鈴鹿 山行集計の穴 カクレグラに登る
Posted: 2015年12月08日(火) 11:31
2015.12.06 (sun) くもり
鈴鹿 カクレグラ
コース サメゴ橋=鉄塔巡視路=水呑岳=カクレグラ=入道ヶ原分岐=樋ノ谷=佐目集落=サメゴ橋
いつかはやろう、いつかは・・・と思いながら面倒で放置していた山行記録の集計。バラバラに書き散らかされていたメモ程度の記録をようやく纏めた。どの山に何回登ったのか、総山行回数は?
集計は思いのほか難しい。どの山にも登らなかった沢登りや釣りをどうするのか。山菜やきのこ取り、あるいは深雪などで山頂に達しなかったもの。こういうのはどの山域に入るか判断して加える。沢や釣りは苦肉の策として山ではなく愛知川流域という項目でカウントした。ただし峠を越えなかった三重県側の釣り(山秋谷、焼合谷、伊勢谷、銚子谷など)は0.5回程度で加えるかな。と言っても、それらはおおよその回数しか分らない。
総計は思っていたよりかなり少ない500回程度。まあ私は始めた年齢が遅いし土曜や祭日が仕事だから、そう数は伸びない。皆さんの中には多分1000回、2000回という猛者も多数いらっしゃるのではないだろうか。絵地図で有名な奥村さんの1000回記念山行(御在所岳)に杣人さんらと参加したことがある。あのときすでにかなりのご高齢だった。だから私の500回はまあそんなものかなと思う。
集計すると様々なものが見えてくる。薄々感じていたが極端な偏り。食べ物でいえば偏食だ。なんと500回のうち91回が御池岳。ほぼ5回に1回、よく飽きもせずだ。次いで愛知川流域の48回。御在所・国見の41回、三池岳周辺38回、竜ヶ岳29回、藤原26回。釈迦ヶ岳20回、鎌、雨乞、イブネはそれぞれ15回ほど。あとはパラパラ数回の山が続く。
仙ヶ岳以南は捨てているからさておいて、0回の山もチラホラ。男鬼、比婆、コザト、ヒキノ、割山、滝谷山、アカイシ、八ツ尾、押立など。標高のある所としては黒尾山、カクレグラがまだ未踏だ。これではまずいので今回カクレグラに登ることにした。石榑トンネルが抜けて以来旧永源寺町はいなべ市の続きみたいなものだから登り易くなった。逆に永源寺の人はいなべ市が庭になったように思っているだろう。事実よく買い物に来ているらしい。
サメゴ谷とダムの出合いは現在新しい橋の工事中だ。林道入口の空地は資材置き場や現場事務所になっている。日曜は事務所が閉まっているので、そこに駐車する。重機で付けたと思われる太い道が急な山腹を縫っている。200m近い急登で尾根に出ると最初の鉄塔。送電線がサメゴ谷をまたいで黒尾山の尾根に伸びているのは壮観だ。次の鉄塔は近いと思っていたが、これまた急登で絞られる。 今日は絵にかいたような典型的な曇り。晴れる様子もなければ降る気配もない。それでも遠景はそこそこ見える。その先急な尾根を避けて道はトラバース。植林ばかりのつまらない道だ。所々ヤブや倒木であまり歩かれていない感じである。再び登りにかかると何か見えてきた。マストに八木アンテナが数本。テレビ難視聴地域の共同アンテナのようだ。デジタルになってケーブルTVが普及し、もう用済みの施設である。・740のピークで大休止。ようやく二次林でよい雰囲気になってきた。
もう急登はなく、楽々水呑岳に到着。さっき・740で水を飲んでしまったが、またここで水を飲む。汗ふき峠で汗をふき、水呑岳で水を飲むのは名付けた人への礼儀だ。ここには何もプレートはないが位置的に間違いないだろう。ここまで来たらもうすぐだろうと思ったが、地図をよく見ると距離的にまだ半分でガックリ。カクレグラの手前にまだピークが二つ控えていて本体は見えない。隠れグラとはよく名付けたものだ。
黙々とヤブっぽい尾根を登る。しんどい。920mで右折、コンター960m峰の端に出ると視界が開けた。台形や三角形や丸いピークで凸凹しているのはクラシ・銚子ヶ口の縦走路であろう。この風景は初めてだ。やはり未踏の山は新鮮だ。その右に台地状のイブネと妙な形の雨乞岳とサメゴ谷源流。北には天狗堂から見た御池岳の縮小版が見える。竜ヶ岳は三角錐。この位置ならではの展望だ。 カクレグラは手前から小広い台地で、いい山頂だった。あまり展望はないが樹林がよい感じで、ちゃんとプレートもあった。ゴミだとかいう人もいるが、私は山名プレートがないと登った気がしない。誰も来る気配もないし、ここで昼食とする。息が白くなるのでかなり気温は低いと思われるが、大して寒くない。湯を沸かしていると敷いているマットの上にごく小さな黒い点が無数にあるのを認めた。ゴミのようでもあり、虫のようでもある。老眼ではよく分らない。それがバネ仕掛けのようにピコーンと飛び跳ねた。ギョギョ!こ奴やっぱり虫だ。還暦まで生きて初めて見る生き物だ。トビムシという名を聞いたことあるが、それだろうか。なにか害はあるのだろうか。 帰路は入道ヶ原方面へ下りる。往路と比べたら天国だ。緩い下りが続き、腹ごなしに誂えたような道である。この付近もナラの立ち枯れが多く、山の将来が心配だ。・747東の下りで、下から話し声が聞こえてきた。おお、人間だ。二人連れの同い年ぐらいの男性が上がってくる。今からカクレグラですかと聞いたら、いや、もう行ってきたんですと言う。じゃあ、何で登ってんの? 佐目へ下りたいけど道がよく分らないので引き返してきたとのこと。谷を下りかけたけど崩れて危険だという。で、私に道知ってますか?と聞いてきた。いや、初めての山ですから・・・と言葉を濁す。順調に下山する自信はあったが、初めての山で俺に着いてこいとは言えなかった。分らなければカクレグラから尾根道を帰ればいいし、何処からでも行けるでしょうと言って分れた。実際鈴鹿程度の山は方角さえ分っていれば何処からでも帰れるのだ。楽かどうかは別ではあるが(^◇^)
小ピークを越え鉄塔を二つくぐって真っすぐ行こうとしたら踏み跡がない。おっと、ここは90度右折だ。やがて入道ヶ原分岐。朝に地区の墓地清掃作業があり、大幅に出遅れたので入道ヶ原は割愛。暗くならないうちに下山だ。分岐を右にとると漸く本格的な下りとなる。急な山腹を削って付けられた道だ。電力会社の仕事だろうか、エアリアには載っていない。樋ノ谷に下り立つと、あとは沢沿いに下るだけ。踏み跡が崩れたり、橋が落ちているところもあるが、どうということはない。あの二人組は何処で迷って引き返したのだろうか。里が近付くと高巻きで一部危険な所がある。狭い踏み跡を外したら谷底に一直線だ。やがて若宮八幡宮。ダム建設の折、高台へ遷宮したのだろうか。佐目から国道をテクテク歩いて駐車地へ戻る。通りが多くなってクルマが怖い。モミジがたくさんあるのだから、湖畔に遊歩道を整備して、駐車場やレストラン、喫茶店などを作ったら良い観光地になるのではなかろうか。今は無残な湖底を晒しているが、満水にすれば紅葉が映って素晴らしい風景になるだろう。
ハリマオ
鈴鹿 カクレグラ
コース サメゴ橋=鉄塔巡視路=水呑岳=カクレグラ=入道ヶ原分岐=樋ノ谷=佐目集落=サメゴ橋
いつかはやろう、いつかは・・・と思いながら面倒で放置していた山行記録の集計。バラバラに書き散らかされていたメモ程度の記録をようやく纏めた。どの山に何回登ったのか、総山行回数は?
集計は思いのほか難しい。どの山にも登らなかった沢登りや釣りをどうするのか。山菜やきのこ取り、あるいは深雪などで山頂に達しなかったもの。こういうのはどの山域に入るか判断して加える。沢や釣りは苦肉の策として山ではなく愛知川流域という項目でカウントした。ただし峠を越えなかった三重県側の釣り(山秋谷、焼合谷、伊勢谷、銚子谷など)は0.5回程度で加えるかな。と言っても、それらはおおよその回数しか分らない。
総計は思っていたよりかなり少ない500回程度。まあ私は始めた年齢が遅いし土曜や祭日が仕事だから、そう数は伸びない。皆さんの中には多分1000回、2000回という猛者も多数いらっしゃるのではないだろうか。絵地図で有名な奥村さんの1000回記念山行(御在所岳)に杣人さんらと参加したことがある。あのときすでにかなりのご高齢だった。だから私の500回はまあそんなものかなと思う。
集計すると様々なものが見えてくる。薄々感じていたが極端な偏り。食べ物でいえば偏食だ。なんと500回のうち91回が御池岳。ほぼ5回に1回、よく飽きもせずだ。次いで愛知川流域の48回。御在所・国見の41回、三池岳周辺38回、竜ヶ岳29回、藤原26回。釈迦ヶ岳20回、鎌、雨乞、イブネはそれぞれ15回ほど。あとはパラパラ数回の山が続く。
仙ヶ岳以南は捨てているからさておいて、0回の山もチラホラ。男鬼、比婆、コザト、ヒキノ、割山、滝谷山、アカイシ、八ツ尾、押立など。標高のある所としては黒尾山、カクレグラがまだ未踏だ。これではまずいので今回カクレグラに登ることにした。石榑トンネルが抜けて以来旧永源寺町はいなべ市の続きみたいなものだから登り易くなった。逆に永源寺の人はいなべ市が庭になったように思っているだろう。事実よく買い物に来ているらしい。
サメゴ谷とダムの出合いは現在新しい橋の工事中だ。林道入口の空地は資材置き場や現場事務所になっている。日曜は事務所が閉まっているので、そこに駐車する。重機で付けたと思われる太い道が急な山腹を縫っている。200m近い急登で尾根に出ると最初の鉄塔。送電線がサメゴ谷をまたいで黒尾山の尾根に伸びているのは壮観だ。次の鉄塔は近いと思っていたが、これまた急登で絞られる。 今日は絵にかいたような典型的な曇り。晴れる様子もなければ降る気配もない。それでも遠景はそこそこ見える。その先急な尾根を避けて道はトラバース。植林ばかりのつまらない道だ。所々ヤブや倒木であまり歩かれていない感じである。再び登りにかかると何か見えてきた。マストに八木アンテナが数本。テレビ難視聴地域の共同アンテナのようだ。デジタルになってケーブルTVが普及し、もう用済みの施設である。・740のピークで大休止。ようやく二次林でよい雰囲気になってきた。
もう急登はなく、楽々水呑岳に到着。さっき・740で水を飲んでしまったが、またここで水を飲む。汗ふき峠で汗をふき、水呑岳で水を飲むのは名付けた人への礼儀だ。ここには何もプレートはないが位置的に間違いないだろう。ここまで来たらもうすぐだろうと思ったが、地図をよく見ると距離的にまだ半分でガックリ。カクレグラの手前にまだピークが二つ控えていて本体は見えない。隠れグラとはよく名付けたものだ。
黙々とヤブっぽい尾根を登る。しんどい。920mで右折、コンター960m峰の端に出ると視界が開けた。台形や三角形や丸いピークで凸凹しているのはクラシ・銚子ヶ口の縦走路であろう。この風景は初めてだ。やはり未踏の山は新鮮だ。その右に台地状のイブネと妙な形の雨乞岳とサメゴ谷源流。北には天狗堂から見た御池岳の縮小版が見える。竜ヶ岳は三角錐。この位置ならではの展望だ。 カクレグラは手前から小広い台地で、いい山頂だった。あまり展望はないが樹林がよい感じで、ちゃんとプレートもあった。ゴミだとかいう人もいるが、私は山名プレートがないと登った気がしない。誰も来る気配もないし、ここで昼食とする。息が白くなるのでかなり気温は低いと思われるが、大して寒くない。湯を沸かしていると敷いているマットの上にごく小さな黒い点が無数にあるのを認めた。ゴミのようでもあり、虫のようでもある。老眼ではよく分らない。それがバネ仕掛けのようにピコーンと飛び跳ねた。ギョギョ!こ奴やっぱり虫だ。還暦まで生きて初めて見る生き物だ。トビムシという名を聞いたことあるが、それだろうか。なにか害はあるのだろうか。 帰路は入道ヶ原方面へ下りる。往路と比べたら天国だ。緩い下りが続き、腹ごなしに誂えたような道である。この付近もナラの立ち枯れが多く、山の将来が心配だ。・747東の下りで、下から話し声が聞こえてきた。おお、人間だ。二人連れの同い年ぐらいの男性が上がってくる。今からカクレグラですかと聞いたら、いや、もう行ってきたんですと言う。じゃあ、何で登ってんの? 佐目へ下りたいけど道がよく分らないので引き返してきたとのこと。谷を下りかけたけど崩れて危険だという。で、私に道知ってますか?と聞いてきた。いや、初めての山ですから・・・と言葉を濁す。順調に下山する自信はあったが、初めての山で俺に着いてこいとは言えなかった。分らなければカクレグラから尾根道を帰ればいいし、何処からでも行けるでしょうと言って分れた。実際鈴鹿程度の山は方角さえ分っていれば何処からでも帰れるのだ。楽かどうかは別ではあるが(^◇^)
小ピークを越え鉄塔を二つくぐって真っすぐ行こうとしたら踏み跡がない。おっと、ここは90度右折だ。やがて入道ヶ原分岐。朝に地区の墓地清掃作業があり、大幅に出遅れたので入道ヶ原は割愛。暗くならないうちに下山だ。分岐を右にとると漸く本格的な下りとなる。急な山腹を削って付けられた道だ。電力会社の仕事だろうか、エアリアには載っていない。樋ノ谷に下り立つと、あとは沢沿いに下るだけ。踏み跡が崩れたり、橋が落ちているところもあるが、どうということはない。あの二人組は何処で迷って引き返したのだろうか。里が近付くと高巻きで一部危険な所がある。狭い踏み跡を外したら谷底に一直線だ。やがて若宮八幡宮。ダム建設の折、高台へ遷宮したのだろうか。佐目から国道をテクテク歩いて駐車地へ戻る。通りが多くなってクルマが怖い。モミジがたくさんあるのだから、湖畔に遊歩道を整備して、駐車場やレストラン、喫茶店などを作ったら良い観光地になるのではなかろうか。今は無残な湖底を晒しているが、満水にすれば紅葉が映って素晴らしい風景になるだろう。
ハリマオ
コース サメゴ橋=鉄塔巡視路=水呑岳=カクレグラ=入道ヶ原分岐=樋ノ谷=佐目集落=サメゴ橋