「日付」平成26年2月23日（日） 「天気」晴れ
「山名」横山岳
「コースタイム」
7:00菅並～8:00林道登山口～西尾根～11:30横山岳～北西尾根～16:30菅並
菅並駐車地に着くとご夫婦が出発準備をしていた。
聞いてみると林道を川沿いに登って行くと登山道に入るらしい。
しかし私は当初の予定通りに取りあえず真っ直ぐに・３７３の三角点を目指して見た。
取り付きは笹藪であるが少し登ると灌木帯になる。
３０分くらい藪道を登って行くと前方に柵のようなものが見えてきた。
近付いて見ると細い丸木で出来た要塞のようである。
最初はうまく上がれなかったが体と足を横向きにしたら案外あっさり登れた。クライミングの要領である。
柵を乗り越えたら地図に書いてない林道が出てきて唖然とした。
少し東に歩くと何と登山口があった。
ここからは踏み跡もあり△３７３まではすぐだった。
その後、しばらくは雪がない尾根が続くが５００ｍくらいになるとやっと雪道になったのでスノーシューを履く。
前方にこの森の主のような貫禄のある立派なケヤキの大木が現れた。
それでもトレースがあったのでそこを上がってみることにしました。本当に厳しいのは１～２ｍなので腹這いになって何とか突破しました。
次に岩場も出てきますがスノーシューを履いたままでも通過できました。
そうこうしている内に広い山頂台地に着きました。
ここは気持の良いブナ林の森になっています。ブナを楽しみながら東に向かうと土蔵岳を始め奥美濃の山々の展望を楽しめます。
山頂には避難小屋のような建物がありましたが雪で半分埋もれて中には入れませんでした。
そこで軽くランチを取り、帰りは北西尾根から下りてみることにした。
北西尾根はしばらくはなだらかな下りが続きます。
少し登り返しもありますが基本的に西尾根に比べると尾根も広いし安定していてスノーシュー向けの尾根です。
地図で見るとこの尾根は北方から西に曲がっていますが尾根がしっかりしていて西尾根よりは早く下れるような気がします。
４００ｍ付近まで下りると雪はなくなり藪道になります。
掘割状の登山道跡があったのでそこを下りて行きますが３００ｍ付近で急にその先が４ｍほど切れ落ちていて下の方には林道がありました。
どうしたものかと考えましたが横に移動しようにも藪が酷くて無理なので意を決してそこを後ろ向きになって慎重に下りて行くことにしました。足の掛かりは良くありませんでしたが冬靴の出っ張りを引っ掛けるようにして何とか下りました。
林道に下りてみて果たしてこの林道はどこまで続くか分からないので、ガードレールを越えて強引に藪道を下りて行きました。
２０分程で下の川原に着きましたが何とウエストポーチに入れていたカメラがありません。
きっと藪で落としたんだと思い林道降口から下の河原まで藪の中を三往復し、一時間必死に探しましたが結局出てきませんでした。
カメラを落としたのは残念でしたがそれよりもこの二日間の思い出が亡くなったのが悔しかった。
しかし、翌日会社で急に携帯電話が鳴り、出てみると林道でカメラを拾いましたという人からの電話でした。
この時はほとんど諦めていたので本当に嬉しかったです。
その翌日、無くしたカメラは心温まる優しい添え書きを添えてカンガルー便で送られて来ました。
宮指路
しかし、翌日会社で急に携帯電話が鳴り、出てみると林道でカメラを拾いましたという人からの電話でした。