【鈴鹿】三岳寺表参道を辿り上高地オフ会へ
Posted: 2014年5月27日(火) 05:30
【日 付】2014年5月25日(日)
【山 域】鈴鹿
【コース】鳥居道駐車場6:30---8:29割谷の頭---8:57岳不動---10:10キノコ岩---11:30上高地オフ会場
【メンバー】単独
私にとっては二度目となる鈴鹿の上高地オフ会。前回は朝明からカクレ谷左岸尾根を上ったので、今回は湯の山方面から取りつくことにした。静かな山旅を求めて、鳥居道を選んだ。希望荘手前の鳥居道駐車場に停め、鳥居道山キャンプ場から林道に入る。最後の堰堤で林道は終わり、土石流で荒れた河原を歩く。河原には新しい赤ペンキがルートを示しており、最近整備したようだ。よく見ると左岸の崩落した高台に古い赤テープがいくつか残っているので、以前は鳥居谷の左岸に道があったのだろう。
正面に割谷の褐色の荒れた谷が見えてくると左岸の窯跡下に三岳寺表参道という新しい標識が設置されている。窯跡は煙突跡も残っており比較的新しく、戦後も使われていたようだ。道は窯跡の横を通り本谷に沿ってつけられており、本谷左岸の窯跡をすぎた所に丁仏が置かれている。丁仏は仏像でなく文字が彫られていたようだが、現在は何丁目を示すものかさえもわからない状態だった。ここで古道は本谷を渡り対岸の一の坂を上っていくので、その目印として置かれた丁仏なのだろう。
[attachment=4]IMG_8285.jpg[/attachment]
一の坂は、最初谷中を歩く。出合付近では左岸をトラバースするようにつけられた道が落ちてしまったようで、途中からトラバースしていく。丸木橋で対岸にわたり急斜面を上った乗越には二の坂の標識と丁仏がある。高低差なくツヅラ折れも使いながら上手につけられた道だ。ここのヌタ場には猪の踊り場なる標識までつけられている。
小尾根を回り込むと最後の丁仏があり、二の坂の標識がある。乗越からここまでの緩やかな上りが二の坂のようだ。整備されているのはここまでで、ここからは消え入りそうな一本道にかわりテープの数もぐっと減る。荒れた割谷に飛び出すと2mのナメ滝が落ちている。落ち口をわたると足洗谷で、暗い谷を上り鐘突堂跡の標識のあるコルに着いた。ここには三岳寺跡に向けて石段が残されている。
[attachment=3]IMG_8286.jpg[/attachment]
割谷の頭の「界」の字が見たくて、ピストンする。山頂付近からは御在所の藤内壁が石仏のように正面に鎮座しており、岩にきざまれた「界」の字が人間界の雑念を追い払ういましめのようにも見て取れる。しかし、これは菰野と千種の共有地の境を示すもので、この地域が江戸時代より入会権の問題でたびたび紛争を繰り返してきた名残だ。
[attachment=2]IMG_8290.jpg[/attachment]
コルにもどり、三岳寺跡に下って行く。ここには手洗い石が残されているが、コルからは人気の登山道だけに人に出会うことも多くなる。表参道の静かな古道を堪能したあとだけに、調子がくるってしまうので、早々に岳不動に向かう。
[attachment=1]IMG_8294.jpg[/attachment]
三岳寺跡から不動谷をわたるこの辺りにも窯跡が残されている。その先の権現谷の土石流で荒れた谷の左岸寄りを上っていくと岳不動に着いた。この先の国見尾根への登山道が崩壊し通行止めのためにここも静かなものだ。祠には不動明王が安置され密教との深いつながりを感じさせる。滝に打たれるには打ってつけの形状の滝で、ここに不動明王が安置された理由がわかる気がする。現在も千種の人たちが守っているそうだ。
鳥居道山とは国見岳のことで、三岳寺から岳不動を経て国見山・青岳コブ尾根という修験道の修行の場も容易に想像できる。また、鳥居道の鳥居は江戸時代の「勢陽五鈴遺響」には「鳥居道山と号することは、山の口に権現の鳥居ご座候。その鳥居の道、ただ一筋にて外に道はなくご座候。」と書かれているように神仏習合の修験道らしい名前になっている。
[attachment=0]IMG_8297.jpg[/attachment]
静かな岳不動をあとにし、三岳寺跡にもどると団体さんいる。コルからヤシオ尾根を上るが人によく出会う。いつも人に出会うことはめったにないので、面食らってしまう。白ヤシオを愛でながらも県境稜線から995尾根に入る。この下降点にはテープが何重にも巻かれたマーキングがしてある。ここでナカノさん夫妻にお会いする。955標高点をすぎた所で尾根は二俣に分かれる。オフ会場は右のほうなのだが、左の直進方向の方が歩かれているというナカノさんの言葉にしたがいそのまま直進して千種街道に下りてからオフ会場のある尾根まで上りかえして807尾根を下ってオフ会場に着いた。帰りにオフ会場から807尾根を通り直登したが藪っぽく歩きにくかった。ナカノさんの言葉のおかげでギリギリ開催時間に間に合った。
帰りも表参道を下ったが、それまでの山道に比べ歩きやすく仕事も早かった。朽ちかけている道とはいえ古道いというのは先人の知恵が生かされている心地よい道だった。
【山 域】鈴鹿
【コース】鳥居道駐車場6:30---8:29割谷の頭---8:57岳不動---10:10キノコ岩---11:30上高地オフ会場
【メンバー】単独
私にとっては二度目となる鈴鹿の上高地オフ会。前回は朝明からカクレ谷左岸尾根を上ったので、今回は湯の山方面から取りつくことにした。静かな山旅を求めて、鳥居道を選んだ。希望荘手前の鳥居道駐車場に停め、鳥居道山キャンプ場から林道に入る。最後の堰堤で林道は終わり、土石流で荒れた河原を歩く。河原には新しい赤ペンキがルートを示しており、最近整備したようだ。よく見ると左岸の崩落した高台に古い赤テープがいくつか残っているので、以前は鳥居谷の左岸に道があったのだろう。
正面に割谷の褐色の荒れた谷が見えてくると左岸の窯跡下に三岳寺表参道という新しい標識が設置されている。窯跡は煙突跡も残っており比較的新しく、戦後も使われていたようだ。道は窯跡の横を通り本谷に沿ってつけられており、本谷左岸の窯跡をすぎた所に丁仏が置かれている。丁仏は仏像でなく文字が彫られていたようだが、現在は何丁目を示すものかさえもわからない状態だった。ここで古道は本谷を渡り対岸の一の坂を上っていくので、その目印として置かれた丁仏なのだろう。
[attachment=4]IMG_8285.jpg[/attachment]
一の坂は、最初谷中を歩く。出合付近では左岸をトラバースするようにつけられた道が落ちてしまったようで、途中からトラバースしていく。丸木橋で対岸にわたり急斜面を上った乗越には二の坂の標識と丁仏がある。高低差なくツヅラ折れも使いながら上手につけられた道だ。ここのヌタ場には猪の踊り場なる標識までつけられている。
小尾根を回り込むと最後の丁仏があり、二の坂の標識がある。乗越からここまでの緩やかな上りが二の坂のようだ。整備されているのはここまでで、ここからは消え入りそうな一本道にかわりテープの数もぐっと減る。荒れた割谷に飛び出すと2mのナメ滝が落ちている。落ち口をわたると足洗谷で、暗い谷を上り鐘突堂跡の標識のあるコルに着いた。ここには三岳寺跡に向けて石段が残されている。
[attachment=3]IMG_8286.jpg[/attachment]
割谷の頭の「界」の字が見たくて、ピストンする。山頂付近からは御在所の藤内壁が石仏のように正面に鎮座しており、岩にきざまれた「界」の字が人間界の雑念を追い払ういましめのようにも見て取れる。しかし、これは菰野と千種の共有地の境を示すもので、この地域が江戸時代より入会権の問題でたびたび紛争を繰り返してきた名残だ。
[attachment=2]IMG_8290.jpg[/attachment]
コルにもどり、三岳寺跡に下って行く。ここには手洗い石が残されているが、コルからは人気の登山道だけに人に出会うことも多くなる。表参道の静かな古道を堪能したあとだけに、調子がくるってしまうので、早々に岳不動に向かう。
[attachment=1]IMG_8294.jpg[/attachment]
三岳寺跡から不動谷をわたるこの辺りにも窯跡が残されている。その先の権現谷の土石流で荒れた谷の左岸寄りを上っていくと岳不動に着いた。この先の国見尾根への登山道が崩壊し通行止めのためにここも静かなものだ。祠には不動明王が安置され密教との深いつながりを感じさせる。滝に打たれるには打ってつけの形状の滝で、ここに不動明王が安置された理由がわかる気がする。現在も千種の人たちが守っているそうだ。
鳥居道山とは国見岳のことで、三岳寺から岳不動を経て国見山・青岳コブ尾根という修験道の修行の場も容易に想像できる。また、鳥居道の鳥居は江戸時代の「勢陽五鈴遺響」には「鳥居道山と号することは、山の口に権現の鳥居ご座候。その鳥居の道、ただ一筋にて外に道はなくご座候。」と書かれているように神仏習合の修験道らしい名前になっている。
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静かな岳不動をあとにし、三岳寺跡にもどると団体さんいる。コルからヤシオ尾根を上るが人によく出会う。いつも人に出会うことはめったにないので、面食らってしまう。白ヤシオを愛でながらも県境稜線から995尾根に入る。この下降点にはテープが何重にも巻かれたマーキングがしてある。ここでナカノさん夫妻にお会いする。955標高点をすぎた所で尾根は二俣に分かれる。オフ会場は右のほうなのだが、左の直進方向の方が歩かれているというナカノさんの言葉にしたがいそのまま直進して千種街道に下りてからオフ会場のある尾根まで上りかえして807尾根を下ってオフ会場に着いた。帰りにオフ会場から807尾根を通り直登したが藪っぽく歩きにくかった。ナカノさんの言葉のおかげでギリギリ開催時間に間に合った。
帰りも表参道を下ったが、それまでの山道に比べ歩きやすく仕事も早かった。朽ちかけている道とはいえ古道いというのは先人の知恵が生かされている心地よい道だった。
【コース】鳥居道駐車場6:30---8:29割谷の頭---8:57岳不動---10:10キノコ岩---11:30上高地オフ会場