【湖北】余呉トレイルは楽しいか?妙理山から大黒山周回

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Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

【湖北】余呉トレイルは楽しいか?妙理山から大黒山周回

投稿記事 by Kasaya »

【 日 付 】13年6月29日(土)
【 山 域 】湖北
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】椿坂八幡神社8:00---9:33妙理山---10:55点標鯉谷---11:45大黒山---12:36椿坂峠---12:50稜線---13:27沓掛山の横
      ---14:13柳ヶ瀬山分岐---14:30国道---14:42駐車地
湖北の山第4弾は妙理山から大黒山の周回ルートだ。ただ妙理山ー大黒山と登ったあと椿坂峠から国道を戻るのもつまらないので
反対側の山もついでに歩いて来ようと計画する。目的地までは順調に来る。しかし前回の経験からすると妙理山への登山口は
見つかるのだろうかとちょっと気になる。地図によると椿坂の八幡神社のすぐ先の辺りだ。車でゆっくりそのあたりを走っても
登山口を示すものは見当たらない。いつものことだから、またゆっくり探そうと路肩が大きく取ってあるところに駐車して出発する。
 地図では下谷川から入ることになっているのでその谷に入るとそこに妙理山登山口の標識があり、桂照院跡の表示もあった。
ここだったか。今回はあっけなく道が見つかった。
登山口
登山口
 道は多少藪っぽいところもあるがおおむね問題ない感じで登っていく。最近あまり登られていない感じもあるが静かで良い。
ただし暑い。やっぱり低山だよなあ。救いはヒルのいないことか。先週は同じような低山の御池に登って散々にやられたなあ
などと思いながら登っていく。
 道が妙理山に近づくとブナが林立し、いい雰囲気となる。スノー衆でもこの尾根は登っていることを思い出すが雪のあるなしで
印象はまったく違う。緑のブナもまた良しだ。そうこうしていると妙理山到着。先日も来たので展望のあるところへ迷わず進み
そこでザックをおろす。前方には横山岳。前回は地図も無く分からなかったが今は良く分かる。ただちょっとガスが出ているのか
あまり良く見えない。梅雨時だしまあ期待するほうが無理というものだ。
横山岳
横山岳
 昼にはまだ早いので大黒山に向けて出発だ。地形図だけを見ていて最初は妙理山のすぐ隣のピークから行こうとしたが
どうにも藪が深く踏み跡が無い。うーんと思って余呉トレイル地図を取り出すと、道はその先のピークからついている。
来たときには気づかなかったので例によって藪の道かと思いつつゆっくり進めばなんと赤テープのあるそれなりにはっきりした
道がついていた。来るときに分岐はもっと先と思い込んでいたので見過ごした様だ。
 上り下りの少ないこの稜線はブナが林立するすばらしい道。ただ展望がほとんどないのは前回の音波山と似ている。
ブナの森
ブナの森
ルンルン行くが花も無いのはちょっとさびしいなあ。この辺りにはニッコウキスゲとかササユリは咲かないのだろうか。
やがて点標鯉谷着。頂上に谷と名がつくのは何ぞや。点標については色々話があるらしいが暇があったら調べてみよう。
 途中で立派な道が鉄塔に向かってついていたので騙されかけるが、そこをクリアすればほとんど問題なく大黒山に到着となる。
急に道が良くなったのはここに来る人が多いからだろう。頂上で本日初めての登山者と会う。椿坂峠からの往復のようであるが
この人もこのあたりの山については良くご存知のようだ。色々話を聞かせてもらった。
 大黒山はよく整備されているが、なぜか標識が無い。三角点には大黒様の人形が置いてあるだけ。変なのと思ってふと顔を上げ
たら手の届かない枝のところに余呉トレイルの標識が合った。きっと積雪期につけたのだろう。展望が無いのは残念だがいい
時間なのでお昼とする。先ほどの登山者が去ったあとは誰もいない静かな頂上。まあ暑いしこんなもんだろう。
 食事を終えたら下山である。道がきれいに刈り払いされているとの情報を先ほどもらったが、なるほどきれいになっている。
すごく歩きやすい道だ。高速ですっ飛ばす。地図には峠付近にブナの巨樹とある。登山道が峠に近づく直前にそれがあった。
否が応でも目に付く立派なブナだ。前年スノー衆で大黒山を下ったときにも同じようなブナを見たが、これは同一だろうか。
登山道とは違う斜面から降りてきて見上げたブナがすごく立派に見えたのだが今回のはそれに比べると小さく見える。よくわから
無いのでとりあえず後で比較してみることにした(帰宅後写真を比べてみたら同一のブナだった。雪の有無、見上げる角度などで
やはり相当印象は違うようだ)
立派です
立派です
 このブナを過ぎたらすぐに国道だった。2台車が停まっているがあまり車の通らない静かなところである。小休憩後、地図に
椿井嶺越と書かれた道を行く。林道を緩やかに登っていくだけの単調な道である。そして稜線に出たと思われるところから
南下開始。地図に寄れば杉箸への古道と書かれているが、実際のところ道は無し。こういう平らな稜線は道がつけにくいのだろう
どこでも歩けないわけではないが逆にはっきりしたものが無い。ついつい変な方向にそれそうになるのをGPSとコンパスで
修正しながら行くことになる。前回の七七頭ヶ岳に続く尾根みたいな感じだなあとおもいつつ歩く。あの時は途中からほとんど
林道歩きだったが今回は何もなしか。そう思っていくと途中から次第に踏み跡がしっかりしてきた。これが古道らしい。ほとんど
上り下りのない道。途中の沓掛山も脇を素通り、大したピークでもなさそうで寄る気も起きなかったが。
 順調な道だが立派なブナがあるわけでもなく少々飽きてきた。展望がぜんぜんないのもさびしい。春や秋ならまた違うだろうが
この季節ではちょっと変化に乏しいかなあなどと思いつつ行くと水の流れる音がする。地図にも水場と書かれてある場所。
変化を求めてどんなところか覗きに行く。すぐ道の脇の水場は稜線近くの割には水量が豊富だが、如何せん地表をずっと通って
いるらしくあまりきれいな印象が無い。顔を洗う分には問題ないが、非常時以外はあまり飲みたくない感じだ。
そしてこの先に椿坂への分岐があった。巡視路を利用した下山路でこのあたりはやけに道が立派である。
 分岐を見ると柳ヶ瀬山と書いてある。地図で見ると一時間ちょっとかかる感じだ。一瞬行こうかなと思ったが、車のことを考えると
また戻ってこなければならず、少々面倒。やーめた。まっすぐ下ろう。そう思って下るとすぐにブナが目に付く。今まで無かった
ので余計目立つ。そしてそこにはひときわ大きなブナもある。地図にも書かれているやつだろう。ちょっと道から外れているが
これも立派である。道中にもっと合ってもよさそうだが特定の場所にある。不思議なモンです。
 道は迷うことなく下っており、やがて橋を渡って国道に飛び出した。橋のところで振り返ってみても山を示す標識は何も無い。
こっちから登るとまた登山口探しに苦労するんかな。相変わらずの余呉トレイルである。最後は国道から少し旧道にはいり
椿坂八幡神社にお参りをし、境内を突っ切って国道の駐車地に戻った。

Kasaya
 
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【湖北】余呉トレイルは楽しいか?妙理山から大黒山周回

投稿記事 by 柳川洞吹 »

Kasayaさん こんばんは
湖北にはまってますね。

 湖北の山第4弾は妙理山から大黒山の周回ルートだ。
 ただ妙理山ー大黒山と登ったあと椿坂峠から国道を戻るのもつまらないので
 反対側の山もついでに歩いて来ようと計画する。


やっぱり大黒山~妙理山を歩くとなると、
帰りは国道歩きじゃなくて、反対側の県境尾根を戻ることになりますね。

 しかし前回の経験からすると妙理山への登山口は見つかるのだろうかと
 ちょっと気になる。地図によると椿坂の八幡神社のすぐ先の辺りだ。
 車でゆっくりそのあたりを走っても登山口を示すものは見当たらない。


ワシも最初のときは道がわからなかったので、
見当をつけて植林の急斜面をフウフウ言って登ったら、尾根上のいい道に出ました。
うまく登山口さえ探し当てれば、もう80%登ったも同然ですね。

 いつものことだから、またゆっくり探そうと
 路肩が大きく取ってあるところに駐車して出発する。


ワシはこの日、9時ごろ椿坂のバイパスを通りましたが、
あそこにクルマが止まっているのを見て「誰か妙理山に登ってるんだなあ」と思ってました。
Kasayaさんのクルマだったんですね。

 道が妙理山に近づくとブナが林立し、いい雰囲気となる。

ここも、いいブナ林ですね。

 やがて点標鯉谷着。頂上に谷と名がつくのは何ぞや。
 点標については色々話があるらしいが暇があったら調べてみよう。


山仕事などでそのピークを特定して呼ぶ必要がなければ、
ちいさなピークには名前がついてないことも多いようです。
そんなところでは、詰めるとそのピークに至る谷の名を点標名とするケースがよくあるようです。

 大黒山はよく整備されているが、なぜか標識が無い。
 三角点には大黒様の人形が置いてあるだけ。


大黒様の人形が置いてあるんですか。
なんか気味が悪そう。

 このブナを過ぎたらすぐに国道だった。
 2台車が停まっているがあまり車の通らない静かなところである。


今ごろが一番静かなのかも。
スキーシーズンは、この道、朝夕けっこううるさいんですよ。
でももうすぐ椿坂トンネルができるから、この峠道は旧道になって年中静かになりますね。

 順調な道だが立派なブナがあるわけでもなく少々飽きてきた。
 展望がぜんぜんないのもさびしい。春や秋ならまた違うだろうが


展望がなくて暑いだけっていうのが、いちばんイヤですね。

 分岐を見ると柳ヶ瀬山と書いてある。
 地図で見ると一時間ちょっとかかる感じだ。
 一瞬行こうかなと思ったが、車のことを考えるとまた戻ってこなければならず、
 少々面倒。やーめた。まっすぐ下ろう。


柳ヶ瀬山のすぐ北に「玄蕃尾城址」というのがありますが、
ここは一度行ってみるといいですよ。
山城の遺構がきれいに復元維持されていて、素晴らしい城跡です。
柳ヶ瀬の集落のはずれから、いい道がついています。

 道は迷うことなく下っており、やがて橋を渡って国道に飛び出した。
 橋のところで振り返ってみても山を示す標識は何も無い。
 こっちから登るとまた登山口探しに苦労するんかな。相変わらずの余呉トレイルである。


ワシもここの登り口は知りません。
だからこの日も、集落街路とバイパスの分岐あたりにクルマを止めて、
「登り口はこの橋からかなあ」などと偵察しておりました。
なにも表示はないし、たぶんこれだろう……で、苦労するんでしょうね。

よい湖北の山旅を!
                              洞吹(どうすい)
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【湖北】余呉トレイルは楽しいか?妙理山から大黒山周回

投稿記事 by Kasaya »

洞吹さん こんばんは
湖北にはまってますね。
何でこんな時期に行くんだろうと思います。余呉トレイルマップと
草川敬三さんの「琵琶湖の北に連なる山」を手に入れたことが大きいかなあ。
無雪期に歩いておけば冬のスノーシュー歩きにもきっと有効だろうとの
目論見もあります

やっぱり大黒山~妙理山を歩くとなると、
帰りは国道歩きじゃなくて、反対側の県境尾根を戻ることになりますね。

大して起伏があるわけではなさそうなので、国道歩きよりはましかと思います

うまく登山口さえ探し当てれば、もう80%登ったも同然ですね。 
初めての山は登山口へたどり着けばほとんど成功したようなもんです。

ワシはこの日、9時ごろ椿坂のバイパスを通りましたが、
あそこにクルマが止まっているのを見て「誰か妙理山に登ってるんだなあ」と思ってました。
Kasayaさんのクルマだったんですね。

あそこで停まっている車を見て登山と考える人はきっと少ないでしょう
そんなところでは、詰めるとそのピークに至る谷の名を点標名とするケースがよくあるようです。
仕事で使うなら、手っ取り早くて分かりやすいということですね

大黒様の人形が置いてあるんですか。
なんか気味が悪そう。
 
こんな感じでしたよ。誰が持ってきたのでしょう。
可愛い大黒様
可愛い大黒様
展望がなくて暑いだけっていうのが、いちばんイヤですね。
しかし冷静に見れば国道よりは良かったかもしれません

柳ヶ瀬山のすぐ北に「玄蕃尾城址」というのがありますが、
ここは一度行ってみるといいですよ。
山城の遺構がきれいに復元維持されていて、素晴らしい城跡です。
柳ヶ瀬の集落のはずれから、いい道がついています。

へー!今度はここをルートにして歩いてみたいです。

ワシもここの登り口は知りません。
だからこの日も、集落街路とバイパスの分岐あたりにクルマを止めて、
「登り口はこの橋からかなあ」などと偵察しておりました。
なにも表示はないし、たぶんこれだろう……で、苦労するんでしょうね。

いったい洞吹さんはこの日、何をしていたのですか?

Kasaya
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