【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

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シュークリーム
記事: 2066
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

投稿記事 by シュークリーム »

堂倉滝
堂倉滝
赤坂谷で初めての沢泊をしようと準備しているとたろーさんからメールが。「どうせ沢泊するならもっと有名どころでやりましょうよ」。堂倉谷は昨年からたろーさんが連れて行ってくれると約束していた谷だ。もちろんいやはない。でも,「沢ナビ」で調べてみると3級の沢になっている。え〜と,私まだ2級の沢までしか歩いたことないんですけど。3級の沢に,しかも初めての沢泊装備で行って大丈夫なの?簡単ですというたろーさんの言葉を糧に,おっかなびっくりで出かけることにする。まあ,こんな機会がないと永久に行けないような所だしね。

【 日 付 】2013年7月20〜21日(土・日)
【 山 域 】台高・大台ケ原周辺
【メンバー】たろーさん,シュークリーム
【 天 候 】両日とも快晴
【 ルート 】
20日 大台ケ原駐車場 7:00 --- 7:30 日出ヶ岳 --- 9:40 堂倉滝 --- 12:00 奥七ツ釜 12:50 --- 14:00 泊地
21日 泊地 7:00 --- 12:00 正木ヶ原 --- 12:40大台ケ原駐車場

1日目:
金曜日の夜,たろーさんの車を私の家の駐車場においてもらって,私の車で出かける。走る車もない国道166号線を飛ばし,12時過ぎには伯母峰峠に着いた。ここの駐車場で車中泊。夏用シュラフにくるまって熟睡する。車やテントの中の方が家の布団で寝るよりも熟睡できるというこの性格,得な性分だ。

5時20分にあわせておいたアラームに起こされる。予想通り今日は快晴のようだ。朝食を済ませて6時に出発。大台ケ原の駐車場に着くと,テントがちらほら。キャンプ禁止になっているはずだけど,そんなにうるさくはないのかな。この時間に準備している人たちはほとんどが沢装備だ。

初めての沢泊なので,どのくらいの重量までが許容範囲なのか全くわからない。とにかく減らせるものはすべて減らすことにする。食料はアルファ米など乾燥食品が主体。テントではなくツエルトにするともっと軽くなるのだろうが,ツエルトで泊ったことがないので,今回はテントを持参する。重量は計っていないが,体感では11〜12キロくらいかな。まあ適度な重さだろう。

7時に駐車場を出発。30分ほどで日出ヶ岳に到着する。5月の連休に歩いた台高の縦走路が一望だ。縦走の思い出にひたる。この後は大杉谷に向かってひたすら降りて行く。途中で同じコースを歩くという4人組の若者グループに追い越される。堂倉避難小屋を経て2時間ほどで堂倉滝に到着。

ここで沢装備を装着。足が攣らないようにビタミン剤とアミノバイタルと芍薬甘草湯を飲む。どうか効いてくれますように。大杉谷方面少し歩き,右折して急斜面を登る。トロッコのレールの下をくぐって,落石ゴロゴロの急斜面をロープをたよりに堂倉滝の落ち口に下りる。おいおい,はなからこれかよ。簡単な沢じゃなかったの?

いよいよ遡行開始だ。鈴鹿の谷と違って滝や岩のサイズが大きい。水たまりにはカエルになりかけたオタマジャクシがうようよ。7m滝でいきなりの泳ぎ。今年からパドルグルーブを使っているので,泳ぐのはそれほど苦にならなくなってきた。手のかきだけで十分な推進力が得られるのだ。それにしてもこの谷の岩はぬめっていて滑りやすい。鈴鹿の花崗岩の谷であれば簡単にフリクションで登れるような斜滝が怖くて登れないのだ。
堂倉谷最大の30m滝
堂倉谷最大の30m滝
7m滝の次は堂倉谷最大の30m滝だ。いや〜,素晴らしいね。水もきれいだし,明るいし,確かに秀渓と言われるだけのことはある。30m滝を左岸から巻き,その後も泳いだり,へつったり,大岩を越えたりしながら遡行して行く。天気はばっちりで,水がブルーやグリーンに輝いている。薬が効いているのか足も大丈夫なようだ。
美しき堂倉谷
美しき堂倉谷
10m斜滝は練習のため,ロープを引いてトップで行かせてもらう。2カ所の残置ハーケンで支点をとる。早く一人前になりたいものだ。中七ツ釜を過ぎるとすぐにこの谷の見所である奥七ツ釜だ。ここで昼食にする。休んでいると朝会った4人組と3人組が通りかかる。みな若者達で,恒例の飛び込み大会だ。せっかくなので年甲斐もなく私も飛び込ませてもらう。あ〜,心臓マヒで冥土の土産にならなくて良かった。


このあとナメと15m斜滝を過ぎると堰堤に突き当たるので,右岸の斜面を登り林道に出る。造林小屋の跡を通って,今晩のテン泊地に午後2時着。今日は大岩の乗り越しでたろーさんに2回スリングをだしてもらったが,あとは何のトラブルもなく歩くことができた。
10m斜滝
10m斜滝
薪を集め,3時頃からたき火を始める。やっぱりたき火はいいね。火の番をしながらぬれた服を乾かし,たろーさんと四方山話に興じる。二人ともお酒が弱いので,たろーさんが担ぎ上げたビールと私が持ってきたブランデーを飲んでいい気分になってきた。少量のお酒で酔っぱらえるのはこんな時は便利だ。いつの間にか周りは暗くなり,たろーさんがたき火の横に敷いたマットで居眠りを始める。私も火の番をしながらいつの間にか眠ってしまったようだ。寒さで目が覚めるともう夜の9時で,たき火は消えかけていた。
たき火の横で居眠りするたろーさん
たき火の横で居眠りするたろーさん
テントに戻り,シュラフカバーと山日和さんご推奨のサーモリアクターにくるまって寝る。夜中に寒くて雨具を着たが,我慢できないほど寒くはなかった。たろーさんの話では夜中に車が通ったり,戸がばたんばたんと閉まる音がしていたというが,私は耳栓をしていたせいか何も気づかずに熟睡していたようだ。やっぱり得な性分だ。

2日目:
5時半起床。今日の朝飯に予定していた分を昨日食べてしまったので,今日は予備食として持ってきたインスタントラーメンとミニトマトとソーセージで朝食を済ませる。これで予備食も含めてほぼなくなってしまった。遭難するとヤバいよね。

しばらく廃林道を歩き,適当なところで入渓する。しばらくは平坦な沢歩きが続く。天気がいいし,明るい沢なのでこのような平坦部でも楽しく歩くことができる。シャクナゲ谷出会いを過ぎるとゴルジュの連瀑帯に突入だ。今日は泳ぎは少なく,滝登りが中心のようだ。今日も練習のため,トップでロープを引いて登らせてもらう。それほど難しい滝はなく,練習にちょうどいい滝が続いているので面白い。

20m斜滝を過ぎるともうロープが必要なほどの滝はなくなる。小さな滝をいくつか過ぎ,源流の雰囲気のところで左岸の斜面に乗り正木ヶ原を目指す。足の筋肉が冷えてしまっているせいか,斜面を登り始めたとたんにいつものゼイゼイハアハアが始まり,たろーさんにおいて行かれる。それでもなんとか登りきり(登りきらないと家に帰れない),正木ヶ原に到着。たろーさんと固く握手をする。あ〜,無事に登りきれてよかった。

尾鷲辻を経て駐車場に戻る。帰りは入の波温泉山鳩湯で汗を流し,国道166号線経由でスムーズに帰宅した。大台ケ原のトイレにパドルグローブを忘れてきたのに後で気がつく。あ〜あ,3千円もしたのにね。結構ぼろぼろになっていたからまあいいか。また買い直せばいいや。

沢ナビに沢のすべてが凝縮された秀渓と紹介されている通り,堂倉谷は楽しく遡行できる素晴らしい谷だった。特に2日間とも天気に恵まれ,好条件のもとで遡行できて幸運だった。機会があればもう一度行ってみたいものだ。薬が効いたのか2日間とも足が攣ることはなかった。アドバイスしていただいたひぐらしさん,panaちゃん,ありがとうございました。たろーさん,お世話になりましたm(__)m。今度の愛知川でもよろしくね。
最後に編集したユーザー シュークリーム [ 2013年7月24日(水) 06:01 ], 累計 1 回
                         @シュークリーム@
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

投稿記事 by zipp »


 シュークリさん、こんばんは。

 エエですねぇ。堂倉で沢泊!
堂倉谷行ってみたいと思いつつ、なかなか行けません~。

でも,「沢ナビ」で調べてみると3級の沢になっている。え〜と,私まだ2級の沢までしか歩いたことないんですけど。
 「沢ナビ」って何かと思いきや、亀さんのサイトの事ですね。
先日どこかの山の会が、初級沢だといって企画していたような?最後まで詰めずに、林道歩いて登山道を帰ってくるのだろうけど。

夏用シュラフにくるまって熟睡する。車やテントの中の方が家の布団で寝るよりも熟睡できるというこの性格,得な性分だ。
 ほんまに羨ましい性格(^^;

大台ケ原の駐車場に着くと,テントがちらほら。キャンプ禁止になっているはずだけど,そんなにうるさくはないのかな。
 駐車場は、空きさえあればテント張ってもいいんじゃないかな?アソコは、大台ケ原の自然を守るべき国立公園の特別区ではないんでしょうし?

初めての沢泊なので,どのくらいの重量までが許容範囲なのか全くわからない。
 沢泊だと、どこまで削れるかで行動範囲が変わりそうですね。テン泊というといらんもんをザックに詰めたがるわたしは、辛そうだ(^^;。

この後は大杉谷に向かってひたすら降りて行く。
 わたしが、堂倉谷になかなか行けないのは、このルートとりが一番の原因(^^;。


足が攣らないようにビタミン剤とアミノバイタルと芍薬甘草湯を飲む。どうか効いてくれますように。
 で、結果は如何?
なんか、3つも飲むと干渉しあいそうな気もするが(^^;。

大杉谷方面少し歩き,右折して急斜面を登る。トロッコのレールの下をくぐって,落石ゴロゴロの急斜面をロープをたよりに堂倉滝の落ち口に下りる。おいおい,はなからこれかよ。簡単な沢じゃなかったの?
 堂倉滝前の吊橋まで降りるまでに、道を外して滝上に出るレポも読んだ記憶がありますが。

今年からパドルグルーブを使っているので,泳ぐのはそれほど苦にならなくなってきた。手のかきだけで十分な推進力が得られるのだ。
 バドルグローブ?
指と指の間に、カエルの手足のように膜があるのかなぁ?

それにしてもこの谷の岩はぬめっていて滑りやすい。鈴鹿の花崗岩の谷であれば簡単にフリクションで登れるような斜滝が怖くて登れないのだ。
 台高の谷の多くは堆積岩の谷ですもんね。この日曜日は、同じ宮川の支流を辿ってました。

せっかくなので年甲斐もなく私も飛び込ませてもらう。あ〜,心臓マヒで冥土の土産にならなくて良かった。
 シュークリさん、やっぱワカイ!!。冥土よりメイドでしょ(^^;;

薪を集め,3時頃からたき火を始める。
 なんか、暑そう(^^;。

二人ともお酒が弱いので,
 ん?聞き捨てならない言葉。シュークリさん、酒弱かったんでしたっけ???

たろーさんの話では夜中に車が通ったり,戸がばたんばたんと閉まる音がしていたというが,私は耳栓をしていたせいか何も気づかずに熟睡していたようだ。やっぱり得な性分だ。
 夜中にゲートを越えて車が入る!?小屋関係者なんでしょうか?
けど、山中のテン泊で耳栓というのは、不味いんじゃないでしょうか?何かあった時に気付けないのじゃないですか。

正木ヶ原に到着。たろーさんと固く握手をする。あ〜,無事に登りきれてよかった。
 おつかれさま!
先週敗退の木屋谷、すでに濁流中です(^^;
先週敗退の木屋谷、すでに濁流中です(^^;
   zipp
pana
記事: 190
登録日時: 2011年3月07日(月) 19:16

Re: 【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

投稿記事 by pana »

シュークリームさんこんばんわ~
20日 大台ケ原駐車場 7:00 --- 7:30 日出ヶ岳 --- 9:40 堂倉滝 --- 12:00 奥七ツ釜 12:50 --- 14:00 泊地
21日 泊地 7:00 --- 12:00 正木ヶ原 --- 12:40大台ケ原駐車場
いいですね。私も昔は大台ケ原の沢には毎年連れて行ってもらってました。
私はシオカラ谷ですが・・・
遡行が終われば、大台教会の横のたたら亭で鹿料理で打ち上げでした。鹿料理が苦手で・・・(><)

ここで沢装備を装着。足が攣らないようにビタミン剤とアミノバイタルと芍薬甘草湯を飲む。どうか効いてくれますように。
よかったですね,効いたようで。
これでどんなとこでも行けますね。


私は木梶界隈をうろついてました。
シュークリームさんが愛知川の時は、富士山を見ながら温泉です(^^)
添付ファイル
DSC05124a.jpg
img_634705_8843802_0.jpg
シュークリーム
記事: 2066
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

投稿記事 by シュークリーム »

zippさん、おはようございます。
車中で「zippさんは最近レポあげないね」と噂していたんですけど、くしゃみ出ませんでした?


 エエですねぇ。堂倉で沢泊!
堂倉谷行ってみたいと思いつつ、なかなか行けません~。


前評判通りのいい谷でした。特に天候に恵まれたのが良かったですね。

先日どこかの山の会が、初級沢だといって企画していたような?最後まで詰めずに、林道歩いて登山道を帰ってくるのだろうけど。

どの部分を歩くかによるんでしょうけどね。確かにしっかりしたリーダーがついていれば初級者でも十分楽しめるところですね。

 駐車場は、空きさえあればテント張ってもいいんじゃないかな?アソコは、大台ケ原の自然を守るべき国立公園の特別区ではないんでしょうし?

そうなんだろうか。確かに駐車場は特別保護地区にはなっていなかったですね。

 沢泊だと、どこまで削れるかで行動範囲が変わりそうですね。テン泊というといらんもんをザックに詰めたがるわたしは、辛そうだ(^^;。

zippさんは調理器具と食材とアルコールが重そう(^^;)

 わたしが、堂倉谷になかなか行けないのは、このルートとりが一番の原因(^^;。

最初に下りるのが嫌なの?

 で、結果は如何?
なんか、3つも飲むと干渉しあいそうな気もするが(^^;。


二日間とも足は攣らず快調でした\(^_^)/
やっぱ効くもんなんですねえ。


 堂倉滝前の吊橋まで降りるまでに、道を外して滝上に出るレポも読んだ記憶がありますが。

ちょっと前までこのつり橋は通行禁止になっていたようなのでそのようなルートになったんじゃないでしょうか。

 バドルグローブ?
指と指の間に、カエルの手足のように膜があるのかなぁ?


そうですそうです。
たろーさんの評価では効果なし。私の評価は一定の効果ありで評価が分かれていますけど。


 台高の谷の多くは堆積岩の谷ですもんね。この日曜日は、同じ宮川の支流を辿ってました。

zippさんも水遊びでしたか。この日は暑かったですものね。

 シュークリさん、やっぱワカイ!!。冥土よりメイドでしょ(^^;;

この年で飛び込みはやっぱ心臓麻痺が怖いですけどね。でも、見ていると血が騒いでしまう。
メイドは山日和さんにお任せします。


薪を集め,3時頃からたき火を始める。
 なんか、暑そう(^^;。


いや、沢は寒いくらいでした。別天地ですね。下山して初めて下界は暑かったのに気がつきました。

二人ともお酒が弱いので,
 ん?聞き捨てならない言葉。シュークリさん、酒弱かったんでしたっけ???


私、zippさんの半分もお酒飲めませんよ。

 夜中にゲートを越えて車が入る!?小屋関係者なんでしょうか?

私たちがテン場に着いた時も1台車が通りかかりました。3人のおじさんが乗っていて、どうやってゲートを入ったのか聞いたら鍵を持っていると言っていました。粟谷小屋の人の知り合いのようでしたね。車は結構通っているみたいですね。

けど、山中のテン泊で耳栓というのは、不味いんじゃないでしょうか?何かあった時に気付けないのじゃないですか。

私、テン泊ではいつも耳栓をして寝ているんですけど。山で怖いというとクマと人間くらいかな?

先週敗退の木屋谷、すでに濁流中です(^^;

スコ-ルの中で沢登りですか。
私、その時は沢に入る前に撤退しました(^^;)
添付ファイル
P1030612.jpg
P1030632.jpg
P1030640.jpg
朝の堂倉谷
朝の堂倉谷
                         @シュークリーム@
シュークリーム
記事: 2066
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

投稿記事 by シュークリーム »

堂倉谷に咲いていたサツキ
堂倉谷に咲いていたサツキ
panaちゃん、おはようございます。
アドバイスありがとうございましたm(__)m
おかげさまで足がつることもなく無事に遡行できました。


いいですね。私も昔は大台ケ原の沢には毎年連れて行ってもらってました。
私はシオカラ谷ですが・・・
遡行が終われば、大台教会の横のたたら亭で鹿料理で打ち上げでした。鹿料理が苦手で・・・(><)


いいですねえ、遡行が終わった後の一杯。こたえられないですねえ :D
私、鹿料理も好きですけどねえ。


よかったですね,効いたようで。
これでどんなとこでも行けますね。


はい、これで沢に行く時の不安が一つなくなって気持ちが軽くなりました。

私は木梶界隈をうろついてました。
シュークリームさんが愛知川の時は、富士山を見ながら温泉です(^^)


いいですねえ。人生謳歌していますねえ。
添付ファイル
P1030634.jpg
P1030641.jpg
堂倉若水
堂倉若水
                         @シュークリーム@
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

投稿記事 by バーチャリ »

シュークリームさん 今日は


毎週の様に 沢ですね 涼しくていいですね

赤坂谷で初めての沢泊をしようと準備しているとたろーさんからメールが。「どうせ沢泊するならもっと有名どころでやりましょうよ」。堂倉谷は昨年からたろーさんが連れて行ってくれると約束していた谷

昨年 堂倉谷連れて行ってもらいました・


初めての沢泊なので,どのくらいの重量までが許容範囲なのか全くわからない。とにかく減らせるものはすべて減らすことにする。食料はアルファ米など乾燥食品が主体。テントではなくツエルトにするともっと軽くなるのだろうが,ツエルトで泊ったことがないので,今回はテントを持参する。重量は計っていないが,体感では11〜12キロくらいかな。まあ適度な重さだろう。

沢泊になるかどうか わかりませんが 会に入っている時に太郎平にテント泊して赤木沢でしたが 

11〜12キロ ですか重量ありますね 

ここで沢装備を装着。足が攣らないようにビタミン剤とアミノバイタルと芍薬甘草湯を飲む。どうか効いてくれますように。大杉谷方面少し歩き,右折して急斜面を登る。トロッコのレールの下をくぐって,落石ゴロゴロの急斜面をロープをたよりに堂倉滝の落ち口に下りる。おいおい,はなからこれかよ。簡単な沢じゃなかったの?

ここはいやらし所でしたね


7m滝の次は堂倉谷最大の30m滝だ。いや〜,素晴らしいね。水もきれいだし,明るいし,確かに秀渓と言われるだけのことはある。30m滝を左岸から巻き,その後もそうそう,大岩を越えたりしながら遡行して行く。天気はばっちりで,水がブルーやグリーンに輝いている。薬が効いているのか足も大丈夫なようだ。

ロープ何回か出してもらい 又  難しい所 一か所ヤブを巻きましたが

10m斜滝は練習のため,ロープを引いてトップで行かせてもらう。2カ所の残置ハーケンで支点をとる。早く一人前になりたいものだ。中七ツ釜を過ぎるとすぐにこの谷の見所である奥七ツ釜だ。ここで昼

10m斜滝は練習  あそこだなと思い出しています。

このあとナメと15m斜滝を過ぎると堰堤に突き当たるので,右岸の斜面を登り林道に出る。造林小屋の跡を通って,今晩のテン泊地に午後2時着。今日は大岩の乗り越しでたろーさんに2回スリングをだしてもらったが,あとは何のトラブルもなく歩くことができた。

堰堤から 少し歩き終了でしたが日出ケ岳の登り反しが大変でした。


お疲れ様でした。

        バーチャリ
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

投稿記事 by SHIGEKI »

シュークリさん こんばんは。

バリバリ行ってますねぇ  うらやましい。

堂倉は何回も台風など風雨に邪魔され、3回目で歩きました。

それも二日目雨で詰めをできずじまいです。

http://www.eonet.ne.jp/~ryu-unshigeki/07doukura.htm

真夏に再訪したいところです。

  では また 盛夏の(いつのことやら)渓で

        SHIGEKI
アバター
わりばし
記事: 1768
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、シュークリームさん。

ここで沢装備を装着。足が攣らないようにビタミン剤とアミノバイタルと芍薬甘草湯を飲む。どうか効いてくれますように。大杉谷方面少し歩き,右折して急斜面を登る。トロッコのレールの下をくぐって,落石ゴロゴロの急斜面をロープをたよりに堂倉滝の落ち口に下りる。おいおい,はなからこれかよ。簡単な沢じゃなかったの?

相変わらず凝り性ですねえ。攣り対策は万全じゃないですか。

いよいよ遡行開始だ。鈴鹿の谷と違って滝や岩のサイズが大きい。水たまりにはカエルになりかけたオタマジャクシがうようよ。7m滝でいきなりの泳ぎ。今年からパドルグルーブを使っているので,泳ぐのはそれほど苦にならなくなってきた。手のかきだけで十分な推進力が得られるのだ。それにしてもこの谷の岩はぬめっていて滑りやすい。鈴鹿の花崗岩の谷であれば簡単にフリクションで登れるような斜滝が怖くて登れないのだ。

この手前にアザミ谷の出合があるのですが、どんな感じでした?
遷宮の御杣山に大杉谷が選ばれた時に木本祭が行われた場所なんです。


7m滝の次は堂倉谷最大の30m滝だ。いや〜,素晴らしいね。水もきれいだし,明るいし,確かに秀渓と言われるだけのことはある。30m滝を左岸から巻き,その後も泳いだり,へつったり,大岩を越えたりしながら遡行して行く。天気はばっちりで,水がブルーやグリーンに輝いている。薬が効いているのか足も大丈夫なようだ。

涼しげでいいですねえ。

薪を集め,3時頃からたき火を始める。やっぱりたき火はいいね。火の番をしながらぬれた服を乾かし,たろーさんと四方山話に興じる。二人ともお酒が弱いので,たろーさんが担ぎ上げたビールと私が持ってきたブランデーを飲んでいい気分になってきた。少量のお酒で酔っぱらえるのはこんな時は便利だ。いつの間にか周りは暗くなり,たろーさんがたき火の横に敷いたマットで居眠りを始める。私も火の番をしながらいつの間にか眠ってしまったようだ。寒さで目が覚めるともう夜の9時で,たき火は消えかけていた。

これぞ沢泊の醍醐味ですね。
塩焼きでもあると完璧なんですが。
:mrgreen:

沢ナビに沢のすべてが凝縮された秀渓と紹介されている通り,堂倉谷は楽しく遡行できる素晴らしい谷だった。特に2日間とも天気に恵まれ,好条件のもとで遡行できて幸運だった。機会があればもう一度行ってみたいものだ。薬が効いたのか2日間とも足が攣ることはなかった。

薬の効果は絶大ですねえ。
なかなか味わえない沢旅でしたね。

                                                      わりばし
シュークリーム
記事: 2066
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

投稿記事 by シュークリーム »

コバルトブルーに輝く水
コバルトブルーに輝く水
バーチャリさん、お久ですう(^_^)/~~~
スノー衆オフ以来会っていないですね。元気でした?


毎週の様に 沢ですね 涼しくていいですね

真夏は沢か高山かどちらかですもんね。アルプスの天気がいまいちだったので、沢で遊んでおりまする。

昨年 堂倉谷連れて行ってもらいました・

そうですか。バーチャリさんも元気ですねえ。

沢泊になるかどうか わかりませんが 会に入っている時に太郎平にテント泊して赤木沢でしたが 

いいですねえ。私も赤木沢を狙っています。薬師峠のテン場にテントを張って2泊3日の行程を考えているんですけど、8月9月はいろいろ忙しくて行けるかどうか。

11〜12キロ ですか重量ありますね 

いつも20キロ近く担いでいますんで楽勝だと思ったんですが、水を吸って重くなったんで最後へばってきました。

ここはいやらし所でしたね

最初の先制パンチって感じですね。

ロープ何回か出してもらい 又  難しい所 一か所ヤブを巻きましたが

よいリーダーがいると安心ですね。

堰堤から 少し歩き終了でしたが日出ケ岳の登り反しが大変でした。

そうですね、本当に堂倉谷らしいところは堰堤までですもんね。
その日のうちに大台ケ原まで帰ったんですかいな。あるいは避難小屋泊りかな。
                         @シュークリーム@
シュークリーム
記事: 2066
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

投稿記事 by シュークリーム »

堂倉谷落ち口
堂倉谷落ち口
Shigekiさん、おはようございます。
レポ拝見しました。雨の中の遡行ですか、大変でしたね。しかもツエルトで水がしみ込んでくるなんて。私だったら即撤退ですね。
今回は二日間とも快晴の沢日和で、最高の遡行を楽しめました。本当にいいところに連れて行ってもらったなと思っています。
また条件のいい時にリベンジしてみてくださいな。
またどこかの谷で・・・
                         @シュークリーム@
シュークリーム
記事: 2066
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】初めての沢泊 堂倉谷遡行

投稿記事 by シュークリーム »

美しき堂倉谷
美しき堂倉谷
わりばしさん、おはようございます。

相変わらず凝り性ですねえ。攣り対策は万全じゃないですか。

おかげで今回は足の攣りはなしでした。やっぱ、薬って効くもんなんですねえ :D

この手前にアザミ谷の出合があるのですが、どんな感じでした?
遷宮の御杣山に大杉谷が選ばれた時に木本祭が行われた場所なんです。


奥七ツ釜のあたりですね。美しいところです。

これぞ沢泊の醍醐味ですね。
塩焼きでもあると完璧なんですが。


今度渓流釣りでも始めようかという気分になりましたね。でも、このあたりは歩く人が多いので釣れないかな。

なかなか味わえない沢旅でしたね。

たろーさんのおかげでいいところに連れていって頂けました。
わりばしさんだったら楽勝で歩けるでしょう。機会があったら一緒に行きましょうか。
                         @シュークリーム@
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