【奥美濃】 快晴のトガス

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
おど+
記事: 241
登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
お住まい: 愛知県
連絡する:

【奥美濃】 快晴のトガス

投稿記事 by おど+ »

今回は、岐阜県奥美濃のトガス(神ヶ岳)に登ってきました。 予報通り快晴の青空のもと、純白の雪を纏った山々を眺めながら、体調回復後の気持ちのよい登山となりました。

【 日 付 】 2014年2月12日(水)
【 山 域 】 奥美濃
【メンバー】 1名
【 天 候 】 無風快晴
【 ルート 】
時刻(差) 標高 距離 場所
06:50 382m 0.0Km 夜叉龍神社 出発
07:00 (00:10) 404m 0.5Km 取り付き点
07:15 (00:15) 509m 0.7Km 導水管上部
08:35 (01:20) 854m 2.6Km 854mピーク
09:50 (01:15) 1076.8m 3.9Km トガス
10:15 (00:25) 1072m 4.6Km 1072mピーク
10:25 (00:10) 1093m 4.8Km トガス最高点
10:35 (00:10) 1080m 5.2Km 最高点北展望地 昼食休憩
11:05 (00:30) 1080m 5.2Km 最高点北展望地 出発
11:20 (00:15) 1072m 5.8Km 1072mピーク
11:40 (00:20) 1076.8m 6.5Km トガス
12:15 (00:35) 854m 7.8Km 854mピーク
13:00 (00:45) 509m 9.7Km 導水管上部
13:15 (00:15) 382m 10.4Km 夜叉龍神社 到着
【 距離 】 10.4Km
【 累積標高 】+979m -979m
【 時間 】 6時間25分

実績コース(緑色は予定、赤色が実績): http://yama-kioku.blog.so-net.ne.jp/upl ... p.jpg.html

 先週末はインフルエンザで40度近くの熱が出たこともあり、治りが遅いので山行は休みとしました。 しかし、水曜日(2/12)に仕事が休みで(2/11は出勤でしたが・・・)、前日からの天気もよく登山日和となっています。
 当初は「アラクラ」から「天狗山」の周回を予定していましたが、今の体調では不安があり変更します。 ここは無理の無い範囲で登るべく、軽めに奥美濃の「トガス(神ヶ岳)」に行くことにしました。 そばにある「ホハレ峠」が以前から気になっていて、近くのトガスも名前は知っていましたが、登ろうと思ったのは直前のことで、あまり詳しく調べられませんでしたが、距離や標高差、それから危険度などを考え最適と判断しました。
 登山口までは、前々回の「貝月山」とほぼ同じ時間なので、朝5時に出発しました。 平日でトラックが多めですが、1時間半ほどで坂内の道の駅に到着しました。 トイレを済まして更に奥へと向かい、駐車予定地の「夜叉龍神社(やしゃりゅうじんじゃ)」には日の出前に到着しました。
 今年の奥美濃は今のところ雪は少なく、駐車した神社付近も除雪された雪も少なく、ここまで路肩の雪も疎らでした。 準備をしますが、今回もスノーシューで登るのでザックにくくり付けて出発します。
 神社から通行止めとなっている「池ノ又林道(夜叉ヶ池登山口方面)」へと向かいました。 目の前の山の斜面には発電用の導水管(イビデン川上発電所)が見えていますが、今回の登り口はまさにそことなります。 導水管の横から取り付く方もいるようですが、工事中なのかそちらに入れそうもありません。 ここまで予想通りなので、予定通り左手の尾根の末端から登ることにしました。
 道路沿いに進むと、末端に階段があり右手の斜面に取り付けそうです。 ここまで雪はありませんが、藪をかき分けてシュメンに取り付くと、最近の冷え込みでガチガチに凍りついた雪が20cmほどの厚みで残っていました。
 ガリガリと良い音?を立てながら雪の上を歩いていきますが、参考にした一週間前に登った方の足あとがそれとなくついていたので、利用させて貰いました。 ここで苦労するかとも思っていましたが、左手の植林帯目掛けて登って行くと、途中からは藪も少なく気が付くと前方が明るくなってきていました。
 取り付きから15分ほどで、導水管の上部に到着しましたが、クレーンなどが置かれ工事中のようでしすが、人の気配はありませんでした。
 ここまでツボ足で来ていますが、ここからの道も雪の量は多くなりなすが、ガチガチに凍っているので大きく沈み込むことは無いので、そのまま進んでいきました。 緩やかな斜面を快適に歩いていきますが、この付近は藪が多く蛇行しながら進むことになります。
 いつもは一気に登るところですが、この日は体調を見ながら、心拍数が上がらないようにゆっくり登って行きました。 雲ひとつ無い快晴のなか、右手に「湧谷山」を見ながら徐々に標高を上げていきます。 湧谷山との間には深い谷が立ちはだかっていますが、そこから縫うようにホハレ峠へと向かう林道が白い線となって見えています。
 650mまで登ると風が強いのか、尾根沿いの雪の量が更に増えてきました。 この辺りでようやくスノーシューを履いてスノーハイクの開始となります。
 854mピークまでは上りが続きますが、急登などは殆どなくヒールリフターの出番もありませんでした。 854mピーク手前まで登ると、前方には「蕎麦粒山(そむぎやま)」が、後方には巨大な「金糞岳(かなくそだけ)」が見えて来ました。
 樹林越しですが、廻りの山が見え出して向かう「トガス」は元より、三角形の特徴的な姿の「蕎麦粒山(そむぎやま)」も間近に見えてきました。
 854mピークからは、一旦鞍部へと降りていきますが、その先からは本格的な雪山といった感じの道となりました。 しかし、雪が少ないせいか、右斜面に出来ている雪庇は今ひとつ迫力?がありません。

854mピークからの眺め(左:トガス、右:蕎麦粒山、中央奥:能郷白山)
画像

山頂まで延びる雪道
画像

 このままトガスの山頂まで登りが続き、途中急斜面もありますが、上五センチほどの崩れやすい雪の層にだけ気をつければ、それほど大変ではありませんでした。(急斜面では、何回か蹴りこみながら登っていきますが、スノーシュー向きの道ではありません・・・)
 ゆっくり登っていますが、ここの急登ではひと汗かきました。 我慢して登って行くと更に景色が広がり、後方180度の展望が望めます。

金糞岳(右)と涌谷山(左)、中央奥に伊吹山
画像

 景色を見ながら緩やかになった最後の斜面を登って行くと、トガスの山頂に到着しました。 山頂は古い標識が目印となっていますが、これといった特徴はありません。 しかし、それまで見えていなかった北側の白山などの展望が広がり、ピークに到着した実感がわきます。
 ここで休憩しても良かったのですが、思ったよりも快調に来られたので近くの最高点へと向かうことにしました。 北西に伸びる尾根沿いに進んでいくと、途中展望が開けた場所がありました。 ここからは、この日見たいと思っていた「白山」は元より、福井県境の山々や、遠く「乗鞍岳」などもハッキリと見ることが出来ました。
 景色を見ながら最高点へと向かいますが、そこへも一旦鞍部へと降りて行くことになります。 鞍部からは、一部細尾根となったところを通りますが、雪庇なども無く危険度は低めでした。
 再度上りとなり、急登をひと登りするとあっけなく最高点に到着しました。
 最高点は展望がイマイチなので、北側の展望が開けていそうな尾根の北の端へと向かいます。 踏み跡もない真っ白な雪の上を気持よく歩いて行くと、北側が望める展望地に到着しました。
 ここで休憩としますが、この日は予想に反して風が全く吹いて無く、気温は低めですが暖かな陽が当たり、ポカボカ陽気となっていました。 「白山」や、それまで「蕎麦粒山」の影で見えなかった「御嶽山」などを、見ながら昼食としていきました。

蕎麦粒山(右)と能郷白山(左)の展望(中央奥に木曽御嶽山)
画像

北端の展望地に到着
画像

 休憩後は、今回は無理せず来た道を下山することにしました。(ホハレ峠経由で下山も検討しましたが、林道の様子がわからないので安全を見ました)
 ストックは畳んでザックに入れていき、替りにピッケルを持って降りていきます。 最高点からの下りと、トガスからの急斜面はスノーシューの不得手な所でどうもうまく降りていけません。 その様な所は時間は掛かりますが、後ろ向きになって慎重に降りて行きました。(今回のコースは全般的に木が多いので、滑り降りていけそうな斜面は少なめでした)
 傾斜が緩むと後は楽しいスノーハイクとなります。 ふと前方から首輪を付けた犬(白い雑種)が歩いてきます・・・。 その後ろから親子なのか、似たような犬がもう一頭こちらを気にしながら歩いてきます。 猟犬なのかと誰か歩いてくるかと思いましたが、結局途中で誰とも合うことがありませんでしたが、迷い犬だったのでしょうか?
 出発して二時間ほどで、導水管の上部に到着しました。 ここでスノーシューをザックにくくり付けて、最後の斜面を自分の足あとを辿りながら降りていきます。 10分ほどで無事に車道へ降り立つと、駐車地の神社に戻って行きました。
アバター
クロオ
記事: 469
登録日時: 2011年2月20日(日) 09:08
お住まい: 愛知県海部郡大治町
連絡する:

Re: 【奥美濃】 快晴のトガス

投稿記事 by クロオ »

おど+ さん、はじめまして、こんばんは


 今回は、岐阜県奥美濃のトガス(神ヶ岳)に登ってきました。 予報通り快晴の青空のもと、純白の雪を纏った山々を眺めながら、体調回復後の気持ちのよい登山となりました。 


 トガスは神ヶ岳とも言うのですね。確か漢字は戸糟だったような。 私はトガスに2回登りました。
 積雪期に1度、導水管上部から尾根を歩いて。 この時は展望はそこそこありましたが曇りでした。
トガス
トガス
 昨年5月には、林道をホハレ峠方面まで歩いて。 残雪もありましたが、ほとんどヤブ山。
トガス
トガス
 積雪期の快晴のトガスに一度登ってみたいと思っています。羨ましい限りです。


 ホハレ峠経由で下山も検討しましたが、林道の様子がわからないので安全を見ました。 


 地図に書かれているホハレ峠は現在は林道跡(点線で書かれている道)はあるようですが激ヤブだったと思います。実線で書かれている部分は、途中から舗装がなくなりますが、昨年5月の時点では普通車でも上がれました。峠?付近には何台も車がありました。トガスには、少し北に行ったSの字に曲がったところから登ることができました。ただし、登山道どころか踏みあとも全くありません。激ヤブではないので歩くことはできますが笹がうっとうしいです。積雪期なら全く問題ないと思います。
 積雪期は多分、車は上までは上がれないような気がします。林道歩きは結構長いです。 5月には、林道沿いにイカリソウ、ヤマブキ、スミレ、イチリンソウ、イワウチワなどがたくさん咲いていました。
 ホハレの意味は、頬が腫れる、なのだそうです。
ホハレ峠?
ホハレ峠?
IMG_7300.jpg
IMG_7271.jpg
イカリソウ
イカリソウ

 出発して二時間ほどで、導水管の上部に到着しました。 ここでスノーシューをザックにくくり付けて、最後の斜面を自分の足あとを辿りながら降りていきます。 10分ほどで無事に車道へ降り立つと、駐車地の神社に戻って行きました。


 この導水管の横、とても怖いです。
導水管
導水管
 快晴のトガス、憧れの山のひとつです。

                                                       クロオ
アバター
山日和
記事: 3584
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】 快晴のトガス

投稿記事 by 山日和 »

おど+さん、こんばんは。「快晴のトガス」いいですねえ~。

ここで休憩しても良かったのですが、思ったよりも快調に来られたので近くの最高点へと向かうことにしました。 北西に伸びる尾根沿いに進んでいくと、途中展望が開けた場所がありました。 ここからは、この日見たいと思っていた「白山」は元より、福井県境の山々や、遠く「乗鞍岳」などもハッキリと見ることが出来ました。
 景色を見ながら最高点へと向かいますが、そこへも一旦鞍部へと降りて行くことになります。 鞍部からは、一部細尾根となったところを通りますが、雪庇なども無く危険度は低めでした。
 再度上りとなり、急登をひと登りするとあっけなく最高点に到着しました。


トガスのピークで終わりにしたら、この山の魅力の半分も感じられないと思いますね。
この山のいいところは山頂から先にあると言っても過言ではないでしょう。 :D

               山日和

RIMG0132_1.JPG
RIMG0164_1.JPG
パノラマ 5_1_1.JPG
おど+
記事: 241
登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
お住まい: 愛知県
連絡する:

Re: 【奥美濃】 快晴のトガス

投稿記事 by おど+ »

クロオさん、はじめまして、返信ありがとうございます。

> 昨年5月には、林道をホハレ峠方面まで歩いて。 残雪もありましたが、ほとんどヤブ山。
この時の記事はどこかで読まさせて頂いた気がします。(ここだったかな?) 軟弱で藪山はあまり登らないので、夏に奥美濃の山は道のある所だけです。

> でも、5月には、イカリソウ、ヤマブキ、スミレ、イチリンソウ、イワウチワなどがたくさん咲いていました。
春以降は花も多くて良さそうですね。 しかし、この時期でさえ枝が鬱陶しかったので、春ともなると・・・。

ホハレ峠の名前の由来は、本など読んで知っていましたが、何故辛い(登り?)と頬が腫れるのかはピンと来ませんね。(笑)

> この導水管の横、とても怖いです。
導水管の横は、登る前によく見ると工事中で、しかも柵があり管の所に入れない様でした。

自分の場合の雪山は、快晴を狙って登るので、晴天率が高めです。(鈴鹿の雪山の場合は別ですが・・・)

おど+
おど+
記事: 241
登録日時: 2014年1月05日(日) 15:55
お住まい: 愛知県
連絡する:

Re: 【奥美濃】 快晴のトガス

投稿記事 by おど+ »

山日和さん、こんばんは。 返信ありがとうございます。

>トガスのピークで終わりにしたら、この山の魅力の半分も感じられないと思いますね。
>この山のいいところは山頂から先にあると言っても過言ではないでしょう。 :D

そうですね、最高点付近からの展望は、山頂とは比較になりませんね。 今回、体調がよければ「烏帽子山」へと向かっていましたが、本調子ではないので止めました。(笑)

おど+
返信する