【丹沢】台風の日、丹沢山・蛭ヶ岳に登る
Posted: 2015年7月19日(日) 08:57
【日 付】2015年7月17日(金)
【山 域】丹沢
【メンバー】単独
【天 候】雨
【ルート】大倉7:05→9:23塔ノ岳9:37→10:25丹沢山→11:33蛭ヶ岳11:46→12:42丹沢山→13:25塔ノ岳13:30→15:25大倉
16日(木)は相模原市に出張。相模原ってどんなところかと調べると、なんと日本百名山の丹沢山があるじゃないですか。名古屋からわざわざ登りに行くほどの山でもないし、こんな時に登るしかない!と宿を予約し、17日(金)の休暇も取りました。
ところが16日の夜台風が上陸し、17日も日本に留まるという最悪の状況。朝からザーザー雨が降っており、どうしたものかと迷いましたが、渋沢の宿の人にも心配されながらもとりあえず行ってみることに。
景色も何も期待できないので、とにかく登頂することだけを考えて、最もポピュラーな大倉尾根の往復のコースとした。ヤビツ峠からの道を推薦する知人もいたが、台風接近のため、ヤビツ峠行きのバスは運行中止だそうだ。
朝一番のバスは山登り用のバスともいえるが、他に誰も乗っていない。大倉でレインウェアーを装着したが、羽織ってみると暑くて、ズボンだけにして上は傘で歩き始めた。案外風がなく、たまに傘が裏返る程度。登山道はというと、さすがに東京近郊の人気コースだけあって、手が入りすぎていると思えるぐらいの道。広くて傘も問題なし。登山道というより遊歩道に近い。 途中、いくつも山小屋があるが、この季節なのに皆閉鎖しているようだ。ザーザー降りで、下手にムシムシしている天気より気分が良い。尾根道にもかかわらず、道が川のようになっている。ただ、靴が沈むほどの水深はない。結局、傘のまま塔ノ岳まで登った。 塔の岳の尊仏山荘は開いていた。山の中で話をしたのは、ここの番人だけ。だんだん風も強くなってきたので、ここでレインウェアーの上着を着た。景色が見えないかわりに花でも咲いていないかと思ったが、全くないわけではないものの、案外少ない。先週の白山と比べてしまうせいか。
丹沢山頂上では鹿に出くわした。逃げないので、何枚も写真を撮った。 丹沢山で百名山登頂の目的は達成したので迷ったが、丹沢最高峰の蛭ヶ岳まで足を延ばすことにした。このあたりから、雨は小降りになってきた一方で、風が強くなり、不安を感じさせるような暴風音、千切れそうな木の枝、そして煽られる体。道は良いし痩せ尾根ではないので行けたが、早く下りたいなと思いながら登った。
突然、蛭ヶ岳山荘の前に着いた。ここが頂上?小屋のまわりを回ったが、頂上の表示板がない。記念写真を撮る場所がないな、変だな、と思いながら、小屋の一角の休憩スペース(テラスのようなところ)でおにぎりを食べた。小屋には誰もいないようだ。食べ終わってから、小屋の裏手の奥に行くむとそこが頂上だった。視界が利かないので、気がつかなかったのだ。見つけられてよかったぁ。 下山は来た道を引き返した。塔ノ岳を過ぎて少し行ったあたりで雨がやんだ。レインウェアーを脱ぐと、サウナから出たように涼しくなった。そこから先で、翌日からの3連休のために山小屋に向かう番人と思わしき人とすれ違った。山中で会った唯一の登山者である。その他に巡り合ったのは、鹿1頭と数匹のカエル、トカゲぐらいである。 大倉のバス停に来ると、他に1人、登山姿の人がいた。私より遅いバスで来て、おそらく途中まで登って下りたのだろう。出張の荷物を預けてあった渋沢の宿に戻り、お金を払うので風呂を使わせてほしいと言うと、快く、タダで使わせてくれた。素泊まり4060円の安宿だけど、部屋はリフォーム済みで綺麗なうえ、サービスも良くてとても良かった。 何も見えない登山だったが、ノルマを達成したような気分になった。
しかし、順調にいけば12年後には、名古屋から相模原まではリニアで30分程度で行けるようになるんだよな。信じられないな。
【山 域】丹沢
【メンバー】単独
【天 候】雨
【ルート】大倉7:05→9:23塔ノ岳9:37→10:25丹沢山→11:33蛭ヶ岳11:46→12:42丹沢山→13:25塔ノ岳13:30→15:25大倉
16日(木)は相模原市に出張。相模原ってどんなところかと調べると、なんと日本百名山の丹沢山があるじゃないですか。名古屋からわざわざ登りに行くほどの山でもないし、こんな時に登るしかない!と宿を予約し、17日(金)の休暇も取りました。
ところが16日の夜台風が上陸し、17日も日本に留まるという最悪の状況。朝からザーザー雨が降っており、どうしたものかと迷いましたが、渋沢の宿の人にも心配されながらもとりあえず行ってみることに。
景色も何も期待できないので、とにかく登頂することだけを考えて、最もポピュラーな大倉尾根の往復のコースとした。ヤビツ峠からの道を推薦する知人もいたが、台風接近のため、ヤビツ峠行きのバスは運行中止だそうだ。
朝一番のバスは山登り用のバスともいえるが、他に誰も乗っていない。大倉でレインウェアーを装着したが、羽織ってみると暑くて、ズボンだけにして上は傘で歩き始めた。案外風がなく、たまに傘が裏返る程度。登山道はというと、さすがに東京近郊の人気コースだけあって、手が入りすぎていると思えるぐらいの道。広くて傘も問題なし。登山道というより遊歩道に近い。 途中、いくつも山小屋があるが、この季節なのに皆閉鎖しているようだ。ザーザー降りで、下手にムシムシしている天気より気分が良い。尾根道にもかかわらず、道が川のようになっている。ただ、靴が沈むほどの水深はない。結局、傘のまま塔ノ岳まで登った。 塔の岳の尊仏山荘は開いていた。山の中で話をしたのは、ここの番人だけ。だんだん風も強くなってきたので、ここでレインウェアーの上着を着た。景色が見えないかわりに花でも咲いていないかと思ったが、全くないわけではないものの、案外少ない。先週の白山と比べてしまうせいか。
丹沢山頂上では鹿に出くわした。逃げないので、何枚も写真を撮った。 丹沢山で百名山登頂の目的は達成したので迷ったが、丹沢最高峰の蛭ヶ岳まで足を延ばすことにした。このあたりから、雨は小降りになってきた一方で、風が強くなり、不安を感じさせるような暴風音、千切れそうな木の枝、そして煽られる体。道は良いし痩せ尾根ではないので行けたが、早く下りたいなと思いながら登った。
突然、蛭ヶ岳山荘の前に着いた。ここが頂上?小屋のまわりを回ったが、頂上の表示板がない。記念写真を撮る場所がないな、変だな、と思いながら、小屋の一角の休憩スペース(テラスのようなところ)でおにぎりを食べた。小屋には誰もいないようだ。食べ終わってから、小屋の裏手の奥に行くむとそこが頂上だった。視界が利かないので、気がつかなかったのだ。見つけられてよかったぁ。 下山は来た道を引き返した。塔ノ岳を過ぎて少し行ったあたりで雨がやんだ。レインウェアーを脱ぐと、サウナから出たように涼しくなった。そこから先で、翌日からの3連休のために山小屋に向かう番人と思わしき人とすれ違った。山中で会った唯一の登山者である。その他に巡り合ったのは、鹿1頭と数匹のカエル、トカゲぐらいである。 大倉のバス停に来ると、他に1人、登山姿の人がいた。私より遅いバスで来て、おそらく途中まで登って下りたのだろう。出張の荷物を預けてあった渋沢の宿に戻り、お金を払うので風呂を使わせてほしいと言うと、快く、タダで使わせてくれた。素泊まり4060円の安宿だけど、部屋はリフォーム済みで綺麗なうえ、サービスも良くてとても良かった。 何も見えない登山だったが、ノルマを達成したような気分になった。
しかし、順調にいけば12年後には、名古屋から相模原まではリニアで30分程度で行けるようになるんだよな。信じられないな。