【湖北】妙理山の真実
Posted: 2013年6月16日(日) 22:48
*********************************************************************
(注意書き)
このレポートは、本年4月に作成したまま
ほったらかしているうちに時間が経ってお蔵入りになっていたものを、
先日、蔵の虫干しをしたときに発見したものです。
時間の経過とともに、既知となったネタや古い話題も含まれていますが、
知らんぷりしてスルーをお願いします。
********************************************************************
全国の「どうでもええ話し」ファンのみなさま、こんばんは。
長らくお待たせいたしました。
TV番組に「火曜スペシャル」、略して「火スペ」というシリーズがありますが、
本日の洞吹シアターは「どうでもええ話しスペシャル」、愛称「どスペ」をお送りしたいと思います。
今回は時間のないかたのために、パスマークもご用意しております。
何が何でもパスするかたは、「●」印までとっととお進みください。
それでは「どスペ」を、どうぞごゆっくりとお楽しみください。
■■■どスペ■■■
少し前、雑談コーナーに山日和さんの「点の記」と題する投稿があり、
たんぽぽさんや、落第忍者さんや、ふ~さんや、kitayama-walkさんたちが、
いろいろウンチを聞かせてくれましたク。
しかし、話題の国土地理院の基準点成果等閲覧サービスは、今まで何度か改良(?)されてきて、
そのたびにIDやパスワードを新規に取得しないと使えなくなるし、動作がやけに重たいし、
なんと言っても、よほど頭のいい人が作成しているようで、
素人には使い方がなかなかわからないのが難点です。
途中で同じ画面ばっかりが繰り返し出てきて、どうやったら次に進めるのかわからず、
「もうええわ」と、ぶち切ってしまうこともよくあります。
たまには、うまく行くこともあるんですけどね。
まあ、苦労して点の記まで辿り着かなくても、
三角点を検索して点名を見ているだけでも、けっこう楽しめます。
山日和さんのレポにあったリアル日照岳とニセ日照岳の話しも面白かったし、
ワシもレスで、敦賀三山のひとつ「岩籠山765m」の点名は嵐山で、
点名「岩篭」(籠と篭の字が違うところも興味深い)は、別の374mの低い山に付けられているという話しをしました。
三角点名を見ていると、「なんでこうなるの?」あるいは「そうだったのか!」という、
今までの常識の意表を突かれる面白さがあります。
さて今日のお話しは「妙理山」(みょうりさん 901.5m)です。
あるときは菅並の六所神社からゆったりと延びる尾根を辿り……
あるときは椿坂の集落からブナの美しい尾根を登り……
あるときは大黒山から細く長く連なる尾根を伝い……
湖北の山が好きなかたなら、一度は足を運んだことがあるでしょう。
実は、その妙理山に驚愕の事実が発覚!!!
あなたは、いま、妙理山の真実を目の当たりにする!!!
TV番組では、こんなふうに気分を盛り上げておいて、ここで30秒のCMが4本も入ったりします。
実に2分間も宣伝広告とおつきあいすることになるのです。
この時間がトイレに行くのにちょうどいい、というかたもいるようですが、
CMになるたびに毎回トイレに行くほど頻尿の人ばかりではないと思うので、
時間の節約を考えるなら、一旦録画しておいて、
あとでCMをスキップして視聴するというのが、時間効率がいいですね。
しかし現実は、長ったらしいCMが終わり、やっと番組に戻ったと思ったら、
あるときは菅並の六所神社からゆったりと延びる尾根を辿り……
あるときは椿坂の集落からブナの美しい尾根を登り……
あるときは大黒山から細く長く連なる尾根を伝い……
湖北の山が好きなかたなら、一度は足を運んだことがあるでしょう。
実は、その妙理山に驚愕の事実が発覚!!!
あなたは、いま、妙理山の真実を目の当たりにする!!!
おいおい、また同じところやってるよ。
もうわかったから、早く続きやってよ。
そうボヤいたとたん、
「ここまでの放送は、ファイトいっぱ~つリポナミンでお馴染みの大将製薬と、
きのうの日本を考えてみたい夕陽化成の提供でお送りしました。
ここからの放送は、おいしい食卓にさっと一振り、元の味と、
人生最後のパートナー、本日生命の提供でお送りします。」
ああっ、またCMになっちゃったよ。
もう、どうしようもないな。
そうや、この間に冷蔵庫のユンケル皇帝液を飲んでこようっと。
そして長いCMが終わり、やっと番組に戻ったと思ったら、
あるときは菅並の六所神社からゆったりと延びる尾根を辿り……
あるときは椿坂の集落からブナの美しい尾根を登り……
あるときは大黒山から細く長く連なる尾根を伝い……
湖北の山が好きなかたなら、一度は足を運んだことがあるでしょう。
実は、その妙理山に驚愕の事実が発覚!!!
あなたは、いま、妙理山の真実を目の当たりにする!!!
おいおい、何回やったら気が済むんや。
もうわかったから、続き早ようやれよ。
こんなこと、よくありますね。
最近の、なんとかかんとか2時間スペシャルと銘打って放送される番組の中には、
要点だけ放送したらわずか5分で終わってしまう話しを、こんなことで時間稼ぎをして、2時間も延々と引き延ばしています。
こんなTV番組は、究極の時間の無駄と言えるでしょう。
そういうワシのレポートも時間の無駄ですが。
ここで番組再生は一時停止。
こんな、どうでもええような原稿が、
「雑談コーナー」ではなくて「山のフォーラム」に入ってるのはなぜかと言うと……
そうなんです。
ちゃんと山に登ったレポートが付録としてついているからなのです。
ここからの放送は、みんな大好き柳川饅頭の洞吹本舗・亀屋萬年堂の提供でお送りします。
********************************************************************************************
【湖北】新谷山
【日 付】 2013/4/13(土)
【山 域】 湖北 新谷山 (滋賀県長浜市)
【地形図】(1/25000)木之本、中河内
【メンバー】 単独
【天 候】 晴
【ルート】 駐車地11:45--- 520.3m三角点12:25/12:30 ---新谷山13:15/13:20
---昼食地13:35/14:25---引き返し地点14:55---新谷山15:25---駐車地16:05
[attachment=1]s-R0017995.jpg[/attachment]
「なにいっ、新谷山? タイトルとちゃうがな。妙理山と違うんかい?」と、鋭く突っ込んできたあなた。
えらいっ。
さすが、よく気が付きました。
そう、違うんです。
「あなたとは違うんです」は福田元首相だったけど、ワシが登ったのは妙理山と違うんです。
さあ、いったい何があったのでしょう。
いよいよ、付録のレポートの始まりです。
13日(注・4月)の近畿地方は晴れマークで埋まっていた。
またまた一ヶ月ぶりの山となったワシは、メラメラと燃えながら前夜発で湖北へと向かった。
某所にて車中泊で迎えたアサーッだったが……
また、やっちまったのです。
目覚まし時計をかけ忘れて……。
いつの間にお日様が手の届かないくらい高く上がってしまったのか知らないが、目覚めたのは9時30分。
グズグズと起きだし、ノロノロと朝食とお勤めを終えると、もう11時。
さあ、今からどこへ登ろうか……と考える。
もう温泉も開店してることだし、
「一風呂浴びてさっぱりしてから、豚肉の生姜焼き定食とよく冷えた生ビールで一杯やって、
いい気持ちになったら、液晶TV付きリクライニングチェアーでお昼寝」のコースも魅力的だったが、
こんなにいい天気だし、やっぱりどこか山に登っておかないと、悔いが残りそう。
そのとき、biwacoさんのリハビリ林道ウォークの記事がピコピコッと頭をよぎった。
おお、そやそや、林道歩いて運動するという手があったな。
このほうが、温泉定食昼寝コースよりは健康的で、トレーニングにもなるぞ。
今日は、あの林道がどう続いてるのか調べてみよう。
プチ探検調査というわけだ。
懸案の林道は、小谷と摺墨を結ぶ林道の峠(余呉トレ地図には白浪越と書いてある)から、
北に向かって新谷山方面に延びている。
以前、クルマで少しだけ入ったことがあるが、
急坂が続く狭い道で、転回するのに適当な場所がなかなかなくて苦労した。
きょうは峠に駐車して、林道を歩く。
急坂なので足にけっこう負荷がかかり、山に登っている感じがする。
急坂といってもクルマが走るくらいだから、そうたいした勾配ではないのだけど。
最初は幅の狭い道だったが、
途中から、路面が砂利で展圧された、幅広のフラットで最近できたてのような林道になった。
左上のほうに520.3mの三角点峰があるので、林道の山側の法面を登って尾根に上がり、
少しだけ藪を分けながら、三角点に挨拶していく。
四等三角点「今市」。
名に違わず、あたりの雰囲気もイマイチだが、文句を言えた筋合いではない。
林道に戻ると、新設林道はすぐ先で尾根上に達して終点になった。
その向こうには、細くて古い林道が続いている。
林道と言っても、手入れのよい幅広の登山道という感じ。
いい気分でトコトコと歩いていく。
ところどころ展望にすぐれた場所があり、七々頭ヶ岳、墓谷山、
そしてその向こうに、まだ雪の残る金糞岳と北尾根が横たわっている。
横山岳は七々頭ヶ岳の尾根の裏になって、ちょっと見えにくい。
[attachment=0]s-R0018019.jpg[/attachment]
新谷山662.0m(三等三角点「柳ヶ瀬」)の標石を確認して、林道をさらに進む。
また見晴らしのいい場所があったので、林道のど真ん中に店を広げて昼メシにした。
どうせ2万%誰も来やしない。
きょうは、たぶん今シーズン最後になるであろう「うどん鍋」だ。
ウグイスの鳴き声がのどかに聞こえて、残雪で冷やしたビールが、クーーーーッ、喉にしみる。
やっぱり、山はいいな。
食後は、さらに林道を先へ進む。
ca700mを過ぎると、あたりにはけっこう残雪がある。
妙理山へ向かう尾根と、七々頭ヶ岳へ向かう尾根の分岐点まで来た。
林道はまだ七々頭ヶ岳の方向へ向かっているが、本日はここまでにしよう。
この先は、以前、七々頭ヶ岳の直下で見た林道に続いているのだろう。
引き返して下りの歩きは早く、1時間ちょいであっという間に出発点の白浪越に戻った。
いい運動になったね。
********************************************************************************************
付録はここまで。
さあ、「妙理山の真実」の本編に戻ろう。
妙理山。
湖北の山が好きなかたなら、一度は足を運んだことがあるでしょう。
実は、その妙理山に驚愕の事実が発覚!!!
あなたは、いま、妙理山の真実を目の当たりにする!!!
はよせんかい!……てか?
はいはい、ただいま。(^^)
地形図の山名「新谷山」の点名は「柳ヶ瀬」だった。
地形図の山名「柳ヶ瀬山」の点名は「中尾山」だった。
そして、地形図に山名はないが、
ワシらがみんな疑うことなく「妙理山」と呼んでいる901.5mの点名は「下谷」だった。
そして、なんと、通称「東妙理山」と呼ばれている746.7mに点名「妙理」が与えられていた!!!
それがどうした……って言われてもね。
「どうでもええ話し」なんだから。
●おしまいだぴょ~ん。
洞吹(どうすい)
***********************************************************************************************
飽きもせずここまで読んでくれた、物好きなあなたへ。
ただいま梅雨の感謝祭でレポート増量中につき、レポートもう1本おまけしとくよ。
【野坂】粟柄林道からノロ尾の高へ
【日 付】 2013/6/8(土)
【山 域】 野坂山地 ノロ尾の高、大御影山 (福井県美浜町)
【地形図】(1/25000)三方
【メンバー】 単独
【天 候】 晴
【ルート】 駐車地8:40--- 尾根取り付き9:10 ---801m標高点11:00/11:05
---ノロ尾の高11:30/12:15---大御影山12:50---抜土14:10---駐車地14:50
粟柄林道、最初のヘアピンカーブの少し先の空き地にクルマを止めた。
山支度をして、そのヘアピンカーブまで戻り、谷に沿う廃林道に入る。
現在位置を確かめようと、お腰に付けたポーチから地形図を取り出すと、
いきなり「御在所山」の文字が目に飛び込んできた。
「なんで?」
一瞬、頭の中が真っ白になる。
ありゃ、オフ会のときの地図じゃないの。
今日の地図は、さっきちゃんと入れたんだから。
ポーチを探ると、もう1枚の正しい地図が出てきた。
ここは、ノロ尾の高の東尾根の末端になる。
何年か前、山日和氏がこの尾根を下った記録があるが、
尾根末端は廃林道に沿ってずっと切り通しの高い崖が続いているので、
下りはルート選択を誤ると、最後に手こずりそうだ。
痩せた尾根芯に取り付き、灌木を掴んで急登する。
5分ほどで切り通しの上部に達し、尾根歩きになった。
尾根の上はところどころシャクナゲジャングルやアセビの密生があったりして、あまり快適とは言えない。
薮の右に回るか、左に回るか、真ん中の隙間に突っ込むか、
薮をうまく抜けられるラインに入れたらいいが、行ってみたらジャングルジムだったりして、
まるでアミダクジの上を歩いているようだ。
[attachment=4]s-R0018825.jpg[/attachment]
ca530m、やっと薮を抜けて、どこでも歩けるような林床になった。
進行スピードが5倍くらい違う。
そして、ブナの森へ。
いい感じでブナの森が続く。
そうこなくっちゃ。
しかし、しばらくで、また薮っぽくなってしまった。
立ち止まると、ハエがうるさい。
801m標高点を過ぎると、再びブナの森へ。
再びいい感じでブナの森が続く。
傾斜が緩み、地表がミヤコ笹で覆われてくると、もうノロ尾の高の一角だ。
[attachment=3]s-R0018840.jpg[/attachment]
ノロ尾の高に着いた。
いいところだ。
誰もいない。
雪の重みでねじくれた木の幹に腰をおろして、昼メシにする。
保冷剤入りバッグで持ってきたビールがよく冷えていて、うまい。
ちょっとハエがうるさいが、携帯虫避け器を回すと、少しましなような気がする。
[attachment=2]s-R0018883.jpg[/attachment]
食後、大御影山の反射板に向かって歩きだす。
灌木と草付きの台地を進むと、スノー衆のときの雪原の起伏が思い出される。
近江坂の登山道に出ると、反射板の横では数パーティが賑やかに食事中だった。
大御影山では、写真を撮る人が並んでいたので、1枚だけ写真を撮って先へと進む。
ここからは、よく踏まれた古道「近江坂」だ。
ワシは大御影山から抜土までは未踏なので、気持ちのよいブナ林の中の登山道を進む。
泊まり装備のパーティとすれ違ったが、どこで泊まるのかな。
やがて、ピラデスト今津と抜土の分岐を、抜土へと折れる。
ここは中央分水嶺高島トレイルでもある。
こちらも、すばらしいブナの森が広がっている。
ここで、ちょっと缶コーヒータイム。
ブナの森に座り込み、しばし石ころになってみる。
最近の石ころは、座って缶コーヒーを飲むのだ。
道は最後に、県境尾根から東の支尾根を小谷に沿って下り、河内谷林道に出る。
この小谷は県境稜線より南側(太平洋側)だが、
抜土の峠状でその県境を横切って、北側の粟柄谷(日本海側)へ流れていく。
ということは、この区間では、県境が通る主稜線らしき尾根は、
中央分水嶺ではないということだ。
河内谷林道を進み、抜土のガッチリゲートを通って粟柄林道に入る。
粟柄林道は途中で山崩れがあるらしく、周辺にクルマは1台もない。
東屋の前を通って、舗装林道歩きになる。
しばらくして林道が東へ向き始めるところで北西の尾根に乗って、
この先、東へ南へ北へ西へとウネウネと迂回して高度を下げていく林道をまるまるショートカット。
駐車地の背後へピンポイントで帰着した。
洞吹(どうすい)
今回は時間のないかたのために、パスマークもご用意しております。