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【加賀白山】ホワイトアウトと強風の白山から東面台地
Posted: 2011年5月15日(日) 23:04
by 山日和
【日 付】2011年5月14日(土)
【山 域】加賀白山
【天 候】曇り風強し
【コース】平瀬ゲート5:08===6:47登山口7:06---9:25大倉山避難小屋9:51---11:40室堂12:33---13:13御前峰
---13:46剣ヶ峰鞍部---16:15登山口===16:55平瀬ゲート
平瀬のゲート前には釣り師の車が1台だけだった。そう言えば、道の駅にほもほとんど車がなかった。
大型連休直後で皆さんひと休みというところだろうか。
[attachment=4]P1020481_1.JPG[/attachment]
DOCのペダルを漕いでスタート。3度目ともなればペース配分もわかっている。それに今日は秘密兵器もあるのだ。
予定通り40分で間名古谷出合に到着。道はきれいに整備されており、いつ開通しても問題なさそうだ。
ここで大変なことに気が付いた。思わず自分の馬鹿さ加減に嫌気がさしてしまったが、悔やんでもしょうがない。
気を取り直して再スタート。ほどなくバッテリーのランプが点滅して、突然ペダルが重たくなった。やれやれ、これなら前
と同じである。
ほとんど押し歩きで1時間、白水湖の平瀬道登山口に到着した。ここに来るのは7年振りである。
サンドイッチで腹拵えしながらまわりを見渡す。頭の上は晴れているのだが、これから向かう山の方は雲の中だ。これか
ら晴れてくるんだろうか。
標高1240mの取り付き付近にはまったく雪は残っていなかった。この平瀬道にはブナが多く、石川県側の砂防新道や
観光新道より潤いのある登山道だ。
1400mあたりから雪が繋がった。雪はよく締まっており、効率アップのためアイゼンを装着する。先週のグサグサの雪で
はなく、ザクッ、ザクッと雪面を捉える音が小気味良い。
進むにつれ、自分の上からも青空が消えて行くのが嫌な感じである。右手には東面台地の下部のブナ林と、ワリ谷下
部の平原地帯が光っている。その奥には奥三方山と三方崩山が聳える。
雪の量が増えてきた。ブナ林はダケカンバへと装いを変えた。振り返ると白いダケカンバが並ぶ雪面の向こうに、何と
も言えない緑色の水を湛えた白水湖が静かに横たわっている。
[attachment=3]P1020529_1.JPG[/attachment]
2000mの付近の雪壁は、うまい具合にできた割れ目を利用してクリア。大倉山の避難小屋はもうすぐそこだ。
当然ながらひと気のない小屋で大休止。ここには携帯トイレ専用のトイレがある。前には携帯トイレ専用のごみ箱があり、
用済みのブツを持って下りなくてもいいらしい。
風の通り道なのか、ところどころ地肌が露出している。空は暗くなる一方で、風はますます強さを増してきたようだ。
まったく予想もしていなかった霧氷がダケカンバとハイマツを白く飾っていた。
急に傾斜がなくなった。室堂平の一角に出たようだ。ハイマツの陰で風を避けてひと息入れる。
さて、どうしたものか。予定ではここから県境ラインを御前峰へ直登するはずだった。この風では山頂でのんびりメシも食
えない。とりあえず室堂へ向かうか。そこでランチしてから考えよう。
室堂への水平道に入るとガスでほとんど見えなくなった。視界はざっと10mと言ったところか。どこからかトレースが現わ
れ、赤旗を付けた竹竿が室堂へのルートを示していた。これは心強い。とにかく真西へ進めば室堂へでるのはわかってい
るのだが。
もうそろそろ着く頃だと目をこらして見ると、室堂の建物群の屋根が雪面からわずかに頭を出していた。例年ならもう営業
開始している頃だが、まったく人の気配はない。
[attachment=2]P1020567_1.JPG[/attachment]
風を避けられる場所を探して、やっと屋根裏部屋のようなスペースを見つけて逃げ込んだ。
と言っても建物の中ではない。夥しい量の積雪と、建物の間の屋根に挟まれたわずかな空間である。5m以上は積もって
いるだろう。
ビールを飲む気にもならず、温かいカップ麺をすすって方針を考えた。10m以上の風とホワイトアウト。何度も登っている
山頂へ誘う要素はなにもない。一番の安全策はこのまま平瀬道を引き返すことだが、それではなんのためにDOCを転が
してここまで来たのかわからない。室堂平の末端まで引き返して、カンクラ雪渓をトラバースしながら転法輪谷へ入るか。
いや、それもこの視界不良の中ではリスキーか。
結局足は御前峰山頂へ向いていた。とりあえず高い方に登ればいいとは言っても、ハイマツが露出している部分が多く、
歩けるラインは限定されている。
少し左寄りに進むと登山道に出た。石敷きの道には雪が積もっておらず、アイゼンの爪がカチャカチャとうるさいが確実に
山頂に向かっていることが実感できて気が楽である。
つづら折れの道は方向を変えるたびに強風が背中から押されるように進めてくれたり、左頬が腫れてきそうなぐらい冷た
い思いをさせてくれたりした。
予想通り、白山神社の石垣はいい風避けになっていた。ここでストックをピッケルに持ち替えて、すぐ上の山頂に立つ。
何も見えない。まともに立っていられないほどの強風が吹き抜ける。何の感慨も湧かなかった。下りよう。
[attachment=1]P1020580_1.JPG[/attachment]
ここから剣ヶ峰との鞍部へはガレた急斜面だが、さっぱり方向がわからない。山頂直下は急斜面過ぎて、下手に方向
だけ決めて進むのは危険過ぎる。ここは安全策で、夏道沿いに紺屋ヶ池へ向かい、そこから鞍部に出よう。GPSが頼りの
計器飛行である。
斜面を下っていると一瞬ガスが流れて剣ヶ峰の姿が現われた。そしてその下の平と鞍部も。
もらった。10秒後には姿を消した景色の残像を脳裏に刻み込んで、鞍部の方向へ一直線に進む。平坦な場所に出た。
少し進むと見覚えのある鞍部。その先は小白水谷へ落ちている。もう大丈夫だ。
斜面に飛び込む。10m先も見えない急峻な雪渓は、ほとんど斜度がわからず恐いとも思わない。アイゼンは良く利いて
いる。
少し下ってガスが晴れ、東面台地が見えるようになると一歩ずつ歩くのが煩わしくなり、アイゼンを外した。見上げるととん
でもない急斜面が続いていた。
ほとんど滑落状態で東面台地へ向かって滑る。少々滑り過ぎても、小白水谷の岩壁記号のある先から東面台地へ復帰
するルートもわかっているので安心だ。
ほどよく滑って東面台地の2300m付近へ着地。ガスは2400mあたりがボーダーラインのようで、ここから先は視界良好だ。
3度目の東面台地。去年の2回に比べると喜びも今ひとつなのは天気のせいだけだろうか。
新しいスキーのトレースがあるところを見ると、後から入った登山者がいたようだ。
どこを歩くのも自在の東面台地。滑ったり転んだりしながら高度を落としていく。ダケカンバのモニュメントが至る所で存在
を主張している。
[attachment=0]P1020610_1.JPG[/attachment]
賞味期限切れ間近の東面台地下部のブナ林も、今年は雪が多く、踏み抜いて穴にハマる心配はなかった。
昨年の2回目に使ったヤブコギ無しのルートで県道に着地。DOCに跨る前に登山口付近を散策してみる。
小屋の関係者だろうか、向こうの方で木に向かって何か作業をしていた。
白水湖は上から見たよりはすこし浅い緑の水の色に見え、その奥に別山東尾根の山々がひっそりと佇んでいた。
山日和
Re: 【加賀白山】ホワイトアウトと強風の白山から東面台地
Posted: 2011年5月15日(日) 23:58
by たんぽぽ
山日和さん、こんばんは。
【コース】平瀬ゲート5:08===6:47登山口7:06---9:25大倉山避難小屋9:51---11:40室堂12:33---13:13御前峰
---13:46剣ヶ峰鞍部---16:15登山口===16:55平瀬ゲート
チャリ漕いで剣ヶ峰ですか・・・お元気ですね。
平瀬のゲート前には釣り師の車が1台だけだった。そう言えば、道の駅にほもほとんど車がなかった。
大型連休直後で皆さんひと休みというところだろうか。
スキーヤーもそろそろ終わりでしょね。
DOCのペダルを漕いでスタート。3度目ともなればペース配分もわかっている。それに今日は秘密兵器もあるのだ。
何でしょう新兵器って?
予定通り40分で間名古谷出合に到着。道はきれいに整備されており、いつ開通しても問題なさそうだ。
昨年の大雪や石川県側通行止めなどの件もあったので、早くから除雪をはじめたのでしょうね。
それでも、ゲートオープンは例年通りだもんね。
ところで間名古谷出合にはもう全く雪はなかったでしょうか?
ここで大変なことに気が付いた。思わず自分の馬鹿さ加減に嫌気がさしてしまったが、悔やんでもしょうがない。
気を取り直して再スタート。ほどなくバッテリーのランプが点滅して、突然ペダルが重たくなった。やれやれ、これなら前
と同じである。
ウルトラマンのカラータイマーは3分だけど、DOCの場合は40分なのね。
・・・ってことは最初の40分は思いっきり漕げばいい?
標高1240mの取り付き付近にはまったく雪は残っていなかった。この平瀬道にはブナが多く、石川県側の砂防新道や
観光新道より潤いのある登山道だ。
平瀬道に入ったんですね。
急に傾斜がなくなった。室堂平の一角に出たようだ。ハイマツの陰で風を避けてひと息入れる。
さて、どうしたものか。予定ではここから県境ラインを御前峰へ直登するはずだった。この風では山頂でのんびりメシも食
えない。とりあえず室堂へ向かうか。そこでランチしてから考えよう。
がんばりますね、この天気ならぽぽんたは小屋でUターンですわ。
もうそろそろ着く頃だと目をこらして見ると、室堂の建物群の屋根が雪面からわずかに頭を出していた。例年ならもう営業
開始している頃だが、まったく人の気配はない。
5/1から室堂にはスタッフが常駐しているはずですよ。
ここから剣ヶ峰との鞍部へはガレた急斜面だが、さっぱり方向がわからない。山頂直下は急斜面過ぎて、下手に方向
だけ決めて進むのは危険過ぎる。ここは安全策で、夏道沿いに紺屋ヶ池へ向かい、そこから鞍部に出よう。GPSが頼りの
計器飛行である。
GPSがあるとはいえまだ進むのね・・・
ほどよく滑って東面台地の2300m付近へ着地。ガスは2400mあたりがボーダーラインのようで、ここから先は視界良好だ。
3度目の東面台地。去年の2回に比べると喜びも今ひとつなのは天気のせいだけだろうか。
青空のない雪山は冴えませんからね。
新しいスキーのトレースがあるところを見ると、後から入った登山者がいたようだ。
そりゃあ、危険と判断して東面台地でUターンでしょう。
どこを歩くのも自在の東面台地。滑ったり転んだりしながら高度を落としていく。ダケカンバのモニュメントが至る所で存在
を主張している。
もうここまで下れば安全ですね、十分お楽しみください!
小屋の関係者だろうか、向こうの方で木に向かって何か作業をしていた。
今年は早くから小屋開け準備ができて助かっているんでしょう。
でも市ノ瀬が順調に開通すれば今年は静かな大白川が戻ってきます。
お疲れさまでした。
Re: 【加賀白山】ホワイトアウトと強風の白山から東面台地
Posted: 2011年5月16日(月) 01:03
by Kasaya
山日和さん こんにちは
しばらく沈黙だったのがまた活発に執筆活動が戻ってますね
DOCのペダルを漕いでスタート。3度目ともなればペース配分もわかっている。それに今日は秘密兵器もあるのだ。
予定通り40分で間名古谷出合に到着。道はきれいに整備されており、いつ開通しても問題なさそうだ。
昨年始めて白山に白瀬道から登りました。ゲートの開通直後。今年も行きたいと思っていましたが、
ゲート開通前でも文明の利器さえあれば入れるんですねえ
ここで大変なことに気が付いた。思わず自分の馬鹿さ加減に嫌気がさしてしまったが、悔やんでもしょうがない。
気を取り直して再スタート。ほどなくバッテリーのランプが点滅して、突然ペダルが重たくなった。やれやれ、これなら前
と同じである。
文明の利器は電気がないと辛いなあ。
標高1240mの取り付き付近にはまったく雪は残っていなかった。この平瀬道にはブナが多く、石川県側の砂防新道や
観光新道より潤いのある登山道だ。
いいところですね。最もこの時期に入る人は皆無でしょう。
雪の量が増えてきた。ブナ林はダケカンバへと装いを変えた。振り返ると白いダケカンバが並ぶ雪面の向こうに、何とも言えない緑色の水を湛えた白水湖が静かに横たわっている。
この湖はいつもこんな色をしているんですね。不思議です
当然ながらひと気のない小屋で大休止。ここには携帯トイレ専用のトイレがある。前には携帯トイレ専用のごみ箱があり、
用済みのブツを持って下りなくてもいいらしい。
最近はやはり持って降りるのが一般的になりつつある?まだためらいがありますが。どのくらいの人が持ち帰っているのでしょうねえ。
室堂への水平道に入るとガスでほとんど見えなくなった。視界はざっと10mと言ったところか。どこからかトレースが現わ
れ、赤旗を付けた竹竿が室堂へのルートを示していた。これは心強い。とにかく真西へ進めば室堂へでるのはわかってい
るのだが。
私は昨年バテバテでこの水平道がきつかった。でも何も目印のないところなので赤旗はありがたいですね。
と言っても建物の中ではない。夥しい量の積雪と、建物の間の屋根に挟まれたわずかな空間である。5m以上は積もって
いるだろう。
今年の冬は雪が多かったですからね
予想通り、白山神社の石垣はいい風避けになっていた。ここでストックをピッケルに持ち替えて、すぐ上の山頂に立つ。
何も見えない。まともに立っていられないほどの強風が吹き抜ける。何の感慨も湧かなかった。下りよう。
ここから剣ヶ峰との鞍部へはガレた急斜面だが、さっぱり方向がわからない。山頂直下は急斜面過ぎて、下手に方向
だけ決めて進むのは危険過ぎる。ここは安全策で、夏道沿いに紺屋ヶ池へ向かい、そこから鞍部に出よう。GPSが頼りの
計器飛行である。
ガスで分からないなか、結構怖いですね。ガスの中、御池岳の頂上をふらふらするのとはわけが違います。
平坦な場所に出た。
少し進むと見覚えのある鞍部。その先は小白水谷へ落ちている。もう大丈夫だ。
行ったことはないですがしっかり認識できる場所のようで一安心
賞味期限切れ間近の東面台地下部のブナ林も、今年は雪が多く、踏み抜いて穴にハマる心配はなかった。
賞味期限切れ?
白水湖は上から見たよりはすこし浅い緑の水の色に見え、その奥に別山東尾根の山々がひっそりと佇んでいた。
下れば視界良好の山。お疲れ様でした。
Kasaya
Re: 【加賀白山】ホワイトアウトと強風の白山から東面台地
Posted: 2011年5月16日(月) 09:22
by 通風山
山日和さん、おはようございます。
やっと僕の歩いた山が登場しましたので、コメントしに出てきました。
平瀬はまだ開いてませんでしたか。いつ頃開くのでしょう?
御自慢の電動自転車は大活躍ですね。バッテリーの消耗が早いんじゃないでしょうか?
だいたいこういったものはバッテリーに良いものを使っているかどうかで良し悪しが変わってくるようですよ。
しかし、ホワイトアウトだったですか。僕だったらモチベーションがベタ下がりだと思いますが、がんばったんですね。
カンクラ雪渓あたりもなだれの心配は無かったですか?
しかし今年はどこも残雪が多いですね。春先の気温がちっとも上がらず肌寒い日が多かったですからね。
室堂の画像を見てびっくりデス。平瀬道が開いたら行ってこようかな。
それまでは山日和さんのレポを見て楽しませてもらいます。
つう
Re: 【加賀白山】ホワイトアウトと強風の白山から東面台地
Posted: 2011年5月16日(月) 21:55
by biwaco
こんばんは~、山日和導師
14日、山はなんか肌寒い一日でしたね。(-_-;)
>平瀬ゲート
こちらは平湯ゲートでした。
導師得意の渡渉に失敗するわ、山の上部は怪しいお天気だわ…で、すっかりおモチが冷えて、軟弱にもゲート近くで宴会ヶ岳に登っていました。
ガスの中、gpsたよりの機器飛行なんて、ようしません。しかも一人でなんて…(@_@;)
DOCのペダルを漕いでスタート。3度目ともなればペース配分もわかっている。それに今日は秘密兵器もあるのだ。
予定通り40分で間名古谷出合に到着。道はきれいに整備されており、いつ開通しても問題なさそうだ。
ここで大変なことに気が付いた。思わず自分の馬鹿さ加減に嫌気がさしてしまったが、悔やんでもしょうがない。
秘密兵器で登りも平気~♪ですか。でも…、大変なことって、充電忘れとか?
doc、電池が切れればタダの自転車~
D=どうしようもなく、O=重たい、C=サイクル?
標高1240mの取り付き付近にはまったく雪は残っていなかった。この平瀬道にはブナが多く、石川県側の砂防新道や
観光新道より潤いのある登山道だ。
白山はいつも西と南側からの一般道ばかりです。東や北からも行ってみたいもんです。
雪の量が増えてきた。ブナ林はダケカンバへと装いを変えた。振り返ると白いダケカンバが並ぶ雪面の向こうに、何と
も言えない緑色の水を湛えた白水湖が静かに横たわっている。
どうでもいいけど、白水湖なのに緑色なんですね。白骨温泉のお湯は白い着色だったって問題になったそうだけど、飲めなくなった福島の牛乳でも買い取って投入すれば本物の白水になりゃセンカな?
2000mの付近の雪壁は、うまい具合にできた割れ目を利用してクリア。大倉山の避難小屋はもうすぐそこだ。
当然ながらひと気のない小屋で大休止。ここには携帯トイレ専用のトイレがある。前には携帯トイレ専用のごみ箱があり、
用済みのブツを持って下りなくてもいいらしい。
塩見小屋のトイレも同じでした。スタッフのお姉さんが、丁寧に使い方を教えてくれましたで。
用済みパックはまとめてヘリででも降ろすんでしょうか?夏場は日持ちせんでしょうに…(-_-;)
もうそろそろ着く頃だと目をこらして見ると、室堂の建物群の屋根が雪面からわずかに頭を出していた。例年ならもう営業
開始している頃だが、まったく人の気配はない。
風を避けられる場所を探して、やっと屋根裏部屋のようなスペースを見つけて逃げ込んだ。
と言っても建物の中ではない。夥しい量の積雪と、建物の間の屋根に挟まれたわずかな空間である。5m以上は積もって
いるだろう。
屋根だけどっから飛んで来たんかと思いましたがな。
中に入れたら良かったのにね。被災地では屋根を破って助けを求めた少年がいましたね。
ビールを飲む気にもならず、温かいカップ麺をすすって方針を考えた。10m以上の風とホワイトアウト。何度も登っている
山頂へ誘う要素はなにもない。
結局足は御前峰山頂へ向いていた。
結局上に向かってるやないですか。爺の田舎では「アホと雪隠虫は高いところに上がりたがる」と言います。山バカのスピリットですな!
「青年は荒野をめざす」(五木寛之だったか?)やないけど、若いですね~、導師!(^_-)
予想通り、白山神社の石垣はいい風避けになっていた。ここでストックをピッケルに持ち替えて、すぐ上の山頂に立つ。
何も見えない。まともに立っていられないほどの強風が吹き抜ける。何の感慨も湧かなかった。下りよう。
そうだ! 登頂はただ下るためのセレモニーなんだ! それ以上でそれ以下でもない。長居は無用なのだ。(@_@;)
ここから剣ヶ峰との鞍部へはガレた急斜面だが、さっぱり方向がわからない。山頂直下は急斜面過ぎて、下手に方向
だけ決めて進むのは危険過ぎる。ここは安全策で、夏道沿いに紺屋ヶ池へ向かい、そこから鞍部に出よう。GPSが頼りの
計器飛行である。
GPSばかり覗いてたら足元掬われますよ。
斜面を下っていると一瞬ガスが流れて剣ヶ峰の姿が現われた。そしてその下の平と鞍部も。
もらった。10秒後には姿を消した景色の残像を脳裏に刻み込んで、鞍部の方向へ一直線に進む。平坦な場所に出た。
少し進むと見覚えのある鞍部。その先は小白水谷へ落ちている。もう大丈夫だ。
周りの様子が視野に入れば安心ですね。
先日、石徹白の笠羽湿原あたりでホワイトアウトになり、GPSを覗いたら90度進行方向が狂っていました。
少し下ってガスが晴れ、東面台地が見えるようになると一歩ずつ歩くのが煩わしくなり、アイゼンを外した。見上げるととん
でもない急斜面が続いていた。
ほとんど滑落状態で東面台地へ向かって滑る。少々滑り過ぎても、小白水谷の岩壁記号のある先から東面台地へ復帰
するルートもわかっているので安心だ。
グリセードですか? まさかお尻滑りではないでしょう。お猿さんになりまっせ。(@_@;)
ほどよく滑って東面台地の2300m付近へ着地。ガスは2400mあたりがボーダーラインのようで、ここから先は視界良好だ。
3度目の東面台地。去年の2回に比べると喜びも今ひとつなのは天気のせいだけだろうか。
新しいスキーのトレースがあるところを見ると、後から入った登山者がいたようだ。
どこを歩くのも自在の東面台地。滑ったり転んだりしながら高度を落としていく。ダケカンバのモニュメントが至る所で存在
を主張している。
贅沢言ってますね。3度も行ってるなんて。
岩間からの南下作戦と、初めての白水湖~東面台地攻め、この夏から秋の課題にします。
論理~的な山旅、お疲れさまでした。
~biwaco
Re: 【加賀白山】ホワイトアウトと強風の白山から東面台地
Posted: 2011年5月19日(木) 22:45
by 宮指路
山日和さん、こんばんは
DOCのペダルを漕いでスタート。3度目ともなればペース配分もわかっている。それに今日は秘密兵器もあるのだ。
予定通り40分で間名古谷出合に到着。道はきれいに整備されており、いつ開通しても問題なさそうだ。
ここで大変なことに気が付いた。思わず自分の馬鹿さ加減に嫌気がさしてしまったが、悔やんでもしょうがない。
気を取り直して再スタート。ほどなくバッテリーのランプが点滅して、突然ペダルが重たくなった。やれやれ、これなら前
と同じである。
こうなると自転車のが良かったと思えてきますね
標高1240mの取り付き付近にはまったく雪は残っていなかった。この平瀬道にはブナが多く、石川県側の砂防新道や
観光新道より潤いのある登山道だ。
ここの遊歩道は気持ちの良いところですね
2000mの付近の雪壁は、うまい具合にできた割れ目を利用してクリア。大倉山の避難小屋はもうすぐそこだ。
当然ながらひと気のない小屋で大休止。ここには携帯トイレ専用のトイレがある。前には携帯トイレ専用のごみ箱があり、
用済みのブツを持って下りなくてもいいらしい。
どうやって回収するのでしょう?
室堂への水平道に入るとガスでほとんど見えなくなった。視界はざっと10mと言ったところか。どこからかトレースが現わ
れ、赤旗を付けた竹竿が室堂へのルートを示していた。これは心強い。とにかく真西へ進めば室堂へでるのはわかってい
るのだが。
テーブルランドのようなところでホワイトアウトになると不安ですね
山頂へ誘う要素はなにもない。一番の安全策はこのまま平瀬道を引き返すことだが、それではなんのためにDOCを転が
してここまで来たのかわからない。室堂平の末端まで引き返して、カンクラ雪渓をトラバ
こうなりゃもう意地ですね
ここから剣ヶ峰との鞍部へはガレた急斜面だが、さっぱり方向がわからない。山頂直下は急斜面過ぎて、下手に方向
だけ決めて進むのは危険過ぎる。ここは安全策で、夏道沿いに紺屋ヶ池へ向かい、そこから鞍部に出よう。GPSが頼りの
計器飛行である。
山日和さんでもこんなことがあるんだ
斜面に飛び込む。10m先も見えない急峻な雪渓は、ほとんど斜度がわからず恐いとも思わない。アイゼンは良く利いて
いる。
それでも怖いですよ~
ほとんど滑落状態で東面台地へ向かって滑る。少々滑り過ぎても、小白水谷の岩壁記号のある先から東面台地へ復帰
するルートもわかっているので安心だ。
安心といってもほとんど滑落状態ですよね お~怖
ほどよく滑って東面台地の2300m付近へ着地。ガスは2400mあたりがボーダーラインのようで、ここから先は視界良好だ。
3度目の東面台地。去年の2回に比べると喜びも今ひとつなのは天気のせいだけだろうか。
新しいスキーのトレースがあるところを見ると、後から入った登山者がいたようだ。
ここまで来ればもう安心ですね。もっと前に安心していましたか?
宮指路
Re: 【加賀白山】ホワイトアウトと強風の白山から東面台地
Posted: 2011年5月19日(木) 23:09
by とっちゃん
山日和さん、こんばんは~。(*^_^*)あれっつ?昨日レスしたつもりが、眠た目で、最終送信クリックしなかったみたい~。ドジ~。
【日 付】2011年5月14日(土)
【山 域】加賀白山
【天 候】曇り風強し
【コース】平瀬ゲート5:08===6:47登山口7:06---9:25大倉山避難小屋9:51---11:40室堂12:33---13:13御前峰
---13:46剣ヶ峰鞍部---16:15登山口===16:55平瀬ゲート
今年も電動自転車使っての、白山参りが始まったのね。こうして行けるのも、電動自転車様様ね~。
平瀬のゲート前には釣り師の車が1台だけだった。そう言えば、道の駅にほもほとんど車がなかった。
大型連休直後で皆さんひと休みというところだろうか。
一休みもしない人はだれ?
ここでも釣り師に出会いましたか?山屋と釣り師とどちらが、たくましい?
DOCのペダルを漕いでスタート。3度目ともなればペース配分もわかっている。それに今日は秘密兵器もあるのだ。
予定通り40分で間名古谷出合に到着。道はきれいに整備されており、いつ開通しても問題なさそうだ。
ここで大変なことに気が付いた。思わず自分の馬鹿さ加減に嫌気がさしてしまったが、悔やんでもしょうがない。
気を取り直して再スタート。ほどなくバッテリーのランプが点滅して、突然ペダルが重たくなった。やれやれ、これなら前
と同じである。
あれ?又今回も、謎かけレポですかいなぁ~?最近このパターンね。猿が馬場・籾糠周遊山行も謎かけで回答なしやったけど。予備バッテリ持ってるのに交換できないってことは、工具を忘れたの?
ほとんど押し歩きで1時間、白水湖の平瀬道登山口に到着した。ここに来るのは7年振りである。
サンドイッチで腹拵えしながらまわりを見渡す。頭の上は晴れているのだが、これから向かう山の方は雲の中だ。これから晴れてくるんだろうか。
この日は、予報よりあかん天気やったね~。大気が不安定やったみたいね。気分も不安定になってきちゃった?雲見てたら。
標高1240mの取り付き付近にはまったく雪は残っていなかった。この平瀬道にはブナが多く、石川県側の砂防新道や
観光新道より潤いのある登山道だ。1400mあたりから雪が繋がった。雪はよく締まっており、効率アップのためアイゼンを装着する。先週のグサグサの雪ではなく、ザクッ、ザクッと雪面を捉える音が小気味良い。
心地よく刻む音やね~。歩みも自然と早くなる。いい条件ね。
進むにつれ、自分の上からも青空が消えて行くのが嫌な感じである。右手には東面台地の下部のブナ林と、ワリ谷下
部の平原地帯が光っている。その奥には奥三方山と三方崩山が聳える。雪の量が増えてきた。ブナ林はダケカンバへと装いを変えた。振り返ると白いダケカンバが並ぶ雪面の向こうに、何とも言えない緑色の水を湛えた白水湖が静かに横たわっている。
あらあら。雲に近づいてきちゃった?ところで、何で今回は、夏道を歩いてるん?雪がぎっしり詰まって、どこでも歩ける東面台地は、下山のお楽しみ?
2000mの付近の雪壁は、うまい具合にできた割れ目を利用してクリア。大倉山の避難小屋はもうすぐそこだ。
当然ながらひと気のない小屋で大休止。ここには携帯トイレ専用のトイレがある。前には携帯トイレ専用のごみ箱があり、用済みのブツを持って下りなくてもいいらしい。
そうやね~。ここには、前から設置されていたね。
風の通り道なのか、ところどころ地肌が露出している。空は暗くなる一方で、風はますます強さを増してきたようだ。
まったく予想もしていなかった霧氷がダケカンバとハイマツを白く飾っていた。
へ~。よかったね。霧氷の花が見られたんや~。最近、山岳予報を見たらいつも強風ってなってるね。霧氷にはもってこいのお天気ね。
急に傾斜がなくなった。室堂平の一角に出たようだ。ハイマツの陰で風を避けてひと息入れる。
さて、どうしたものか。予定ではここから県境ラインを御前峰へ直登するはずだった。この風では山頂でのんびりメシも食えない。とりあえず室堂へ向かうか。そこでランチしてから考えよう。
室堂への水平道に入るとガスでほとんど見えなくなった。視界はざっと10mと言ったところか。どこからかトレースが現われ、赤旗を付けた竹竿が室堂へのルートを示していた。これは心強い。とにかく真西へ進めば室堂へでるのはわかっているのだが。もうそろそろ着く頃だと目をこらして見ると、室堂の建物群の屋根が雪面からわずかに頭を出していた。例年ならもう営業開始している頃だが、まったく人の気配はない。
4月末の立山でも、真っ白なミルキーウエイでしたわ。同じく竹に助けられ。
風を避けられる場所を探して、やっと屋根裏部屋のようなスペースを見つけて逃げ込んだ。
と言っても建物の中ではない。夥しい量の積雪と、建物の間の屋根に挟まれたわずかな空間である。5m以上は積もっいるだろう。ビールを飲む気にもならず、温かいカップ麺をすすって方針を考えた。10m以上の風とホワイトアウト。何度も登っている山頂へ誘う要素はなにもない。一番の安全策はこのまま平瀬道を引き返すことだが、それではなんのためにDOCを転がしてここまで来たのかわからない。
もともとは、どういうルート計画やったん?
なんのためって・・・ね。
室堂平の末端まで引き返して、カンクラ雪渓をトラバースしながら転法輪谷へ入るか。いや、それもこの視界不良の中ではリスキーか。結局足は御前峰山頂へ向いていた。とりあえず高い方に登ればいいとは言っても、ハイマツが露出している部分が多く、歩けるラインは限定されている。
少し左寄りに進むと登山道に出た。石敷きの道には雪が積もっておらず、アイゼンの爪がカチャカチャとうるさいが確実に山頂に向かっていることが実感できて気が楽である。
なんのために?
つづら折れの道は方向を変えるたびに強風が背中から押されるように進めてくれたり、左頬が腫れてきそうなぐらい冷たい思いをさせてくれたりした。 予想通り、白山神社の石垣はいい風避けになっていた。ここでストックをピッケルに持ち替えて、すぐ上の山頂に立つ。何も見えない。まともに立っていられないほどの強風が吹き抜ける。何の感慨も湧かなかった。下りよう。
とにかつ頂上に立ちたかった?
ここから剣ヶ峰との鞍部へはガレた急斜面だが、さっぱり方向がわからない。山頂直下は急斜面過ぎて、下手に方向
だけ決めて進むのは危険過ぎる。ここは安全策で、夏道沿いに紺屋ヶ池へ向かい、そこから鞍部に出よう。GPSが頼りの計器飛行である。斜面を下っていると一瞬ガスが流れて剣ヶ峰の姿が現われた。そしてその下の平と鞍部も。
もらった。10秒後には姿を消した景色の残像を脳裏に刻み込んで、鞍部の方向へ一直線に進む。平坦な場所に出た。
少し進むと見覚えのある鞍部。その先は小白水谷へ落ちている。もう大丈夫だ。
ちらっと見せてくれたのね。景色。いいプレゼントでしたね。
斜面に飛び込む。10m先も見えない急峻な雪渓は、ほとんど斜度がわからず恐いとも思わない。アイゼンは良く利いている。少し下ってガスが晴れ、東面台地が見えるようになると一歩ずつ歩くのが煩わしくなり、アイゼンを外した。見上げるととんでもない急斜面が続いていた。
ほとんど滑落状態で東面台地へ向かって滑る。少々滑り過ぎても、小白水谷の岩壁記号のある先から東面台地へ復帰するルートもわかっているので安心だ。 ほどよく滑って東面台地の2300m付近へ着地。ガスは2400mあたりがボーダーラインのようで、ここから先は視界良好だ。
もう安心ね~。ここからは、楽しめそうね。
3度目の東面台地。去年の2回に比べると喜びも今ひとつなのは天気のせいだけだろうか。
新しいスキーのトレースがあるところを見ると、後から入った登山者がいたようだ。
どこを歩くのも自在の東面台地。滑ったり転んだりしながら高度を落としていく。ダケカンバのモニュメントが至る所で存在を主張している。 賞味期限切れ間近の東面台地下部のブナ林も、今年は雪が多く、踏み抜いて穴にハマる心配はなかった。昨年の2回目に使ったヤブコギ無しのルートで県道に着地。
最後は、自由気ままな歩きができたようで何よりでした。雪が多いからよかったね。
DOCに跨る前に登山口付近を散策してみる。小屋の関係者だろうか、向こうの方で木に向かって何か作業をしていた。
白水湖は上から見たよりはすこし浅い緑の水の色に見え、その奥に別山東尾根の山々がひっそりと佇んでいた。
お疲れさまでした。あとは、下り阪を楽しみながら下るだけね。晴天の日に、もう一度チャレンジかな?今度は忘れ物の確認をして。
☆~~とっちゃん(都津茶女)~。☆。
Re: 【加賀白山】ホワイトアウトと強風の白山から東面台地
Posted: 2011年5月22日(日) 19:28
by 矢問
山日和さん、こんばんは(^^)
アップされた瞬間に読ませていただいたのに亀レス(^^;)
雪が残っている頃の白山にも行こう行こうと思いながらこれこそ10年近く行けておらず(^^;)
よ~し、来春こそは!
また、いろいろアドバイスよろしくですm(..)m(^^)
Re: 【加賀白山】ホワイトアウトと強風の白山から東面台地
Posted: 2011年5月22日(日) 22:52
by 山日和
矢問さん、どうもです。
アップされた瞬間に読ませていただいたのに亀レス(^^;)
最近はレスも省エネ気味ですね。(^^ゞ
雪が残っている頃の白山にも行こう行こうと思いながらこれこそ10年近く行けておらず(^^;)
よ~し、来春こそは!
また、いろいろアドバイスよろしくですm(..)m(^^)
今年は雪の多いのはいけど、アプローチがまったくダメでしたね。
今週末からやっとかな。でも天気悪そう。(^_^;)
山日和

- ダケカンバと三方崩
Re: 【加賀白山】ホワイトアウトと強風の白山から東面台地
Posted: 2011年5月22日(日) 23:13
by たんぽぽ
山日和さん、こんばんは。
始まったとたんに終わりです。来週にはゲートも開きそうやね~。
山日和さんが書き込むってことは正確な情報?
27~28日というは気はしてましたが、天気はとても悪そうですね。
飛騨河合パーキングは自分の目で確かめるべし。(^^)
コチラも確認させていただきました。
すべては導師さまのお導きの賜物です、感謝、感謝。

- 昨日も天気悪かったなあ~
Re: 【加賀白山】ホワイトアウトと強風の白山から東面台地
Posted: 2011年5月23日(月) 22:16
by 山日和
たんぽぽさん、どうもです。
山日和さんが書き込むってことは正確な情報?
27~28日というは気はしてましたが、天気はとても悪そうですね。
根拠のない推測です。(^^ゞ 白峰はやっと開きましたね~。
コチラも確認させていただきました。
すべては導師さまのお導きの賜物です、感謝、感謝。
おー、見られましたか。びっくり仰天でしょ。(^^)/~~~
ところでこれはどこの谷やろ?
山日和