【奥伊勢】 笠木山・船窪・門の倉・総門山周回縦走

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おど+
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登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
お住まい: 愛知県
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【奥伊勢】 笠木山・船窪・門の倉・総門山周回縦走

投稿記事 by おど+ »

 久しぶりの投稿となりますが、ずっと緩い山行ばかりしていたので仕方ありません…。 今回は、以前から計画していた奥伊勢の「総門山(そうもんざん)」へ登ってきました。 アクセスのし易さから、奥伊勢フォレストピアからスタートしますが、総門山だけでは面白く無いので、別に計画していた縦走路を少し変更し「笠木山」から「薗越(そのごえ)」を経由し、「門の倉」と「扇沢の高」へと縦走して「総門山」までの周回コースとしました。 この時期特有のはっきりしない天気でしたがそれも昼前から回復し、各展望地からは熊野灘や伊勢湾、それに遠く南アルプスなど(富士山も見えるらしいですが)海と山の景色を見る事ができました。

【 日 付 】 2015年6月28日(日)
【 山 域 】 紀伊山地(奥伊勢)
【メンバー】 1名
【 天 候 】 曇りのち晴れ(終日強風)
【 ルート 】
時刻(差) 標高 距離 場所
06:15 ------- 135m 0.0Km 奥伊勢フォレストピア 出発
06:35 (00:40) 150m 1.3Km 笠木峠登山口
07:50 (01:15) 649m 4.5Km 大滝山
08:20 (00:30) 678.5m 5.6Km 笠木高
08:40 (00:20) 682m 6.3Km ザラ谷山
09:00 (00:20) 726m 6.9Km 笠木山 休憩
09:15 (00:15) 726m 6.9Km 笠木山 出発
10:00 (00:45) 742m 8.9Km 船窪山
10:10 (00:10) 700m 9.1Km 薗越(そのごえ)
10:15 (00:05) 747.8m 9.3Km 滝屋谷山
10:50 (00:35) 751m 10.4Km 803m西鞍部 昼食休憩
11:15 (00:25) 751m 10.4Km 803m西鞍部 出発
11:25 (00:10) 788m 10.8Km 亀岩 (10分滞在)
11:50 (00:25) 806m 11.2Km 門の倉 東峰
12:05 (00:05) 827m 11.6Km 門の倉 西峰
12:30 (00:25) 940m 12.5Km 扇沢の高
13:10 (00:40) 948.5m 14.2Km 総門山
13:50 (00:40) 703.7m 15.9Km 北総門山 (10分休憩)
14:30 (00:40) 324m 18.1Km 320m引返し地点
15:15 (00:45) 703.7m 20.2Km 北総門山
16:05 (00:50) 135m 22.8Km 奥伊勢フォレストピア 到着
【 距離 】  22.8Km (内4.1Km引き返し)
【 累積標高 】+2240 -2240m
【 時間 】  9時間50分 (内 1時間25分引き返し)

Picasa(写真) : https://picasaweb.google.com/1058822305 ... directlink

ルートラボ : http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/wat ... c6234be9b7


 週末も天気が悪い予報となっています。 当所は土曜日に予定していましたが、変わりやすい天気で夜9時の時点で急遽取りやめとして日曜日に計画します。 日曜日ということであまり無理は出来ないので、計画を縮小(距離を少なく)して出発しました。
 7時間ほどの工程で計画しますが、念の為に朝6時半にはスタートできるようにと、4時過ぎに出発しました。 登山口は、以前も温泉に浸かった「奥伊勢フォレストピア」となり、現在は紀勢自動車道の『大宮大台』インターで降りて15分と非常にアクセスが良くなっています。
 日曜日の朝ということでトラックなどは少なめなこともあり、ほぼ予定通り6時過ぎにフォレストピアの第二駐車状に到着しました。 途中、鈴鹿辺りは厚い雲に覆われていましたが、南下するのに従い青空と朝日が見えていました。

 早速準備していきますが、この付近の雨は前日は大したこと無かったのか、思ったよりも乾燥しており雨具やスパッツはザックに入れて出発します。 駐車地前には、北総門山登山口へと繋がる遊歩道がありますが、こちらは下山予定となるので、まずは橋を渡って対岸へと向かいました。

奥伊勢フォレストピア案内図
画像

 案内図の左手に、分かりづらい遊歩道があるのでそれを降りて行きました。 フォレストピアの建物の脇を通り過ぎると、右に吊り橋が見えてきます。 これを渡り少し登り返すと「山里の駅」 と名付けられた建物がありました。 ここからは車道を右手の沢の上流に向かって歩いていきます。
 道標には美薗公園と書かれた方へ歩いて行くと、トイレのある小さな広場があるのでここで用を足していきました。 更に奥へと入り林道薗線の始点の標識を見て歩いて行きました。 左手に小川の流れを見た所で、登山口の標識が立っていました。

古い?道標
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 ここからまずは「笠木峠」方面へと尾根伝いに登ることになります。 沢沿いに進む道かと思っていましたが、標識左横の斜面を道沿いに登る道となっていました。 古い峠道はえぐれた道となっており、左右から覆いかぶさるシダを掻き分けながら歩いて行きました。

 前日が雨だとここで全身ずぶ濡れとなるところでしたが、幸い少し湿った程度で問題とはなりませんでした。 急登のつづら折れの道も落ち着くと、シダも少なくなり歩きやすい道となってきました。 この辺りには鹿が多いのか、人の気配に逃げていくのを見かけます。 ひとしきり登った所で、突然道が右斜面をトラバースする道となりました。 そこに尾根沿いに三角点があることを示す札が掛かっていたので、時間の余裕があるのでそちらへと向かうことにしました。
 薄い踏み跡はありますが、途中から伐採跡となり倒木が行く手を遮ります。 この手の道にも慣れてきたので、うまい具合に乗り越えて軽く藪をくぐり抜けると、三角点のあるピークに到着しました。
 三角点を確認した所で、展望もないので東の尾根を降りて行きます。 こちらも倒木や生い茂り始めた幼木を抜けながら降りて行くと、先ほどの登山道に合流しました。 ここからは緩やかな広い尾根道となりました。
 鞍部を通りすぎて暫く進むと、次第に傾斜がキツくなり道はそれを嫌うように右斜面をトラバース気味に登ることになりました。 一部道が流出しており慎重に通過しますが、それほど危険ではありません。

 左前方に稜線の明かりが見えてくると、地蔵峠からの道と合流しました。 ここで予定通り、一旦地蔵峠方面(北)へと尾根を登って行きました。 尾根筋はそれなりに踏まれた道で、藪などはありません。 5分ほど登ると傾斜が緩み山頂と思われる所に到着します。 山頂という雰囲気では無く尾根の一部となっていて、展望もありません。 写真だけ撮ると、先ほどの分岐へと早々に戻りました。 分岐まで戻りその先へと歩いて行くと、前方に鹿がジットしてこちらの様子を伺っていました。
 鹿のいた付近に到着すると、左手に笠木峠の分岐があります。 峠へは標高を落とすので向かうこと無く、このまま尾根沿いを歩いて行きました。 ここから「笠木山」まで次第に石や岩が多くなっていきました。

 途中、右手の展望が広がっているので見て行くと、すぐ下には登ってきた尾根とフォレストピア付近が見えていました。

奥に修験業山・栗ノ木岳、右手前は三角点(清滝)
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 ひと登りすると灌木に覆われた「猪谷高」に到着しました。 西方面に視界が開け、最終目的地の総門山が近くに見えていました。 藪っぽい山頂部を通り過ぎ、更に尾根を進んでいきます。 しかし、この辺りだけ植林跡の幼木が生い茂り、少し尾根を外して歩いて行きました。 程なく2つ目のピークとなる「笠木高」に到着しました。
 ここも西側の展望が開き、「猪谷高」と同様に「総門山」が見えています。 ここまで特に危険箇所はありませんが、ここから「笠木山」までが今回の核心部となります。 尾根筋には、大きな岩が行く手を邪魔してきます。 大半の岩は、左手(南)に巻き道があるので、赤テープを目印にトラバースして回避していきました。
 大きな岩の上に出ることが出来るので登って見ると、向かう縦走路の様子がよく分かりました。 前方には「ザラ谷山」と「笠木山」が双耳峰のように見えています。

岩からザラ谷山(左)と笠木山(中央)、右に向かう縦走路
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 その先も岩場が連続し、その都度迂回路を歩いていきます。 岩を越えるととたんに良い道となり、「ザラ谷山」に到着しました。 標識らしきものは無く、南の「もみじ茶屋」方面へと降りる道標がありました。
 ここからは獣避けの網沿いに尾根を降りて行きました。 ここまであまり東から南方面の展望が開けていませんでしたが、この辺りからはそちらの景色も見えてきました。 南には海(熊野灘)も見えています。
 展望地を通ると、前方に巨大な岩が立ちはだかります。 ここも左から巻いて迂回していきます。 その先も岩が連なりますが、ここは岩の上を歩いて進みました。(左に迂回路があったようです)
 ここで大岩が完全に行く手を遮った所に出てきます。 しかし、ここもうまい具合に左から廻り込む様な道が付けられていて、問題はありませんでした。 途中の岩の上からは南方面の展望が望めます。
 古いロープを余り信用しないよう登って行くと、また獣避け網の横を歩くことになりました。 岩の上部へと出ると周りの景色が見えてきました。 しかし、ここは断崖絶壁の上なので気は抜けません・・・。

左に特徴的な局ヶ岳
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 再度大きな岩が立ちはだかります。 これは左右から巻けないのか、岩の中央を登って越えて行きます。 ここを越えると急な登りとなり、ひと上りするとベンチのある笠木山の山頂に到着しました。
 山頂は、周囲が切り開かれて明るい雰囲気となっています。 また、ここまでの縦走路や海それに向かう「総門山」方面が望めました。

遠くに熊野灘を望む
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 ここで景色を見ながら長めの休憩を取っていきます。 ここまでで全体の3分の1といったところでしょうか? 休憩後は、散策コースと書かれた西方面に続く尾根を降りて行きました。 すぐに裏道コースとの分岐がありますが、そのまま直進していきます。
 歩き易い尾根道をテンポよく進んでいると、前方から何かがこちらに向かってきます。 この日は風が強く、木々が生い茂るこの辺りも枝が揺れていたので、「葉っぱか何かが風にあおられているのかな?」とよくよく見ると、ウサギが全力でこちらへと向かってきています・・・。 あっけに取られて見ていると、1mほど脇を走り抜け、そのまま尾根伝いに走り去って行きました。 あまりに突然の事で、暫くは写真に撮ることも忘れ呆然と立ちすくんでいました。(笑)

 再度、に西道コースとの分岐(先ほどの分岐と同じ所に下山?)がありますが、ここも直進の「船窪山」方面へと向かいます。 暖かくなると見かけるコガネムシですが、奈良県や紀伊半島に特有の「ルリセンチコガネ」と思われる綺麗な色の虫が至るところで見られました。

ルリセンチコガネ(顕微鏡モードで撮影)
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 644mのピークへ緩やかに登って行きますが、肝心のピークは特に特徴もなく通り過ぎて行きました。 ピークから南方面に方向転換し、尾根沿いに降りていきます。
 植林帯となり鞍部に「滝見台」と書かれた分岐標識が立っていました。 しかし、その矢印の先を見ても踏み跡などはなく、どこへ向かうのかも不明です。 鞍部を通り過ぎると「船窪山(ふなくぼやま)」への登りが続きます。
 気が付くと右手からもう一つ尾根が登ってきていました。 その尾根との間は窪地となっており、ここにも間伐材が大量に放置されていました。 思ったよりも標高差は無く、程なく山頂に到着しました。
 山頂は樹林に覆われ展望はありません。 次の目的地は「薗越(そのごえ)」となります。 右手の尾根を途中まで辿り、左下の鞍部へと急斜面を降りて行きました。 水たまりを越えて前方が明るくなると、唐突に薗越(そのごえ)に到着しました。 標識以外は見るものもなく、薄い踏み跡が左右に続いているだけでした。
 ここからは降りてきたのと同じ標高差を登り返します。 湿気が多いのか苔むした石が多くなります。 ここも、ひと登りすると「滝屋谷山」に到着しました。 ここまで雲で陽射しも余り無く、多く風も強かったので大汗も欠かずに快適に登ってきていました。 しかし、その天気も回復の兆しを見せて晴れ間が見られ日が差し込んできました。
 この辺りからまた岩が多くなって行きます。 それら岩の上は展望となっており、近くに「行者山」や「姫越山(ひめごやま)」が見えていました。

行者山(左)、姫越山(中央)
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 その後は、気持ちのよい新緑のブナ林を抜けて歩いて行きます。 その石の多い尾根沿いを嫌い、トラバースしますが余り意味はありません・・・。
 803mピークの登りとなると、灌木が多くなり傾斜もキツくなって行きました。 803mピーク手前から、後方の展望が広がり始め、伊勢方面の展望が見られます。 所々で展望を見ながら登って行くと、程なく803mピークに到着しました。
 ここまで登ると当面は高低差の少ない道となりました。 岩場が多く、当初からこの辺りで景色を見ながら昼食と思っていたので、手頃な岩の上の日陰で休憩することにしました。
 岩の上からは今回は向いませんが、尾根の先にある「南亦山」が近くに見えていました。 ゆっくりと昼食を食べると休憩もそこそこに出発します。 少し進むと岩が多くなり南斜面が切れ込んだところへと出ました。 ここからはテープに誘導されて岩の間を登って行くと、大きな岩の前に到着しました。
 この岩は亀岩と呼ばれているようです。 適当に足場を探しながら登って行くと、今回のコース一番の展望台に到着しました。

亀岩へ登る
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 相変わらず左斜面は断崖絶壁となっているので、足元に気をつけながら撮影に適した所まで進みます。 とは言え、風は強いので色々と飛ばされないよう気をつけて写真を撮っていきました。

亀岩からパノラマ
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 東側には伊勢湾が望め、その先に対岸の陸地が見えていました。 また、薄雲が多いのではっきりとは見えませんが、肉眼では南アルプスの山もシルエットとして見える気がします。 亀岩から思う存分360度の景色を眺めた所で、先へと急ぎます。 亀岩の先も危険箇所は無く、木の根の多い尾根を進みます。
 10分ほど進むと、右手に植林帯があり、そちらに降りる道が付いていました。 分岐の道があるのかと、その場は通過していきます。 その先で「門の倉」の東峰に到着しました。 この辺りの地形は事前に調べていないので、東峰の先が断崖絶壁となっているのに驚かされました。
 降下する道を探しますが、されらしき道は見つかりません。 無理やり降りようかと思いますが、どうみても危険です・・・。 ここで先ほどの分岐の事を思い出し、何やら標識に西峰と書かれていたことを思い出します。 案の定、戻ってみると先ほどの道が西峰への分岐となっていました。
 ホッとしてここを下りていくと、道はうまい具合に付けられており、難なく門の倉へと降りて行きました。 先ほどまで上にいた東峰の岩の下を通りかかると、湧き水が蛇口を捻ったように流れ落ちていました。 冷たい湧き水で手を洗い、門の倉へと登って行きます。
 門の倉に到着すると、驚いたことに獣(イノシシ?)の捕獲檻がオカれていますが、今は使われていないようです。 門の倉では、名前の由来となる門の様に切れ込んだ両側の岩を見上げて行きます。 この様な場所があるとは知らずここまで来ていたので、この景観には素直に感動してしまいました。

東峰の岩を仰ぐ
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 門の倉から西峰へは、急登を歩いていきます。 この辺りはシャクナゲが多くなり、テープを頼りに潜って進んでいきました。 程なく西峰を通過しますが、こちはシャクナゲなど灌木に覆われ展望はありません。
 低木の多い尾根を登って行くと、前方が明るくなてきました。 先の様子を見ると、鉄塔が見えています。 切り開かれた鉄塔の下に到着すると、再度東方面の展望を眺めていきました。

英虞湾(あごわん)がはっきりと
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 鉄塔の先には、先ほども見えていた「南亦山」が近くにありました。 道がよくわからないので、適当に尾根を目指して進みます。 ひと登りすると傾斜が緩み、「扇沢ノ高」の東峰に到着しました。
 この辺りは地図で傾斜の緩い扇状地となっています。 それを示すように明確な尾根は次第に右斜面が緩み、どこへでも歩いていけそうな感じとなってきました。 鉄塔の巡視路を示す印が立っており、良い道が続きます。
 ここで「南亦山」との分岐となります。 ここからは北方面に進路を取り、最終目的地の「総門山」を目指します。 その総門山への稜線ですが、計画段階では道があるか分かりませんでした。 しかし、その心配は稀有に終わり明確な道が952mピークまで続いていました。 952mピークですが、北西方面が明るいので向かうと、崩壊地となっており展望が広がっていました。

台高の山々
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 右手には総門山と思われる山塊も見えています。 その総門山への道には、驚いたことに数日前と思われる足あとが沢山ついていました。 この付近で今回はじめてバイケイソウを見かけます。 しかし、今年は外れ年なのか勢いはなく、萎れたものも見かけました。 尾根が左右に別れて降りていきますが、ここは右手に進みます。
 傾斜が緩み植林帯を通過して鞍部へと降りていきます。 再度登りとなりますが、きつい登りは無く総門山の山頂へはすぐ到着しました。 山頂は樹林に覆われていますが、東方面の下山路が切り開かれており、伊勢方面の展望を見ることが出来ました。 その登山道を降りていきますが、ここは一般道?なのでテープも多く迷うことはありません。
 しかし、テープが多いのもいいことではありません。 途中で北斜面を下りていくコースとなっているはずですが、それを見過ごして通過してしまったようです・・・。 仕方がないので、適当に斜面をおりていきますが、幸い湿った土で降りやすくなっています。 下りていくとテープが見られだし、登山道と思われる標識(矢印)に合流しました。
 この道もよく分からないコース取りをしているので、GPSで方向を確認し、岩の間を適当に歩いて行きました。 下りていくと古い林道に合流しました。 明るい植林帯が続くので、ここも先を見ながら適当に降りて行きました。 すると舗装路と思われる道が見えてきたので、斜面を降りてそちらへと向います。
 無事?に林道と出合うと、ここからは林道沿いにショートカットして北総門山へと向います。 一旦は林道に出て、その先の分岐を左に折れていきました。

 右の尾根に道が続いているようなので、適当に入って登って行くと、こんな道にも標識が立っていました。 踏み跡はありますが、荒れた道を歩いて行くと前方が明るくなり、北総門山の東屋(あずまや)に到着しました。 すぐ横には駐車場がありますが、東屋が高台となっているので周囲の展望が望めます。

奥に伊勢湾を望む(更に奥に南アルプスが薄っすらと)
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 最後の展望を眺めた所で、ここでおやつ休憩としていきました。 休憩後、すぐ隣にある三角点を見てから下山を開始しました。 下山は、朝出発したフォレストピアとなります。
 コース図には、この尾根をゆるやかな尾根道と書いてありますが、その通りで歩きやすい道が続きました。 途中に5mほどだけガレ場がありますが、ここからは午前中に通過した山が見えていました。
 暫く下りていくと右手に東屋が見えてきました。 中を覗きますが陰気な感じなので、そのまま通過していきます。 ここ(きのこの森)が分岐の目印となっており、フォレストピアへは北方面へと降りて行きました。 テープを辿って尾根沿いを降りていきます。 まだ膝に若干の痛みが残っているので、なるべく負担を懸けないようゆっくりと降りていきます。
 途中、登山道は右の尾根したを通っていきます。 少し薮っぽいのですが、そちらへ向かわなくても特に問題はありませんでした。 登山道と合流した先で再度右に道が続いていますが、ここは間違えないよう右へと向います。

 植林帯を下りて行き、尾根末端の分岐を左手にある掘られた道を降りていきます。 ここまで降りて来たのですが、落ちしものに気が付き「北総門山」まで往復1時間半ほど無駄足を踏みます・・・。(この部分の詳細は割愛しました。 苦笑)

 ここからは、行きと同様シダの多い道が続きました。 尾根の末端で左右に遊歩道?の階段が降りています。 右の急な階段を下りていくと、フォレストピアの建物が見えてきて、最後にトラブルもありましたが、無事駐車場に到着しました。 フォレストピアの温泉に入ってから帰る予定でしたが、風が強く汗をかかなかった(蒸発した?)のと、予定より帰りが遅くなってしまったので、そのまま帰路へと着きました。

おど+
落第忍者
記事: 1229
登録日時: 2011年2月20日(日) 15:31
お住まい: 三重県伊賀市
連絡する:

Re: 【奥伊勢】 笠木山・船窪・門の倉・総門山周回縦走

投稿記事 by 落第忍者 »

おど+さん、こんばんは。

3月の水無山以降で緩い山行って殆んど見当たりませんけど?
ブログが充実しているので仕方ありませんけど、偶にはこちらへのアップもお願いしますね。

県内でありながら総門山さえ未踏の私には内容に付いてのレスは出来ませんが・・・
某TWさんのブログによりますと、28日の午前4時半頃には伊勢から富士山が見えていたそうです。
日が昇ると見えにくくなったようですが、この時期に綺麗に見えたのは珍しいのだとか。

終盤での400メートルの登り返しには驚きです。
思い入れがあって買った温湿度計だったのですね。
普段は湿度の数値を気にすることはないかもしれませんが、しんどさの目安になりそうです。
結果的には見付からなかったようで残念でした。

今回も1500枚近くの撮影ですね。
TG-4での枚数が少ないですが、どんな塩梅でしょうか。
すぐには買えないのですけど少し気になっているものですから。
落第忍者
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【奥伊勢】 笠木山・船窪・門の倉・総門山周回縦走

投稿記事 by zipp »


 おど+さん、こんばんは。
 奥伊勢までようこそ!です(^^)。

 今回のルートは、わたしも歩いてるところだ・・・、と思ったんですが、よく思い起こしてみると、薗越~門ノ倉間を未だ歩いてないことに気づきました。

 この時期特有のはっきりしない天気でしたがそれも昼前から回復し、各展望地からは熊野灘や伊勢湾、それに遠く南アルプスなど(富士山も見えるらしいですが)海と山の景色を見る事ができました。
 この日は、風あり涼しい日でしたね、梅雨時期と思えないほど遠望もありました。
わたしは、室内作業でしたが(^^;。

 日曜日ということであまり無理は出来ないので、計画を縮小(距離を少なく)して出発しました。
 もしかして、笠木峠じゃなく、地蔵峠からの周回を企ててらっしゃった!?

古い峠道はえぐれた道となっており、左右から覆いかぶさるシダを掻き分けながら歩いて行きました。
 誰もこの道は保守されてないようですね。
こんなシダのところは、ダニに注意です。

 ひと登りすると灌木に覆われた「猪谷高」に到着しました。 
 猪谷高や笠木ノ高辺りは、旧宮川村の標識が残っているようですね。

 ここまで特に危険箇所はありませんが、ここから「笠木山」までが今回の核心部となります。 尾根筋には、大きな岩が行く手を邪魔してきます。 
 わたしがこの辺を歩いたのはもう10年近くムカシのこと。
歩く人もほとんどいなかったですが、現在はそれなりに整備されてるのかな?

散策コースと書かれた西方面に続く尾根を降りて行きました。 すぐに裏道コースとの分岐があります
 なんかよくわからない分岐が沢山あるのですね(^^;。

よくよく見ると、ウサギが全力でこちらへと向かってきています・・・。 
 雪上に残されたウサギの足跡はよく見かけますが、実際に兎と遭遇するのは稀ですよね。

奈良県や紀伊半島に特有の「ルリセンチコガネ」と思われる綺麗な色の虫が至るところで見られました。
 こちらでは、ルリや緑がおおいかな。

 水たまりを越えて前方が明るくなると、唐突に薗越(そのごえ)に到着しました。 標識以外は見るものもなく、薄い踏み跡が左右に続いているだけでした。
 薗越の道は、宮川側には道は辿れなくなっちゃってます。大内山側は、辿れましたが…って10年前のハナシですが。

ここも、ひと登りすると「滝屋谷山」に到着しました。 
 747.9三角点のピークだよね。そんな山名が付けられたんだ???
このピークまでは確か歩いたっけ?10年ほど前(^^;。ヤブっぽい印象しかないけど。

 この岩は亀岩と呼ばれているようです。 適当に足場を探しながら登って行くと、今回のコース一番の展望台に到着しました。
 こんな展望岩が、門倉の近くにあったんですねぇ。門倉も展望はいいのですが。
機会見て行ってみます。

東峰の岩の下を通りかかると、湧き水が蛇口を捻ったように流れ落ちていました。 
門の倉に到着すると、驚いたことに獣(イノシシ?)の捕獲檻がオカれていますが、今は使われていないようです 
 湧水、あったかなぁ?記憶にない…。檻は、クマ檻ですねぇ。

 ひと登りすると傾斜が緩み、「扇沢ノ高」の東峰に到着しました。
 へぇ、こんなピークにも名前を点けたんだね(^^;。
そして、952mピークは、南総門山と以前は云っていたと記憶します。
 

山頂は樹林に覆われていますが、東方面の下山路が切り開かれており、伊勢方面の展望を見ることが出来ました。 その登山道を降りていきますが、ここは一般道?なのでテープも多く迷うことはありません。
 総門山は、林道が通れないので、ここ数年登山者は少ないので道型は薄くなってると思われます。
フォレストピアから登られる方は稀だと思われます。

 おど+さん、長距離20㎞程でしょうか、お疲れさまでした。

   zipp
おど+
記事: 241
登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
お住まい: 愛知県
連絡する:

Re: 【奥伊勢】 笠木山・船窪・門の倉・総門山周回縦走

投稿記事 by おど+ »

落第忍者さん、こん**は。 ご無沙汰しております。

>3月の水無山以降で緩い山行って殆んど見当たりませんけど?

あの後、春に掛けてはなぜだか(登山に)やる気が出ず、自分的にはチャレンジ的な山行が出来ていませんでした。(近場の山をひと通り登り尽くしたというのもありますが・・・)

>某TWさんのブログによりますと、28日の午前4時半頃には伊勢から富士山が見えていたそうです。
>日が昇ると見えにくくなったようですが、この時期に綺麗に見えたのは珍しいのだとか。

朝早くは富士山見えていたのですか。 何れにしてもこの時期、水蒸気が多いので遠望は駄目ですね。

>終盤での400メートルの登り返しには驚きです。
>思い入れがあって買った温湿度計だったのですね。

思い入れと言うか、新品なのでそれが嫌でした。 山で高価?なものを無くしたり壊したりすると、精神的に参りますね。(笑)

>今回も1500枚近くの撮影ですね。
>TG-4での枚数が少ないですが、どんな塩梅でしょうか。
>すぐには買えないのですけど少し気になっているものですから。

最後にTG-4ですが、深い海で利用するのと昆虫や花のアップ写真を頻繁に撮らないのであれば、オススメは出来ません。
今メインで利用しているFinePix XP200では、埃や雨に強くパノラマ撮影や撮影枚数が多い山行(1000枚以上可)でも問題ありませんが、
TG-4は、まず重いです・・・。 また、そこまで撮影したことありませんが、電池の持ちも悪いと聞きます。
パノラマ撮影は出来ますが、合成に1分近くかかりますし操作が困難です。 また、顕微鏡の深度合成もそれぐらい掛かります。(実用的ではありません)
色合いは人好き好きあると思いますが、空の青さは嫌味があるぐらい濃くなりますし、昔の機種かららしいですがノッペリとした絵になります。

なので主に、顕微鏡モードでしか使っていません。(元々、それだけの為に買いましたし)

※オススメはしませんが、ご検討は続けてみてはどうでしょうか?(沢用には良いかも知れませんよ)

おど+
おど+
記事: 241
登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
お住まい: 愛知県
連絡する:

Re: 【奥伊勢】 笠木山・船窪・門の倉・総門山周回縦走

投稿記事 by おど+ »

zippさん、こん**は。

> 奥伊勢までようこそ!です(^^)。

奥伊勢は、年に何度か訪問させてもらってます。 伊勢や台高は時間的には近いのですが、帰りに四日市で渋滞にあうので敬遠気味なだけです。(笑) 高速の迂回路が完成して、渋滞が解消されればモット頻繁に訪れたいですね。

> もしかして、笠木峠じゃなく、地蔵峠からの周回を企ててらっしゃった!?

元々は、行者山からグルっと南亦山を経由して矢ヶ峯までを考えていました。(苦笑)

> 誰もこの道は保守されてないようですね。
>こんなシダのところは、ダニに注意です。

保守はしているのかも知れませんが、シダの成長に追い付いていないのかも知れませんね。 ダニですが、帰宅後確認したらしっかりくっ付かれていました・・・。

>歩く人もほとんどいなかったですが、現在はそれなりに整備されてるのかな?

近場の登山会の方達で整備しているようですね。 古いロープはあったので、昔からそれなりに手は加えられていたのだと思いますが。

> 雪上に残されたウサギの足跡はよく見かけますが、実際に兎と遭遇するのは稀ですよね。

日中には余り見かけませんが、これまでも2回ほど見かけたことはあります。 それにしても、今回は文字通り脱兎の如く走り抜ける姿は初めてです。

> こちらでは、ルリや緑がおおいかな。

鈴鹿は緑のやつみたいですね。 言われれば確かにそんな色だった気がします。

> 747.9三角点のピークだよね。そんな山名が付けられたんだ???
>このピークまでは確か歩いたっけ?10年ほど前(^^;。ヤブっぽい印象しかないけど。

この辺りの山名は、色々と採取されているようですね。 この辺りはシャクナゲが多く、今回の中では一番厄介でした。

> こんな展望岩が、門倉の近くにあったんですねぇ。門倉も展望はいいのですが。
>機会見て行ってみます。

亀岩はお勧めできることろですね。 この辺りは門の倉と言い、見所たくさんなのに、紹介されている書籍(ネット情報も)が少ないのが不思議ですが
皆さん、内緒にしているのかも知れません。(笑)

> 湧水、あったかなぁ?記憶にない…。檻は、クマ檻ですねぇ。

湧き水、この時期だからかも知れませんが、本当に水道水かと思うほど湧き出てましたよ。

勢い良く流れる湧き水
画像

>そして、952mピークは、南総門山と以前は云っていたと記憶します。

今も南総門山と呼ばれているようですね。 北があるから南もでしょうか? 今度はここから竜頭山へ行ってみたいですね。

> 総門山は、林道が通れないので、ここ数年登山者は少ないので道型は薄くなってると思われます。
>フォレストピアから登られる方は稀だと思われます。

フォレストピアの駐車場、朝一番に車が停まっていたので登山かと思いましたが、この日は誰とも会いませんでした・・・。
登山者が減ると、道が藪っぽくなって、ますます入山しなくなりますね。 北総門山までは良い道なので、モット人が入っているかと思ってました。

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