【奥美濃】ミノマタ・上谷山・鏡山-スノー衆パート2 SOLO

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kitayama-walk
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【奥美濃】ミノマタ・上谷山・鏡山-スノー衆パート2 SOLO

投稿記事 by kitayama-walk »

【日 付】 2014年2月26日(水)
【天 候】 晴れ後曇り
【山 域】 奥美濃
【メンバー】kitayama-walk(単独行)

【コース】 7:50池太沢夜叉トンネル西口(駐車場)-8:00原谷・太郎橋東詰-8:18鉄塔№6-8:24鉄塔№5-9:10植林尾根出合-9:38P816-10:40P990-11:40鏡山
-12:00▲上谷山(1082.9m)13:00-13:10ミノマタ分岐-14:00▲ミノマタ(1100.9m)14:10-14:38P984-15:10P656-15:45▲西杉原(630.4m)-16:10鉄塔№9-
16:13R417-16:15池太沢夜叉トンネル西口(駐車場)

http://kitayamawa.exblog.jp/21747676/
GPS軌跡図
GPS軌跡図
 2/1に実施されたスノー衆パート2(ミノマタ)には仕事のため参加することができなかった。後から聞けば、天気も眺望もよく、素晴らしい山行だったそうである。
こうなると遅ればせながら登って見たいという思いがわき上がってきた。どうせ歩くなら、山日和さんが2010/2/14に歩いたというミノマタ・上谷山・鏡山の三山周
回をやってみようという気になった。ただ、原谷左岸尾根の末端の着地で苦労したというので、 原谷左岸尾根から取り付くという逆コース(時計の反対回り)で歩
こうと決めた。 2/22に実施されたスノー衆パート3(縫ヶ原山)のときにクロオさんから、前日(2/21)に原谷左岸尾根から三山周回して原谷右岸尾根を下ったと
いう話を聞いたので余計にその気になった。

 問題はいつ登るかである。思案していたところ、ちょうど仕事を休むことができる日が2/26であり、この日は午前中晴れで午後からは雲が広がってくるという予
報で、翌日からは天気が下り坂で週末は天気がよくない。となると、この日に決行するしかない。ただ、心配だったことは、このところ降雪もなく、気温が高いこと
であった。雪が固く締まっていない状態で果たして完遂することができるかという心配であった。

 朝5時に起きて車を飛ばして京都東ICから高速に乗った。北陸道木ノ本ICで降り、R303から八草トンネルを越えて美濃に入った。川上、広瀬、坂本の集落を抜
け、横山ダムのところからR417に入った。R417は揖斐川に沿って徳山ダムに向かっている。池太沢夜叉トンネル手前に駐車スペースがあったので、ここに駐車
させてもらうことにした。 今日は平日なので徳山ダムに出勤する車がどんどん通過していく。 このトンネル(880m)の中を歩いて出たところに原谷にかかる太郎
橋がある。橋手前の右岸沿いに林道がある。また橋の上から下を眺めると左岸沿いにも舗装道路が見えた。ここでどこから取りつくか思案したが、橋を渡ったと
ころから原谷左岸尾根に取りつくのが最もよいと思った。問題はヤブこぎがあるかどうかだ。しかし、中電の送電線が見えたので、この尾根には鉄塔があるはず
だ。ならば巡視路があるはずだ。こうした推理のもとで橋の東端から尾根に取りついた(8:00)。傾斜はそう急ではない。しばらく登るとテープと踏み跡があった。
さらに進むとプラスチック階段が出てきた。予測がズバリ的中した。

 階段を使って尾根に出るとまだ雪はない。すぐに最初の鉄塔№6に到着(8:18)。ここからは、原谷右岸尾根にあるP984、ミノマタ、そして鏡山が見える。さらに
なだらかな尾根を進むと2番目の鉄塔№5に到着(8:24)。このあたりから雪が出てきたが、まだスノーシューを履くような雪ではない。行く手の尾根を見ると、右
側は伐採されているが、左側は自然林だ。しかし、尾根芯はヤブっぽい。案の定ヤブこぎを強いられることとなった。ヤブがひどいところでは尾根芯を左側に外
れるなどしながら進むと、何やら踏み跡っぽいところがあるが、かなり急登になっている部分もあって苦労する。木の根や枝につかまりながらよじ登っていく。や
がて、左手が黒くなってきたが、これは植林だ。植林と自然林との境界線が尾根に向かって延びているのだった。この境界線が尾根に達したところにやってくる
と、スノーシューの2本のトレースが左手から上がってきて、尾根に続いていた。 なるほど、これらが2/16と2/21にクロオさんが歩いた跡だ。ここでスノーシュー
を装着することにした(9:10)。

 しばらくは、左側植林、右側自然林の尾根を歩くことになる。大きくはないが、ブナ林が続いている。歩きやすくなった尾根を快適に登っていく。やがて前方に人
工物が見えてきたが、水資源機構の一里岩中継所と書かれた電波塔である(9:18)。ここで初めて白い山が見えた。能郷白山である。眼下には徳山ダム湖が見
える。ダム湖にかかる橋は五平能舞橋だ。空も青い。テンションが一気に上がってきた。ここから進む尾根には、少々ヤブっぽいところもあったが、おおむね快適
に歩くことできる。ただ、ちょっと今日は気温が高いため、午前9時台で雪面が柔らかくなってきた。これから高度を上げていくのだが、早くも雪が重く感じられる。
尾根の左側には、これから辿るP816、P990、鏡山、そして原谷右岸尾根が見える。やがてP816の小ピークに到着した(9:38)。灌木のため展望がよくないが、樹
間から北方向にピラミダルな山が見える。多分若丸山(1286m)であろう。その右に磯倉(イソクラ)と能郷白山(1617m)白く光っている。その右にどでっとした平
たいのが越山(1129m)であろう。さらになだからな尾根を登っていくと、やがてP990に達した(10:40)。
能郷白山・イソクラ、眼下には徳山ダム湖が見える
能郷白山・イソクラ、眼下には徳山ダム湖が見える
 P990のピークは平坦で広がりがあり、少し西に進むと眺望が開け、これから登る鏡山が大きく見えてきて、その左にはミノマタの山頂も見える。ここからは一旦
急降下して鞍部から登り返すことになる。ひとつ小ピークを越えると、なだらかな登りとなる。 右手の樹間からピラミダルな山が二つ見える。ひとつは先ほど見え
ていた若丸山であり、もう一つは冠山(1257m)であろう。やがて鏡山直下は急登になる。雪が柔らかくなってきているので、スノーシューが滑って踏ん張りが効か
ない。樹木につかまりながら少しずつ登っていく。尾根の左端に近いところを登ると展望がよく、鏡山山頂直前で振り返ると、P990の向こうには雷倉(1169m)、そ
の右には花房山(1190m)が大きく鎮座しており、そのさらに右には小津権現山(1158m)がある。かなり体力を消耗しながらも、ようやく鏡山に到着した(11:40)。
山頂にはブナがあって、なかなかいい雰囲気のところだ。古い山名プレートが1枚かかっていた。この時刻なら目標にしていた上谷山に正午到着が可能であるの
で先に進むことにした。
鏡山(右)とミノマタ-P990ピーク付近から
鏡山(右)とミノマタ-P990ピーク付近から
 鏡山からは北西方向に下っていく。クロオさんのトレースが残っているので、その後追いをしている感じだ。少し下ってからは、ブナ林の中を気持ちよく登り返し
ていくが、行く手には上谷山が見えている。右には能郷白山、左には冠山の姿が見ている。 上谷山への尾根の途中で、左手=西側の眺望を見ようと尾根芯を
少し外れてみた。 おお、尖ったコブのような山が2つ見える。蕎麦粒山(1297m)と小蕎麦粒だ。その左に見えるのは五蛇池山(1148m)だ。その手前のラインに
は先日登った黒津山(1193.5m)も見える。さらに右奥には越美の山-高丸(1316.3m)、烏帽子山(1242.2m)、三周ヶ岳(1292m)のトリオも顔を出している。な
かなか素晴らしい眺望だ。しんどい思いをしても、ここまで登ってきた甲斐があった。尾根芯に戻って少し進むと、右手が開けた場所があり、灌木に1枚のプレー
トが架かっていた。薄いながらも「上谷山」と読める。GPSで確認すると、ここが上谷山(1082.9m)の山頂であった。ちょうど正午だ。ここまでは予定時間どおりの
到達だ。まだ青空がたくさんある。灌木があるため360度眺望が楽しめるというわけではないが、それでも能郷白山、雷倉、眼下には徳山ダム湖が見える。樹間
越しには、若丸山、冠山も見える。一通り眺望を確認した後、ランチタイムにした。今日のメニューは、豚肉、天ぷら、野菜入りのカレーうどんにおにぎり2個。もち
ろん缶ビール(ロング)は欠かせない。ちょっぴり贅沢して、スーパードライのプレミアムだ。天気も眺望もいいから、 自然とビールもうまい!食欲が進む。のんび
り1時間のランチタイムとした。
上谷山と冠山(左奥)
上谷山と冠山(左奥)
蕎麦粒山(左)と小蕎麦粒、そして右に高丸、烏帽子山、三周ヶ岳
蕎麦粒山(左)と小蕎麦粒、そして右に高丸、烏帽子山、三周ヶ岳
 午後1時ランチタイム終了。 さて後半戦に突入する。上谷山山頂からはミノマタ分岐まで引き返す。鏡山から下った一つ目の小ピークが分岐点だ。これは往路
で確認済みである。この分岐点からミノマタへスノーシューのトレースがある。やはりクロオさんが歩いているのだ。分岐点からの下りは広尾根になっている。前
方にはミノマタの山頂が見えているが、山頂へと続く稜線には2つの小ピークがある。 見た目では結構登らなくてはならないように見えるが、実際には80mほど
下り、120mほどの登り返しだ。このミノマタへの稜線は左側に雪庇が出ているが、雪が少ないせいか、それほど大きいものではない。しかし、午後になり気温も
さらに上昇し、雪面がかなり緩んできていて、スノーシューを蹴る足が重く、食後ということもあってかなり疲れる。 しかも、午前中はよく晴れていた青空がなくな
り、 予報どおり雲が広がってきてテンションが下がる。 稜線上で何度か休憩しながら重い足取りでミノマタをめざした。もう一息で山頂に到達するというところで
振り返ると、上谷山と鏡山が並んでおり、その間に能郷白山が見えるといういいアングルだ。右手には雷倉と花房山が揃い踏みしている。そうしてようやくミノマ
タ山頂に到着(14:00)。雪庇の出っ張りの上という感じで、あまり山頂らしくない。プレートもなかったのでGPSで山頂と確認した。

 ミノマタの山頂は細長くなっていて灌木が少しあった。しかし、少し端によれば素晴らしい眺望が得られる。五蛇池山、蕎麦粒山、高丸、烏帽子山、三周ヶ岳、
冠山、若丸山、イソクラ、能郷白山、さらに雷倉、花房山、小津権現山等々。ただすでに雲が広がっていて青空がなくなっていたのが残念だ。最初にミノマタに
登ればよかったかと少々後悔した。ここで当初の予定どおり西前の谷右岸尾根に回り込むかどうか迷った。先日のスノー衆パート2が歩いてきたコースを逆向
きに歩くかどうかだ。トレースはしっかりと残っている。しかし、重い雪のため足が疲れてきたのだ。無理をすれば歩けないことはないだろう。重雪というプレッシ
ャーに負けてしまい、ここで予定変更して原谷右岸尾根を下ることにした。これはスノー衆が下ったコースなのでトレースもまだある。安全策というわけだ。

 地形図を見ると、原谷右岸尾根は下り一方になっており、最後に西杉原(630.4m三角点峰)のところでちょっとした登り返しがあるだけだ。これなら楽に下れ
ると判断した。また西杉原からR417への下りも道がついているという情報なので、これまた安心だ。山頂からの最初の下りが急降下になっている。それを越え
るとブナが出てきた。右に曲がる地点からはブナ林の中に突入し、P984も通過し、どんどんと下っていく。Ca880くらいで少し右に寄って再び急降下になったの
で、ここでスノーシューを外した。雪が柔らかいのでツボ足の方が下りやすい。P656はいつの間にか通り過ぎ鞍部に出た。ここから西杉原まで70mほどの登り
返しだ。途中に小ピークがひとつあるが、雪はあまりなく、スムーズに西杉原に到着した(15:45)。ここからは少し右に振って尾根を下ることになる。もう雪は全
くないが、踏み跡が明瞭の残っていて、所々にテープがある。 どんどん下っていくと、やがて鉄塔№9が見えてくると眼下には藤橋城が見える。 鉄塔から巡視
路に従って左手にUターン気味に下りR417沿いに歩くと、最後は国道に降り立った。着地点から歩くとすぐにトンネル手前の駐車地に無事戻ることができた。
written by kitayama-walk
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クロオ
記事: 469
登録日時: 2011年2月20日(日) 09:08
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Re: 【奥美濃】ミノマタ・上谷山・鏡山-スノー衆パート2 SOLO

投稿記事 by クロオ »

kitayama-walkさん、こんにちは


 2/1に実施されたスノー衆パート2(ミノマタ)には仕事のため参加することができなかった。後から聞けば、天気も眺望もよく、素晴らしい山行だったそうである。こうなると遅ればせながら登って見たいという思いがわき上がってきた。


 仕事で参加できないと、ほんと残念です。3年前は、変則勤務で土日も出勤日だったことがあり、スノー衆参加できませんでした。
 イブネでオフ会があった時もあったのですが、そのときも仕事で参加できなかったのですが、とても残念でした。


 どうせ歩くなら、山日和さんが2010/2/14に歩いたというミノマタ・上谷山・鏡山の三山周回をやってみようという気になった。


 地図をながめていると、そう思いますよね。


 ただ、原谷左岸尾根の末端の着地で苦労したというので、 原谷左岸尾根から取り付くという逆コース(時計の反対回り)で歩こうと決めた。 2/22に実施されたスノー衆パート3(縫ヶ原山)のときにクロオさんから、前日(2/21)に原谷左岸尾根から三山周回して原谷右岸尾根を下ったという話を聞いたので余計にその気になった。


 登攀経験の無いルートを下山ルートにはしたくないです。原谷左岸尾根を先に登りました。


 中電の送電線が見えたので、この尾根には鉄塔があるはずだ。ならば巡視路があるはずだ。こうした推理のもとで橋の東端から尾根に取りついた(8:00)。傾斜はそう急ではない。しばらく登るとテープと踏み跡があった。さらに進むとプラスチック階段が出てきた。予測がズバリ的中した。


 目のつけどころがさすがですね。私は尾根尻までは行ったのですが、その日は朝は積雪していてよく分からなかったです。国道の壁ばかり目立ってすぐあきらめました。


 この境界線が尾根に達したところにやってくると、スノーシューの2本のトレースが左手から上がってきて、尾根に続いていた。 なるほど、これらが2/16と2/21にクロオさんが歩いた跡だ。ここでスノーシューを装着することにした(9:10)。


 正確には、登攀が2本、下降が1本の3本のはずです。
 こんなところを歩くもの好きが、私のほかにもいた!


 しばらくは、左側植林、右側自然林の尾根を歩くことになる。大きくはないが、ブナ林が続いている。歩きやすくなった尾根を快適に登っていく。


 半分植林が残念だけど、快適な稜線でした。
IMG_0225.jpg

 やがて前方に人工物が見えてきたが、水資源機構の一里岩中継所と書かれた電波塔である(9:18)。ここで初めて白い山が見えた。能郷白山である。眼下には徳山ダム湖が見える。ダム湖にかかる橋は五平能舞橋だ。空も青い。テンションが一気に上がってきた。


 真っ白な能郷白山と真っ青な空。羨ましい。私は、ここに2回行きましたが、多少青空もありましたが、能郷白山には雲が掛かっていました。残念。
IMG_0230.jpg

 灌木のため展望がよくないが、樹間から北方向にピラミダルな山が見える。多分若丸山(1286m)であろう。その右に磯倉(イソクラ)と能郷白山(1617m)白く光っている。その右にどでっとした平たいのが越山(1129m)であろう。


 能郷白山しか登ったことありません。山の上で登ったことのある山が見られるのは嬉しいです。


 P990のピークは平坦で広がりがあり、少し西に進むと眺望が開け、これから登る鏡山が大きく見えてきて、その左にはミノマタの山頂も見える。ここからは一旦急降下して鞍部から登り返すことになる。


 ここは急降下でした。方向が間違っていないか2度確認しました。


 やがて鏡山直下は急登になる。雪が柔らかくなってきているので、スノーシューが滑って踏ん張りが効かない。樹木につかまりながら少しずつ登っていく。


 雪が硬いところではスイスイ登れたのですが、柔らかいところは、足が滑ってしまって空回りで疲れました。


 尾根の左端に近いところを登ると展望がよく、鏡山山頂直前で振り返ると、P990の向こうには雷倉(1169m)、その右には花房山(1190m)が大きく鎮座しており、そのさらに右には小津権現山(1158m)がある


 私はずっと左端を登ったと思います。


 かなり体力を消耗しながらも、ようやく鏡山に到着した(11:40)。山頂にはブナがあって、なかなかいい雰囲気のところだ。古い山名プレートが1枚かかっていた。この時刻なら目標にしていた上谷山に正午到着が可能であるので先に進むことにした。


 いい雰囲気のところでした。古いプレート見落としました。
 上谷山に正午到着。さすがラピッドさん。速い。スピード違反。
IMG_0354.jpg

 鏡山からは北西方向に下っていく。クロオさんのトレースが残っているので、その後追いをしている感じだ。少し下ってからは、ブナ林の中を気持ちよく登り返していくが、行く手には上谷山が見えている。


 せっかくの雪原にトレースの跡があっては、面白さ半減ですね。


 右には能郷白山、左には冠山の姿が見ている。 上谷山への尾根の途中で、左手=西側の眺望を見ようと尾根芯を少し外れてみた。 おお、尖ったコブのような山が2つ見える。蕎麦粒山(1297m)と小蕎麦粒だ。その左に見えるのは五蛇池山(1148m)だ。


 西の方に険しそうな山が見えていました。


 さらに右奥には越美の山-高丸(1316.3m)、烏帽子山(1242.2m)、三周ヶ岳(1292m)のトリオも顔を出している。


 こちらは、雲がかかってよく分からなかったと思います。羨ましい。


 午後1時ランチタイム終了。 さて後半戦に突入する。上谷山山頂からはミノマタ分岐まで引き返す。鏡山から下った一つ目の小ピークが分岐点だ。これは往路で確認済みである。この分岐点からミノマタへスノーシューのトレースがある。やはりクロオさんが歩いているのだ。


 いいところでした。のんびりしたいところでした。


 分岐点からの下りは広尾根になっている。前方にはミノマタの山頂が見えているが、山頂へと続く稜線には2つの小ピークがある。 見た目では結構登らなくてはならないように見えるが、実際には80mほど下り、120mほどの登り返しだ。このミノマタへの稜線は左側に雪庇が出ているが、雪が少ないせいか、それほど大きいものではない。


 かわいい雪庇でした。何回か踏み抜きました。高低差は気にならなかったのですが、距離は長かったです。すぐそこにミノマタは見えているのに、なかなか近づかない。ミノマタへの最後の登りは結構長かったです。


 ミノマタの山頂は細長くなっていて灌木が少しあった。しかし、少し端によれば素晴らしい眺望が得られる。五蛇池山、蕎麦粒山、高丸、烏帽子山、三周ヶ岳、冠山、若丸山、イソクラ、能郷白山、さらに雷倉、花房山、小津権現山等々。


 ミノマタ山頂は、単なる稜線通路のピークのような場所でした。


 どんどん下っていくと、やがて鉄塔№9が見えてくると眼下には藤橋城が見える。 鉄塔から巡視路に従って左手にUターン気味に下りR417沿いに歩くと、最後は国道に降り立った。着地点から歩くとすぐにトンネル手前の駐車地に無事戻ることができた。


 途中、急降下や細尾根がありますが、歩きやすい尾根でした。
 西前の谷の両岸も、原谷の両岸も把握したので、またいつか、山日和さんルートを歩いてみたいと思います。
 積雪期に行けるか分かりませんが、徳山会館側からも登ってみたいと思っています。

                                                     クロオ
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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Re: 【奥美濃】ミノマタ・上谷山・鏡山-スノー衆パート2 SOLO

投稿記事 by kitayama-walk »

クロオさん、こんにちは

> 仕事で参加できないと、ほんと残念です。3年前は、変則勤務で土日も出勤日だったことがあり、スノー衆参加できませんでした。


 そうですよね。うまいこと日程が入るとうれしいのですね。私は昨年から参加しましたが、昨年は4回ともうまくいけて皆勤賞。今年は、今の
ところ、3回中2回参加できました。4回目のスノー衆はありますかね?

> (どうせ歩くならミノマタ・上谷山・鏡山の三山周回をやってみようという気に)地図をながめていると、そう思いますよね。

 そうなんですね。地形図を眺めていると、そんな感じになります。が、実際の起伏とは違うこともあってしんどい思いをすることもありますね。
特にヤブですね。

> 登攀経験の無いルートを下山ルートにはしたくないです。原谷左岸尾根を先に登りました。

 私はスノー衆パート2に不参加だったので、原谷右岸尾根は未踏でしたが、スノー衆の山レポを読んで大体の見当をつけましたので、下山に利用
しようと思いました。それは西の前谷右岸尾根も同じですね。

> 私は尾根尻までは行ったのですが、その日は朝は積雪していてよく分からなかったです。国道の壁ばかり目立ってすぐあきらめました。

 もう少し見分してみればわかったと思います。最初は急登かなと思いましたが、実際に近づいてみれば、そうでもありませんでした。太郎橋の東詰
から取り付くことは比較的容易だとわかりました。

> 真っ白な能郷白山と真っ青な空。羨ましい。私はここに2回行きましたが、多少青空もありましたが、能郷白山には雲が掛かっていました。

そうですね。やはり、白い山に青い空。冬山はこれに限りますね。もちろん、朝夕の幻想的な光景も写真にはいいのですが。

> 能郷白山しか登ったことありません。山の上で登ったことのある山が見られるのは嬉しいです。

 私も登ったことがあるのは能郷白山と冠山くらいです。いずれも無雪期ですね。だから、イソクラ(磯倉)と若丸山はヤブに跳ね返されました。

> (P990)ここは急降下でした。方向が間違っていないか2度確認しました。

 方向が変わるので要注意の地点ですね。でも、前方に鏡山が大きく見えているので、間違うことはないでしょう。急降下ですが、ミノマタと鏡山
の2つを見ながら下れる眺望のよい斜面です。

> (鏡山直下は急登になる)雪が硬いところではスイスイ登れたのですが、柔らかいところは、足が滑ってしまって空回りで疲れました。

 私の登った日は気温が高かったので、鏡山直下は陽当たりもよく、雪が早くも柔らかくなっていて、苦労しました。陽の当たらない右側の方が
よかったのかも知れません。しかし、尾根の左端に近いところを登ると展望がいいことから、敢えてそうしました。

> いい雰囲気のところでした。古いプレート見落としました。上谷山に正午到着。さすがラピッドさん。速い。スピード違反。

鏡山山頂にはブナの木があっていい感じでしたね。よくみれば、古いプレートが1枚ぶら下がっていましたよ。
 上谷山には正午までに到着するのは予定どおりでした。途中から雪が重かったので、ペースを上げなければならないと必死でしたけれど。

> せっかくの雪原にトレースの跡があっては、面白さ半減ですね。

そうかも知れませんが、道を迷うことはない? でも、注意して方向を確認しなければなりませんね。

> 西の方に険しそうな山が見えていました。

 その険しそうな山が蕎麦粒山と小蕎麦粒ですね。高丸と三周ヶ岳はどってりしていて、烏帽子はピラミダルです。

> かわいい雪庇でした。何回か踏み抜きました。高低差は気にならなかったのですが、距離は長かったです。
> すぐそこにミノマタは見えているのに、なかなか近づかない。ミノマタへの最後の登りは結構長かったです。


そうでしたね。私のときは、雪が重かっただけに余計のそう思いました。雲も広がってきて青空がなくなったのでテンションも
下がってきました。

> ミノマタ山頂は、単なる稜線通路のピークのような場所でした。

そうでしたね。単なる尾根道のピークという感じで、細長い。でも、眺望がよかったですね。青空があればもっとよかったのですが。
まあ仕方がありませんね。
written by kitayama-walk
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