【鈴鹿】甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

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keikoku
記事: 108
登録日時: 2012年1月17日(火) 03:28
お住まい: 愛知県半田市

【鈴鹿】甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

投稿記事 by keikoku »

  愛知県に住む私からすると、鈴鹿の滋賀県側は、三重県側から歩いて行って訪れることはよくあるが、滋賀県側から歩き出すということは余りなかった。しかし、石榑トンネルができ、新名神ができて、ぐっと行きやすくなったということが言える。
 この奥ノ畑谷からの雨乞岳、雨乞岳西尾根ルートも長らく懸案のまま残っていたものだ。今回は、甲津畑から入って行ったので、石榑トンネルを使ったものだが、従来より40分以上は短縮されたであろう。

【 日 付 】 2015年6月20日
【 山 域 】 鈴鹿山脈滋賀県側 
【メンバー】 単 独
【 天 候 】 曇り時々小雨
【 ルート 】 藤切谷林道口8:18-桜地蔵8:52-奥ノ畑谷分岐9:16-奥ノ畑峠10:19-南雨乞岳10:38-10:49雨乞岳11:02-谷へ下りる11:44-奥ノ畑谷出合12:03-奥ノ畑谷分岐12:09-桜地蔵12:28-藤切谷林道口12:57
奥ノ畑谷から雨乞岳西尾根を辿る.jpg
奥ノ畑谷への入り方に不安はあったが、出合を少し過ぎたところにはっきりとした道アトが有り、苦労することなく奥ノ畑谷へ入ることができた。
 地形図通り、緩い勾配の中下草のない気持ちのよい樹林が続いていた。また、しばらく行くと、谷名の由来通りの昔は耕作をしていたと思わせるような小広い原っぱのようなところも広がっていた。また、この辺りは栗の木が多かったが、これも人為的なものの名残であろう。
 最後は、標高940mくらいに右から入ってきていた谷を辿り、奥ノ畑峠に向かう。急登で、最後は谷芯に下りてよじ登る。登り上がるとそこは、笹が枯れて草原のような緩やかな感じの峠だった。
 雨乞岳に向かうに連れ、笹の元気が増し、最後は道アトが隠れてしまって、しばしば外してヤブの中へ入ってしまい、そのたびに元の道アトへ戻るために藪こぎを強いられた。昨日の雨に濡れているものだから、全身ずぶ濡れだ。
 この天候のためか、何とか辿り着いた雨乞岳山頂には誰もいなかった。
 
 雨乞岳山頂でひと休みして、西尾根の入口を探る。山頂より少し北から、西への尾根が続いているようだったので、その辺りのヤブから適当に入る。取り敢えず、道アトのようなものはない。しかし、少し行くとヌタ場が大ききなったような池が有り、その先辺りから獣道なのか、古い杣道なのか分からないような道アトが続いていた。
 さらにしばらく行くと尾根がふたつに分かれるのだが、どちらを辿ればよいのか事前の段階では判断できなかった。そのため、その選択は現地でしようと思っていたが、はっきりとした道アトが北側の尾根に付いていたので、それを辿ることにした。
 鈴鹿では、一般的な登山道ではないところでも、道アトにはだいたいテープなどが付いているものだが、今日辿る奥ノ畑谷にしてもこの西尾根にしても、きわめて目印、テープ類が少ない。道なき道を辿る時、あれば少し安心するし判断の材料にもするのだが、自分の冒険性は薄まってしまう部分もある。こうもないと、本当に自分だけで地図とコンパス、あと確認のGPSを駆使して歩くことになるが、これもまたよい。
 尾根はそのまままっすぐに進むが、ルートは小さな盛り上がりのあるところで90°左に折れなければいけない。腹のような斜面を下りて行くのだが、顕著な特徴のないこのようなところこそ気を付けないといけない。地図、コンパスと首っ引きで慎重に進む。顕著なヤセ尾根に辿り着き、正しさを確認することが出来る。
 しかし、左にガレ場を確認したあと、また緩やかな腹のような尾根をそのまま進んでしまい、本体の進むべきルートから外れてしまった。少し尾根がはっきりとしてきたところで、隣の尾根と間違えて進んだことに気付き、斜面をトラバースして左の尾根に乗り換える。
 このように、間違えたことの確認には、地図付きの携帯GPSが力を発揮してくれる。今からどの方向へ進んだらいいのかの判断は、地図とコンパスでしなければいけないのだが、今予定通りのルートを辿っているのかどうかの判断には、GPSが画期的な活躍をしてくれる。今はこのような道具もあるのだから、安全のためにも極力携帯GPSは、持つべきであろうと思う。
 この辿っている尾根は、基本的には奥ノ畑谷の出合まで続いているので、最後まで辿って奥ノ畑谷と藤切谷の出合に下り立つことは出来るのだが、最後の方は急斜面のようだ。そこで、谷と非常に近づいているところで、谷に下り立つことが肝心だと判断した。しかし、どこから下りるかだ。
 地形図では標高850mに平坦なヤセ尾根が見られるが、実際は小さな盛り上がりが先に有り、ちょっとした鞍部になっているところへ出た。地形図では、非常に緩かに谷に下りているところだが、実際にはけっこう急な斜面が左に見える。しかし、それはほんの少しの間だろうと、そこで意を決して谷へ向かう。しばらくは、急でずり落ちて行くが、木に捕まりながら少しずつ下りるようにする。30mくらい下りると緩やかな斜面に出た。おそらくこの斜面というか尾根を下りてきたらよかったのだろう。しかし、降り口は分からなかったことだろう。
 下りてからは、緩やかな谷が続いている。もう安心だ。左右が谷状になった緩やかなところは、また気持ちのよい樹林の続いているところでもあった。咲き終わったヤマシャクヤクの群落も見られる。時期に来たら、壮観なものだろう。
 その左俣を辿り、奥ノ畑谷との合流点に出た。そこで、登りの時に使った道に出会い、ひと安心だ。あとは、来た道を忠実に辿ればよいだけだ。
最後に編集したユーザー keikoku [ 2015年6月24日(水) 12:21 ], 累計 3 回
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

投稿記事 by 山日和 »

keikokuさん、こんばんは。

奥ノ畑谷への入り方に不安はあったが、出合を少し過ぎたところにはっきりとした道アトが有り、苦労することなく奥ノ畑谷へ入ることができた。

ここも標識までできてわかりやすくなってますね。以前はそこはかとなく踏み跡が谷に向かっていたんですが。 :D

 雨乞岳に向かうに連れ、笹の元気が増し、最後は道アトが隠れてしまって、しばしば外してヤブの中へ入ってしまい、そのたびに元の道アトへ戻るために藪こぎを強いられた。昨日の雨に濡れているものだから、全身ずぶ濡れだ。

雨の後にここを歩くのは根性が要りますね。 :mrgreen:

 さらにしばらく行くと尾根がふたつに分かれるのだが、どちらを辿ればよいのか事前の段階では判断できなかった。そのため、その選択は現地でしようと思っていたが、はっきりとした道アトが北側の尾根に付いていたので、それを辿ることにした。

1048mを通る「真西尾根」の分岐ですね。ホントはこっちが西尾根で、右の尾根を北西尾根と呼ぶべきなんでしょうが、
後者が西尾根として定着してしまいました。「真西尾根」もいいですよ。 :lol:

 鈴鹿では、一般的な登山道ではないところでも、道アトにはだいたいテープなどが付いているものだが、今日辿る奥ノ畑谷にしてもこの西尾根にしても、きわめて目印、テープ類が少ない。

付けるヤツがいれば外すヤツもいるでしょう。 :mrgreen:

 尾根はそのまままっすぐに進むが、ルートは小さな盛り上がりのあるところで90°左に折れなければいけない。腹のような斜面を下りて行くのだが、顕著な特徴のないこのようなところこそ気を付けないといけない。地図、コンパスと首っ引きで慎重に進む。顕著なヤセ尾根に辿り着き、正しさを確認することが出来る。

この尾根は登りでしか使ったことがありませんが、下るのは結構神経使うでしょうね。

 この辿っている尾根は、基本的には奥ノ畑谷の出合まで続いているので、最後まで辿って奥ノ畑谷と藤切谷の出合に下り立つことは出来るのだが、最後の方は急斜面のようだ。そこで、谷と非常に近づいているところで、谷に下り立つことが肝心だと判断した。しかし、どこから下りるかだ。

末端近くまで比較的緩い尾根が続きますよ。最後は藤切谷側の蓮如小屋あたりへソフトランディングできます。

その左俣を辿り、奥ノ畑谷との合流点に出た。そこで、登りの時に使った道に出会い、ひと安心だ。あとは、来た道を忠実に辿ればよいだけだ。

この天候の中、ヒルの被害には遭いませんでしたか?(^^♪

                               山日和

蓮如小屋先の取り付き付近
蓮如小屋先の取り付き付近
落第忍者
記事: 1229
登録日時: 2011年2月20日(日) 15:31
お住まい: 三重県伊賀市
連絡する:

Re: 甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

投稿記事 by 落第忍者 »

keikokuさん、こんばんは。

鈴鹿ならもう歩き尽くされているのかと思っていたら、そうでもないのですね。
やっぱりアクセスが良くないと大変なのでしょう。

初見の道でも何時も通りガンガン歩かれたのでしょうね。
登りはそうでもありませんが、尾根の降りは悩みどころが出てきます。

甲津畑からの千種街道は何回か歩いていますが、奥ノ畑へ入ったのは1回きり。
神崎川左岸オフの時に、途中でbiwacoさんに合流させて貰ったのです。
keikokuさんが下山に使われた西尾根の南の尾根、P1048を通る道でした。
シャクナゲが煩くて苦労した覚えがあります。

南雨乞岳から雨乞岳の間も何回か歩いていますが、先日初めてまともに歩くことができました。
締まった雪が乗っている時は笹の上を快適に歩けたこともあります。
笹を掻き分ける時は、kitayamaさんのアドバイスのように足元を確認しながら進まないと外すことが多いです。
雨にしても露にしても濡れていると大変ですね。
暑い時期は何とかなりますが、濡れると拙い時期には遅滞無くカッパのズボンだけでも履いたほうが良さそうです。

人跡が全くないと不安になりますので、少しはあったほうがいいかもしれません。
見苦しいものや、いくら何でも付け過ぎというものは遠慮したいですけどね。
私は山歩きを始めてすぐにGPSを買ってしまったので頼りきりですが、地形図と併用する必要はあります。
電子コンパスよりもアナログコンパスのほうが使いやすいですし。

最後にいい群落に出会われたみたいですね。
来年の花の時期には訪ねてみたいものです。
落第忍者
pana
記事: 190
登録日時: 2011年3月07日(月) 19:16

Re: 甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

投稿記事 by pana »

keikokuさんこんばんわ~
風邪は治りましたか~


【 ルート 】 甲津畑から藤切谷、奥ノ畑谷、奥ノ畑峠、雨乞岳、西尾根、奥ノ畑谷周回

私の好きなコースなので、反応しちゃいました。
鈴鹿源流の辻さんがよく行っていて、辻さんの後追いをしました。


奥ノ畑谷への入り方に不安はあったが、出合を少し過ぎたところにはっきりとした道アトが有り、苦労することなく奥ノ畑谷へ入ることができた。 

昔はよかったです、入り口付近はヤマシャクが咲いていて・・・



 雨乞岳に向かうに連れ、笹の元気が増し、最後は道アトが隠れてしまって、しばしば外してヤブの中へ入ってしまい、そのたびに元の道アトへ戻るために藪こぎを強いられた。昨日の雨に濡れているものだから、全身ずぶ濡れだ。
 この天候のためか、何とか辿り着いた雨乞岳山頂には誰もいなかった。
 

藪が少なくなった鈴鹿で、ちょっとうれしいような光景ですね。
以前歩いた時はズボンにダニがたくさんついていて(><)

 
 尾根はそのまままっすぐに進むが、ルートは小さな盛り上がりのあるところで90°左に折れなければいけない。腹のような斜面を下りて行くのだが、顕著な特徴のないこのようなところこそ気を付けないといけない。地図、コンパスと首っ引きで慎重に進む。顕著なヤセ尾根に辿り着き、正しさを確認することが出来る。
 

冬の方が分かりやすいですね。
私はこのコース、一番は雪の季節、2番がシロモジの黄葉の季節、3番が新緑の季節です、奥の畑は藤野花が花盛りです。。
奥の畑峠から南雨乞に向かうコース、まるでアルプスのようです。
写真載せますね。


 その左俣を辿り、奥ノ畑谷との合流点に出た。そこで、登りの時に使った道に出会い、ひと安心だ。あとは、来た道を忠実に辿ればよいだけだ。[/quote]

ご苦労様でした。
今の季節、ヒルが待ち受けているため、このコースは私の中ではお休みですが・・・
私は日曜日雨の芦生でした。
物好きでしょう~♪


添付ファイル
RIMG0078.JPG
2011.0209a.jpg
アバター
柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

投稿記事 by 柳川洞吹 »

keikokuさん こんばんは
  
  鈴鹿では、一般的な登山道ではないところでも、道アトにはだいたいテープなどが付いているものだが、
  今日辿る奥ノ畑谷にしてもこの西尾根にしても、きわめて目印、テープ類が少ない。


テープ類にも栄枯盛衰があるようで、
keikokuさんは、奥ノ畑も西尾根もテープの少ない時期にあたったんでしょうね。
テープ魔が通ってめちゃくちゃになってるときもありますからね。

  道なき道を辿る時、あれば少し安心するし判断の材料にもするのだが、
  自分の冒険性は薄まってしまう部分もある。
  こうもないと、本当に自分だけで地図とコンパス、
  あと確認のGPSを駆使して歩くことになるが、これもまたよい。


テープは、あればあるでうるさいし、なければないで心配で……というところでしょうか。
ワシも正直言うと、よく歩いているフィールドは一本のテープも付けてほしくないけど、
道のないはじめての山で「ホントにこれでいいのかな」と思い始めたとき、
テープに出会うとホッとしますからね。自分勝手なもんです。
今回のようにテープがないと、
地形図とコンパスだけがたよりの山旅に原点回帰ですね。

  尾根はそのまままっすぐに進むが、ルートは小さな盛り上がりのあるところで90°左に折れなければいけない。
  腹のような斜面を下りて行くのだが、顕著な特徴のないこのようなところこそ気を付けないといけない。
  地図、コンパスと首っ引きで慎重に進む。
  顕著なヤセ尾根に辿り着き、正しさを確認することが出来る。
  このように、間違えたことの確認には、地図付きの携帯GPSが力を発揮してくれる。
  今からどの方向へ進んだらいいのかの判断は、地図とコンパスでしなければいけないのだが、
  今予定通りのルートを辿っているのかどうかの判断には、GPSが画期的な活躍をしてくれる。
  今はこのような道具もあるのだから、安全のためにも極力携帯GPSは、持つべきであろうと思う。


ワシもGPS持って現在位置確認しますけど、あくまで読図のバックアップ。
keikokuさんと同じように、やはり基本は読図と予測と現地照合、これに尽きます。
今からどっちへ行くのか進路選定するときは絶対に地形図とコンパスですね。

  地形図では標高850mに平坦なヤセ尾根が見られるが、
  実際は小さな盛り上がりが先に有り、ちょっとした鞍部になっているところへ出た。
  地形図では、非常に緩かに谷に下りているところだが、実際にはけっこう急な斜面が左に見える。
  しかし、それはほんの少しの間だろうと、そこで意を決して谷へ向かう。
  しばらくは、急でずり落ちて行くが、木に捕まりながら少しずつ下りるようにする。
  30mくらい下りると緩やかな斜面に出た。
  おそらくこの斜面というか尾根を下りてきたらよかったのだろう。しかし、降り口は分からなかったことだろう。

 
地形図で予測した地形と現地地形との相違が起きることがありますが、
現在位置確定と進行方向確定を確実にやっていれば、たいていはすぐに解決しますね。

  下りてからは、緩やかな谷が続いている。
  もう安心だ。左右が谷状になった緩やかなところは、また気持ちのよい樹林の続いているところでもあった。


奥ノ畑の一ノ谷ですね。
西尾根から降りたところにある平坦地の樹林帯は、
雰囲気がいいのでワシも好きなところです。

  その左俣を辿り、奥ノ畑谷との合流点に出た。
  そこで、登りの時に使った道に出会い、ひと安心だ。
  あとは、来た道を忠実に辿ればよいだけだ。


ルートファインディングのドキドキワクワク感が伝わってきて、
楽しく読ませていただきました。
お疲れさまー。

よい山旅を!
                   洞吹(どうすい)
keikoku
記事: 108
登録日時: 2012年1月17日(火) 03:28
お住まい: 愛知県半田市

Re: 甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

投稿記事 by keikoku »

山日和さん、おはよう御座います。

ここも標識までできてわかりやすくなってますね。以前はそこはかとなく踏み跡が谷に向かっていたんですが。
 奥ノ畑谷を示す標識はなかったんですが、杉峠への標識などが有りました。また、奥ノ畑谷への道アトは、はっきりとしていましたね。残念ながら、とても「そこはかとなく踏み跡が谷に向かっていた」感じではなく、はっきりとした道アトになっていました。

雨の後にここを歩くのは根性が要りますね。
 何も知らずに、考えずに突っ込んだものでしたので、山頂に着いてから、あれあれずぶ濡れだということでした。

1048mを通る「真西尾根」の分岐ですね。ホントはこっちが西尾根で、右の尾根を北西尾根と呼ぶべきなんでしょうが、
後者が西尾根として定着してしまいました。「真西尾根」もいいですよ。

 まあ、上の尾根が奥ノ畑谷出合まで行っているので、西尾根の称号はそちらに与えてもよいでしょう。それよりも「真西尾根」がいいですよ。ちょっと短いかもしれんが、「俺がホントなんだぞ。」感ありありで。

この尾根は登りでしか使ったことがありませんが、下るのは結構神経使うでしょうね。
 確かに、登りよりも下りの方がたいへんですが、終わってみればその方がおもしろかったということになりますよね。

末端近くまで比較的緩い尾根が続きますよ。最後は藤切谷側の蓮如小屋あたりへソフトランディングできます。
 山日和さんのアドバイスだったか、kitayama-walkさんもそのルートで歩いていたんですね。それは、私が下りた少し先で右の尾根にルートを取るんですね。私は、末端まで行くことしか思わなかったので、それだと最後たいへんかなあと思った次第でした。

この天候の中、ヒルの被害には遭いませんでしたか?(^^♪
 ヒルのことは、まったく頭になかったんですが、戻って靴を脱いだら、左脚に巻いていたサポーターの上に2匹ウロウロしていました。ギリギリセーフというところでした。まあ、通行料代わりに多少の献血は覚悟しておりますが。
 また、いろいろ教えて下さい。

            sakakibara
keikoku
記事: 108
登録日時: 2012年1月17日(火) 03:28
お住まい: 愛知県半田市

Re: 甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

投稿記事 by keikoku »

落第忍者さん、おはよう御座います。

鈴鹿ならもう歩き尽くされているのかと思っていたら、そうでもないのですね。
やっぱりアクセスが良くないと大変なのでしょう。

 とんでもないです。まだまだ歩き残しているところは多いですよ。やはり、滋賀県側から登り始める辺りは、まだまだあります。

初見の道でも何時も通りガンガン歩かれたのでしょうね。
登りはそうでもありませんが、尾根の降りは悩みどころが出てきます。

 そうですね。登りはイケイケでも、下りは地図とコンパスのにらめっこというところですね。

keikokuさんが下山に使われた西尾根の南の尾根、P1048を通る道でした。
シャクナゲが煩くて苦労した覚えがあります。

 その尾根は、ぜひ次の機会にチャレンジしてみたいと思います。

南雨乞岳から雨乞岳の間も何回か歩いていますが、先日初めてまともに歩くことができました。
 10年以上前は、鈴鹿中そんなもんでしたが、今はササが枯れてしまって、ホントにもうあの辺りだけになってしまいましたね。

笹を掻き分ける時は、kitayamaさんのアドバイスのように足元を確認しながら進まないと外すことが多いです。
 確認しようにも、ササで覆われているので、足でその感覚を探るのですが、水滴でビタビタなのもあって、なかなかよく分からなかったです。

暑い時期は何とかなりますが、濡れると拙い時期には遅滞無くカッパのズボンだけでも履いたほうが良さそうです。
 まったくその通りでした。

私は山歩きを始めてすぐにGPSを買ってしまったので頼りきりですが、地形図と併用する必要はあります。
電子コンパスよりもアナログコンパスのほうが使いやすいですし。

 まったくその通りで、やはりまずは地図とコンパスですよね。あと確認にはGPSは最高ですが、すべて頼ろうとするとけっこう違う方向へ行っていまいます。

最後にいい群落に出会われたみたいですね。
来年の花の時期には訪ねてみたいものです。

 その辺の時期に訪れる楽しみが出来たというものですよね。

                  sakakibara
keikoku
記事: 108
登録日時: 2012年1月17日(火) 03:28
お住まい: 愛知県半田市

Re: 甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

投稿記事 by keikoku »

panaちゃん、お早う御座います。

風邪は治りましたか~
 かおりさんに移して直りました。

鈴鹿源流の辻さんがよく行っていて、辻さんの後追いをしました。
 実は、私も辻さんの話から、雨乞岳の西尾根を辿ってみようと思ったわけですが、最初に思ったのはもう15年以上前ですよ。その頃は、とてもではないが、ヤブがひどくて、突っ込めるものでもないと思いました。

昔はよかったです、入り口付近はヤマシャクが咲いていて・・・
 そんな辺りにもあったですか。奥ノ畑谷の左俣(一ノ谷)には、咲き終わったものが多く見受けられましたが。

藪が少なくなった鈴鹿で、ちょっとうれしいような光景ですね。
以前歩いた時はズボンにダニがたくさんついていて(><)

 本当に歩きやすくなりました。鈴鹿の歴史から言うと、今がほんのちょっとの特別な時期なんでしょうが。ダニと言えば、前回のお昼を思い出します。私は、まともに見たのはあれが初めてで、あの大きさに驚きました。ダニというと、目に見えないくらいのものだと思っていたものですから。

私はこのコース、一番は雪の季節、2番がシロモジの黄葉の季節、3番が新緑の季節です、奥の畑は藤野花が花盛りです。。
奥の畑峠から南雨乞に向かうコース、まるでアルプスのようです。

 それぞれの季節で、それぞれの顔を見せてくれて、それぞれに楽しめて、本当にきれいですね。最近は、何よりもそんな雰囲気の違いが嬉しく楽しいと強く感じるようになりました。

今の季節、ヒルが待ち受けているため、このコースは私の中ではお休みですが・・・
私は日曜日雨の芦生でした。
物好きでしょう~♪

 ぜひまた芦生の森にもご案内下さい。あの標高で、原生林が残っているのを初めて見ました。普通は、人の手が入ってしまうものですからね。もちろん、そんな2次林もいいんですが、あの原生林はまた深いものがありますね。
 いろいろな森が楽しめるようになったことも嬉しいです。

              sakakibara
keikoku
記事: 108
登録日時: 2012年1月17日(火) 03:28
お住まい: 愛知県半田市

Re: 甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

投稿記事 by keikoku »

洞吹さん、お早う御座います。
  
テープ類にも栄枯盛衰があるようで、
keikokuさんは、奥ノ畑も西尾根もテープの少ない時期にあたったんでしょうね。
テープ魔が通ってめちゃくちゃになってるときもありますからね。

 そうですか。そうなると奥ノ畑谷も西尾根もテープのたくさん有った時もあったのでしょうね。

テープは、あればあるでうるさいし、なければないで心配で……というところでしょうか。
ワシも正直言うと、よく歩いているフィールドは一本のテープも付けてほしくないけど、
道のないはじめての山で「ホントにこれでいいのかな」と思い始めたとき、
テープに出会うとホッとしますからね。自分勝手なもんです。

 ホント、勝手なものですが、そんなものですね。

今回のようにテープがないと、
地形図とコンパスだけがたよりの山旅に原点回帰ですね。

 たいへんでしたが、終わってみればより楽しめました。

ワシもGPS持って現在位置確認しますけど、あくまで読図のバックアップ。
keikokuさんと同じように、やはり基本は読図と予測と現地照合、これに尽きます。
今からどっちへ行くのか進路選定するときは絶対に地形図とコンパスですね。

 まったくその通りですね。GPSは確認は今までになかった画期的な情報をもたらしてくれますが、あくまでそれは、あと確認。今からどっちの方へ進んだらいいかを頼るとけっこう間違ってしまいます。あくまで、進行方向は地図とコンパスで導き出さないといけませんね。
 しかし、訳の分からんところを歩いてきた時に、家でGPSの軌跡を確認するのは、その日一日の歩きの試験結果をもらうようなものですね。とんでもないようなところを歩いてきた時の方が、より帰ってからの楽しみは大きいですね。それもGPSに負うところ大です。

地形図で予測した地形と現地地形との相違が起きることがありますが、
現在位置確定と進行方向確定を確実にやっていれば、たいていはすぐに解決しますね。

 地形図の等高線は、本当に驚くほど正確ですね。まあ、時々あれっと思わされることもありますが、そんなことくらいは許してあげようの範囲だと思っています。ただ、地形図の道アトは、いい加減なものが多く、それもまた違う意味で驚くほどです。

奥ノ畑の一ノ谷ですね。
西尾根から降りたところにある平坦地の樹林帯は、
雰囲気がいいのでワシも好きなところです。

 本当にいいところだと思いました。天候が曇り時々雨というようなものでしたが、それでもよかったですね。また、晴れた日にぜひ訪れたいものです。

ルートファインディングのドキドキワクワク感が伝わってきて、
楽しく読ませていただきました。

 西尾根、真西尾根の話は、kitayama-walkさんのところの洞吹さんのお話を見ました。ぜひ、今度は、真西尾根を辿ってみたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。

              sakakibara
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【鈴鹿】甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

投稿記事 by 宮指路 »

keikoku、こんばんは
一昨年の冬にほぼ同じコースを登りました。尾根に上がるポイントは反対側にハート型の崩壊地がある所でした。
ここのポイントは楽でした。

下りは北西に尾根を辿って、最後は蓮如上人の小屋跡にでましたが
着地点はかなり急でした。

                    宮指路
keikoku
記事: 108
登録日時: 2012年1月17日(火) 03:28
お住まい: 愛知県半田市

Re: 【鈴鹿】甲津畑から奥ノ畑谷、雨乞岳西尾根周回

投稿記事 by keikoku »

    宮指路さん、こんばんは。

 御無沙汰しております。いつぞやは、幌尻岳山行のアドバイス、どうもありがとう御座いました。

尾根に上がるポイントは反対側にハート型の崩壊地がある所でした。
ここのポイントは楽でした。

 確かにそうですね。kitayama-walkさんもその辺りに登り着いたようです。私は、ルートを考えず、あくまでその辺りの稜線で一番低いところへ上がろうと考えましたが、結局最後は苦労しました。おそらく、奥ノ畑谷の道がよく歩かれていた頃も、宮指路さんが歩かれたようなルートだったことでしょうね。

下りは北西に尾根を辿って、最後は蓮如上人の小屋跡にでましたが
着地点はかなり急でした。

 けっこう多くの人たちが、その小屋跡へ降りられているようですが、私は地図からけっこう険しいのではと思いましたが、そんなに苦労もなくという意見もあるようでした。私は、今回下りたルートにちょっと尾根からの下降点を変えるのが、一番楽なように思いましたが、それは次回確認して来たいと思っています。

 ありがとう御座いました。

             k.sakakibara
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