【台高・沢登り】錦秋のサスケ滝と奥ノ平谷上の廊下

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シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

【台高・沢登り】錦秋のサスケ滝と奥ノ平谷上の廊下

投稿記事 by シュークリーム »

林道横のイロハモミジ
林道横のイロハモミジ
zippさん 「摂津道使ってサスケ滝経由が一番高低差なく使いやすいと思います。」
私 「確かにそうなんですけどねえ。
単独で上の廊下を突破するのはちょっと敷居が高くて・・・
でも、まあ、案ずるより産むがやすしですからねえ・・・」

正直言って私は単独で上の廊下に入るのは怖いのである。でも、案ずるより産むがやすしだしねえ。まあ、行ってみようか。

【 日 付 】2015年11月7日(土)
【 山 域 】台高 櫛田川水系蓮川 奥ノ平谷
【メンバー】単独
【 天 候 】曇り
【 ルート 】千石林道駐車地 8:05 --- 8:15 奥ノ平谷出会い --- 8:25山の神 --- 9:10 カツラ大木 --- 10:10 サスケ滝下 --- 10:43 サスケ滝落ち口 11:03 --- 11:23 15m滝 --- 12:00 中ノ滝 --- 12:23 黒滝谷出会い 12:48 --- 13:33 サスケ滝 --- 摂津道 --- 15:00奥ノ平谷出会い --- 15:07千石林道駐車地

8㎜、40mと7mm、15mロープ、カム、ハーケン、ハンマー等登攀道具一式、軽アイゼン、ピッケル等を持つと結構な重さになった。こんな重装備は必要ないと思うのだが、まあ、次回から必要ないものを削除していけばいい。今回はとりあえずどんな事態にも対応できるようにしておこう。

宮ノ谷林道への分岐を過ぎると前の方を四駆がゆっくりと走っている。すぐに追いつく。四駆なのだからもっと速く走ればいいのにと思うが、こういうところに慣れていないのだろうか。ヌタハラ橋を千石林道方向に左折する。橋を渡り切ったあたりで四駆が停まり、男性が降りてくる。
男性 「ヌタハラ方面はあっちですよ」。
ヌタハラの方に行くと思われたらしい。
私 「どこへ行くんですか?」
男性 「シャッポ尾根に行きます」
私 「??? 急斜面だから気を付けてくださいね」

四駆は林道の途中で停車するようなので、脇をすり抜けて車止めゲート前のスペースに止める。準備をしていると男性がやってきた。
私 「ここらへんはよく歩かれるんですか?」
男性 「いや、初めてです。桧塚の方ばかりです。」
私 「どこから降りますか?」
男性 「シャッポ尾根をピストンするつもりです」
下降は特に危険であること説明し、再度注意していくようにいう。男性は奥ノ平谷出会いに降りずに、千石林道を真っ直ぐに進んで行った。目的地を変更したのだろうか?
それにしても、シャッポ尾根ってやぶメンくらいしか行かないと思っていたのだが、結構使われているのだろうか。あるいは,やぶレポを読んで行こうと思ったのだろうか。

奥ノ平谷出会いに降り、摂津道を進む。実は摂津道を歩くのはこれで2回目だ。ほんとはもっと歩いていてもいいルートなのだが、いまいち足が向かなかった。自然石でできた山の神に今日の安全をお祈りしていく。ビイちゃんが新調したという赤い前掛けも随分古くなってきた。
山の神様
山の神様
摂津道にはピンクのテープが増えてコースの間違えようがなくなっている。zippさんがつけたのかな?嵓をうまくすり抜けるようにしてつけられているこの道。なかなか絶妙なコース取りだ。途中、カツラの大木。前回歩いた時は気がつかなかった。コースを間違えていたのだろうか。
カツラ大木と紅葉
カツラ大木と紅葉
植林地に着く。間伐、枝うちなど手入れが行き届いた成木林だ。ここまで来るだけでも大変だろうに。飯場跡から見える奥ノ平谷右岸、左岸の紅葉は今が盛りだ。いい日に来たと思った。飯場跡で軽アイゼンを装着する。この後も踏み跡や古いテープは続いているのだが、滑落すると下まで落ちるので、対策をとるにこしたことはない。手にはピッケル。

「サスケ滝までこんなに遠かったっけ」と思いながらいくつかの小谷と小尾根を過ぎると見覚えのあるリンゴ畑さんのロープが張ってあるトラバースに出た。ロープはもう切れかけていて、使う気にはなれない。今日はアイゼンとピッケルのおかげでそのまま歩いていくことができる。

サスケ滝下。紅葉の真っ盛りだ。24日にzippさんが来たときはまだ早かっただろう。サスケ滝にちょっと触らせてもらう。思っていたほどぬめってはいなくて、流芯には豊富なホールドがあるので少なくとも下半分は快適に登れそうだ。上はわからない。それでも流芯の直登になるので、フルシャワーでの登攀は免れない。真夏の遊びだろう。
「サスケ滝ちゃん、今度は遊んでね」
紅葉とサスケ滝
紅葉とサスケ滝
駐車地からサスケ滝まで約2時間。下りも同じ時間がかかるとして、遅くとも2時にはサスケ滝を出発したい。そうすると退却の期限は1時と見ていいだろう。今日は黒滝谷出会いが最終目的地で、そこからピストンで下山するつもりなのだ。1時までに黒滝谷出会いに着かなければその時点で退却すると決める。

右岸から流れ込む支谷の右岸リッジを登り、適当なところで支谷に降りて、左岸の壁の弱点をついて左岸を登る。前回たろーチームで来た時は支谷の左岸岩場を登ったのだが、単独ではこのルートは危険だ。急斜面をトラバースして落ち口に至るのだが、このトラバースがいやらしい。滑落すると下まで落ちていくので、慎重に慎重に。なんとか落ち口に至る。7月にテントを張った想い出のテン泊地だ。そのあとも何組かがテン泊地として使ったらしく、焚火の跡が残っている。
サスケ滝滝口からの紅葉
サスケ滝滝口からの紅葉
落ち口で紅葉を愛でながら昼食休憩。紅葉は今が盛りだ。落ち口の岩が額縁になって、絵に描いたようだ。今日は出がけにあまり気が進まなかったのだが、こんなきれいな紅葉に出会えるなんて、来てよかったと思った。軽アイゼンを再び装着する。

落ち口すぐ上の3m、5m連滝は右岸から高巻きする。前回は左岸をロープを出して小さく巻いたのだが、単独では危険すぎる。といっても、右岸巻きもいやらしい。アイゼンを履いていても落ち葉でずるずるで、気が抜けない。やはりここの巻きが上の廊下の核心部のようだ。はらはらの高巻きの末、なんとか15m滝の下に降りる。この15m滝も直登は無理なので、また同じ道を登り返し、高巻きを続けることになる。こんなことなら降りなければよかった。結局、その上の4m滝も一緒に巻いてしまう。やれやれこれでドキドキのいやらしい巻きもおしまいだ。すぐその上に8m滝。ここも右岸巻き。基本的に上の廊下の下部はすべて右岸巻きだ。それにしても、前回はたろーさん主導で気がつかなかったが、上の廊下は滝が意外に近接しているのである。すべて巻きになるので、渓に降りている区間は短い。
15m滝
15m滝
8m滝の上は中滝20m。ここも右岸の嵓の下を通って巻いていく。これまでの巻きと比べると危険は少なく、ホッとするような巻きだ。
中滝20m
中滝20m
大岩を縫いながらしばらく歩くと今日の目的地,黒滝谷出会いだ.撤退予定の30分前に着くことができた.二つ平行に落ちる滝の手前が黒滝谷からの滝,奥が本谷の滝だ.ここに来るのは7月以来2回目だが,何度見ても不思議な光景だ.
黒滝谷出会いの2連滝
黒滝谷出会いの2連滝
前回は本谷側の深い釜を胸まで水に浸かって突破し,正面の支谷を登り,さらに渋いリッジを登って巻いた.支谷の登攀での荷揚げやロープでの確保にかなり時間がかかったが,単独ではこのようなことは困難だろう.zippさんの話では左岸の草付きを登ると簡単に巻けるということなので,そのルートを検討する.左岸の嵓の右側が草付きになっているのでここを登ると,嵓の隙間からうまく上に上がることができる.あとはやや渋目の斜面をトラバースすると支谷に降りるルートがあった.前回登ったリッジは少し上部で終わっていて,その終了点に至る草付きが見える.おそらく,そのルートを使って簡単に巻くことができるだろう.そこまで行ってみようかと思ったが,時間のこともあり,今回はここで終了.楽しみは後に残しておこう.ここさえ巻いて仕舞えば上の廊下を抜けることになるのだ.廊下を抜けてからの3つの滝の巻きルートはもうわかっているので,上の廊下突破の戦略は完成だ.

今日のミッションはもう終了.1時前なのでそろそろ帰ろうか.来た巻道をそのまま辿ってサスケ滝に降りることにする.8m滝以降はもう谷に降りることもなく,そのまま巻道を辿った.45分でサスケ滝に到着.上の廊下自体は比較的短いのだ.途中で道草さえしなければ1時間程度で抜けることができるだろう.

サスケ滝前で一休み.神の廊下突破の目処が立ち,有意義な1日だった.来春はテン泊荷物を背負ってくることになるだろう.サスケ滝も登ってみたいし.飯場跡まではまだ気が抜けないので簡易アイゼンを履いたまま歩き始める.山の神に無事に下山できたお礼を言ったあと,奥の平谷出会いに降りたつ.サスケ滝から1時間30分.4時下山予定だったので1時間も早く下山できた.摂津道ルートもほぼ覚えたので,次回からはもっとスムーズに歩くことができるだろう.繰り返しになるが,いろいろなことがうまく回転した密度の濃い,良い1日を過ごすことができて感謝.

帰りの林道沿いのイロハモミジは4日間でさらに紅葉が進み,素晴らしい色彩を放っていた.思わず車を止め,カメラのシャッターを押す.帰りがけの駄賃だった.
                         @シュークリーム@
グー(伊勢山上住人)
記事: 2223
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【台高・沢登り】錦秋のサスケ滝と奥ノ平谷上の廊下

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

シュークリームさん、こんばんは。

正直言って私は単独で上の廊下に入るのは怖いのである。でも、案ずるより産むがやすしだしねえ。まあ、行ってみようか。

このバヤイ「案ずるより産むが易し」を使ってもいいのかなぁ~?
グーがその気にならないだろうかとzippさんが心配しそう。

8㎜、40mと7mm、15mロープ、カム、ハーケン、ハンマー等登攀道具一式、軽アイゼン、ピッケル等
今回はとりあえずどんな事態にも対応できるようにしておこう。


ここまで装備を持って、なおかつ身体能力・技術があっての「案ずるより・・・」ですよね?

四駆なのだからもっと速く走ればいいのにと思うが、こういうところに慣れていないのだろうか。

「速く」と「パンク」の間には相関関係が有るのですが、シュークリームさんは未経験ですか?

サスケ滝下。紅葉の真っ盛りだ。24日にzippさんが来たときはまだ早かっただろう。

いい色ですね。鉄砲谷に行かずにサスケ滝ピストンにしたらよかったかな。

「サスケ滝ちゃん、今度は遊んでね」

気をつけて遊んで下さいな。

1時までに黒滝谷出会いに着かなければその時点で退却すると決める。

考えたいい時間設定をしますね。
グーも一応「明るいうちに林道まで下りればOK」の時間割で山を歩いていますが・・・・。

急斜面をトラバースして落ち口に至るのだが、このトラバースがいやらしい。

zippさんもバイルを打ち込んでますよね。やっぱグーはヤメとこ。

来た巻道をそのまま辿ってサスケ滝に降りることにする.
45分でサスケ滝に到着.上の廊下自体は比較的短いのだ.


ふ~ん。簡単そうじゃん。案ずるより・・・・

神の廊下突破の目処が立ち,来春はテン泊荷物を背負ってくることになるだろう.

ここをテン泊装備を担いでトラバースするの? 案ずるより・・・・

                     グー(伊勢山上住人)
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高・沢登り】錦秋のサスケ滝と奥ノ平谷上の廊下

投稿記事 by zipp »


 シュークリさん、こんばんは。

zippさん 「摂津道使ってサスケ滝経由が一番高低差なく使いやすいと思います。」
私 「確かにそうなんですけどねえ。
単独で上の廊下を突破するのはちょっと敷居が高くて・・・
でも、まあ、案ずるより産むがやすしですからねえ・・・」

 「上ノ廊下」には入らずに、サスケ滝から右岸山腹の摂津道を利用して行くのが、一番高低差が無く使いやすいというのが正しいです(^^)。

8㎜、40mと7mm、15mロープ、カム、ハーケン、ハンマー等登攀道具一式、軽アイゼン、ピッケル等を持つと結構な重さになった。こんな重装備は必要ないと思うのだが、まあ、次回から必要ないものを削除していけばいい。今回はとりあえずどんな事態にも対応できるようにしておこう。
 げっ!すごい重装備。・・・重そう。
日曜日、トラバース道でバランス崩して滑落しますた。右足が悪いのとザックが非常に重くなってて、バランス崩したのを立ち直せずに、ゴロンゴロン!

男性 「シャッポ尾根に行きます」
私 「??? 急斜面だから気を付けてくださいね」

 わたしもそう云われたら、相手をながめて、シュークリさんと同じ反応しそうです(^^;。

男性 「シャッポ尾根をピストンするつもりです」
下降は特に危険であること説明し、再度注意していくようにいう。男性は奥ノ平谷出会いに降りずに、千石林道を真っ直ぐに進んで行った。目的地を変更したのだろうか?

 この男性のレポ、「ヤマ0娘」で読みますた。
シュ>「軽アイゼンもってますか」
 これでゲート前でおはなしてたのは、シュークリさんだとわかりました(^^)。
「ヤマ0娘」って、いまだGPSデータ上がって無いところに新たに線を引くのが楽しみと化してるのだろうか?
地図読みより前にGPSデータで山に登り始めた人たちが多いんでしょうね。
ちなみに、この人のGPS軌跡を見ると、笹ヶ峰へとんでもないところを登ってるわけだけど、それが千石林道終点からの笹ヶ峰へ登るルートのように説明していて笑った。単にあなたが登ったルートにすぎないじゃん。
多くの人はもっと楽に別ルートから笹ヶ峰へ登ってますよと。登山者のマーキングを繋げば、そのルート以外ないはずなんだけどね。
 シュークリさん、単独男性をおどろかせてたぶん正解だったと思うよ。

それにしても、シャッポ尾根ってやぶメンくらいしか行かないと思っていたのだが、結構使われているのだろうか。
 一部GPS記録をアップしたレポがありますね。そんなのを見て行こうと思われたのでは???

摂津道にはピンクのテープが増えてコースの間違えようがなくなっている。zippさんがつけたのかな?
 御冗談を(^^;
もしかして、先日のレポをちゃんと読んでいない!?

飯場跡で軽アイゼンを装着する。この後も踏み跡や古いテープは続いているのだが、滑落すると下まで落ちるので、対策をとるにこしたことはない。手にはピッケル。
 シュークリさんの足回りは、登山靴?もしかして510のアクア??

サスケ滝下。紅葉の真っ盛りだ。24日にzippさんが来たときはまだ早かっただろう。
 盛り前でした。盛り前でもよく紅葉しててびっくりしたんです。

「サスケ滝ちゃん、今度は遊んでね」
 さすけちゃんからは、ゐろ良い返事が返ってきたかな(^^)。

今日は黒滝谷出会いが最終目的地で、そこからピストンで下山するつもりなのだ。
 上ノ廊下をピストン!?
抜けてシャッポ尾根を下るかした方がいいんじゃないのかなぁ。右岸摂津道をおりるとか。

適当なところで支谷に降りて、左岸の壁の弱点をついて左岸を登る。前回たろーチームで来た時は支谷の左岸岩場を登ったのだが、単独ではこのルートは危険だ。
 前回は、岩場を登ってたの!?
今回は簡単に巻けたでしょ。

急斜面をトラバースして落ち口に至るのだが、このトラバースがいやらしい。滑落すると下まで落ちていくので、慎重に慎重に。なんとか落ち口に至る。
 積雪期にも入りましたが、いやがおうにも慎重になりました(^^;。

そのあとも何組かがテン泊地として使ったらしく、焚火の跡が残っている。
 わたしは、Sハイの残しものだと思いましたが、違ってたんですね。

落ち口で紅葉を愛でながら昼食休憩。紅葉は今が盛りだ。落ち口の岩が額縁になって、絵に描いたようだ。今日は出がけにあまり気が進まなかったのだが、こんなきれいな紅葉に出会えるなんて、来てよかったと思った。軽アイゼンを再び装着する。
 ここサスケの左岸紅葉はピカイチ!だと思う。たぶん3日当たりが一番良かったのではと思う。
遠景の「コブシ平」の尾根の紅葉と合わせてね。
トラバースではアイゼン着けてなかったんだ。

落ち口すぐ上の3m、5m連滝は右岸から高巻きする。
 この5m、右岸から小さく巻けますよ。左岸から巻くよりうんと楽に。

やはりここの巻きが上の廊下の核心部のようだ。
 そうかな?
やっぱ、ワサビ谷(黒滝谷)出合からのゴルジュでしょう(^^)。

この15m滝も直登は無理なので、また同じ道を登り返し、高巻きを続けることになる。こんなことなら降りなければよかった。
 ですよねぇ。

結局、その上の4m滝も一緒に巻いてしまう。
 ここ、上の廊下の閉塞感が続く中、空が開けた癒し空間で、わたしは好きなところです。

気がつかなかったが、上の廊下は滝が意外に近接しているのである。すべて巻きになるので、渓に降りている区間は短い。
 中ノ滝までは、ドンドコ滝が詰まってますね。

8m滝の上は中滝20m。
 中ノ滝の下流部もよく黄葉してますね~。

zippさんの話では左岸の草付きを登ると簡単に巻けるということなので,そのルートを検討する.左岸の嵓の右側が草付きになっているのでここを登ると,嵓の隙間からうまく上に上がることができる.あとはやや渋目の斜面をトラバースすると支谷に降りるルートがあった.前回登ったリッジは少し上部で終わっていて,その終了点に至る草付きが見える.おそらく,そのルートを使って簡単に巻くことができるだろう.
 よくは理解できないですが、草付を登ると出合の小滝が連続した上に斜瀑8mぐらいだろうか?その滝口へと抜けれます。抜けずに巻けもしますが。

上の廊下自体は比較的短いのだ.途中で道草さえしなければ1時間程度で抜けることができるだろう.
 でしょうね。

来春はテン泊荷物を背負ってくることになるだろう.
 だから、サスケ滝からは右岸の摂津道を使った方が効率的にはずーっといいのですヨ(^^)。

サスケ滝から1時間30分.4時下山予定だったので1時間も早く下山できた.
 この時間で降りられれば、下ノ廊下をゆっくり楽しみながらの遡行もできますね。

摂津道ルートもほぼ覚えたので,次回からはもっとスムーズに歩くことができるだろう.
是非、サスケ滝から先の右岸摂津道、さらにワサビ谷飯場跡からの赤倉谷右岸山腹道、奥ノ平谷の大滝と最後の8m滝を巻く右岸山腹道などを使えば、奥ノ平谷源流部は、さらに近く安全に行けますよ(^^)。

繰り返しになるが,いろいろなことがうまく回転した密度の濃い,良い1日を過ごすことができて感謝.
 これが晴天ならば、さらに美しく輝いた紅葉がみられたことでしょうが、密度の濃い日でいい山行でした(^^)。

[attachment=0]ZIPP2642_925.jpg[/attachment]
添付ファイル
木屋谷支流ワサビ谷の残り紅葉(8日)。
木屋谷支流ワサビ谷の残り紅葉(8日)。
   zipp
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高・沢登り】錦秋のサスケ滝と奥ノ平谷上の廊下

投稿記事 by シュークリーム »

ワサビ谷(黒滝谷)出会いの滝
ワサビ谷(黒滝谷)出会いの滝
グーさん、おはようございます。

このバヤイ「案ずるより産むが易し」を使ってもいいのかなぁ~?
グーがその気にならないだろうかとzippさんが心配しそう。


滝登りはなくて巻きばかりですので、きっと大丈夫だと思いますが、行く時はナズナさんについて行ってもらってね。

ここまで装備を持って、なおかつ身体能力・技術があっての「案ずるより・・・」ですよね?

やっぱり単独の沢は怖いので。事故があっても助けを呼べないですからね。

「速く」と「パンク」の間には相関関係が有るのですが、シュークリームさんは未経験ですか?

へえ、そうなんですか。私、林道でまだ車をパンクさせたことがないんで知りませんでした。

いい色ですね。鉄砲谷に行かずにサスケ滝ピストンにしたらよかったかな。

そうですね。今年はいい紅葉を見させてもらっています。サスケ滝の紅葉はよかったですよ。
サスケ滝と紅葉
サスケ滝と紅葉
考えたいい時間設定をしますね。
グーも一応「明るいうちに林道まで下りればOK」の時間割で山を歩いていますが・・・・。


今の時期、4時には下山したいので、その予定でスケジュール組みました。摂津道で闇下はつらいので。

zippさんもバイルを打ち込んでますよね。やっぱグーはヤメとこ。

君子危うきに近寄らずですね。それが正解です。

ふ~ん。簡単そうじゃん。案ずるより・・・・

またまた色気を出すう :mrgreen:

ここをテン泊装備を担いでトラバースするの? 案ずるより・・・・

最近は沢泊の装備を軽量化しているので、日帰り装備に毛が生えたようなもんです。
添付ファイル
中ノ滝20m
中ノ滝20m
                         @シュークリーム@
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高・沢登り】錦秋のサスケ滝と奥ノ平谷上の廊下

投稿記事 by シュークリーム »

サスケ滝近くの紅葉
サスケ滝近くの紅葉
zippさん、おはようございます。

 「上ノ廊下」には入らずに、サスケ滝から右岸山腹の摂津道を利用して行くのが、一番高低差が無く使いやすいというのが正しいです(^^)。

そうだったんですかあ。誤解してました。おかげさまで上の廊下を再訪できて良かったです。

 げっ!すごい重装備。・・・重そう。
日曜日、トラバース道でバランス崩して滑落しますた。右足が悪いのとザックが非常に重くなってて、バランス崩したのを立ち直せずに、ゴロンゴロン!


まあ、沢泊程度の重さだったんで、ちょうどいい訓練になりました。
でも、zippさんの荷物はなんでそんなに重かったの?おそらくアルと食材でいっぱいだったのかな?


 この男性のレポ、「ヤマ0娘」で読みますた。
シュ>「軽アイゼンもってますか」
 これでゲート前でおはなしてたのは、シュークリさんだとわかりました(^^)。
「ヤマ0娘」って、いまだGPSデータ上がって無いところに新たに線を引くのが楽しみと化してるのだろうか?
地図読みより前にGPSデータで山に登り始めた人たちが多いんでしょうね。
ちなみに、この人のGPS軌跡を見ると、笹ヶ峰へとんでもないところを登ってるわけだけど、それが千石林道終点からの笹ヶ峰へ登るルートのように説明していて笑った。単にあなたが登ったルートにすぎないじゃん。
多くの人はもっと楽に別ルートから笹ヶ峰へ登ってますよと。登山者のマーキングを繋げば、そのルート以外ないはずなんだけどね。
 シュークリさん、単独男性をおどろかせてたぶん正解だったと思うよ。


このところ蓮周辺の山で遭難が多いので、コースの状況を説明しときました。
何も言わずに分かれてあとで戻ってこなかったりしたら後味が悪いですから。
「ヤマ0娘」のレポを読む限り、やぶこぎネットの記事は読んでいないみたいですね。

それにしてもzippさんは台高の山レポはすべて目を通しているんですね。思いがけないところでzippさんのレスを目にしたりします。


 一部GPS記録をアップしたレポがありますね。そんなのを見て行こうと思われたのでは???

私もよくGPS記録を参考にしてますので、人のことは言えませんけど。
GPS記録があることで遭難を防げる場合もあるので、GPS記録を公表することもまんざら悪いことではないと思っています。


 御冗談を(^^;
もしかして、先日のレポをちゃんと読んでいない!?


確かに。林業作業者がつけたテープのようですね。
グーさんじゃないけど、アルツです(^^;)


 シュークリさんの足回りは、登山靴?もしかして510のアクア??

今回は沢靴(510のアクア)でした。岩の上を歩くのは安心ですが、落ち葉の積もった巻き道では最悪です。簡単に滑りだすので、ピッケル、アイゼンなどの滑り止めは必須です。

 盛り前でした。盛り前でもよく紅葉しててびっくりしたんです。

あそこは素晴らしい紅葉ですね。あれを見ただけでも来た甲斐があると思いました。

 さすけちゃんからは、ゐろ良い返事が返ってきたかな(^^)。

おいでおいでと言ってました(^^)

 上ノ廊下をピストン!?
抜けてシャッポ尾根を下るかした方がいいんじゃないのかなぁ。右岸摂津道をおりるとか。


シャッポ尾根を下るよりはピストンの方が安全だと思うんですけど。2週続けてあそこを降りようとは思わないですね。
右岸摂津道は今度機会があったら行ってみます。


 前回は、岩場を登ってたの!?
今回は簡単に巻けたでしょ。


はい、あのルートが一番簡単で安全ですね。
枝谷左岸の岩場は思ったよりもフリクションが良かったですけど、滑ると下まで持っていかれるので怖かったです。ロープを出したので、時間もかかりましたしね。


 わたしは、Sハイの残しものだと思いましたが、違ってたんですね。

私たちがたき火をした場所は落ち葉が積もって、たき火の跡が全く分からなくなっていました。あれは別のパーティーのものですね。

 ここサスケの左岸紅葉はピカイチ!だと思う。たぶん3日当たりが一番良かったのではと思う。
遠景の「コブシ平」の尾根の紅葉と合わせてね。
トラバースではアイゼン着けてなかったんだ。


ほんとにね。よかったです(^^)
ここのトラバースはピッケルの突き刺しだけで突破しました。怖かったです(^^;)


 この5m、右岸から小さく巻けますよ。左岸から巻くよりうんと楽に。
サスケ滝滝口近くの3m、5m連滝
サスケ滝滝口近くの3m、5m連滝
ふ~ん、そうなんだ。ノーチェックでした。今度覗いてみます。

 そうかな?
やっぱ、ワサビ谷(黒滝谷)出合からのゴルジュでしょう(^^)。


ふ~ん、そうなのかな。来春の奥ノ平谷沢泊のお楽しみですね。

 中ノ滝までは、ドンドコ滝が詰まってますね。

そうですね。ほとんど沢床に降りていないので、沢歩きじゃなくて谷歩きの世界でした。

 中ノ滝の下流部もよく黄葉してますね~。

あそこはちょっと開けていていいところですね。

 よくは理解できないですが、草付を登ると出合の小滝が連続した上に斜瀑8mぐらいだろうか?その滝口へと抜けれます。抜けずに巻けもしますが。

ここ、zippさんが言っている巻きルートとは違うかもしれませんね。
まだ抜けてはいないので、今度のお楽しみですね。


 この時間で降りられれば、下ノ廊下をゆっくり楽しみながらの遡行もできますね。

そうですね。下の廊下は最初の固定ロープの登りが私にとっての一番の核心です。ロープが切れそうな気がして。
あとは巻いて行けば大丈夫なんですけどね。


是非、サスケ滝から先の右岸摂津道、さらにワサビ谷飯場跡からの赤倉谷右岸山腹道、奥ノ平谷の大滝と最後の8m滝を巻く右岸山腹道などを使えば、奥ノ平谷源流部は、さらに近く安全に行けますよ(^^)。

そのルート、興味があります。
今年中に行けるようだったらルートを探ってきます。


 これが晴天ならば、さらに美しく輝いた紅葉がみられたことでしょうが、密度の濃い日でいい山行でした(^^)。

そうですね、晴天だったらもっときれいだったでしょうね。
でも、写真を撮るにはこれくらいの曇天が良かったですけど。
添付ファイル
林道横のイロハモミジ
林道横のイロハモミジ
                         @シュークリーム@
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高・沢登り】錦秋のサスケ滝と奥ノ平谷上の廊下

投稿記事 by わりばし »

おはようございまs、シュークリームさん。

zippさん 「摂津道使ってサスケ滝経由が一番高低差なく使いやすいと思います。」
私 「確かにそうなんですけどねえ。
単独で上の廊下を突破するのはちょっと敷居が高くて・・・
でも、まあ、案ずるより産むがやすしですからねえ・・・」
正直言って私は単独で上の廊下に入るのは怖いのである。でも、案ずるより産むがやすしだしねえ。まあ、行ってみようか。

シュークリームさんらしい。

「サスケ滝までこんなに遠かったっけ」と思いながらいくつかの小谷と小尾根を過ぎると見覚えのあるリンゴ畑さんのロープが張ってあるトラバースに出た。ロープはもう切れかけていて、使う気にはなれない。今日はアイゼンとピッケルのおかげでそのまま歩いていくことができる。

サスケ滝まで遠いんですよねこれが・・・ :mrgreen:  

右岸から流れ込む支谷の右岸リッジを登り、適当なところで支谷に降りて、左岸の壁の弱点をついて左岸を登る。前回たろーチームで来た時は支谷の左岸岩場を登ったのだが、単独ではこのルートは危険だ。急斜面をトラバースして落ち口に至るのだが、このトラバースがいやらしい。滑落すると下まで落ちていくので、慎重に慎重に。なんとか落ち口に至る。7月にテントを張った想い出のテン泊地だ。そのあとも何組かがテン泊地として使ったらしく、焚火の跡が残っている。

沢登で行ったことあるからチャレンジ出来るって感じですね。

前回は本谷側の深い釜を胸まで水に浸かって突破し,正面の支谷を登り,さらに渋いリッジを登って巻いた.支谷の登攀での荷揚げやロープでの確保にかなり時間がかかったが,単独ではこのようなことは困難だろう.zippさんの話では左岸の草付きを登ると簡単に巻けるということなので,そのルートを検討する.左岸の嵓の右側が草付きになっているのでここを登ると,嵓の隙間からうまく上に上がることができる.あとはやや渋目の斜面をトラバースすると支谷に降りるルートがあった.前回登ったリッジは少し上部で終わっていて,その終了点に至る草付きが見える.おそらく,そのルートを使って簡単に巻くことができるだろう.そこまで行ってみようかと思ったが,時間のこともあり,今回はここで終了.楽しみは後に残しておこう.ここさえ巻いて仕舞えば上の廊下を抜けることになるのだ.廊下を抜けてからの3つの滝の巻きルートはもうわかっているので,上の廊下突破の戦略は完成だ.

目的達成ですね。
なかなかの充実感でしょう。
お疲れ様でした。

                                         わりばし
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高・沢登り】錦秋のサスケ滝と奥ノ平谷上の廊下

投稿記事 by シュークリーム »

P1020223.jpg
わりばしさん、おはようございます。
奥ノ平谷上の廊下はほとんどが巻きなので、谷歩きが得意なわりばしさんにはいいかもしれません。一度行ってみてください。
紅葉も素晴らしかったですよ。
来年になったら一緒にサスケ滝に登りましょうね。
                  
                         @シュークリーム@
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 【台高・沢登り】錦秋のサスケ滝と奥ノ平谷上の廊下

投稿記事 by とっちゃん »

シューさん、再び行ってきたんですね。

しかし、今回の装備でザックは何キロでした?どんな時でも、トレーニングと思えば、それもまたいいですけどね。
単独で、ここに行くにはけっこう緊張感あったでしょう。
しかし、紅葉真っ盛りで心が和みますね~。

色んなルートさぐるのも発見があっていいですね。

☆とっちゃん~
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高・沢登り】錦秋のサスケ滝と奥ノ平谷上の廊下

投稿記事 by シュークリーム »

とっちゃん、おはようございます。

しかし、今回の装備でザックは何キロでした?どんな時でも、トレーニングと思えば、それもまたいいですけどね。

重量は測っていないんですが、10キロ以内で収まっていると思います。沢泊でも10キロ以内でおさめるようにしているんで、まあ許容範囲内ですね。

単独で、ここに行くにはけっこう緊張感あったでしょう。

気の抜けない巻きが続くので、緊張します。
この前、チェーンアイゼン買いましたよ。軽アイゼンよりは少しましかも。
今度行く時はロープも出して、どう転んでも落ちないようにしていきます。


しかし、紅葉真っ盛りで心が和みますね~。

サスケ滝の紅葉は素晴らしかったですね。
奥ノ平谷はこれから私の遊び場にするつもりなので、あのあたりちょくちょく行こうと思っています。


色んなルートさぐるのも発見があっていいですね。

zipp大明神と山の神様のお導きあっての山行ですね。
今度ご一緒できないのは残念ですが、旅行楽しんできてくださいねえ(^^)/~~
                         @シュークリーム@
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