奥千町避難小屋は静かだった。(乗鞍岳~千町尾根を辿る)
Posted: 2013年8月18日(日) 20:42
奥千町避難小屋から乗鞍岳に登りたくて、いろいろなコースを考えてみた。
青屋登山道は長そうだしネット投稿によると藪が酷くて上まで登れないらしい、子ノ原尾根が一番手ごろそうだが私有地の為、登山禁止になっている。
中洞権現ノ尾根から登ると奥千町避難小屋に泊まる意味がなくなる。
Sさんや他の人の投稿を読むと皆さん一番長いコースの青少年交流の家(青年の家)から登っているのでやはりここから登るしかないかと腹をくくる。
しかし前日になって青年の家から高山市までオンデマンドバスが出ているのが分かり、乗鞍畳平まで登山バスで登って、そこから千町尾根を下り途中、避難小屋に泊まり翌日青年の家まで下って青年の家からバスに乗り高山市経由で車を回収する手を思いついた。
「日付」平成25年8月16日~17日
「メンバー」単独
「コースタイム」
16日 9:55朴ノ木平駐車場=10:40畳平~魔王岳~大黒岳~富士見岳~12:00剣が峰~中洞権現~15:00奥千町避難小屋
17日 7:00避難小屋~10:00丸黒山~日影平山~13:00青少年交流の家
16日 AM5時に四日市の自宅を出発し、9時に朴ノ木平駐車場に到着。
出発準備を済ませ9:55発の畳平行きバスに乗ろうと切符を買いに行ったが往復券しか売っていないのでバスの運転士にその旨を言うと「そんなはずはない」という。
良く見ると片道券はプラスチック板で蓋をしてあり、その蓋を開けて買うことになっていた。
バスはほぼ満車で手軽な観光客向けの人気の程がうかがえた。
大きなザックを担いでいるのは私だけで何だか恥ずかしかった。水は3リットル+ビール500mℓ詰め込んだ。
畳平は小学生の時以来だが、45分で到着。普通に登ったら7~8時間はかかるところである。
直接剣が峰に向かうにはまだ時間があったので魔王岳に登って見た。
魔王岳は10分くらいで登れる単なるコブであった。魔王岳から恵比寿岳を周回してみたかったが通行禁止になっていたので諦めた。
隣にある大黒岳も15分くらいで登れたが、重いザックがズシリと肩に来るのでベルトを締め直す。
最近のザックは骨盤で支えるようになっている。
大黒岳からは槍が岳、奥穂、西穂が良く見えた。
大黒岳を下りて富士見岳に登るがこちらも20分くらいで登れるが残念ながら南側は雲がかかり富士山は見えなかった。
富士見岳を下り、剣が峰に向かうがすごい観光客で辟易する。眼下の権現池が綺麗だった。 一時間くらいで剣が峰に着くがここも人で溢れていたのでスグに退散する。
剣が峰から登り道を少し下ると岩に赤い丸がつけていあるのでそこから慎重に下る。
縦走路に入ると今までの喧騒がうそのように静かだ。ここはまるで別世界だ。
大日岳の巻き道は大小の岩がゴロゴロしていて歩きにくいが大日岳の南側にはお花畑が待っている。
コバイケソウはほとんど終わっているがまだ見れるのもある。
他にはヨツバシオガマ、チングルマ、ミヤマダイコンソウ、タテヤマリンドウ、ウサギギク等々が見られる。
一か月前だったらもっと素晴らしかっただろう。 ハイ松に被われた道を歩いて行くと少し小高い丘に2体の石仏が置いてあった。
ここから何箇所かに石仏が置かれているがすべて2体ひと組になっていた。振り返ると大日岳・屏風岳が大きく見えた。 さらに進むと又広い小高い丘のような場所に出て、そこには中洞権現の標識があった。
ここを過ぎると急にハイ松が深くなり行く手を遮った。
時折ルートが分からなくなりコンパスとGPSで方向を慎重に確認しながら進んだが途中から急にハイ松がなくなり、普通の登山道らしくなった。
時折登山道の下がぬかるんでいて歩きにくかった。
歩きにくい登山道で嫌になっていたところ急に視界が開け、コバイケソウの群生地に出た。
もう半分以上終わっていたが満開だったらさぞ凄かっただろう。
その後、木道が付けられた開けた湿地帯に出て、気持よく歩いているとやっと本日の宿である奥千町避難小屋が奥の方ひっそりと佇んでいた。 ひょっとしてbwさんのようなウフフがないかなとひそかにスケベ心抱きながらそっと入口を開けたものの結局、誰も折らず静かなものであった。
どうせ俺の人生はこんなものよと物思いにふけながらビールを喉に流し込んだ。
ザックからいろんなものを取り出して床にばら撒き一人で夕食の準備をした。
今夜の献立はアルファ米のピラフとレトルトのハンバーグにカップラーメンだ。
夕方からひと寝入りして夜中に目が覚め、ベルセウス流星群はもう見えないかなと思いながら夜空を眺めると星空が実に綺麗だった。
翌日はバスの時間14:20までに青年の家に行けばよいのでゆっくり出発した。
小屋の南側には御岳山が大きく見えた。北側には笠ヶ岳が雄大に佇んでいた。
小屋から出て少し下ると尾瀬のような素晴らしい湿地帯が広がる。
池糖も沢山あり、こんな素晴らしいところを独り占めなんて贅沢なものである。 ここは千町尾根の中間地点なので日帰りではなかなか来にくいのだろう。
ニッコウキスゲはもう終わっていたが最盛期だったらさぞ見応えがあったと思われる。湿地帯の終了地点が青屋登山道との分岐であった。
ここから結構荒れているといわれている日影道に入るが笹が切り払われていて苦労もなく通過した。
小さいアップダウンを繰り返し、最後の急登を越えると広い山頂の丸黒山に到着した。
ここも意外に誰も居らず貸し切りだった。ここからは笠ヶ岳から槍が岳まで連なる稜線が良く見えた。丸黒山の下りは最後の方で急になっていて木道のアップダウンが続く。
枯松平休憩所では乗鞍岳以来初めて人にあった。これから丸黒山に向かうらしいが熊のことを気にされていた。どうも熊出没の注意情報があったらしい。
どうりで人が少ない筈である。その後新道と旧道の合流地点で涼しい風が流れていたので軽くランチを取りながら一時間くらい休憩した。
バスの時間までまだ余裕があったので日影平山に寄り、青少年交流の家には13時に着いた。この建物は名前に似合わず立派な3階建てのビルであった。 予約してあった、オンデマンドバスは予定の5分前に到着した。乗客は私と女性の二人で運賃は高山市まで100円という安さであった。
宮指路
青屋登山道は長そうだしネット投稿によると藪が酷くて上まで登れないらしい、子ノ原尾根が一番手ごろそうだが私有地の為、登山禁止になっている。
中洞権現ノ尾根から登ると奥千町避難小屋に泊まる意味がなくなる。
Sさんや他の人の投稿を読むと皆さん一番長いコースの青少年交流の家(青年の家)から登っているのでやはりここから登るしかないかと腹をくくる。
しかし前日になって青年の家から高山市までオンデマンドバスが出ているのが分かり、乗鞍畳平まで登山バスで登って、そこから千町尾根を下り途中、避難小屋に泊まり翌日青年の家まで下って青年の家からバスに乗り高山市経由で車を回収する手を思いついた。
「日付」平成25年8月16日~17日
「メンバー」単独
「コースタイム」
16日 9:55朴ノ木平駐車場=10:40畳平~魔王岳~大黒岳~富士見岳~12:00剣が峰~中洞権現~15:00奥千町避難小屋
17日 7:00避難小屋~10:00丸黒山~日影平山~13:00青少年交流の家
16日 AM5時に四日市の自宅を出発し、9時に朴ノ木平駐車場に到着。
出発準備を済ませ9:55発の畳平行きバスに乗ろうと切符を買いに行ったが往復券しか売っていないのでバスの運転士にその旨を言うと「そんなはずはない」という。
良く見ると片道券はプラスチック板で蓋をしてあり、その蓋を開けて買うことになっていた。
バスはほぼ満車で手軽な観光客向けの人気の程がうかがえた。
大きなザックを担いでいるのは私だけで何だか恥ずかしかった。水は3リットル+ビール500mℓ詰め込んだ。
畳平は小学生の時以来だが、45分で到着。普通に登ったら7~8時間はかかるところである。
直接剣が峰に向かうにはまだ時間があったので魔王岳に登って見た。
魔王岳は10分くらいで登れる単なるコブであった。魔王岳から恵比寿岳を周回してみたかったが通行禁止になっていたので諦めた。
隣にある大黒岳も15分くらいで登れたが、重いザックがズシリと肩に来るのでベルトを締め直す。
最近のザックは骨盤で支えるようになっている。
大黒岳からは槍が岳、奥穂、西穂が良く見えた。
大黒岳を下りて富士見岳に登るがこちらも20分くらいで登れるが残念ながら南側は雲がかかり富士山は見えなかった。
富士見岳を下り、剣が峰に向かうがすごい観光客で辟易する。眼下の権現池が綺麗だった。 一時間くらいで剣が峰に着くがここも人で溢れていたのでスグに退散する。
剣が峰から登り道を少し下ると岩に赤い丸がつけていあるのでそこから慎重に下る。
縦走路に入ると今までの喧騒がうそのように静かだ。ここはまるで別世界だ。
大日岳の巻き道は大小の岩がゴロゴロしていて歩きにくいが大日岳の南側にはお花畑が待っている。
コバイケソウはほとんど終わっているがまだ見れるのもある。
他にはヨツバシオガマ、チングルマ、ミヤマダイコンソウ、タテヤマリンドウ、ウサギギク等々が見られる。
一か月前だったらもっと素晴らしかっただろう。 ハイ松に被われた道を歩いて行くと少し小高い丘に2体の石仏が置いてあった。
ここから何箇所かに石仏が置かれているがすべて2体ひと組になっていた。振り返ると大日岳・屏風岳が大きく見えた。 さらに進むと又広い小高い丘のような場所に出て、そこには中洞権現の標識があった。
ここを過ぎると急にハイ松が深くなり行く手を遮った。
時折ルートが分からなくなりコンパスとGPSで方向を慎重に確認しながら進んだが途中から急にハイ松がなくなり、普通の登山道らしくなった。
時折登山道の下がぬかるんでいて歩きにくかった。
歩きにくい登山道で嫌になっていたところ急に視界が開け、コバイケソウの群生地に出た。
もう半分以上終わっていたが満開だったらさぞ凄かっただろう。
その後、木道が付けられた開けた湿地帯に出て、気持よく歩いているとやっと本日の宿である奥千町避難小屋が奥の方ひっそりと佇んでいた。 ひょっとしてbwさんのようなウフフがないかなとひそかにスケベ心抱きながらそっと入口を開けたものの結局、誰も折らず静かなものであった。
どうせ俺の人生はこんなものよと物思いにふけながらビールを喉に流し込んだ。
ザックからいろんなものを取り出して床にばら撒き一人で夕食の準備をした。
今夜の献立はアルファ米のピラフとレトルトのハンバーグにカップラーメンだ。
夕方からひと寝入りして夜中に目が覚め、ベルセウス流星群はもう見えないかなと思いながら夜空を眺めると星空が実に綺麗だった。
翌日はバスの時間14:20までに青年の家に行けばよいのでゆっくり出発した。
小屋の南側には御岳山が大きく見えた。北側には笠ヶ岳が雄大に佇んでいた。
小屋から出て少し下ると尾瀬のような素晴らしい湿地帯が広がる。
池糖も沢山あり、こんな素晴らしいところを独り占めなんて贅沢なものである。 ここは千町尾根の中間地点なので日帰りではなかなか来にくいのだろう。
ニッコウキスゲはもう終わっていたが最盛期だったらさぞ見応えがあったと思われる。湿地帯の終了地点が青屋登山道との分岐であった。
ここから結構荒れているといわれている日影道に入るが笹が切り払われていて苦労もなく通過した。
小さいアップダウンを繰り返し、最後の急登を越えると広い山頂の丸黒山に到着した。
ここも意外に誰も居らず貸し切りだった。ここからは笠ヶ岳から槍が岳まで連なる稜線が良く見えた。丸黒山の下りは最後の方で急になっていて木道のアップダウンが続く。
枯松平休憩所では乗鞍岳以来初めて人にあった。これから丸黒山に向かうらしいが熊のことを気にされていた。どうも熊出没の注意情報があったらしい。
どうりで人が少ない筈である。その後新道と旧道の合流地点で涼しい風が流れていたので軽くランチを取りながら一時間くらい休憩した。
バスの時間までまだ余裕があったので日影平山に寄り、青少年交流の家には13時に着いた。この建物は名前に似合わず立派な3階建てのビルであった。 予約してあった、オンデマンドバスは予定の5分前に到着した。乗客は私と女性の二人で運賃は高山市まで100円という安さであった。
宮指路