【鈴鹿】木地師の里をめぐる沢納め 瀬川谷・サンヤリ・天狗堂・君ヶ畑

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わりばし
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登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

【鈴鹿】木地師の里をめぐる沢納め 瀬川谷・サンヤリ・天狗堂・君ヶ畑

投稿記事 by わりばし »

【日 付】2016年12月17日(土)
【山 域】鈴鹿
【コース】御池林道駐車場8:20---11:53サンヤリ---14:10君ヶ畑---15:00御池林道駐車場
【メンバー】michi、S藤、わりばし

 雪は大丈夫かなと思いつつ車を走らせると鈴鹿の山々は真っ白だ。石榑トンネルを抜けると集落にも雪がある。政所から小椋谷に入り御池林道の駐車地に着いた頃には一面銀世界だった。瀬川谷の出合まで御池川を上っていくが、雪の中の渡渉を何度もせざるをえなかった。瀬川谷の出合には上から下まで立ち木にナメコが鈴なりになっており、凍っているので手頃なのを手で採取。出合の上には林道がきており、ここまでは渡渉せずにこれたようだ。

 出会いから釜のある小滝が連続するが、濡れないように気を使いながら進む。沢シーズンなら何でもない沢なのだが雪をかぶったこの季節はそうはいかない。ところどころに炭窯跡がありこれを結ぶように杣道がつけられている。

 ゴルジュが出てきた。さほど深さもないので通常なら歩いていけばいいのだが、ひざ上までつかるのはパスしたい。巻きも雪におおわれた斜面ですべりやすく気をつかう。左岸の上に杣道がきていたのでこれを使い巻いた。

[attachment=4]IMG_1357.jpg[/attachment]
 なだらかな流れに変わりここにも二か所雪におおわれた窯跡があった、なだらかな谷だけに炭焼きでにぎわった谷のようだ。するとチョックストーンがつまりその上部が溝状に流れる滝が出てきた。滝壺には立派なつららが並んでいた。チョックストーンが越えられないので左岸から巻いた。

[attachment=3]IMG_1359.jpg[/attachment]
 水流をかすめて上る滝を越えると前方に二つの滝が出てきた。右岸の巻きを選び、雪におおわれた斜面を上る。生きている木なのか枯れ木なのかが雪でかくれて判別しにくい上にすべるので、ロープを出す。トラバースしながら下るのは危険と判断して尾根を上ることにする。途中でピッチを切ったが、安全確保して待っている間は体を動かしていない。濡れた足が急激に冷えてくるし、雪の斜面を上る際に素手で登ってきたので手が痛い。

[attachment=2]IMG_1364.jpg[/attachment]
 安全地帯に着き毛糸の手袋にかえる。やはり暖かいのだろう手の感覚がもどってくる。ところがここからシャクナゲのジャングルが待っていた。尾根筋は獣たちも歩いていないようで難儀する。とにかくすき間がない。もぐったり、枝の上に乗ったりしながら突破していく。ようやく植林が見えたので進むとサンヤリの頂上はすぐそこだった。

 沢を歩いている時は感じなかったが、雪の影響で時間がかかっている。山頂で小休止するも時間をかけると冷えてくるので尾根道を進むと御池岳が見えてきた。きれいな霧氷を
まとっている。歩いている尾根にも霧氷が残り天狗堂も霧氷できれいだ。昼過ぎの時間帯でこれだけの霧氷が残るのは、それだけ冷えているということなのだろう。

[attachment=1]IMG_1370.jpg[/attachment]
 天狗堂に上り返すと展望岩で、この岩の上からは御池の全貌が見える。この時はテーブルランドにかかっていたガスも上がっていた。その先に天狗堂の三角点があり、登山道を歩いてきたふみ跡があった。山頂から駐車場に下る尾根があるがこの中途半端な雪で降りたくないので、遠回りになるが登山道で君ヶ畑に向かう。

[attachment=0]IMG_1373.jpg[/attachment] 
 急激に下る道を進むが、とにかくすべる。雪の下は落ち葉や土だから始末が悪く、ふみ跡の二人連れも苦労したようだ。途中で道は直角に方向をかえ君ヶ畑にむかう。この尾根には異形の木がたくさん残されている。山の神が降り立つとされる異形の木は残されることはあるが、これだけたくさん残されている尾根ははじめてだった。銀色に輝く貯水槽をすぎると神社に出た。

 全国の君ヶ畑系の木地師の総本山の大皇大明神で入口にある石標には「日本国中木地屋之御氏神」と刻まれている。どうやら下りてきた尾根は神社の裏山で神の宿る所だけに異形の木が大切に残されたようだ。隣には菊の紋が刻まれた金竜寺という寺がある。ここは「高松の御所」の跡でろくろを伝えたとされる惟喬親王の墓があるとされている所だ。

 白洲正子の「かくれ里」で君ヶ畑は紹介され全国的に有名になった。当時は人口が昔から増えもせず減りもしないと書かれていたが、現在はほとんどの家が雨戸を閉ざし空き家になっている。ここで見かけたのは神社の境内をそうじされていたご婦人と除雪車の倉庫にいた男性の二人だけだった。政所小学校も廃校になり子どもが住めなくなった集落は長い歴史に幕を下ろしかけていた。

 沢納めの山行は苦労したが、一人では出来ない貴重な体験ができておもしろかった。私的にはいつかは行きたかった大皇大明神に下れてラッキーというしかない。こうした機会をあたえてくれたmichiさんとS藤さんに感謝だ。

添付ファイル
御池岳
御池岳
天狗堂
天狗堂
IMG_1364.jpg
IMG_1359.jpg
IMG_1357.jpg
ハリマオ
記事: 465
登録日時: 2011年8月31日(水) 14:06

Re: 【鈴鹿】木地師の里をめぐる沢納め 瀬川谷・サンヤリ・天狗堂・君ヶ畑

投稿記事 by ハリマオ »

わりばしさん、こんにちは
【コース】御池林道駐車場8:20---11:53サンヤリ---14:10君ヶ畑---15:00御池林道駐車場
13年前、ほぼ逆コースを歩いたことがあります。つまり瀬川谷を下りました。
登りは君が畑集落ではなく・718の尾根(天狗堂南尾根)だったかなあ。よく覚えてないけど。
出合には上から下まで立ち木にナメコが鈴なりになっており、凍っているので手頃なのを手で採取。
鈴鹿ではあちこちで大豊作ですね。キクイムシのせいだと思うと素直に喜べないけど。
 出会いから釜のある小滝が連続するが、濡れないように気を使いながら進む。沢シーズンなら何でもない沢なのだが雪をかぶったこの季節はそうはいかない。
私は7月だったので瀬川谷ジャブジャブでしたが、何でまたこんな寒い時期に沢を選んだのでしょうか?マゾですか?^^
7月の瀬川谷
7月の瀬川谷
 ゴルジュが出てきた。さほど深さもないので通常なら歩いていけばいいのだが、ひざ上までつかるのはパスしたい。
けっこう滝やゴルジュがありましたね。小規模でも変化のある谷でした。
歩いている尾根にも霧氷が残り天狗堂も霧氷できれいだ。
サンヤリと天狗堂の間にきれいなブナの林があった記憶があります。
 隣には菊の紋が刻まれた金竜寺という寺がある。ここは「高松の御所」の跡でろくろを伝えたとされる惟喬親王の墓があるとされている所だ。
その伝説には怪しい所がたくさんあって鵜呑みにはできませんが、興味深い場所ですね。
 白洲正子の「かくれ里」で君ヶ畑は紹介され全国的に有名になった。当時は人口が昔から増えもせず減りもしないと書かれていたが、現在はほとんどの家が雨戸を閉ざし空き家になっている。
もう40年以上前に末岡氏が「君ガ畑・過疎化の分析」という卒論を書いています。だから今までよくもっていると思います。
昭和30年に54軒221人で昭和50年でも49軒なのであまり減っていません。しかし現在21世帯37人。平成に入って急激に減少しています。
うちのお客さんが小椋谷まで移動販売に行っています。特に君ガ畑のお年寄りに頼りにされているので休めませんと言っていました。

    ハリマオ
kushiro
記事: 34
登録日時: 2016年2月02日(火) 23:52

Re: 【鈴鹿】木地師の里をめぐる沢納め 瀬川谷・サンヤリ・天狗堂・君ヶ畑

投稿記事 by kushiro »

わりばしさん、ご無沙汰です。
一時期は沢を控えているのかと思えばいつの間にやら復活しましたね。

 
出会いから釜のある小滝が連続するが、濡れないように気を使いながら進む。沢シーズンなら何でもない沢なのだが雪をかぶったこの季節はそうはいかない。ところどころに炭窯跡がありこれを結ぶように杣道がつけられている。
ゴルジュが出てきた。さほど深さもないので通常なら歩いていけばいいのだが、ひざ上までつかるのはパスしたい。巻きも雪におおわれた斜面ですべりやすく気をつかう。左岸の上に杣道がきていたのでこれを使い巻いた。
冬場の沢は腰まで浸かるわけにも行かずルート取りに苦労しますね。

 
水流をかすめて上る滝を越えると前方に二つの滝が出てきた。右岸の巻きを選び、雪におおわれた斜面を上る。生きている木なのか枯れ木なのかが雪でかくれて判別しにくい上にすべるので、ロープを出す。トラバースしながら下るのは危険と判断して尾根を上ることにする。途中でピッチを切ったが、安全確保して待っている間は体を動かしていない。濡れた足が急激に冷えてくるし、雪の斜面を上る際に素手で登ってきたので手が痛い。
冬場のロープワークで待ち時間があると体が冷えて来るので辛いですね。以前、私が入っていた山岳会で訓練と称して20人くらいで雪の付いた岩場を登ったことがありましたが尾根上で一時間近くも待たされ寒くて死にそうになりました。

  
急激に下る道を進むが、とにかくすべる。雪の下は落ち葉や土だから始末が悪く、ふみ跡の二人連れも苦労したようだ。
こんな時は登山道より藪道を下りた方が楽だったのかもしれませんね。
 白洲正子の「かくれ里」で君ヶ畑は紹介され全国的に有名になった。当時は人口が昔から増えもせず減りもしないと書かれていたが、現在はほとんどの家が雨戸を閉ざし空き家になっている。ここで見かけたのは神社の境内をそうじされていたご婦人と除雪車の倉庫にいた男性の二人だけだった。政所小学校も廃校になり子どもが住めなくなった集落は長い歴史に幕を下ろしかけていた。
以前、君ヶ畑を通った時、町会議員の立候補者が選挙運動をやっていましたが、今はどんどん寂れて寂しくなりましたね。

                                                        宮指路
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わりばし
記事: 1766
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】木地師の里をめぐる沢納め 瀬川谷・サンヤリ・天狗堂・君ヶ畑

投稿記事 by わりばし »

お久しぶりです、ハリマオさん。
【コース】御池林道駐車場8:20---11:53サンヤリ---14:10君ヶ畑---15:00御池林道駐車場
13年前、ほぼ逆コースを歩いたことがあります。つまり瀬川谷を下りました。
登りは君が畑集落ではなく・718の尾根(天狗堂南尾根)だったかなあ。よく覚えてないけど。

逆コースでしたか。
当初は瀬川谷をつめて音羽谷を下る予定だったのですが
雪で時間がかかりすぎました。
出合には上から下まで立ち木にナメコが鈴なりになっており、凍っているので手頃なのを手で採取。
鈴鹿ではあちこちで大豊作ですね。キクイムシのせいだと思うと素直に喜べないけど。

そのようですね。
植林帯でも見つけられます。
でも、見つけると喜んでしまうのは
人間の性です。 :mrgreen:
IMG_1350.jpg
 出会いから釜のある小滝が連続するが、濡れないように気を使いながら進む。沢シーズンなら何でもない沢なのだが雪をかぶったこの季節はそうはいかない。
私は7月だったので瀬川谷ジャブジャブでしたが、何でまたこんな寒い時期に沢を選んだのでしょうか?マゾですか?^^

マゾではないのですが、なかなか体験できない蜜の味です。
 ゴルジュが出てきた。さほど深さもないので通常なら歩いていけばいいのだが、ひざ上までつかるのはパスしたい。
けっこう滝やゴルジュがありましたね。小規模でも変化のある谷でした。

思ったより楽しめそうな谷でした。
シーズンが違えばもっと楽しめたでしょう。
DSCF0416[1].jpg
歩いている尾根にも霧氷が残り天狗堂も霧氷できれいだ。
サンヤリと天狗堂の間にきれいなブナの林があった記憶があります。

ありました。
が・・・
この時は、黙々と滑らないように歩いておりました。

異形の木
異形の木
 隣には菊の紋が刻まれた金竜寺という寺がある。ここは「高松の御所」の跡でろくろを伝えたとされる惟喬親王の墓があるとされている所だ。
その伝説には怪しい所がたくさんあって鵜呑みにはできませんが、興味深い場所ですね。

時代が合わないですからね。
とはいえこのネタで全国の木地師を二分割したのですから
効果は絶大です。
ちなみに三重のまとめ役とされる大皇神社のある柏崎は君ヶ畑系で飯高は蛭谷系です。
 白洲正子の「かくれ里」で君ヶ畑は紹介され全国的に有名になった。当時は人口が昔から増えもせず減りもしないと書かれていたが、現在はほとんどの家が雨戸を閉ざし空き家になっている。
もう40年以上前に末岡氏が「君ガ畑・過疎化の分析」という卒論を書いています。だから今までよくもっていると思います。
昭和30年に54軒221人で昭和50年でも49軒なのであまり減っていません。しかし現在21世帯37人。平成に入って急激に減少しています。
うちのお客さんが小椋谷まで移動販売に行っています。特に君ガ畑のお年寄りに頼りにされているので休めませんと言っていました。

三重から移動販売に行ってるんですか。
トンネルで近くなりましたからね。

土曜日で集落に車が2台しか停まっていなかったので
実際はもっと減っている感じでした。

 
アバター
わりばし
記事: 1766
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】木地師の里をめぐる沢納め 瀬川谷・サンヤリ・天狗堂・君ヶ畑

投稿記事 by わりばし »

お久しぶりです、宮指路さん。

一時期は沢を控えているのかと思えばいつの間にやら復活しましたね。

沢を控えているというより山釣りなんでレポ出来ないという事なんですよ。
炭窯跡
炭窯跡
 
出会いから釜のある小滝が連続するが、濡れないように気を使いながら進む。沢シーズンなら何でもない沢なのだが雪をかぶったこの季節はそうはいかない。ところどころに炭窯跡がありこれを結ぶように杣道がつけられている。
ゴルジュが出てきた。さほど深さもないので通常なら歩いていけばいいのだが、ひざ上までつかるのはパスしたい。巻きも雪におおわれた斜面ですべりやすく気をつかう。左岸の上に杣道がきていたのでこれを使い巻いた。
冬場の沢は腰まで浸かるわけにも行かずルート取りに苦労しますね。

雪が薄っすらとまとった一番厄介な時期ですので気を使います。
雪の下が滑る落ち葉だったりゆるゆるの土だったりするので・・・

IMG_1360.jpg
水流をかすめて上る滝を越えると前方に二つの滝が出てきた。右岸の巻きを選び、雪におおわれた斜面を上る。生きている木なのか枯れ木なのかが雪でかくれて判別しにくい上にすべるので、ロープを出す。トラバースしながら下るのは危険と判断して尾根を上ることにする。途中でピッチを切ったが、安全確保して待っている間は体を動かしていない。濡れた足が急激に冷えてくるし、雪の斜面を上る際に素手で登ってきたので手が痛い。
冬場のロープワークで待ち時間があると体が冷えて来るので辛いですね。以前、私が入っていた山岳会で訓練と称して20人くらいで雪の付いた岩場を登ったことがありましたが尾根上で一時間近くも待たされ寒くて死にそうになりました。

特に濡れた沢靴は歩いている時は大丈夫なのですが、とまると急激に冷えて難儀しました。
それにこの時は、指が先から出ている沢グローブだったし。
:mrgreen:
急激に下る道を進むが、とにかくすべる。雪の下は落ち葉や土だから始末が悪く、ふみ跡の二人連れも苦労したようだ。
こんな時は登山道より藪道を下りた方が楽だったのかもしれませんね。

登山道は先行の二人だけだったので状態は悪くなかったんです。
サンヤリ直下のシャクナゲ地獄を経験した後だったのとこの雪の状態では
バリルートの選択は無かったですね。 :)
御池岳
御池岳
 白洲正子の「かくれ里」で君ヶ畑は紹介され全国的に有名になった。当時は人口が昔から増えもせず減りもしないと書かれていたが、現在はほとんどの家が雨戸を閉ざし空き家になっている。ここで見かけたのは神社の境内をそうじされていたご婦人と除雪車の倉庫にいた男性の二人だけだった。政所小学校も廃校になり子どもが住めなくなった集落は長い歴史に幕を下ろしかけていた。
以前、君ヶ畑を通った時、町会議員の立候補者が選挙運動をやっていましたが、今はどんどん寂れて寂しくなりましたね。

今でもコミュニティバスは来ていますが、車と人が少ないです。
小学校が無くなると集落は急激に元気を失うようです。

                                                        
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】木地師の里をめぐる沢納め 瀬川谷・サンヤリ・天狗堂・君ヶ畑

投稿記事 by シュークリーム »

わりばしさん,おはようございます.
22日からタイのチェンマイとチェンライの中間地点にある農村の知人の家にホームステイさせてもらっています.だんだんタイのゆったりとしたペースに引き込まれそうですが,まあ郷に入れば郷に従えで,のんびりやっています.
レスしようと思いながらなかなかレスしている時間がなくて失礼しています.


【日 付】2016年12月17日(土)
【山 域】鈴鹿
【コース】御池林道駐車場8:20---11:53サンヤリ---14:10君ヶ畑---15:00御池林道駐車場
【メンバー】michi、S藤、わりばし


あの雪の中を行ったのかどうか心配していたんですが,やっぱり行ったんですね.私も変態と言われたりしますが,michi、S藤、わりばしトリオのほうがずっと変態ですねえ :mrgreen:
私のほうはこの週は年末のドタバタで結局山には行けずじまいでした.


 雪は大丈夫かなと思いつつ車を走らせると鈴鹿の山々は真っ白だ。石榑トンネルを抜けると集落にも雪がある。政所から小椋谷に入り御池林道の駐車地に着いた頃には一面銀世界だった。瀬川谷の出合まで御池川を上っていくが、雪の中の渡渉を何度もせざるをえなかった。瀬川谷の出合には上から下まで立ち木にナメコが鈴なりになっており、凍っているので手頃なのを手で採取。出合の上には林道がきており、ここまでは渡渉せずにこれたようだ。

沢は風がない分,思ったよりも温かいのはわかっていますが,でも,最初に水に入るときはやっぱり冷たいですね.

 沢を歩いている時は感じなかったが、雪の影響で時間がかかっている。山頂で小休止するも時間をかけると冷えてくるので尾根道を進むと御池岳が見えてきた。きれいな霧氷を
まとっている。歩いている尾根にも霧氷が残り天狗堂も霧氷できれいだ。昼過ぎの時間帯でこれだけの霧氷が残るのは、それだけ冷えているということなのだろう


稜線に上がってしまうと風があるので,体が冷えてきますね.休憩は谷の中のほうがいいかも.

 白洲正子の「かくれ里」で君ヶ畑は紹介され全国的に有名になった。当時は人口が昔から増えもせず減りもしないと書かれていたが、現在はほとんどの家が雨戸を閉ざし空き家になっている。ここで見かけたのは神社の境内をそうじされていたご婦人と除雪車の倉庫にいた男性の二人だけだった。政所小学校も廃校になり子どもが住めなくなった集落は長い歴史に幕を下ろしかけていた。

最近,白洲正子の本をよく読んでいます.
若いころにはわからなかったことも気が付くところがあって面白いです.


 沢納めの山行は苦労したが、一人では出来ない貴重な体験ができておもしろかった。私的にはいつかは行きたかった大皇大明神に下れてラッキーというしかない。こうした機会をあたえてくれたmichiさんとS藤さんに感謝だ。

お疲れさんでした.michi,S藤コンビ,ノリに乗ってますねえ.
私はしばらく台高南部の山域にこだわってみようと思っています.
                         @シュークリーム@
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わりばし
記事: 1766
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】木地師の里をめぐる沢納め 瀬川谷・サンヤリ・天狗堂・君ヶ畑

投稿記事 by わりばし »

シュークリームさん、おはようございます。

22日からタイのチェンマイとチェンライの中間地点にある農村の知人の家にホームステイさせてもらっています.だんだんタイのゆったりとしたペースに引き込まれそうですが,まあ郷に入れば郷に従えで,のんびりやっています.

あらまあ暖かい所へ。
のどかな田園風景なんでしょうね・・うらやましい。


【日 付】2016年12月17日(土)
【山 域】鈴鹿
【コース】御池林道駐車場8:20---11:53サンヤリ---14:10君ヶ畑---15:00御池林道駐車場
【メンバー】michi、S藤、わりばし


あの雪の中を行ったのかどうか心配していたんですが,やっぱり行ったんですね.私も変態と言われたりしますが,michi、S藤、わりばしトリオのほうがずっと変態ですねえ :mrgreen:

歩きながら「おかしい奴」と言われるだろうと三人で話していました。 :idea:
DSCF0420[1].jpg
 沢を歩いている時は感じなかったが、雪の影響で時間がかかっている。山頂で小休止するも時間をかけると冷えてくるので尾根道を進むと御池岳が見えてきた。きれいな霧氷を
まとっている。歩いている尾根にも霧氷が残り天狗堂も霧氷できれいだ。昼過ぎの時間帯でこれだけの霧氷が残るのは、それだけ冷えているということなのだろう


稜線に上がってしまうと風があるので,体が冷えてきますね.休憩は谷の中のほうがいいかも.

谷中も雪でおおわれているので
とにかく長い間休憩しないのがミソです。
何してんだか。 :mrgreen:
IMG_1355.jpg
 白洲正子の「かくれ里」で君ヶ畑は紹介され全国的に有名になった。当時は人口が昔から増えもせず減りもしないと書かれていたが、現在はほとんどの家が雨戸を閉ざし空き家になっている。ここで見かけたのは神社の境内をそうじされていたご婦人と除雪車の倉庫にいた男性の二人だけだった。政所小学校も廃校になり子どもが住めなくなった集落は長い歴史に幕を下ろしかけていた。

最近,白洲正子の本をよく読んでいます.
若いころにはわからなかったことも気が付くところがあって面白いです.


白洲正子は好きでほとんど読んでいますが
おもしろいです。
特に近江の鈴鹿や湖北の山を登る際の見え方が違ってきます。

高松御所跡
高松御所跡
 沢納めの山行は苦労したが、一人では出来ない貴重な体験ができておもしろかった。私的にはいつかは行きたかった大皇大明神に下れてラッキーというしかない。こうした機会をあたえてくれたmichiさんとS藤さんに感謝だ。

お疲れさんでした.michi,S藤コンビ,ノリに乗ってますねえ.
私はしばらく台高南部の山域にこだわってみようと思っています.


台高南部もいいですね。
昔の痕跡も残っていますし。

 
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