【鈴鹿】終わり良ければすべて良し 御池岳好日

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山日和
記事: 3586
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【鈴鹿】終わり良ければすべて良し 御池岳好日

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2014年12月27日(土)
【山 域】鈴鹿北部 御池岳
【天 候】快晴
【コース】君ヶ畑先駐車地8:33---10:00小又谷林道終点10:14---11:34土倉岳11:48---12:25テーブルランド南端
     ---13:01南峰14-14—14:28ボタンブチ---14:50T字尾根下降点---15:45 P918m---16:16 P878m---
     16:43林道---17:26駐車地

 ちょうど1年前の年末、同じ所から御池岳を目指したが大雪に阻まれて近くのピークでお茶を濁して山納めは終わった。
明けて2014年の初登りで選んだのも同じ御池岳。かなりの雪が残っていたが、辛うじて付いていた轍を辿って小又橋の
登山口に到達。しかしそこで地獄のスタックに捉まってしまい、2時間半をロスして結局土倉岳までしか行けなかった。
今年の山納めもまたまた君ヶ畑からの御池岳である。
 今年の雪は去年ほどではなかった。少し前の轍が残っていたものの、正月と同じ轍を踏んでは学習能力が無さ過ぎる。
ワダチはあっても同じテツを踏んではいけない。
途中で車を捨てて歩いても登山口までは20分余りである。正月同様天気は上々。ラッセル地獄でも無い限りテーブルラ
ンドに立てるだろう。

[attachment=7]DSCF1872_1.JPG[/attachment][attachment=6]DSCF1878_4_1.JPG[/attachment]
 小又橋の林道出合からスノーシューを履いた。新雪のプチラッセル。雪質は軽く負担は少ない。尾根を見上げると真っ
白で、満開の霧氷が期待できそうだ。
 小又谷林道の終点で小又谷を渡渉して土倉岳南尾根の支尾根に取り付く。当然の如くここまでも、これからもトレース
は無い。ラッセルはせいぜい踝程度なので苦になるほどでもない。南尾根に登り付くと一面の霧氷が出迎えてくれた。
今日は気温が低いので、昼を過ぎても落ちずに持ってくれそうだ。
そこからはブナの霧氷のトンネルを進む。このブナ林はなかなか良く、結構な太さのものもある。

[attachment=0]DSCF1919_1.JPG[/attachment][attachment=5]パノラマ 1_1_1.JPG[/attachment]
 初登りの終着点、土倉岳に着いた。目の前のテーブルランドが威圧的に立ちはだかるが、30分も頑張ればその広大な
雪原歩きを楽しめるだろう。
しかしこの登りは少々難儀だった。雪の深さは大したことはないが、踏み込むとクラスト層に乗った雪と共にずり落ちて元
の場所より下がってしまうという、一番嫌なパターンだ。スノーシューを逆ハの字に開いて雪面に蹴り込む。それでも何歩
かに一歩はズルズルと滑り出すので始末が悪い。肩で息をしながら振り返れば自分の足跡だけが2条のラインとなって
続いている。
 それでもたかだか100mほどの登りなので気持が切れることもなくテーブルランドに到達した。目の前に広がったのは息
を飲むような素晴らしい景色。今年の1月にも木和田尾から上がって来たが、その時は残念ながらガスの中だった。
青空と霧氷、そしてまったく足跡のないきれいな雪面。道具立てはすべて揃った。予想通り、テーブルランドの雪はそこそ
こ締まっており、どこを歩くのも自由。いつものランチ場でこの広大な雪原と、それを取り巻く雪の峰々を眺めながら極上の
一杯を味わおう。雪原に立つ木という木はすべて真っ白で、さながら霧氷の展示場のようだ。

[attachment=4]パノラマ 2_2_1.JPG[/attachment] 今日は貸し切りだと思っていたら向こうから単独の登山者が現われた。ひょっとして会うかもしれないと思っていた人物
で、見覚えのあるグリーンのジャケットを見た時ピーンと来た。
「kasayaさん」と呼びかけたが向こうは私が誰だかわからない様子だった。先月のやぶこぎネットのオフ会で隣に座って
喋っていたのに。至近距離まで来てやっと認識してもらえたようでしばし歓談。田舎の宇都宮へ帰るのを一日延ばして良
かったと喜んでいた。彼は犬返し谷左岸尾根からの入山だが、やはり他には誰も登っていないらしい。
こんな絶好のコンディションの日にもったいない話だとお互いの僥倖を喜び合う。

[attachment=3]パノラマ 5_3_1.JPG[/attachment]
 もうランチを済ませたと言うkasayaさんと別れて南峰へ向かう。
青のドリーネを横目に見てひと登りすれば指定席の奥ノ平南峰だ。ゆっくりランチを楽しむのはここに限る。
お気に入りのマユミの木もびっしりと霧氷が着いたオブジェとなっていた。遠く南・中央アルプスも見える。
極上のビールを味わい、豚ロース入り海鮮鍋に下鼓を打っているとkasayaさんも上がって来て、またひとしきり話しを弾
ませた。

[attachment=2]DSCF2017_1_1.JPG[/attachment]
 この飽くことのない景色をいつまでも眺めていたいがそうもいかない。闇下を回避できるよう、下山に要する時間から逆
算して下山開始。まずは奥ノ平へ進むと霊仙、伊吹が白い姿を現した。
ボタンブチ方面にはkasayaさんのトレースが点々と残されている。真っすぐにボタンブチへ向かう。ここから眺めるT字尾
根にもまだびっしりと霧氷が着いていた。

[attachment=1]DSCF2052_2_1.JPG[/attachment]
 無雪期ならいつも迷うT字尾根の下降点も実に明瞭。かつては下りるたびに迷って軌道修正していたが、これだけ見通
せたら迷う心配もない。今までどこで間違えていたのかもはっきりわかった。
今日はブナ権現はパスして、962mのシャクナゲピークもスノーシューを履いたまま上がる。
 ひたすら歩いてTの付け根の918mピークに到着。ここからはTの左を取ってP787mから林道へ下りよう。
そのまま末端まで進んで小又橋の袂へ下りる手もあるが、ちょっとヤブっぽくて面白いとは言えない。

 P787mの手前にはまとまったブナ林がある。西側斜面は植林だが、東の小又谷側は自然林で、尾根上は珍しくほぼブ
ナの純林と言える林が展開している。左手には登りに取った土倉の南尾根とテーブルランド南端あたりが残照に輝いて
いた。
 明瞭な杣道(雪の下だが)が付けられた尾根を進めば難なく林道にランディング。
暗くなる前に車に辿り着けるか微妙な時間だが、ここまで来れば何の心配もない。

 林道を歩いているうちに夕闇が迫って来た。空には半月が浮かんでいる。
わずかに残る明るさを頼りに実際より長く感じた雪の林道を黙々と進む。薄暗がりの向こうに愛車の白い車体が浮かび上
がった。
 いい一日だった。そして今年も「終わり良ければすべて良し」だ。

                            
                                 山日和
添付ファイル
DSCF1919_1.JPG
DSCF2052_2_1.JPG
DSCF2017_1_1.JPG
パノラマ 5_3_1.JPG
パノラマ 2_2_1.JPG
パノラマ 1_1_1.JPG
DSCF1878_4_1.JPG
DSCF1872_1.JPG
落第忍者
記事: 1229
登録日時: 2011年2月20日(日) 15:31
お住まい: 三重県伊賀市
連絡する:

Re: 【鈴鹿】終わり良ければすべて良し 御池岳好日

投稿記事 by 落第忍者 »

山日和さん、おはようございます。

同じ日なのに御池岳と藤原岳では霧氷がこんなにも違うのですね。
案外低いところから現れたみたいなので羨ましい限りです。
雪質は似たような感じで、私も多志田山への登りと展望丘への登りでは難儀してました。
此処でこんなに時間を取られると思っていませんでしたが、体力の無さを実感した次第です。
山日和さんも御池岳まで5時間かかったというような報告もありましたね。

『同じ轍を踏む』と『轍』は同じ漢字だと再認識しました。
意味を考えれば自明の理ですけど、普段はあまり意識していませんでしたので。
と思って次を読んでみると、解説まで載せてくれてましたね。

藤原岳でも十分に幸せでしたけど、写真を拝見する限り御池岳はもっと素晴らしかったんだと感じます。
そんな幸福感を共有できるやぶメンに出会えたことも良かったですね。
それにしてもkasayaさんも予定を変更してまで掴み取るところなど、御池岳に対する姿勢が違うと思います。

歩く尾根が見えていると安心ですね。
御池岳オフの帰りに同行させてもらってトラバースで修正なんてこともありましたので。

数多の経験がある山日和さんの中でも会心の山行で1年を締め括れて本当に良かったですね。
落第忍者
kando1945
記事: 402
登録日時: 2013年1月02日(水) 09:28

Re: 【鈴鹿】終わり良ければすべて良し 御池岳好日

投稿記事 by kando1945 »

山日和さん、おはようございます。
またまた超ニアミスでしたね。一日違いでしたが。
私は、昨日、日曜日に御池岳に行きました。土曜日の方が天気がいいいのは解っていましたが
いまだに働かなければならず、土曜日は仕事でウジウジしておりました。


明けて2014年の初登りで選んだのも同じ御池岳。かなりの雪が残っていたが、辛うじて付いていた轍を辿って小又橋の
登山口に到達。しかしそこで地獄のスタックに捉まってしまい、2時間半をロスして結局土倉岳までしか行けなかった。

昨年、山日和さんの失敗を、思わず笑ってしまいましたが、今回、危なく二の舞になるところでした。
人を呪わば穴二つ、人の失敗を喜んではいけませんね。


今年の山納めもまたまた君ヶ畑からの御池岳である。

山日和さんもなかなか粘着質のようですね。私は毎年のように御池に通っています。

 今年の雪は去年ほどではなかった。少し前の轍が残っていたものの、正月と同じ轍を踏んでは学習能力が無さ過ぎる。
ワダチはあっても同じテツを踏んではいけない。
途中で車を捨てて歩いても登山口までは20分余りである。

どうやら同じ所に駐車されたようですね。あのUターンの跡は山日和さんのものだったのですね。
そこでUターンしようとしたのです。Uターンの跡があるので簡単と思いましたが滑って車が動かなくなってしまいました。
そういえば、昨年の山日和さんの失敗を笑ってしまったので罰があたったのかなとスコップを出して、前輪の前の雪を
取り除き、ちょっと動いてはまた止まりまた雪を掻いては動きで、やっと方向を変え、邪魔にならないよう止めました。
やっと支度をしようとしたとき、200mほど下手に止まったいた車(人がいるとは気付きませんでした)から、ヘッデンをつけた人が
歩いてきて、挨拶をかわして先に行かれました。昨日のトレースは確実にあるだろうし、この方のトレースも加わり
今日は楽勝だろうと喜んだのですが、そうは問屋がおろしませんでした。世の中うまい話はそうはありません。


 小又橋の林道出合からスノーシューを履いた。新雪のプチラッセル。雪質は軽く負担は少ない。尾根を見上げると真っ
白で、満開の霧氷が期待できそうだ。

小又谷林道へ入ると、スノーシューの往きの跡、ワカンの跡、ツボ足の帰りの跡があり、先に行かれた方の跡がありません。
T字尾根に向かわれたのだと思いましたが、ノタノ坂分岐でスノーシューが往きの跡のだけというのが解せませんでした。
ノタノ坂を過ぎて暫くの、最初の鉄塔の手前の急な坂の途中でワカンの方が諦め、ツボ足で引き返していました。
そこから先は踏み跡なしです。すっかり当てが外れました。アイゼンで何とかヘリポート分岐まで来ましたが、ここで
スノーシューに履き替えました。


 しかしこの登りは少々難儀だった。雪の深さは大したことはないが、踏み込むとクラスト層に乗った雪と共にずり落ちて元
の場所より下がってしまうという、一番嫌なパターンだ。スノーシューを逆ハの字に開いて雪面に蹴り込む。それでも何歩
かに一歩はズルズルと滑り出すので始末が悪い。肩で息をしながら振り返れば自分の足跡だけが2条のラインとなって
続いている。

土倉岳に来ると南尾根を登ってきたスノーシューのトレースが上まで続いていてラッキーと思いました。
他人のトレースをなぞるのは楽ですね。一昨年、私のトレースで楽をしたと言われた山日和さんの言葉を実感しました。
上の方で、何箇所か滑って苦労された跡を見て、ありがたやと手を合わせて感謝しておりました。
上の方、もう少しジグザグにトレースをつけていただくと助かりますが。あの急斜面で直線的に登って行かれると
トレースの跡に乗せるだけでも大変でした。


 それでもたかだか100mほどの登りなので気持が切れることもなくテーブルランドに到達した。目の前に広がったのは息
を飲むような素晴らしい景色。今年の1月にも木和田尾から上がって来たが、その時は残念ながらガスの中だった。
青空と霧氷、そしてまったく足跡のないきれいな雪面。道具立てはすべて揃った。

そうでしょう。一昨年、私が樹氷がなくて残念と嘆いたことを、クールに、青空で歩ければ十分でしょうと言われましたが
樹氷がプラスされたらたまりません。これを目指して何回も来ているのですが女神は私にはほほ笑んでくれませんでした。
欲しい、欲しいと欲望ばかりが先走ると欲しいものは来ないようです。何事も自然体がいいようですね。


今日は貸し切りだと思っていたら向こうから単独の登山者が現われた。ひょっとして会うかもしれないと思っていた人物
で、見覚えのあるグリーンのジャケットを見た時ピーンと来た。
「kasayaさん」と呼びかけたが向こうは私が誰だかわからない様子だった。先月のやぶこぎネットのオフ会で隣に座って
喋っていたのに。至近距離まで来てやっと認識してもらえたようでしばし歓談。田舎の宇都宮へ帰るのを一日延ばして良
かったと喜んでいた。

ひょっとしたら「kasaya」さん、帰省をもう一日のばして昨日も来られたのでは?
私が車に戻ってくると、後ろにそのナンバーの車が止まっていましたが。


 この飽くことのない景色をいつまでも眺めていたいがそうもいかない。闇下を回避できるよう、下山に要する時間から逆
算して下山開始。まずは奥ノ平へ進むと霊仙、伊吹が白い姿を現した。
ボタンブチ方面にはkasayaさんのトレースが点々と残されている。真っすぐにボタンブチへ向かう。ここから眺めるT字尾
根にもまだびっしりと霧氷が着いていた。

奥の平とボタンブチの間にあったトレースは、そして青のドリーネの周りにあったトレースは山日和さんとkasayaさんのものだったのですね。

そのまま末端まで進んで小又橋の袂へ下りる手もあるが、ちょっとヤブっぽくて面白いとは言えない。

そんなルートもあるのですか。参考にさせていただきます。
 
 いい一日だった。そして今年も「終わり良ければすべて良し」だ。

うう~、このセリフ、自分で言いたかったです。(泣)
                            
                                
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山日和
記事: 3586
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】終わり良ければすべて良し 御池岳好日

投稿記事 by 山日和 »

落忍さん、どうもです。

同じ日なのに御池岳と藤原岳では霧氷がこんなにも違うのですね。
案外低いところから現れたみたいなので羨ましい限りです。


藤原はあまり霧氷がなかったですか。だいたい900mラインあたりから霧氷が出て来て1000mを越えるとびっしりでした。
さほど期待していなかっただけに顔がほころびましたよ。 :D

[attachment=1]DSCF1907_1_1.JPG[/attachment]
雪質は似たような感じで、私も多志田山への登りと展望丘への登りでは難儀してました。
此処でこんなに時間を取られると思っていませんでしたが、体力の無さを実感した次第です。
山日和さんも御池岳まで5時間かかったというような報告もありましたね。


量が同じでも雪質次第で難易度は大きく変わりますね。
落忍さんが体力が無いとはちっとも思いませんが。 :lol:

『同じ轍を踏む』と『轍』は同じ漢字だと再認識しました。
意味を考えれば自明の理ですけど、普段はあまり意識していませんでしたので。
と思って次を読んでみると、解説まで載せてくれてましたね。


音が違うのでボーッとしてたら同じものだと気付かないかもしれません。 :mrgreen:

藤原岳でも十分に幸せでしたけど、写真を拝見する限り御池岳はもっと素晴らしかったんだと感じます。
そんな幸福感を共有できるやぶメンに出会えたことも良かったですね。
それにしてもkasayaさんも予定を変更してまで掴み取るところなど、御池岳に対する姿勢が違うと思います。


kasayaさんの執念を感じました。しかしあれだけの好条件で人のいない御池を楽しめるのはなかなかないんじゃないでしょうか。

[attachment=0]DSCF1976_1.JPG[/attachment]
歩く尾根が見えていると安心ですね。
御池岳オフの帰りに同行させてもらってトラバースで修正なんてこともありましたので。


ありましたねえ。あんなのはしょっちゅうです。(^_^;)

数多の経験がある山日和さんの中でも会心の山行で1年を締め括れて本当に良かったですね。

ラッキーとしか言いようがないですね。来年もこの勢いで行きたいものです。 :lol:

                        山日和
添付ファイル
DSCF1976_1.JPG
DSCF1907_1_1.JPG
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山日和
記事: 3586
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】終わり良ければすべて良し 御池岳好日

投稿記事 by 山日和 »

kandoさん、どうもです。

またまた超ニアミスでしたね。一日違いでしたが。
私は、昨日、日曜日に御池岳に行きました。土曜日の方が天気がいいいのは解っていましたが
いまだに働かなければならず、土曜日は仕事でウジウジしておりました。


惜しい!! :mrgreen:

昨年、山日和さんの失敗を、思わず笑ってしまいましたが、今回、危なく二の舞になるところでした。
人を呪わば穴二つ、人の失敗を喜んではいけませんね。


明日は我が身です。(^◇^)

山日和さんもなかなか粘着質のようですね。私は毎年のように御池に通っています。

結構あっさり系ですが、たまたまです。(^^ゞ

どうやら同じ所に駐車されたようですね。あのUターンの跡は山日和さんのものだったのですね。

あの広い左カーブのところですね。

そこでUターンしようとしたのです。Uターンの跡があるので簡単と思いましたが滑って車が動かなくなってしまいました。

kandoさんの車は四駆じゃなかったですか?

そういえば、昨年の山日和さんの失敗を笑ってしまったので罰があたったのかなとスコップを出して、前輪の前の雪を
取り除き、ちょっと動いてはまた止まりまた雪を掻いては動きで、やっと方向を変え、邪魔にならないよう止めました。


文字通り、私と同じ轍を踏みましたね。 :lol:

[attachment=3]DSCF1863_1.JPG[/attachment]
ノタノ坂を過ぎて暫くの、最初の鉄塔の手前の急な坂の途中でワカンの方が諦め、ツボ足で引き返していました。
そこから先は踏み跡なしです。すっかり当てが外れました。アイゼンで何とかヘリポート分岐まで来ましたが、ここで
スノーシューに履き替えました。


ノタノ坂じゃなく、林道の私のトレースを辿るという選択肢はなかったですか?

土倉岳に来ると南尾根を登ってきたスノーシューのトレースが上まで続いていてラッキーと思いました。
他人のトレースをなぞるのは楽ですね。一昨年、私のトレースで楽をしたと言われた山日和さんの言葉を実感しました。


その通り、労力は5分の1ぐらいに減るのではないでしょうか。

[attachment=2]DSCF1951_1.JPG[/attachment]
上の方で、何箇所か滑って苦労された跡を見て、ありがたやと手を合わせて感謝しておりました。
上の方、もう少しジグザグにトレースをつけていただくと助かりますが。あの急斜面で直線的に登って行かれると
トレースの跡に乗せるだけでも大変でした。


斜めに上がっても滑るのはあまり変わらないので真っ直ぐ上がるのが効率的だという判断です。

そうでしょう。一昨年、私が樹氷がなくて残念と嘆いたことを、クールに、青空で歩ければ十分でしょうと言われましたが
樹氷がプラスされたらたまりません。これを目指して何回も来ているのですが女神は私にはほほ笑んでくれませんでした。
欲しい、欲しいと欲望ばかりが先走ると欲しいものは来ないようです。何事も自然体がいいようですね。


花にしてもそうですが、期待すれば裏切られた(人間が勝手に期待してるだけですが)時の反動が大きいですね。
期待しなければ逆に喜びも倍加します。人生の先輩にこんな説法をするのもなんですが・・・(^_^;)

[attachment=0]DSCF1964_1.JPG[/attachment]
ひょっとしたら「kasaya」さん、帰省をもう一日のばして昨日も来られたのでは?
私が車に戻ってくると、後ろにそのナンバーの車が止まっていましたが。


まさか、そんなことはないでしょう。ひとりだけの帰省じゃないですからね。
それにしても鈴鹿に宇都宮ナンバーは珍しい。 :mrgreen:

奥の平とボタンブチの間にあったトレースは、そして青のドリーネの周りにあったトレースは山日和さんとkasayaさんのものだったのですね。

そうです。あの広い雪原にふたりだけのトレース。気持ち良かったです~\(^o^)/

[attachment=1]DSCF2035_1.JPG[/attachment]
>そのまま末端まで進んで小又橋の袂へ下りる手もあるが、ちょっとヤブっぽくて面白いとは言えない。

そんなルートもあるのですか。参考にさせていただきます。


林道歩きを省略するためのルートですが、あまり面白くないですね。2回歩いてますけど。
 
>いい一日だった。そして今年も「終わり良ければすべて良し」だ。

うう~、このセリフ、自分で言いたかったです。(泣)


まあ、悪くはなかったのなら良しとしましょう。 :lol:

                       山日和
                            
                                
添付ファイル
DSCF1964_1.JPG
左がkasayaさん、右が私(^^♪
左がkasayaさん、右が私(^^♪
DSCF1951_1.JPG
ノートレースの小又谷林道
ノートレースの小又谷林道
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【鈴鹿】終わり良ければすべて良し 御池岳好日

投稿記事 by バーチャリ »

山日和さん おはようございます。

途中で車を捨てて歩いても登山口までは20分余りである。正月同様天気は上々。ラッセル地獄でも無い限りテーブルラ
ンドに立てるだろう。


気が入っていますね・

小又谷林道の終点で小又谷を渡渉して土倉岳南尾根の支尾根に取り付く。当然の如くここまでも、これからもトレース

私は小さい橋を渡りますが

今日は気温が低いので、昼を過ぎても落ちずに持ってくれそうだ。
そこからはブナの霧氷のトンネルを進む。このブナ林はなかなか良く、結構な太さのものもある。


ここのブナ林の雰囲気はいいですよね
イワウチワ?が群落してますよ。

初登りの終着点、土倉岳に着いた。目の前のテーブルランドが威圧的に立ちはだかるが、30分も頑張ればその広大な
雪原歩きを楽しめるだろう。


ここからですと雪のテーブルラン迫力あるでしょうね。

しかしこの登りは少々難儀だった。雪の深さは大したことはないが、踏み込むとクラスト層に乗った雪と共にずり落ちて元
の場所より下がってしまうという、一番嫌なパターンだ。スノーシューを逆ハの字に開いて雪面に蹴り込む。それでも何歩
かに一歩はズルズルと滑り出すので始末が悪い。肩で息をしながら振り返れば自分の足跡だけが2条のラインとなって
続いている。


山日和さんでも急斜面だと難儀しますか
スノーシュー脱ぐ手はないの・

[attachment=4]パノラマ 2_2_1.JPG[/attachment] 今日は貸し切りだと思っていたら向こうから単独の登山者が現われた。ひょっとして会うかもしれないと思っていた人物
で、見覚えのあるグリーンのジャケットを見た時ピーンと来た。
「kasayaさん」と呼びかけたが向こうは私が誰だかわからない様子だった。先月のスノーシューネットのオフ会で隣に座って
喋っていたのに。至近距離まで来てやっと認識してもらえたようでしばし歓談。田舎の宇都宮へ帰るのを一日延ばして良
かったと喜んでいた。彼は犬返し谷左岸尾根からの入山だが、やはり他には誰も登っていないらしい。
こんな絶好のコンディションの日にもったいない話だとお互いの僥倖を喜び合う。


kasayaさんも御池が好きな方ですよね


お気に入りのマユミの木もびっしりと霧氷が着いたオブジェとなっていた。遠く南・中央アルプスも見える。
極上のビールを味わい、豚ロース入り海鮮鍋に下鼓を打っているとkasayaさんも上がって来て、またひとしきり話しを弾
ませた。


海鮮鍋に、豚ロースですか 


この飽くことのない景色をいつまでも眺めていたいがそうもいかない。闇下を回避できるよう、下山に要する時間から逆
算して下山開始。まずは奥ノ平へ進むと霊仙、伊吹が白い姿を現した。


鈴鹿で一番好き場所です。
いつ来ても飽きる事有りません(^_^.)

 無雪期ならいつも迷うT字尾根の下降点も実に明瞭。かつては下りるたびに迷って軌道修正していたが、これだけ見通
せたら迷う心配もない。今までどこで間違えていたのかもはっきりわかった。


案内板が立っていましたか
今日はブナ権現はパスして、962mのシャクナゲピークもスノーシューを履いたまま上がる。
 ひたすら歩いてTの付け根の918mピークに到着。ここからはTの左を取ってP787mから林道へ下りよう。


今年林道からシャクナゲを見にここまで登ってきましたが
シャクナゲの木が沢山切らていていました (>_<)


 林道を歩いているうちに夕闇が迫って来た。空には半月が浮かんでいる。
わずかに残る明るさを頼りに実際より長く感じた雪の林道を黙々と進む。薄暗がりの向こうに愛車の白い車体が浮かび上
がった。
 いい一日だった。そして今年も「終わり良ければすべて良し」だ。


お疲れ様でした。

今年もスノーシュウ 笹ヶ峰と素晴らしい雪山を案内して頂きありがとうございました m(__)m 
来年もよろしくお願いします。

  バーチャリ                       
                               
アバター
山日和
記事: 3586
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】終わり良ければすべて良し 御池岳好日

投稿記事 by 山日和 »

バーチャリさん、どうもです。

気が入っていますね・

気合いを入れなくても登れるだろうという予想です。(^_^;)

私は小さい橋を渡りますが

ノタノ坂の道はちょっと面白みに欠けるのでねえ・・・

ここのブナ林の雰囲気はいいですよね
イワウチワ?が群落してますよ。


バーチャリさんは南尾根も歩いてますか?土倉の西尾根もなかなかいいですよ。

[attachment=3]DSCF1919_1.JPG[/attachment]
ここからですと雪のテーブルラン迫力あるでしょうね。

ここから見上げるテーブルランドは大好きですね。右に首を振れば頭陀ヶ平から藤原の稜線がなかなか良いです。 :lol:

[attachment=2]DSCF1925_1.JPG[/attachment]
山日和さんでも急斜面だと難儀しますか
スノーシュー脱ぐ手はないの・


あの手この手で頑張りますけどズルズル行く時はどうしようもないですね。
スノーシューを抜けば恐らく股まで潜ってたでしょう。

kasayaさんも御池が好きな方ですよね

そうですね~。だから会いそうな気がしてました。 :mrgreen:

[attachment=0]DSCF1987_1.JPG[/attachment]
海鮮鍋に、豚ロースですか 

ちょっとミスマッチ?でも美味しいんですよ。 :D

鈴鹿で一番好き場所です。
いつ来ても飽きる事有りません(^_^.)


バーチャリさんのお気に入りは奥ノ平のピークですか。ここもいいけど、南峰は南側の高度感が味わえて好きなんです。

> 無雪期ならいつも迷うT字尾根の下降点も実に明瞭。かつては下りるたびに迷って軌道修正していたが、これだけ見通
せたら迷う心配もない。今までどこで間違えていたのかもはっきりわかった。

案内板が立っていましたか


そう言えば「T字尾根下降点」という標識を見たことがありますね、今回はなかったような。

今年林道からシャクナゲを見にここまで登ってきましたが
シャクナゲの木が沢山切らていていました (>_<)


シャクナゲ見物のためだけですか? :o
道の整備のために切ったんでしょうか。余計なお世話ですよね。

[attachment=1]DSCF2072_1.JPG[/attachment]
今年もスノーシュウ 笹ヶ峰と素晴らしい雪山を案内して頂きありがとうございました m(__)m 
来年もよろしくお願いします。

  
こちらこそよろしくお願いします。 :D

                      山日和
添付ファイル
DSCF1987_1.JPG
DSCF2072_1.JPG
DSCF1925_1.JPG
DSCF1919_1.JPG
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】終わり良ければすべて良し 御池岳好日

投稿記事 by Kasaya »

山日和さん 明けましておめでとうございます。
やっと自宅に戻り、ネットに接続できるようになりました。
先ほど当日の自分のレポをアップしましたが、タイトルは勝手に借りてしまいました。
すみません。

 小又橋の林道出合からスノーシューを履いた。新雪のプチラッセル。雪質は軽く負担は少ない。尾根を見上げると真っ
白で、満開の霧氷が期待できそうだ。
 
上部が白くてしかも気温が低い。期待しましたねえ

今日は気温が低いので、昼を過ぎても落ちずに持ってくれそうだ。
そこからはブナの霧氷のトンネルを進む。このブナ林はなかなか良く、結構な太さのものもある。

いい感じです。

雪の深さは大したことはないが、踏み込むとクラスト層に乗った雪と共にずり落ちて元
の場所より下がってしまうという、一番嫌なパターンだ。スノーシューを逆ハの字に開いて雪面に蹴り込む。それでも何歩
かに一歩はズルズルと滑り出すので始末が悪い。肩で息をしながら振り返れば自分の足跡だけが2条のラインとなって
続いている。

三重県側ではそれほどずり落ちる感覚はなかったです。場所によりけりなんでしょうね。

それでもたかだか100mほどの登りなので気持が切れることもなくテーブルランドに到達した。目の前に広がったのは息
を飲むような素晴らしい景色。今年の1月にも木和田尾から上がって来たが、その時は残念ながらガスの中だった。
青空と霧氷、そしてまったく足跡のないきれいな雪面。道具立てはすべて揃った。予想通り、テーブルランドの雪はそこそ
こ締まっており、どこを歩くのも自由。いつものランチ場でこの広大な雪原と、それを取り巻く雪の峰々を眺めながら極上の
一杯を味わおう。雪原に立つ木という木はすべて真っ白で、さながら霧氷の展示場のようだ。

こういう風景が見たいために幾度となく訪れるんですよね。でも年に1回あるかどうか。

「kasayaさん」と呼びかけたが向こうは私が誰だかわからない様子だった。先月のやぶこぎネットのオフ会で隣に座って
喋っていたのに。

失礼いたしました。山日よりさんは北のほうの山に行っているだろうなと思ってました。この日の御池で会うのは想定外でした。

田舎の宇都宮へ帰るのを一日延ばして良かったと喜んでいた。
翌日には出発しなければならなかったので、天気がどうであれ、年末最後の登山でしたが、この天気と雪の状態。
ラッキーでした。
 この飽くことのない景色をいつまでも眺めていたいがそうもいかない。闇下を回避できるよう、下山に要する時間から逆
算して下山開始。
それでも結構ゆっくりしてましたね。
私は早々に退散しましたが。
 いい一日だった。そして今年も「終わり良ければすべて良し」だ。
いい年の締めくくりでした。
今年もいい山登りがしたいですねえ
Kasaya
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山日和
記事: 3586
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】終わり良ければすべて良し 御池岳好日

投稿記事 by 山日和 »

kasayaさん、あけましておめでとうございます。

先ほど当日の自分のレポをアップしましたが、タイトルは勝手に借りてしまいました。
すみません。


いえいえ、使用料さえ戴ければ・・・ :mrgreen:

上部が白くてしかも気温が低い。期待しましたねえ

見上げた時、胸が高鳴りましたね。

[attachment=2]DSCF1912_1.JPG[/attachment]
三重県側ではそれほどずり落ちる感覚はなかったです。場所によりけりなんでしょうね。

南向きの斜面で日当たりがいいせいなのかも。

>雪原に立つ木という木はすべて真っ白で、さながら霧氷の展示場のようだ。
こういう風景が見たいために幾度となく訪れるんですよね。でも年に1回あるかどうか。


そうですか。私はあれがあたり前だと思ってました。 :lol:

[attachment=1]DSCF1978_1.JPG[/attachment]
失礼いたしました。山日よりさんは北のほうの山に行っているだろうなと思ってました。この日の御池で会うのは想定外でした。

私はメチャ想定内でしたよ。 :lol: 北の方はずっと天気が悪くて足が向きませんでした。

翌日には出発しなければならなかったので、天気がどうであれ、年末最後の登山でしたが、この天気と雪の状態。
ラッキーでした。


kasayaさんも私同様、よほど日頃の行いがいいようですね。(^^ゞ

[attachment=0]DSCF2037_1.JPG[/attachment]
>この飽くことのない景色をいつまでも眺めていたいがそうもいかない。闇下を回避できるよう、下山に要する時間から逆
算して下山開始。
それでも結構ゆっくりしてましたね。
私は早々に退散しましたが。


ちょっとゆっくりし過ぎたかも。かなりギリギリでした。(^_^;)

いい年の締めくくりでした。
今年もいい山登りがしたいですねえ


御意!!
初登りは五里霧中でしたが・・・・(^_^;)

                           山日和
添付ファイル
DSCF2037_1.JPG
DSCF1978_1.JPG
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