ワンデイ毛勝三山
Posted: 2011年5月23日(月) 23:54
【日時】2011年5月21日(土)
【山域】北ア北部
【天候】曇り
【メンバー】ふ~さん、たんぽぽ
【コース】
僧ヶ岳登山口 6:50---板菱 7:50 --- 大明神沢出合 8:30 --- ボーサマのコル 12:00 --- 毛勝山 12:30--- 釜谷山 13:45
--- 猫又山 15:00 --- 猫又雪渓下降点(2,180m) 15:30 --- 釜谷出合 16:50 --- 南又発電所 18:50 --- 南又林道570m地点 19:20
1,000円高速終了間近で今月はもう遠征しかない。
今回はかねてから毛勝山へ登りたいと言っていたふ~さんと、猫又谷を歩きたいたんぽぽとのコラボ企画。
かつて毛勝谷から毛勝と釜谷へ登った時のコースタイムから、日帰りで毛勝三山縦走は十分できるはずだと睨んでのワンデイ毛勝三山に挑戦してみた。
数日続いた晴天も終わりかけの土曜日はなんとか晴れてくれるとの天気予報、ところが朝目覚めてみると空には一面の雲。
こんな天気で標高2,400mもある山に登るのかよ~、モチベーションはユンカース爆撃機のように急降下。
単独ならとっとと魚津観光に切り替えたいところだが、とりあえずは周回の終着点となる南又へふ~さんカーのデポとした。
たんぽぽカーは片貝山荘のすぐ上、僧ヶ岳登山口まで入れることができ、ここが今回のスタート地点となった。
5年前に訪れたGWの時より残雪はずっと多く、林道は最終堰堤の随分手前から残雪に埋まっている。
5月下旬ならば雪割れがはじまって荒れる板菱は、豊富な残雪のおかげでとても穏やかな表情だ。
その先に続く大明神沢出合も前回訪れた時とまるで表情が違う、大雪は雪渓を平坦で穏やかなものにしてくれるらしい。
毛勝谷に入ると雨がポツリポツリ、モチはさらに降下していく・・・
スキーの旬も過ぎているので毛勝を登るパーティーは少なめだ。
その中で最後尾を行くのがふ~たん編隊、しかも天候次第では南又まで行くというのだ、ホントかよ~。
先行パーティーのラ~クの声が幾度も谷に響き渡る。
日差しはなくても気温が高いせいか落石は多いようだ。
ボーサマ谷に入ると再びラ~クの声。
見上げれば大きな雪のブロックが音を立てて飛んでくる、続いて小さくなった雪のブロックが次から次へと飛んでくる。
いったいいつまで落ちてくるんだ~!!
ふ~たん編隊号はまるで流星群にでも突入したかのようだ。
標高2,000を越えるともうガスの中で、高度感もなくただ苦しいだけの急登がどこまでも続く。
しかも後ろには鬼監督がピッタリとついている、トホホ・・・
ヘロヘロになりながら登っているとイワヒバリへの囀りが聞こえるようになり、標高を稼いだなと思ったらボーサマのコルに到着した。
コルからは少し北に進めばすぐに毛勝山頂だ。
真っ白な頂に立って山頂はどこかいなと探せば、西の外れのずっと低いところに毛勝山頂の看板が立っていた。
これから歩くの稜線も同じなのだが、風下となる東側には巨大雪庇というか広大な雪原がずっと続いているのだ。
ガスで全貌は見えないが、今年の毛勝三山稜線はすごいことになっている。
真っ白な世界だけでは撮る風景もないので、山頂での記念撮影は重要だ。
別パーティーの方にお願いして、ハイチーズ、パシャ!
やれやれ、これで肩の荷が下りた。
というのは、何度もふ~さんに付き合ってもらってる恩返しに、彼の念願の山である毛勝に同行することがぽぽんたの責務だったのだ。
ガスって視界は20mくらいだが風は弱く雨も降ってない。
時間的に余裕もあるので猫又を目指して稜線を南下する。
稜線というよりは雪原を歩くといった方がいいだろう。
時々出現するクレバスを越えながら1時間半で釜谷山に到着。
猫又山頂に立つまではのんびりとできないので、すぐにコルを目指して下りはじめる。
山頂直下にはテントを張るのにうってつけの場所があり、そこからからコルまではすばらしい雪の斜面が広がっていた。
コルから登り返して大きな雪壁を越えると猫又山はもうすぐそこだった。
紅葉の季節に腰をおろして後立山を眺めていた草地の上には20mほどの雪の山ができている。
今回で3度目の猫又山頂だが、残雪期の様相がまるで違うのには目を見張ってしまう。
ここでもハイ、チ~ズでとりあえずワンデイ毛勝三山は達成、あとは重力に身を任せて下っていくだけだ。
ありがたいことに猫又ピストンパーティーのトレースが残っているのでガスっていても心強い。
ただトレースはブナクラや大猫へ向かう可能性もあるので慎重に進んでいこう。
するとトレースは猫又の南の肩2,180mでちょうど猫又谷へ下るポイントに出た。
いよいよぽぽんた念願の猫又谷へドロップインだ。
相変わらずガスで視界は利かないが、雪渓の幅は広く傾斜も緩やかなので不安感は全くなく快調に高度を落とす。
30mほど下ったところでガスが切れはじめた。
ガスはどんどん消えて行く手の長大なU字谷が一望できると、スケールの大きな日本離れした光景に思わず息を呑む。
見上げれば猫又山頂も青空の下に聳えていて、思いがけず現れた光景に二人の歓声が上がった。
左俣と合流すると雪渓の勾配はゆるみ、鼻歌まじりのお散歩タイムとなる。
猫又谷は毛勝谷とは対照的で優しい表情を持った美しい雪渓だ。
南又林道には数台の車が入っていたが、こんな時間なのでもう誰もいない。
ふ~たん編隊貸切の猫又谷でシアワセを噛み締める。
最終堰堤の手前で長かった雪渓歩きに別れを告げると、今度は山菜採りタイムとなる。
先行パーティーのトレースが消えても山菜のある沢沿いに下っていると、ふ~さんから軌道修正の指示が飛んだ。
の~天気なたんぽぽにきちんと指示を出してくれるふ~さんは実にありがたい存在だ。
モノトーンの世界からブナ林に入れば新緑が眩しい。
夕暮れだというのにキビタキシャワーを浴びて爽快感バツグンの林道を下っていく。
林道が大きくカーブすると、その先に夕日に照らされた猫又山がニッコリと微笑んでくれた。
南又発電所に着く頃には足が痛くなりだし、すでにお疲れモードに突入。
疲れ知らずふ~さんといえば相変わらずピンピンしている。
暗くなった南又林道をふらふらで歩いていると、闇の中からふ~さんカーが浮かんできた。
やった~!ワンデイ毛勝三山の完成だ~!
【山域】北ア北部
【天候】曇り
【メンバー】ふ~さん、たんぽぽ
【コース】
僧ヶ岳登山口 6:50---板菱 7:50 --- 大明神沢出合 8:30 --- ボーサマのコル 12:00 --- 毛勝山 12:30--- 釜谷山 13:45
--- 猫又山 15:00 --- 猫又雪渓下降点(2,180m) 15:30 --- 釜谷出合 16:50 --- 南又発電所 18:50 --- 南又林道570m地点 19:20
1,000円高速終了間近で今月はもう遠征しかない。
今回はかねてから毛勝山へ登りたいと言っていたふ~さんと、猫又谷を歩きたいたんぽぽとのコラボ企画。
かつて毛勝谷から毛勝と釜谷へ登った時のコースタイムから、日帰りで毛勝三山縦走は十分できるはずだと睨んでのワンデイ毛勝三山に挑戦してみた。
数日続いた晴天も終わりかけの土曜日はなんとか晴れてくれるとの天気予報、ところが朝目覚めてみると空には一面の雲。
こんな天気で標高2,400mもある山に登るのかよ~、モチベーションはユンカース爆撃機のように急降下。
単独ならとっとと魚津観光に切り替えたいところだが、とりあえずは周回の終着点となる南又へふ~さんカーのデポとした。
たんぽぽカーは片貝山荘のすぐ上、僧ヶ岳登山口まで入れることができ、ここが今回のスタート地点となった。
5年前に訪れたGWの時より残雪はずっと多く、林道は最終堰堤の随分手前から残雪に埋まっている。
5月下旬ならば雪割れがはじまって荒れる板菱は、豊富な残雪のおかげでとても穏やかな表情だ。
その先に続く大明神沢出合も前回訪れた時とまるで表情が違う、大雪は雪渓を平坦で穏やかなものにしてくれるらしい。
毛勝谷に入ると雨がポツリポツリ、モチはさらに降下していく・・・
スキーの旬も過ぎているので毛勝を登るパーティーは少なめだ。
その中で最後尾を行くのがふ~たん編隊、しかも天候次第では南又まで行くというのだ、ホントかよ~。
先行パーティーのラ~クの声が幾度も谷に響き渡る。
日差しはなくても気温が高いせいか落石は多いようだ。
ボーサマ谷に入ると再びラ~クの声。
見上げれば大きな雪のブロックが音を立てて飛んでくる、続いて小さくなった雪のブロックが次から次へと飛んでくる。
いったいいつまで落ちてくるんだ~!!
ふ~たん編隊号はまるで流星群にでも突入したかのようだ。
標高2,000を越えるともうガスの中で、高度感もなくただ苦しいだけの急登がどこまでも続く。
しかも後ろには鬼監督がピッタリとついている、トホホ・・・
ヘロヘロになりながら登っているとイワヒバリへの囀りが聞こえるようになり、標高を稼いだなと思ったらボーサマのコルに到着した。
コルからは少し北に進めばすぐに毛勝山頂だ。
真っ白な頂に立って山頂はどこかいなと探せば、西の外れのずっと低いところに毛勝山頂の看板が立っていた。
これから歩くの稜線も同じなのだが、風下となる東側には巨大雪庇というか広大な雪原がずっと続いているのだ。
ガスで全貌は見えないが、今年の毛勝三山稜線はすごいことになっている。
真っ白な世界だけでは撮る風景もないので、山頂での記念撮影は重要だ。
別パーティーの方にお願いして、ハイチーズ、パシャ!
やれやれ、これで肩の荷が下りた。
というのは、何度もふ~さんに付き合ってもらってる恩返しに、彼の念願の山である毛勝に同行することがぽぽんたの責務だったのだ。
ガスって視界は20mくらいだが風は弱く雨も降ってない。
時間的に余裕もあるので猫又を目指して稜線を南下する。
稜線というよりは雪原を歩くといった方がいいだろう。
時々出現するクレバスを越えながら1時間半で釜谷山に到着。
猫又山頂に立つまではのんびりとできないので、すぐにコルを目指して下りはじめる。
山頂直下にはテントを張るのにうってつけの場所があり、そこからからコルまではすばらしい雪の斜面が広がっていた。
コルから登り返して大きな雪壁を越えると猫又山はもうすぐそこだった。
紅葉の季節に腰をおろして後立山を眺めていた草地の上には20mほどの雪の山ができている。
今回で3度目の猫又山頂だが、残雪期の様相がまるで違うのには目を見張ってしまう。
ここでもハイ、チ~ズでとりあえずワンデイ毛勝三山は達成、あとは重力に身を任せて下っていくだけだ。
ありがたいことに猫又ピストンパーティーのトレースが残っているのでガスっていても心強い。
ただトレースはブナクラや大猫へ向かう可能性もあるので慎重に進んでいこう。
するとトレースは猫又の南の肩2,180mでちょうど猫又谷へ下るポイントに出た。
いよいよぽぽんた念願の猫又谷へドロップインだ。
相変わらずガスで視界は利かないが、雪渓の幅は広く傾斜も緩やかなので不安感は全くなく快調に高度を落とす。
30mほど下ったところでガスが切れはじめた。
ガスはどんどん消えて行く手の長大なU字谷が一望できると、スケールの大きな日本離れした光景に思わず息を呑む。
見上げれば猫又山頂も青空の下に聳えていて、思いがけず現れた光景に二人の歓声が上がった。
左俣と合流すると雪渓の勾配はゆるみ、鼻歌まじりのお散歩タイムとなる。
猫又谷は毛勝谷とは対照的で優しい表情を持った美しい雪渓だ。
南又林道には数台の車が入っていたが、こんな時間なのでもう誰もいない。
ふ~たん編隊貸切の猫又谷でシアワセを噛み締める。
最終堰堤の手前で長かった雪渓歩きに別れを告げると、今度は山菜採りタイムとなる。
先行パーティーのトレースが消えても山菜のある沢沿いに下っていると、ふ~さんから軌道修正の指示が飛んだ。
の~天気なたんぽぽにきちんと指示を出してくれるふ~さんは実にありがたい存在だ。
モノトーンの世界からブナ林に入れば新緑が眩しい。
夕暮れだというのにキビタキシャワーを浴びて爽快感バツグンの林道を下っていく。
林道が大きくカーブすると、その先に夕日に照らされた猫又山がニッコリと微笑んでくれた。
南又発電所に着く頃には足が痛くなりだし、すでにお疲れモードに突入。
疲れ知らずふ~さんといえば相変わらずピンピンしている。
暗くなった南又林道をふらふらで歩いていると、闇の中からふ~さんカーが浮かんできた。
やった~!ワンデイ毛勝三山の完成だ~!
1,000円高速終了間近で今月はもう遠征しかない。