越美国境を歩く⑤ 金草岳~高倉峠 2/23

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越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

越美国境を歩く⑤ 金草岳~高倉峠 2/23

投稿記事 by 越前 »

 高島トレイル・余呉トレイルと歩いてきて福井県境の中央分水嶺踏破を思い立ち、意識した越美国境歩きを始めて二年目となる。
登山道として整備された区間はほとんど無いので必然的に残雪期の山行が中心となるが、今年は沢登りでの走破も交えようと考えている。

貧雪とまでも言われている年なので、今年初の越美国境もすでに残雪期の様相を呈しているはずだと割と気楽に考えていたが、さすがに越美国境は甘くは無かった。
時計回りの周回 (朝の林道歩き部分はGPSの電源入れ忘れ)
時計回りの周回 (朝の林道歩き部分はGPSの電源入れ忘れ)


【 日 付 】 2014年2月23日
【 山 域 】 越美国境
【メンバー】単独
【 天 候 】 曇りのち晴れ
【 ルート 】駐車地(7:07)-(7:47)芋ヶ平-(8:47)取り付き(9:02)-(10:10)主稜線-(11:12)ガンドウ尾根核心部(11:22)- (12:12)雪壁直前のぶな林(12:29)-(12:52)山頂直前のクマ?-(13:23)金草山頂(13:33)-(15:01)権現山P1143-(15:37)高倉峠-(16:50)林道着地-(17:45)チャリデポ地
      (地名は、すでに私の指南書となっている「福井の雪山Ⅱ」からの引用)

 

歩き初めの気温はマイナス三℃。
放射冷却の冷え込みだが、晴れ予報との引き換えなら我慢もできると言うものだ♪
残念ながら期待していた「芋ヶ平」までの除雪は無かった。
しかし固く締まった雪面に感謝! 取り付きまではとても快適に進むことが出来た。
おまけに 貧雪のおかげで林道上では、行きも帰りも「恐怖の滑り台」などの危険箇所は全く無かった。

越美国境を歩くことが主目的である私は、情報によって分かっている余計なアトラクションは避けるべく、金草山頂へ直接突き上げる尾根の取り付きまでそのまま林道を歩く予定だった。  
が、予定ひとつ手前の尾根末端に赤テープとトラロープを発見。お~、これはもしや登山道なのか?
貧雪によるうっとーしいヤブ尾根歩きが避けられるのはとても魅力的だと、トラロープに誘われるようにして予定外の尾根を登りはじめてしまった。

しかし、おいおいここって登山道じゃないのか?
取付きの急斜面をなんとかクリアして尾根へと抜けたが、林道歩きの締まった雪面から一転、ふわふわふかふか雪歩きとなるのは仕方ないが、雪量が少なく踏み抜きに難儀する。しまった~、こんなことなら初心貫徹しておけば良かった~。

踏み抜いて枝に絡まったスノーシューを引き抜くのに難儀していたすぐ横では、たくさんのシャクナゲの花芽が春を待ちわびていた。
でも我慢の登りを続けたのはしばらくの間だけだった。すぐにいかにも登山道らしく歩きやすくなってきた。ありがたい。

その後順調に主稜線へと接続、斜度もゆるんできた上に樹林を通して周りの山々も見え始めてきた。いい感じ~。
只、気がかりな点がひとつ。
例の「福井の雪山Ⅱ」によるところのナイフリッジ、「ガンドウ尾根」核心部は果たしてどんな感じになっているのか?
ま、貧雪なだけに大したコトにはなってないとは思うが・・・。

実は晴れ予報の割には空の青空部分はごく小さく、少し増え始めた新雪歩きにもモチベーションが下がり気味だったところへ、真っ白な白山や金草岳が姿を見せてくれるようになって再びモチベーションも高まってきたところだった。
「ガンドウ尾根」核心部は、知らぬ間にもう過ぎてるんじゃないのか・・・などと思い始めた矢先だった。
あ・・・あれは・・・。
ま~見事なナイフリッジ・・・・。
直前で作戦タイム。ついでに大休止。ど~せなら食事も。
ん~、なかなか進む踏ん切りがつかない・・・。一時は本気で撤退も考えた。

ナイフリッジとは言え、ここ二三日の新雪でソフトクリームのように積み重なった柔らかい雪稜だ。
その柔らかい激急斜面トラバースとなると、股まで沈む可能性のあるアイゼンの選択は無い。
スノーシューを斜面に打ち込むようにして進むことにする。
スノーシューを斜面に打ち込むようにして進むことにする。

息を整え最初の一歩。
わわっ、雪の中の枝が邪魔をする~。
途中の立ち木の安全地帯で小休止。
再び歩き始めの一歩目で、踏み抜き&絡まった枝からの脱出に往生する。

結局・・・・たったの十歩ほどにちょうど十分をかけた。
ほ~~~っ・・・・・・。
おめでとう。通過だ♪
そう、自分をほめてあげたい気分なのだ。

さらにガンドウ尾根では、固い雪面とその上の厚い新雪層のコンビネーション攻撃にさんざんてこずった小ピークをなんとかクリア。ついに山頂手前のぶな林へと到達できた。
ご褒美に、山の神様から霧氷と青空だ!!
ご褒美に、山の神様から霧氷と青空だ!!


ぶな林のやわらかい雪斜面をシューで何回か削り取ると、固い雪面が出て来るのは膝が埋るくらいの深さ。
「福井の雪山Ⅱ」に習って、登るほどに急傾斜となるルンゼに向かうとさっきの小ピークでの二の舞となるのは確実だし、なにより無木立の急斜面は雪崩が恐いので尾根まで低木を伝うようにして斜上することにした。
枝を引き寄せながら、えっちらおっちらとまぶしい太陽の下の稜線に登りあげた。

大きな段差に苦労したあと、ふと見上げると真っ黒い動物がコチラをじっと見下ろしていた。
澄んだ空気の中の距離感に自信が持てないけど、最初見たときには一瞬馬かと思ったほどの大型獣だ。
まさかと思うが、あれってクマじゃないだろうな~ ???
え~い、もうなんだっていいや!! ここまで来ての撤退などはありえない !!
でも本当にクマだったらどうしようかと不安を抱えながらも登っていくと、その場所には少なくともクマではない足跡(カモシカ?)だけが残されていた。ほっっ。


いや~、けっこう時間かかっちゃったな~。
やっと金草岳山頂だ ♪

越美国境を冠・若丸・能郷白山方向。
待ってろよ~、近いうちに歩いてヤルからな~。
待ってろよ~、近いうちに歩いてヤルからな~。



この山行本来の目的、高倉峠までを歩く越美国境方向を望む。
左ピークが笹ヶ峰。中央奥が上谷山だろうか。
・・・にしても、実際歩くとアップダウンが大変なのに、なんで上からだと平坦でラクそ~な従走路にしか見えないんだろう?
・・・にしても、実際歩くとアップダウンが大変なのに、なんで上からだと平坦でラクそ~な従走路にしか見えないんだろう?


そして白山が神々しい姿で出迎えてくれた。♪
午前中に白山を邪魔していた雲は、すっかり消えてくれていた。 今日もその姿をありがとう。
さ、これからが本番の越美国境歩きだ。下山とは言え、かなりのアップダウンは覚悟しなくてはならないだろう。

まずは先ほどの黒いカモシカ君(なのかな~?)のものと思われる足跡に沿って快適に下っていく。振り返れば白山をバックにした、まばゆいばかりの金草岳が見送ってくれていた。
そしてさすがに越美国境、貧雪なりにではあるが雪庇も発達中だ。

覚悟していたいくつもの登り返しは、新雪が飛ばされて固く締まった雪面歩きとなる。らっきー♪♪
適度に休みながらもサクサクと進むことが出来たが、P1143の権現山では調子に乗って危うく違う尾根を下ってしまうところだった。
しかし視界のある分水嶺歩きは間違いにも気づき易く、大事には至らなかった。
おかげで高倉峠へも心配したほどの時間はかからなかった。

前回笹ヶ峰から歩いてきて引き返した台地状ピークまで、高倉峠から三百mほどが未踏の越美国境となる。
今それほど時間的に難しい訳では無いが、今回は未踏として残すコトにしておくつもりだ。
「沢登り」での踏破を目論んでいる。

古道として地形図にも道の記載がある、高倉峠から直接伸びている尾根を下っていく。
初めは雪量もあって快適だった下山路も、雪が少なくなってくると杉の植林帯であっても下藪がひどく、古道とはいえ無雪期に歩くことは困難な状態だと思われた。

そして古道のあった尾根から高倉谷の出合いへと降りようとすれば、渡渉と林道の法面登りが必要となってくる。早めに古道から見切りをつけて堰堤へと向かっておいて正解だった。
そしてその堰堤と下流にあったもうひとつの堰堤は、岩を積み上げて作られた「いにしえの堰堤」だった。

チャリが待つ瀬戸へは日没と同時に。そして思ったほど進めなかったクルマまでチャリだと十分とはかからなかった。


 
最後に編集したユーザー 越前 [ 2014年3月03日(月) 22:33 ], 累計 1 回
越前
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 越美国境を歩く⑤ 金草岳~高倉峠 2/23

投稿記事 by たんぽぽ »

越前さん、こんばんは。

越美国境を歩く⑤ 金草岳~高倉峠
越美国境踏破計画が着実にすすんでますね、すばらしい!!

残念ながら期待していた「芋ヶ平」までの除雪は無かった。
うっひゃ~、アプローチが長いなあ。
たんぽぽが芋ヶ平を訪れたころはまだ廃屋がたくさんありました。
もう30年以上前のことで、スキーでガンドウ尾根を目指したんです。

しかし固く締まった雪面に感謝! 取り付きまではとても快適に進むことが出来た。
朝は硬くていいんですよね、帰りが楽しみだなあ~

予定ひとつ手前の尾根末端に赤テープとトラロープを発見。お~、これはもしや登山道なのか?
ヘェ~、エントランスにはトラロープが用意されてるんですか。

踏み抜いて枝に絡まったスノーシューを引き抜くのに難儀していたすぐ横では、たくさんのシャクナゲの花芽が春を待ちわびていた。
シャクナゲが待ちわびていたのは春ではなくて、ワナにはまった登山者ですよ!

ま~見事なナイフリッジ・・・・。
直前で作戦タイム。ついでに大休止。ど~せなら食事も。
ん~、なかなか進む踏ん切りがつかない・・・。一時は本気で撤退も考えた。

あまりに昔のことでよく覚えてないけど・・・
スキーをデポして多少苦労はしたけど順調に進めたような気がします。
ああっ、若かったんだなあ。

その柔らかい激急斜面トラバースとなると、股まで沈む可能性のあるアイゼンの選択は無い。
奥美濃クラスならばよほどのことがなければスノーシューだけでOKですよね。

再び歩き始めの一歩目で、踏み抜き&絡まった枝からの脱出に往生する。
ニヤリと笑みを浮かべるシャクナゲさんが想像できます。

おめでとう。通過だ♪
そう、自分をほめてあげたい気分なのだ。

やりましたね!もう金草踏んだも同然や。

まさかと思うが、あれってクマじゃないだろうな~ ???
え~い、もうなんだっていいや!! ここまで来ての撤退などはありえない !!
でも本当にクマだったらどうしようかと不安を抱えながらも登っていくと、その場所には少なくともクマではない足跡(カモシカ?)だけが残されていた。ほっっ。

クマしゃんはまだおねんね中ですよ~ん。

適度に休みながらもサクサクと進むことが出来たが、P1143の権現山では調子に乗って危うく違う尾根を下ってしまうところだった。
しかし視界のある分水嶺歩きは間違いにも気づき易く、大事には至らなかった。

GPS持ってないたんぽぽならこの地形は要注意ポイントだなあ。

日没と同時にチャリが待つ瀬戸へ、思ったほど進めなかったクルマまでチャリだと十分とはかからなかった。
お疲れさまでした。
DSC03910-s.JPG
越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

Re: 越美国境を歩く⑤ 金草岳~高倉峠 2/23

投稿記事 by 越前 »

たんぽぽさん、今晩は。

越美国境踏破計画が着実にすすんでますね、すばらしい!!
ありがとうございます。
でも、「着実に」と見えてもその実、比較的にではありますがまだ攻略しやすい部分を攻めていってるだけ。
温見峠~油坂峠間の気の遠くなるような大空白地帯が待ち構えています。

 うっひゃ~、アプローチが長いなあ。
たんぽぽが芋ヶ平を訪れたころはまだ廃屋がたくさんありました。
もう30年以上前のことで、スキーでガンドウ尾根を目指したんです。

うっひゃ~、歩いてきたばかりだから言えますが、あのガンドウ尾根をスキーで?
大変なご苦労をされたのではなかろうかと・・・。
芋ヶ平
芋ヶ平
ヘェ~、エントランスにはトラロープが用意されてるんですか。
雪が無いときの登りも大変そうな感じでしたね。

シャクナゲが待ちわびていたのは春ではなくて、ワナにはまった登山者ですよ!
ああっ、あんなきれいなお花を咲かせるのに性根はワルなんですか。
そ~いえばシューの絡まった枝はシャクナゲ!!

あまりに昔のことでよく覚えてないけど・・・
スキーをデポして多少苦労はしたけど順調に進めたような気がします。
ああっ、若かったんだなあ。

多分私のときでも、斜面があんなにえぐれてなかったらそんなに恐がる状況でもなかったかも・・・
ああ~、もう少し若さが欲しい。

奥美濃クラスならばよほどのことがなければスノーシューだけでOKですよね。
まあ、よほどのことってのが起こりえるのが奥美濃・・・。

ニヤリと笑みを浮かべるシャクナゲさんが想像できます。
またやられちゃいました。
絡まった足元を開放したとたんに滑落、なんて考えたりしてびびりまくりでした。

やりましたね!もう金草踏んだも同然や。
って、私も思ったんですけどね~
なかなか素直には踏ませてはもらえませんでした。

クマしゃんはまだおねんね中ですよ~ん。
私の中の常識もそう言ってましたけど、あんな真っ黒なカモシカもいるはずが無い。なんとなく胸元に白い部分も見えるぞ。なんて言うモンで。
真っ黒いカモシカ?
真っ黒いカモシカ?
GPS持ってないたんぽぽならこの地形は要注意ポイントだなあ。
視界が無いときには、後方のあの尾根はなかなか見つけられないでしょうね。

お疲れさまでした。
ありがとうございます。
さ~て、次はドコをやっつけてやろうかな?
越前
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 越美国境を歩く⑤ 金草岳~高倉峠 2/23

投稿記事 by 山日和 »

越前さん、こんばんは。

貧雪とまでも言われている年なので、今年初の越美国境もすでに残雪期の様相を呈しているはずだと割と気楽に考えていたが、さすがに越美国境は甘くは無かった。

雪が多くても少なくても甘くないのが「越美国境」じゃないですか? :mrgreen:

おまけに 貧雪のおかげで林道上では、行きも帰りも「恐怖の滑り台」などの危険箇所は全く無かった。

これは貧雪のたまものですね。(^^)

が、予定ひとつ手前の尾根末端に赤テープとトラロープを発見。お~、これはもしや登山道なのか?
貧雪によるうっとーしいヤブ尾根歩きが避けられるのはとても魅力的だと、トラロープに誘われるようにして予定外の尾根を登りはじめてしまった。


そんなのあるわけないじゃないですか。(^_^;)
当初は私が8年前に上がった尾根を登るつもりだったんでしょうか。

http://old.yabukogi.net/forum/2363.html

でも我慢の登りを続けたのはしばらくの間だけだった。すぐにいかにも登山道らしく歩きやすくなってきた。ありがたい。

おやおや、そうなんですか?

例の「福井の雪山Ⅱ」によるところのナイフリッジ、「ガンドウ尾根」核心部は果たしてどんな感じになっているのか?
ま、貧雪なだけに大したコトにはなってないとは思うが・・・。


ガンドウ尾根・・・一度敗退して、その翌年通過しました。面白いと言うか、何とも言えない難所ですね。

ナイフリッジとは言え、ここ二三日の新雪でソフトクリームのように積み重なった柔らかい雪稜だ。
結局・・・・たったの十歩ほどにちょうど十分をかけた。
ほ~~~っ・・・・・・。
おめでとう。通過だ♪
そう、自分をほめてあげたい気分なのだ。


無事通過しましたか。距離にして20m足らずの核心部ですが、結構根性要るところですね~。

[attachment=2]雪稜の通過_1.JPG[/attachment][attachment=1]ヤセ尾根を行く_1.JPG[/attachment]
大きな段差に苦労したあと、ふと見上げると真っ黒い動物がコチラをじっと見下ろしていた。
澄んだ空気の中の距離感に自信が持てないけど、最初見たときには一瞬馬かと思ったほどの大型獣だ。
まさかと思うが、あれってクマじゃないだろうな~ ???


写真見ましたが、まぎれもなくカモシカですね。 :lol:

そして白山が神々しい姿で出迎えてくれた。♪
午前中に白山を邪魔していた雲は、すっかり消えてくれていた。 今日もその姿をありがとう。
さ、これからが本番の越美国境歩きだ。下山とは言え、かなりのアップダウンは覚悟しなくてはならないだろう。


いいですね~。前日の縫ヶ原山では案に相違して曇り空でした。
ここから高倉峠への稜線歩きは心躍りますね。

[attachment=0]P4220196_1.jpg[/attachment]
適度に休みながらもサクサクと進むことが出来たが、P1143の権現山では調子に乗って危うく違う尾根を下ってしまうところだった。

これは真北に伸びる尾根でしょうか。私はここを意図的に下ろうとして、目の前にナイフリッジっぽいものが見えたので
やめました。

前回笹ヶ峰から歩いてきて引き返した台地状ピークまで、高倉峠から三百mほどが未踏の越美国境となる。
今それほど時間的に難しい訳では無いが、今回は未踏として残すコトにしておくつもりだ。
「沢登り」での踏破を目論んでいる。


福井の住人がうらやましい・・・・(^^ゞ

                     山日和
添付ファイル
P4220196_1.jpg
ヤセ尾根を行く_1.JPG
雪稜の通過_1.JPG
越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

Re: 越美国境を歩く⑤ 金草岳~高倉峠 2/23

投稿記事 by 越前 »

山日和さん、今晩は。
八年前の「暗夜行路」、大変でしたね。
私も野坂山地「黒河林道」で、同じような時間同じような距離で涙目になりながら歩いたことがあるのを思い出しました。(^^;

雪が多くても少なくても甘くないのが「越美国境」じゃないですか?
ですよね~~  :oops:

これは貧雪のたまものですね。(^^)
今年に関しては、どの山域においても「恐怖の滑り台」は出現してないでしょうね。

そんなのあるわけないじゃないですか。(^_^;)
当初は私が8年前に上がった尾根を登るつもりだったんでしょうか。

あららっ・・・。
はい、当初計画ではアトラクション無しの最短ルート狙いでしたので。

おやおや、そうなんですか?
赤テープはもちろん、太い枝がのこぎりを使って切られているのを何ヶ所かで見ました。
登山道?
登山道?
ガンドウ尾根・・・一度敗退して、その翌年通過しました。面白いと言うか、何とも言えない難所ですね。
冬瓜山と大長山西尾根、そしてこのガンドウ尾根のナイフエッジが、私の経験上でのベスト(ワースト?)スリーとなります。

無事通過しましたか。距離にして20m足らずの核心部ですが、結構根性要るところですね~。
いや~なかなか危なげな写真ですね~。
平気そうに見えますが、薄い雪稜を突き破って反対側へと転落・・・なんては考えませんでしたか。
わたしは、滑落と突き破り両方を心配してびびってました。(^_^;)

写真見ましたが、まぎれもなくカモシカですね。
あらら、あっさりと断言されちゃった。 :?
振り向いた瞬間に胸元に「月の輪」が見えたような気が・・・。
振り向いた瞬間に胸元に「月の輪」が見えたような気が・・・。
いいですね~。前日の縫ヶ原山では案に相違して曇り空でした。
ここから高倉峠への稜線歩きは心躍りますね。

これはもう、如何に日ごろからのワタシの行いがですね・・・(笑)
私にとって、お日様の下での視界良好な稜線歩きに勝るモノはありません。
無上の喜び
無上の喜び
これは真北に伸びる尾根でしょうか。私はここを意図的に下ろうとして、目の前にナイフリッジっぽいものが見えたので
やめました。

いや、フツーにピークを目指してそのまま南の尾根へと突きぬけようとしてました。
単に地形の先読みをサボっていたということですね。 :oops:

福井の住人がうらやましい・・・・(^^ゞ
実はこれには私もビックリだったのですが・・・なんと駐車地から自宅までたったの四十八分でした!!
越前
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