【日 付】2015年3月5日(土)
【山 域】越美国境 夜叉ヶ池周辺
【天 候】曇りのち晴れ 稜線付近はガスガス
【コース】広野ダム先駐車地6:55---8:15林道終点8:30---11:30夜叉ヶ丸---11:50夜叉ヶ池---12:20ランチ場13:35---14:25林道終点14:35
---15:40駐車地
週の初めに新しい雪の供給があった。この時期の新雪がパウダーなはずはない。これが吉と出るか凶と出るか。
ところが前夜からまさかの雨。6時頃には上がって少しずつ空が明るさを取り戻してきたが、結構降ったようで雪はグサグサだ。
広野ダムのトイレの先にあったチェーンゲートは無くなっていた。どこまで行けるのか進んでみたが、300mほどでデブリに塞がれて
ストップ。先客が1台止まっていた。
[attachment=6]DSCF5506_1_1.JPG[/attachment]
林道は雪もまだらで、スノーシューを履く判断が難しい。岩谷のキャンプ場跡までは問題なく歩けたが、そこからはやや雪が深くな
る。ツボ足だと腹が立つ沈みとなり、スノーシューを履いたまま雪の消えたところもガリガリと引きずって歩いた。
今年の雪なら夜叉ヶ池への登山道も歩けるのではと思っていたが、やはりあの谷沿いの片斜面の道を歩くのは効率が悪い。昨日のも
のと思われるトレースが夜叉ヶ丸直登尾根へ伸びていた。こちらもそのまま尾根を上がろう。
うっすらと雪の乗った急斜面を上がると尾根に乗る。ヤセ尾根のこのあたりは雪が消えて地肌が露出している。この左手斜面にこの近
辺随一と思われるブナの巨木が眠っているが、どれぐらいの人が知っているだろう。
[attachment=5]DSCF5536_1.JPG[/attachment]
この尾根を登り下りするのも、もう10度目ぐらいになるだろうか。越美国境稜線への最短コースであることに間違いない。
しばらく登っていると上方に登山者の姿が見えた。大きなザックに腰掛けて休んでいる。話をすると、昨日入山して、稜線上でテン泊
したらしい。夜半の思わぬ雨に加えてガスと強風で、高丸も三周もあきらめて下山してきたそうだ。
そうか、上がっても何も見えないのか。こちらも三周、あるいは三国への周回を考えていたが戦意喪失気味となってしまった。それに
先日のスノーシューで苦しんだ股関節の痛みも出だした。今年は天気の巡りあわせも良くないが、体調もイマイチである。
それでも晴れ間の広がるブナ林の尾根からは、上谷山の大きな塊が白い姿を見せている。今日はあっちの方がよかったかもしれない。
[attachment=4]DSCF5568_1.JPG[/attachment]
標高1100mの夜叉ヶ池へのトラバースラインまで来ると、見上げる稜線は完全にガスの中。このあたりが晴れとガスの境界線のよう
だ。
ここまで三周にするか三国にするか迷っていた。三周へ行くなら池へのトラバースだ。しかしこの天気では行ってもしょうがないし、
第一体力がもちそうにない。どちらかと言えばなだらかな三国の方だろう。
トレースと別れて夜叉ヶ丸への直登ラインを喘ぎ登る。視界は徐々に奪われ、越美国境稜線に出ると完全にホワイトアウトとなった。
風が強い。天と地の境目もわからず、目を凝らせばやっと岐阜県側の雪の切れ落ちを確認できる状態だ。こんな状況で稜線を歩く意味
もない。夜叉ヶ池へ下りて適当なランチ場を探そう。
下りかけて少し方向がおかしいと登り返したが、結局正しい方向へ歩いていた。夜叉ヶ池のライブカメラを確認すると、その先はナイ
フリッジとなっている。通過するのはリスクが高いので、左側の急斜面へプチ雪崩を起こしながら駆け下りた。ここはどう下っても夜
叉ヶ池に飛び出すのだ。
[attachment=3]DSCF5580_1.JPG[/attachment][attachment=2]DSCF5585_1.JPG[/attachment]
地形が平坦になって夜叉ヶ池に着いたことを知る。しかしどこからが雪なのかまったくわからない。雪原の下は全面凍結した雪のはず
だが、万一ドボンしたら洒落にもならない。斜面の際を回り込むと、先ほどの登山者のトレースに合流した。
ここからは急斜面のトラバースルートだが、雪が緩んでいるのでそれほど緊張する場面もなかった。このあたりのブナ林は実に素晴
らしく、ガスの中に浮かぶブナの群れはまさに幽玄の世界。しかしこれは予定外の幽玄である。
[attachment=1]DSC_1342_1.jpg[/attachment]
直登ルートの分岐に戻ったが、なかなか無風のランチ場がない。もう少し下って腰を落ち着けよう。ここから下は日差しも戻り、先
ほどまでの寒々しい風景とはえらい違いである。
日の当たるブナ林を駆け下りて、登りで目星を付けていた台地に到着。
標高1000m弱のこのブナ林の台地は絶好のランチ場だ。風はほとんどなく、ブナの木陰がうれしい。今日は気温が異常に高いのだ。
[attachment=0]DSCF5624_1.JPG[/attachment]
のんびりランチした後は下山するだけだ。雪山の下りは早い。最後の急斜面はアイゼンに履き替えて歩く。今日は一度もこけなかった。
1時間の林道歩きでダムへ戻って、小高い公園広場から山を眺める。今日は越美国境稜線では何も見えなかったが、あのブナのランチ場
でメシを食っただけでも来た甲斐があった。
と思っていたら、谷間の奥の三国岳や美濃俣丸は、今さらながらの陽光を浴びて白く光っていた。
山日和
【越美国境】ホワイトアウトの夜叉ヶ丸
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
Re: 【越美国境】ホワイトアウトの夜叉ヶ丸
山日和さん、こんにちは。
天気が良ければ上谷山にも行ってみたいと思っていた先週末でした。
結果的には土蔵岳を選んでしまいましたけどね。
私にとっては5回目のスノー衆、三国岳から左千方、そして夜叉ヶ丸から下山した時のルートですね。
山日和さんにしては珍しくほぼピストンになってしまったのは、雪の状態とホワイトアウトの影響でしょうか。
夜叉ヶ丸から夜叉ヶ池のプチ周回で完全ピストンは回避していますけど。
あの時P1206から夜叉ヶ丸辺りの稜線から見下ろした雪原、あれが夜叉ヶ池だよと教えて貰って。
夏に一度だけ池ノ又谷林道終点からの登山道で行ったことのある夜叉ヶ池が、雪の時期に上から見るとあんな風に見えるんだと驚いたことを覚えています。
こちら側からの夏道も歩いてみたいものですが、夜叉ヶ池までのピストンだけだと短いでしょうし、さりとて先に進むとなるとヤブに阻まれそうで。
まだまだ知らない山域だけに研究の余地はありそうですね。
天気が良ければ上谷山にも行ってみたいと思っていた先週末でした。
結果的には土蔵岳を選んでしまいましたけどね。
私にとっては5回目のスノー衆、三国岳から左千方、そして夜叉ヶ丸から下山した時のルートですね。
山日和さんにしては珍しくほぼピストンになってしまったのは、雪の状態とホワイトアウトの影響でしょうか。
夜叉ヶ丸から夜叉ヶ池のプチ周回で完全ピストンは回避していますけど。
あの時P1206から夜叉ヶ丸辺りの稜線から見下ろした雪原、あれが夜叉ヶ池だよと教えて貰って。
夏に一度だけ池ノ又谷林道終点からの登山道で行ったことのある夜叉ヶ池が、雪の時期に上から見るとあんな風に見えるんだと驚いたことを覚えています。
こちら側からの夏道も歩いてみたいものですが、夜叉ヶ池までのピストンだけだと短いでしょうし、さりとて先に進むとなるとヤブに阻まれそうで。
まだまだ知らない山域だけに研究の余地はありそうですね。
落第忍者
Re: 【越美国境】ホワイトアウトの夜叉ヶ丸
落忍さん、どうもです。
天気が良ければ上谷山にも行ってみたいと思っていた先週末でした。
結果的には土蔵岳を選んでしまいましたけどね。
それは惜しいことをしました。上谷山なら快晴は望めずとも、そこそこの天気で雪山が楽しめたでしょう。
私にとっては5回目のスノー衆、三国岳から左千方、そして夜叉ヶ丸から下山した時のルートですね。
山日和さんにしては珍しくほぼピストンになってしまったのは、雪の状態とホワイトアウトの影響でしょうか。
夜叉ヶ丸から夜叉ヶ池のプチ周回で完全ピストンは回避していますけど。
そうですね。あの状況では国境稜線を歩く気がしないし意味もないですからね。
久しぶりに雪の夜叉ヶ池を見ようと思いましたが、こちらもまったく無意味でした。(^^;)
[attachment=0]DSCF5595_1.JPG[/attachment]
あの時P1206から夜叉ヶ丸辺りの稜線から見下ろした雪原、あれが夜叉ヶ池だよと教えて貰って。
夏に一度だけ池ノ又谷林道終点からの登山道で行ったことのある夜叉ヶ池が、雪の時期に上から見るとあんな風に見えるんだと驚いたことを覚えています。
無雪期と積雪期ではまったく違う山になるということですね。だから山は一度山頂を踏めば一丁上がりではないんです。
季節を変え、ルートを変えて登らないと、その山のホントの姿(どれもホントですが)を知ることはできませんね。
こちら側からの夏道も歩いてみたいものですが、夜叉ヶ池までのピストンだけだと短いでしょうし、さりとて先に進むとなるとヤブに阻まれそうで。
まだまだ知らない山域だけに研究の余地はありそうですね。
こちらの登山道は実にいい道だと思います。沢ありブナ林あり、時期によっては花もあり。
でも山開きしてからの時期は私にはちょっとね・・
山日和
天気が良ければ上谷山にも行ってみたいと思っていた先週末でした。
結果的には土蔵岳を選んでしまいましたけどね。
それは惜しいことをしました。上谷山なら快晴は望めずとも、そこそこの天気で雪山が楽しめたでしょう。
私にとっては5回目のスノー衆、三国岳から左千方、そして夜叉ヶ丸から下山した時のルートですね。
山日和さんにしては珍しくほぼピストンになってしまったのは、雪の状態とホワイトアウトの影響でしょうか。
夜叉ヶ丸から夜叉ヶ池のプチ周回で完全ピストンは回避していますけど。
そうですね。あの状況では国境稜線を歩く気がしないし意味もないですからね。
久しぶりに雪の夜叉ヶ池を見ようと思いましたが、こちらもまったく無意味でした。(^^;)
[attachment=0]DSCF5595_1.JPG[/attachment]
あの時P1206から夜叉ヶ丸辺りの稜線から見下ろした雪原、あれが夜叉ヶ池だよと教えて貰って。
夏に一度だけ池ノ又谷林道終点からの登山道で行ったことのある夜叉ヶ池が、雪の時期に上から見るとあんな風に見えるんだと驚いたことを覚えています。
無雪期と積雪期ではまったく違う山になるということですね。だから山は一度山頂を踏めば一丁上がりではないんです。
季節を変え、ルートを変えて登らないと、その山のホントの姿(どれもホントですが)を知ることはできませんね。
こちら側からの夏道も歩いてみたいものですが、夜叉ヶ池までのピストンだけだと短いでしょうし、さりとて先に進むとなるとヤブに阻まれそうで。
まだまだ知らない山域だけに研究の余地はありそうですね。
こちらの登山道は実にいい道だと思います。沢ありブナ林あり、時期によっては花もあり。
でも山開きしてからの時期は私にはちょっとね・・
山日和
Re: 【越美国境】ホワイトアウトの夜叉ヶ丸
山日和さん おはようございます。
広野ダムのトイレの先にあったチェーンゲートは無くなっていた。どこまで行けるのか進んでみたが、300mほどでデブリに塞がれて
ストップ。先客が1台止まっていた。
スノー衆の時は工事用の車が止まっていましたよね
今年の雪なら夜叉ヶ池への登山道も歩けるのではと思っていたが、やはりあの谷沿いの片斜面の道を歩くのは効率が悪い。
無雪期の登山道は一度歩いていますが、素敵な登山道ですね。
先日のスノーシューで苦しんだ股関節の痛みも出だした。今年は天気の巡りあわせも良くないが、体調もイマイチである。
山日和さんも最近悪い所がちょくちょく出てきますね。
私もスノー衆のトレーニングと思って重たいザックで歩きましたら腰が痛くて
地形が平坦になって夜叉ヶ池に着いたことを知る。しかしどこからが雪なのかまったくわからない。雪原の下は全面凍結した雪のはず
だが、万一ドボンしたら洒落にもならない。斜面の際を回り込むと、先ほどの登山者のトレースに合流した。
雪原の夜叉ヶ池まで来れる登山者は少ないでしょうね。
ここからは急斜面のトラバースルートだが、雪が緩んでいるのでそれほど緊張する場面もなかった。このあたりのブナ林は実に素晴
らしく、ガスの中に浮かぶブナの群れはまさに幽玄の世界。しかしこれは予定外の幽玄である。
ガスのブナ林は幻想的で好きです。
1時間の林道歩きでダムへ戻って、小高い公園広場から山を眺める。
ご苦労様でした。
スノー衆 楽しみにしてます
今日は孫 主人の付き合いで潮干狩りに行ってきます(^^)/
バーチャリ
広野ダムのトイレの先にあったチェーンゲートは無くなっていた。どこまで行けるのか進んでみたが、300mほどでデブリに塞がれて
ストップ。先客が1台止まっていた。
スノー衆の時は工事用の車が止まっていましたよね
今年の雪なら夜叉ヶ池への登山道も歩けるのではと思っていたが、やはりあの谷沿いの片斜面の道を歩くのは効率が悪い。
無雪期の登山道は一度歩いていますが、素敵な登山道ですね。
先日のスノーシューで苦しんだ股関節の痛みも出だした。今年は天気の巡りあわせも良くないが、体調もイマイチである。
山日和さんも最近悪い所がちょくちょく出てきますね。
私もスノー衆のトレーニングと思って重たいザックで歩きましたら腰が痛くて
地形が平坦になって夜叉ヶ池に着いたことを知る。しかしどこからが雪なのかまったくわからない。雪原の下は全面凍結した雪のはず
だが、万一ドボンしたら洒落にもならない。斜面の際を回り込むと、先ほどの登山者のトレースに合流した。
雪原の夜叉ヶ池まで来れる登山者は少ないでしょうね。
ここからは急斜面のトラバースルートだが、雪が緩んでいるのでそれほど緊張する場面もなかった。このあたりのブナ林は実に素晴
らしく、ガスの中に浮かぶブナの群れはまさに幽玄の世界。しかしこれは予定外の幽玄である。
ガスのブナ林は幻想的で好きです。
1時間の林道歩きでダムへ戻って、小高い公園広場から山を眺める。
ご苦労様でした。
スノー衆 楽しみにしてます
今日は孫 主人の付き合いで潮干狩りに行ってきます(^^)/
バーチャリ
Re: 【越美国境】ホワイトアウトの夜叉ヶ丸
バーチャリさん、どうもです。
スノー衆の時は工事用の車が止まっていましたよね
そうでしたね。
無雪期の登山道は一度歩いていますが、素敵な登山道ですね。
山開き前の早春だと、ブナの新緑プラスカタクリやいろんな花があって癒されます。
沢沿いの道もさわやかですしね。
山日和さんも最近悪い所がちょくちょく出てきますね。
私もスノー衆のトレーニングと思って重たいザックで歩きましたら腰が痛くて
私も今年ついに還暦ですわ。
雪原の夜叉ヶ池まで来れる登山者は少ないでしょうね。
ダムから往復2時間以上の林道歩きが必須ですし、谷沿いの登山道はまず使えませんからね。
ガスのブナ林は幻想的で好きです。
私も嫌いじゃないけど予定外。
ご苦労様でした。
スノー衆 楽しみにしてます
天気はまずまずのようですね。楽しみです。
山日和
スノー衆の時は工事用の車が止まっていましたよね
そうでしたね。
無雪期の登山道は一度歩いていますが、素敵な登山道ですね。
山開き前の早春だと、ブナの新緑プラスカタクリやいろんな花があって癒されます。
沢沿いの道もさわやかですしね。
山日和さんも最近悪い所がちょくちょく出てきますね。
私もスノー衆のトレーニングと思って重たいザックで歩きましたら腰が痛くて
私も今年ついに還暦ですわ。
雪原の夜叉ヶ池まで来れる登山者は少ないでしょうね。
ダムから往復2時間以上の林道歩きが必須ですし、谷沿いの登山道はまず使えませんからね。
ガスのブナ林は幻想的で好きです。
私も嫌いじゃないけど予定外。
ご苦労様でした。
スノー衆 楽しみにしてます
天気はまずまずのようですね。楽しみです。
山日和
Re: 【越美国境】ホワイトアウトの夜叉ヶ丸
山日和さん こんばんは
ダム湖畔のトイレのところの写真は、とても3月上旬とは思えませんね。
でも、例の場所のデブリはちゃんとあるんや。
1時間の林道歩きでダムへ戻って、小高い公園広場から山を眺める。
今日は越美国境稜線では何も見えなかったが、あのブナのランチ場
でメシを食っただけでも来た甲斐があった。
と思っていたら、谷間の奥の三国岳や美濃俣丸は、今さらながらの陽光を浴びて白く光っていた。
上にいるときはガスで、下におりてダムから遠望する時分には、
きれいに晴れているパターン、よくありますね。
くそっ!と思うけど、どうにもならない。
まあ、山でメシが食えたんだから、上出来です。
よい山旅を!
(別荘にノートPC持ち込み中だぜ。)
洞吹(どうすい)
ダム湖畔のトイレのところの写真は、とても3月上旬とは思えませんね。
でも、例の場所のデブリはちゃんとあるんや。
1時間の林道歩きでダムへ戻って、小高い公園広場から山を眺める。
今日は越美国境稜線では何も見えなかったが、あのブナのランチ場
でメシを食っただけでも来た甲斐があった。
と思っていたら、谷間の奥の三国岳や美濃俣丸は、今さらながらの陽光を浴びて白く光っていた。
上にいるときはガスで、下におりてダムから遠望する時分には、
きれいに晴れているパターン、よくありますね。
くそっ!と思うけど、どうにもならない。
まあ、山でメシが食えたんだから、上出来です。
よい山旅を!
(別荘にノートPC持ち込み中だぜ。)
洞吹(どうすい)
Re: 【越美国境】ホワイトアウトの夜叉ヶ丸
洞吹さん、どうもです。
ダム湖畔のトイレのところの写真は、とても3月上旬とは思えませんね。
でも、例の場所のデブリはちゃんとあるんや。
まったくもって。
デブリったって、高さ1m長さ5mほどの雪の塊があるだけでした・・・
上にいるときはガスで、下におりてダムから遠望する時分には、
きれいに晴れているパターン、よくありますね。
くそっ!と思うけど、どうにもならない。
まあ、山でメシが食えたんだから、上出来です。
よくあったら困るんだけど、最後に雨に降られるよりマシと思うことにしてます。(^^;)
ランチ場では天気も雰囲気も良かったしね。
よい山旅を!
(別荘にノートPC持ち込み中だぜ。)
あー、泊まり込みですか。ご苦労様です。m(_ _)m
山日和
ダム湖畔のトイレのところの写真は、とても3月上旬とは思えませんね。
でも、例の場所のデブリはちゃんとあるんや。
まったくもって。
デブリったって、高さ1m長さ5mほどの雪の塊があるだけでした・・・
上にいるときはガスで、下におりてダムから遠望する時分には、
きれいに晴れているパターン、よくありますね。
くそっ!と思うけど、どうにもならない。
まあ、山でメシが食えたんだから、上出来です。
よくあったら困るんだけど、最後に雨に降られるよりマシと思うことにしてます。(^^;)
ランチ場では天気も雰囲気も良かったしね。
よい山旅を!
(別荘にノートPC持ち込み中だぜ。)
あー、泊まり込みですか。ご苦労様です。m(_ _)m
山日和
Re: 【越美国境】ホワイトアウトの夜叉ヶ丸
山日和さん、今晩は。
二十数年前のGW、まだ幼なかったきょうだいを連れて家族四人で訪れた夜叉が池にはまだ雪がありました。
下界ではふた月も前から雪は無く、ハイキング感覚の私たちの足元は当然スニーカーでした。
靴の中を雪で濡らした下の子を泣きながら歩かせた覚えがあります。このとき山の怖さをはじめて知りました。
山を本格的に始めてからも家から近いこともあり、標高1100mに神秘的な夜叉が池のあるこのエリアは、四季を通じて私のレベルアップの場でありました。
週の初めに新しい雪の供給があった。この時期の新雪がパウダーなはずはない。これが吉と出るか凶と出るか。
ところが前夜からまさかの雨。6時頃には上がって少しずつ空が明るさを取り戻してきたが、結構降ったようで雪はグサグサだ。
この時期で、週の初めに降った雪ならば土曜日にはもう歩きやすく締まっていても不思議はないですが、そうは問屋が卸してくれませんでしたか。
予報通り日の出頃の下界の空は青空で、山にはサイコーの日だな~と思っていましたが、玄関を開けて路面が濡れているのを知ってビックリでした。
林道は雪もまだらで、スノーシューを履く判断が難しい。岩谷のキャンプ場跡までは問題なく歩けたが、そこからはやや雪が深くな
る。ツボ足だと腹が立つ沈みとなり、スノーシューを履いたまま雪の消えたところもガリガリと引きずって歩いた。
これくらいの中途半端さが一番困るんですよね。
画像は滋賀県境までの速達尾根取り付きでしょうか?
今年の雪なら夜叉ヶ池への登山道も歩けるのではと思っていたが、やはりあの谷沿いの片斜面の道を歩くのは効率が悪い。
効率と言うか、少しでも雪のある時にはあれだけの急斜面トラバース道には突っ込んでいかない方が無難でしょう。
うっすらと雪の乗った急斜面を上がると尾根に乗る。ヤセ尾根のこのあたりは雪が消えて地肌が露出している。この左手斜面にこの近
辺随一と思われるブナの巨木が眠っているが、どれぐらいの人が知っているだろう。
知りませんでした。今度行ったら確かめさせてもらいます。
・・・にしても、山日和さんの装備されている「ぶなレーダー」はホント優秀ですね~。
この尾根を登り下りするのも、もう10度目ぐらいになるだろうか。越美国境稜線への最短コースであることに間違いない。
えっ? ええっ~? じゅっ、十回ですって~?
あいた口がふさがりません。(^^ゞ お、御見それいたしました・・・。
そうか、上がっても何も見えないのか。こちらも三周、あるいは三国への周回を考えていたが戦意喪失気味となってしまった。それに
先日のスノーシューで苦しんだ股関節の痛みも出だした。今年は天気の巡りあわせも良くないが、体調もイマイチである。
これでは一気にモチも急下降!
予定変更を気軽に考えておくことができるのは単独の最大のメリットかもしれません。
夜叉ヶ丸への直登ラインを喘ぎ登る。視界は徐々に奪われ、越美国境稜線に出ると完全にホワイトアウトとなった。
風が強い。天と地の境目もわからず、目を凝らせばやっと岐阜県側の雪の切れ落ちを確認できる状態だ。こんな状況で稜線を歩く意味
もない。夜叉ヶ池へ下りて適当なランチ場を探そう
私もピークを狙えない時に、「夜叉が池」という目標物に助けられました。
実際、無雪期の登山者の大多数は池が最終目標で、行ってもせいぜい夜叉が丸までが多いですね。
地形が平坦になって夜叉ヶ池に着いたことを知る。しかしどこからが雪なのかまったくわからない。雪原の下は全面凍結した雪のはず
だが、万一ドボンしたら洒落にもならない。斜面の際を回り込むと、先ほどの登山者のトレースに合流した。
私も足元にメートル単位の雪があってた時も、池の上を歩こうなどとは露ほども考えられませんでした。
日の当たるブナ林を駆け下りて、登りで目星を付けていた台地に到着。
標高1000m弱のこのブナ林の台地は絶好のランチ場だ。風はほとんどなく、ブナの木陰がうれしい。今日は気温が異常に高いのだ。
やっとこさで落ち着けましたね。冷たいビールがことのほか美味しく感じられたことでしょう。
このうどんは何味でしょうか?
1時間の林道歩きでダムへ戻って、小高い公園広場から山を眺める。今日は越美国境稜線では何も見えなかったが、あのブナのランチ場
でメシを食っただけでも来た甲斐があった。
と思っていたら、谷間の奥の三国岳や美濃俣丸は、今さらながらの陽光を浴びて白く光っていた。
いやいや、あのガスガスの中を歩いて危ない目に遭うことを考えれば・・・。
二十数年前のGW、まだ幼なかったきょうだいを連れて家族四人で訪れた夜叉が池にはまだ雪がありました。
下界ではふた月も前から雪は無く、ハイキング感覚の私たちの足元は当然スニーカーでした。
靴の中を雪で濡らした下の子を泣きながら歩かせた覚えがあります。このとき山の怖さをはじめて知りました。
山を本格的に始めてからも家から近いこともあり、標高1100mに神秘的な夜叉が池のあるこのエリアは、四季を通じて私のレベルアップの場でありました。
週の初めに新しい雪の供給があった。この時期の新雪がパウダーなはずはない。これが吉と出るか凶と出るか。
ところが前夜からまさかの雨。6時頃には上がって少しずつ空が明るさを取り戻してきたが、結構降ったようで雪はグサグサだ。
この時期で、週の初めに降った雪ならば土曜日にはもう歩きやすく締まっていても不思議はないですが、そうは問屋が卸してくれませんでしたか。
予報通り日の出頃の下界の空は青空で、山にはサイコーの日だな~と思っていましたが、玄関を開けて路面が濡れているのを知ってビックリでした。
林道は雪もまだらで、スノーシューを履く判断が難しい。岩谷のキャンプ場跡までは問題なく歩けたが、そこからはやや雪が深くな
る。ツボ足だと腹が立つ沈みとなり、スノーシューを履いたまま雪の消えたところもガリガリと引きずって歩いた。
これくらいの中途半端さが一番困るんですよね。
画像は滋賀県境までの速達尾根取り付きでしょうか?
今年の雪なら夜叉ヶ池への登山道も歩けるのではと思っていたが、やはりあの谷沿いの片斜面の道を歩くのは効率が悪い。
効率と言うか、少しでも雪のある時にはあれだけの急斜面トラバース道には突っ込んでいかない方が無難でしょう。
うっすらと雪の乗った急斜面を上がると尾根に乗る。ヤセ尾根のこのあたりは雪が消えて地肌が露出している。この左手斜面にこの近
辺随一と思われるブナの巨木が眠っているが、どれぐらいの人が知っているだろう。
知りませんでした。今度行ったら確かめさせてもらいます。
・・・にしても、山日和さんの装備されている「ぶなレーダー」はホント優秀ですね~。
この尾根を登り下りするのも、もう10度目ぐらいになるだろうか。越美国境稜線への最短コースであることに間違いない。
えっ? ええっ~? じゅっ、十回ですって~?
あいた口がふさがりません。(^^ゞ お、御見それいたしました・・・。
そうか、上がっても何も見えないのか。こちらも三周、あるいは三国への周回を考えていたが戦意喪失気味となってしまった。それに
先日のスノーシューで苦しんだ股関節の痛みも出だした。今年は天気の巡りあわせも良くないが、体調もイマイチである。
これでは一気にモチも急下降!
予定変更を気軽に考えておくことができるのは単独の最大のメリットかもしれません。
夜叉ヶ丸への直登ラインを喘ぎ登る。視界は徐々に奪われ、越美国境稜線に出ると完全にホワイトアウトとなった。
風が強い。天と地の境目もわからず、目を凝らせばやっと岐阜県側の雪の切れ落ちを確認できる状態だ。こんな状況で稜線を歩く意味
もない。夜叉ヶ池へ下りて適当なランチ場を探そう
私もピークを狙えない時に、「夜叉が池」という目標物に助けられました。
実際、無雪期の登山者の大多数は池が最終目標で、行ってもせいぜい夜叉が丸までが多いですね。
地形が平坦になって夜叉ヶ池に着いたことを知る。しかしどこからが雪なのかまったくわからない。雪原の下は全面凍結した雪のはず
だが、万一ドボンしたら洒落にもならない。斜面の際を回り込むと、先ほどの登山者のトレースに合流した。
私も足元にメートル単位の雪があってた時も、池の上を歩こうなどとは露ほども考えられませんでした。
日の当たるブナ林を駆け下りて、登りで目星を付けていた台地に到着。
標高1000m弱のこのブナ林の台地は絶好のランチ場だ。風はほとんどなく、ブナの木陰がうれしい。今日は気温が異常に高いのだ。
やっとこさで落ち着けましたね。冷たいビールがことのほか美味しく感じられたことでしょう。
このうどんは何味でしょうか?
1時間の林道歩きでダムへ戻って、小高い公園広場から山を眺める。今日は越美国境稜線では何も見えなかったが、あのブナのランチ場
でメシを食っただけでも来た甲斐があった。
と思っていたら、谷間の奥の三国岳や美濃俣丸は、今さらながらの陽光を浴びて白く光っていた。
いやいや、あのガスガスの中を歩いて危ない目に遭うことを考えれば・・・。
越前
Re: 【越美国境】ホワイトアウトの夜叉ヶ丸
越前さん、どうもです。
二十数年前のGW、まだ幼なかったきょうだいを連れて家族四人で訪れた夜叉が池にはまだ雪がありました。
下界ではふた月も前から雪は無く、ハイキング感覚の私たちの足元は当然スニーカーでした。
靴の中を雪で濡らした下の子を泣きながら歩かせた覚えがあります。このとき山の怖さをはじめて知りました。
山のことをちゃんと知らなかった時はこんなことありますよね。
私も40数年前の中学時代に初めて鈴鹿の霊仙山に登った時、3月の鈴鹿に雪があるなんてまったく想像もしてませんでした。醒ヶ井
の駅を降りたら周りはみんな物々しい装備の大人ばかり。私はピッケル・アイゼンはおろかスパッツも持っておらず、靴の中は水浸し
になってしまいました。漆ヶ滝コースから山頂までの道がやたら遠く感じ、加えて上はガスで何も見えず、経塚山から引き返したことを
覚えています。
この時期で、週の初めに降った雪ならば土曜日にはもう歩きやすく締まっていても不思議はないですが、そうは問屋が卸してくれませんでしたか。
そういう目論見だったんだけど、あの雨が誤算でしたね。
これくらいの中途半端さが一番困るんですよね。
画像は滋賀県境までの速達尾根取り付きでしょうか?
そうそう。ツボ足だと腹が立って来るし、履いたらガリガリだし・・・
画像はご名答です。
[attachment=0]DSCF5565_1.JPG[/attachment]
効率と言うか、少しでも雪のある時にはあれだけの急斜面トラバース道には突っ込んでいかない方が無難でしょう。
20ほど前に、直登尾根を上がる発想がなくズタズタの雪に埋もれたあの道をテント担いで歩きました。
林道終点(当時は4月には車で入れました)からミズナラの巨木までなんと2時間ですわ。
知りませんでした。今度行ったら確かめさせてもらいます。
・・・にしても、山日和さんの装備されている「ぶなレーダー」はホント優秀ですね~。
レーダーっちゅうか、嗅覚みたいなもんですね。匂いのする方へ引き寄せられます。
[attachment=1]P4230125_1.JPG[/attachment]
えっ? ええっ~? じゅっ、十回ですって~?
あいた口がふさがりません。(^^ゞ お、御見それいたしました・・・。
往復の登りと下りを足してですよ。往復の片道を抜いても8回は歩いてるか。
これでは一気にモチも急下降!
予定変更を気軽に考えておくことができるのは単独の最大のメリットかもしれません。
その通りですね。パーティーの方が安全だと言われますが、我慢したり無理したりということが出てきますからね。
その点単独は嫌ならすぐにやめられるし。
私もピークを狙えない時に、「夜叉が池」という目標物に助けられました。
実際、無雪期の登山者の大多数は池が最終目標で、行ってもせいぜい夜叉が丸までが多いですね。
その目標物はまったく見えず・・・・(^_^;)
私も足元にメートル単位の雪があってた時も、池の上を歩こうなどとは露ほども考えられませんでした。
ところが結構平気で歩く人もいるんですねえ。
やっとこさで落ち着けましたね。冷たいビールがことのほか美味しく感じられたことでしょう。
このうどんは何味でしょうか?
大阪名物「得正のカレーうどん」です。福井では売ってないかな?
いやいや、あのガスガスの中を歩いて危ない目に遭うことを考えれば・・・。
危ない目と言うより、歩く意味が見出せません。
山日和
二十数年前のGW、まだ幼なかったきょうだいを連れて家族四人で訪れた夜叉が池にはまだ雪がありました。
下界ではふた月も前から雪は無く、ハイキング感覚の私たちの足元は当然スニーカーでした。
靴の中を雪で濡らした下の子を泣きながら歩かせた覚えがあります。このとき山の怖さをはじめて知りました。
山のことをちゃんと知らなかった時はこんなことありますよね。
私も40数年前の中学時代に初めて鈴鹿の霊仙山に登った時、3月の鈴鹿に雪があるなんてまったく想像もしてませんでした。醒ヶ井
の駅を降りたら周りはみんな物々しい装備の大人ばかり。私はピッケル・アイゼンはおろかスパッツも持っておらず、靴の中は水浸し
になってしまいました。漆ヶ滝コースから山頂までの道がやたら遠く感じ、加えて上はガスで何も見えず、経塚山から引き返したことを
覚えています。
この時期で、週の初めに降った雪ならば土曜日にはもう歩きやすく締まっていても不思議はないですが、そうは問屋が卸してくれませんでしたか。
そういう目論見だったんだけど、あの雨が誤算でしたね。
これくらいの中途半端さが一番困るんですよね。
画像は滋賀県境までの速達尾根取り付きでしょうか?
そうそう。ツボ足だと腹が立って来るし、履いたらガリガリだし・・・
画像はご名答です。
[attachment=0]DSCF5565_1.JPG[/attachment]
効率と言うか、少しでも雪のある時にはあれだけの急斜面トラバース道には突っ込んでいかない方が無難でしょう。
20ほど前に、直登尾根を上がる発想がなくズタズタの雪に埋もれたあの道をテント担いで歩きました。
林道終点(当時は4月には車で入れました)からミズナラの巨木までなんと2時間ですわ。
知りませんでした。今度行ったら確かめさせてもらいます。
・・・にしても、山日和さんの装備されている「ぶなレーダー」はホント優秀ですね~。
レーダーっちゅうか、嗅覚みたいなもんですね。匂いのする方へ引き寄せられます。
[attachment=1]P4230125_1.JPG[/attachment]
えっ? ええっ~? じゅっ、十回ですって~?
あいた口がふさがりません。(^^ゞ お、御見それいたしました・・・。
往復の登りと下りを足してですよ。往復の片道を抜いても8回は歩いてるか。
これでは一気にモチも急下降!
予定変更を気軽に考えておくことができるのは単独の最大のメリットかもしれません。
その通りですね。パーティーの方が安全だと言われますが、我慢したり無理したりということが出てきますからね。
その点単独は嫌ならすぐにやめられるし。
私もピークを狙えない時に、「夜叉が池」という目標物に助けられました。
実際、無雪期の登山者の大多数は池が最終目標で、行ってもせいぜい夜叉が丸までが多いですね。
その目標物はまったく見えず・・・・(^_^;)
私も足元にメートル単位の雪があってた時も、池の上を歩こうなどとは露ほども考えられませんでした。
ところが結構平気で歩く人もいるんですねえ。
やっとこさで落ち着けましたね。冷たいビールがことのほか美味しく感じられたことでしょう。
このうどんは何味でしょうか?
大阪名物「得正のカレーうどん」です。福井では売ってないかな?
いやいや、あのガスガスの中を歩いて危ない目に遭うことを考えれば・・・。
危ない目と言うより、歩く意味が見出せません。
山日和