【紀勢大内山】犬戻峡からシンパクグラ
Posted: 2011年4月26日(火) 22:11
【 日 付 】H23年4月24日(日)
【 山 域 】東紀州
【メンバー】単にひとり
【 天 候 】晴れ時々くもり
【 ルート 】犬戻り峡口P6:25-支流出会7:15-P1013犬戻りの高11:15-シンパクグラ11:40~12:20-P993 13:55-送電鉄塔14:23-滝ヤ谷登山口15:20-犬戻り峡口P15:40
毎年恒例になったお気に入りのシンパクグラに行く事にした、今回はどこから登ろうかと地図を眺めていると左又の枝谷の奥に等高線の重なりあう所が有るではないか、かなり高い岩場が有るのだろうか見てみたくなった、そのあと稜線に上がれそうなルートを地形図に書き込んで持った。
伊勢道を走ってると玉城町の灌漑溜め池の土手では朝も早くからワラビ採りをしているのが目にとまる、人に採られる前にとるのだろう。新緑の山の眺めを楽しみながらはしって紀勢大内山ICで降りた。熊野古道ツヅラト峠入り口に向かいトイレの有るパーキングの所から犬戻り峡に入るのだが、最近は来る人も余り居ないのだろう。
林道分岐の駐車場に着くと名古屋ナンバーの軽が3台停まっており、年配の男女が何やらピッケルの様なツルハシの様な物を持って犬戻り峡に向かって行った、山菜採り?、もしかして盗掘だろうか・・・?
私は左又の谷沿いの舗装道を歩いていく、この谷左岸に初めて合流する水線のある谷が目的の谷だ。
谷の入り口は暗くて幅の小さい谷で見落としそうになるが、ここだなと川原に下りる、入ってみるといきなり背丈ほどの岩が塞がり水流が落ちている、濡れて抱き付かないと上がれそうも無い、最初からこれだと登れないかも?・・・止めようかの気になるが、一応登れそうなところを探す、左岸なら上がれそうだと取り付くと上には道型が有った、岩のへつりにはロープも付いているので明らかに使われている道のようだ。
しばらく行くと2段15m位のが滝が有った、ヤブツバキの花が滝の下を埋めている、「ツバキの滝」と勝手に名づけた、、 この滝も巻き道を探しながら登ると右岸にルートが有った、こんな植林も無い谷に入るのは釣り師なのだろうかと考えているとCa530m大きな炭焼き窯跡にハンターの帽子が落ちていた、どうも猟師が使う道のようだ。かなり谷も広くなり稜線も近くなってきている、もうそろそろ目的の場所のはずだが岩場は木に覆われて見えないようだ、コンターが広がったところで左又に等高線の入り込み合った所に行くつもりだったが行き過ぎてしまった。戻って左又に入るがルンゼというより斜面のようだ、地形図とはだいぶん違いように感じる。
登っていくと岩グラにさえきられた、岩肌には水が染み出している、右手には乾いた岩壁が見えている、登れそうな手がかりは有るのだが私には度胸がない、バンドを左に巻くと徐々に標高が上がって行く、ザックを降ろし小尾根に回り込むが崖!、弱点を見つけて上に抜けるとクラの上に出たようだが未だ上にも有るかもしれない、ここで引き返す事に、が、登ってきたルートが判らない少し焦ったが見つけて慎重に下る、やはり下りは怖いのだ。
本谷に復帰、予定した奥のルートを追って見る、再び10m位の滝、左岸は上がれない、右岸を高巻くが上がっても、上がっても谷上流に向かえず、岩にはばまれる。これは手前の予定ルートまで戻らないと駄目だろうかとの思いがよぎる。少し戻って左岸枝谷から上がってみるとこちらに巻きルートが有ったのだ、滝を横から眺めながら上流に抜けた。これで予定のルートが取れそうだと思ったのだが・・・。
等高線の僅かなゆるみをトラバースで抜けて緩やかな尾根まで回り込むはずだったが、尾根横には山抜けが走っていて回り込めないではないか、仕方なく尾根を登っていく、簡単に登れるが上部が気になる所だ。この辺りの大内山川稜線は結構きつくて岩場の多いところ。案の定、岩の尾根になったかと思ったら正面に大きな岩が塞いでいる、痩せた尾根なので岩を回り込めないし・・・正面突破は・・・岩やさんなら登るかもしれないけど・・・むりむり、でもここで引き返せるか?ふと見ると左に鹿道が有るではないか、細いバンド低く張り出す枝にザックが当たる、下は見たくないほどの崖、少し木が有るのがありがたい。土の上を四つんばいになって這い上がるとクラの上に出た、ふ~怖かったよ 上から覗いたらとても降りるルートが有るとは思えない様なところだった。
稜線に出ると気持ちよい森が迎えてくれた、バイケイソウが足元を埋める・・・・ちょっと多過ぎか シンパクグラに寄って景色を楽しみながら昼食。 膝が痛くなってきたので滝ヤ谷から降りようかの気持ちに、南亦まで予定してたのだがとても及びそうもないな。P1013から下りていくと東側に木越しに見える大岩が有るので降りてみる斜面から生えたように居座っている、山側は5mくらいだが谷側は高いなぁ、クラックが立てに入ってるので伝って登る、間に挟まるように居られるので安全だし、最高の展望岩であった。
滝ヤ谷をくだって、ヒカゲツツジ咲く犬戻り岩を眺めながら戻った。
今日はこんな花を見つけた花径は5ミリ有るかなし、白いリンドウだ、山で白いリンドウを見るのはこれがはじめて、こんな小さいのも初めてそばを探すともう一本やはりこれも白かった。帰って調べるとコケリンドウかもしれない(ちがうかも?)、そうだとすると三重県では絶滅危惧IA類、それもシロバナ貴重種だね、でもこれ中々目が良くなければみつかんないとおもう。場所は内緒
【 山 域 】東紀州
【メンバー】単にひとり
【 天 候 】晴れ時々くもり
【 ルート 】犬戻り峡口P6:25-支流出会7:15-P1013犬戻りの高11:15-シンパクグラ11:40~12:20-P993 13:55-送電鉄塔14:23-滝ヤ谷登山口15:20-犬戻り峡口P15:40
毎年恒例になったお気に入りのシンパクグラに行く事にした、今回はどこから登ろうかと地図を眺めていると左又の枝谷の奥に等高線の重なりあう所が有るではないか、かなり高い岩場が有るのだろうか見てみたくなった、そのあと稜線に上がれそうなルートを地形図に書き込んで持った。
伊勢道を走ってると玉城町の灌漑溜め池の土手では朝も早くからワラビ採りをしているのが目にとまる、人に採られる前にとるのだろう。新緑の山の眺めを楽しみながらはしって紀勢大内山ICで降りた。熊野古道ツヅラト峠入り口に向かいトイレの有るパーキングの所から犬戻り峡に入るのだが、最近は来る人も余り居ないのだろう。
林道分岐の駐車場に着くと名古屋ナンバーの軽が3台停まっており、年配の男女が何やらピッケルの様なツルハシの様な物を持って犬戻り峡に向かって行った、山菜採り?、もしかして盗掘だろうか・・・?
私は左又の谷沿いの舗装道を歩いていく、この谷左岸に初めて合流する水線のある谷が目的の谷だ。
谷の入り口は暗くて幅の小さい谷で見落としそうになるが、ここだなと川原に下りる、入ってみるといきなり背丈ほどの岩が塞がり水流が落ちている、濡れて抱き付かないと上がれそうも無い、最初からこれだと登れないかも?・・・止めようかの気になるが、一応登れそうなところを探す、左岸なら上がれそうだと取り付くと上には道型が有った、岩のへつりにはロープも付いているので明らかに使われている道のようだ。
しばらく行くと2段15m位のが滝が有った、ヤブツバキの花が滝の下を埋めている、「ツバキの滝」と勝手に名づけた、、 この滝も巻き道を探しながら登ると右岸にルートが有った、こんな植林も無い谷に入るのは釣り師なのだろうかと考えているとCa530m大きな炭焼き窯跡にハンターの帽子が落ちていた、どうも猟師が使う道のようだ。かなり谷も広くなり稜線も近くなってきている、もうそろそろ目的の場所のはずだが岩場は木に覆われて見えないようだ、コンターが広がったところで左又に等高線の入り込み合った所に行くつもりだったが行き過ぎてしまった。戻って左又に入るがルンゼというより斜面のようだ、地形図とはだいぶん違いように感じる。
登っていくと岩グラにさえきられた、岩肌には水が染み出している、右手には乾いた岩壁が見えている、登れそうな手がかりは有るのだが私には度胸がない、バンドを左に巻くと徐々に標高が上がって行く、ザックを降ろし小尾根に回り込むが崖!、弱点を見つけて上に抜けるとクラの上に出たようだが未だ上にも有るかもしれない、ここで引き返す事に、が、登ってきたルートが判らない少し焦ったが見つけて慎重に下る、やはり下りは怖いのだ。
本谷に復帰、予定した奥のルートを追って見る、再び10m位の滝、左岸は上がれない、右岸を高巻くが上がっても、上がっても谷上流に向かえず、岩にはばまれる。これは手前の予定ルートまで戻らないと駄目だろうかとの思いがよぎる。少し戻って左岸枝谷から上がってみるとこちらに巻きルートが有ったのだ、滝を横から眺めながら上流に抜けた。これで予定のルートが取れそうだと思ったのだが・・・。
等高線の僅かなゆるみをトラバースで抜けて緩やかな尾根まで回り込むはずだったが、尾根横には山抜けが走っていて回り込めないではないか、仕方なく尾根を登っていく、簡単に登れるが上部が気になる所だ。この辺りの大内山川稜線は結構きつくて岩場の多いところ。案の定、岩の尾根になったかと思ったら正面に大きな岩が塞いでいる、痩せた尾根なので岩を回り込めないし・・・正面突破は・・・岩やさんなら登るかもしれないけど・・・むりむり、でもここで引き返せるか?ふと見ると左に鹿道が有るではないか、細いバンド低く張り出す枝にザックが当たる、下は見たくないほどの崖、少し木が有るのがありがたい。土の上を四つんばいになって這い上がるとクラの上に出た、ふ~怖かったよ 上から覗いたらとても降りるルートが有るとは思えない様なところだった。
稜線に出ると気持ちよい森が迎えてくれた、バイケイソウが足元を埋める・・・・ちょっと多過ぎか シンパクグラに寄って景色を楽しみながら昼食。 膝が痛くなってきたので滝ヤ谷から降りようかの気持ちに、南亦まで予定してたのだがとても及びそうもないな。P1013から下りていくと東側に木越しに見える大岩が有るので降りてみる斜面から生えたように居座っている、山側は5mくらいだが谷側は高いなぁ、クラックが立てに入ってるので伝って登る、間に挟まるように居られるので安全だし、最高の展望岩であった。
滝ヤ谷をくだって、ヒカゲツツジ咲く犬戻り岩を眺めながら戻った。
今日はこんな花を見つけた花径は5ミリ有るかなし、白いリンドウだ、山で白いリンドウを見るのはこれがはじめて、こんな小さいのも初めてそばを探すともう一本やはりこれも白かった。帰って調べるとコケリンドウかもしれない(ちがうかも?)、そうだとすると三重県では絶滅危惧IA類、それもシロバナ貴重種だね、でもこれ中々目が良くなければみつかんないとおもう。場所は内緒