【日 付】 2015/11/22(日)
【山域山名】 若狭 遠敷端の高 748.3m (福井県小浜市・おおい町)
【地形図】(1/25000)古屋
【メンバー】 単独
【天 候】 曇りのち晴れ
【ルート】 林道駐車地7:30---根来坂峠8:00---おにゅう峠8:25/8:30---820m標高点9:10/9:15
--- 751m標高点9:40/9:50---ca700mP 10:15/10:25---遠敷端の高11:10/11:15
--- ca700mP(昼食)11:50/12:35---751m標高点13:10/13:20---820m標高点13:55/14:05
---おにゅう峠14:40--林道駐車地15:10
今回登った山は遠敷端の高。
「おにゅうばたのたか」と読む。
地形図に山名は記載されていない。
この山は、東小浜の市街地から遠敷川(おにゅうがわ)に沿って南下し、
中ノ畑の集落の南西2km、小浜市とおおい町の境界稜線上にある三等三角点748.3mの山。
到達方法としては、
中ノ畑から林道で谷を詰める、中ノ畑から左岸または右岸の尾根を登る、などがあるが、
今回は鯖街道の一つ、小浜街道の針畑越え(=根来坂峠・ねごりざかとうげ)から、稜線伝いに遠敷端の高へ向かった。
[attachment=7]s-R0024034.jpg[/attachment]
林道小入谷線の「おにゅう峠」から林道上根来線(福井県側)へ少し下ったところの空き地に駐車した。
すぐ横に、針畑越えの鯖街道に途中から入る登り口がある。
鯖街道に入ると、
深く掘り込まれた風格のある古道が山肌をうねるように登っていく。
道は目の前にある871mPの山腹を、目的の西方向とは反対の東方向にトラバースしていくが、
まずは素直に道に従おう。
見事な道の付け方でトラバースを終えて、県境稜線の鞍部に出たところが根来坂峠だ。
[attachment=6]s-R0024030.jpg[/attachment]
もともと、若狭周辺ではこの根来坂や知井坂、杉尾坂、権蔵坂、五波坂などのように、
「峠」のことを「坂」と呼ぶ慣わしがあったので、この根来坂峠という現代地名は、
厳密に言うと峠の表現が重複しているのではないか。
しかし、懐かしい。
この根来坂峠は、21年前、百里ヶ岳の帰りに降りてきて、「ああ、いい峠だなあ」と思った所だ。
もうウロ覚えでしかないが、ただ一つ、高島トレイルの標識が立っている以外は、
あれからなにも変わっていないように思える。
根来坂峠から西へ、高島トレイルの県境稜線を歩く。
871mPを越えると、すぐ新林道のおにゅう峠だ。
ここは、晩秋の冷えた朝、朽木小入谷の雲海が見られる絶景スポットとして有名らしい。
[attachment=5]s-R0024038.jpg[/attachment]
峠名の表記について、峠の石碑には「おにゅう峠」と平仮名で書かれているが、
それが福井県側の麓の地名「遠敷(おにゅう)」をもとにしたものか、
滋賀県側の麓の地名「小入谷(おにゅうだに)」をもとにしたものかはわからない。
しかし、新林道の峠の名をつけるのに、福井側と滋賀側の両方の顔を立てて、
あえて平仮名で「おにゅう峠」としたのではないだろうか。
どちらとも決めない知恵なのだろう。
[attachment=4]s-R0024042.jpg[/attachment]
おにゅう峠の切り通しを横切り、向い側の尾根を少し登ったca850mPで、高島トレイルとはおさらばだ。
ここから北西に延びる小浜市・おおい町境界の尾根に入る。
さあ、山下りの始まりだ。
ゆるゆるとだが、どんどん下っていく。
帰りは登りか。
なんだか、いやだなあ。
しかし、尾根の雰囲気は抜群。
空の色は曇り空でパッとしないんだけど、いい感じでブナの林が続いている。
左の奥に見えている山の連なりの向こうは、もう芦生なのだろう。
下生えの全くないブナ林の中を、落ち葉のじゅうたんを蹴立てて進む。
[attachment=3]s-R0024055.jpg[/attachment]
820mPを過ぎると、次のコブから雑木混じりになってきた。
751mPからca730mPまではヤセた尾根。
ca730mPを過ぎると左から植林が近づき、尾根上は少し藪っぽくなる。
ca700mPに上がると再びいいい雰囲気のブナ林となった。
いいね、いいね。
[attachment=2]s-R0024067.jpg[/attachment]
次の小ピークを過ぎたところで、地面に何か落ちているのを発見。
地図だ。
拾ってみると濡れはないので、落としたのはここ数日のことだろう。
京都市交響楽団のコンサートのチラシの裏に2万5千図がコピーされていて、
赤いサインペンでルートが書きこんである。
滋賀県の朽木小入谷から根来坂峠に上がり、そこからはワシと同じ稜線ルートで遠敷端の高へ。
朽木小入谷からは百里ヶ岳へというのが一般的だと思うが、
なんと、地図に名前も載っていない遠敷端の高とは。
ワシと同じような、物好きさんがいるものだ。
思いもよらない同好の士の痕跡に、なんだかほっこりとした気分になってしまった。
地図を元の地面に返して、先に進む。
やがて、左植林、右自然林の境目を歩くようになり、
藪が濃くなったところを抜けると、自然林に戻って最後の急登。
遠敷端の高。
三等三角点が埋まる小さな頂上。
周囲の景色は、葉を落とした木立越しにかろうじて見えているが、
葉の茂る季節には展望は皆無だろう。
ここは北側に植林が迫っているし、眺めも閉塞的なので、
昼メシはブナ林に戻ってから食べることにしよう。
5分間の滞在で、山頂を辞する。
[attachment=1]s-R0024091.jpg[/attachment]
ca700mP。
太いブナの根曲がりのくびれに腰を掛けて、缶ビールを傾ける。
わずかにそよぐ風。
朧気な陽の光。
そして静寂。
何の物音もしない。
ただ、静か……だ。
[attachment=0]s-R0024096.jpg[/attachment]
おにゅう峠に戻ってくると、そこには小型の観光バスが止まっていた。
マイクロバスじゃなくて、ふつうの観光バスのショートバージョンだから、けっこう大きい。
団体さんが降りてくるのを待っているんだ。
ここならやはり、百里ヶ岳から降りてくるんだろうな。
ワシは、ここから871mPまでは、団体さんが降りてくるであろう方向に高島トレイルを進むことになる。
鉢合わせはしたくないから、急がないと。
871mPに上がったとたん、案の定、前からガヤガヤと話し声が近づいてきた。
これはヤバいぞ。
ワシはここから登山道をはずれて、
根来坂峠をパスして鯖街道へショートカットするバリ尾根に入るのだが、
大勢の前でそんな姿を晒したくない。
急げっ!
あわてて道端の軽いヤブに突っ込み、落ち葉をガサガサ言わせて斜面を少し駆け下りたとき、
振り返って見上げると、高島トレイルを大勢の人たちが歩いていた。
危ないところだった。
●今回の付録は、どうでもよくない大切な深イイ話しデス。
もう30年も昔のこと。
家族旅行で若狭小浜を訪れたとき、ご住職の独特な語り口でお水送りの話が印象的だった神宮寺。
毎年3月12日に行われる奈良東大寺の「お水取り」は、春を告げる行事として全国的に有名だが、
その「お香水」は、お水取りに先立って3月2日にこの若狭神宮寺で行われる「お水送り」によって、
遠敷川の鵜の瀬から10日間かけて東大寺二月堂の若狭井に届くと言われている。
天平時代から1200年の歴史を今に伝える伝統行事。
ワシはそれまで「お水送り」というものを知らなかったので、
「ムム、すごい。」と素直に感動したが、
「洞吹よ、おまえはそんなことも知らなかったのか。」と言われれば、
大きな腹を縮こまらせて、「へえ、そうでんねん。」と言うしかないのだけど。
洞吹(どうすい)
【若狭】鯖街道針畑越えから遠敷端の高へ
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- 記事: 719
- 登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
- お住まい: 京都市中京区
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Re: 【若狭】鯖街道針畑越えから遠敷端の高へ
洞吹さん こんばんは。
> 今回登った山は遠敷端の高。「おにゅうばたのたか」と読む。地形図に山名は記載されていない。
> 小浜市とおおい町の境界稜線上にある三等三角点748.3mの山。
また地味な山に登ったもんですねぇ。この当たりでは百里ヶ岳が有名な山です。一等三角点が鎮座し、日本海が見え、
しかも直下にはブナの原生林があります。でもまあ、以前に登ったことがあるとのことですね。
> 今回は鯖街道の一つ、小浜街道の針畑越(根来坂峠・ねごりざかとうげ)から、稜線伝いに遠敷端の高へ向かった。
なるほど、おにゅう峠までは、福井側からでも、京都側からでも、車が入ります。今回は京都側からのアプローチだった
のですね。
> おにゅう峠から林道を福井県側へ少し下ったところの空き地に駐車した。
> すぐ横に、針畑越えの鯖街道に途中から入る登り口がある。
上根来から上がってくる鯖街道は、一部、この林道になってしまっていますが、おにゅう峠に向かう林道と別れて、また
山道に入り、根来坂に向かいます。
> 鯖街道に入ると、深く掘り込まれた風格のある古道が山肌をうねるように登っていく。
> 見事な道の付け方でトラバースを終えて、県境稜線の鞍部に出たところが根来坂峠だ。
洞吹さんもそう思われましたか。鯖街道がここまで上がってきて、この根来坂直下の道は堀溝状になっているところを
過ぎるとトラバースして根来坂に到着しますね。
> 若狭周辺ではこの根来坂や知井坂、杉尾坂、権蔵坂、五波坂などのように、「峠」のことを「坂」と呼ぶ慣わしがあった
> ので、この「根来坂峠」という現代地名は、厳密に言うと、峠の表現が重複しているのではないか。
よくご存知ですね。杉尾坂、権蔵坂は芦生研究林の北縁に位置します。五波坂、知井坂も若丹国境尾根にある峠で
すね。峠(鞍部)のことを「坂」というのに対し、山頂(ピーク)のことを「峠」と呼んでいます。例えば、三国峠、天狗峠、
ブナノキ峠、傘峠などがそれです。根来坂峠というのは重複しているので、「根来坂」と呼びましょう。
> しかし、懐かしい。この根来坂峠は、21年前、百里ヶ岳の帰りに降りてきて、「ああ、いい峠だなあ」と思った所だ。
> もうウロ覚えでしかないが、高島トレイルの標識が立っている以外はあれから何も変わっていないように思える。
いいえ、違います。この根来坂の大ブナが枯れて、大きく崩れてしまい、今は無残が姿になっています。
気づきませんでしたか。ただ、一石一字塔は健在です。
> 根来坂峠から西へ、高島トレイルの県境稜線を歩く。P871を越えると、すぐ新林道のおにゅう峠だ。
> ここは、晩秋の冷えた朝、朽木小入谷の雲海が見られる絶景スポットとして有名らしい。
これもよくご存知ですね。場所は少し違いますが、最近有名になっている朝子にある竹田城跡も雲海で有名ですね。
位置的には似たところがあるのでしょう。
> 峠名の表記について、峠の石碑には「おにゅう峠」と平仮名で書かれているが、福井県側の麓の地名「遠敷(おにゅう)」
> をもとにしたものか、滋賀県側の麓の地名「小入谷(おにゅうだに)」をもとにしたものかはわからない。
> しかし、新林道の峠の名をつけるのに、福井側と滋賀側の両方の顔を立てて、平仮名で「おにゅう峠」としたのではないだろうか。
それは、洞吹さんの想像が当たっていると思います。遠敷=小入=おにゅうなんですね。
> 遠敷端の高。三等三角点が埋まる小さな頂上。ここは北側に植林が迫っているし、眺めも閉塞的なので、
> 昼メシはブナ林に戻ってから食べることにしよう。5分間の滞在で、山頂を辞する。
私は、遠敷端の高には行ったことがありませんが、眺望がないんですね。どこで、ランチタイムにするかは、迷ってしまう
ようなところでしたか。やはり、気持ちよいところでメシは食いたいものですね。
> ca700m。太いブナの根曲がりのくびれに腰を掛けて、缶ビールを傾ける。
> わずかにそよぐ風。朧気な陽の光。そして静寂。何の物音もしない。
> ただ、静か……だ。
これもまたいいシチュエーションではないですか。
私も先日ダイラでそんな気分を味わいました。
ランチはうどんでしたか?
> おにゅう峠に戻ってくると、そこには小型の観光バスが止まっていた。
> マイクロバスじゃなくて、ふつうの観光バスのショートバージョンだから、けっこう大きい。
> 団体さんが降りてくるのを待っているんだ。ここならやはり、百里ヶ岳から降りてくるんだろうな。
バスでおにゅう峠まで乗り付けるとは、何ともはや。ちょっと呆れてしまいますね。百里ヶ岳に登るなら、下山もバスに
頼ることなく下りてもらいたいものです。
> P871mに上がったとたん、案の定、前からガヤガヤと話し声が近づいてきた。これはヤバいぞ。
> ワシはここから登山道を外れて、根来坂峠をパスして鯖街道へショートカットするバリ尾根に入るのだが、
> 大勢の前でそんな姿を晒したくない。
ええっ! どんな姿を晒したくないのでしょうか。
> あわてて道端の軽いヤブに突っ込み、落ち葉をガサガサ言わせて斜面を少し駆け下りたとき、
> 振り返って見上げると、高島トレイルを大勢の人たちが歩いていた。危ないところだった。
そんなに慌てなくともいいのに。堂々と出て行ったら、いかがですか。
よい山旅でしたね。
> 今回登った山は遠敷端の高。「おにゅうばたのたか」と読む。地形図に山名は記載されていない。
> 小浜市とおおい町の境界稜線上にある三等三角点748.3mの山。
また地味な山に登ったもんですねぇ。この当たりでは百里ヶ岳が有名な山です。一等三角点が鎮座し、日本海が見え、
しかも直下にはブナの原生林があります。でもまあ、以前に登ったことがあるとのことですね。
> 今回は鯖街道の一つ、小浜街道の針畑越(根来坂峠・ねごりざかとうげ)から、稜線伝いに遠敷端の高へ向かった。
なるほど、おにゅう峠までは、福井側からでも、京都側からでも、車が入ります。今回は京都側からのアプローチだった
のですね。
> おにゅう峠から林道を福井県側へ少し下ったところの空き地に駐車した。
> すぐ横に、針畑越えの鯖街道に途中から入る登り口がある。
上根来から上がってくる鯖街道は、一部、この林道になってしまっていますが、おにゅう峠に向かう林道と別れて、また
山道に入り、根来坂に向かいます。
> 鯖街道に入ると、深く掘り込まれた風格のある古道が山肌をうねるように登っていく。
> 見事な道の付け方でトラバースを終えて、県境稜線の鞍部に出たところが根来坂峠だ。
洞吹さんもそう思われましたか。鯖街道がここまで上がってきて、この根来坂直下の道は堀溝状になっているところを
過ぎるとトラバースして根来坂に到着しますね。
> 若狭周辺ではこの根来坂や知井坂、杉尾坂、権蔵坂、五波坂などのように、「峠」のことを「坂」と呼ぶ慣わしがあった
> ので、この「根来坂峠」という現代地名は、厳密に言うと、峠の表現が重複しているのではないか。
よくご存知ですね。杉尾坂、権蔵坂は芦生研究林の北縁に位置します。五波坂、知井坂も若丹国境尾根にある峠で
すね。峠(鞍部)のことを「坂」というのに対し、山頂(ピーク)のことを「峠」と呼んでいます。例えば、三国峠、天狗峠、
ブナノキ峠、傘峠などがそれです。根来坂峠というのは重複しているので、「根来坂」と呼びましょう。
> しかし、懐かしい。この根来坂峠は、21年前、百里ヶ岳の帰りに降りてきて、「ああ、いい峠だなあ」と思った所だ。
> もうウロ覚えでしかないが、高島トレイルの標識が立っている以外はあれから何も変わっていないように思える。
いいえ、違います。この根来坂の大ブナが枯れて、大きく崩れてしまい、今は無残が姿になっています。
気づきませんでしたか。ただ、一石一字塔は健在です。
> 根来坂峠から西へ、高島トレイルの県境稜線を歩く。P871を越えると、すぐ新林道のおにゅう峠だ。
> ここは、晩秋の冷えた朝、朽木小入谷の雲海が見られる絶景スポットとして有名らしい。
これもよくご存知ですね。場所は少し違いますが、最近有名になっている朝子にある竹田城跡も雲海で有名ですね。
位置的には似たところがあるのでしょう。
> 峠名の表記について、峠の石碑には「おにゅう峠」と平仮名で書かれているが、福井県側の麓の地名「遠敷(おにゅう)」
> をもとにしたものか、滋賀県側の麓の地名「小入谷(おにゅうだに)」をもとにしたものかはわからない。
> しかし、新林道の峠の名をつけるのに、福井側と滋賀側の両方の顔を立てて、平仮名で「おにゅう峠」としたのではないだろうか。
それは、洞吹さんの想像が当たっていると思います。遠敷=小入=おにゅうなんですね。
> 遠敷端の高。三等三角点が埋まる小さな頂上。ここは北側に植林が迫っているし、眺めも閉塞的なので、
> 昼メシはブナ林に戻ってから食べることにしよう。5分間の滞在で、山頂を辞する。
私は、遠敷端の高には行ったことがありませんが、眺望がないんですね。どこで、ランチタイムにするかは、迷ってしまう
ようなところでしたか。やはり、気持ちよいところでメシは食いたいものですね。
> ca700m。太いブナの根曲がりのくびれに腰を掛けて、缶ビールを傾ける。
> わずかにそよぐ風。朧気な陽の光。そして静寂。何の物音もしない。
> ただ、静か……だ。
これもまたいいシチュエーションではないですか。
私も先日ダイラでそんな気分を味わいました。
ランチはうどんでしたか?
> おにゅう峠に戻ってくると、そこには小型の観光バスが止まっていた。
> マイクロバスじゃなくて、ふつうの観光バスのショートバージョンだから、けっこう大きい。
> 団体さんが降りてくるのを待っているんだ。ここならやはり、百里ヶ岳から降りてくるんだろうな。
バスでおにゅう峠まで乗り付けるとは、何ともはや。ちょっと呆れてしまいますね。百里ヶ岳に登るなら、下山もバスに
頼ることなく下りてもらいたいものです。
> P871mに上がったとたん、案の定、前からガヤガヤと話し声が近づいてきた。これはヤバいぞ。
> ワシはここから登山道を外れて、根来坂峠をパスして鯖街道へショートカットするバリ尾根に入るのだが、
> 大勢の前でそんな姿を晒したくない。
ええっ! どんな姿を晒したくないのでしょうか。
> あわてて道端の軽いヤブに突っ込み、落ち葉をガサガサ言わせて斜面を少し駆け下りたとき、
> 振り返って見上げると、高島トレイルを大勢の人たちが歩いていた。危ないところだった。
そんなに慌てなくともいいのに。堂々と出て行ったら、いかがですか。
よい山旅でしたね。
written by kitayama-walk
Re: 【若狭】鯖街道針畑越えから遠敷端の高へ
洞吹さん、こんにちは。
今回登った山は遠敷端の高。
「おにゅうばたのたか」と読む。
地形図に山名は記載されていない。
また渋い山を選びましたね~。5年前に一度訪れてます。
http://old.yabukogi.net/patio/read.cgi? ... ast&no=343
到達方法としては、中ノ畑から林道で谷を詰める、中ノ畑から左岸または右岸の尾根を登る、などがあるが、
私は113m標高点の尾根の末端から上がりました。この尾根もヤブ無しの歩きやすい尾根でしたよ。
[attachment=3]RIMG0030_1.JPG[/attachment]
鯖街道に入ると、深く掘り込まれた風格のある古道が山肌をうねるように登っていく。
道は目の前にある871mPの山腹を、目的の西方向とは反対の東方向にトラバースしていくが、まずは素直に道に従おう。
見事な道の付け方でトラバースを終えて、県境稜線の鞍部に出たところが根来坂峠だ。
この道も「いかにも」という感じで素晴らしいですね。
もともと、若狭周辺ではこの根来坂や知井坂、杉尾坂、権蔵坂、五波坂などのように、
「峠」のことを「坂」と呼ぶ慣わしがあったので、この根来坂峠という現代地名は、
厳密に言うと峠の表現が重複しているのではないか。
何の気なしに呼んでましたが、言われてみれば確かにそうですね。
しかし、懐かしい。
この根来坂峠は、21年前、百里ヶ岳の帰りに降りてきて、「ああ、いい峠だなあ」と思った所だ。
この峠に関しては洞吹さんの方が先輩ですね。私が初めて行ったのは10年ほど前です。
百里と合わせて大昔から知ってたのにねえ。
[attachment=2]RIMG0095_1.JPG[/attachment]
ここは、晩秋の冷えた朝、朽木小入谷の雲海が見られる絶景スポットとして有名らしい。
あちこちにそんな場所がありますね。私ら山屋にとっては大して珍しくもないですが。
しかし、新林道の峠の名をつけるのに、福井側と滋賀側の両方の顔を立てて、
あえて平仮名で「おにゅう峠」としたのではないだろうか。
どちらとも決めない知恵なのだろう。
なるほど。納得できる話ですが、単なる思い付きの語呂合わせみたいな気もします。
担当者が「こんなんどう?」とうれしそうに言ったら、「ええやん!!」と決まったみたいな。
しかし、尾根の雰囲気は抜群。
空の色は曇り空でパッとしないんだけど、いい感じでブナの林が続いている。
左の奥に見えている山の連なりの向こうは、もう芦生なのだろう。
下生えの全くないブナ林の中を、落ち葉のじゅうたんを蹴立てて進む。
この辺はいい感じだったのを覚えています。
[attachment=1]RIMG0075_1.JPG[/attachment]
拾ってみると濡れはないので、落としたのはここ数日のことだろう。
京都市交響楽団のコンサートのチラシの裏に2万5千図がコピーされていて、
赤いサインペンでルートが書きこんである。
チラシの裏にコピーとは、大阪商人のような人ですねえ。近江商人かな?
滋賀県の朽木小入谷から根来坂峠に上がり、そこからはワシと同じ稜線ルートで遠敷端の高へ。
朽木小入谷からは百里ヶ岳へというのが一般的だと思うが、
なんと、地図に名前も載っていない遠敷端の高とは。
ワシと同じような、物好きさんがいるものだ。
確かに無名の山ですが、知ってる人は知ってるんですねえ。私も同類ですが。
地図を元の地面に返して、先に進む。
あれっ、持って帰らなかったの?
やがて、左植林、右自然林の境目を歩くようになり、
藪が濃くなったところを抜けると、自然林に戻って最後の急登。
このあたりで親子連れのクマに遭遇しました。ちょっと距離はありましたが。
遠敷端の高。
三等三角点が埋まる小さな頂上。
周囲の景色は、葉を落とした木立越しにかろうじて見えているが、
葉の茂る季節には展望は皆無だろう。
ここは北側に植林が迫っているし、眺めも閉塞的なので、
その通りですね。まさに自己満足の山頂です。
[attachment=0]RIMG0045_1.JPG[/attachment]
鉢合わせはしたくないから、急がないと。
気持ちはわかります。
ワシはここから登山道をはずれて、根来坂峠をパスして鯖街道へショートカットするバリ尾根に入るのだが、
大勢の前でそんな姿を晒したくない。
急げっ!
これもよくわかりますわ。なんか悪いことしてるみたいな気になるんですねえ。
ワシはそれまで「お水送り」というものを知らなかったので、
「ムム、すごい。」と素直に感動したが、
「洞吹よ、おまえはそんなことも知らなかったのか。」と言われれば、
大きな腹を縮こまらせて、「へえ、そうでんねん。」と言うしかないのだけど。
へえ、知らなかったんですか。
しかし最初のうちはポスト山人さんに回帰したのかと思いましたが、終盤には本性を現しましたね。
山日和
今回登った山は遠敷端の高。
「おにゅうばたのたか」と読む。
地形図に山名は記載されていない。
また渋い山を選びましたね~。5年前に一度訪れてます。
http://old.yabukogi.net/patio/read.cgi? ... ast&no=343
到達方法としては、中ノ畑から林道で谷を詰める、中ノ畑から左岸または右岸の尾根を登る、などがあるが、
私は113m標高点の尾根の末端から上がりました。この尾根もヤブ無しの歩きやすい尾根でしたよ。
[attachment=3]RIMG0030_1.JPG[/attachment]
鯖街道に入ると、深く掘り込まれた風格のある古道が山肌をうねるように登っていく。
道は目の前にある871mPの山腹を、目的の西方向とは反対の東方向にトラバースしていくが、まずは素直に道に従おう。
見事な道の付け方でトラバースを終えて、県境稜線の鞍部に出たところが根来坂峠だ。
この道も「いかにも」という感じで素晴らしいですね。
もともと、若狭周辺ではこの根来坂や知井坂、杉尾坂、権蔵坂、五波坂などのように、
「峠」のことを「坂」と呼ぶ慣わしがあったので、この根来坂峠という現代地名は、
厳密に言うと峠の表現が重複しているのではないか。
何の気なしに呼んでましたが、言われてみれば確かにそうですね。
しかし、懐かしい。
この根来坂峠は、21年前、百里ヶ岳の帰りに降りてきて、「ああ、いい峠だなあ」と思った所だ。
この峠に関しては洞吹さんの方が先輩ですね。私が初めて行ったのは10年ほど前です。
百里と合わせて大昔から知ってたのにねえ。
[attachment=2]RIMG0095_1.JPG[/attachment]
ここは、晩秋の冷えた朝、朽木小入谷の雲海が見られる絶景スポットとして有名らしい。
あちこちにそんな場所がありますね。私ら山屋にとっては大して珍しくもないですが。
しかし、新林道の峠の名をつけるのに、福井側と滋賀側の両方の顔を立てて、
あえて平仮名で「おにゅう峠」としたのではないだろうか。
どちらとも決めない知恵なのだろう。
なるほど。納得できる話ですが、単なる思い付きの語呂合わせみたいな気もします。
担当者が「こんなんどう?」とうれしそうに言ったら、「ええやん!!」と決まったみたいな。
しかし、尾根の雰囲気は抜群。
空の色は曇り空でパッとしないんだけど、いい感じでブナの林が続いている。
左の奥に見えている山の連なりの向こうは、もう芦生なのだろう。
下生えの全くないブナ林の中を、落ち葉のじゅうたんを蹴立てて進む。
この辺はいい感じだったのを覚えています。
[attachment=1]RIMG0075_1.JPG[/attachment]
拾ってみると濡れはないので、落としたのはここ数日のことだろう。
京都市交響楽団のコンサートのチラシの裏に2万5千図がコピーされていて、
赤いサインペンでルートが書きこんである。
チラシの裏にコピーとは、大阪商人のような人ですねえ。近江商人かな?
滋賀県の朽木小入谷から根来坂峠に上がり、そこからはワシと同じ稜線ルートで遠敷端の高へ。
朽木小入谷からは百里ヶ岳へというのが一般的だと思うが、
なんと、地図に名前も載っていない遠敷端の高とは。
ワシと同じような、物好きさんがいるものだ。
確かに無名の山ですが、知ってる人は知ってるんですねえ。私も同類ですが。
地図を元の地面に返して、先に進む。
あれっ、持って帰らなかったの?
やがて、左植林、右自然林の境目を歩くようになり、
藪が濃くなったところを抜けると、自然林に戻って最後の急登。
このあたりで親子連れのクマに遭遇しました。ちょっと距離はありましたが。
遠敷端の高。
三等三角点が埋まる小さな頂上。
周囲の景色は、葉を落とした木立越しにかろうじて見えているが、
葉の茂る季節には展望は皆無だろう。
ここは北側に植林が迫っているし、眺めも閉塞的なので、
その通りですね。まさに自己満足の山頂です。
[attachment=0]RIMG0045_1.JPG[/attachment]
鉢合わせはしたくないから、急がないと。
気持ちはわかります。
ワシはここから登山道をはずれて、根来坂峠をパスして鯖街道へショートカットするバリ尾根に入るのだが、
大勢の前でそんな姿を晒したくない。
急げっ!
これもよくわかりますわ。なんか悪いことしてるみたいな気になるんですねえ。
ワシはそれまで「お水送り」というものを知らなかったので、
「ムム、すごい。」と素直に感動したが、
「洞吹よ、おまえはそんなことも知らなかったのか。」と言われれば、
大きな腹を縮こまらせて、「へえ、そうでんねん。」と言うしかないのだけど。
へえ、知らなかったんですか。
しかし最初のうちはポスト山人さんに回帰したのかと思いましたが、終盤には本性を現しましたね。
山日和
Re: 【若狭】鯖街道針畑越えから遠敷端の高へ
洞吹さん 今晩は
深く掘り込まれた風格のある古道が山肌をうねるように登っていく。
道は目の前にある871mPの山腹を、目的の西方向とは反対の東方向にトラバースしていくが、
まずは素直に道に従おう。[
見事な道の付け方でトラバースを終えて、県境稜線の鞍部に出たところが根来坂峠だ。
途中に古い井戸が有りますよね
しかし、懐かしい。
この根来坂峠は、21年前、百里ヶ岳の帰りに降りてきて、「ああ、いい峠だなあ」と思った所だ。
もうウロ覚えでしかないが、ただ一つ、高島トレイルの標識が立っている以外は、
あれからなにも変わっていないように思える。
根来坂峠から百里ヶ岳でしたが
その時に対岸の稜線を見ていいな~と見ていましたが
遠敷端の高だったですね。
雰囲気のいいブナ林が続いているのですね、
素敵や遠敷端の高の紹介有難うございました。
バーチャリ
深く掘り込まれた風格のある古道が山肌をうねるように登っていく。
道は目の前にある871mPの山腹を、目的の西方向とは反対の東方向にトラバースしていくが、
まずは素直に道に従おう。[
見事な道の付け方でトラバースを終えて、県境稜線の鞍部に出たところが根来坂峠だ。
途中に古い井戸が有りますよね
しかし、懐かしい。
この根来坂峠は、21年前、百里ヶ岳の帰りに降りてきて、「ああ、いい峠だなあ」と思った所だ。
もうウロ覚えでしかないが、ただ一つ、高島トレイルの標識が立っている以外は、
あれからなにも変わっていないように思える。
根来坂峠から百里ヶ岳でしたが
その時に対岸の稜線を見ていいな~と見ていましたが
遠敷端の高だったですね。
雰囲気のいいブナ林が続いているのですね、
素敵や遠敷端の高の紹介有難うございました。
バーチャリ
Re: 【若狭】鯖街道針畑越えから遠敷端の高へ
kitayama-walkさん こんにちは
また地味な山に登ったもんですねぇ。この当たりでは百里ヶ岳が有名な山です。
一等三角点が鎮座し、日本海が見え、しかも直下にはブナの原生林があります。
でもまあ、以前に登ったことがあるとのことですね。
昔から「燻し銀の山を訪ねて」がコンセプトの山登りになってます。
>> もうウロ覚えでしかないが、高島トレイルの標識が立っている以外はあれから何も変わっていないように思える。
いいえ、違います。この根来坂の大ブナが枯れて、大きく崩れてしまい、今は無残が姿になっています。
気づきませんでしたか。ただ、一石一字塔は健在です。
なるほど。
大ブナが枯れてしまっていたのですか。
このブナのことは記憶になかったので、今回も全く気に留めていませんでした。
これもよくご存知ですね。場所は少し違いますが、最近有名になっている朝子にある竹田城跡も雲海で有名ですね。
位置的には似たところがあるのでしょう。
竹田城の話しが出たついでに、この竹田城址について最近思うことを少し。
竹田城址は3年ほど前に行きました。
その頃は静かで、いつでも、どこからでも、どこでも自由に歩き回ることができる、
すばらしい山城でした。
ところがそのあと、雲海に浮かぶ城として急に人気が出て、
朝来市による観覧料徴収、観覧時間帯(開場・閉場)の設定、
一方通行での城内観覧順路の設定、石垣から落ちないように柵をぐるっと張りめぐらせる、
山麓の駐車場からシャトルバス運行と山上道路への自家用車乗り入れ規制、などが実施されて、
全く管理された観光地になってしまい、
本来の竹田城址が持っていた野性味が薄れてしまいました。
雲海に浮かぶ竹田城址の望遠撮影場所である、立雲峡の駐車場も有料になったし。
過剰なマスコミの観光記事とそれに反応する人々。
観光による地域経済振興、観光客増加による混雑対策と危険防止、
環境維持など仕方のないことかもしれないけど、
その場所の本来の持ち味がスポイルされてしまうような変化は、残念です。
そんなふうになる前に、早く行っておいてよかったと思います。
私は、遠敷端の高には行ったことがありませんが、眺望がないんですね。
どこで、ランチタイムにするかは、迷ってしまうようなところでしたか。
やはり、気持ちよいところでメシは食いたいものですね。
これもまたいいシチュエーションではないですか。
私も先日ダイラでそんな気分を味わいました。
ランチはうどんでしたか?
やっぱりランチ場所は選びますよね。
ここも、山頂がもうひとつだったら雰囲気のいい700mPまで戻ってからにしようと思いながら、
山頂へ行ったら案の定でした。
ワシはずっと、「山の中で昼メシを食べたい」というのが主目的で山に入っていたようなものですが、
最近どうも、昼メシの内容に執着がなくなってきたようです。
もう、うどん鍋が恋しい季節になってきましたが、
このときは、まだコンビニのおにぎりでした。
バスでおにゅう峠まで乗り付けるとは、何ともはや。
ちょっと呆れてしまいますね。百里ヶ岳に登るなら、
下山もバスに頼ることなく下りてもらいたいものです。
そこまでするか……と思いもしますが、
まあ、高齢者主体のツァー登山でしょうから、
体力に合わせてお好きなようにやってくだされ、というだけですね。
「この道は、いつか自分も歩む道。合掌」と思ってしまう今日この頃です。
ええっ! どんな姿を晒したくないのでしょうか。
そんなに慌てなくともいいのに。堂々と出て行ったら、いかがですか。
いや、一般道からバリエーションに入るときも出てくるときも、
「その姿を絶対に誰にも見らてはならない!」というのが柳川家の家訓でして。
それと、「誰にも見られない」というのは、洞吹的登山の美学でもありますので、
ここは急がないと。
それに加えて、ワシはシャイなので、何事もコソっとね。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
また地味な山に登ったもんですねぇ。この当たりでは百里ヶ岳が有名な山です。
一等三角点が鎮座し、日本海が見え、しかも直下にはブナの原生林があります。
でもまあ、以前に登ったことがあるとのことですね。
昔から「燻し銀の山を訪ねて」がコンセプトの山登りになってます。
>> もうウロ覚えでしかないが、高島トレイルの標識が立っている以外はあれから何も変わっていないように思える。
いいえ、違います。この根来坂の大ブナが枯れて、大きく崩れてしまい、今は無残が姿になっています。
気づきませんでしたか。ただ、一石一字塔は健在です。
なるほど。
大ブナが枯れてしまっていたのですか。
このブナのことは記憶になかったので、今回も全く気に留めていませんでした。
これもよくご存知ですね。場所は少し違いますが、最近有名になっている朝子にある竹田城跡も雲海で有名ですね。
位置的には似たところがあるのでしょう。
竹田城の話しが出たついでに、この竹田城址について最近思うことを少し。
竹田城址は3年ほど前に行きました。
その頃は静かで、いつでも、どこからでも、どこでも自由に歩き回ることができる、
すばらしい山城でした。
ところがそのあと、雲海に浮かぶ城として急に人気が出て、
朝来市による観覧料徴収、観覧時間帯(開場・閉場)の設定、
一方通行での城内観覧順路の設定、石垣から落ちないように柵をぐるっと張りめぐらせる、
山麓の駐車場からシャトルバス運行と山上道路への自家用車乗り入れ規制、などが実施されて、
全く管理された観光地になってしまい、
本来の竹田城址が持っていた野性味が薄れてしまいました。
雲海に浮かぶ竹田城址の望遠撮影場所である、立雲峡の駐車場も有料になったし。
過剰なマスコミの観光記事とそれに反応する人々。
観光による地域経済振興、観光客増加による混雑対策と危険防止、
環境維持など仕方のないことかもしれないけど、
その場所の本来の持ち味がスポイルされてしまうような変化は、残念です。
そんなふうになる前に、早く行っておいてよかったと思います。
私は、遠敷端の高には行ったことがありませんが、眺望がないんですね。
どこで、ランチタイムにするかは、迷ってしまうようなところでしたか。
やはり、気持ちよいところでメシは食いたいものですね。
これもまたいいシチュエーションではないですか。
私も先日ダイラでそんな気分を味わいました。
ランチはうどんでしたか?
やっぱりランチ場所は選びますよね。
ここも、山頂がもうひとつだったら雰囲気のいい700mPまで戻ってからにしようと思いながら、
山頂へ行ったら案の定でした。
ワシはずっと、「山の中で昼メシを食べたい」というのが主目的で山に入っていたようなものですが、
最近どうも、昼メシの内容に執着がなくなってきたようです。
もう、うどん鍋が恋しい季節になってきましたが、
このときは、まだコンビニのおにぎりでした。
バスでおにゅう峠まで乗り付けるとは、何ともはや。
ちょっと呆れてしまいますね。百里ヶ岳に登るなら、
下山もバスに頼ることなく下りてもらいたいものです。
そこまでするか……と思いもしますが、
まあ、高齢者主体のツァー登山でしょうから、
体力に合わせてお好きなようにやってくだされ、というだけですね。
「この道は、いつか自分も歩む道。合掌」と思ってしまう今日この頃です。
ええっ! どんな姿を晒したくないのでしょうか。
そんなに慌てなくともいいのに。堂々と出て行ったら、いかがですか。
いや、一般道からバリエーションに入るときも出てくるときも、
「その姿を絶対に誰にも見らてはならない!」というのが柳川家の家訓でして。
それと、「誰にも見られない」というのは、洞吹的登山の美学でもありますので、
ここは急がないと。
それに加えて、ワシはシャイなので、何事もコソっとね。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: 【若狭】鯖街道針畑越えから遠敷端の高へ
山日和さん こんにちは
また渋い山を選びましたね~。5年前に一度訪れてます。
あれー、山日和さん行ってましたか。
(ここで、引用のレポートを読む)
ホントですねえ。
この時期は、山日和さんが小栗やら千石山やら、若狭方面に集中して登っていたときかな。
このレポは読んだような、読んでいないような、忘れてます。
でもレスは付けてないですね。
いいレスが浮かばなかったか、矢継ぎ早のレポアップでスルーしたのか。
私は113m標高点の尾根の末端から上がりました。
この尾根もヤブ無しの歩きやすい尾根でしたよ。
「左岸尾根~」は、こちらの谷口地蔵尊からのほうが正攻法ですね。
ワシもそのつもりで書いたつもりが、つもりだけー。
この道も「いかにも」という感じで素晴らしいですね。
そう、ここは感動的でした。
この峠に関しては洞吹さんの方が先輩ですね。私が初めて行ったのは10年ほど前です。
百里と合わせて大昔から知ってたのにねえ。
おや、これは意外でしたね。
ちなみに、ワシが初めてウンコを踏んだのが21年前の小入谷の登山口で、
百里ヶ岳に登る朝のことでした。
なるほど。納得できる話ですが、単なる思い付きの語呂合わせみたいな気もします。
担当者が「こんなんどう?」とうれしそうに言ったら、「ええやん!!」と決まったみたいな。
いいや、担当者は相当気を使ったと思いますよ。
県境をまたいで小浜市と朽木村の両方が噛んでいますからね。
確かに無名の山ですが、知ってる人は知ってるんですねえ。
私も同類ですが。
コピー地図には「遠敷端の高」とは書きこんでなくて、
ルートの赤ラインと、目的地の三角点を赤丸で囲んであっただけなので、
地図の主がこの山名をご存じだったかどうかは、わかりません。
けど、こんな、どちらかというと中途半端?な場所にある三角点に、
小入谷からわざわざ上がろうというのは、
やはりそれなりにこだわりを持っているかたかな……と。
>>地図を元の地面に返して、先に進む。
あれっ、持って帰らなかったの?
「持って帰る」とは、「ゴミの始末をする」という意味ですか?
誰かがまたこれが落ちているのを見て、ホッコリするかなあと思い、
あえて元に戻しておきました。
このあたりで親子連れのクマに遭遇しました。
ちょっと距離はありましたが。
レポートに書いてありましたね。
このあたりにもクマがいるんですね。
その通りですね。まさに自己満足の山頂です。
「自己満足の山頂」とは、全くその通りですね。
「燻し銀の山」ですよ。
>>鉢合わせはしたくないから、急がないと。
気持ちはわかります。
これもよくわかりますわ。なんか悪いことしてるみたいな気になるんですねえ。
わかってもらえますか。
そうですよね。
へえ、知らなかったんですか。
安心してください。
30年前に神宮寺で話を聞いてからは、知ってますよ。
しかし最初のうちはポスト山人さんに回帰したのかと思いましたが、
終盤には本性を現しましたね。
まだまだ修行が足りませんでした。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
また渋い山を選びましたね~。5年前に一度訪れてます。
あれー、山日和さん行ってましたか。
(ここで、引用のレポートを読む)
ホントですねえ。
この時期は、山日和さんが小栗やら千石山やら、若狭方面に集中して登っていたときかな。
このレポは読んだような、読んでいないような、忘れてます。
でもレスは付けてないですね。
いいレスが浮かばなかったか、矢継ぎ早のレポアップでスルーしたのか。
私は113m標高点の尾根の末端から上がりました。
この尾根もヤブ無しの歩きやすい尾根でしたよ。
「左岸尾根~」は、こちらの谷口地蔵尊からのほうが正攻法ですね。
ワシもそのつもりで書いたつもりが、つもりだけー。
この道も「いかにも」という感じで素晴らしいですね。
そう、ここは感動的でした。
この峠に関しては洞吹さんの方が先輩ですね。私が初めて行ったのは10年ほど前です。
百里と合わせて大昔から知ってたのにねえ。
おや、これは意外でしたね。
ちなみに、ワシが初めてウンコを踏んだのが21年前の小入谷の登山口で、
百里ヶ岳に登る朝のことでした。
なるほど。納得できる話ですが、単なる思い付きの語呂合わせみたいな気もします。
担当者が「こんなんどう?」とうれしそうに言ったら、「ええやん!!」と決まったみたいな。
いいや、担当者は相当気を使ったと思いますよ。
県境をまたいで小浜市と朽木村の両方が噛んでいますからね。
確かに無名の山ですが、知ってる人は知ってるんですねえ。
私も同類ですが。
コピー地図には「遠敷端の高」とは書きこんでなくて、
ルートの赤ラインと、目的地の三角点を赤丸で囲んであっただけなので、
地図の主がこの山名をご存じだったかどうかは、わかりません。
けど、こんな、どちらかというと中途半端?な場所にある三角点に、
小入谷からわざわざ上がろうというのは、
やはりそれなりにこだわりを持っているかたかな……と。
>>地図を元の地面に返して、先に進む。
あれっ、持って帰らなかったの?
「持って帰る」とは、「ゴミの始末をする」という意味ですか?
誰かがまたこれが落ちているのを見て、ホッコリするかなあと思い、
あえて元に戻しておきました。
このあたりで親子連れのクマに遭遇しました。
ちょっと距離はありましたが。
レポートに書いてありましたね。
このあたりにもクマがいるんですね。
その通りですね。まさに自己満足の山頂です。
「自己満足の山頂」とは、全くその通りですね。
「燻し銀の山」ですよ。
>>鉢合わせはしたくないから、急がないと。
気持ちはわかります。
これもよくわかりますわ。なんか悪いことしてるみたいな気になるんですねえ。
わかってもらえますか。
そうですよね。
へえ、知らなかったんですか。
安心してください。
30年前に神宮寺で話を聞いてからは、知ってますよ。
しかし最初のうちはポスト山人さんに回帰したのかと思いましたが、
終盤には本性を現しましたね。
まだまだ修行が足りませんでした。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: 【若狭】鯖街道針畑越えから遠敷端の高へ
バーチャリさん こんにちは
途中に古い井戸が有りますよね
古井戸があるんですか。
今回歩いた部分では気が付きませんでしたが、
水が出る井戸なのだから、鯖街道のもっと麓のほうなのでしょうね。
根来坂峠から百里ヶ岳でしたが
その時に対岸の稜線を見ていいな~と見ていましたが
遠敷端の高だったですね。
雰囲気のいいブナ林が続いているのですね、
「遠敷端の高」自体は、周囲に植林が迫っていて雰囲気的にはもうひとつでしたけど、
そこへ至るまでの尾根は、けっこう雰囲気のいいブナ林でした。
高島トレイルからはずれているので、静かなのも良かったです。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
途中に古い井戸が有りますよね
古井戸があるんですか。
今回歩いた部分では気が付きませんでしたが、
水が出る井戸なのだから、鯖街道のもっと麓のほうなのでしょうね。
根来坂峠から百里ヶ岳でしたが
その時に対岸の稜線を見ていいな~と見ていましたが
遠敷端の高だったですね。
雰囲気のいいブナ林が続いているのですね、
「遠敷端の高」自体は、周囲に植林が迫っていて雰囲気的にはもうひとつでしたけど、
そこへ至るまでの尾根は、けっこう雰囲気のいいブナ林でした。
高島トレイルからはずれているので、静かなのも良かったです。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: 【若狭】鯖街道針畑越えから遠敷端の高へ
洞吹さん、初めまして。
とよ、と申します。
久しぶりにやぶこぎネットを開いてみれば、若狭、鯖街道、針畑という、わたし好みのキーワードがタイトルにあったので反応しました
わたしもこの辺りをよくうろちょろしていますが、あのピークが遠敷端の高と呼ばれているとは知りませんでした。
どんな感じのピークなんだろうと興味は持ってました。
高島トレイルができてからヒトが多くなり、トレイルから外れないとこんな素敵な時間が過ごせなくなりましたね
ではでは~~~
とよ
とよ、と申します。
久しぶりにやぶこぎネットを開いてみれば、若狭、鯖街道、針畑という、わたし好みのキーワードがタイトルにあったので反応しました
わたしもこの辺りをよくうろちょろしていますが、あのピークが遠敷端の高と呼ばれているとは知りませんでした。
どんな感じのピークなんだろうと興味は持ってました。
いい時間ですね!わずかにそよぐ風。
朧気な陽の光。
そして静寂。
何の物音もしない。
ただ、静か……だ。
高島トレイルができてからヒトが多くなり、トレイルから外れないとこんな素敵な時間が過ごせなくなりましたね
すごい判ります(笑)鉢合わせはしたくないから、急がないと。
根来坂峠をパスして鯖街道へショートカットするバリ尾根に入るのだが、
大勢の前でそんな姿を晒したくない。
ではでは~~~
とよ
Re: 【若狭】鯖街道針畑越えから遠敷端の高へ
とよさん こんばんは
久しぶりにやぶこぎネットを開いてみれば、若狭、鯖街道、針畑という、わたし好みのキーワードがタイトルにあったので反応しました
わたしもこの辺りをよくうろちょろしていますが、あのピークが遠敷端の高と呼ばれているとは知りませんでした。
どんな感じのピークなんだろうと興味は持ってました。
とよさんはこのあたりをよく歩いておられるのですね。
若狭、野坂、湖北方面はいい山がいっぱいで、ワシも大好きな山域です。
この遠敷端の高という山名は、
福井山岳会の増永迪夫氏の著書「福井の山150」(ナカニシヤ出版・平成6年再販)で知りました。
いい時間ですね!
高島トレイルができてからヒトが多くなり、トレイルから外れないとこんな素敵な時間が過ごせなくなりましたね
誰でも山を手軽に楽しめるような整備も必要だろうし、
ひとりで静かに山の気に浸りたいという人もいるだろうし、
そこは棲み分けということで、整備に対する割り切りも必要なんでしょうね。
ただ、今まで自分の中である意味「秘境」のような場所だったところが、
人気が出て整備され一般化されてしまうのは、ちょっと残念な気がします。
>>鉢合わせはしたくないから、急がないと。
>>根来坂峠をパスして鯖街道へショートカットするバリ尾根に入るのだが、
>>大勢の前でそんな姿を晒したくない。
すごい判ります(笑)
わかっていただけますか。
うれしいですね。
とよさんも、きっとそうなんですね。
同じような意識をお持ちのようで、ワシだけ異常なんじゃなくてよかったです。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
久しぶりにやぶこぎネットを開いてみれば、若狭、鯖街道、針畑という、わたし好みのキーワードがタイトルにあったので反応しました
わたしもこの辺りをよくうろちょろしていますが、あのピークが遠敷端の高と呼ばれているとは知りませんでした。
どんな感じのピークなんだろうと興味は持ってました。
とよさんはこのあたりをよく歩いておられるのですね。
若狭、野坂、湖北方面はいい山がいっぱいで、ワシも大好きな山域です。
この遠敷端の高という山名は、
福井山岳会の増永迪夫氏の著書「福井の山150」(ナカニシヤ出版・平成6年再販)で知りました。
いい時間ですね!
高島トレイルができてからヒトが多くなり、トレイルから外れないとこんな素敵な時間が過ごせなくなりましたね
誰でも山を手軽に楽しめるような整備も必要だろうし、
ひとりで静かに山の気に浸りたいという人もいるだろうし、
そこは棲み分けということで、整備に対する割り切りも必要なんでしょうね。
ただ、今まで自分の中である意味「秘境」のような場所だったところが、
人気が出て整備され一般化されてしまうのは、ちょっと残念な気がします。
>>鉢合わせはしたくないから、急がないと。
>>根来坂峠をパスして鯖街道へショートカットするバリ尾根に入るのだが、
>>大勢の前でそんな姿を晒したくない。
すごい判ります(笑)
わかっていただけますか。
うれしいですね。
とよさんも、きっとそうなんですね。
同じような意識をお持ちのようで、ワシだけ異常なんじゃなくてよかったです。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)