【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

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kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

【日 付】 2015年7月4日(土)
【天 候】 曇り一時雨
【山 域】 京都北山
【メンバー】kitayama-walk(単独行)

【コース】 9:20登山口(禿尻橋)-9:50倉ヶ谷分岐-10:00ロクロベット谷-10:15逆U字の木-10:35石塔-10:40岩谷峠-11:20▲三国岳11:30-11:55岩谷峠-12:35P818(カベヨシ)-13:20地蔵峠-13:35P727-14:10▲三国峠15:00-15:20生杉休憩所(自転車デポ地)
http://kitayamawa.exblog.jp/23372966/
GPS軌跡図
GPS軌跡図
 私は、多分、このやぶこぎねっと(投稿者)では唯一の京都在住者ではないかと思います。ハンドルネームからもお分かりのように、山に登り始めたのは京都北山です。最初の3、4年はほとんど北山に通っていましたが、その後鈴鹿に行くようになってからは外のところに行くことが多く、京都北山からはすっかり足が遠のいてしまいました。やぶこぎの投稿も京都北山の山行をアップしたことはないと思います。そこで、今回はたまたま芦生演習林の外周を歩いたので、その山レポをアップしてみました。 

 このところ京都北山に登っていない。ちょっと調べてみたところ、2013/5/12が最後になっている。ということで、久しぶりに北山に足を運ぶことにした。さて、どこの山に登るか、ちょっと思案したが、芦生に近い三国岳(959m)と三国峠(776m)の縦走をすることにした。三国峠は、峠とはいうものの山頂であり、若丹国境尾根と江若国境尾根の接点になっていて、近江・若狭・山城の国境である。三国岳の方は、近江・丹波・山城の国境になっている。地形図では両方とも三国岳と記されているので、この2つの三国岳を区別するために、地元では三国峠でない三国岳を「さんごくだけ」と呼んでいる。

<アプローチ>
 京都市内からはR367を北上する。大原を通過し、途中越えから敦賀街道に入り、花折トンネルを越える。武奈ヶ岳の登山口の坊村を過ぎると梅ノ木で左折して橋を渡り、久多に向かうが、途中で右折し、朽木渓流魚センターのある針畑川沿いに走る。小川、平良、桑原、古屋、中牧などの集落を抜けて行き、生杉原生林に向かう。生杉の集落を通過すると民家がなくなるが、舗装道路の終点にブナの原生林がある休憩所がある。ここに自転車をデポして来た道を引き返す。古屋集落の禿尻橋のたもとに三国岳登山口(岩谷峠ルート)があるので、ここに車を駐めることにした。
三国岳登山口(岩谷峠ルート)
三国岳登山口(岩谷峠ルート)
<禿尻橋~岩谷峠>
 古屋集落の禿尻橋のたもとには、朽木山行会が整備した三国岳の登山道(岩谷峠ルート)の入口がある。かつて一度だけここから三国岳に登ったことがあるので、調べてみたら2005/12/10のことであった。このときは積雪もあって三国岳までピストンしただけであった。三国岳には、桑原橋のところから丹波越を経るルートもあるが、10年ぶりに岩谷峠ルートを登ってみるものいいと思った。出発は9:20と遅めのスタートであるが、今日はロングコースではないので心配はない。まずは保谷(ほうだに)林道をとことこ歩く。道幅の広い林道だ。モチノキ谷を右に分け、次の倉ヶ谷の二俣で左に入る。ここには三国岳を案内する道標がある。保谷を渡ると右手に簡易水道施設があるが、これを見やりながら林道を進むと、やがて次の二俣で林道が終わる。ここにも道標があり、左俣のロクロベット谷に登山道が続いている。谷筋につけられた道を進むと、やがてまた道標があって右手に尾根に登っていく。急でもなく緩やかでもない尾根を登っていくと、やがて右手に逆U字をした木があった。ブナやシャクナゲを始めとする数種の樹木が寄生し合ったもので珍しい。10年前もこの木に出会った驚いたものだった。明るい雑木の尾根を登って行くと、峠の少し手前に寛政年間に祀られたと言われる石塔が佇んでいた。「◯般若心經経 延命地蔵經 一石一字塔」と彫られている。根来坂峠にも「◯大乗妙典 一石一字塔」という石塔があるが、これと軌を一にしていると思われる。
逆U字の変形木-ブナやシャクナゲなど数種の寄生木
逆U字の変形木-ブナやシャクナゲなど数種の寄生木
一石一字塔-寛政年間に作られたという
一石一字塔-寛政年間に作られたという
<岩谷峠~三国岳>
 岩谷峠には高島トレイルのポイントが設置してある。この峠は、近江朽木から丹波美山に越す峠であるが、今は全く使われていないようだ。この峠から研究林側に下る道も消えてしまっている。ここからは高島トレイルを歩くことになる。岩谷峠の標高が780mなので180mの登りとなるが、急登ではなく、徐々に高度を上げていくので歩きやすい。所々にブナやスギの巨樹、変形木があって目を楽しませてくれる。やがて道標が出てきた。桑原に下るルートを案内している。さらに進むとまた道標があった。ここは三国岳と経ヶ岳を分ける分岐点である。高島トレイルの稜線は真っ直ぐ経ヶ岳に向かっているが、三国岳山頂は稜線から少し西南方向にずれている。山頂は5m四方の広場になっていて、天気がよければ武奈ヶ岳や蛇谷ヶ峰が見えるが、今日はガスっていて何も見えない。出発が遅かったため、すでに11時半になっているが、今日はまだ先があるのでランチは後にすることにして岩谷峠まで引き返すことにした。
三国岳山頂(959m)-二等三角点がある
三国岳山頂(959m)-二等三角点がある
<岩谷峠~地蔵峠>
 岩谷峠からは、ますP818のカベヨシをめざす。多少のアップダウンを繰り返しながら進むと、途中にはブナの巨木があったり、スギの変形木や台杉などが点在している。以前に歩いたときは踏み跡が薄いと思っていたが、高島トレイルとして宣伝されているためか、今はトレースはっきりとしており、所々に方向を示す標識があるので迷うようなことはない。大きな台杉を通過すると、P818(カベヨシ)にやってきた。ここで左に直角に曲がることになるが、ここにも標識があって案内してくれる。このあたりで予報に反して雨が降ってきた。樹林の中なので雨粒を受けることは少ないが、カッパの上だけ羽織ることにした。さらに小さなアップダウンを繰り返す。最後は標高680mの地蔵峠に急降下していくが、峠の手前で単独行の男性に出会った。今日唯一あった登山者だが、これから三国岳に向かうのであろう。地蔵峠に降り着いたが、峠にはゲートがあり、ここからの研究林の入林は禁止されていると書かれている。以前よりも禁止の理由も詳しく書かれている。
地蔵峠のゲート-ここからは入林禁止となっている
地蔵峠のゲート-ここからは入林禁止となっている
<地蔵峠~三国峠>
 雨は上がったものの、地蔵峠でランチタイムという感じでもなかったので、三国峠まで行くことにした。最初の登り出しは急であったが、その後はなだらかで、感じではすぐに三国峠に着くものと思っていた。しかし、これが結構距離があり、なかなか到着しない。お腹が空いていたことも手伝ってか、ちょっと苦しい。早く着かないかと思いながら、エッチラオッチラと歩を進めると、ようやく見覚えのある生杉原生林からやってくる道との合流点である。ここからひとつ越えると長池があるが、水が干上がっていてなかった。長池を右手に最後の登りで三国峠に到着した。ようやく遅いランチタイムとなった。山頂には誰もおらず、ガスのため眺望もない。一人静かに今日の山行を振り返りながら、プシュッとやり、ぶっかけうどんと焼き鯖寿司というメニューのランチだ。天気が悪いとはいっても、気温がそこそこあり暑いので、食べ物は冷たいものがいい。この時期は、冷やし◯◯◯というメニューが定番になっている。1時間近くのランチタイムの後、下山だ。下山途中のブナの原生林は見物だ。標高580mほどのところにブナの原生林がそのまま残っている。このあたりは遊歩道が設けられていて周回できるようになっているが、今はかなり荒れていて、今日みたいに濡れているときは滑ること必至である。
三国峠山頂(776m)
三国峠山頂(776m)
本日のランチメニュー
本日のランチメニュー
<下山後>
 下山後は、生杉休憩所にデポしていた自転車で古屋の禿尻橋をめざす。道はずっと舗装されているので安心である。標高差160mなのでほぼ下りのダウンヒルだ。生杉の集落を始めとする、このあたりの集落では、道端の草刈日だったようで、あちこちで草刈り機の音が聞こえていた。約20分で禿尻橋に到着帰還した。今日の温泉はくつき温泉「てんくう」である。温泉に向かう途中から再び雨が降り出して、やがて本降りとなった。もう何度も入っている温泉なので、勝手知ったる他人のお風呂という感じ。ここは源泉25℃という冷泉で加熱しているが、源泉にも入れる。高温サウナもあるのでサウナと源泉との行き来を繰り返した。湯上がり後はレストランで定番の「鯖寿司と熊笹うどん」。先月はうどんは温かったけど、今月からは冷たくなっていた。熊笹うどんというのは、笹を練り込んだ緑色のうどんである。
最後に編集したユーザー kitayama-walk [ 2015年7月21日(火) 21:01 ], 累計 2 回
written by kitayama-walk
落第忍者
記事: 1229
登録日時: 2011年2月20日(日) 15:31
お住まい: 三重県伊賀市
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by 落第忍者 »

kitayama-walkさん、こんばんは。

私も少し前にこの界隈を歩いていました。
朽木古屋から三国岳までは同じルートでした。
全然気にしていませんでしたけど、古屋のあの橋は禿尻橋って言うんですね。
『朽木の山を歩く山歩きマップ』で確認したら確かに載ってます。
但し、老眼鏡とルーペを併用してやっと見えるくらいの小さな字ですけど。

kitayama-walkさんは三国岳までジャスト2時間ですか。
やっぱり速いですね。
私は2時間20分でしたので。

三国岳からは丹波越を経て桑原へ降りるつもりだったのですが、とんでもない勘違いをしてしまい経ヶ岳の先まで行ってしまうという大失態を犯してしまいました。
気付くのが遅すぎると言われそうですけど、この辺りへ入ったのが初めてだったものですから・・・
思い込みというものは恐いなあと思った次第です。
やっとのことで気付いて丹波越へ引き返したので事なきを得ましたが、初心者以下の失敗でした。

次の機会には三国峠方面も歩いてみたいので、このレポも参考にさせて貰いたいと思います。
時間配分は5割り増しくらいで丁度いいかもしれませんね。

恥ずかしい軌跡ですが貼っておきます。
resize三国岳.jpg
落第忍者
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矢問
記事: 290
登録日時: 2011年2月23日(水) 07:28
お住まい: 兵庫県
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by 矢問 »

kitayama-walkさん、こんばんは(^^)
研究林の外周を歩かれたのですね。いやというほどそのルートは歩いているので
風景も目に浮かびます(^^)
昔は笹をかき分け、ヤブを苦労して通った所ですが、いまはスイスイ歩けるでしょう(;;)
小ヨモギ谷へ/MICKEY
小ヨモギ谷へ/MICKEY
yama150530a001.jpg (39.78 KiB) 閲覧された回数 4637 回
いまは研究林も20数年前の素晴らしい時期、草本類も豊富で昆虫も鳥類も豊富、という感じでなくなり
ちょっぴり寂しい限りです。シカ害や盗掘、無許可入林・・・があとをたちません。

観光化により一時はヒドイ数の入林で、ふみあとどころか全てが面となってなにも無くなってしまったところも多々あります。
研究林との境界の稜線上も、そのトレイルのおかげで無くなってしまった草本類も多々あります・・・。

なんとか少しだけでも何かできないかと、いままで楽しませて貰い、森林インストラクターの資格を取るときも多くのことを
勉強させて貰ったこの森に恩返しをと、植生調査やシカの頭数調査などのお手伝いをさせて貰っています。また8月も植生調査に入林します。

 芦生の森歩き等々
http://www.komachans.com/list/sonota-hike.html
 芦生の沢登り等々
http://www.komachans.com/list/sawanobori.html

kitayama-wajkさんも是非、無許可入林者がいたら注意して下さいねm(..)m(^^)。
大切な管理されている研究の場です。
最後に編集したユーザー 矢問 [ 2015年7月06日(月) 20:58 ], 累計 1 回
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★ 矢問(やとう)
★ http://www.komachans.com/
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by 柳川洞吹 »

kitayama-walkさん こんばんは

  ハンドルネームからもお分かりのように、山に登り始めたのは京都北山です。
  最初の3、4年はほとんど北山に通っていましたが、
  その後鈴鹿に行くようになってからは外のところに行くことが多く、
  京都北山からはすっかり足が遠のいてしまいました。


ワシも山登りを始めたころは、北山と比良が主でした。
そのうち鈴鹿や台高を知るようになってからは、足が遠のいてしまいましたが。

  生杉原生林に向かう。生杉の集落を通過すると民家がなくなるが、
  舗装道路の終点にブナの原生林がある休憩所がある。


ここもね、山を始めたばかりのとき、ブナがどんな木なのか知らなくて、
一度ブナというものを見ておかないと話にならないなあと思い、
生杉に「ブナの原生林」があるって言うんで、行ってみたのです。
遊歩道を歩きながら、「ブナってどれだろう?これのことかな?よくわからないな。」
などと思っていたのをよく覚えています。
今思えば、たぶん周囲は全部ブナばっかりだったんでしょうね。

  地蔵峠に降り着いたが、峠にはゲートがあり、ここからの研究林の入林は禁止されていると書かれている。
  以前よりも禁止の理由も詳しく書かれている。


まだ入山禁止になる前ですが、地蔵峠からも数度、入ったことがあります。

  ようやく遅いランチタイムとなった。
  一人静かに今日の山行を振り返りながら、プシュッとやり、
  ぶっかけうどんと焼き鯖寿司というメニューのランチだ。

  湯上がり後はレストランで定番の「鯖寿司と熊笹うどん」。
  先月はうどんは温かったけど、今月からは冷たくなっていた。
  熊笹うどんというのは、笹を練り込んだ緑色のうどんである。


片方は焼き鯖ですけど、昼食も夕食も鯖寿司とうどんですね。
鯖寿司とうどんがお好きなんですね。
ワシはうなぎが好きなんですが、値段が高いのでなかなか食べられません。
鯖寿司も高価なやつを花折峠で売ってますね。
食べたことないですが、きっとおいしいんでしょうね。

よい山旅を!
               洞吹(どうすい)
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クロオ
記事: 469
登録日時: 2011年2月20日(日) 09:08
お住まい: 愛知県海部郡大治町
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by クロオ »

kitayama-walkさん、こんばんは


 私は、多分、このやぶこぎねっと(投稿者)では唯一の京都在住者ではないかと思います。ハンドルネームからもお分かりのように、山に登り始めたのは京都北山です。最初の3、4年はほとんど北山に通っていましたが、その後鈴鹿に行くようになってからは外のところに行くことが多く、京都北山からはすっかり足が遠のいてしまいました。やぶこぎの投稿も京都北山の山行をアップしたことはないと思います。そこで、今回はたまたま芦生演習林の外周を歩いたので、その山レポをアップしてみました。


 私は北山を3回しか歩いたことありません。名古屋からだと、少し遠い山です。
 山を歩き始めたころ芦生という名前にひかれました。


 芦生に近い三国岳(959m)と三国峠(776m)の縦走をすることにした。三国峠は、峠とはいうものの山頂であり、若丹国境尾根と江若国境尾根の接点になっていて、近江・若狭・山城の国境である。三国岳の方は、近江・丹波・山城の国境になっている。地形図では両方とも三国岳と記されているので、この2つの三国岳を区別するために、地元では三国峠でない三国岳を「さんごくだけ」と呼んでいる。


 初めて登った北山は、積雪期の三国峠でした。山頂なのに峠なので印象に残りました。


 急でもなく緩やかでもない尾根を登っていくと、やがて右手に逆U字をした木があった。


 ここに2008年12月に来て、このU字の木の写真を撮っているのですが、ほとんど記憶に残っていません。ちなみに、その時はbiwa爺様も同行者でした。
20081223_1039.jpg

明るい雑木の尾根を登って行くと、峠の少し手前に寛政年間に祀られたと言われる石塔が佇んでいた。「◯般若心經経 延命地蔵經 一石一字塔」と彫られている。根来坂峠にも「◯大乗妙典 一石一字塔」という石塔があるが、これと軌を一にしていると思われる


これも写真に撮っていますが記憶にほとんどありません。
20081223_1041.jpg

 ようやく遅いランチタイムとなった。山頂には誰もおらず、ガスのため眺望もない。一人静かに今日の山行を振り返りながら、プシュッとやり、ぶっかけうどんと焼き鯖寿司というメニューのランチだ。天気が悪いとはいっても、気温がそこそこあり暑いので、食べ物は冷たいものがいい。この時期は、冷やし◯◯◯というメニューが定番になっている。


 夏場のお昼は、冷麺と鯖寿司とビールが定番ですね。鯖寿司好きですね。おいしそうです。


 1時間近くのランチタイムの後、下山だ。下山途中のブナの原生林は見物だ。標高580mほどのところにブナの原生林がそのまま残っている。このあたりは遊歩道が設けられていて周回できるようになっているが、今はかなり荒れていて、今日みたいに濡れているときは滑ること必至である。


 三国峠までだったのですね。
 この先、おにゅう峠まで歩いたことありますが、こんなのを見ましたよ。京都北山、また歩きたくなりました。
20081025_1072.jpg
20081025_1097.jpg
20081025_1108.jpg
20081025_1161.jpg
20081025_1194.jpg

                                         クロオ
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

 落第忍者さん、こんにちは。

> 私も少し前にこの界隈を歩いていました。朽木古屋から三国岳までは同じルートでした。
> 全然気にしていませんでしたけど、古屋のあの橋は禿尻橋って言うんですね。
> 『朽木の山を歩く山歩きマップ』で確認したら確かに載ってます。
> 但し、老眼鏡とルーペを併用してやっと見えるくらいの小さな字ですけど。


 いやあ、やぶこぎの常連さんは、矢問さんと山日和さんを除けば、このあたりはほとんど歩いていないと思っていました。
落忍さんが歩いたとはちょっとびっくりしました(失礼)。でも、伊賀からは結構遠い三国岳に登ったのはどういう理由から
なのでしょうか。差し支えなければ教えて下さい。

 「朽木の山を歩く山歩きマップ」をお持ちなんですね。このマップは朽木観光協会が2007年の調査に基づいて発行して
いるもので、私もくつき温泉「てんくう」で買って持っていますが、確かに「禿尻橋」の文字は小さくて老眼では見えません。
「高島トレイルマップ」を見たら橋の名前は出ていませんでした。私が参考にしたのは、草川啓三氏の「芦生の森案内」と
いう本です。「木地師の越えた道」と題して、古屋(禿尻橋)~岩谷峠~三国峠~桑原というルート案内があります。下山
は三国岳直下から直接桑原に下る道です(丹波越ではなく)。
地形図(禿尻橋の名前が出ています)
地形図(禿尻橋の名前が出ています)
> kitayama-walkさんは三国岳までジャスト2時間ですか。
> やっぱり速いですね。私は2時間20分でしたので。


 そうですね。今回は、ガスっていて雨も降りそうだったので、先を急いだということもありました。ちょうど10年前の12月
同じコースをピストンしていますが、このときは積雪があったので山頂まで3時間かかっています。

> 三国岳からは丹波越を経て桑原へ降りるつもりだったのですが、とんでもない勘違いをしてしまい経ヶ岳の先まで行っ
> てしまうという大失態を犯してしまいました。


 三国岳からの下山は、丹波越から茶屋跡を経て桑原に下るのが周回コースとしてはいいのかも知れませんね。
 しかし、経ヶ岳からミゴ越を経てイチゴ谷山(三角点峰)、さらにP909あたりまで行くと大きなブナがあります。この尾根は
府県境尾根で、その先は大きく左にカーブして針畑川沿いの県道に下っていきますが、そこまでは歩いていません。
経ヶ岳山頂
経ヶ岳山頂
ミゴ越
ミゴ越
イチゴ谷山(イチゴとは苺ではなく市後なのです)
イチゴ谷山(イチゴとは苺ではなく市後なのです)
> 次の機会には三国峠方面も歩いてみたいので、このレポも参考にさせて貰いたいと思います。
> 時間配分は5割り増しくらいで丁度いいかもしれませんね。


 三国岳は高島トレイルの終点ですので、そこから反対にトレイルを辿れば、ルートはかなりはっきりしています。
百里ヶ岳あたりから駒ヶ岳~横谷越あたりまではブナがたくさんあって気持ちのよい尾根が続いています。山日和さん
も、このあたりは結構歩いていますよ。また機会を見て、このあたりを歩かれるのもいいと思います。
written by kitayama-walk
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

 矢問さん、こんにちは。

> 研究林の外周を歩かれたのですね。いやというほどそのルートは歩いているので風景も目に浮かびます(^^)
> 昔は笹をかき分け、ヤブを苦労して通った所ですが、いまはスイスイ歩けるでしょう(;;)


 私も、2004年頃から芦生(研究林)には足繁く通いました。当時の入林はだいたい地蔵峠からでした。たまに佐々里峠
から灰野に下ったり、小野村割岳の尾根から赤崎中尾根を下ったりもしました。事務所のある須後からは2、3回くらいで
しょうか。だから、研究林内のおおよそのコースは歩いています。しかし、地蔵峠からの入林が禁止になってからは足が
遠のいてしまいました。

> 今は研究林も20数年前の素晴らしい時期、草本類も豊富で昆虫も鳥類も豊富、という感じでなくなり、ちょっぴり寂しい
> 限りです。シカ害や盗掘、無許可入林が後を絶ちません。
> 観光化により一時はヒドイ数の入林で、踏み跡どころか全てが面となって何もなくなってしまったところも多々あります。
> 研究林との境界の稜線上も、そのトレイルのおかげでなくなってしまった草本類も多々あります。


 確かに、「観光化」が進んでたくさんの人が入るようになると、オーバーユースとなって芦生の森の素晴らしさがなくな
ってしまいますね。特に上谷の風景が一番気に入っていましたが、今はそこにも行けなくなり、ちょっと寂しいですね。
研究林内への入林が原則禁止となってからは、事前に許可を取るのもめんどくさくなってしまい、当日許可も複数人で
なければなりませんよね。しかも、須後からだと上谷は結構遠いですから(だからこそ地蔵峠からは入林禁止にしたの
でしょうけれど)。私も、さすがに無許可入林はしませんが、その代わりに外周を歩くことはあります。三国峠-杉尾峠、
五波峠-杉尾峠といったところです。まだ入林禁止になる前に、三国岳と三国峠の間を歩いたことがありますが、この
ときは生杉を起点として歩きました。生杉-三国峠-地蔵峠-岩谷峠-三国岳-岩谷峠-岩谷出合-中山-地蔵峠
-生杉でした。

 矢問さんは、福井県側から芦生に入ったことがありますか。若丹国境尾根を歩いていると、野田畑峠と杉尾峠には、
福井県側から上がってくる踏み跡があると思います(もう薄くなってなくなっているかも)。永谷(廃村)や虫谷という集落
から上がってくるのですが、今も歩けるかどうか分からないようなところです。一度辿ってみようか(虫谷-永谷-野田
畑峠-杉尾峠-虫谷)と密かに思っています。
written by kitayama-walk
落第忍者
記事: 1229
登録日時: 2011年2月20日(日) 15:31
お住まい: 三重県伊賀市
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by 落第忍者 »

kitayama-walkさん、再びこんばんは。

私の山行目的の半分くらいは山野草を愛でることでして、朽木界隈に出かける時は殆んどそれと言って差し支えないです。
ですから高島トレイルを繋いでみたいとかそんなことは全くありません。
ネット上の僅かな情報を頼りに単発の山歩きになっています。
知っている山も限定的で、二の谷山、蛇谷ヶ峰、三国岳だけなんです。
この山域を訪れるようになったのは昨夏からですからこんなものでしょう。

早朝なら2時間もあれば行けますので、もっと時間を掛けて遠くへ行く人から見れば近いですよね。
帰りは琵琶湖大橋の東西で渋滞するので3時間以上掛かってしまいますが。
往復に要する時間と山歩きの時間が同じくらいでは勿体無いかもしれません。

そんな私でも山歩きを始めてすぐの頃に、佐々里峠から小野村割岳へ連れて行って貰ったことがあるんですよ。
芦生杉の大きさに驚いたことを今でもはっきりと覚えています。
京都府と三重県は隣り合っているのに、こんなに遠いのかと思ったことも懐かしいです。

自然林の素晴らしい山も多いので、少しずつでも範囲を広げていけたらいいなと思っています。
落第忍者
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

 柳川洞吹さん こんばんは

> ワシも山登りを始めたころは、北山と比良が主でした。
> そのうち鈴鹿や台高を知るようになってからは、足が遠のいてしまいましたが。


 そうだったんですか。そういう意味では、私と同じですね。
 今は、時折懐かしむように登っている程度ですね。
クマの巣穴
クマの巣穴
> ここもね、山を始めたばかりのとき、ブナがどんな木なのか知らなくて、一度ブナというものを見ておかないと話になら
> ないなあと思い、生杉に「ブナの原生林」があるって言うんで、行ってみたのです。
> 遊歩道を歩きながら、「ブナってどれだろう?これのことかな?よくわからないな。」などと思っていたのをよく覚えています。
> 今思えば、たぶん周囲は全部ブナばっかりだったんでしょうね。


 そんなときがあったんですね。
 生杉原生林の遊歩道のある大木は全部ブナですねぇ。
遊歩道の周囲のブナ林
遊歩道の周囲のブナ林
ブナの原生林(生杉)
ブナの原生林(生杉)
  
> まだ入山禁止になる前ですが、地蔵峠からも数度、入ったことがあります。

私も入林禁止になる前は、地蔵峠から入るのが定番になっていました。何せ、京都市内からは、やはり地蔵峠の方が
近いですから。それに上谷にも1時間ほどで行ける絶好の入口だったのです。だから、人がわんさかと入ってきてしまい、
オーバーユースになって入林禁止になりました。やむを得ないです。
http://kyoyama10.exblog.jp/14603767/

> 片方は焼き鯖ですけど、昼食も夕食も鯖寿司とうどんですね。鯖寿司とうどんがお好きなんですね。
> ワシはうなぎが好きなんですが、値段が高いのでなかなか食べられません。
> 鯖寿司も高価なやつを花折峠で売ってますね。食べたことないですが、きっとおいしいんでしょうね。


 そうでもないのですが、たまたまですかね。山に登るとエネルギーを使うので炭水化物で補給ですね。
 鯖寿司はうまいです。「花折」の鯖寿司は高級品です。もちろん食べたことがありますが、うまいですね。やはり高い
ですね。店舗は、花折峠の工房と下鴨神社のところにあります。これから祇園祭なので、鯖寿司が売れる季節です。
https://www.hanaore.co.jp/
written by kitayama-walk
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

 クロオさん、こんばんは。
 とっても遅いレスになってしまいました。ごめんなさいね。

> 私は北山を3回しか歩いたことありません。名古屋からだと、少し遠い山です。山を歩き始めたころ芦生という名前にひかれました。

 そうでしょうね。名古屋方面からだと、京都北山は結構遠いですね。名神→北陸道→木之本IC→R8→R303→R161→R303→R367というルートになるんでしょうね。3回というと、今回の添付写真をみると、三国岳に登っているのが1回、次に三国峠からおにゅう峠に歩いているのが1回。あと1回はどこに登られたのでしょうか?

 京都北山は私にとっては山歩きの原点ともなる山域です。それがハンドルネームの由縁ともなっています。1998年頃から登り始めたのですが、当初3、4年はほとんど北山か比良に登っていました。それから鈴鹿に出てきました。北山は地味な山ですが、山歩きの基礎を教えてくれたと思います。そして、2004年頃には芦生に足繁く通っていました。当時は、地蔵峠から研究林に入ることができていたので、自宅からは1時間ほどでやって来られました。地蔵峠からの研究林への入林が禁止されてからは遠のいてしまっています。

 因みに、芦生のことを私に教えてくれたのは、❶鈴木元氏の「関西の秘境 芦生の森から」(かもがわ出版)と、❷草川啓三氏の「芦生の森案内」(青山舎)の2冊の本です。特に、❶の方は単なるハイキングガイドだけでなく、芦生の自然を守り、それを生かして暮らしていこうとする地元の人々の生活や生き様に触れながら、芦生を全体として紹介しているので、芦生を知るにはよい本だと思います。著者の鈴木氏とは知人でもあります。❷は昭文社の登山地図「御在所・霊仙・伊吹」の執筆者であり、湖北や湖西の山々の本をたくさん執筆している草川氏のもので、薄い本ながらも14コースに分けて案内してくれます(旧版は23コースでしたが、新版は沢登りや藪漕ぎをカットして、25000分の1の地形図が付けられています)。その草川氏とも昨年秋、若狭のワンダーランドに行ったときにお目にかかって少し話をしたことがあります。いずれにしても、芦生のことを知るなら、❶と❷を併せ持つことをお勧めします。もうひとつ、❸草川氏の「芦生の森に会いにゆく」もあるとさらによいと思います。
鈴木元氏の「関西の秘境 芦生の森から」(かもがわ出版)
鈴木元氏の「関西の秘境 芦生の森から」(かもがわ出版)
草川啓三氏の「芦生の森案内」(青山舎)
草川啓三氏の「芦生の森案内」(青山舎)
草川氏の「芦生の森に会いにゆく」(青山舎)
草川氏の「芦生の森に会いにゆく」(青山舎)
> 初めて登った北山は、積雪期の三国峠でした。山頂なのに峠なので印象に残りました。

 そうでしょうね。芦生研究林の地域では、峠といっても、それは山頂(ピーク)を意味することが多く、三国峠(775.9m)、ブナノ木峠(939.1m)、傘峠(935m)、天狗峠(928m)はいずれも山頂の呼称です。これに対して、峠(鞍部)のことは坂と呼んでいます。杉尾坂、ケヤキ坂、権蔵坂などはいずれも峠のことです。もちろん、すべてそのように呼んでいるわけではなく、研究林の中でも、地蔵峠、野田畑峠などは文字どおり峠のことです。
http://kyoyama10.exblog.jp/

> ここに2008年12月に来て、このU字の木の写真を撮っているのですが、ほとんど記憶に残っていません。ちなみに、その時はbiwa爺様も同行者でした。

 私も、古屋集落から岩谷峠に登ったのは、2005年12月の積雪期でした。当時はすでに積雪があったことを覚えています。2008年というと、それから3年後ですが、biwacoさんと二人だったんですか。ああ、panaさんに連れられてきたんですね。逆U字の木は印象に残ると思うのですがね。そうそう、綿向山にも「幸福の木」という変珍木があるでしょう。これと並んで印象的だと思うのですがね。
2005年12月の逆U字の木
2005年12月の逆U字の木
> (「◯般若心經経 延命地蔵經 一石一字塔」と彫られている。根来坂峠にも「◯大乗妙典 一石一字塔」という石塔がある) これも写真に撮っていますが記憶にほとんどありません。

 こちらの方は印象が薄いかも知れませんね。私にとってみれば、京都北山にある石塔としては印象深いです。石塔と言えば、三国峠からクチクボ峠に向かったところにも「◯經墓」と彫られたものがあります。それに、鈴鹿の五僧峠から県境稜線を少し南に行ったところにある「測點 地理寮」という石塔も印象に残っています。
クチクボ峠にある「◯經墓」と彫られた石塔
クチクボ峠にある「◯經墓」と彫られた石塔
五僧峠から少し南にある「測點 地理寮」と穂枯れた石塔
五僧峠から少し南にある「測點 地理寮」と穂枯れた石塔
> 夏場のお昼は、冷麺と鯖寿司とビールが定番ですね。鯖寿司好きですね。おいしそうです。

 夏場は、煮炊きするのは止めています。冷麺やおろし蕎麦などの冷たいものをコンビニで買ってもっていきます。それにご飯物としては、おにぎりだったのですが、最近は助六寿司とか焼き鯖寿司などになっています。いずれもローソンで買えますので。もちろん、アワワは欠かせません。

> 三国峠までだったのですね。この先、おにゅう峠まで歩いたことありますが、こんなのを見ましたよ。京都北山、また歩きたくなりました。

 ほほう、たくさん撮られていますね。また、ご案内いたします。
http://kitayamawa.exblog.jp/6503109/
written by kitayama-walk
kitayama-walk
記事: 719
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

落第忍者さん、再びこんばんは。

> 私の山行目的の半分くらいは山野草を愛でることでして、朽木界隈に出かける時は殆んどそれと言って差し支えないです。
> ですから高島トレイルを繋いでみたいとかそんなことは全くありません。ネット上の僅かな情報を頼りに単発の山歩きになっています。


 なるほど、人それぞれなんですね。
 それでも、朽木や京都北山界隈に来られることはうれしいですね。芦生なんか、多分そんなにメジャーじゃないし、ましてや朽木の高島rトレイルなんかもね。登山者がわんさか押し寄せてきたら、それはそれで困りもんなんですが。しかし、矢問さんもいうように、芦生には自然が残っています。その自然を残そうと闘った人々の歴史と生き様があります。詳しくは、鈴木元氏の「関西の秘境 芦生の森から」をお読み下さい。
鈴木元著「関西の秘境 芦生の森から」
鈴木元著「関西の秘境 芦生の森から」
> 知っている山も限定的で、二の谷山、蛇谷ヶ峰、三国岳だけなんです。この山域を訪れるようになったのは昨夏からですからこんなものでしょう。

 このあたりでは、山日和さんもお勧めの、百里ヶ岳から駒ヶ岳に続く尾根(高島トレイルですが)にはブナ林が続いていて、癒されますよ。

> そんな私でも山歩きを始めてすぐの頃に、佐々里峠から小野村割岳へ連れて行って貰ったことがあるんですよ。
> 芦生杉の大きさに驚いたことを今でもはっきりと覚えています。


 小野村割岳に行ったことがあるんですね。それは素晴らしい! 芦生の研究林の南側の外縁ですが、この尾根にもたくさんの自然が残されていますよね。
焼けた大杉(雷杉と呼ばれています)
焼けた大杉(雷杉と呼ばれています)
佐々里峠の石室
佐々里峠の石室
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by クロオ »

kitayama-walkさん、こんにちは


 そうでしょうね。名古屋方面からだと、京都北山は結構遠いですね。名神→北陸道→木之本IC→R8→R303→R161→R303→R367というルートになるんでしょうね。3回というと、今回の添付写真をみると、三国岳に登っているのが1回、次に三国峠からおにゅう峠に歩いているのが1回。あと1回はどこに登られたのでしょうか?


 三国岳には登っていません。三国峠だけ登ったのが一回。三国峠からおにゅう峠へ行ったのが一回。あと一回は岩谷とスケン谷を歩いてます。


 因みに、芦生のことを私に教えてくれたのは、?鈴木元氏の「関西の秘境 芦生の森から」(かもがわ出版)と、?草川啓三氏の「芦生の森案内」(青山舎)の2冊の本です。


 本の紹介ありがとうございます。ネットで探して手に入れようと思います。「関西の秘境 芦生の森から」はネットにあったので、ポチッツとしてしまいました。


 私も、古屋集落から岩谷峠に登ったのは、2005年12月の積雪期でした。当時はすでに積雪があったことを覚えています。2008年というと、それから3年後ですが、biwacoさんと二人だったんですか。ああ、panaさんに連れられてきたんですね。逆U字の木は印象に残ると思うのですがね。そうそう、綿向山にも「幸福の木」という変珍木があるでしょう。これと並んで印象的だと思うのですがね。


 そうです。panaさんと、biwa爺様と、あと二人、5人で歩きました。
 この木は、覚えているような、忘れたような、記憶が曖昧です。なにせ、昨日食べた晩御飯のおかずも思い出せないのですから・・・。


 こちらの方は印象が薄いかも知れませんね。私にとってみれば、京都北山にある石塔としては印象深いです。石塔と言えば、三国峠からクチクボ峠に向かったところにも「◯經墓」と彫られたものがあります。それに、鈴鹿の五僧峠から県境稜線を少し南に行ったところにある「測點 地理寮」という石塔も印象に残っています。


 むしろ、この石のことは写真を見て思い出しました。
 鈴鹿の五僧峠の測點は、ヨコネに行ったときなどに、何度か見ました。初めて見た時は、明治9年という古さと、石の立派さに、驚きました。最近の三角点とは、えらい違いです。
 五僧峠の反対側にも、もう一つ測點があるようですが、こちらは、まだ見ていません。きっと稜線上にあるだろうからすぐに分かるだろうと、甘い考えで行ったら、少々探したのですが見つからなかったです。今度機会がったら、その時は、養老の三角点さんの地図を持って行って探そうと思います。

http://old.yabukogi.net/patio/read.cgi? ... past&no=28
http://old.yabukogi.net/patio/upl/1269946804-1.jpg
http://old.yabukogi.net/patio/upl/1270042723-1.jpg
 

 ほほう、たくさん撮られていますね。また、ご案内いたします。


 P697に写っている人、赤いバンダナの人と、白いキャップの人、誰だか分かりますか?
 案内、是非お願いいたします。

                                         クロオ
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

 クロオさん、おはようございます。

> 三国岳には登っていません。三国峠だけ登ったのが1回。三国峠からおにゅう峠へ行ったのが1回。あと1回は岩谷とスケン谷を歩いてます。

 なるほど。あの逆U字の木や一石一字塔の写真は、岩谷とスケン谷に行ったときのものですね。古屋の登山口から岩谷峠に登り、そこから三国岳には登らず、そのまま峠を越えて岩谷に下り、それから由良川を歩いてスケン谷から稜線に戻ったのですね。もう1回の三国峠からおにゅう峠までの縦走は車2台ですか。私は単独で行ったのですが、当時は自転車も持っていなかったので、おにゅう峠から歩いて三国峠登山口まで戻りました。
岩谷とスケン谷
岩谷とスケン谷
> 本の紹介ありがとうございます。ネットで探して手に入れようと思います。「関西の秘境 芦生の森から」はネットにあったので、ポチッツとしてしまいました。

 鈴木元さんの本(かもがわ出版)は、まだ新本もあるようですね。本の最初に登場する井栗登さんという人は知っていたのですが、突然の訃報にびっくりしました。井栗さんの家は一軒やで最も奥まったところにあります。その家の前を何度も通ったことがあります。草川さんの本は品切れですね。
 
> (岩谷峠へは)panaさんと、biwa爺様と、あと二人、5人で歩きました。
> この木は、覚えているような、忘れたような、記憶が曖昧です。なにせ、昨日食べた晩御飯のおかずも思い出せないのですから・・・。


 岩谷峠越えなど、今や廃れているので、誰がよく知った人がいないと歩けないものです。このときはpanaさんが案内してくれたのでしょうね。biwacoさんも一緒だったとはちょっとびっくりでした。そんな話を聞いたことがなかったので。この逆U字の木は強烈な印象を受けると思うのですが。私はあの綿向山の幸福の木と同じような印象を受けました。

> 五僧峠の反対側にも、もう一つ測點があるようですが、こちらは、まだ見ていません。

 それは知りませんでした。2013/5/4に五僧峠から北に歩いているのですが、全く気づきもしませんでした。

> P697に写っている人、赤いバンダナの人と、白いキャップの人、誰だか分かりますか?

 よくわかりませんが、赤いバンダナの人がpanaさんで、白いキャップの人はkasayaさん?
written by kitayama-walk
pana
記事: 190
登録日時: 2011年3月07日(月) 19:16

Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by pana »

kitayama-walkさんこんばんわ~
初めましてかな・・・(^^)

クロオさんこんばんわ、ご無沙汰しています。
芦生をご一緒したのは2008年12月23日ですね。
クロオさんは、私の山仲間、知多のYさんのお友達ということで、クロオさん、biwacoさん、えっちゃん、そして途中で出会った芦生の山仲間・池さんと合流して5人で歩きましたね。
私の好きなコースで、そのあと同じコースをふーさんたちと歩いた記憶があります。この時もbiwacoさんも一緒でした.
biwacoさんとの付き合いは長いんですよ、10年以上前からの知り合いなんです。

kitayama-walkさんこんばんわ~
北山を歩くと、kitayama-walkさんのプレートをよく見かけます。この界隈よく歩いていておられますね。
どんな方かな~と思ってましたら、京都の方なんですね。

私が芦生に興味を持ったのは、長男が大学に入学した時、大学に農学部の演習林があるよと。息子の学部とは違うけど色々と調べてもらって通うようになりました。
もう20年以上も前の話です・・・尾根、谷、色々と歩きました。懐かしい思い出です。
「関西の秘境・芦生の森から」、草川さんの芦生の本すべて持っています。
本が無くて印刷所に電話したら、草川さんがちょうどいらして、本を送ってもらった記憶があります。懐かしいこと思い出しました。

最近、木地山集落から駒ケ岳に登りましたがブナの素敵な山ですね。
昨日はワンダーランドの予定でしたが、体調を壊して行けませんでしたが、仲間たちは行ってきました。
水量が多くて大変だったようです。
kitayama-walkさんのような健脚ではありませんが、芦生や近畿の山で出会ったときはよろしくお願いします。  ~pana~
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by kitayama-walk »

 panaさん こんばんわ~

> 北山を歩くと、kitayama-walkさんのプレートをよく見かけます。この界隈よく歩いていておられますね。
> どんな方かな~と思ってましたら、京都の方なんですね。


 そうですね。多分、お目にかかったことはないと思いますが、やぶこぎメンバーの中では、ときどきお名前をお聞きすることがありますよ。特に芦生に関することですよね。
 私自身は山歩きを始めたのは遅くて1998年からです。ハンドルネームのごとく、最初は京都北山ばかり歩いていましたので、大抵の山は歩いていると思います。だから、ひょっとしたら、どこかでお目にかかっているのかも知れませんね。2007年からブログをやっていますが、最近は山に行き過ぎてレポもアップが追いついていません。
http://kitayamawa.exblog.jp/
http://kyoyama10.exblog.jp/
 もちろん、私は京都市内に住んでいます。それも、今はど真ん中の御所の近所です。ブログをやるようになったからは、北山から足が遠ざかり、鈴鹿に通うようになりました。それ以外にも結構あちこちに遠征もしています。

> 私が芦生に興味を持ったのは、長男が大学に入学した時、大学に農学部の演習林があるよと。息子の学部とは違うけど色々と調べてもらって通うようになりました。
> もう20年以上も前の話です・・・尾根、谷、色々と歩きました。懐かしい思い出です。


 なるほど長男さんは京大でしたか。ならば私の後輩になりますね。私も大学時代は芦生のことなど全く知りませんでした。仕事をするようになってから、八丁平の林道問題とか、芦生のダム問題とかを知るようになりました。芦生の森も結構歩きましたが、それは草川さんの「芦生の森案内」(初版)をガイドブックにして歩きました。当時は、まだ地蔵峠からの入林が禁止になっていなかったので、R367から梅の木で橋を渡り、久多から針畑川沿いに走って生杉によく行ったものです。しかし、地蔵峠からの入林が原則禁止となってからは足が遠のいてしまいました。時折、研究林の外縁を歩く程度になってしまいました。

> 「関西の秘境・芦生の森から」、草川さんの芦生の本すべて持っています。
> 本が無くて印刷所に電話したら、草川さんがちょうどいらして、本を送ってもらった記憶があります。懐かしいこと思い出しました。


 鈴木元さんとは知人です。「関西の秘境 芦生の森から」の本は改訂版しかもっていませんが、芦生をトータルに知るにはよい本ですね。特にダム問題が発生してからの芦生の自然を守る運動という観点からすると素晴らしいものです。井栗登さんのことも、少しではありますが、知っています。草川啓三さんの本は、すべてではありませんが、ほぼ持っています。昨年10月にたまたまワンダーランドに行ったときにお目にかかりました。草川さんもネットで私のことを知っていましたね。

> 最近、木地山集落から駒ヶ岳に登りましたが、ブナの素敵な山ですね。

昨日(7/20)、駒ヶ岳から百里ヶ岳を歩きました。この時期、暑いと思いましたが、久しぶりなので思い切って行きました。ところが、意外と風があって涼しかったです。陽の当たるところは暑かったですが、大部分はブナ林などの樹林の中なので爽やかでしたよ。
歩いたコース
歩いたコース
駒ヶ池は結構大きい
駒ヶ池は結構大きい
朽木駒ヶ岳にて
朽木駒ヶ岳にて
おもしろいブナ-リングの向こうにY字
おもしろいブナ-リングの向こうにY字
百里ヶ岳山頂にて
百里ヶ岳山頂にて
written by kitayama-walk
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クロオ
記事: 469
登録日時: 2011年2月20日(日) 09:08
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

投稿記事 by クロオ »

kitayama-walkさん、こんばんは


 なるほど。あの逆U字の木や一石一字塔の写真は、岩谷とスケン谷に行ったときのものですね。古屋の登山口から岩谷峠に登り、そこから三国岳には登らず、そのまま峠を越えて岩谷に下り、それから由良川を歩いてスケン谷から稜線に戻ったのですね。もう1回の三国峠からおにゅう峠までの縦走は車2台ですか。私は単独で行ったのですが、当時は自転車も持っていなかったので、おにゅう峠から歩いて三国峠登山口まで戻りました。


 三国峠からおにゅう峠までの縦走は、車は何台だったか覚えていませんが沢山あったはずです。囲炉裏村の山行に参加させていただきました。参加者は15名だったと思います。
20081025_1066.jpg

 > P697に写っている人、赤いバンダナの人と、白いキャップの人、誰だか分かりますか?
 よくわかりませんが、赤いバンダナの人がpanaさんで、白いキャップの人はkasayaさん?


 白いキャップの人は、ピンポン。
 赤いバンダナの人は、ブッブー。kitayamaさんも、少なくとも、2013年1月20日のスノー衆「天狗山」で同行していますよ。
 ひいちゃんですよ。私はその時、初めてお会いしました。
20081025_1151.jpg

                                         クロオ
最後に編集したユーザー クロオ [ 2015年7月21日(火) 22:21 ], 累計 1 回
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クロオ
記事: 469
登録日時: 2011年2月20日(日) 09:08
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Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

投稿記事 by クロオ »

panaさん、こんばんは
ご無沙汰していますが、お元気ですか?
その節は、色々お世話になりました。


 芦生をご一緒したのは2008年12月23日ですね。
クロオさんは、私の山仲間、知多のYさんのお友達ということで、クロオさん、biwacoさん、えっちゃん、そして途中で出会った芦生の山仲間・池さんと合流して5人で歩きましたね。


 懐かしい思い出です。もう、6年以上も前のことなのですね。
 芦生は、地理的距離も遠いこともあり、なかなか踏み込めない憧れの場所です。
 知多のYさんとも、以前は、毎年のように沢や鈴鹿の山をご一緒したのですが、一緒に登ってから2年経ってしまいました。まれに、電話を頂いたりしますが…。梅雨が明けたので、また、神崎川で川遊びにでもお誘いしようと思っています。
 
 また、機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
20081223_1071.jpg

                                         クロオ
pana
記事: 190
登録日時: 2011年3月07日(月) 19:16

Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外周を歩く

投稿記事 by pana »

kitayama-walkさんこんばんわ。
レスありがとうございます。
最近は山友の方たちと歩く機会があり、kitayama-walkさんの名前をよく聞いてました。

あ、そうそう。
長男が就職して何年か経った頃、出張ついでに帰省して私たちと芦生に行きたいというのです。
須後からトロッコ道をハイキングしました。その時息子がトロッコ道のカーブのあたりを写真に撮り、それをコンクールに応募したら入選して・・・
タイトルは忘れましたが、紅葉に映えるトロッコの軌道の写真でした。
親ばかで雑誌を買った記憶があります。
ちょっと本棚の中を探してみよう~♪

kitayama-walkさんのおかげで、いろんな思い出が出てきました。
ありがとうございました。
kitayama-walkさんの山のレポ楽しみにしています。
とよ
記事: 88
登録日時: 2012年2月23日(木) 16:50

Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

投稿記事 by とよ »

kitayama-walkさん、こんにちは~ :D

私も昔は芦生に通っていました。
赤崎中尾根や小野村割岳、天狗岳周辺の巨大芦生杉群は感動ものですし、上谷の風景も大好きです。
「関西の秘境 芦生の森から」も読みました。

しかし地蔵峠からの入山禁止や、須後からであっても単独行の規制が強くなってからはほとんど行っていません。
カシナガにやられていく木々や、下草が無くなり登山道が固められていくさまを目にすると規制も仕方ないと思えます :oops:
かといって申請をいちいちするのもめんどくさいし、無許可で入林しても後ろめたさで楽しめないですからね。

芦生研究林の外周を歩いて、芦生の空気を感じるのがベターなのかもしれません ;)
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【京都北山】 三国岳から三国峠へ-芦生研究林の外縁を歩く

投稿記事 by 山日和 »

kitayama-walkさん、こんにちは。
私も以前は芦生によく通ってました。
沢では中ノツボ谷、ツボ谷、大谷、赤崎東谷・西谷・カズラ谷、ゲロク谷右俣・左俣、小野子東谷・西谷等々。
由良川本流も悠然として素晴らしいし、上谷や枕谷、野田畑谷(ここは特にお気に入りでした)の静かな佇まいも大好きです。
とよさん同様、規制が入ってからはすっかり足が遠のいてしまいました。掟破りをしてまで入山したいとは思えないし、許可を
取って須後から入ったところで、林道・歩道歩きでは芦生の良さの半分もわからないでしょう。
残念だけど仕方がないことなんでしょうね。
外周を辿るのも面白そうだけど、見てたら中に入りたくなるのでやめときますわ。(^^ゞ

                      山日和

中ノツボ谷にて
中ノツボ谷にて
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