【鈴鹿】三岳寺表参道を辿り上高地オフ会へ

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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

【鈴鹿】三岳寺表参道を辿り上高地オフ会へ

投稿記事 by わりばし »

【日 付】2014年5月25日(日)
【山 域】鈴鹿
【コース】鳥居道駐車場6:30---8:29割谷の頭---8:57岳不動---10:10キノコ岩---11:30上高地オフ会場
【メンバー】単独

 私にとっては二度目となる鈴鹿の上高地オフ会。前回は朝明からカクレ谷左岸尾根を上ったので、今回は湯の山方面から取りつくことにした。静かな山旅を求めて、鳥居道を選んだ。希望荘手前の鳥居道駐車場に停め、鳥居道山キャンプ場から林道に入る。最後の堰堤で林道は終わり、土石流で荒れた河原を歩く。河原には新しい赤ペンキがルートを示しており、最近整備したようだ。よく見ると左岸の崩落した高台に古い赤テープがいくつか残っているので、以前は鳥居谷の左岸に道があったのだろう。

 正面に割谷の褐色の荒れた谷が見えてくると左岸の窯跡下に三岳寺表参道という新しい標識が設置されている。窯跡は煙突跡も残っており比較的新しく、戦後も使われていたようだ。道は窯跡の横を通り本谷に沿ってつけられており、本谷左岸の窯跡をすぎた所に丁仏が置かれている。丁仏は仏像でなく文字が彫られていたようだが、現在は何丁目を示すものかさえもわからない状態だった。ここで古道は本谷を渡り対岸の一の坂を上っていくので、その目印として置かれた丁仏なのだろう。

[attachment=4]IMG_8285.jpg[/attachment]
 一の坂は、最初谷中を歩く。出合付近では左岸をトラバースするようにつけられた道が落ちてしまったようで、途中からトラバースしていく。丸木橋で対岸にわたり急斜面を上った乗越には二の坂の標識と丁仏がある。高低差なくツヅラ折れも使いながら上手につけられた道だ。ここのヌタ場には猪の踊り場なる標識までつけられている。

 小尾根を回り込むと最後の丁仏があり、二の坂の標識がある。乗越からここまでの緩やかな上りが二の坂のようだ。整備されているのはここまでで、ここからは消え入りそうな一本道にかわりテープの数もぐっと減る。荒れた割谷に飛び出すと2mのナメ滝が落ちている。落ち口をわたると足洗谷で、暗い谷を上り鐘突堂跡の標識のあるコルに着いた。ここには三岳寺跡に向けて石段が残されている。

[attachment=3]IMG_8286.jpg[/attachment]
 割谷の頭の「界」の字が見たくて、ピストンする。山頂付近からは御在所の藤内壁が石仏のように正面に鎮座しており、岩にきざまれた「界」の字が人間界の雑念を追い払ういましめのようにも見て取れる。しかし、これは菰野と千種の共有地の境を示すもので、この地域が江戸時代より入会権の問題でたびたび紛争を繰り返してきた名残だ。

[attachment=2]IMG_8290.jpg[/attachment]
 コルにもどり、三岳寺跡に下って行く。ここには手洗い石が残されているが、コルからは人気の登山道だけに人に出会うことも多くなる。表参道の静かな古道を堪能したあとだけに、調子がくるってしまうので、早々に岳不動に向かう。

[attachment=1]IMG_8294.jpg[/attachment]
 三岳寺跡から不動谷をわたるこの辺りにも窯跡が残されている。その先の権現谷の土石流で荒れた谷の左岸寄りを上っていくと岳不動に着いた。この先の国見尾根への登山道が崩壊し通行止めのためにここも静かなものだ。祠には不動明王が安置され密教との深いつながりを感じさせる。滝に打たれるには打ってつけの形状の滝で、ここに不動明王が安置された理由がわかる気がする。現在も千種の人たちが守っているそうだ。

 鳥居道山とは国見岳のことで、三岳寺から岳不動を経て国見山・青岳コブ尾根という修験道の修行の場も容易に想像できる。また、鳥居道の鳥居は江戸時代の「勢陽五鈴遺響」には「鳥居道山と号することは、山の口に権現の鳥居ご座候。その鳥居の道、ただ一筋にて外に道はなくご座候。」と書かれているように神仏習合の修験道らしい名前になっている。

[attachment=0]IMG_8297.jpg[/attachment]
 静かな岳不動をあとにし、三岳寺跡にもどると団体さんいる。コルからヤシオ尾根を上るが人によく出会う。いつも人に出会うことはめったにないので、面食らってしまう。白ヤシオを愛でながらも県境稜線から995尾根に入る。この下降点にはテープが何重にも巻かれたマーキングがしてある。ここでナカノさん夫妻にお会いする。955標高点をすぎた所で尾根は二俣に分かれる。オフ会場は右のほうなのだが、左の直進方向の方が歩かれているというナカノさんの言葉にしたがいそのまま直進して千種街道に下りてからオフ会場のある尾根まで上りかえして807尾根を下ってオフ会場に着いた。帰りにオフ会場から807尾根を通り直登したが藪っぽく歩きにくかった。ナカノさんの言葉のおかげでギリギリ開催時間に間に合った。

 帰りも表参道を下ったが、それまでの山道に比べ歩きやすく仕事も早かった。朽ちかけている道とはいえ古道いというのは先人の知恵が生かされている心地よい道だった。

添付ファイル
岳不動
岳不動
手洗い石
手洗い石
割谷の頭  「界」
割谷の頭  「界」
二の坂 丁仏
二の坂 丁仏
一の坂 丁仏
一の坂 丁仏
最後に編集したユーザー わりばし [ 2014年5月27日(火) 06:40 ], 累計 1 回
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】三岳寺表参道を辿り上高地オフ会へ

投稿記事 by シュークリーム »

わりばしさん、おはようございます。やぶオフではお疲れ様でした。

【コース】鳥居道駐車場6:30---8:29割谷の頭---8:57岳不動---10:10キノコ岩---11:30上高地オフ会場

このコース、やぶレポでときどき拝見して興味があるんですが、いまだに歩けていません。
どこへ行こうかと考えて、結局選ぶのは沢ばかり。この付近はヒルはいなさそうだからこれからの季節でも行けそうですね。

今回のオフ会は予想通り朝明起点と武平峠起点に分かれましたが、その中でbiwacoさんの千種街道とわりばしさんのこのコース取りは独特だったですね。わりばしさんらしいです。

最近山行回数が減少気味のようですが、沢登りのときはまたお誘いしますので、お付き合いくださいね。沢登りはなるべく複数で行くようにしているんですが、直前まで行き先が決まらなかったりするとつい単独で行ってしまいます。よろしくです。
                         @シュークリーム@
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【鈴鹿】三岳寺表参道を辿り上高地オフ会へ

投稿記事 by 宮指路 »

わりばしさん、おはようございます。

 私にとっては二度目となる鈴鹿の上高地オフ会。前回は朝明からカクレ谷左岸尾根を上ったので、今回は湯の山方面から取りつくことにした。静かな山旅を求めて、鳥居道を選んだ。希望荘手前の鳥居道駐車場に停め、鳥居道山キャンプ場から林道に入る。

鳥居口から山岳寺跡までの道は一度は行ってみたかったので、5月3日にキャンプ場手前から鳥居谷に入り、割谷道を辿るつもりが右岸寄りに辿ってしましました。
P5030011_640.jpg
 正面に割谷の褐色の荒れた谷が見えてくると左岸の窯跡下に三岳寺表参道という新しい標識が設置されている。

ここを辿れば良かったのですね

窯跡は煙突跡も残っており比較的新しく、戦後も使われていたようだ。道は窯跡の横を通り本谷に沿ってつけられており、本谷左岸の窯跡をすぎた所に丁仏が置かれている。

これを見たかったのですが

 一の坂は、最初谷中を歩く。出合付近では左岸をトラバースするようにつけられた道が落ちてしまったようで、途中からトラバースしていく。丸木橋で対岸にわたり急斜面を上った乗越には二の坂の標識と丁仏がある。
 小尾根を回り込むと最後の丁仏があり、二の坂の標識がある。乗越からここまでの緩やかな上りが二の坂のようだ。


ここも行きたかった。

暗い谷を上り鐘突堂跡の標識のあるコルに着いた。ここには三岳寺跡に向けて石段が残されている。

ここは確か以前は「山岳寺跡」の標識があった場所ですね

 割谷の頭の「界」の字が見たくて、ピストンする。

私は鳥居谷の右岸を辿り、最後は割谷の頭に上がってしまいました。
もちろん「界」を確認しました。
その後、ヤシオ尾根から国見尾根に周回し、尾根の降口でもう一つの「界」も見てきました。
P5030090_640.jpg
P5030102_640.jpg
 三岳寺跡から不動谷をわたるこの辺りにも窯跡が残されている。その先の権現谷の土石流で荒れた谷の左岸寄りを上っていくと岳不動に着いた。

ここも以前は登山道になっていたので何度も通過した思い出がありますが、今は通行禁止になっているので行けていないです。

 鳥居道山とは国見岳のことで、三岳寺から岳不動を経て国見山・青岳コブ尾根という修験道の修行の場も容易に想像できる。

青岳から下山できそうな踏み跡があったので辿ってみましたが途中で道がなくなり引き返しました。

帰りも表参道を下ったが、それまでの山道に比べ歩きやすく仕事も早かった。朽ちかけている道とはいえ古道いというのは先人の知恵が生かされている心地よい道だった。

そうですか、一般の人ならきっとそうは思わなかったでしょう

                                                        宮指路
P5030053_640.jpg
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【鈴鹿】三岳寺表参道を辿り上高地オフ会へ

投稿記事 by たそがれ »

わりばしさん こんにちは

三岳寺表参道こと鳥居道のレポ、拝見しました。
どんな道でも歴史が絡んできて、それをわりばしさんが記述すると格調がたかくなります。
わりばしさん本人からは、仁王立ちする僧兵の印象が強いので複雑です。
あそこの駐車場はとても便利なのでよく利用します。
表参道、そして神懸からコブ尾根というのはいつか歩くつもりです。
わりばしさんにおかれましても、スウィーツを食べながら遺跡歩きをお楽しみください。
アバター
わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】三岳寺表参道を辿り上高地オフ会へ

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、シュークリームさん。

【コース】鳥居道駐車場6:30---8:29割谷の頭---8:57岳不動---10:10キノコ岩---11:30上高地オフ会場

このコース、やぶレポでときどき拝見して興味があるんですが、いまだに歩けていません。
どこへ行こうかと考えて、結局選ぶのは沢ばかり。この付近はヒルはいなさそうだからこれからの季節でも行けそうですね。

表参道は、この界隈で数少ない静かに歩けるところです。
修験者になって岳不動の滝に打たれるのもいいですよ。 :mrgreen:
ころあいの良い高さと立ったまま打たれるだけの空間があって、これぞザ「滝打たれ」て感じです。
滝打ち修行場
滝打ち修行場
最近山行回数が減少気味のようですが、沢登りのときはまたお誘いしますので、お付き合いくださいね。沢登りはなるべく複数で行くようにしているんですが、直前まで行き先が決まらなかったりするとつい単独で行ってしまいます。よろしくです。

山行回数は、元々こんなもんです。
軟弱行者ですので。 :lol:
シュークリムさんが直前まで行き先が決まらない事があるとは知りませんでした。
行きたい場所はメニュー表にバッチリつまっていると思っていました。
私も沢は複数でいった方がいいと思っていますので、手が空いたらお誘いください。
緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 【鈴鹿】三岳寺表参道を辿り上高地オフ会へ

投稿記事 by 緑水 »

わりばしさんおはようサン、好いお天気だよ。
ナカナカ親しくお話しできませんね。
あのシュッポッポのコンロは、使い物にならんな見てましたワン。
いざの時は原始的なものほど好いと思います。

わりばし さんが書きました:2014年5月25日(日)
【山 域】鈴鹿
【コース】鳥居道駐車場6:30---8:29割谷の頭---8:57岳不動---10:10キノコ岩---11:30上高地オフ会場
【メンバー】単独

鳥居道を選んだ。希望荘手前の鳥居道駐車場に停め、
河原には新しい赤ペンキがルートを示しており、最近整備したようだ。

冬場にスカイラインが閉鎖されると好い使い道に成ります。
本流からのハライドも好いよ。
参拝道から尾根越えてハライド谷へ、奥は広い。

わりばし さんが書きました:窯跡は煙突跡も残っており比較的新しく、戦後も使われていたようだ。

S33年ごろ煙モコモコしてましたがな、御在所裏道でも朝明けでも。
まだ生まれてないって、そんな訳ないよな。


 
わりばし さんが書きました:荒れた割谷に飛び出すと2mのナメ滝が落ちている。落ち口をわたると足洗谷で、暗い谷を上り鐘突堂跡の標識のあるコルに着いた。ここには三岳寺跡に向けて石段が残されている。

割谷の滝はみそぎの滝と緑ちゃんは見てるよ。


 割谷の頭の「界」の字が見たくて、ピストンする。山頂付近からは御在所の藤内壁が石仏のように正面に鎮座しており、岩にきざまれた「界」の字が人間界の雑念を追い払ういましめのようにも見て取れる。しかし、これは菰野と千種の共有地の境を示すもので、この地域が江戸時代より入会権の問題でたびたび紛争を繰り返してきた名残だ。[/quote]


そうですよね、国見尾根にの界の文字を空中で引いた線が千種との境界線ですね。
千種の人は岳不動をお参りするのに、腰越を越えて世話してました。

わりばし さんが書きました:鳥居道山とは国見岳のことで、三岳寺から岳不動を経て国見山・青岳コブ尾根という修験道の修行の場も容易に想像できる。また、鳥居道の鳥居は江戸時代の「勢陽五鈴遺響」には「鳥居道山と号することは、山の口に権現の鳥居ご座候。その鳥居の道、ただ一筋にて外に道はなくご座候。」と書かれているように神仏習合の修験道らしい名前になっている。

なるほど好い勉強に成りますなあ。
岳不動岳から谷を登り国見の右肩に登れば良かったのにさ。昔は道が有ったと思ってます。
遭難碑の下に出るよ。



わりばし さんが書きました: 帰りも表参道を下ったが、それまでの山道に比べ歩きやすく仕事も早かった。朽ちかけている道とはいえ古道いというのは先人の知恵が生かされている心地よい道だった。

ヤシオ谷左岸尾根も好いぜ、桃ちゃん岩やスリット岩なんかも有ってね。
お化けの岩やもあるでよ。

また好いお話聞かせてくださいな。

              緑水
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】三岳寺表参道を辿り上高地オフ会へ

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、宮指路さん。

 私にとっては二度目となる鈴鹿の上高地オフ会。前回は朝明からカクレ谷左岸尾根を上ったので、今回は湯の山方面から取りつくことにした。静かな山旅を求めて、鳥居道を選んだ。希望荘手前の鳥居道駐車場に停め、鳥居道山キャンプ場から林道に入る。

鳥居口から山岳寺跡までの道は一度は行ってみたかったので、5月3日にキャンプ場手前から鳥居谷に入り、割谷道を辿るつもりが右岸寄りに辿ってしましました。

割谷道という名前にだまされちゃいますよね。
私も本谷と割谷の中間尾根から取りつくと思ってました。


 正面に割谷の褐色の荒れた谷が見えてくると左岸の窯跡下に三岳寺表参道という新しい標識が設置されている。

ここを辿れば良かったのですね

本谷手前から取りついて本谷と割谷の二つの谷を越える道です。
無理なくつけられた道で、歩きやすいですよ。

表参道入口の窯跡
表参道入口の窯跡
窯跡は煙突跡も残っており比較的新しく、戦後も使われていたようだ。道は窯跡の横を通り本谷に沿ってつけられており、本谷左岸の窯跡をすぎた所に丁仏が置かれている。
これを見たかったのですが
 一の坂は、最初谷中を歩く。出合付近では左岸をトラバースするようにつけられた道が落ちてしまったようで、途中からトラバースしていく。丸木橋で対岸にわたり急斜面を上った乗越には二の坂の標識と丁仏がある。
 小尾根を回り込むと最後の丁仏があり、二の坂の標識がある。乗越からここまでの緩やかな上りが二の坂のようだ。

ここも行きたかった。

丁仏が3つ残っています。
ここの三岳寺が廃寺になったのが戦国時代で、その後も岳不動参りが続いたおかげで残ったようです。

二の坂入口の丁仏
二の坂入口の丁仏
暗い谷を上り鐘突堂跡の標識のあるコルに着いた。ここには三岳寺跡に向けて石段が残されている。

ここは確か以前は「山岳寺跡」の標識があった場所ですね

標識の名称も「鐘付堂跡」に変わっています。
それに新しい標識には「旧三岳寺表参道」というネーミングが必ずついています。

三岳寺表参道の標識
三岳寺表参道の標識
 割谷の頭の「界」の字が見たくて、ピストンする。

私は鳥居谷の右岸を辿り、最後は割谷の頭に上がってしまいました。
もちろん「界」を確認しました。
その後、ヤシオ尾根から国見尾根に周回し、尾根の降口でもう一つの「界」も見てきました。

この「界」も見たかったなあ。

  鳥居道山とは国見岳のことで、三岳寺から岳不動を経て国見山・青岳コブ尾根という修験道の修行の場も容易に想像できる。

青岳から下山できそうな踏み跡があったので辿ってみましたが途中で道がなくなり引き返しました。

このあたりは昔道が残っていそうですもんね。

帰りも表参道を下ったが、それまでの山道に比べ歩きやすく仕事も早かった。朽ちかけている道とはいえ古道いというのは先人の知恵が生かされている心地よい道だった。

そうですか、一般の人ならきっとそうは思わなかったでしょう

そんなこと無いですよ。
時間のかかったヤシオ尾根の下りと違いコルからは早いです。       
                                                
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】三岳寺表参道を辿り上高地オフ会へ

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、たそがれさん。

三岳寺表参道こと鳥居道のレポ、拝見しました。
どんな道でも歴史が絡んできて、それをわりばしさんが記述すると格調がたかくなります。

ハハハ・・好きなだけです。 :mrgreen:
チ・・じゃなかった   キノコ岩
チ・・じゃなかった   キノコ岩
わりばしさん本人からは、仁王立ちする僧兵の印象が強いので複雑です。

えっ、そうですか?こんなに華奢なのに。
たそがれさんったら
;)

あそこの駐車場はとても便利なのでよく利用します。
表参道、そして神懸からコブ尾根というのはいつか歩くつもりです。

コブ尾根も千種の人たちが岳不動参拝の時に越えたようで、興味ある地名が満載ですね。

わりばしさんにおかれましても、スウィーツを食べながら遺跡歩きをお楽しみください。

菰野名物の「ちんころ」という犬の形をした落雁もお勧めです。
添付ファイル
ちんころ
ちんころ
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】三岳寺表参道を辿り上高地オフ会へ

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、緑水さん。

ナカナカ親しくお話しできませんね。

ミルクさん・キャッシーさんだけでなくルフィーさんもあらわれましたからね。 :lol:

あのシュッポッポのコンロは、使い物にならんな見てましたワン。
いざの時は原始的なものほど好いと思います。

たんぽぽさんに小さめのタンクを付けるという知恵をさずかりましたので、試してみます。
わりばし さんが書きました:2014年5月25日(日)
【山 域】鈴鹿
【コース】鳥居道駐車場6:30---8:29割谷の頭---8:57岳不動---10:10キノコ岩---11:30上高地オフ会場
【メンバー】単独

鳥居道を選んだ。希望荘手前の鳥居道駐車場に停め、
河原には新しい赤ペンキがルートを示しており、最近整備したようだ。
冬場にスカイラインが閉鎖されると好い使い道に成ります。
本流からのハライドも好いよ。
参拝道から尾根越えてハライド谷へ、奥は広い。


コブ尾根につながる道もおもしろそうですね。
わりばし さんが書きました:窯跡は煙突跡も残っており比較的新しく、戦後も使われていたようだ。
S33年ごろ煙モコモコしてましたがな、御在所裏道でも朝明けでも。
まだ生まれてないって、そんな訳ないよな。


いやいや。生まれてませんてば・・・ :mrgreen:
窯跡
窯跡
 
わりばし さんが書きました:荒れた割谷に飛び出すと2mのナメ滝が落ちている。落ち口をわたると足洗谷で、暗い谷を上り鐘突堂跡の標識のあるコルに着いた。ここには三岳寺跡に向けて石段が残されている。
割谷の滝はみそぎの滝と緑ちゃんは見てるよ。

そう言われればみぞぎの滝を思わせる形をしてますね。
みそぎ場や滝打たれ場にはそれに応じた滝の形や周りの雰囲気というものがあるもんなんですね。
みそぎの滝
みそぎの滝
 割谷の頭の「界」の字が見たくて、ピストンする。山頂付近からは御在所の藤内壁が石仏のように正面に鎮座しており、岩にきざまれた「界」の字が人間界の雑念を追い払ういましめのようにも見て取れる。しかし、これは菰野と千種の共有地の境を示すもので、この地域が江戸時代より入会権の問題でたびたび紛争を繰り返してきた名残だ。[/quote]

そうですよね、国見尾根にの界の文字を空中で引いた線が千種との境界線ですね。
千種の人は岳不動をお参りするのに、腰越を越えて世話してました。


なるほど腰越越えの道は千種の人たちの参拝道でしたか。
入会権でもめている菰野からの表参道は使いませんよね。

わりばし さんが書きました:鳥居道山とは国見岳のことで、三岳寺から岳不動を経て国見山・青岳コブ尾根という修験道の修行の場も容易に想像できる。また、鳥居道の鳥居は江戸時代の「勢陽五鈴遺響」には「鳥居道山と号することは、山の口に権現の鳥居ご座候。その鳥居の道、ただ一筋にて外に道はなくご座候。」と書かれているように神仏習合の修験道らしい名前になっている。
なるほど好い勉強に成りますなあ。
岳不動岳から谷を登り国見の右肩に登れば良かったのにさ。昔は道が有ったと思ってます。
遭難碑の下に出るよ。


昔道ですか。いいですね。
崩落でたどれるのかな?
御在所の石仏
御在所の石仏
わりばし さんが書きました: 帰りも表参道を下ったが、それまでの山道に比べ歩きやすく仕事も早かった。朽ちかけている道とはいえ古道いというのは先人の知恵が生かされている心地よい道だった。
ヤシオ谷左岸尾根も好いぜ、桃ちゃん岩やスリット岩なんかも有ってね。
お化けの岩やもあるでよ。


大岩の原始信仰から修験道につながっていった感じですね。

また好いお話聞かせてくださいな。

こちらこそ、今後ともいろいろ教えてください。
              
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