヶ岳へ周回

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、skywalkさん。

 8年前の記録的豪雨で青川峡は大量の砂利とガレで埋まってしまった。かつての林道も砂利に埋まっている。
 かつて駐車場があった辺りで工事が行われているようだ。重機は全部止まっていて人影もなかったので河原に降りて遡上していく。

このあたりまでの工事は何度も行っていて
つなげては流れの繰り返しをしています。
何をしてんだか?

これでもかと言うくらいゴーロを歩くと銚子谷の二股に出るが、かつての面影もないゴーロの河原に唖然とする。手前にあった手掘りトンネルを探しても砂利に埋もれたのか入り口も見つからない。そして河原の真ん中に青テープがヒラヒラしていた。

下り藤の下流側からだと場所は特定できますが、銚子谷側からだとわからないです。

その先右岸に日之岡稲荷の標識があった。ここで河原を進むと青川峡大滝があるので右岸の稲荷のほうから高巻くことになる。大滝は見に行かなかったが、現在でも綺麗な姿を残していると昨年の遡行記録に出ていた。
高巻きルートにある日之岡稲荷は現在も綺麗に残っている。

治田鉱山の集中している中尾に向けて建っているんですよ。

お稲荷さんから真っ直ぐ進んでいったら、綺麗な滝のある沢に出くわした。地形図に出ているルートは斜面をヘツリながらこの沢を渡るようになっていたが、斜面が崩れていて踏み跡などないので引き返したら赤テープのところから急な斜面で河原に下りられるようになっていた。

ここも早々に崩れました。

その少し先に尾根の取り付きとなる標識が出てきた。ここからいきなり尾根に取りつくのではなくしばらく支谷に沿って登って行く。支谷がヤブっぽくなったので適当に尾根に取りついたら左の方から溝状の峠道と合流した。

人が歩いていないのでトラバース道も消えましたか。

峠道はたまに倒木があるが、状態は良くて普通に登っていける。
吹き飛ばされた小屋根の横に中地蔵が残されていた。
中地蔵から気持ちの良い落葉樹林が広がっているのでトレンチ状の峠道から出て樹林の中を登った。

好きな所です。
ただヒルの巣窟ですので、シーズンには要注意です。

山頂に戻って藤原岳方面の北西尾根に入るとテープが続いていた。
一番分かりにくい低木帯の辺りでテープが切れたので困ったが、岩が露出する尾根にマーカーが出てきた。

昔はガレザレの斜面に九十九折れの道があったのですが
自然にもどったようですね。


16時丁度にゲートに戻った。今日は結構タフな周回登山になった。17年3月まで治山工事は続くらしいが、ゴーロ砂漠に興味のある方はこのルートに挑戦してみてください。

お疲れ様でした。

治田鉱山がらみで何度も歩いていますが
土砂は増えています。
治山工事で堰堤を作ってもすぐに土砂で埋まり
堰堤上の積もった土砂を除去している状態では
なかなか先が見えないだろうな。

                わりばし


skywalk
記事: 509
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【鈴鹿】ゴーロ砂漠の青川峡から治田峠、静ヶ岳へ周回

投稿記事 by skywalk »

わりばしさん、新年おめでとうございます。
わりばし さんが書きました:このあたりまでの工事は何度も行っていてつなげては流れの繰り返しをしています。何をしてんだか?
そうですね。豪雨災害以来いつ行っても工事をしている感じです。今の工事も17年3月までと書いてありましたが、その後また新しい工事が始まるんでしょうね。
下り藤の下流側からだと場所は特定できますが、銚子谷側からだとわからないです。
そのようですね。下流側なら全部埋まってしまうこともないだろうし。
治田鉱山の集中している中尾に向けて建っているんですよ。
なるほど、今でもお参りしてお供え物したりする人がいるみたいだし。御利益はまだありそうだ。
ここも早々に崩れました。
まさかあの崖のような斜面を下りるとは思いませんでした。
好きな所です。ただヒルの巣窟ですので、シーズンには要注意です。
好いですよね。紅葉時期に行ってもいい雰囲気です。
昔はガレザレの斜面に九十九折れの道があったのですが自然にもどったようですね
いつの話ですか。随分昔のことみたい。今度行った時にもう少しテープを巻いてこようかな。引っ剥がさないでね。
kushiro
記事: 34
登録日時: 2016年2月02日(火) 23:52

Re: 【鈴鹿】ゴーロ砂漠の青川峡から治田峠、静ヶ岳へ周回

投稿記事 by kushiro »

skywalkさん、こんばんは

 
12月25日(日)今日は青川峡から治田峠に登り銚子岳、静ケ岳と登って遠足尾根で大鉢山に下り青川峡に下るつもりだ。
欲張りルートですね。私にしたら大周回になります。

 
8年前の記録的豪雨で青川峡は大量の砂利とガレで埋まってしまった。かつての林道も砂利に埋まっている。
 かつて駐車場があった辺りで工事が行われているようだ。重機は全部止まっていて人影もなかったので河原に降りて遡上していく。
 延々と続くゴーロの彼方に銚子岳のトンガリピークが見える。
これでもかと言うくらいゴーロを歩くと銚子谷の二股に出るが、かつての面影もないゴーロの河原に唖然とする。
6年前に檜谷から治田鉱山ゴールデンルートのレポを上げたのを思い出しました。時の経つのは早いなぁ~
http://old.yabukogi.net/patio/read.cgi? ... past&no=78
手前にあった手掘りトンネルを探しても砂利に埋もれたのか入り口も見つからない。
6年前はこのトンネルから滝のように水が吹き出ていましたが、ここも埋もれてしまったのですね
@1272539336-s1.jpg
@1272539336-s1.jpg (41.58 KiB) 閲覧された回数 1678 回
高巻きルートにある日之岡稲荷は現在も綺麗に残っている。
昔の面影を残しているのはもうここくらいですね
吹き飛ばされた小屋根の横に中地蔵が残されていた。
中尾地蔵ももはや無残な姿です。
稜線から青川峡を見下ろす。鈴鹿の峠道の中でもここは一番難儀なところでした。
鈴鹿の県境稜線でも銚子岳の前後は一番厳しいと言われるところで峠から銚子岳まではかなりの登りがいがある。
ここは通ったことがないですが痩せ尾根ですか?
13時21分、静ヶ岳山頂(1088m)に着いた。
久々の山頂からは竜ヶ岳のゆったりした山頂が眺められた。ここから見ると随分長く伸びた山頂だ。
焼野~白谷越~静ヶ岳の周回コースで下山に使う尾根です。
稜線を進んで竜ヶ岳の県境三叉路まで来たが、竜ヶ岳に寄る余裕はない。
さすがのskywalkさんも空を歩くわけには行きませんね
この先はヤブっぽくなるが、テープは豊富だった。アセビを潜り抜ける辺りが分かりにくかったが、テープを信じて先を進む。
初めて下るには分かりにくいかもしれません
大鉢山もしばらく登ってなかったので降り口が分からない。一番分かりにくい低木帯の辺りでテープが切れたので困ったが、岩が露出する尾根にマーカーが出てきた。
年末に登った時に間違えやすそうな分岐に木で通せんぼしておきましたが分かりましたか?
16時丁度にゲートに戻った。今日は結構タフな周回登山になった。
長丁場お疲れ様でした。


年末に大鉢山に登った時にトレッキングポールを落としましたがもし見かけた方がいましたら教えて下だされば幸いです。
SPEED LINKと書いてあります。
                                                                                       宮指路
skywalk
記事: 509
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【鈴鹿】ゴーロ砂漠の青川峡から治田峠、静ヶ岳へ周回

投稿記事 by skywalk »

kusiroさん、こんにちは。
kushiro さんが書きました:欲張りルートですね。私にしたら大周回になります
歩きやすいところなら大したことはないと思いますが、ゴーロ歩きや分かりにくルートなど余裕をもって臨む必要があります。
6年前に檜谷から治田鉱山ゴールデンルートのレポを上げたのを思い出しました。時の経つのは早いなぁ~
ゴールデンルート?そんなのあるんですか。ふむふむなるほど。
6年前はこのトンネルから滝のように水が吹き出ていましたが、ここも埋もれてしまったのですね
下流側は見てないので分かりませんが、まだ、残っているかもしれませんね。
昔の面影を残しているのはもうここくらいですね
たっぷりゴーロ歩きした後だとほっとします。
中尾地蔵ももはや無残な姿です。
昔の中尾地蔵がどんなだったか覚えていないのですが、標識もあるしここがその場所かと言うことだけは分かります。
ここは通ったことがないですが痩せ尾根ですか?
いえいえ、普通の尾根です。ただ、峠に出た割にはきつい登りが続くなぁという感じです。
焼野~白谷越~静ヶ岳の周回コースで下山に使う尾根です。
お得意のコースですね。私も一遍行ってみたいと思っています。
初めて下るには分かりにくいかもしれません
初めてではないのですが、すっかり忘れています。
年末に登った時に間違えやすそうな分岐に木で通せんぼしておきましたが分かりましたか?
ありました。でも疑り深い私はそちらの方も探ってみました。大鉢山に登る人もそんなに多くないのでトレッキングポールはその辺でお休みしているかもしれませんね。
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