【野坂】予想外の好天 スノー衆パート1の野坂岳
Posted: 2014年1月13日(月) 15:43
せき【日 付】2014年1月12日(日)
【山 域】野坂山地 野坂岳913.5m
【天 候】晴れのち小雪のち曇り
【メンバー】柳川洞吹、kasaya、クロオ、kitayama-walk、biwaco、落第忍者、通風山、あきたぬき、
シュークリーム、SHIGEKI、わりばし、山日和
【コース】登山口8:20---9:00尾根取付---11:10稜線---11:40野坂岳13:00---13:40巨大ブナ---14:35登山口
暗闇の中でははっきりしなかった空の色は、少し明るさを取り戻すとわずかながら青い部分が見え
た。福井県に入るとその青は空一面に広がり始めた。
敦賀市内の集合場所に着くと大半のメンバーが既に顔を揃えていた。ここは24時間営業のマクドナ
ルドもあり、朝マックで朝食を摂って用足しもできる便利なところだ。しかし場内はあちこちで凍結
しており油断すると転倒しそうである。結局この日アイゼンが要りそうなのはここだけだった。
今回初参加のあきたぬきさんはほぼ1年振りの山らしい。洞吹さんもケガで昨夏から2回のみ。
SHIGEKIさんもケガで星見登山をちょこちょこ状態で、なにやらリハビリ登山ツアーの様相である。
SHIGEKIさんとkasayaさんはお揃いのアウターを新調していた。たまたま別の場所で安売りしていたの
が同じ色の商品だったらしい。
クロオさんはスカルパのモンブランを新調。今回不参加のグーさん、宮指路さんと私と並んでモンブ
ランカルテット結成だ。
シュークリームさんは昨日東妙理山でラッセルして、敦賀駅前のホテルで宿泊したという。
(下山後の温泉で聞くともう1泊すると言っていた。自粛はどないなってまんねん。)
最後にkitayama-walkさん乗せたbiwaco車が到着して全員が揃った。
天気の心配はまったくない。あれだけ延期か決行かやきもきしていたのがバカらしいほどの青空だ。
女性の心と日本海側の天気は難しいのである。
[attachment=0]DCIM0465_1.JPG[/attachment]
乗り合わせて「山」集落の登山口へ向かう。林道の雪の状態次第では集落に止めて歩くつもりだっ
たが、先行車の轍があり首尾よく終点まで入ることができた。FRのbiwaco車は後輪を空転させて雪を
撒き散らしながらもなんとか駐車スペースに納まった。
落第忍者さんは昨年から愛用のヘルメット姿でみんなにイジられている。わりばしさんが小屋を見
行って名物のカカシが阪神の帽子を被っていると報告。通さんは忘年山行以来6年振りの訪問だ。
[attachment=7]P1150703_2_1.JPG[/attachment]
大雨で橋が流されており、いきなりの渡渉で登山は始まった。先行者数名のトレースが残っている。
鉄塔巡視路を利用した登山コースだが、わがスノー衆ではそのまま登山道を辿るはずもない。
次の渡渉ポイント手前で右の流れに沿って進むが、雪を被った倒木や潅木帯に悪戦苦闘。やぶこぎネ
ット公開山行にふさわしいアプローチである。
やっとヤブから解放されたところで左手の二俣へ下りて渡渉。ここが尾根の取付きだ。
[attachment=6]P1150707_1_1.JPG[/attachment]
一段上がったところで背中の重荷を降ろしてスノーシューを装着した。ここで洞吹さんが爆弾発言。
「体調が悪いのでこのへんで遊んで待ってるわ。」この時期の野坂岳であり得ないほどの天気の日に
もったいな過ぎる話しだが無理は禁物である。洞吹さんと別れて出発。スノーシューの沈み具合も良
く快適な登りだ。しかしルート自体はヤブっぽくて快適とは言えない。かがんだりまたいだり、立ち
木をかわしながらの歩行は精神的に疲れるのだ。
[attachment=5]P1150731_2_1.JPG[/attachment]
しばらく我慢の登高が続いたあと、やっとヤブが切れた。両側が切れた尾根にブナの巨木が並ぶ、
この尾根の白眉と言える場所だ。みんなも感嘆の声を上げている。
見上げると稜線直下はまだ霧氷が残っている。麓から眺めた頂稜部は霧氷で覆われていたが、気温が
上昇して霧氷ラインがどんどん押し上げられているようだ。もう少し待っていてくれよ。
[attachment=4]P1150747_1_1.JPG[/attachment]
しかしkitayama-walkさんのパワフルさにはいつもながら圧倒される。急斜面のラッセルも彼にかか
れば普通の登山道を歩いているかのようだ。何を食べたらあんなに元気になれるんだろうか。
崩れやすい急傾斜の雪面にスノーシューを蹴り込みながら登ると融けかけながらもなんとか霧氷に間
に合った。ほどなく稜線に到達。あたりは素晴らしいブナ林が広がる。
この野坂岳南尾根から芦谷山、三国山と続く尾根はほとんどの区間がブナで覆われている。
南側から先行者のトレースが合流した。
[attachment=3]P1150761_1_1.JPG[/attachment]
ここから山頂までは標高差100mほどの稜線漫歩だ。年配の夫婦連れがやってきた。林道終点の車の
主かと思ったが、その後から単独者が現われた。聞くとあの車は彼のものらしい。夫婦連れは集落に
止めて歩いて来たようだ。単独者によると山頂はずいぶん賑わっているらしい。
野坂岳は敦賀市の背後に聳える嶺南地方屈指の名山であり、敦賀市民憩いの山でもある。メインルー
トは北面の憩いの森からであり、ほとんどの登山者はそちらから山頂を目指すようだ。
ブナの森を抜けて潅木を縫って進むようになると展望が開けてくる。大きな雪庇の跡を見れば山頂
はすぐそこだ。
昨日の今頃は期待もしていなかった360度の展望が開けた。敦賀の町並の向こうには敦賀湾が。遠く越
美国境の山々が白い。隣には3年前のスノー衆の開催地である岩篭山が並ぶ。
延期しなくてよかったと心から思った。
避難小屋を覗いてみると満員御礼だ。天気が思わしくなければここでランチと思っていたがこれで
は無理である。晴れてくれてよかった。
若干風はあるものの我慢できるレベルだなので山頂の東側にランチテーブルを設営する。数名でスノ
ースコップを振るえばあっという間にテーブルが完成。みなさん何度も経験済みなので手慣れたもの
である。
クロオさん、あきたぬきさんから差し入れが回って来る。わりばしさんからも「きんこ」という怪し
げな名前の干し芋が回って来た。普通の干し芋より赤くて甘みが強くおいしい。
「わりばしさんの分身とちゃうやろな」と高尚なネタも飛び出す。
そう言えば今回のスノー衆は始まって以来初のメンズオンリーである。こうなると会話の中身もおの
ずと歯止めが利かなくなってしまう。SHIGEKIさんが「倫理委員会を作らな」と言うが、管理人の通さ
んも野放し状態だ。やぶこぎの品位向上のためには女性メンバーがいる方がよさそうである。
食事中も単独のおばさんやら、犬の散歩風の人やらいろんな人が上がって来るのはいかにも市民憩い
の山らしい。
[attachment=2]P1150782_2_1.JPG[/attachment]
天気予報通り、空から青さが消え小雪が舞いだしたのを潮に撤収の準備にかかる。
シュークリ-ムさんの帽子のひもがフードの下から三つ編みのお下げみたいに見えておかしい。
顔を見なければ山ガと間違えられそうで、「それは反則やで」と非難の声が上がった。
ブナ林の中を下って行くと「山」コースとの分岐点。トレースはこちらから登って来ている。
ここからしばらくが巨木めぐりの森だ。素晴らしいとしか形容のしようがないブナの巨木そこここに
林立している。とどめは左手の少し奥にある巨木だ。何気なく歩いていると気が付かない場所にある
ので、いろんな記録を見てもまったく触れられていない木であるが、私の知る限り文句なしにこの山
域でナンバーワンの巨木である。
[attachment=1]P1150797_2_1.JPG[/attachment]
登りの尾根とはえらい違いの歩きやすい巡視路を坦々と歩く。スノーシューを脱ぐタイミングを遅
らせ過ぎてメンバーに余計な苦労をさせてしまったのは反省点だ。自分が歩いた時には雪があっても
これだけの人数が通過すれば後ろの方では地面が露出するのである。
登山口まで戻って来ると洞吹さんが手を振っていた。あれから少しだけ登ってランチした後下山し
たらしい。尾根上部の巨木群と霧氷。山頂での楽しいひと時を思えば返す返すも残念だ。
例年延期か目的地変更の多いスノー衆パート1は予定通り無事終了。
みなさん、お疲れさまでした。私は登る前の方が疲れましたが。(^^ゞ
山日和
【山 域】野坂山地 野坂岳913.5m
【天 候】晴れのち小雪のち曇り
【メンバー】柳川洞吹、kasaya、クロオ、kitayama-walk、biwaco、落第忍者、通風山、あきたぬき、
シュークリーム、SHIGEKI、わりばし、山日和
【コース】登山口8:20---9:00尾根取付---11:10稜線---11:40野坂岳13:00---13:40巨大ブナ---14:35登山口
暗闇の中でははっきりしなかった空の色は、少し明るさを取り戻すとわずかながら青い部分が見え
た。福井県に入るとその青は空一面に広がり始めた。
敦賀市内の集合場所に着くと大半のメンバーが既に顔を揃えていた。ここは24時間営業のマクドナ
ルドもあり、朝マックで朝食を摂って用足しもできる便利なところだ。しかし場内はあちこちで凍結
しており油断すると転倒しそうである。結局この日アイゼンが要りそうなのはここだけだった。
今回初参加のあきたぬきさんはほぼ1年振りの山らしい。洞吹さんもケガで昨夏から2回のみ。
SHIGEKIさんもケガで星見登山をちょこちょこ状態で、なにやらリハビリ登山ツアーの様相である。
SHIGEKIさんとkasayaさんはお揃いのアウターを新調していた。たまたま別の場所で安売りしていたの
が同じ色の商品だったらしい。
クロオさんはスカルパのモンブランを新調。今回不参加のグーさん、宮指路さんと私と並んでモンブ
ランカルテット結成だ。
シュークリームさんは昨日東妙理山でラッセルして、敦賀駅前のホテルで宿泊したという。
(下山後の温泉で聞くともう1泊すると言っていた。自粛はどないなってまんねん。)
最後にkitayama-walkさん乗せたbiwaco車が到着して全員が揃った。
天気の心配はまったくない。あれだけ延期か決行かやきもきしていたのがバカらしいほどの青空だ。
女性の心と日本海側の天気は難しいのである。
[attachment=0]DCIM0465_1.JPG[/attachment]
乗り合わせて「山」集落の登山口へ向かう。林道の雪の状態次第では集落に止めて歩くつもりだっ
たが、先行車の轍があり首尾よく終点まで入ることができた。FRのbiwaco車は後輪を空転させて雪を
撒き散らしながらもなんとか駐車スペースに納まった。
落第忍者さんは昨年から愛用のヘルメット姿でみんなにイジられている。わりばしさんが小屋を見
行って名物のカカシが阪神の帽子を被っていると報告。通さんは忘年山行以来6年振りの訪問だ。
[attachment=7]P1150703_2_1.JPG[/attachment]
大雨で橋が流されており、いきなりの渡渉で登山は始まった。先行者数名のトレースが残っている。
鉄塔巡視路を利用した登山コースだが、わがスノー衆ではそのまま登山道を辿るはずもない。
次の渡渉ポイント手前で右の流れに沿って進むが、雪を被った倒木や潅木帯に悪戦苦闘。やぶこぎネ
ット公開山行にふさわしいアプローチである。
やっとヤブから解放されたところで左手の二俣へ下りて渡渉。ここが尾根の取付きだ。
[attachment=6]P1150707_1_1.JPG[/attachment]
一段上がったところで背中の重荷を降ろしてスノーシューを装着した。ここで洞吹さんが爆弾発言。
「体調が悪いのでこのへんで遊んで待ってるわ。」この時期の野坂岳であり得ないほどの天気の日に
もったいな過ぎる話しだが無理は禁物である。洞吹さんと別れて出発。スノーシューの沈み具合も良
く快適な登りだ。しかしルート自体はヤブっぽくて快適とは言えない。かがんだりまたいだり、立ち
木をかわしながらの歩行は精神的に疲れるのだ。
[attachment=5]P1150731_2_1.JPG[/attachment]
しばらく我慢の登高が続いたあと、やっとヤブが切れた。両側が切れた尾根にブナの巨木が並ぶ、
この尾根の白眉と言える場所だ。みんなも感嘆の声を上げている。
見上げると稜線直下はまだ霧氷が残っている。麓から眺めた頂稜部は霧氷で覆われていたが、気温が
上昇して霧氷ラインがどんどん押し上げられているようだ。もう少し待っていてくれよ。
[attachment=4]P1150747_1_1.JPG[/attachment]
しかしkitayama-walkさんのパワフルさにはいつもながら圧倒される。急斜面のラッセルも彼にかか
れば普通の登山道を歩いているかのようだ。何を食べたらあんなに元気になれるんだろうか。
崩れやすい急傾斜の雪面にスノーシューを蹴り込みながら登ると融けかけながらもなんとか霧氷に間
に合った。ほどなく稜線に到達。あたりは素晴らしいブナ林が広がる。
この野坂岳南尾根から芦谷山、三国山と続く尾根はほとんどの区間がブナで覆われている。
南側から先行者のトレースが合流した。
[attachment=3]P1150761_1_1.JPG[/attachment]
ここから山頂までは標高差100mほどの稜線漫歩だ。年配の夫婦連れがやってきた。林道終点の車の
主かと思ったが、その後から単独者が現われた。聞くとあの車は彼のものらしい。夫婦連れは集落に
止めて歩いて来たようだ。単独者によると山頂はずいぶん賑わっているらしい。
野坂岳は敦賀市の背後に聳える嶺南地方屈指の名山であり、敦賀市民憩いの山でもある。メインルー
トは北面の憩いの森からであり、ほとんどの登山者はそちらから山頂を目指すようだ。
ブナの森を抜けて潅木を縫って進むようになると展望が開けてくる。大きな雪庇の跡を見れば山頂
はすぐそこだ。
昨日の今頃は期待もしていなかった360度の展望が開けた。敦賀の町並の向こうには敦賀湾が。遠く越
美国境の山々が白い。隣には3年前のスノー衆の開催地である岩篭山が並ぶ。
延期しなくてよかったと心から思った。
避難小屋を覗いてみると満員御礼だ。天気が思わしくなければここでランチと思っていたがこれで
は無理である。晴れてくれてよかった。
若干風はあるものの我慢できるレベルだなので山頂の東側にランチテーブルを設営する。数名でスノ
ースコップを振るえばあっという間にテーブルが完成。みなさん何度も経験済みなので手慣れたもの
である。
クロオさん、あきたぬきさんから差し入れが回って来る。わりばしさんからも「きんこ」という怪し
げな名前の干し芋が回って来た。普通の干し芋より赤くて甘みが強くおいしい。
「わりばしさんの分身とちゃうやろな」と高尚なネタも飛び出す。
そう言えば今回のスノー衆は始まって以来初のメンズオンリーである。こうなると会話の中身もおの
ずと歯止めが利かなくなってしまう。SHIGEKIさんが「倫理委員会を作らな」と言うが、管理人の通さ
んも野放し状態だ。やぶこぎの品位向上のためには女性メンバーがいる方がよさそうである。
食事中も単独のおばさんやら、犬の散歩風の人やらいろんな人が上がって来るのはいかにも市民憩い
の山らしい。
[attachment=2]P1150782_2_1.JPG[/attachment]
天気予報通り、空から青さが消え小雪が舞いだしたのを潮に撤収の準備にかかる。
シュークリ-ムさんの帽子のひもがフードの下から三つ編みのお下げみたいに見えておかしい。
顔を見なければ山ガと間違えられそうで、「それは反則やで」と非難の声が上がった。
ブナ林の中を下って行くと「山」コースとの分岐点。トレースはこちらから登って来ている。
ここからしばらくが巨木めぐりの森だ。素晴らしいとしか形容のしようがないブナの巨木そこここに
林立している。とどめは左手の少し奥にある巨木だ。何気なく歩いていると気が付かない場所にある
ので、いろんな記録を見てもまったく触れられていない木であるが、私の知る限り文句なしにこの山
域でナンバーワンの巨木である。
[attachment=1]P1150797_2_1.JPG[/attachment]
登りの尾根とはえらい違いの歩きやすい巡視路を坦々と歩く。スノーシューを脱ぐタイミングを遅
らせ過ぎてメンバーに余計な苦労をさせてしまったのは反省点だ。自分が歩いた時には雪があっても
これだけの人数が通過すれば後ろの方では地面が露出するのである。
登山口まで戻って来ると洞吹さんが手を振っていた。あれから少しだけ登ってランチした後下山し
たらしい。尾根上部の巨木群と霧氷。山頂での楽しいひと時を思えば返す返すも残念だ。
例年延期か目的地変更の多いスノー衆パート1は予定通り無事終了。
みなさん、お疲れさまでした。私は登る前の方が疲れましたが。(^^ゞ
山日和
例年延期か目的地変更の多いスノー衆パート1は予定通り無事終了。