【台高】紅葉の迷い池から布引滝。
Posted: 2015年11月14日(土) 16:38
11月3日に台高に紅葉を見にいこう!・・・ということで選んだのは迷い池。
この時期になると台高の稜線の紅葉には遅く、稜線の標高が低くとも風で飛ばされ葉の無くした樹が多い。庵ノ谷の源流部は二次林ではあるが自然林が良く残り、また迷い池から布引山にかけては、二重三重山稜の窪地が多く風の影響を受けずに紅葉が残りやすい。
グループ山行でもあるので、蓮ダムに置き車して紅葉彩る布引滝展望も組み込んだ。
いつものことだけど、バリバリバリエーションルートです(^^)。
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【 日 付 】2015年11月03日
【 山 域 】台高東部迷岳周辺
【メンバー】S M pana びぃ zipp(5名)
【 天 候 】曇りのち晴れ
【 ルート 】≪庵ノ谷林道支線分岐点~迷い池~布引山~布引滝展望地~蓮ダム≫
09:00 庵ノ谷林道支線分岐点--- 09:55 庵ノ谷源流のダイラ(o1020m)--- 10:35~10:50 南部展望テラス(迷岳西尾根1260m) --- 11:00~12:40 迷い大池--- 13:40 布引山--- 14:20~14:55 布引滝展望地--- 15:45 迷岳布引ルートの大崩壊地--- 16:45 駐車地
庵ノ谷林道を奥へ進み、林道が谷から離れて折り返すところから見る源流部の紅葉がすばらしい。きょうの行き先はあの森だ。先ほど蓮ダムで見かけたカップルが車を停めて見上げている。
林道をどこかに停めて歩き出そうと思ったのだが、行けるところまで行こうの指示が出て進むと、林道に二台の車を停めて山林作業者が焚火をしながら朝のミーティング中。
「Uターンして下に停めますから」と折衝にあたるのは、やっぱ大阪のおばちゃんでしょう(^^)!。
panaちゃんが作業者と話しをすると、すぐ車を動かしてくれて林道を奥へと進めとのこと。少し進んで、林道支線の分岐。分岐に入ったところに車を停めようと思っていたが、すでにトラックが停まっているので、分岐先の広い路肩に車を停めた。
準備をしていると先ほどの作業の方がこちらに来られる。ここに停めると作業の邪魔なのかなと思ってると、林道は奥まで行けるとのことをわざわざ教えに来てくれた模様。
この林道支線から炭焼き道を利用して迷岳方面に行くのだと話した。林道支線先に道はない・あるの押し問答めいた話をしていると下の土場のK(林業)さんだとわかる。庵ノ谷右岸の山ノ神を祀ってられる方たちだ。昨年雨子庵主さんが山ノ神でお世話になった方たちである。Kさんから見れば、わたしたちはさぞヘンテコな登山者だと写ったことだろう。
そうこうしていると、土場で紅葉を見てた人たちが車であがってきて、「どちらの山ですか?」と尋ねるその顔は、なんと宮川(大杉谷)?のMさんであった。Mさんたちは白倉山とのこと。なんか、出発前から濃い山行になってしまった(^^)。
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林道支線を辿り終点から、植林を抜けて自然林に替わった尾根を登る。尾根先にもトラバース道は続いてたんだが、崩落して通り難いためだ。…というか一度滑落したことがある(^^;
尾根を登り歩きやすいところを選んで、先ほどの炭焼き道に合流する。道を行くと正面に8m程の滝。本来道は滝上を巻いてトラバースしているのだが、歩きやすいからと滝下をトラバースした。この谷のすぐ下が、庵ノ谷の最大の滝コウセン滝の落ち口だ。
さらにトラバースした谷が大熊谷ノ頭の東、1130m辺りを源流に持つ本流だ。ここで昼食用の水を汲んだ。
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ここからしばしの急登で、庵ノ谷源流部のダイラ。苔生した石がゴロゴロしたところには明らかに石を均した道跡が残り、それとは別に両脇を石を立てた数段の階段(祠跡か?)や炭焼き窯跡が残っている場所だ。
この辺りは、今日のような強い北風を遮ってくれるありがたいところでもある。風があたるであろう尾根を避けてしばらく谷地を通り、傾斜がきつくなりだしたころ、左の子尾根に取り付く。ゆったりと紅葉を見ながらの登りだ。
迷い大池のランチ場に行くには、まだ時間も早いからと、トラバースして迷岳西稜線にあがり、1260mの展望地(架線場跡)に向かう。
稜線は風強く木々の葉もほとんど残っていないが、迷い大池周辺はまだ黄葉が良く残っているのを見て展望地に腰を下ろした。
生憎、雲が多く流れ込み陽差しを遮り、紅葉に染まった白倉や古ヶ丸の山腹がきれいに見えないが、遠く熊野灘の海が光ってる。
お菓子やら果物を頂きながら、時々陽が射し鮮やかに灯る紅葉を目で追いながら過ごす。
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1260mピークを回り込むように歩いて北から迷い大池の窯跡横の広い平地にザックを降ろした。ここがランチ場だ。風は回り込んで時折吹き抜けるがそれほど強くはない。念の為、タープで風防を作った。
其々のザックからは色んなものが出てくる…、いつも卓上コンロを担ぎ上げてくれるmさん。そして、懐かしいサツマイモのきんぴら、麩の炊いたん、鶏肉の南蛮漬け、漬物・・・。
今日のメインである鮎雑炊が炊き上がる前に、ビールを飲みながら頂いていると主食前にお腹が膨れてきた。
メインの鮎雑炊もこんなに食べきれるの?という量だったが、二杯三杯と食べれて見事に鍋を空にして美味しく終了。そして食後のコーヒーには、栗入りケーキまで頂きお腹いっぱい。豪華な(カロリーオーバーな?)山のランチとなってしまう。
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ここからは、布引山(1071m)へと紅葉を見ながら尾根を下って行く。布引山まで二重、時には三重尾根で谷地はよく葉を残し紅葉盛りだ。
布引山からは、ヤセ尾根もも混じって961峰手前の大岩重なる鞍部から植林の中へと降りていく。そして、右に展望が開かれた伐採地。紅黄葉の彩られた山腹に、布引滝のおおきな白瀑が落ちる。自然と歓声がでてしまう眺望だ。
ここでも滝と紅葉を望めながらのコーヒータイム。当然お菓子付だ。
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植林地を降り渡渉して、崩壊激しい杣道を行けば迷岳布引谷ルートと合流するが、このルートも大崩落地のさらなる崩落、朽ちた木橋と一筋縄では通れない。
尾根の平坦地の植林小屋で、ダム下の平瀬橋へのルートと別れてさらに尾根を進む。
ヤブや岩交じりの少々難路の尾根ではあるが、無事に展望開ける左はストンと落ちた法面の尾根に出て、砂防工事の作業林道に全員無事着地。
ダム右岸の駐車地に着き、車の回収を終えて戻ってくるころには、すでに闇に包まれていた。
紅葉の塩梅はどうだろうか?とすこし心配していた山行だったけど、迷い池周辺といい、布引滝といい、ちょうどいい頃に入れたようだ。ただ復路の道の方が難路であり、逆周回が良さそうだが、その場合は布引滝が逆光になってしまいこれまた悪しきなのだ。
源流部の紅葉がすばらしい。きょうの行き先はあの森だ。