【鈴鹿中部】雨乞岳-杉峠で無念の?敗退

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kitayama-walk
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登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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【鈴鹿中部】雨乞岳-杉峠で無念の?敗退

投稿記事 by kitayama-walk »

【日 付】 2015年1月11日(日)
【天 候】 晴れ後曇り(吹雪)後晴れ
【山 域】 鈴鹿中部
【メンバー】 kitayama-walk(単独行)

【コース】 7:40鳴野橋駐車地-8:10杉谷善住坊かくれ岩-8:45桜地蔵尊-9:15古屋敷跡(ツルベ谷分岐)-9:30蓮如上人旧跡-9:40大シデ-10:10シデの並木-10:50一反ぼうそう-11:40杉峠11:50-12:05一反ぼうそう-12:45蓮如上人旧跡13:45-14:00古屋敷跡-14:25桜地蔵尊-14:55杉谷善住坊かくれ岩-15:20鳴野橋駐車地
GPS軌跡図
GPS軌跡図
 正月明けの雪山第二弾はどこに行こうかと思案した。この三連休は中日の11日しか山に行くことができない予定である。天気予報は、鈴鹿南部は晴れ、北部はみぞれ、中部は中間でよさそうで悪そうだ。こればかりは行ってみないとわからない。年末の登納めがイブネだったので、今度は雨乞岳に登ろうと考えた。

 八日市ICを下りて甲津畑に向かうと、雨乞岳方面は雲があるものの、明るい。これは晴れてきそうだとテンションが上がる。除雪された甲津畑の集落を抜けると少し雪が出てきたが、さほどでもない。しかし、グリーンランドを過ぎると除雪されていないので、一気に雪道となった。見たところ50㎝ほどの積雪だ。これまで何度も訪れているが、一番の積雪量である。先行車の轍があるので、そのまま進むことにした。昨年乗り換えたスバルのSUVフォレスターにはX-modeという機能がついているので、早速スイッチオン。これは雪道ではタイヤの空転を制御し、スタック防止の機能である。なるほど少しタイヤが滑ったと思うも、車は止まることなく前進してくれる。ハンドル操作に集中して、何とか鳴野橋手前までやってくることができた。しかし、先行車は駐まっておらず、轍は橋を越えて続いている。登山者の車ではなく作業車なのだろうか。
鳴野橋手前付近の林道の様子
鳴野橋手前付近の林道の様子
 身支度を整えて岩谷林道に入ると、最初から30㎝ほどの積雪だ。トレースがあると思っていたが、全くない。今年に入ってから千種街道を歩いた人はいないようだ。歩き始めからスノーシューと履くのは初めてのことだ。しかし、水分をたくさん含んだ雪であるため体力の消耗が予想された。杉谷善住坊のかくれ岩を過ぎると林道が崩落しているところがある。ここがそのまま通過できないので山側に高巻いた。やがて桜地蔵尊にやってきた。足取りは重いものの、青空が広がりテンションが上がってきた。藤切川に架かる橋を渡り、タイジョウへの分岐を左手に見送ると最初の避難小屋に到着した。休憩することなく先に進む。ここからは、無雪期でも右手の谷に落ちそうな箇所が出てくる。今日はそこも雪に埋まっている。スノーシューで足場を固めながら一歩一歩注意しながら進む。やがて古屋敷跡(ツルベ谷分岐)を通過し、左岸へ渡渉し、奥の畑分岐を右手に見送ると蓮如上人旧跡に着いた。辺り一面の積雪で、ここにある避難小屋も雪の中に埋もれているという感じだ。ここまで2時間弱といつもより時間がかかっている。テルモスに入れたコーヒーを飲んで小休止だ。
青空が広がってきた
青空が広がってきた
蓮如上人旧跡の小屋
蓮如上人旧跡の小屋
 蓮如上人旧跡での小休止の後、すぐに大シデに到着した。雪に覆われた中で大きく空に枝を伸ばしているシデを見ると逞しく感じられる。青空も見えており、今日は雨乞岳山頂から素晴らしい景色を堪能できることに期待が膨らんだ。大シデを通過すると、積雪のためルートがよくわからなくなるが、谷の左岸沿いに進み、やがて右岸に渡渉する橋にやってきた。ここは橋を渡り右岸の道に這い上がることになるところだが、今日は雪に埋もれているので大変だ。何とかよじ登り、右岸のルートを進むと、シデの並木にやってきた。ここは旧向山鉱山跡でもある。雪を被った樹木が林立している景色は自然の生命力を感じさせる。ここから再び左岸に渡渉する橋を渡ると、次第に雪が深くなってきた。やがて一反ぼうそうと呼ばれるミズナラの大木にやってきた。大シデよりさらにたくさんの雪を被っていて、いい感じだ。これまで見えていた青空がなくなり、灰色に変わっているのが気にかかるが、前進するしかない。この先は右岸に渡渉して、杉峠直下の避難小屋に到着することになるが、いつもの登山道が雪に埋もれているため、かなり手前から渡渉しやすい所を選んで右岸に渡る。深い雪を蹴って登っていくと、避難小屋が見えてきた。
大シデも健在だ
大シデも健在だ
一反ぼうそうも雪を被っている
一反ぼうそうも雪を被っている
 この避難小屋から杉峠までは距離的には短いが、トラバース道になっていて、補助ロープが設けてあるところである。今日は積雪のため道がわからないので、記憶を辿りながら進む。実はここからが最難関のところであった。トラバースは雪に覆われると、雪の斜面になっているので、スノーシューで足場を作りながら進まなければならない。その雪の足場が崩れると、左手の谷に転落することになるので、細心の注意を要するところである。雪に埋もれた補助ロープを探しながら進むが、次第に小雪が舞い始めた。予想された好天が荒天に変わってきた。危険な箇所の通過と合わせてテンションが急降下だ。そうはいっても転落するわけにはいかないので本当に一歩ずつ慎重に前進する。何とか記憶を蘇らしながら進むと、覚えのある杉峠までやってきた。出発からすでに4時間が経過している。しかし、すでに青空はなく、モノトーンの世界だ。積雪は1mほどであろうか。ここから右手にとって雨乞岳に急登していくことになるが、この状態ではさらに雪が深くなり、もがくことになることは必至であろうと思われた。雨乞岳までの往復時間、そして杉峠から甲津畑までの帰りの時間を考えると余裕がない。そして小雪がちらついてきたかと思うと吹雪いてきた。この天候では雨乞岳山頂に行っても眺望もないので、今日は杉峠で退却することにした。
ようやく杉峠に辿り着いた
ようやく杉峠に辿り着いた
 退却するとしても、杉峠から直下の避難小屋までのトラバース道の通過が危険であるため、再び緊張を強いられるが、今度も何とか転落することなく、通過することができた。避難小屋でランチと思っていたが、あまりに寂しい感じなので、そのまま通過して、蓮如上人旧跡まで戻ってランチにすることにした。ピストンなので歩いてきたトレースを忠実に辿ればよい。杉峠からは1時間ほどで蓮如上人旧跡まで戻ってきた。先ほどまで吹雪いていた天気も元に戻り、空が明るくなってきた。小屋の中ではなく、ベンチでランチだ。今日は、カレーうどんではなく、コンビニで調達してきた豆腐チゲ鍋だ。追加の野菜、天ぷら、豚バラ肉も入れて、ぐつぐつと煮込む。杉峠で撤退したのは残念だが、冷たいビールで乾杯だ!ふー、うまい。再び青空がのぞいてきたので、気持ちよくなり1時間ほどのランチタイムを楽しむことができた。あとは、往路を辿って鳴野橋の駐車地まで戻った。今日は誰にも会わなかった。
本日のランチは豆腐チゲ鍋だ
本日のランチは豆腐チゲ鍋だ
written by kitayama-walk
Amagami
記事: 44
登録日時: 2011年12月15日(木) 11:21

Re: 【鈴鹿中部】雨乞岳-杉峠で無念の?敗退

投稿記事 by Amagami »

kitayama-walkさん 深雪の中をよく杉峠まで行かれましたね、さすがです。昨年末に同じ所を歩いてますので印象が新鮮です。
杉谷善住坊のかくれ岩を過ぎると林道が崩落しているところがある。ここがそのまま通過できないので山側に高巻いた。
林道崩落部
林道崩落部
PC210014_400.jpg (81.6 KiB) 閲覧された回数 1886 回
雪があまりなくても怖そうな所です。だいぶ高巻く必要がありそうですね。
ここからは、無雪期でも右手の谷に落ちそうな箇所が出てくる。今日はそこも雪に埋まっている。スノーシューで足場を固めながら一歩一歩注意しながら進む。
斜めの橋をわたった所の右岸道
斜めの橋をわたった所の右岸道
PC210043_400.jpg (82.93 KiB) 閲覧された回数 1886 回
この程度の積雪でも注意が必要なので大雪では雪の滑り台ですね。
実はここからが最難関のところであった。トラバースは雪に覆われると、雪の斜面になっているので、スノーシューで足場を作りながら進まなければならない。その雪の足場が崩れると、左手の谷に転落することになるので、細心の注意を要するところである。雪に埋もれた補助ロープを探しながら進むが、次第に小雪が舞い始めた。
峠下のトラバース
峠下のトラバース
PC210072_400.jpg (81.04 KiB) 閲覧された回数 1886 回
大雪だと僕ならギブアップする所です。

悪天候をものともしない馬力に脱帽です。
   Amagami
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿中部】雨乞岳-杉峠で無念の?敗退

投稿記事 by 山日和 »

kitayama-walkさん、こんばんは。

天気予報は、鈴鹿南部は晴れ、北部はみぞれ、中部は中間でよさそうで悪そうだ。こればかりは行ってみないとわからない。

というわけで、私は国見岳でした。まあ、半分正解というとこでしょうか。 :D

しかし、グリーンランドを過ぎると除雪されていないので、一気に雪道となった。見たところ50㎝ほどの積雪だ。これまで何度も訪れているが、一番の積雪量である。

2度ばかりグリーンランドから歩き出したことがあります。一度はタイジョウが目的でしたが、ここからラッセルするようでは敗退必至です。

[attachment=0]P1170010_1.JPG[/attachment]
先行車の轍があるので、そのまま進むことにした。昨年乗り換えたスバルのSUVフォレスターにはX-modeという機能がついているので、早速スイッチオン。これは雪道ではタイヤの空転を制御し、スタック防止の機能である。なるほど少しタイヤが滑ったと思うも、車は止まることなく前進してくれる。

これいいなあ。新しいアウトバックにも採用されてますよね。これがあれば昨年の初登りもあんな目に合わずに済んだかも。

歩き始めからスノーシューと履くのは初めてのことだ。しかし、水分をたくさん含んだ雪であるため体力の消耗が予想された。

そうでしたか。グリーンランドからスノーシューを履いてラッセル開始したら嫌になりますよ。 :mrgreen:

やがて古屋敷跡(ツルベ谷分岐)を通過し、左岸へ渡渉し、奥の畑分岐を右手に見送ると蓮如上人旧跡に着いた。辺り一面の積雪で、ここにある避難小屋も雪の中に埋もれているという感じだ。ここまで2時間弱といつもより時間がかかっている。テルモスに入れたコーヒーを飲んで小休止だ。

ここまで2時間弱なら、もっと雪が深くなるここから先が思いやられますね。
私ならここでランチか。(そういう時もありました^^;)

谷の左岸沿いに進み、やがて右岸に渡渉する橋にやってきた。ここは橋を渡り右岸の道に這い上がることになるところだが、今日は雪に埋もれているので大変だ。

ここをよじ登る最中に嫌気がさしてやめました。

[attachment=1]P1170033_1.JPG[/attachment]
この避難小屋から杉峠までは距離的には短いが、トラバース道になっていて、補助ロープが設けてあるところである。今日は積雪のため道がわからないので、記憶を辿りながら進む。実はここからが最難関のところであった。トラバースは雪に覆われると、雪の斜面になっているので、スノーシューで足場を作りながら進まなければならない。その雪の足場が崩れると、左手の谷に転落することになるので、細心の注意を要するところである。

このトラバース道は雪が積もるとかなり危ないですね。道にこだわらずルート工作する方がいいかもしれません。

この状態ではさらに雪が深くなり、もがくことになることは必至であろうと思われた。雨乞岳までの往復時間、そして杉峠から甲津畑までの帰りの時間を考えると余裕がない。そして小雪がちらついてきたかと思うと吹雪いてきた。この天候では雨乞岳山頂に行っても眺望もないので、今日は杉峠で退却することにした。

まあ正解でしょう。こんな天気で雨乞に立つ意味もないし。私はまだ晴れてるうちに国見に着いたのでラッキーでした。

[attachment=2]DSCF2293_1_1.JPG[/attachment]
再び青空がのぞいてきたので、気持ちよくなり1時間ほどのランチタイムを楽しむことができた。あとは、往路を辿って鳴野橋の駐車地まで戻った。今日は誰にも会わなかった。

悔しいけど、最後に晴れるのは気持ちのいいもんです。珍しいkitayama-walkさんの敗退レポ。お疲れさまでした。 :lol:

山日和
添付ファイル
かくれ岩の手前の林道
かくれ岩の手前の林道
P1170033_1.JPG
DSCF2293_1_1.JPG
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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Re: 【鈴鹿中部】雨乞岳-杉峠で無念の?敗退

投稿記事 by kitayama-walk »

Amagamiさん お久しぶりですね。

> 深雪の中をよく杉峠まで行かれましたね、さすがです。昨年末に同じ所を歩いてますので印象が新鮮です。

 私も、amagamiさんのHPの山レポ(12/21)を拝見しました。実は、それで昨年の山納めに12/30にイブネに登っています。
この山行はブログには未だにアップできていませんが。このときは、amagamiさんの12/21とほぼ同じような積雪で、雪が少な
いなあと思いました。しかし、今回はビックリするほどの積雪量でした。本当は、杉峠から雨乞岳に登り、西尾根を下る予定で
した。

> (杉谷善住坊のかくれ岩を過ぎると林道が崩落しているところがある)雪があまりなくても怖そうな所です。
> だいぶ高巻く必要がありそうですね。


 この崩落箇所は12/30の山行で知っていました。そもそもこの岩谷林道は、林道補修をするということで通行止めになってい
たと思うのです。にもかかわらず、ここが未だに補修できていませんね。高巻きの道が設置してありましたよね。12/30のとき
は高巻きせずにそのまま通過しましたが、今回は無理で高巻きました。
崩落箇所-ここはそのまま通過できないので高巻き
崩落箇所-ここはそのまま通過できないので高巻き
> この程度の積雪でも注意が必要なので、大雪では雪の滑り台ですね。

 滑り台になっているところが結構ありました。いつもは補助ロープが設置してあるところです。スノーシューを履いていなけれ
ば何ということもないのですが。
最初の橋です
最初の橋です
 大シデを通過して、その先にある橋を右岸に渡るところがありますよね。そこからよじ登るのにちょっと苦労しました。それか
ら再び雪の滑り台になっていました。スノーシューを外せば苦労しないのでしょうが、面倒くさいので、そのまま足場を作って
通過しました。
大シデを通過してから渡る橋
大シデを通過してから渡る橋
> (最後の避難小屋からが最難関のところ)、大雪だと僕ならギブアップする所です。
> 悪天候をものともしない馬力に脱帽です。


 まだ時間的には余裕がありましたので、杉峠以前で敗退するのは避けたかったです。トレースが全くないので少々不安を
抱えながら、無雪期の記憶を辿りながら前進しました。天気がよければテンションが上がるのですが、次第の悪くなってきて
小雪もちらついてきたので気持ちが折れそうになりました。でも、ここで敗退したのでは・・と思い、何としても杉峠までは行こ
うと頑張りました。 よく見ると、 固定ロープを見つけることができたので、コースは間違っていないことを確認しながら進みま
した。
最後の避難小屋
最後の避難小屋
杉峠にて
杉峠にて
 何とか杉峠までは辿り着きました。積雪は1mくらいでしょうか。いつもよりはたくさんの雪がありましたが、びっくりするほど
ではありませんでした。ただ、ここから雨乞岳までのルートはさらに深雪になっていることが予想され、もがくだろうなと思い
撤退を決断したわけです。もし、天気がよかったならば雨乞岳山頂に向かっていたかも知れませんね。生憎の天気になって
いたので、そう未練もなく、敗退を決めました。私にしてみれば珍しいです。
written by kitayama-walk
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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Re: 【鈴鹿中部】雨乞岳-杉峠で無念の?敗退

投稿記事 by kitayama-walk »

 山日和さん、こんばんは。

> 天気予報は、鈴鹿南部は晴れ、北部はみぞれ、中部は中間でよさそうで悪そうだ。こればかりは行ってみないと
> わからない。というわけで、私は国見岳でした。まあ、半分正解というとこでしょうか。


 山日和さんは、昨年末あたりから天気に恵まれていますね。というか、読みがズバリ当たっています。私とはえらい違い
です。その調子で、2月3月のスノー衆を晴天の下で挙行して下さいね。

> 二度ばかりグリーンランドから歩き出したことがあります。一度はタイジョウが目的でしたが、ここからラッセルするようで
> は敗退必至です。


今回も先行車の轍がなければ、グリーンランドより先に進んでいないと思います。なので、最初から敗退というか、もっと南部に転進
したでしょうね。

> (スバルのSUVフォレスターにはX-modeという機能がついている)これいいなあ。新しいアウトバックにも採用されてますよね。
> これがあれば昨年の初登りもあんな目に合わずに済んだかも。


ああ、滋賀県側の小又谷からの御池岳ですね。ディーラーの担当者がX-modeの説明をしていましたが、ほんとど使わないでしょう
という感じでした。今回はその威力を発揮してくれました。つまり深雪の中でも車が停止することなく、どんどん進んでくれるのですね。
車に積んでいるスコップや茣蓙は不要かも知れません。
http://ad.impress.co.jp/special/subaru1301_2/

> グリーンランドからスノーシューを履いてラッセル開始したら嫌になりますよ。

 それは頭にありませんでしたね。先ほども言ったように、グリーンランドからラッセルしなければならないようなら、どこかに転進した
ことでしょうから。

> (蓮如上人旧跡に着いた。ここまで2時間弱といつもより時間がかかっている)
> ここまで2時間弱なら、もっと雪が深くなるここから先が思いやられますね。私ならここでランチか。


 いつもなら、多少雪があっても1時間半程度でやってくるところです。まだ時刻9:30なのでランチには早すぎます。あと2時間も
あれば杉峠までなら辿り着けるだろうと思っていました。当初は北谷左岸尾根からアゲンギョに出て、そこから杉峠→雨乞岳→
西尾根なんて考えていましたが、鳴野橋に着いたときから、そんな考えは吹っ飛びました。


> (やがて右岸に渡る橋から右岸の道に這い上がることになる) ここをよじ登る最中に嫌気がさしてやめました。

 この橋を渡ると、左側から回り込むようにして登山道に上がっていきますよね。このときは、回り込まずにそのまま這い上がり
ました。途中でズルズルと滑り落ちましたが、ストックで支えながら、スノーシューのクランボンを食い込ませて!這い上がっても
道が雪で覆われていて滑り台になっていました。

> (最終避難小屋から先の)トラバース道は雪が積もるとかなり危ないですね。道にこだわらずルート工作する方がいいかもしれません。

 私もそう思ったのですが、年末に歩いたばかりのところだったので、まだ記憶が鮮明だったことから、ルートどおりに歩きました。
このあたりは標高も1000mくらいなので雪が固まっているので、滑りにくくなっていたと思います。

> (杉峠で退却)まあ正解でしょう。こんな天気で雨乞に立つ意味もないし。私はまだ晴れてるうちに国見に着いたのでラッキーでした。

 そう言って慰めていただき、ありがとうございます。

> 悔しいけど、最後に晴れるのは気持ちのいいもんです。珍しいkitayama-walkさんの敗退レポ。お疲れさまでした。

 敗退は、石徹白の神鳩宮避難小屋から大日ヶ岳をめざして、途中敗退して初河山から下山して以来かな。まあ、そんなことも
たまにはあると思います。これからはもっとあるかもね。
written by kitayama-walk
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