【若狭】荒れ果てた横谷川支流横見谷
Posted: 2015年9月02日(水) 17:06
【日 付】2015年8月29日(土)
【山 域】若狭 庄部谷山周辺
【天 候】晴れのち曇り
【コース】関電施設8:35---9:35横見谷出合---11:45 P772 ---12:30庄部谷山13:35---15:00駐車地
車の屋根を打つ雨音に二度寝を決め込んだ。再び目が覚めて様子を窺うと雨は上がり、少し青空も覗いている。
いつものコンビニで朝飯を食べている内に日差しが出始めた。雨上がりの日差しで湿度は最高。気温の割に蒸し暑くてたまら
ない。
結局朝家を出るのと変わらないスタート時間になってしまった。5月から数えて今年8回目の美浜の山である。
今日は以前から気になっていた横谷川支流の横見谷の探索だ。
関電取水施設の駐車スペースには先客が1台。転回スペースを空けて後ろに止めると程なく2台の車がやってきた。
1台は関電の職員らしく、施設の中へ入って行った。挨拶をされたので、okuちゃんのことを聞こうと思ったが聞きそびれてしまう。
もう1台は転回スペースを利用してUターンを試みていたが、かなり苦労している。相当な回数切り返してやっと戻って行った。
[attachment=6]P8290016_1.JPG[/attachment]
林道終点から巡視路を使わず水線沿いに歩く。横谷川沿いに付けられた道は関電の送電鉄塔巡視路で、私が「関西屈指の
巡視路」と名付けた道である。「屈指」という意味は「道が悪い」と同義語なのだ。
同じ谷でも道から見下ろすのと水際を歩くのでは景色が違う。この横谷川本流には滝と呼べる落差はないが、U字型に彫り込ま
れたゴルジュ地形が続いて見応えがある。左右から出合う支流には滝が掛かり、岩壁とトチの大木を見上げながら谷底を行くの
もいいものだ。
[attachment=5]P8290028_1.JPG[/attachment]
「トチとカツラのワンダーランド」へ続く甲森谷のひとつ手前の谷が目的の横見谷だ。初めて横谷川に来た時から出合の連瀑を
見て惹かれていたのである。
出合のチムニー状の滝にトライしたものの、右手のガバに手を掛けるとはがれそうになったので中止。左岸から巻き上がった。
そこから先の谷は見るも無残だった。それほど期待していたわけでもないが、少し進んだだけで「ハズレ」ということが確信できた。
ここ数年の水害のせいだろう、谷を埋めるガレがこの谷の普通の風景になっていた。
[attachment=4]P8290037_1.JPG[/attachment]
瓜生氏の「嶺南の谷」や京都山岳会の記録ではそこそこ滝が続くはずだったが、目の前に広がるのはどこまで行ってもガレた谷
だ。体調のせいもあって引き返す理由を探しながら歩くが、このガレを越えたらきれいな谷に戻っているかもしれないと、はかない
期待をかけては裏切られる連続。途中で横切る巡視路のハシゴと標識が谷の真ん中に転がっていた。
[attachment=3]P8290051_1.JPG[/attachment]
それでも神様は見離さなかったようで、源頭部に入って出てきた黒い滝とナメ滝の連続に顔がほころぶ。それまで見られなかっ
たトチの大木も現われ、やっとこの山域らしい癒しの風景に出会うことができた。最初が良くて最後にガックリするよりはいいか。
ツメでは左手の尾根に逃げてP772の付近に出た。今日もまたチェーンスパイクのお世話になったが、これがまたすこぶる具合が
いい。ズルズルと滑るのを踏ん張らなくていいというのは実に楽なものである。
[attachment=0]P8290066_1.JPG[/attachment]
尾根に出てからは「ワンダーランド」へ下ってランチのつもりだったがすっかり気力がなくなってしまった。
お気に入りの庄部谷源頭のブナ林で腰を降ろそう。ブナの尾根を楽しみながら南下すれば庄部谷山頂。
そのすぐ手前に広がる斜面が庄部谷の源頭部だ。ほとんど下生えのないブナ林は何度かランチに使った場所だ。
朝の蒸し暑さはどこへやら。風もほとんど無いのに肌寒いぐらいで、シャツを着替えて更に長袖を羽織ってちょうどいい。
[attachment=2]P8290085_1.JPG[/attachment]
20歩ほど歩いて山頂を踏む。下山は以前スノー衆でも使った西への尾根。無雪期に歩くのは初めてだが、ほとんどヤブもなく
快適なブナ林が途中まで続く。真南尾根との分岐、さらに南尾根と西尾根の分岐が注意ポイント。
P804から急斜面を西へ下りるとブナ並木が続く尾根に乗る。見覚えのある右斜面の巨木にも挨拶。このブナは界隈でも見事な
もののひとつだ。
[attachment=1]P8290099_1.JPG[/attachment]
ブナ林が終わると伐採地らしき場所に出る。ここからは美浜の海が近い。
このまま直進すると耳川本流沿いの県道に出てしまう。ここから先は駐車地に近いところに着地するため北へ方向転換。鬱陶し
い放置植林をかき分けて目的の尾根を探した。こちらは初めて歩く尾根だ。
途中に鉄塔があるのでそこからは巡視路を辿れば楽勝のはずだったが、この巡視路が一筋縄では行かなかった。巡視路とは
名ばかりの道で、ほとんど原形を留めていない。
ところどころにテープと埋もれたプラ階段の頭が見えるのでそれとわかるぐらいである。この道を歩く関電職員も大変だ。
道を外したら外したで強烈な急斜面をずり落ちながらの下りである。横谷川左岸の尾根はどれを選んでも楽をさせてくれないのだ。
結局6月の甲森谷の時と大差ないハードな下山に汗だくになってしまった。
山日和
【山 域】若狭 庄部谷山周辺
【天 候】晴れのち曇り
【コース】関電施設8:35---9:35横見谷出合---11:45 P772 ---12:30庄部谷山13:35---15:00駐車地
車の屋根を打つ雨音に二度寝を決め込んだ。再び目が覚めて様子を窺うと雨は上がり、少し青空も覗いている。
いつものコンビニで朝飯を食べている内に日差しが出始めた。雨上がりの日差しで湿度は最高。気温の割に蒸し暑くてたまら
ない。
結局朝家を出るのと変わらないスタート時間になってしまった。5月から数えて今年8回目の美浜の山である。
今日は以前から気になっていた横谷川支流の横見谷の探索だ。
関電取水施設の駐車スペースには先客が1台。転回スペースを空けて後ろに止めると程なく2台の車がやってきた。
1台は関電の職員らしく、施設の中へ入って行った。挨拶をされたので、okuちゃんのことを聞こうと思ったが聞きそびれてしまう。
もう1台は転回スペースを利用してUターンを試みていたが、かなり苦労している。相当な回数切り返してやっと戻って行った。
[attachment=6]P8290016_1.JPG[/attachment]
林道終点から巡視路を使わず水線沿いに歩く。横谷川沿いに付けられた道は関電の送電鉄塔巡視路で、私が「関西屈指の
巡視路」と名付けた道である。「屈指」という意味は「道が悪い」と同義語なのだ。
同じ谷でも道から見下ろすのと水際を歩くのでは景色が違う。この横谷川本流には滝と呼べる落差はないが、U字型に彫り込ま
れたゴルジュ地形が続いて見応えがある。左右から出合う支流には滝が掛かり、岩壁とトチの大木を見上げながら谷底を行くの
もいいものだ。
[attachment=5]P8290028_1.JPG[/attachment]
「トチとカツラのワンダーランド」へ続く甲森谷のひとつ手前の谷が目的の横見谷だ。初めて横谷川に来た時から出合の連瀑を
見て惹かれていたのである。
出合のチムニー状の滝にトライしたものの、右手のガバに手を掛けるとはがれそうになったので中止。左岸から巻き上がった。
そこから先の谷は見るも無残だった。それほど期待していたわけでもないが、少し進んだだけで「ハズレ」ということが確信できた。
ここ数年の水害のせいだろう、谷を埋めるガレがこの谷の普通の風景になっていた。
[attachment=4]P8290037_1.JPG[/attachment]
瓜生氏の「嶺南の谷」や京都山岳会の記録ではそこそこ滝が続くはずだったが、目の前に広がるのはどこまで行ってもガレた谷
だ。体調のせいもあって引き返す理由を探しながら歩くが、このガレを越えたらきれいな谷に戻っているかもしれないと、はかない
期待をかけては裏切られる連続。途中で横切る巡視路のハシゴと標識が谷の真ん中に転がっていた。
[attachment=3]P8290051_1.JPG[/attachment]
それでも神様は見離さなかったようで、源頭部に入って出てきた黒い滝とナメ滝の連続に顔がほころぶ。それまで見られなかっ
たトチの大木も現われ、やっとこの山域らしい癒しの風景に出会うことができた。最初が良くて最後にガックリするよりはいいか。
ツメでは左手の尾根に逃げてP772の付近に出た。今日もまたチェーンスパイクのお世話になったが、これがまたすこぶる具合が
いい。ズルズルと滑るのを踏ん張らなくていいというのは実に楽なものである。
[attachment=0]P8290066_1.JPG[/attachment]
尾根に出てからは「ワンダーランド」へ下ってランチのつもりだったがすっかり気力がなくなってしまった。
お気に入りの庄部谷源頭のブナ林で腰を降ろそう。ブナの尾根を楽しみながら南下すれば庄部谷山頂。
そのすぐ手前に広がる斜面が庄部谷の源頭部だ。ほとんど下生えのないブナ林は何度かランチに使った場所だ。
朝の蒸し暑さはどこへやら。風もほとんど無いのに肌寒いぐらいで、シャツを着替えて更に長袖を羽織ってちょうどいい。
[attachment=2]P8290085_1.JPG[/attachment]
20歩ほど歩いて山頂を踏む。下山は以前スノー衆でも使った西への尾根。無雪期に歩くのは初めてだが、ほとんどヤブもなく
快適なブナ林が途中まで続く。真南尾根との分岐、さらに南尾根と西尾根の分岐が注意ポイント。
P804から急斜面を西へ下りるとブナ並木が続く尾根に乗る。見覚えのある右斜面の巨木にも挨拶。このブナは界隈でも見事な
もののひとつだ。
[attachment=1]P8290099_1.JPG[/attachment]
ブナ林が終わると伐採地らしき場所に出る。ここからは美浜の海が近い。
このまま直進すると耳川本流沿いの県道に出てしまう。ここから先は駐車地に近いところに着地するため北へ方向転換。鬱陶し
い放置植林をかき分けて目的の尾根を探した。こちらは初めて歩く尾根だ。
途中に鉄塔があるのでそこからは巡視路を辿れば楽勝のはずだったが、この巡視路が一筋縄では行かなかった。巡視路とは
名ばかりの道で、ほとんど原形を留めていない。
ところどころにテープと埋もれたプラ階段の頭が見えるのでそれとわかるぐらいである。この道を歩く関電職員も大変だ。
道を外したら外したで強烈な急斜面をずり落ちながらの下りである。横谷川左岸の尾根はどれを選んでも楽をさせてくれないのだ。
結局6月の甲森谷の時と大差ないハードな下山に汗だくになってしまった。
山日和
1台は関電の職員らしく、施設の中へ入って行った。挨拶をされたので、okuちゃんのことを聞こうと思ったが聞きそびれてしまう。