【養老】養老山地 南北横断トレイル
Posted: 2014年5月09日(金) 21:01
【 日 付 】 2014年5月4日(日)
【 山 域 】 養老山地
【メンバー】 りゅう
【 天 候 】 快晴(午後南風強し)
【 ルート 】 沢田(P)→吉見林道口(3:30)→坂爪(5:01)→一之瀬林道(5:29)→P820(5:59)→裏山(6:20)→
大洞谷コル(6:33)→もみじ峠(7:10)→笹原峠(7:58)→養老山(8:23)→川原越(9:40)→志津山(10:07)→
二之瀬越(11:38)→トラックの森(13:02)→桜番所(13:25)→田代池(14:03)→石津御嶽登り口(14:25)→
奥の院(14:43)→石津御嶽神社(14:58)→多度山(16:30)→愛宕神社(16:58)→多度駅(17:20)
多度駅(17:38)+++++++養老駅(18:06)・・・・沢田(P)(18:40)
久しぶりにお邪魔します。
50の境、50から手習いならぬ50走破を想い付き、手頃な場所を探ると養老山地南北横断46kが見付かった。
帰路の移動を含めると50kを越える。しかし多度山にしか登ったことのない素人には容易く南北横断を許してくれる
はずもない、事前の下見と体力がもつか、、、で幕営装備を担いで臨むことにした。
沢田集落近くのコンビニで仮眠をするも眠れない、うとうとの1時間睡眠で準備を始める。深夜の店内を度々出入り
駐車場を動き回る人物は怪しき男にしか見えないだろう、通報されちゃかなわないので現地へ向う。
静まった集落の端に車を止め、いざ出陣!吉見林道口の鎖ゲートを3:30にスタートする。
闇夜のライトは林道の路面を浮き上がらせ聞こえるは沢に音だけ、足取を進めると独特の香りが鼻を翳める。
2点の丸光り、下からまた2点の丸光、月明かりもない黒闇に浮かんでいる。さてどっちだ!目を凝らす。
やがて丸光は奇声を放ち横へ跳ねて行った。猪のこじゃなかったか~身構えていた体の力を抜く。
楽しい闇も1時間歩くと東の地平線が白み初め、黒闇の幕が解け始めた。
水なし谷、牛首を抜けCo600(保有林標柱)から板爪を辿り対向の林道をショートカットする。
廃道化した切道が繋がる板爪は笹枯れで禿の展望の良い鞍部、山裾が狭まり牧田川沿いを東西に流れる
名神の車のライトが良く見渡せる。不破関の中山道に結ぶ街道があった時代には山賊?の見守り場を思わせる所だ。
丁度東の空が赤みを帯、日の出の時刻。朝陽に一日の安全に手を合わせ西の吉見林道へ降る。
[attachment=1]trail2.jpg[/attachment]
南下するには吉見林道から一之瀬林道へ乗り換える必要がある。三ツ岩から植林帯斜面を登りP750東尾根を越え
一之瀬林道へ移り、境界尾根の奥山三角点は林道脇30秒だがパスしCo755の境界線が離れる尾根分岐まで進む。
養老一体も笹枯れが酷く笹の茎から笹原ジャングルを想像させられるが、今は面影もない歩き易い台地だ。
P820に組まれた無造作な測量用の三脚、頂を明記する道標や目印もない。訪れる客も少ないのだろう
踏跡の薄い気持の良い尾根を境界線に沿って行平山、裏山へと繋ぎ、ヤブを少し掻き分け大洞谷のコルに降る。
[attachment=0]trail3.jpg[/attachment]
広いコバ地を思わせる大洞谷のコル。ここから南方へ繋ぐ方法として大洞谷を下降か、表山から境界尾根に沿って
もみじ峠へ至る方法がある。そこで、表山を通らず表山西面のCo800ラインを横切り境界尾根へ繋ぐ方法で進む。
これという獣道も無いが等高線が寝ており難儀はしない。涸沢を跨ぐと尾根へ合流しマーキングが施され踏跡のある
境界尾根は、小さなコルで大洞谷と養老渓谷に分岐し小ピークへ直進して竜が池を目指す。踏跡も薄まりアセビの
群落に西へ追い遣られ気付けばアセビ平の登山道に着地してしまった。しかし「竜が池」の名が付いた池が気になる。
ロスになるが登り返し小さな鞍部にヌタ場化した沼池、竜が池と思われるが表記はない。由来が気になるところだ。
[attachment=7]trail5.jpg[/attachment]
もみじ峠で北部バリルートが終わり中部遊歩道帯が始まる。丸太の階段にベンチと灰皿、整備されハイキングコースの
香がムンムンだ。だが厄介なこともある。尾根筋を忠実に辿るアップダウンの繰り返しと歩幅に合わない丸太階段
下手な力が入るものなら筋肉が痙攣を起しかねない。ここは慌てず足場を選んで歩を進めるのが良策だ。
養老公園を起点に周遊で小倉山に廻り展望台で観覧し東屋でランチすれば、初めての山ガちゃんも○でしょう!
養老山三角点は遊歩道から離れた1分の頂き、養老山から南の遊歩道は雰囲気も変わり落ち着ける。
快晴の日差しは暑さを増し遊歩道の歩に飽きが感じた頃、背後から足音が迫ってくる。振り返ると1人のトレイランナー
近づく顔は高校の恩師ではないか。30年以上昔、新任で迎えた初担任の生徒が当方である。学校生活で色々と
迷惑を掛けたが、山の因惑もあったな~8歳年上と思えない元気のよさで多度を目指し走って行った。
養老山から尾根筋も県境線に変わる。三重県側の林道開発が県境尾根まで進みモトクロスバイクの侵入で荒らしている。
平行する旧切道は絶好のライディングコースに、時より遊歩道を掻き毟るタイヤ痕がマナーの悪さが浮き彫りにしている。
この原因は林道を管理する自治体が阻止する柵案が悪いからだろう!まぁ~ここまで来たら、今更阻止しても乗り越える
斜面があればどこからでも侵入、イタチごっこになるばかりだけどね。
津屋避難小屋は静まり、東屋、川原越へと進む。ここから二之瀬越へ抜ける客は少ないか、落葉が積り雰囲気は良いも
タイヤ痕が酷さ増すばかりで、どうみても前日、爆音は聴こえないも音がしたら木々の間に逃げ込むことが先決のようだ。
[attachment=6]trail7.jpg[/attachment]
遊歩道から離れた志津山三角点を経由して二之瀬越を目指すが、長く見晴らしの悪い坦々とした遊歩道が続く。
祖吉谷ピークを確認出来ぬまま遊歩道は県境線から離れ鉄塔沿いの枝尾根に移り替わっていた。#94鉄塔、#95鉄塔の
脇を通り抜け進み続けるとCo360まで落ちてしまう。県道25へ接続する林道の戻り返しを少なくするためにワープ先を
捜ながら歩み木々に掴まり林道へ着地。どれだけ短縮出来たかは判らないが、また林道歩きの再開である。
[attachment=5]trail8.jpg[/attachment]
二之瀬越(庭田山頂公園)にとうちゃこ~ほぼ半分を午前中に済ませることが出来た。
筋肉に違和感はないものの右足小指に靴擦れが出来たようだ。栄養補給と靴擦れにテーピングを施し出発する。
ここからも延々と続く林道との戦い、悟入林道から吉野裏山林道と辿れば林道だけで多度山まで歩める。しかし
曲りくねった道ばかり歩むだけでは面白くもない、そしてロスを感じる。平行する岐阜側の林道と県境尾根の踏跡を
利用し多度山を目指すことにする。
悟入林道ゲートを潜ると緩い登りが続き尾根を越しの植林帯が「キューブの森」なる。企業出資した管理林だと思われるが
目的が今一つ?奥谷山への道標辺りから県境線を沿る踏跡が存在するも下見では伐採倒木で道が塞がれ歩き難いだけ
しばし登っては降っての林道歩きを1時間ほど進み「トラックの森」に至る。カーブミラーの奥、植林の間に土壁が顔を覗か
せているのが、トレイランメンバーが言う「40度激坂」である。この土壁を築いたのもモトクロスだ!
ミラーから県境線へ移り激坂の尾根筋へ進むがまともに登っては大変、植林の斜面をジグザグに越える。ここから踏跡は
飯森山を経て桜番所に繋がる。途中大きい池が右下に眺められるが名は判らない、傍らで縦走中の男女が休憩していた。
どうやら縦走を諦め月見の森へ降って温泉へ入るそうだ。桜番所の祠に完走を祈願し、ベンチに座る男性に挨拶をする。
[attachment=4]trail9.jpg[/attachment]
桜番所から田代池まで県境線に踏跡があり容易に辿れるも、給水のため引き続き林道を10分ほど降る。斜面の洞穴から
滾々と湧き出る水場あり、林道の出入りが出来た数年前は名水の汲み場だったそうな。閉鎖された原因は一つしかない!
消費した2Lを満たし出発時の10Kgに近いザックの重さに復活する。装備を軽量化しても水3Lと食料に酒が嵩む~
お腹の足しは毎回軽量化できねぇ。。
Y字分岐から吉野裏山林道へ移る。しばらく登りが続き東谷西線林道へ繋がる林道へ入ると背後の裏山線から音が響き
数台のモトクロスが走り抜けて行った。こまったものだ!東谷西線は県境線に沿って通る林道で尾根筋も歩けるが、今は
アップダウン繰り返す尾根はちょっとパス、緩やかな登りの林道を歩む。先週に無かったタイヤ痕が見事に刻まれていた。
田代池から南部。東谷西線から田代越道を戻り田代池に出る。林道歩きも後数キロである。樽沢池、石津御嶽奥の宮の
登り口へ辿り着く頃には足は完全に林道モード化していた。登り口から県境線までの登りは10歩進んでは一服の繰り
返しで、平らな尾根筋が遠い。奥の宮から東へ尾根が向きを変えアップダウンすると石津御嶽神社、社務所小屋へ至る。
この辺りまでくると良く踏まれて歩き易いが、時より刻まれるタイヤ痕が気力を削ってくれる。
[attachment=3]trail11.jpg[/attachment]
多度山公園の道標に導かれると吉野裏山林道に合流し、軽トラの山師と会話を交わす。話題は気力を削る奴だけど
残すは多度山1座、ここまで来ると足の筋肉が自然と伸び縮み前へ前へと動いている。赤白電波塔から遊歩道へ入ると
12時間を越えスカイラインの遊歩道に思考回路がLow状態、最後に事故など・・・意識を集中し道標に導かれ足が進める。
[attachment=2]trail12.jpg[/attachment]
疲れが心を包むころ電波塔群が現れ多度山公園に到着した。ここが南端の最終ピークだ。眼下には木曽三川
遠くにツインタワーを望み、北を仰げば揖斐川の流れが遠くまで一本の線になっていた。
さぁ最後の閉め!健脚コースを駆け降り防護柵の扉を閉じたら横断終了!愛宕神社にお礼の参拝をする。
ここでゆっくり休憩したいところだが17時、このまま勢いで進めば17時38分の養老線に乗れる。下町に出れば普段通り
慣れた道も長く遠く感じる。多度駅に着き切符を購入しホームへ入ると馬上げ大祭で盛り上がったお客に囲まれ、1人
静かに走破の喜びを味わっていた。車窓から眺める稜線は長く続く
養老駅で下車、デポしておいたチャリで最後の仕上げ。風も見方してくれるか追い風に、漕ぐペダルも快調に回り
前回の向かい風とは比べものにならないスピードで沢田集落へ突進する。日暮れ前に車に戻り荷物を積み込むと
吉見林道口で一礼、50の記念に、養老山地に感謝する。
りゅう
【 山 域 】 養老山地
【メンバー】 りゅう
【 天 候 】 快晴(午後南風強し)
【 ルート 】 沢田(P)→吉見林道口(3:30)→坂爪(5:01)→一之瀬林道(5:29)→P820(5:59)→裏山(6:20)→
大洞谷コル(6:33)→もみじ峠(7:10)→笹原峠(7:58)→養老山(8:23)→川原越(9:40)→志津山(10:07)→
二之瀬越(11:38)→トラックの森(13:02)→桜番所(13:25)→田代池(14:03)→石津御嶽登り口(14:25)→
奥の院(14:43)→石津御嶽神社(14:58)→多度山(16:30)→愛宕神社(16:58)→多度駅(17:20)
多度駅(17:38)+++++++養老駅(18:06)・・・・沢田(P)(18:40)
久しぶりにお邪魔します。
50の境、50から手習いならぬ50走破を想い付き、手頃な場所を探ると養老山地南北横断46kが見付かった。
帰路の移動を含めると50kを越える。しかし多度山にしか登ったことのない素人には容易く南北横断を許してくれる
はずもない、事前の下見と体力がもつか、、、で幕営装備を担いで臨むことにした。
沢田集落近くのコンビニで仮眠をするも眠れない、うとうとの1時間睡眠で準備を始める。深夜の店内を度々出入り
駐車場を動き回る人物は怪しき男にしか見えないだろう、通報されちゃかなわないので現地へ向う。
静まった集落の端に車を止め、いざ出陣!吉見林道口の鎖ゲートを3:30にスタートする。
闇夜のライトは林道の路面を浮き上がらせ聞こえるは沢に音だけ、足取を進めると独特の香りが鼻を翳める。
2点の丸光り、下からまた2点の丸光、月明かりもない黒闇に浮かんでいる。さてどっちだ!目を凝らす。
やがて丸光は奇声を放ち横へ跳ねて行った。猪のこじゃなかったか~身構えていた体の力を抜く。
楽しい闇も1時間歩くと東の地平線が白み初め、黒闇の幕が解け始めた。
水なし谷、牛首を抜けCo600(保有林標柱)から板爪を辿り対向の林道をショートカットする。
廃道化した切道が繋がる板爪は笹枯れで禿の展望の良い鞍部、山裾が狭まり牧田川沿いを東西に流れる
名神の車のライトが良く見渡せる。不破関の中山道に結ぶ街道があった時代には山賊?の見守り場を思わせる所だ。
丁度東の空が赤みを帯、日の出の時刻。朝陽に一日の安全に手を合わせ西の吉見林道へ降る。
[attachment=1]trail2.jpg[/attachment]
南下するには吉見林道から一之瀬林道へ乗り換える必要がある。三ツ岩から植林帯斜面を登りP750東尾根を越え
一之瀬林道へ移り、境界尾根の奥山三角点は林道脇30秒だがパスしCo755の境界線が離れる尾根分岐まで進む。
養老一体も笹枯れが酷く笹の茎から笹原ジャングルを想像させられるが、今は面影もない歩き易い台地だ。
P820に組まれた無造作な測量用の三脚、頂を明記する道標や目印もない。訪れる客も少ないのだろう
踏跡の薄い気持の良い尾根を境界線に沿って行平山、裏山へと繋ぎ、ヤブを少し掻き分け大洞谷のコルに降る。
[attachment=0]trail3.jpg[/attachment]
広いコバ地を思わせる大洞谷のコル。ここから南方へ繋ぐ方法として大洞谷を下降か、表山から境界尾根に沿って
もみじ峠へ至る方法がある。そこで、表山を通らず表山西面のCo800ラインを横切り境界尾根へ繋ぐ方法で進む。
これという獣道も無いが等高線が寝ており難儀はしない。涸沢を跨ぐと尾根へ合流しマーキングが施され踏跡のある
境界尾根は、小さなコルで大洞谷と養老渓谷に分岐し小ピークへ直進して竜が池を目指す。踏跡も薄まりアセビの
群落に西へ追い遣られ気付けばアセビ平の登山道に着地してしまった。しかし「竜が池」の名が付いた池が気になる。
ロスになるが登り返し小さな鞍部にヌタ場化した沼池、竜が池と思われるが表記はない。由来が気になるところだ。
[attachment=7]trail5.jpg[/attachment]
もみじ峠で北部バリルートが終わり中部遊歩道帯が始まる。丸太の階段にベンチと灰皿、整備されハイキングコースの
香がムンムンだ。だが厄介なこともある。尾根筋を忠実に辿るアップダウンの繰り返しと歩幅に合わない丸太階段
下手な力が入るものなら筋肉が痙攣を起しかねない。ここは慌てず足場を選んで歩を進めるのが良策だ。
養老公園を起点に周遊で小倉山に廻り展望台で観覧し東屋でランチすれば、初めての山ガちゃんも○でしょう!
養老山三角点は遊歩道から離れた1分の頂き、養老山から南の遊歩道は雰囲気も変わり落ち着ける。
快晴の日差しは暑さを増し遊歩道の歩に飽きが感じた頃、背後から足音が迫ってくる。振り返ると1人のトレイランナー
近づく顔は高校の恩師ではないか。30年以上昔、新任で迎えた初担任の生徒が当方である。学校生活で色々と
迷惑を掛けたが、山の因惑もあったな~8歳年上と思えない元気のよさで多度を目指し走って行った。
養老山から尾根筋も県境線に変わる。三重県側の林道開発が県境尾根まで進みモトクロスバイクの侵入で荒らしている。
平行する旧切道は絶好のライディングコースに、時より遊歩道を掻き毟るタイヤ痕がマナーの悪さが浮き彫りにしている。
この原因は林道を管理する自治体が阻止する柵案が悪いからだろう!まぁ~ここまで来たら、今更阻止しても乗り越える
斜面があればどこからでも侵入、イタチごっこになるばかりだけどね。
津屋避難小屋は静まり、東屋、川原越へと進む。ここから二之瀬越へ抜ける客は少ないか、落葉が積り雰囲気は良いも
タイヤ痕が酷さ増すばかりで、どうみても前日、爆音は聴こえないも音がしたら木々の間に逃げ込むことが先決のようだ。
[attachment=6]trail7.jpg[/attachment]
遊歩道から離れた志津山三角点を経由して二之瀬越を目指すが、長く見晴らしの悪い坦々とした遊歩道が続く。
祖吉谷ピークを確認出来ぬまま遊歩道は県境線から離れ鉄塔沿いの枝尾根に移り替わっていた。#94鉄塔、#95鉄塔の
脇を通り抜け進み続けるとCo360まで落ちてしまう。県道25へ接続する林道の戻り返しを少なくするためにワープ先を
捜ながら歩み木々に掴まり林道へ着地。どれだけ短縮出来たかは判らないが、また林道歩きの再開である。
[attachment=5]trail8.jpg[/attachment]
二之瀬越(庭田山頂公園)にとうちゃこ~ほぼ半分を午前中に済ませることが出来た。
筋肉に違和感はないものの右足小指に靴擦れが出来たようだ。栄養補給と靴擦れにテーピングを施し出発する。
ここからも延々と続く林道との戦い、悟入林道から吉野裏山林道と辿れば林道だけで多度山まで歩める。しかし
曲りくねった道ばかり歩むだけでは面白くもない、そしてロスを感じる。平行する岐阜側の林道と県境尾根の踏跡を
利用し多度山を目指すことにする。
悟入林道ゲートを潜ると緩い登りが続き尾根を越しの植林帯が「キューブの森」なる。企業出資した管理林だと思われるが
目的が今一つ?奥谷山への道標辺りから県境線を沿る踏跡が存在するも下見では伐採倒木で道が塞がれ歩き難いだけ
しばし登っては降っての林道歩きを1時間ほど進み「トラックの森」に至る。カーブミラーの奥、植林の間に土壁が顔を覗か
せているのが、トレイランメンバーが言う「40度激坂」である。この土壁を築いたのもモトクロスだ!
ミラーから県境線へ移り激坂の尾根筋へ進むがまともに登っては大変、植林の斜面をジグザグに越える。ここから踏跡は
飯森山を経て桜番所に繋がる。途中大きい池が右下に眺められるが名は判らない、傍らで縦走中の男女が休憩していた。
どうやら縦走を諦め月見の森へ降って温泉へ入るそうだ。桜番所の祠に完走を祈願し、ベンチに座る男性に挨拶をする。
[attachment=4]trail9.jpg[/attachment]
桜番所から田代池まで県境線に踏跡があり容易に辿れるも、給水のため引き続き林道を10分ほど降る。斜面の洞穴から
滾々と湧き出る水場あり、林道の出入りが出来た数年前は名水の汲み場だったそうな。閉鎖された原因は一つしかない!
消費した2Lを満たし出発時の10Kgに近いザックの重さに復活する。装備を軽量化しても水3Lと食料に酒が嵩む~
お腹の足しは毎回軽量化できねぇ。。
Y字分岐から吉野裏山林道へ移る。しばらく登りが続き東谷西線林道へ繋がる林道へ入ると背後の裏山線から音が響き
数台のモトクロスが走り抜けて行った。こまったものだ!東谷西線は県境線に沿って通る林道で尾根筋も歩けるが、今は
アップダウン繰り返す尾根はちょっとパス、緩やかな登りの林道を歩む。先週に無かったタイヤ痕が見事に刻まれていた。
田代池から南部。東谷西線から田代越道を戻り田代池に出る。林道歩きも後数キロである。樽沢池、石津御嶽奥の宮の
登り口へ辿り着く頃には足は完全に林道モード化していた。登り口から県境線までの登りは10歩進んでは一服の繰り
返しで、平らな尾根筋が遠い。奥の宮から東へ尾根が向きを変えアップダウンすると石津御嶽神社、社務所小屋へ至る。
この辺りまでくると良く踏まれて歩き易いが、時より刻まれるタイヤ痕が気力を削ってくれる。
[attachment=3]trail11.jpg[/attachment]
多度山公園の道標に導かれると吉野裏山林道に合流し、軽トラの山師と会話を交わす。話題は気力を削る奴だけど
残すは多度山1座、ここまで来ると足の筋肉が自然と伸び縮み前へ前へと動いている。赤白電波塔から遊歩道へ入ると
12時間を越えスカイラインの遊歩道に思考回路がLow状態、最後に事故など・・・意識を集中し道標に導かれ足が進める。
[attachment=2]trail12.jpg[/attachment]
疲れが心を包むころ電波塔群が現れ多度山公園に到着した。ここが南端の最終ピークだ。眼下には木曽三川
遠くにツインタワーを望み、北を仰げば揖斐川の流れが遠くまで一本の線になっていた。
さぁ最後の閉め!健脚コースを駆け降り防護柵の扉を閉じたら横断終了!愛宕神社にお礼の参拝をする。
ここでゆっくり休憩したいところだが17時、このまま勢いで進めば17時38分の養老線に乗れる。下町に出れば普段通り
慣れた道も長く遠く感じる。多度駅に着き切符を購入しホームへ入ると馬上げ大祭で盛り上がったお客に囲まれ、1人
静かに走破の喜びを味わっていた。車窓から眺める稜線は長く続く
養老駅で下車、デポしておいたチャリで最後の仕上げ。風も見方してくれるか追い風に、漕ぐペダルも快調に回り
前回の向かい風とは比べものにならないスピードで沢田集落へ突進する。日暮れ前に車に戻り荷物を積み込むと
吉見林道口で一礼、50の記念に、養老山地に感謝する。
りゅう