【 北ア 】 鷲羽・水晶ワンデイならず・・・ (^^;  10/13

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

【 北ア 】 鷲羽・水晶ワンデイならず・・・ (^^;  10/13

投稿記事 by 越前 »

健脚者認定試験・・不合格!!
・・・といったところかな?

「ホントの健脚者なら鷲羽・水晶やらないとね!」って言ってたのは誰だったろうか・・・。
トレランでならばさらに先の赤牛までを余裕でこなした今年のワンデイ記録を見たが、一般登山者としてのこのコースがワンデイ最難関クラスだということは何年も前から認識はしていた。
これを知った時には、トータルコースタイム24時間20分・45キロなんてのはとてもじゃないが自分には無理だし、第一こんな苦行コースは山登りとして楽しくはないだろうと思ったものだ。

昨年夏に、親不知から焼岳までの北ア南北ルート塗りつぶし計画の最終章として後立山部分を完了、残すところは双六小屋から三俣山荘までの間ただ一か所となった。
南北ルートの締めとして、まだ未踏の笠ヶ岳と絡めようと思ってもいたのだが、関連性が薄いのでこじ付けがましくチト面白くない。去年の針ノ木峠からの五色、一昨年の水晶からの読売新道などはきれいな周回ルートとして感動的ですらあった。
感動的な達成感をも絡めた「双六小屋から三俣山荘」って?
やっぱりアレかな~?
くずくずしていたら今年ももう秋になってしまった。

え~い、体育の日に絡めて(?)苦行ルート見切り発車だ~~。も、やけくそかも・・・


【 日 付 】  2013年10月13日(日)
【 山 域 】  北アルプス
【メンバー】 単独
【 天 候 】  快晴
【 ルート 】  新穂高(0:24) -小池新道入口(1:56) -(4:10)鏡平小屋(4:31) -双六小屋(6:37) -(8:47)三俣山荘(9:05) -鷲羽岳(9:59) -(11:48)水晶岳(12:31) -鷲羽岳(14:03) - 三俣山荘(14:37) -双六小屋(16:25) リタイヤ
自分の中では、最後の左叉林道部分はヘッデンでもオーケーだが、小池新道まではヘッデンを使っての下山は認められない・・・逆算すれば双六小屋を午後三時半前には通過しないとムリ!


今回はさすがにぎりぎりの軽量化を図っての挑戦だ。ルート上にいくつもある山小屋や大勢の登山者を当てにして、ツェルトを小さなものに買い直したりしてザックの重量はおそらく 7・8キロ、もちろん足元はトレランシューズだ。
日の出までにこれだけ時間がある出発は初めてなので、多少の不安感は否めない。0:24 新穂高を出発。
自信のある筈もないワンデイ狙いなのに、なぜか中途半端な出発時間になってしまったのが悔やまれた。

前泊した新穂高の無料駐車場で夕方に降っていた雨は止んでいた。両サイドが山に切り取られ狭くなった見事なまでの満天の星空の下、左叉林道を進み始めるとふたりの下山者とすれ違う。おいおい・・・。

小池新道の登山道へと進むと、思わず笑いが出てくるほどヘッデンの明かりの中で大量のペンキマーク。こりゃ、初めての道だけど全然大丈夫だな。
しかし標高をあげていくと霜に足を滑らせる場面も。
さらに登ると・・・ん? 木道部分が真っ白だ。わっ、霜じゃなくて雪が積もっているのか。昨日の雨が・・・もしかして今日の装備じゃヤバいかな?
過去、ちょうどこの三連休に起きた、白馬や立山での天候急変による気象遭難を考えた。
ま、数時間前の雪はともかく今は星空だ。山小屋も多いし装備も最低限だがそろっている。なんとかなるだろう。

そして驚いたことがもうひとつ、なんとその木道には登りの単独者の足跡がついていた。雪がやんでからのものということだ。いや、そう驚くことではなかったのかもしれない。さらに後続者と思われる二つのヘッデンが下から登ってきた。

もうすこし標高を上げると、風も出てきて寒くなってきた。
鏡平小屋までをがんばって休憩とする。雨具の上を着て、トイレも借りる。
起きだしてきた人が玄関に座っている私を見て、お気をつけて(出発して)~。はいと答えるしかなかった・・・。

鏡平の池にも氷が張っていた。笹の葉には粉雪が積もる。
星空にシルエットとなっている対岸の槍ヶ岳のすぐ下で、これだけの距離なのにヘッデンが動くのがわかる。
と、白み始めた頭上の稜線でもヘッデンがひとつ、こちらのヘッデンも確認したようだ。一時間とは離れてはいない距離だろう。ジャスト午前零時出発のワンデイ狙い登山者ということかな?

すっかり明るくなった弓折の稜線でヘッデンをしまう。今季初の雪景色の中、夜明け前の一番寒い時間帯での冷たい強風だったが結局インナーダウンは出さずに済んだ。
それにしてもこの標高になっても 心配した積雪量はたいしたことはなくてホッとした。もっとも残雪期の締まった雪歩きにも全く問題のなかったトレランシューズは、この程度の新雪でも全然大丈夫だった。
霜柱で浮き上がった地面に積もった新雪で一時的に登山道をロストする場面も出てきたが、おそらく私と同じワンデイ狙いと思われる先行者トレースを追う形になるので慌てることもなかった。私と違いちゃんとした登山靴の足跡は、階段下りなどでも慎重な足運びをしていた。 

双六小屋への最後のアップダウンあたりで、槍ヶ岳の北鎌尾根のギザギザからご来光が出てきそうになる。
少し考えたが、なかなか撮れるモノではないこのチャンスを失いたくはなかった。
ご来光
ご来光
   
冷たい強風の中、北鎌の稜線がじわじわと眩しさを増していく。
その私の横を、驚くほどの薄着のトレラン若武者が「風、止まないかな~」と息も乱さず駆け上がっていく。そうこうしながらも結局、寒い中を十五分ほども待たされてしまった。しかし失った時間も大きかったが、かなりの満足感をも得ることが出来た。
双六小屋
双六小屋
朝日が差し込んでくるのはずいぶんと先になるだろう、寒々とした双六小屋へ到着。
あたたかいラーメンを食べようと思ったのだが、なんと七時までダメだって・・・がっかり。
後方の山は鷲羽岳。まってろよ~~。

ぐう~、お腹の音ではなく眠気がピークに達してきた。
ぽかぽかと日差しの当たる双六の巻道で、たまらずに岩の上で横になる。
後続者の足音で目が覚めた。たぶん十分ほど眠ったのだろう。気分はすっきり爽快だ ♪

・・・にしても、本来の北ア南北ルート完遂目前という緊張感まるでナシ (^^;
鷲羽・ワリモ・水晶
鷲羽・ワリモ・水晶
  
三俣山荘も目前、ということは本来の目的の北ア南北ルートはこれで完遂だ!!
感動の場面のハズなのだが、以前登ったことのある鷲羽岳の急登が気がかりでそれどころではない・・・。

よ~し、とにかく三俣山荘でラーメンでも食べて頑張ってみるか。
そしてなんとか鷲羽の急登に耐えて 9:59 鷲羽岳。この時間は微妙、というか、もしかしたらワンデイができるかも・・・というレベルの時間。
一瞬水晶岳はあきらめようかとも考えたが、このまま鷲羽だけで日帰りしても明日も続くであろうお天気がもったいなさ過ぎる。 
つまりは、頑張って鷲羽・水晶ワンデイをやり抜くか、ダメなら翌日の予備日(?)を有効に使うかの二者択一なのだ。
も、も~少しか?
も、も~少しか?
 
左奥の水晶はまだまだ遠い。その先の赤牛、剱、黒部湖。
流石に休憩も多くなってくる。
しかし北アルプス最深部を実感できるのは、行き交う登山者たちのザックがみんなデカイこと! いったい何泊するんだというくらい細い身体に似合わない大きな荷物を背負った山ガールから、私の日帰りザックに注がれた目線が痛いほどだ。(^^;

富士山もばっちりの上天気
富士山もばっちりの上天気
  
11:48 水晶岳へは、なんとかワンデイ可能かも知れない時間に到着できた。
が、手早く済ませようとしたはずの昼食が、食欲が起きなくて手間取る。疲れで自分の動きが緩慢になっているのが自覚できるほどだ。
そして可能性は限りなくゼロに近くなってしまった時間にやっと出発だ。
十分に休んだ分、これ以上悔いのない歩きに徹しようと心に決めた。

鷲羽のゲキ下りにも歯を食いしばって耐えたが、再び三俣山荘へ着いたのは双六小屋へのリミットを一時間以上割り込んでしまってからだった。

そして双六小屋への巻き道は「巻き」の言葉を使ってほしくないほどの「登り返し」が多い。
ここで、完全にあきらめがついた。
やるだけはやったという思いも強く、さほどの残念さはない。追いついた登山者と話しをしながら双六小屋へと歩いた。

頑張ればまだ明るいうちに次の鏡平まで行けたかもしれないが、それでは明日はホントに下山しなくてはならない。
明日は普通の登山者として、未踏の笠ヶ岳へ紅葉でも楽しみながら向かうとしよう。 
夕食後、五時半にはバタンキュウ~だった。 
越前
アバター
通風山
管理人
記事: 942
登録日時: 2011年2月11日(金) 08:12
お住まい: 愛知県常滑市

Re: 【 北ア 】 鷲羽・水晶ワンデイならず・・・ (^^;  10/13

投稿記事 by 通風山 »

越前さん、こんにちは。
長文のレポはノンフィクションドラマを見ているようです。
僕も仕事の関係で続けて休みが取りにくいので、たま~にこんなサイトを参考にして、計画したり想像登山をしております。
http://sabitetsujin.web.fc2.com/tozan/f ... /nan-i.htm
どっちみちワンデイですと、日没、日の出なんか完全に関係ないのですが、日の長い時期の方がやりやすいのかなとも思います。
水晶から高天原や雲ノ平も行ってみたいですね。
3泊4日ぐらいのコースになるのかな。
僕がいきたいなぁと思っている山ですが、日程的にチャンスは数年に1回ぐらいの山です。
うらやましいです。すごく頑張りましたね。
またチャレンジの報告を聞かせてくださいね。

 つう
通風山
越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

Re: 【 北ア 】 鷲羽・水晶ワンデイならず・・・ (^^;  10/13

投稿記事 by 越前 »

通風山さん、いや、呼びやすいので「つ~さん」でもよろしいでしょうか? 今晩は~。

実は・・・レス主のお名前を見て、どきりと致しました。
わわっ、か、管理人さんからのレスということは、このレポに何か問題でも・・・?
過去には、少々問題となりそうな(いや、問題な!)記述があったようにも思いますから。(^^;

読み終えて、ほっとしたところです (笑)

越前さん、こんにちは。
長文のレポはノンフィクションドラマを見ているようです。

ありがとうございます。
私は打ち込むのが遅いので、レポ作成には意外と時間がかかるのです。
つ~さんのそのお言葉だけでもう報われた気分ですね ♪

僕も仕事の関係で続けて休みが取りにくいので、たま~にこんなサイトを参考にして、計画したり想像登山をしております。
はい。実は私と同じ福井県在住の錆鉄人さんは、私も「お気に入り」登録させていただいてます。
まさにこの方に、今回のチャレンジをそそのかされたと言っても過言ではないでしょう。(笑)

どっちみちワンデイですと、日没、日の出なんか完全に関係ないのですが、日の長い時期の方がやりやすいのかなとも思います。
いや、日が長いほうが良いのは間違いないところですが、登山道での日没後の行動はしないという錆鉄人さんの教えに、今のところ私も従っています。

水晶から高天原や雲ノ平も行ってみたいですね。
3泊4日ぐらいのコースになるのかな。
僕がいきたいなぁと思っている山ですが、日程的にチャンスは数年に1回ぐらいの山です。

私が`05に3泊4日で北アルプスデビューしたコースです。参考までに・・・。
8/13 折立(15:10)-(18:20)太郎平小屋
8/14 太郎平小屋(6:50)-(11:03)黒部五郎岳-(15:45)三俣山荘-(18:15)水晶小屋
8/15 水晶小屋(5:15)-(10:00)高天ヶ原温泉-(14:33)祖母岳-(16:30)薬師沢小屋
8/16 薬師沢小屋(5:30)-(10:17)薬師岳-(16:30)折立
ああ~、もう一度あの頃へ戻ってみたいものですね~ ・・・。
若かった上に、当時は福井マラソン(5キロ)の練習もしていましたので、今より強かったんでしょうね。
そういえばつ~さん、今でもマラソンは現役なんでしたっけ?

うらやましいです。すごく頑張りましたね。
またチャレンジの報告を聞かせてくださいね。

ありがとうございます。
また何かの拍子にチャレンジするかも知れません。まだ体力があるうちに報告できるといいですね。
越前
アバター
クロオ
記事: 469
登録日時: 2011年2月20日(日) 09:08
お住まい: 愛知県海部郡大治町
連絡する:

Re: 【 北ア 】 鷲羽・水晶ワンデイならず・・・ (^^;  10/13

投稿記事 by クロオ »

越前さん、こんばんは


【 日 付 】  2013年10月13日(日)
【 山 域 】  北アルプス
【メンバー】 単独
【 天 候 】  快晴
【 ルート 】  新穂高(0:24) -小池新道入口(1:56) -(4:10)鏡平小屋(4:31) -双六小屋(6:37) -(8:47)三俣山荘(9:05) -鷲羽岳(9:59) -(11:48)水晶岳(12:31) -鷲羽岳(14:03) - 三俣山荘(14:37) -双六小屋(16:25) リタイヤ


 私は、この3連休に、双六小屋テント場にテント泊して、ほぼ同じコースを、2泊3日で行ってきました。

 私のルートと時間は、

【山域】北アルプス(鷲羽岳 2,924m ワリモ岳 2,888m 水晶岳 2,986m 三俣蓮華岳 2,841m 丸山 2,854m 双六岳 2,860m 弓折岳 2,588m)
【メンバー】単独

【日付】2013年10月12日(土)
【天候】曇りのち小雨のちみぞれ
【ルート】新穂高温泉駐車場7:35---9:00わさび平小屋9:10---小池新道---12:35鏡平山荘---13:40弓折岳分岐---14:50双六小屋

【日付】2013年10月13日(日)
【天候】快晴
【ルート】双六小屋6:10---巻道ルート---8:05三俣山荘8:20---9:20鷲羽岳9:55---ワリモ岳---ワリモ北分岐---11:15水晶小屋---12:00水晶岳12:30---13:00水晶小屋---ワリモ北分岐---13:30岩苔乗越---14:10黒部源流---14:50三俣山荘---15:50三俣蓮華岳---丸山---17:00双六岳---稜線ルート---17:50双六小屋

【日付】2013年10月14日(月)
【天候】晴れ
【ルート】双六小屋8:40---弓折岳分岐---10:05弓折岳---弓折岳分岐---10:45鏡平山荘11:05---小池新道---わさび平小屋---13:50新穂高温泉駐車場

でした。

 13日、ほぼ同じ時刻に水晶岳に居たことになります。私が頂上に着いたとき、私の他に3人おみえになりました。

 一人は、赤色のジャケットを着て、毛糸の帽子をかぶり、大きな一眼レフカメラと、結構重そうな三脚を持っていた方です。この方は、私が水晶岳を下山し始めても、まだ、山頂で写真を撮っておみえになったので、越前さんではないですね。

 一人は、緑色のジャケットを着ていた方です。この方とは少し会話しました。高瀬ダムから野口五郎岳を通り水晶岳に来られたとおっしゃっていましたから、この方も越前さんではないですね。

 もう一人、頂上から、一段下がったところで食事されていた方がおみえになったのですが、もしかしたら、越前さんだったのでしょうか?赤いジャケットの方に、カメラの重さと、三脚の重さを尋ねられていたのですが…。
鷲羽岳
鷲羽岳
水晶岳
水晶岳
赤牛岳と黒部ダム
赤牛岳と黒部ダム

 季初の雪景色の中、夜明け前の一番寒い時間帯での冷たい強風だったが結局インナーダウンは出さずに済んだ。それにしてもこの標高になっても 心配した積雪量はたいしたことはなくてホッとした。


 積雪する可能性は、天気予報で聞いていたのですが…。12日は、昼過ぎから小雨が降り出し、次第に氷が混ざり、夜は氷が降っていました。風も少々強く、テント泊するには心が折れそうになりました。小屋が空いていたら泊まっていたと思います。かなり混んでいたのと、テント場にも、結構テントが設営されていたので、テントにしました。
 13日は、5時に出発するつもりだったのですが、寒くてぐずぐずしていたら6時になってしまいました。


 双六小屋への巻き道は「巻き」の言葉を使ってほしくないほどの「登り返し」が多い。


 私は、行きは、巻き道を通ったのですが、おっしゃる通り、アップダウンが結構あり、帰りは、ピークを踏みたかったこともあり、丸山、双六岳経由で帰りました。展望もよく気持ちのいいルートでした。特に、13日は天気がよく、終日、ほとんど雲やガスがなく日没まで大展望の日でした。
双六岳から白山
双六岳から白山
鏡平
鏡平
                クロオ
越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

Re: 【 北ア 】 鷲羽・水晶ワンデイならず・・・ (^^;  10/13

投稿記事 by 越前 »

クロオさん、今晩は。

もう一人、頂上から、一段下がったところで食事されていた方がおみえになったのですが、もしかしたら、越前さんだったのでしょうか?
はい、そうです。
油断してました。まさかあのような場所でやぶこぎメンバーに遭遇しようとは、ついぞ考えもしませんでした。(笑)
というか、あの時はかなりキてましたし、余裕なかったのですかね~、スミマセン、クロオさんの存在は全く意識に残っていません。

積雪する可能性は、天気予報で聞いていたのですが…。12日は、昼過ぎから小雨が降り出し、次第に氷が混ざり、夜は氷が降っていました。風も少々強く、テント泊するには心が折れそうになりました。小屋が空いていたら泊まっていたと思います。かなり混んでいたのと、テント場にも、結構テントが設営されていたので、テントにしました。 13日は、5時に出発するつもりだったのですが、寒くてぐずぐずしていたら6時になってしまいました。
土曜日の様子は何人かの方に伺いましたが、かなりひどかったようですね。
ワンデイ狙いにしたおかげでテント無しのザックは軽く、あの寒々としたテン場で起き出す自分の姿はありえないなとホッとしたものです。またまたスミマセン。

でも6時ということは、私が北鎌からのご来光を震えながら待ってた時間でもありますね・・・。

13日は天気がよく、終日、ほとんど雲やガスがなく日没まで大展望の日でした。
あらら、きれいな夕日だったこと・・白山までとはうらやましい。
私は五時の夕食後、速攻で寝ちゃいました。

鏡平
ああ~、この湖面に映る槍も見たかった・・・。
越前
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【 北ア 】 鷲羽・水晶ワンデイならず・・・ (^^;  10/13

投稿記事 by 山日和 »

越前さん、こんばんは。またまたエライことにトライしましたね~。

健脚者認定試験・・不合格!!
・・・といったところかな?


何をおっしゃる越前屋さん。お主も悪よのう。これで不合格ならやぶこぎには剣客じゃなかった健脚は存在しません。 :mrgreen:

「ホントの健脚者なら鷲羽・水晶やらないとね!」って言ってたのは誰だったろうか・・・。

世の中上には上があります。とんでもない人がいますね。こないだも富士山の4登山口からワンデイで一筆書き登頂した人がいました。
累積標高差なんと7000m以上!!
常念~大天井~天上沢~北鎌尾根~槍~北穂~横尾~蝶をワンデイでやった記録も見ました。
自分の限界への挑戦はいいですが、これ見よがしのレポも多いです。

自分の中では、最後の左叉林道部分はヘッデンでもオーケーだが、小池新道まではヘッデンを使っての下山は認められない・・・

なるほど、安全登山(早い下山)へのこだわりがあるんですね。
って、結構危ないことやってるような気も・・・・(^^ゞ

両サイドが山に切り取られ狭くなった見事なまでの満天の星空の下、左叉林道を進み始めるとふたりの下山者とすれ違う。おいおい・・・。

こんな時間に下山者?遭難寸前の人だったかも。

さらに登ると・・・ん? 木道部分が真っ白だ。わっ、霜じゃなくて雪が積もっているのか。昨日の雨が・・・もしかして今日の装備じゃヤバいかな?
過去、ちょうどこの三連休に起きた、白馬や立山での天候急変による気象遭難を考えた。


秋のアルプスは注意が必要ですね。

双六小屋への最後のアップダウンあたりで、槍ヶ岳の北鎌尾根のギザギザからご来光が出てきそうになる。
少し考えたが、なかなか撮れるモノではないこのチャンスを失いたくはなかった。


そういう姿勢はいいですね~。山登りに来てるんだから。(^^)

ぐう~、お腹の音ではなく眠気がピークに達してきた。
ぽかぽかと日差しの当たる双六の巻道で、たまらずに岩の上で横になる。


前夜は何時間寝たんでしょうか?

しかし北アルプス最深部を実感できるのは、行き交う登山者たちのザックがみんなデカイこと! いったい何泊するんだというくらい細い身体に似合わない大きな荷物を背負った山ガールから、私の日帰りザックに注がれた目線が痛いほどだ。(^^;

最近はそういう(越前さん)みたいな人をよく見るようになりましたね。後立山の不帰の険でも会いました。しかも外人。
暗くなったらその辺で寝るとか言ってました。(^_^;)

 
11:48 水晶岳へは、なんとかワンデイ可能かも知れない時間に到着できた。
が、手早く済ませようとしたはずの昼食が、食欲が起きなくて手間取る。疲れで自分の動きが緩慢になっているのが自覚できるほどだ。
そして可能性は限りなくゼロに近くなってしまった時間にやっと出発だ。
十分に休んだ分、これ以上悔いのない歩きに徹しようと心に決めた。


その気持ちの切り替えが大事でしょう。ガックリきてたら事故の元です。

頑張ればまだ明るいうちに次の鏡平まで行けたかもしれないが、それでは明日はホントに下山しなくてはならない。
明日は普通の登山者として、未踏の笠ヶ岳へ紅葉でも楽しみながら向かうとしよう。
夕食後、五時半にはバタンキュウ~だった。 


よく頑張りましたね。次の日も使えるという心の余裕がよかったと思います。
お疲れさまでした。 :D

                  山日和
越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

Re: 【 北ア 】 鷲羽・水晶ワンデイならず・・・ (^^;  10/13

投稿記事 by 越前 »

山日和さん、今晩は。

越前さん、こんばんは。またまたエライことにトライしましたね~。
いや、本文にもあるように南北ルートの締めとして、やむなく・・・というコトにしといて下さい。

何をおっしゃる越前屋さん。お主も悪よのう。これで不合格ならやぶこぎには剣客じゃなかった健脚は存在しません。
うまい! 座布団三枚! (笑)
クロオさんからのレスにある区間タイムを見ると、同じやぶメン同士さほどの変りはないですね~。

世の中上には上があります。とんでもない人がいますね。こないだも富士山の4登山口からワンデイで一筆書き登頂した人がいました。
累積標高差なんと7000m以上!!
常念~大天井~天上沢~北鎌尾根~槍~北穂~横尾~蝶をワンデイでやった記録も見ました。
自分の限界への挑戦はいいですが、これ見よがしのレポも多いです。

な・・なんちゅうワンデイ・・・。
記録は常に更新されていくのですね。どこまで行くのやら・・・。
ただ、そんな記録を達成するためにはどれほどの日頃の鍛錬が必要だったのかと考えると、恐ろしくなります。
ワタシには「トレーニング」が出来ない、いや正確には続けることが出来ないコトが分かっていますので・・・。

なるほど、安全登山(早い下山)へのこだわりがあるんですね。
って、結構危ないことやってるような気も・・・・(^^ゞ

そ、そ~です。そんな気がするだけですよ。きっと・・・。

こんな時間に下山者?遭難寸前の人だったかも。
正確には午前一時前に、左叉林道を入ってすぐに、登山者の格好をした人とすれ違った・・・ということですが、びっくりしてたもので事情を聞くどころか挨拶もできませんでしたので「下山者」とは違う可能性もありかもですね。

そういう姿勢はいいですね~。山登りに来てるんだから。(^^)
ありがとうございます。
山日和さんのその言葉に救われた気分です。

前夜は何時間寝たんでしょうか?
雨音を聞きながら暗くなってきた夕方六時過ぎには就寝体制に入ったのですが、なかなかそんな時間からでは寝付けるものではないですね。(^^;

最近はそういう(越前さん)みたいな人をよく見るようになりましたね。後立山の不帰の険でも会いました。しかも外人。
暗くなったらその辺で寝るとか言ってました。(^_^;)

えっ? いや、そのへんでって・・・幕営禁止でしょう?
緊急避難のはずのビバーク体制を自分で作っちゃあいけませんよね。
あ~そう言えば、ジャンダルムの下でテント張ってラーメンすすってたヤツがいましたね~。(日本人)

その気持ちの切り替えが大事でしょう。ガックリきてたら事故の元です。
ま、根が単純なんでしょう。過ぎたことはそんなには考え込まない性格だと思います。

よく頑張りましたね。次の日も使えるという心の余裕がよかったと思います。
お疲れさまでした。

ありがとうございます。
ワンデイ狙いに「予備日」って?
まあ、我々一般登山者にとっては、こんな保険をかけておくことは大事なことですね。
越前
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【 北ア 】 鷲羽・水晶ワンデイならず・・・ (^^;  10/13

投稿記事 by 山日和 »

越前さん、再びこんばんは。

>最近はそういう(越前さん)みたいな人をよく見るようになりましたね。後立山の不帰の険でも会いました。しかも外人。
暗くなったらその辺で寝るとか言ってました。(^_^;)
えっ? いや、そのへんでって・・・幕営禁止でしょう?
緊急避難のはずのビバーク体制を自分で作っちゃあいけませんよね。


いえいえ、幕営ではありません。その辺で「ゴロ寝」するってことですよ。(^^ゞ
ナップザックみたいな小さいリュックで、テントはおろかシュラフも持ってなかったと思います。(^_^;)


               山日和
返信する