【奥美濃】錦繍の根洞谷・小茂津谷から高丸へ

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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【奥美濃】錦繍の根洞谷・小茂津谷から高丸へ

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2015年11月1日(日)
【山 域】奥美濃 高丸周辺
【天 候】晴れ
【コース】夜叉ヶ池登山口6:40---7:54尾根乗越---8:38根洞谷8:51---10:42小茂津谷10:56
---12:33 950m二俣13:31---14:52高丸15:08---16:40登山口

 根洞谷(こんどうだに)や小茂津谷(こもつだに)と言っても奥美濃マニアでなければわからないだろう。
木曽三川のひとつである揖斐川は上流で東谷と西谷に分かれる。その西谷の源流域にあるのが根洞谷で、
小茂津谷はそのまた支流の谷である。西谷は最上流で金ヶ丸谷と根洞谷に分かれるのだが、いずれも奥美
濃屈指の原始の森に包まれた深い場所にあり、奥美濃マニア垂涎の地として存在している。
以前から長いアプローチを必要としていたが、徳山ダムが完成した現在では、西谷の上流へ向かう道路はダ
ムの下に水没してしまい、下流から入ることはできない。
ダムが造られる前に下流からのアプローチで金ヶ丸谷へ一度、完成後には山越えして根洞谷から金ヶ丸谷の
周回をやったことがあるが、いずれも沢泊で、豊穣の森の中をゆったりと流れる原始の谷に酔いしれた2日間
の山旅だった。

 前夜、岐阜県側の夜叉ヶ池登山口である池ノ又谷林道の終点まで車を進めた。夜中の気温は2度。真冬の
ような冷え込みに水の中に入るモチベーションが下がる。
 夜半はみぞれかと思うような水滴が降っていたが、夜が明けると快晴。夜叉壁のあたりが朝日を受けて金
色に染まっている。
駐車場を出て2番目に出合う谷が根洞谷へのショートカットルートだ。滝らしいものはなく、ただひたすら350m
の高度差を稼ぐ。高丸と越美国境稜線を繋ぐ尾根に出ると1本のブナと正面に見える美濃俣丸方面の稜線の
眺めが出迎えてくれた。風があり少し寒い。こういう日は谷を歩くに限る。
 根洞谷へはせっかく登り詰めた尾根から300m下らなければならない。なんとも効率の悪い登山だが、これ
が根洞谷へ到達する最短のルートである。

[attachment=7]PB010012_1.JPG[/attachment]
 眼下の斜面に飛び込むと、こちらの谷もまったく滝のない急傾斜のバリルートといった趣きで、簡単に根洞
谷の上流部に下り立つことができた。ここから悠然と流れる根洞谷を小茂津谷出合まで下って行く。
両岸の斜面はまさに錦繍。紅と黄に染められた森は息を呑むような美しさだ。この光景を見るためにこの季
節にここへ来たのである。
根洞谷は直線という部分がまったくない蛇行の連続で、地図で見る距離の倍ぐらい歩かないと目的地に到達
できない。いったいどれだけ蛇行を繰り返しただろう。
そろそろ飽きてきた頃に上流に向かって流れ込んで来る谷が見えた。小茂津谷だ。出発してから4時間を要し
てやっと目的の谷の入口に着いた。ほぼ予定の時間で到着したが、まだまだ先は長い。ここから高丸山頂ま
で3時間で行けるだろうか。

[attachment=6]PB010038_1.JPG[/attachment][attachment=0]PB010065_1.JPG[/attachment][attachment=5]PB010126_1.JPG[/attachment]
 小茂津谷は序盤は根洞谷の小型のような谷だが蛇行はほとんどなく、地形図上でマークしていた途中で出
合う支流が思ったより早いペースで現われた。なかなか前に進まなかった根洞谷と大違いだ。
ちょっとした落ち込み程度の落差はあるものの、滝と呼べるものはない穏やかな谷である。
 しかし上流に進むにつれ倒木が谷を埋める場面が目立ち始めた。やはりここ2~3年の水害の影響はここに
も及んでいたのか。美しいはずの渓相も台無しである。

[attachment=4]PB010139_1.JPG[/attachment][attachment=3]PB010178_1.JPG[/attachment]
 時間が読めないのでゆっくりメシにする心の余裕を失っていたが、結構いいペースで次の二俣に着いた。
距離的にはもう4分の3近く消化している。これなら大丈夫だ。
なかなか適地を見つけられないまま標高950m付近の最後の二俣に腰を降ろした。あまりいい場所ではない
が仕方がない。ラーメンもビールもお預けかと思っていたが、余裕を持ってランチタイムを楽しめるのだから良
しとするか。
 いつも通り1時間のランチタイムを取ったが、少々のんびりし過ぎたかもしれない。3時に山頂に立っていれば
OKだから1時間半のリードタイムがある。初見の谷を山頂まであと350m。そして山頂からは道はない。
ひたすらヤブを漕ぐか、以前登ったことのある谷を下りるかだ。
幸い谷の中は何の障害もなく、最後のツメも先ほど登り下りした谷同様、単に急なことを我慢すればいいだけ
のスッキリした斜面だった。振り返ると烏帽子山の端正な姿が見えた。3度もまったくヤブ漕ぎなしで稜線に立
てるとは奥美濃らしからぬラッキーなツメである。
 50mほどヤブを漕いで1316mの高丸山頂に立った。読み通りの時間だ。K氏の標識1枚と三角点があるだけ
の清々しい山頂である。三角点の周りは少し刈り開かれており、白山や能郷白山、御嶽も望むことができた。

[attachment=2]PB010202_1.JPG[/attachment]
 さて、下山はどうするか。無雪期にここへ来たのは15年振りだが、あれから登山ブームで少しは踏み跡らし
きものもできているかと思ったが、どこを見てもササの海が広がるばかりだ。方向を確認しながらササに突っ
込んで行く手もあるが、それも鬱陶しい。第2案の谷下りにしよう。
 恐ろしいほどの急傾斜を谷に向かって下る。こういう斜面ではチェーンスパイクが極めて有効なのだが、こ
んな時に限って持って来るのを忘れてしまった。
問題はこの大岩谷唯一とも言える滝の存在だ。前回は懸垂下降で下りたが、今持っているのは20mのロープ。
これで下まで届いただろうか。滝まで来てみるとピンの位置が高く、どうも下まで届きそうにない。ならばとすぐ
隣の谷を窺ったがこちらも同じように滝がかかっている。さらに右へ移動するとロープ無しで下りられそうなル
ンゼが現われた。滑るように下りて滝の下へ。記憶では後は何も現われないはずだ。
 この谷もいわゆるヤブ沢で、高丸への最短ルートと言う以上の意味を持たない。しかしぬるぬるの岩で滑る
ことさえ気を付ければ、下手にヤブを漕ぐより余程スマートに下山できる。終盤で現われるウォータースライダ
ー状のナメ滝が唯一の見せ場だ。
 
[attachment=1]PB010234_1.JPG[/attachment]
 山頂から2時間を見ていたが、1時間半後には登山口の駐車場に立っていた。紅葉シーズンで賑わっただろ
う登山客の車も帰り仕度中の1台が残っているだけだった。

                           山日和
添付ファイル
PB010065_1.JPG
PB010234_1.JPG
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【奥美濃】錦繍の根洞谷・小茂津谷から高丸へ

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん こんばんは

  【コース】夜叉ヶ池登山口6:40---7:54尾根乗越---8:38根洞谷8:51---10:42小茂津谷10:56
  ---12:33 950m二俣13:31---14:52高丸15:08---16:40登山口
  根洞谷(こんどうだに)や小茂津谷(こもつだに)と言っても奥美濃マニアでなければわからないだろう。


奥美濃好きのワシもびっくり、
「こりゃいったい、どないなっとんねん」と思うルートですね。

  以前から長いアプローチを必要としていたが、徳山ダムが完成した現在では、
  西谷の上流へ向かう道路はダムの下に水没してしまい、下流から入ることはできない。


なるほど、今となっては、
根洞谷は夜叉ヶ池登山道から尾根越えで入るのが合理的なんですね。
今、西谷のほうから行こうと思えば、
ホハレ峠を越えて門入に入る山道が確保されているんですかね。

  ダムが造られる前に下流からのアプローチで金ヶ丸谷へ一度、
  完成後には山越えして根洞谷から金ヶ丸谷の周回をやったことがあるが、
  いずれも沢泊で、豊穣の森の中をゆったりと流れる原始の谷に酔いしれた2日間の山旅だった。


ダムがない時の、あの金ヶ丸谷の遡行はすばらしかったですね。
ワシにとって最高の山旅のひとつでした。

  駐車場を出て2番目に出合う谷が根洞谷へのショートカットルートだ。
  滝らしいものはなく、ただひたすら350mの高度差を稼ぐ。
  根洞谷へはせっかく登り詰めた尾根から300m下らなければならない。
  なんとも効率の悪い登山だが、これが根洞谷へ到達する最短のルートである。
  眼下の斜面に飛び込むと、こちらの谷もまったく滝のない急傾斜のバリルートといった趣きで、
  簡単に根洞谷の上流部に下り立つことができた。


上り下りは別にして、進路の障害になるような藪や滝はないんですね。
奥美濃にしては意外やなあ。

  ここから悠然と流れる根洞谷を小茂津谷出合まで下って行く。
  両岸の斜面はまさに錦繍。紅と黄に染められた森は息を呑むような美しさだ。
  この光景を見るためにこの季節にここへ来たのである。


根洞谷はとうとう行かずじまいになってますが、ええやろなあ。

  そろそろ飽きてきた頃に上流に向かって流れ込んで来る谷が見えた。
  小茂津谷だ。出発してから4時間を要してやっと目的の谷の入口に着いた。
  ほぼ予定の時間で到着したが、まだまだ先は長い。ここから高丸山頂まで3時間で行けるだろうか。


ワシは、しんどいルートは最初から採用しないから、このルートは考えつかないですね。

  小茂津谷はちょっとした落ち込み程度の落差はあるものの、
  滝と呼べるものはない穏やかな谷である。


こちらも滝のない谷なんですか。

  しかし上流に進むにつれ倒木が谷を埋める場面が目立ち始めた。
  やはりここ2~3年の水害の影響はここにも及んでいたのか。美しいはずの渓相も台無しである。


これは、ちょっと残念ですね。

  時間が読めないのでゆっくりメシにする心の余裕を失っていたが、結構いいペースで次の二俣に着いた。
  距離的にはもう4分の3近く消化している。これなら大丈夫だ。
  なかなか適地を見つけられないまま標高950m付近の最後の二俣に腰を降ろした。
  あまりいい場所ではないが仕方がない。
  ラーメンもビールもお預けかと思っていたが、余裕を持ってランチタイムを楽しめるのだから良しとするか。


前途が見えて一息ってとこですね。

  いつも通り1時間のランチタイムを取ったが、少々のんびりし過ぎたかもしれない。
  3時に山頂に立っていればOKだから1時間半のリードタイムがある。
  初見の谷を山頂まであと350m。そして山頂からは道はない。
  ひたすらヤブを漕ぐか、以前登ったことのある谷を下りるかだ。


一息とはいっても、まだヤブコギの恐れがあるからなあ。

  幸い谷の中は何の障害もなく、最後のツメも先ほど登り下りした谷同様、
  単に急なことを我慢すればいいだけのスッキリした斜面だった。
  振り返ると烏帽子山の端正な姿が見えた。
  3度もまったくヤブ漕ぎなしで稜線に立てるとは奥美濃らしからぬラッキーなツメである。


この谷もおおむねOKでしたか。
これも意外やなあ。
他の山と同じように、笹が弱ってるんですか。

  50mほどヤブを漕いで1316mの高丸山頂に立った。

山頂周辺は、ある程度のヤブはいたしかたないでしょうね。
笹の背の高さはどうだったんですか。

  さて、下山はどうするか。無雪期にここへ来たのは15年振りだが、
  あれから登山ブームで少しは踏み跡らしきものもできているかと思ったが、
  どこを見てもササの海が広がるばかりだ。
  方向を確認しながらササに突っ込んで行く手もあるが、それも鬱陶しい。
  第2案の谷下りにしよう。


昔、山日和さんと駐車場のすぐ先から遡行した、あの谷を下りるんですね。

  問題はこの大岩谷唯一とも言える滝の存在だ。
  前回は懸垂下降で下りたが、今持っているのは20mのロープ。
  これで下まで届いただろうか。滝まで来てみるとピンの位置が高く、どうも下まで届きそうにない。
  ならばとすぐ隣の谷を窺ったがこちらも同じように滝がかかっている。
  さらに右へ移動するとロープ無しで下りられそうなルンゼが現われた。
  滑るように下りて滝の下へ。記憶では後は何も現われないはずだ。


問題となる滝は、ここ1か所だけでしたものね。
二股(三股やったかな)の谷の両方に同じような滝がかかってたけど、
30mロープを折り返してちょうどくらいの高さじゃなかったですか。

  山頂から2時間を見ていたが、1時間半後には登山口の駐車場に立っていた。
  紅葉シーズンで賑わっただろう登山客の車も帰り仕度中の1台が残っているだけだった。


なかなかのマニアックルートで、お疲れさまでした。
レポートから爽快な達成感を味わうことができました。

よい山旅を!
                 洞吹(どうすい)
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】錦繍の根洞谷・小茂津谷から高丸へ

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、どうもです。

奥美濃好きのワシもびっくり、
「こりゃいったい、どないなっとんねん」と思うルートですね。


前から温めていたルートです。 :D

 なるほど、今となっては、
根洞谷は夜叉ヶ池登山道から尾根越えで入るのが合理的なんですね。
今、西谷のほうから行こうと思えば、
ホハレ峠を越えて門入に入る山道が確保されているんですかね。


結構いい道らしいですよ。同じ日に兔夢さんがホハレ峠から千回沢山へ入ってたらしいです。

ダムがない時の、あの金ヶ丸谷の遡行はすばらしかったですね。
ワシにとって最高の山旅のひとつでした。


アプローチの長い林道歩きも含めて素晴らしい沢旅でした。源流の延々と続く荷造りテープが目障りでしたが。

上り下りは別にして、進路の障害になるような藪や滝はないんですね。
奥美濃にしては意外やなあ。


この山越えのルートは滝と呼べるものは皆無と言ってもいいですね。

[attachment=2]PB010017_1.JPG[/attachment]
根洞谷はとうとう行かずじまいになってますが、ええやろなあ。

金ヶ丸に輪を掛けて穏やかな谷ですね。 :lol:

ワシは、しんどいルートは最初から採用しないから、このルートは考えつかないですね。

まあ、ワシでなくてもあまり考えないでしょう。

>小茂津谷はちょっとした落ち込み程度の落差はあるものの、
  滝と呼べるものはない穏やかな谷である。

こちらも滝のない谷なんですか。


小滝がポツポツという感じです。まったく問題なし。

[attachment=1]PB010142_1.JPG[/attachment]
>しかし上流に進むにつれ倒木が谷を埋める場面が目立ち始めた。
  やはりここ2~3年の水害の影響はここにも及んでいたのか。美しいはずの渓相も台無しである。

これは、ちょっと残念ですね。


兔夢さんが行った3年前はまだ良かったようです。

前途が見えて一息ってとこですね。

距離的に近付くと安心しますね。標高差はあっても時間が読めます。

一息とはいっても、まだヤブコギの恐れがあるからなあ。

半分は大岩谷を視野に入れてたのでヤブがひどくても何とかなると思ってました。

この谷もおおむねOKでしたか。
これも意外やなあ。
他の山と同じように、笹が弱ってるんですか。


山頂周辺は、ある程度のヤブはいたしかたないでしょうね。
笹の背の高さはどうだったんですか。


拍子抜けするほど楽なツメでした。ただ、少し外すと結構繁ってましたよ。
見通しが利いたので、高さは背丈程度のものでした。

[attachment=0]PB010211_1.JPG[/attachment]
昔、山日和さんと駐車場のすぐ先から遡行した、あの谷を下りるんですね。

そうだす。

問題となる滝は、ここ1か所だけでしたものね。
二股(三股やったかな)の谷の両方に同じような滝がかかってたけど、
30mロープを折り返してちょうどくらいの高さじゃなかったですか。


三股でしたね。あの時は滝芯ではなく左側のガケから下りたので15m一杯ぐらいじゃなかったかな。
洞吹さんにしてはよく覚えてましたね。 :mrgreen:

なかなかのマニアックルートで、お疲れさまでした。
レポートから爽快な達成感を味わうことができました。


反応の薄い山域ですが、レスありがとさんでした。 :D

                       山日和
添付ファイル
PB010211_1.JPG
PB010142_1.JPG
ツメはこんな感じでした
ツメはこんな感じでした
兔夢
記事: 623
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

Re: 【奥美濃】錦繍の根洞谷・小茂津谷から高丸へ

投稿記事 by 兔夢 »

山日和さん、こんばんは。
やっとレスが書けます。

根洞谷(こんどうだに)や小茂津谷(こもつだに)と言っても奥美濃マニアでなければわからないだろう。


マニアックすぎて躊躇してました!

徳山ダムが完成した現在では、西谷の上流へ向かう道路はダ
ムの下に水没してしまい、下流から入ることはできない。


下流からだとホハレ峠からということになりますね。
金ケ丸遡行の場合、夜叉ケ池登山口〜根洞谷のルートとホハレ峠からのルートは時間的には意外とあまり変わりません。
ただホハレ峠の場合、車を取りに戻らなくちゃならないのがマイナス。

滝らしいものはなく、ただひたすら350m
の高度差を稼ぐ。


あらら、あっさりとした記述ですね。
僕はこのルート、結構好きなんですよ。
もう何回も利用してます。
紅葉の今だと途中途中に色付いたブナが出迎えてくれるし稜線を仰げば青空と高揚のコントラストがいいし。
登る途中、左手側斜面に立派なブナがありませんでしたか?
何時も挨拶していくんですが。

根洞谷へはせっかく登り詰めた尾根から300m下らなければならない。なんとも効率の悪い登山だが、これ
が根洞谷へ到達する最短のルートである。


こちらもブナがいいと思うんですが…

紅と黄に染められた森は息を呑むような美しさだ。この光景を見るためにこの季
節にここへ来たのである。


根洞谷は紅葉が良かったのですね。
今シーズン、奥美濃の紅葉は今一だなあと思ってたのですが行ったところが悪かったかな。

ここから高丸山頂ま
で3時間で行けるだろうか。


なんて僕にはとても考えられませんでした。
まあテン泊だったので時間的には気楽でしたけどね。

僕の場合、根洞谷の遡行時は雨が降っていました。
なので気持ち的にあまり余裕がなかったのでしょう、覚えている風景も少ないです。
栃の巨木はすばらしい、とその後に訪れたOSKの先輩からききましたがそれも記憶にない。
詰めは一ヶ所、二俣の選択を間違えて直登を逃したという記憶があります。
倒木で悩まされた記憶はないですね。
もじゃもじゃの薮があったような気はしますが。

あれから登山ブームで少しは踏み跡らし
きものもできているかと思ったが、どこを見てもササの海が広がるばかりだ。


一時は目印が豊富だったんですけどね。今はどうなのかな?

前回は懸垂下降で下りたが、今持っているのは20mのロープ。
これで下まで届いただろうか。滝まで来てみるとピンの位置が高く、どうも下まで届きそうにない。


僕は30mだったので下れたのかな?それも覚えてないけど懸垂をしたのは確か。

ロープ無しで下りられそうなル
ンゼが現われた。


そんなところがあったんですね。登れるのかな?

日帰りでの周遊、お疲れさまでした。
しかし、僕的にはなんだかもったいない気がしちゃいますね。
やっぱり沢泊でのんびりとくつろぎながらまわりたいかな。

         兔夢
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】錦繍の根洞谷・小茂津谷から高丸へ

投稿記事 by 山日和 »

兔夢さん、どうもです。

マニアックすぎて躊躇してました!

兔夢さんのセリフじゃありませんぜ :mrgreen:

下流からだとホハレ峠からということになりますね。
金ケ丸遡行の場合、夜叉ケ池登山口〜根洞谷のルートとホハレ峠からのルートは時間的には意外とあまり変わりません。
ただホハレ峠の場合、車を取りに戻らなくちゃならないのがマイナス。


それも下流からってことになるんやね。(^^ゞ
しかし門入からの長い林道歩きはどうもね。しかも往復。 :oops:

あらら、あっさりとした記述ですね。
僕はこのルート、結構好きなんですよ。
もう何回も利用してます。
紅葉の今だと途中途中に色付いたブナが出迎えてくれるし稜線を仰げば青空と高揚のコントラストがいいし。
登る途中、左手側斜面に立派なブナがありませんでしたか?
何時も挨拶していくんですが。


克明に表現するような場面はなかったと思うんだけど・・・
尾根に出たところのブナが印象的でした。

こちらもブナがいいと思うんですが…

あまり印象が・・・正面の美濃俣丸に気を取られてたせいかも。

[attachment=2]PB010019_1.JPG[/attachment]
根洞谷は紅葉が良かったのですね。
今シーズン、奥美濃の紅葉は今一だなあと思ってたのですが行ったところが悪かったかな。


ジャストシーズンでしたね。行った甲斐がありました。

[attachment=1]PB010058_1.JPG[/attachment]
>ここから高丸山頂まで3時間で行けるだろうか。

なんて僕にはとても考えられませんでした。
まあテン泊だったので時間的には気楽でしたけどね。


テン泊装備だしね。次の日に登り返せばいいと思えば気が楽です。

僕の場合、根洞谷の遡行時は雨が降っていました。
なので気持ち的にあまり余裕がなかったのでしょう、覚えている風景も少ないです。
栃の巨木はすばらしい、とその後に訪れたOSKの先輩からききましたがそれも記憶にない。
詰めは一ヶ所、二俣の選択を間違えて直登を逃したという記憶があります。
倒木で悩まされた記憶はないですね。
もじゃもじゃの薮があったような気はしますが。


小茂津谷に入ってすぐの右岸にあったトチは見事でした。
最後は二俣らしくない二俣を水量の少ない左の谷を選ぶところがポイントでしたね。
倒木は広い範囲で結構なものがありました。

[attachment=0]PB010153_1.JPG[/attachment]
一時は目印が豊富だったんですけどね。今はどうなのかな?

山頂の脇にテープが一ヶ所だけ。その先には何もないように見えました。

僕は30mだったので下れたのかな?それも覚えてないけど懸垂をしたのは確か。

私と洞吹さんが行った時も30mを持ってました。ただ記憶では中段までは簡単に登れる滝だったので、
20mでもそこまで下りればクライムダウンできたかもです。

>ロープ無しで下りられそうなルンゼが現われた。

そんなところがあったんですね。登れるのかな?


無理なく下れたので登りなら楽勝でしょう。

日帰りでの周遊、お疲れさまでした。
しかし、僕的にはなんだかもったいない気がしちゃいますね。
やっぱり沢泊でのんびりとくつろぎながらまわりたいかな。


確かにね。余裕があれば泊まりたいのはやまやまです。(^^)

                   山日和
添付ファイル
PB010153_1.JPG
PB010058_1.JPG
PB010019_1.JPG
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 【奥美濃】錦繍の根洞谷・小茂津谷から高丸へ

投稿記事 by とっちゃん »

山日和さん、あいかわらずの亀レスです。

10時間の、ロングルートでしたか。
根洞谷から金ヶ丸谷の周回は、二度沢泊で行きましたが、一回目は、山日和さん、兎夢さんと三人でしたね。
このあたりは豊かな森で、ゆったりとした気分が楽しめていいですね。
しかし、今回は、また、マニアックなルートでおまけに秋の日の短い時期の日帰り。なんだか、気分的に焦りそう。
でも、綺麗な紅葉に出会えて、膝も痛まず満足のいく山歩きができてよかったですね。

☆とっちゃん~。
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】錦繍の根洞谷・小茂津谷から高丸へ

投稿記事 by 山日和 »

とっちゃん、どうもです。

山日和さん、あいかわらずの亀レスです。

これぐらいならまだ子亀の範囲内です。

10時間の、ロングルートでしたか。
根洞谷から金ヶ丸谷の周回は、二度沢泊で行きましたが、一回目は、山日和さん、兎夢さんと三人でしたね。
このあたりは豊かな森で、ゆったりとした気分が楽しめていいですね。
しかし、今回は、また、マニアックなルートでおまけに秋の日の短い時期の日帰り。なんだか、気分的に焦りそう。
でも、綺麗な紅葉に出会えて、膝も痛まず満足のいく山歩きができてよかったですね。


奥美濃でも一番深い場所です。入りにくさではトップクラスですね。
確かに日帰りで駆け抜けるにはもったいないところだと思います。
このコースは温めているうちに兔夢さんに先を越されてしまったヤツです。(^^ゞ
途中までは気が急きましたが、メドが付いてからはのんびりでした。 :lol:

                          山日和

懐かしの小茂津谷出合
懐かしの小茂津谷出合
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