【奥美濃】猛暑予報、シャワーに凍えた粥川〜瓢ヶ岳

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兔夢
記事: 624
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

【奥美濃】猛暑予報、シャワーに凍えた粥川〜瓢ヶ岳

投稿記事 by 兔夢 »

2014年6月1日(日) 晴れ 奥美濃 粥川~瓢ヶ岳
OSKメンバー16名(沢:14名 尾根:2名)
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7:20 宮奥登山口 → 7:40 三枚滝 → 8:20 林道 → 8:50 二段10m滝 → 10:10 ガレ場の登山道 → 11:00~12:00 瓢ヶ岳山頂 → 12:10 奥瓢ヶ岳 → 12:20 宮奥登山口分岐 → 13:20 林道 → 13:50 宮奥登山口

 昨年秋に訪れ良い印象が残った粥川左俣。特に入渓直後から展開するゴルジュと滝群は一見の価値がある。また滝の多くが直登可能でシャワークライミングも楽しめる。ここをOSKの山行で再度訪れる事になった。
 参加者は16名。その内、GTさんとKRさんは登山道を歩いていくので沢は14名。沢のパーティとしては大所帯だ。
 名古屋から参加のSZさんと待ち合わせた星宮神社の駐車場には名水が湧き出ている。有名らしく早朝からポリタンクやペットボトルを大量に詰め込んだ車が入ってきた。飲むと冷たさはないが確かに美味しい。
 星宮神社から奥に続く林道の先に登山口がある。登山口前の狭いスペースになんとか車4台を停め沢3グループ、尾根1グループに別れて出発。
 一度渡渉して荒削りの林道をしばらく歩き鋭角に折り返すところから沢に下りる。ここで登山道の二人とはお別れだ。
 意外に深く暗い谷のゴーロを進んで行くと左手にS字状にくねった斜瀑が岩間を落ちている。こちらが進むべき本流なのだがまずは右に進んで20mほどの大滝をみなさんに見物してもらう。ボリューム感たっぷりの男性的な滝は迫力がある。強者はどうやって登るかという話に花を咲かせていた。
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DSCN5500.JPG (66.47 KiB) 閲覧された回数 793 回
 大滝見物を堪能してS字滝に戻る。昨秋、GT(♂)くんと訪れた時は水量が多くてとてもシャワーで登る気がしなかったが今日は何とかいけそうだ。トップで水流に突入。登り抜けて振り返ると後続は水を避け左手の階段状を登ってきていた。もう一人くらいは挑戦するかと思ったのだが。
 奥に進むと美しい「三枚滝」が迎えてくれる。GTさんとKRさんがちょうど滝を見終わって登山道へ登り返すところだった。再びお互いの健闘を祈って別れた。
 沢組は左岸のルンゼから巻いていく。トラバースがやっかいかと思っていたが少し高度を上げれば問題なかった。しかしその所為で「三枚滝」の落口へ下りるポイントを行き過ぎてしまった。落口から続く滝群がすばらしいので行きたかったのだがこの人数で戻るのもどうかと思いそのまま通過。かわりに上部にある小滝を見物。その後すぐ右脇を巻き上がって沢を横切る登山道に出た。
 登山道より上では大滝が影を潜め、滑、小滝が続き穏やかなムードになる。しかし中には小さな渕を渡るのに胸下まで浸かりそしてシャワークライミングといったところもありなかなか楽しい。ここで何度も滑り落ち全身ずぶ濡れになったメンバーもいた。
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DSCN5514.JPG (47.29 KiB) 閲覧された回数 793 回
 右岸に無粋な林道が見えてわずかで6m程の斜瀑が現われる。左手の乾いた岩を辿れば簡単に登れそう。だがここはシャワーでしょ!とアタック。上部でやや危なっかしかったものの何とかクリア。後続は水流を避けて乾いた岩を辿ってきた。その中にGT(♂)くんもいたのでこっちこっちと水流を差す。それにのって果敢に挑戦した彼だったが結局ウォータースライダーを楽しむ結果となった。
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DSCN5521.JPG (51.5 KiB) 閲覧された回数 793 回
 標高650mあたりで林道が沢を横切る。ここは林道下を通っている割と広い水路をくぐり抜けた。屈んで15mほど歩く事になったので年長の方々にはちょっと不評だったようだ。
 くぐり抜けたところから小滝が連続。その先に日溜まりを見つけ休憩。猛暑が予報されている今日だがシャワークライミングの連続で身体が冷え冷えする。
 休憩中、今回リーダーを務めるセキガハラNさんから「思ったよりいい谷だねえ」の言葉をいただき満足。会の企画として推薦した甲斐がありました。
 休憩地から大きな流木下をくぐり抜ける滝などを越えて進み二段10m程の大滝の前に出る。巻くのは難しい。幸い左側の岩場にホールドが豊富でこちらから越えていく。高度感があるのでロープを出した。
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 グループ全員が登ってくるまで落口で待っていたのだがその間に身体が冷えきった。5人目を待ちきれず着くなり「行くぞ!」と声を掛け先を急ぐ。
 続く末広の6mは水流右脇を登る。ぬめりが若干気になるものの意外とホールド、スタンスがあった。
 次の階段状8mをメンバーは右の乾いた壁側から越えていった。僕一人ここでもシャワー。途中でホールドに迷いずいぶん水を浴びて身体が尚の事冷えた。更にもう一つシャワーで登った先の日溜まりでたまらず休憩。
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DSCN5537.JPG (66.02 KiB) 閲覧された回数 793 回
 近くに割と大柄の炭焼釜跡があった。この山も炭焼が盛んだったようで見れば二次林、三次林の森が広がる。
 主要な滝はここで終了。後は巨岩の合間を流れる細い斜瀑や小滝を慈しむように登りながら高度を上げていく。陽光に輝く細い水流を這い上がるとガレ場の登山道に出た。
 靴を履き替え登山道を歩く。すぐに特徴的な大岩が立っていた。下部の数人横たわれそうな隙間にはお札が納められていた。
 切り立った岩の下を九十九折りに登って右岸尾根に出る。ここから登山道は大きく東を巻いているので笹を漕いでショートカット。上部で再び登山道に出るとすぐに頂上。登山組の二人が迎えてくれた。
 他にもちらほらと登山客がいる中、ヘルメットを担いだ妙なスタイルのパーティの出現といえるだろう。輪を組んで万歳三唱すれば尚更。しかしOSKらしいと言えばOSKらしい。せめて世間一般に嫌われん事を祈るばかり。
 すこぶるといっていい程天候がいい。残雪の白山、北ア、乗鞍、御嶽。昨年ここで見損なったものはもれなく見られて満足。メンバーから次々回ってくる美味を食しながらのんびり気持ちいい時間を過ごす。
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DSCN5559.JPG (32.47 KiB) 閲覧された回数 793 回
 下山は奥瓢ヶ岳経由で登山道を下っていった。奥瓢ヶ岳からは今渕ケ岳が指呼の間に見えた。
 登山道分岐から意外と急な山腹を下る。広葉樹の二時林に覆われていて秋に訪れたら素敵だろうと思われた。

                   兔夢
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
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Re: 【奥美濃】猛暑予報、シャワーに凍えた粥川〜瓢ヶ岳

投稿記事 by 山日和 »

兔夢さん、こんばんは。

高賀三山の内、登ったことがあるのは高賀山のみ。それも20年ほど前の話です。(登山道を歩いただけ^^;)

楽しそうな沢ですねえ。白鳥や荘川へはよく通いますが、このあたりはいつも素通り。

家から近ければなあ。

また面白そうなとこ紹介して下さいませ。 :D

                      山日和

若狭 耳川支流ジャラ谷の大トチ
若狭 耳川支流ジャラ谷の大トチ
兔夢
記事: 624
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

Re: 【奥美濃】猛暑予報、シャワーに凍えた粥川〜瓢ヶ岳

投稿記事 by 兔夢 »

山日和さん、こんばんは。

ここは意外といい沢ですよ。特に下部の三枚滝を挟んだ一帯は一見の価値ありです。

今回の左俣を登って中俣、または右俣を下るという手もあります。

耳川、特にロクロ谷は行きたいなあ。

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下部のS字斜瀑
下部のS字斜瀑
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