【南ア】両俣小屋から北岳

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六右衛門(YaS)
記事: 159
登録日時: 2011年5月11日(水) 20:34
お住まい: 大阪府三島郡島本町山崎
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【南ア】両俣小屋から北岳

投稿記事 by 六右衛門(YaS) »

【 日 付 】 2015年8月1日(土)~3日(月)
【 地 域 】 南ア 
【メンバー】六右衛門 単独
【 天 候 】 3日間 晴れ 
【ルート】 8/1:前夜発 仙流荘8:05(バス)8:55北沢峠9:00→9:45野呂川出合→12:20両俣小屋(泊)
      8/2:5:35→6:20野呂川越6:25→9:05三峰岳9:15→10:05間ノ岳10:15→11: 55北岳山荘12:30→14:00北岳14:10→14:40肩の小屋(泊)
      8/3:6:00→7:20白根御池小屋7:30→8:45広河原9:00(バス)9:25北沢峠10:00(バス)10:50仙流荘~高遠さくらの湯

 毎日暑い。涼しいところに行きたいが下から登ると暑いので、高いところからスタートということで、北沢峠(2000m)から北岳を目指す。しかし東京方面からは1泊2日で登れる北岳の土曜日の混雑を噂に聞いていたので、ちょっとひねって両俣小屋に泊まることにした。
北沢峠から野呂川出合を経由して林道を歩くが暑い。コースは一般道なので省略し両俣小屋を紹介したい。

両俣小屋は野呂川の左岸2000mの位置に建っており、川は少し開けていて明るい雰囲気です。半分くらいは渓流釣りをしている人で泊り客は15人程度、その他にテントが数張りとガラガラだ。さっぱりとした気性だが繊細な女将さん、星美智子さんが仕切る。
昼間から少し上流の左俣で「熊が出た!」という人が騒いだり、女の子が魚が釣れたと喜んだりしている。食事はとても美味しく六右衛門は持ち上げた新潟・村上の酒「大洋盛」を周りの人や星さんに少し進呈。ゆっくり飲みながら、夜が更けていった。

 左俣経由で北岳に直接登る道は崖崩れで通行止めのため、翌8/2は南アルプスらしい黒木の樹林を登って仙塩尾根(バカ尾根)から周回する。
実は北岳に登るのは、1977年以来38年ぶり!で、当時は広河原→大樺沢→北岳→農鳥岳往復→巻き道→熊ノ平→塩見岳→塩川→鹿塩温泉のコースだったので、三峰岳(みぶだけ)は初登頂である。南アルプス南部の展望が素晴らしい。

間ノ岳からは哲人「北岳」が大きい。まだ午前中だが雲が出てきて稜線に影ができ、濃淡が変化する。定番の構図であるが、少しの間いい影ができるのを待って撮影してみた。
間ノ岳付近から見る北岳
間ノ岳付近から見る北岳
 ところが左膝痛が出てきた。まずいと思って北岳山荘に混んでいるか聞いてみた。するとアルバイトの女の子に予約だけで100人入っているので満室ですねと言われ、げんなりして当初の予定通り北岳越えで肩の小屋を目指すことにした。腹ごしらえをして膝にシップを貼って出発だ。
北岳に登る途中で東側からガスが湧いてきた。北岳山荘がガスに隠れ、しかも間ノ岳が現れる瞬間を撮ろうとして、少し待ってみたがこんな感じ↓
北岳に登る途中で間ノ岳(左上)方面
北岳に登る途中で間ノ岳(左上)方面
 北岳に着くと韓国人のツアーがやってきて、北岳の標柱の前で人を払いハングル文字の旗を広げて記念撮影をしている。傍若無人な皆様で挨拶はめったにしないし、道を譲っても礼も言わないし、落石を起こしてもラクも言わない、ルールを覚えてきて欲しいものだ。このツアーの20〜30人が北岳山荘に泊まるようだ。

肩の小屋前は、賑やかだ。
肩の小屋前で、仙丈岳と女性
肩の小屋前で、仙丈岳と女性
鳳凰三山を前景に富士山がうっすらと見え、ガスにブロッケンも現れていました。
肩の小屋はそれほど混んでいなかったが、1枚の布団に2人の指示で詰め込まれ、狭苦しい就寝となった。六右衛門は持参したシュラフ使用です。
お世辞にも綺麗と言えない寝具で埃が立ち、六右衛門はハウスダストにアレルギー反応し、鼻づまり。
食事もかつての南アルプス風で、ここには2度と泊まらないと決意したのだった。さらにここにも韓国人の15人くらいの別のツアーがやっていらっしゃいました・・・。

翌8/3はご来光を見たが、お風呂屋さんの書割りのような典型的日本の風景である。
朝の富士山と櫛形山(中景)
朝の富士山と櫛形山(中景)
シップの効果か膝は回復し、途中のんびりしながらも広河原まで2時間45分で下ってしまった。
白根御池小屋でとてもきれいなトイレをお借りしました。38年後?に来ることがあれば、白根御池小屋に泊まりたいと思います。

         六右衛門(YaS)
グー(伊勢山上住人)
記事: 2227
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【南ア】両俣小屋から北岳

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

20150801-19.jpg

六右衛門さん、こんにちは。今日も暑くなりそう。
今日は孫3号の出産予定日。待機中@グーです。

【南ア】両俣小屋から北岳

グーにとっては名前しか知らない山域です。どうせ高山病高度なんだろうから。

【ルート】 8/1:→12:20両俣小屋(泊) 8/2:→14:40肩の小屋(泊)
      
見事に基本に忠実な行動パターンですね。
16時に山頂に向かって登っているグーとは大違い。

毎日暑い。涼しいところに行きたいが下から登ると暑いので、高いところからスタート

いい心がけです。熱中症にご注意!

昼間から少し上流の左俣で「熊が出た!」という人が騒いだり

グーも釈迦ヶ岳からの下山途中「ウグッー」の鳴き声の方を見ると2つの黒い物体が走り去っていった。
たぶんクマ。グーには初見参。もっとじっくり見たかった。

六右衛門は持ち上げた新潟・村上の酒「大洋盛」を周りの人や星さんに少し進呈。

至福 至福。

定番の構図であるが、少しの間いい影ができるのを待って撮影してみた。
お風呂屋さんの書割りのような典型的日本の風景である。


定番も書割もグーは自分の目で直接見ることが出来ません。
六右衛門さんの写真で楽しませていただきます。

ところが左膝痛が出てきた。まずい。膝にシップを貼って出発だ。
綺麗と言えない寝具で埃が立ち、六右衛門はハウスダストにアレルギー反応し、鼻づまり。
シップの効果か膝は回復し


いろいろ あちこちと爆弾を抱えながら、途中進退窮まることなく下山。
ご無事でよろしゅうございました。


                     グー(伊勢山上住人)
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【南ア】両俣小屋から北岳

投稿記事 by たんぽぽ »

六右衛門さん、お久しぶりです!

【ルート】 8/1:前夜発 仙流荘8:05(バス)8:55北沢峠9:00→9:45野呂川出合→12:20両俣小屋(泊)
      8/2:5:35→6:20野呂川越6:25→9:05三峰岳9:15→10:05間ノ岳10:15→11: 55北岳山荘12:30→14:00北岳14:10→14:40肩の小屋(泊)
      8/3:6:00→7:20白根御池小屋7:30→8:45広河原9:00(バス)9:25北沢峠10:00(バス)10:50仙流荘~高遠さくらの湯

北岳をぐるりんぽとはお元気ですね。

昼間から少し上流の左俣で「熊が出た!」という人が騒いだり、女の子が魚が釣れたと喜んだりしている。食事はとても美味しく六右衛門は持ち上げた新潟・村上の酒「大洋盛」を周りの人や星さんに少し進呈。ゆっくり飲みながら、夜が更けていった。
釣り師の宿といった感が強いのでしょうか。

 左俣経由で北岳に直接登る道は崖崩れで通行止めのため、翌8/2は南アルプスらしい黒木の樹林を登って仙塩尾根(バカ尾根)から周回する。
実は北岳に登るのは、1977年以来38年ぶり!で、当時は広河原→大樺沢→北岳→農鳥岳往復→巻き道→熊ノ平→塩見岳→塩川→鹿塩温泉のコースだったので、三峰岳(みぶだけ)は初登頂である。南アルプス南部の展望が素晴らしい。

すごく遠回りになりましたが、展望を満喫できてよかったじゃないですか。

肩の小屋はそれほど混んでいなかったが、1枚の布団に2人の指示で詰め込まれ、狭苦しい就寝となった。六右衛門は持参したシュラフ使用です。
お世辞にも綺麗と言えない寝具で埃が立ち、六右衛門はハウスダストにアレルギー反応し、鼻づまり。
食事もかつての南アルプス風で、ここには2度と泊まらないと決意したのだった。さらにここにも韓国人の15人くらいの別のツアーがやっていらっしゃいました・・・。

混雑時はテン泊が一番快適ですよ~
でも、北岳山荘のテン場はトイレのまん前で臭かったなあ。

白根御池小屋でとてもきれいなトイレをお借りしました。38年後?に来ることがあれば、白根御池小屋に泊まりたいと思います。
とりあえず目標は100歳まで生きることですね。
お互い頑張りましょう!
DSC03056-s.JPG
六右衛門(YaS)
記事: 159
登録日時: 2011年5月11日(水) 20:34
お住まい: 大阪府三島郡島本町山崎
連絡する:

Re: 【南ア】両俣小屋から北岳

投稿記事 by 六右衛門(YaS) »

グーさん こんにちは。

六右衛門さん、こんにちは。今日も暑くなりそう。
今日は孫3号の出産予定日。待機中@グーです。


お生まれになりましたか?

【ルート】 8/1:→12:20両俣小屋(泊) 8/2:→14:40肩の小屋(泊)
      
見事に基本に忠実な行動パターンですね。
16時に山頂に向かって登っているグーとは大違い。


今月はもう1本 南アルプスをやる予定なので、今回はこけないように余裕を持ってます。

定番の構図であるが、少しの間いい影ができるのを待って撮影してみた。
お風呂屋さんの書割りのような典型的日本の風景である。


定番も書割もグーは自分の目で直接見ることが出来ません。
六右衛門さんの写真で楽しませていただきます。


ではもう少し写真を。
仙塩尾根から見る仙丈岳、中奥に鋸岳、右甲斐駒ヶ岳
仙塩尾根から見る仙丈岳、中奥に鋸岳、右甲斐駒ヶ岳
白根御池から見上げる北岳
白根御池から見上げる北岳
ところが左膝痛が出てきた。まずい。膝にシップを貼って出発だ。
綺麗と言えない寝具で埃が立ち、六右衛門はハウスダストにアレルギー反応し、鼻づまり。
シップの効果か膝は回復し


いろいろ あちこちと爆弾を抱えながら、途中進退窮まることなく下山。
ご無事でよろしゅうございました。


ありがとうございます。一時膝がピリピリ痛くて下山がどうなることかと思いました。年をとるといろいろ出てきますね。
涼しくなったらお誘いお待ちしてます。

      六右衛門(YaS)
六右衛門(YaS)
記事: 159
登録日時: 2011年5月11日(水) 20:34
お住まい: 大阪府三島郡島本町山崎
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Re: 【南ア】両俣小屋から北岳

投稿記事 by 六右衛門(YaS) »

たんぽぽさん ご無沙汰しております。

【ルート】 8/1:前夜発 仙流荘8:05(バス)8:55北沢峠9:00→9:45野呂川出合→12:20両俣小屋(泊)
      8/2:5:35→6:20野呂川越6:25→9:05三峰岳9:15→10:05間ノ岳10:15→11: 55北岳山荘12:30→14:00北岳14:10→14:40肩の小屋(泊)
      8/3:6:00→7:20白根御池小屋7:30→8:45広河原9:00(バス)9:25北沢峠10:00(バス)10:50仙流荘~高遠さくらの湯

北岳をぐるりんぽとはお元気ですね。

いえいえ3日もかけてますから。

昼間から少し上流の左俣で「熊が出た!」という人が騒いだり、女の子が魚が釣れたと喜んだりしている。食事はとても美味しく六右衛門は持ち上げた新潟・村上の酒「大洋盛」を周りの人や星さんに少し進呈。ゆっくり飲みながら、夜が更けていった。
釣り師の宿といった感が強いのでしょうか。

ここは「ヤマトイワナ」が生息しているそうで、キャッチアンドリリースの区間に当ります。考えてみたらアルプスで渓流釣りができそうな小屋はそんなにないので、人気があるのかもしれません。あと北アの薬師沢くらいでしょうか。
ただ沢にある小屋は水害のリスクが有り、ここも1982年に土砂で埋まったそうです。泊まった日(8/1)がまさにその日で、女将さんから防災の日ということで泊まり客全員に飲み物1本サービスして頂きました。六右衛門はもちろんビール1本!

 左俣経由で北岳に直接登る道は崖崩れで通行止めのため、翌8/2は南アルプスらしい黒木の樹林を登って仙塩尾根(バカ尾根)から周回する。
実は北岳に登るのは、1977年以来38年ぶり!で、当時は広河原→大樺沢→北岳→農鳥岳往復→巻き道→熊ノ平→塩見岳→塩川→鹿塩温泉のコースだったので、三峰岳(みぶだけ)は初登頂である。南アルプス南部の展望が素晴らしい。

すごく遠回りになりましたが、展望を満喫できてよかったじゃないですか。

長いですが静かで山歩きらしい道です。

肩の小屋はそれほど混んでいなかったが、1枚の布団に2人の指示で詰め込まれ、狭苦しい就寝となった。六右衛門は持参したシュラフ使用です。
お世辞にも綺麗と言えない寝具で埃が立ち、六右衛門はハウスダストにアレルギー反応し、鼻づまり。
食事もかつての南アルプス風で、ここには2度と泊まらないと決意したのだった。さらにここにも韓国人の15人くらいの別のツアーがやっていらっしゃいました・・・。

混雑時はテン泊が一番快適ですよ~
でも、北岳山荘のテン場はトイレのまん前で臭かったなあ。


これだけ天気が良いとテントがbestでしょうが、腰が悪い六右衛門は軽量化のためテントは無理なんです。
肩の小屋からブロッケン
肩の小屋からブロッケン
白根御池小屋でとてもきれいなトイレをお借りしました。38年後?に来ることがあれば、白根御池小屋に泊まりたいと思います。
とりあえず目標は100歳まで生きることですね。
お互い頑張りましょう!


ありがとうございます。ハレー彗星じゃないんだから38年ごとに訪問する必要はないんですが・・
肩の小屋には80歳のおじいさんも泊まっておられました。次なるハレー彗星的目標は来年40年ぶりの槍ヶ岳です。

         六右衛門(YaS)
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