山は晴れている日ばかりではない。雨の山も楽しまなくっちゃ。
とは言うものの、台風直撃の天気予報にはチョッピリひるんだ・・・。
【 日 付 】 平成25年9月1日（日）
【 山 域 】 台高
【 天 候 】 曇り 時々 薄日
【 ルート 】 ヌタハラ橋7：35---10：00赤嵓滝10：30---13：05太古の森（昼食）14：40
---15：00桧塚若水---16：40不動滝17：00---18：15駐車地
【メンバー】 ナズナさん グー
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ヌタハラ橋のたもとには叶林業の作業車が停まっている。
「林道整備か。近々山仕事が始まるのだな」
今日は昼から雨の予報だ。
「何とか稜線に登りつくまで降らないで欲しい。
雨具を着ての登りはダッキライ」
フシグロセンノウの花を愛でながら千石林道を歩く。
シャッポ尾根の上半分はガスに包まれている。
蒸し暑い。汗を吸ったズボンが膝にまとわりつく。
「あのガスの中に入り込んだら涼しくなるだろうな」
ところがガスはドンドン上昇していき、薄日が差してきた。
「あちゃ、山の神に叱られる」慌てて日焼け止めを塗る。
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林道終点には山椒の実が赤く色付いている。
一粒口に入れてみる。「わぉ～～！！」
フルーティーな芳香と強烈な刺激が口に広がる。
唇のピリピリも10分以上続いた。
「赤くなっても香辛は無くならないんだ」
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赤嵓滝のトチノキには赤い葉っぱも見えている。
秋は確実に近づいているのだなと感じる。
赤嵓滝を巻いた先の崩落箇所は、谷に一旦下り、登り返す。
zippさんとびぃちゃんは岩のバンドを辿ったのだろうか？
乾留工場跡の三俣は右俣に入る。
今日の足はナズナさんは登山靴。グーは長靴。
濡れた石で滑る靴にナズナさんが神経を使っている。
「沢靴だったらドウってことないんだけど」
稜線を越え太古の森でやっと昼食です。
「今日は涼しいかと思って鍋にしちゃった」
「それにしても量が多過ぎないですか？」
タープを打つ雨音を聞きながら昼食の予定が、薄日が差している。
ガスに煙るブナ林の鑑賞の予定も期待外れです。
「お腹が一杯。お昼寝がしたい」
「お昼寝はダメ。モウすぐ３時ですよ」
桧塚若水で水を補給。
若返りの効果は出ているのかな？
オフ会でのSHIGEKIさんの評価が気になる。
不動滝には新しい靴跡。zippさんかな？
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大沢崩れを渡り小屋を過ぎると青のビニールで縄張りがしてある。
どうやら作業道をつける様だ。登山道を挟んで上と下に縄張り。
「こんな狭い間隔で２本も作業道が必要なんだろうか？」
伐採が済んだら夫婦滝の展望が良くなるだろうな。
ヌタハラ林道の山椒の実ははじけて黒い種が見えている。
これもつまんで齧ってみたが辛味は全くなかった。
ピリピリが恋しくて、赤い実を口に放り込んで林道を下る。
近場でも降ったらしいが、全く雨に降られずに快適なデート山行だった。
グー（伊勢山上住人）
山は晴れている日ばかりではない。雨の山も楽しまなくっちゃ。