【鈴鹿】やぶオフ会場を求めて・・・丸尾から天狗岩
Posted: 2013年9月24日(火) 21:25
【日 付】2013年9月23日(月)
【山 域】鈴鹿北部 藤原岳周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】藤原簡易パーキング7:40---8:06冷川谷丸尾取付き8:25---10:45県境稜線---11:20冷川谷の頭
---12:05天狗岩13:05---13:30藤原山荘---14:27 P597m手前---15:05聖宝寺15:25---15:47駐車地
まずまずの天気予報にも関わらず、藤原のパーキングに車の影は少なかった。空に青い部分は見えないが、暑くなくてかえっていいだろう。もうすぐ10月の声を聞くというのに暑い日が続いている。
本日はやぶオフの下見山行である。場所は天狗岩の近辺とあたりを付けてある。手っ取り早く目的を達するなら大貝戸道か木和田尾というところだろうが、それではあまりに芸がない。未踏の冷川谷を歩いてみようと山口の配水池へ向かった。
林道を奥に進むにつれ、そのプランが間違いであることに気付かされた。初めのうちは補修されていた林道はやがれ荒れるに任せる状態となり、流れも至る所で流木と岩で埋もれている。林道が右岸から左岸へ渡って少しのところでついに観念した。眺める上流方向は一面の荒れ河原でとても歩こうという気が起こらない。目の前の支尾根に取り付いて丸尾経由で行こう。
この3カ月ほど沢ばかり歩いてきた身には、つまらない植林帯の急登は堪える。早くも汗びっしょりで、シャツの裾を両手で絞ると水が滴り落ちた。
[attachment=7]RIMG0009_1_1.JPG[/attachment]
下流からの尾根と合流して寒山のピークに立つ。去年の2月、例の遭難事件の日にここまで来て引き返した場所だ。
休むのにはあまり適当なところではないので、一旦コルまで下ってP673mの手前まで登り返す。このコルは風化が進んで尾根芯はとても歩けたものではない。左の斜面に踏み跡が付けられているものの、積雪期ならかなり危険なルートだろう。
頭が痛いのでシートを出してひっくり返った。しばらく目を瞑っていたら気分もスッキリ、復活である。しかし最近こういうシーンが増えたような気がする。
少し急登が続いた後しばらく緩傾斜という繰り返しで県境稜線に立つ。あのキレット状のコル以外は総じて歩きやすい尾根だ。
この1054m標高点は冷川岳(荷ヶ岳)という名前はあるらしいが、まったく山頂らしくないピークから少し下ると白船峠(白瀬峠)。ここは坂本谷からの道と真ノ谷への道が交差する要衝の峠だ。しかし四方への行き先を示す標識はあるものの、肝心の峠の名前を記した標識がない。以前ハリマオさんが設置した標識も見当たらなかった。
とりあえず冷川谷の頭(頭陀ヶ平)へ向かおう。木和田尾の最後の登りより格段に楽な県境稜線を登り詰めて、無粋な送電鉄塔の立つ冷川谷の頭に着く頃には一面ガスが出て何も見えなくなった。テーブルランドの東のボタンブチあたりと天狗堂の頭がわずかに望まれる程度だ。日陰のないここで太陽に焼かれるよりは涼しくていいかもしれない。
[attachment=6]RIMG0030_1.JPG[/attachment]
さて、ここからが本日のメインディッシュである。道の左右に目を配ってキョロキョロしながら、それらしきところがありそうならあっちへフラフラ、こっちへフラフラ。帯に短し襷に長しで、これはという決定的な場所はなかなかないものだ。
それでもいくつかの場所で写真を撮り、GPSに位置を記録する。後で候補地を比較検討しようという算段である。天狗岩の分岐まで来たのでランチにしようと天狗岩へ向かう。
単独者とすれ違ったが、天狗岩には誰もいなかった。幸いなことにガスが晴れ始めて、藤原の展望丘もすっきり見通せる状況となった。晴れたら晴れたで暑いと文句のひとつも出るのが身勝手なところだが、やっぱり山は晴れている方がいい。
ビールをグッと引っかければ食欲も回復して、持って帰る羽目になりそうだったラーメンの製作に掛かった。と言っても湯を入れるだけだが。
[attachment=5]RIMG0046_1.JPG[/attachment][attachment=4]RIMG0051_1.JPG[/attachment]
4人パーティーがやってきたのを汐に出発する。まだ任務は終わっていないので、午前中同様キョロキョロ行軍が続く。
藤原方面へ進んだところでやっと満足できそうな場所が見つかった。数えて9番目のポイントだ。
これで本日のお仕事はおしまい。山荘からさっさと下ろう。
いつも賑わう藤原山荘前も3人の登山者がランチしているだけで静かなものだった。
のんびり下るなら大貝戸道だが、それだと駐車地が遠い。通行止めになっている聖宝寺道を探ってみよう。
大貝戸道との分岐には通行止めの看板に「道が土石流でありません。ホントに迷います。」と書かれていた。ここからP597mの手前までは多少荒れていても問題になる箇所はないだろう。
去年の1月にP597m経由で下山している。しかしその時は登山道には委細構わず真っすぐ滑り下りてたのであまり参考にはならない。
[attachment=0]RIMG0062_1.JPG[/attachment]
実際、聖宝寺道が尾根を離れるP597m手前までは若干荒れた登山道という趣きで、通行に支障のある箇所はなかった。
分岐でザックを降ろして作戦を練る。地図では聖宝寺道はここから谷筋を進むようになっている。等高線がかなり詰まった谷だ。道がなくなる=崩壊しているとすればここから先だろう。坂本谷や冷川谷の荒れようからすると、ひょっとしたらホントに通過不能の場所に遭遇するかもしれない。手堅いのは前回の尾根を末端まで辿ることだがあまり面白くない。そこでP597mの先から聖宝寺へ真っすぐ伸びる急傾斜の尾根を選択した。少々急でも下の方は植林だし、杣道が現われるだろう。鈴鹿なら驚くような岩グラや激ヤブに行く手を阻まれることもない。
読み通り、なんとなく踏み跡があるような感じの尾根が続き、楽勝ムードが漂う。下部の植林帯に到達すると明瞭な杣道が現われてひと安心・・・と思いきや。植林が切れてヤブが立ち塞がった。右手へ寄って行くと石灰岩の急峻な谷にぶつかる。ヤブとの境界線の白い石灰石のザレを滑りながら下る。
[attachment=3]RIMG0066_1.JPG[/attachment]
真下に林道が見えた。もうOKだと思ったら、5m以上あるコンクリート壁の上に出て万事休す。壁の上を伝ってすぐ右の林道終点まで行くがここも切れ落ちて下降は不可能。ならばと下の方へと壁から落ちないように慎重に30mほど進むと壁の切れ目があり、中に階段が設えられていた。やれやれである。
林道終点の先には昨年できたばかりの巨大な堰堤が鳴谷川を遮り、登山道はとんでもないところにあるように見えた。もしあのまま登山道を下りていたらにっちもさっちも行かなくなっていたかもしれない。
[attachment=2]RIMG0078_1.JPG[/attachment][attachment=1]DCIM0049_1.JPG[/attachment]
これまで立ち寄ったことのなかった聖宝寺を見物してみよう。寺の建物自体は規模も小さく、鄙びた山寺という趣きだ。庭に配した池の佇まいはなかなか良い。紅葉の時期には観光客が殺到するらしいが今は静かなものだ。境内のはずれにある鳴谷滝は見事で、その横にある長寿水を頂く。これで10年は長生きできるに違いない。
駐車地まで山村の田園風景を楽しみながらのんびりと歩く。黄金色に輝く稲穂と彼岸花の鮮やかな赤のコントラストが美しかった。暑く長かった夏にもようやく終わりを告げる時が来たようだ。
山日和
【山 域】鈴鹿北部 藤原岳周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】藤原簡易パーキング7:40---8:06冷川谷丸尾取付き8:25---10:45県境稜線---11:20冷川谷の頭
---12:05天狗岩13:05---13:30藤原山荘---14:27 P597m手前---15:05聖宝寺15:25---15:47駐車地
まずまずの天気予報にも関わらず、藤原のパーキングに車の影は少なかった。空に青い部分は見えないが、暑くなくてかえっていいだろう。もうすぐ10月の声を聞くというのに暑い日が続いている。
本日はやぶオフの下見山行である。場所は天狗岩の近辺とあたりを付けてある。手っ取り早く目的を達するなら大貝戸道か木和田尾というところだろうが、それではあまりに芸がない。未踏の冷川谷を歩いてみようと山口の配水池へ向かった。
林道を奥に進むにつれ、そのプランが間違いであることに気付かされた。初めのうちは補修されていた林道はやがれ荒れるに任せる状態となり、流れも至る所で流木と岩で埋もれている。林道が右岸から左岸へ渡って少しのところでついに観念した。眺める上流方向は一面の荒れ河原でとても歩こうという気が起こらない。目の前の支尾根に取り付いて丸尾経由で行こう。
この3カ月ほど沢ばかり歩いてきた身には、つまらない植林帯の急登は堪える。早くも汗びっしょりで、シャツの裾を両手で絞ると水が滴り落ちた。
[attachment=7]RIMG0009_1_1.JPG[/attachment]
下流からの尾根と合流して寒山のピークに立つ。去年の2月、例の遭難事件の日にここまで来て引き返した場所だ。
休むのにはあまり適当なところではないので、一旦コルまで下ってP673mの手前まで登り返す。このコルは風化が進んで尾根芯はとても歩けたものではない。左の斜面に踏み跡が付けられているものの、積雪期ならかなり危険なルートだろう。
頭が痛いのでシートを出してひっくり返った。しばらく目を瞑っていたら気分もスッキリ、復活である。しかし最近こういうシーンが増えたような気がする。
少し急登が続いた後しばらく緩傾斜という繰り返しで県境稜線に立つ。あのキレット状のコル以外は総じて歩きやすい尾根だ。
この1054m標高点は冷川岳(荷ヶ岳)という名前はあるらしいが、まったく山頂らしくないピークから少し下ると白船峠(白瀬峠)。ここは坂本谷からの道と真ノ谷への道が交差する要衝の峠だ。しかし四方への行き先を示す標識はあるものの、肝心の峠の名前を記した標識がない。以前ハリマオさんが設置した標識も見当たらなかった。
とりあえず冷川谷の頭(頭陀ヶ平)へ向かおう。木和田尾の最後の登りより格段に楽な県境稜線を登り詰めて、無粋な送電鉄塔の立つ冷川谷の頭に着く頃には一面ガスが出て何も見えなくなった。テーブルランドの東のボタンブチあたりと天狗堂の頭がわずかに望まれる程度だ。日陰のないここで太陽に焼かれるよりは涼しくていいかもしれない。
[attachment=6]RIMG0030_1.JPG[/attachment]
さて、ここからが本日のメインディッシュである。道の左右に目を配ってキョロキョロしながら、それらしきところがありそうならあっちへフラフラ、こっちへフラフラ。帯に短し襷に長しで、これはという決定的な場所はなかなかないものだ。
それでもいくつかの場所で写真を撮り、GPSに位置を記録する。後で候補地を比較検討しようという算段である。天狗岩の分岐まで来たのでランチにしようと天狗岩へ向かう。
単独者とすれ違ったが、天狗岩には誰もいなかった。幸いなことにガスが晴れ始めて、藤原の展望丘もすっきり見通せる状況となった。晴れたら晴れたで暑いと文句のひとつも出るのが身勝手なところだが、やっぱり山は晴れている方がいい。
ビールをグッと引っかければ食欲も回復して、持って帰る羽目になりそうだったラーメンの製作に掛かった。と言っても湯を入れるだけだが。
[attachment=5]RIMG0046_1.JPG[/attachment][attachment=4]RIMG0051_1.JPG[/attachment]
4人パーティーがやってきたのを汐に出発する。まだ任務は終わっていないので、午前中同様キョロキョロ行軍が続く。
藤原方面へ進んだところでやっと満足できそうな場所が見つかった。数えて9番目のポイントだ。
これで本日のお仕事はおしまい。山荘からさっさと下ろう。
いつも賑わう藤原山荘前も3人の登山者がランチしているだけで静かなものだった。
のんびり下るなら大貝戸道だが、それだと駐車地が遠い。通行止めになっている聖宝寺道を探ってみよう。
大貝戸道との分岐には通行止めの看板に「道が土石流でありません。ホントに迷います。」と書かれていた。ここからP597mの手前までは多少荒れていても問題になる箇所はないだろう。
去年の1月にP597m経由で下山している。しかしその時は登山道には委細構わず真っすぐ滑り下りてたのであまり参考にはならない。
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実際、聖宝寺道が尾根を離れるP597m手前までは若干荒れた登山道という趣きで、通行に支障のある箇所はなかった。
分岐でザックを降ろして作戦を練る。地図では聖宝寺道はここから谷筋を進むようになっている。等高線がかなり詰まった谷だ。道がなくなる=崩壊しているとすればここから先だろう。坂本谷や冷川谷の荒れようからすると、ひょっとしたらホントに通過不能の場所に遭遇するかもしれない。手堅いのは前回の尾根を末端まで辿ることだがあまり面白くない。そこでP597mの先から聖宝寺へ真っすぐ伸びる急傾斜の尾根を選択した。少々急でも下の方は植林だし、杣道が現われるだろう。鈴鹿なら驚くような岩グラや激ヤブに行く手を阻まれることもない。
読み通り、なんとなく踏み跡があるような感じの尾根が続き、楽勝ムードが漂う。下部の植林帯に到達すると明瞭な杣道が現われてひと安心・・・と思いきや。植林が切れてヤブが立ち塞がった。右手へ寄って行くと石灰岩の急峻な谷にぶつかる。ヤブとの境界線の白い石灰石のザレを滑りながら下る。
[attachment=3]RIMG0066_1.JPG[/attachment]
真下に林道が見えた。もうOKだと思ったら、5m以上あるコンクリート壁の上に出て万事休す。壁の上を伝ってすぐ右の林道終点まで行くがここも切れ落ちて下降は不可能。ならばと下の方へと壁から落ちないように慎重に30mほど進むと壁の切れ目があり、中に階段が設えられていた。やれやれである。
林道終点の先には昨年できたばかりの巨大な堰堤が鳴谷川を遮り、登山道はとんでもないところにあるように見えた。もしあのまま登山道を下りていたらにっちもさっちも行かなくなっていたかもしれない。
[attachment=2]RIMG0078_1.JPG[/attachment][attachment=1]DCIM0049_1.JPG[/attachment]
これまで立ち寄ったことのなかった聖宝寺を見物してみよう。寺の建物自体は規模も小さく、鄙びた山寺という趣きだ。庭に配した池の佇まいはなかなか良い。紅葉の時期には観光客が殺到するらしいが今は静かなものだ。境内のはずれにある鳴谷滝は見事で、その横にある長寿水を頂く。これで10年は長生きできるに違いない。
駐車地まで山村の田園風景を楽しみながらのんびりと歩く。黄金色に輝く稲穂と彼岸花の鮮やかな赤のコントラストが美しかった。暑く長かった夏にもようやく終わりを告げる時が来たようだ。
山日和
本日はやぶオフの下見山行である。