【鈴鹿】イブネへ 花を求めてカモシカに遭遇
Posted: 2014年5月13日(火) 20:53
【山域】 鈴鹿
【日付】 2014年5月10日
【天候】 晴れ
【コース】朝明7:04---8:26コクイ谷出合---9:56佐目峠---10:07イブネ---10:35熊の戸平---11:09銚子ヶ岳---12:18ワサビ峠---
13:13お金明神---13:50ヒロ沢出合---14:40羽鳥峰峠---15:25朝明
【メンバ】単独
7時前に朝明着。すでに車は20台は停まっている。最近は盛況らしい。近頃管理人さんが変わったのだろうか前回とも異なる人に
料金を払い行く先をイブネと告げる。先月は中峠経由だったが今回は根の平峠経由で行こう。そう思って出発する。最近は毎週の
ごとく歩いているせいか身体が軽い。さっさと行けば年配の女性を追い抜く。山ガール姿のいでたちで雨乞いでも行くのかと思って
挨拶がてらに聞けば、タケ谷を下ってそのまま尾根に取り付きイブネまで行くという。そんなルートがあるのか思って思わず地図を
取り出すと902Pを越えていくのだそうだ。途中は結構急そうな尾根だ。ロープなんかも下がっているらしいが、2日前にもトライ
したが行けなくて小峠から降りたので再挑戦だという。なんとまあ。よくそんなところへ一人で行くなあとちょっとびっくりです。
その後先行するがイワカガミが道の脇に群生しているので写真を撮っていると、ここはイワカガミ街道ですからと先の人が追い越し
ながら話していく。そうか、ここも多いんだ。その後根の平峠にも順調につくが先を急ぐのでそのまま通過。コクイ谷に向かって
どんどん降りていく。
根の平峠の先の愛知川の沿いの道は今まさに新緑の季節。まだ朝早く誰も歩いていない中、萌えだした緑に包まれて幸せな気分で
進んでいくと、愛知川の対岸に突如黒い影が現れる。ゆったりとしたその動き。一瞬熊かと思ったがそれはカモシカだった。久し
ぶりの対面である。カモシカは愛知川を渡ろうとしていてまだこちらには気づかない様子。ゆっくりと渡ったところでこちらに気づき
にらめっこ状態となる。カモシカというのはなぜか普通の鹿と違い動作が遅い上に、あまりすぐ逃げない。おかげでこちらは写真が
たくさん撮れるのだが、こんなんでは簡単に猟師にやられるぞと思ってしまう。なかなか動かないので痺れを切らしこちらから一歩
前に動いたらようやく身を翻して山の斜面を駆け上がっていった。まだやっぱりいるんだねえ。それにしても貴重な体験だ。足繁く
通っても見るのはホントまれである。 そのあとはコクイ谷出合から杉峠方面に向かい途中で佐目峠に向かう谷を直接登ることにした。まあどうということもない谷だが
杉峠の頭を経由していくよりはずっと近い気がする。途中詰めを間違えるが何とか佐目峠着。ここでは3名のグループが休んでいて
登山道と違う方向から来た自分をいぶかしげに見ている。杉峠からですかと聞かれ谷をそのまま上がって来ましたと答えるが分から
なかったかもしれない。この人たちは甲津畑から来たそうだ。
その後先行してイブネに登る。佐目峠からはすぐのイメージだったが意外に遠く感じた。誰もまだいない頂上。何もないよ。そこで
今回はここから真西に向かい佐目子谷方面に進んでみた。急に斜面に落ち込むところをトラバースしながら熊の戸平らに下りる寸法だ。
何度も来ているせいか最初の感動はなくなっているが、水の流れるこの平地はまさにイブネのおへそ。落ち着けるところだ。人が通る
のもまれで見上げれば稜線を誰かが歩いているがここまで足を延ばす人はそうはいない。ちょっと早いがランチにしよう。今日は
簡単カップラーメンと冷やしてきたビール。お手軽だけれど気温も高いのでビールがおいしい。
ランチの後は銚子に登る。イブネ劇場の指定席だが、なんとそこには合羽を着こんで惰眠をむさぼる3人の若人がいる。普通そばを
通ればこちらを見そうなものだがピクリとも動かない。よく寝てるねえ。一体いつから寝ているのだろう。
ともかくここからはクラシに向かう。途中で佐目峠で会った人に会う。イブネが初めての人もいたらしくていいところですねえと
言うので、ついこの下の平地に降りてみてください。サラサラと水が流れるいいところがありますよと教える。興味深そうだったが
果たして訪れただろうか。
クラシからは北尾根を下る。今日はここの石楠花が咲いているかと半分期待してやってきたのだ。結果からすれば咲いているがまだ
部分的。北斜面なので少し開花が遅いようだ。まあそれでも陽のしっかり当たるところはきれいに咲いている。つぼみも多いので
これからが楽しみかもしれない。どんどん行けば単独の若い人とすれ違う。コースを問うとヒロ沢ーお金明神と伝ってやってきたという。
それはちょっと長いけど面白そう。当初オゾ谷ー中峠と思っていた自分もここで計画変更、お金明神へ向かうことにした。どんどん
降りればワサビ峠着。ここで少し休憩。以前ここでカモシカを見たが今日はそれ以来だったことを思い出す。 そこからは稜線伝いに行くが、思ったよりお金峠が遠い。やっとこさ峠についてそこから下っていくとお金明神だった。見るたびに
不思議なお金明神。自然の造形とはいえ少しユーモラスな顔たちは何を考えて見つめているのだろうと思ってしまう。 ここからは下っていけば愛知川に出てそのままヒロ沢まで進む。ヒロ沢は渡渉点がポイント。前回はちょっと失敗して細君がドボンと
なってしまったのだが、今回は石がうまくおかれている点を見つけ難なく通過。振り返れば石楠花がきれいだったのでまた渡りなおして
写真を撮りに行く余裕があった。
もうここまできたら後は近い。しっかりした道を行くが、上から若い3人組が降りてきた。時刻は2時をとうに過ぎている。軽装の彼らは
どこへ行くのかと不思議に思い、どちらまでと問うと朝明キャンプ場だという。「???」方向が逆ではないか。本人たちは三重県側を
歩いているつもりでいつの間にか愛知川に向かう道に迷い込んでいたのだ。地図を持ってますかといって出してもらい、現在位置を示し
このまま進めば愛知川に出てしまいますよと伝えるが、まだ状況が飲み込めていないようで、滋賀県側に出たらそこから帰れますか
などと聞いてくる。とても歩けるような距離ではなくこのまま行けば真っ暗になって遭難ですよといってやっと事の重大さに気づいた様子。
標識頼りで歩き、コンパスも持っていないようだ。ともかく現在位置のはっきりしている羽鳥峰まで同行することにした。釈迦から
羽鳥峰の周回だったらしいが、どこをどう間違えたのか、この羽鳥峰峠は通らずその手前で滋賀県側に入ったものらしい。そんな間違え
るようなところが合ったのだろうか?赤テープが合ったのでそれに従ったらしいが、危ないところだった。
羽鳥峰について、やっぱりここは通っていないという彼ら。それでもここからはもう標識もばっちりである。羽鳥峰の山頂を楽しんで
彼らは下っていった。自分も彼らの後から登ってみる。ここは山陰で平野が良く見えないのが残念だ。それでもひとしきり山頂気分を
味わい、後は一目散に駆け下りた。途中で件の3人組を追い越したが、女の子が最敬礼をして見送ってくれた。
Kasaya
【日付】 2014年5月10日
【天候】 晴れ
【コース】朝明7:04---8:26コクイ谷出合---9:56佐目峠---10:07イブネ---10:35熊の戸平---11:09銚子ヶ岳---12:18ワサビ峠---
13:13お金明神---13:50ヒロ沢出合---14:40羽鳥峰峠---15:25朝明
【メンバ】単独
7時前に朝明着。すでに車は20台は停まっている。最近は盛況らしい。近頃管理人さんが変わったのだろうか前回とも異なる人に
料金を払い行く先をイブネと告げる。先月は中峠経由だったが今回は根の平峠経由で行こう。そう思って出発する。最近は毎週の
ごとく歩いているせいか身体が軽い。さっさと行けば年配の女性を追い抜く。山ガール姿のいでたちで雨乞いでも行くのかと思って
挨拶がてらに聞けば、タケ谷を下ってそのまま尾根に取り付きイブネまで行くという。そんなルートがあるのか思って思わず地図を
取り出すと902Pを越えていくのだそうだ。途中は結構急そうな尾根だ。ロープなんかも下がっているらしいが、2日前にもトライ
したが行けなくて小峠から降りたので再挑戦だという。なんとまあ。よくそんなところへ一人で行くなあとちょっとびっくりです。
その後先行するがイワカガミが道の脇に群生しているので写真を撮っていると、ここはイワカガミ街道ですからと先の人が追い越し
ながら話していく。そうか、ここも多いんだ。その後根の平峠にも順調につくが先を急ぐのでそのまま通過。コクイ谷に向かって
どんどん降りていく。
根の平峠の先の愛知川の沿いの道は今まさに新緑の季節。まだ朝早く誰も歩いていない中、萌えだした緑に包まれて幸せな気分で
進んでいくと、愛知川の対岸に突如黒い影が現れる。ゆったりとしたその動き。一瞬熊かと思ったがそれはカモシカだった。久し
ぶりの対面である。カモシカは愛知川を渡ろうとしていてまだこちらには気づかない様子。ゆっくりと渡ったところでこちらに気づき
にらめっこ状態となる。カモシカというのはなぜか普通の鹿と違い動作が遅い上に、あまりすぐ逃げない。おかげでこちらは写真が
たくさん撮れるのだが、こんなんでは簡単に猟師にやられるぞと思ってしまう。なかなか動かないので痺れを切らしこちらから一歩
前に動いたらようやく身を翻して山の斜面を駆け上がっていった。まだやっぱりいるんだねえ。それにしても貴重な体験だ。足繁く
通っても見るのはホントまれである。 そのあとはコクイ谷出合から杉峠方面に向かい途中で佐目峠に向かう谷を直接登ることにした。まあどうということもない谷だが
杉峠の頭を経由していくよりはずっと近い気がする。途中詰めを間違えるが何とか佐目峠着。ここでは3名のグループが休んでいて
登山道と違う方向から来た自分をいぶかしげに見ている。杉峠からですかと聞かれ谷をそのまま上がって来ましたと答えるが分から
なかったかもしれない。この人たちは甲津畑から来たそうだ。
その後先行してイブネに登る。佐目峠からはすぐのイメージだったが意外に遠く感じた。誰もまだいない頂上。何もないよ。そこで
今回はここから真西に向かい佐目子谷方面に進んでみた。急に斜面に落ち込むところをトラバースしながら熊の戸平らに下りる寸法だ。
何度も来ているせいか最初の感動はなくなっているが、水の流れるこの平地はまさにイブネのおへそ。落ち着けるところだ。人が通る
のもまれで見上げれば稜線を誰かが歩いているがここまで足を延ばす人はそうはいない。ちょっと早いがランチにしよう。今日は
簡単カップラーメンと冷やしてきたビール。お手軽だけれど気温も高いのでビールがおいしい。
ランチの後は銚子に登る。イブネ劇場の指定席だが、なんとそこには合羽を着こんで惰眠をむさぼる3人の若人がいる。普通そばを
通ればこちらを見そうなものだがピクリとも動かない。よく寝てるねえ。一体いつから寝ているのだろう。
ともかくここからはクラシに向かう。途中で佐目峠で会った人に会う。イブネが初めての人もいたらしくていいところですねえと
言うので、ついこの下の平地に降りてみてください。サラサラと水が流れるいいところがありますよと教える。興味深そうだったが
果たして訪れただろうか。
クラシからは北尾根を下る。今日はここの石楠花が咲いているかと半分期待してやってきたのだ。結果からすれば咲いているがまだ
部分的。北斜面なので少し開花が遅いようだ。まあそれでも陽のしっかり当たるところはきれいに咲いている。つぼみも多いので
これからが楽しみかもしれない。どんどん行けば単独の若い人とすれ違う。コースを問うとヒロ沢ーお金明神と伝ってやってきたという。
それはちょっと長いけど面白そう。当初オゾ谷ー中峠と思っていた自分もここで計画変更、お金明神へ向かうことにした。どんどん
降りればワサビ峠着。ここで少し休憩。以前ここでカモシカを見たが今日はそれ以来だったことを思い出す。 そこからは稜線伝いに行くが、思ったよりお金峠が遠い。やっとこさ峠についてそこから下っていくとお金明神だった。見るたびに
不思議なお金明神。自然の造形とはいえ少しユーモラスな顔たちは何を考えて見つめているのだろうと思ってしまう。 ここからは下っていけば愛知川に出てそのままヒロ沢まで進む。ヒロ沢は渡渉点がポイント。前回はちょっと失敗して細君がドボンと
なってしまったのだが、今回は石がうまくおかれている点を見つけ難なく通過。振り返れば石楠花がきれいだったのでまた渡りなおして
写真を撮りに行く余裕があった。
もうここまできたら後は近い。しっかりした道を行くが、上から若い3人組が降りてきた。時刻は2時をとうに過ぎている。軽装の彼らは
どこへ行くのかと不思議に思い、どちらまでと問うと朝明キャンプ場だという。「???」方向が逆ではないか。本人たちは三重県側を
歩いているつもりでいつの間にか愛知川に向かう道に迷い込んでいたのだ。地図を持ってますかといって出してもらい、現在位置を示し
このまま進めば愛知川に出てしまいますよと伝えるが、まだ状況が飲み込めていないようで、滋賀県側に出たらそこから帰れますか
などと聞いてくる。とても歩けるような距離ではなくこのまま行けば真っ暗になって遭難ですよといってやっと事の重大さに気づいた様子。
標識頼りで歩き、コンパスも持っていないようだ。ともかく現在位置のはっきりしている羽鳥峰まで同行することにした。釈迦から
羽鳥峰の周回だったらしいが、どこをどう間違えたのか、この羽鳥峰峠は通らずその手前で滋賀県側に入ったものらしい。そんな間違え
るようなところが合ったのだろうか?赤テープが合ったのでそれに従ったらしいが、危ないところだった。
羽鳥峰について、やっぱりここは通っていないという彼ら。それでもここからはもう標識もばっちりである。羽鳥峰の山頂を楽しんで
彼らは下っていった。自分も彼らの後から登ってみる。ここは山陰で平野が良く見えないのが残念だ。それでもひとしきり山頂気分を
味わい、後は一目散に駆け下りた。途中で件の3人組を追い越したが、女の子が最敬礼をして見送ってくれた。
Kasaya