【湖北】妙理山から七七頭ヶ岳へ

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

【湖北】妙理山から七七頭ヶ岳へ

投稿記事 by Kasaya »

【 日 付 】13年5月18日(土)
【 山 域 】湖北
【メンバー】単独、
【 天 候 】終日晴れ
【 ルート 】六所神社6:45---8:05東妙理---9:00妙理山---10:00最低コル---11:20新谷山分岐---12:23 701地点---
      13:15七七頭ヶ岳---14:25車道---15:06六所神社
最近手に入れた「琵琶湖の北に連なる山」草川敬三著を読んでいると、ヤブコギで登場する山が色々出てくる。面白
そうだが大多数は雪のある頃の記述が多い。この時期に行けそうな山と思って見ていたら妙理山が目に留まる。以前
スノー衆で行っているし、そのときに夏道でも使われているとの情報を得た山だ。ただここの往復では少し物足り
ないかな。それで地図を眺めていると、七七頭ヶ岳までの緩やかな稜線が目に付く。このルートはどうなんだろう。
ネットで見てみると雪の時以外でも周回している記録がある。ヤブも多少ありそうだが何とか行けそうだ。

 歩行時間が読めないので早めに出発する。以前にも来た六所神社の脇に車を止めるとすぐに隣に車が停まる。挨拶を
すると、釣り師だった。夜明けともに遡上しながら釣っているとのこと。朝早くからご苦労様だが、それはこちらも
同じことか。

 神社の裏手にはしっかりとした道がある。そこをゆっくり登っていく。急登だ。ふくらはぎが痛くなる。まるで
ヒールリフターを使わずにスノーシューで登っているような感じ。こんなに急だったけ?覚えがない。ただここは
我慢で登るだけである。

 しばらくして傾斜もゆるくなるとブナが目に付きだす。標高はまだ低いはずだがブナがいっぱいだ。そして啄木鳥の
音にホーホーと鳴く鳥の音が合わさって朝の森の雰囲気をかもし出してくる。これが標高400mぐらいの山地なの
だろうか。もっと深い山に入っているような気になってくる。いい感じだ。

 道は多少ヤブっぽい感じのところもあるが歩くのに支障はなく。順調に高度を稼いでいく。そして746P着。平たい
ピークである。スノー衆でも確か雰囲気がいい場所と思っていたが、この時期でもやはりいいところだ。パンを食べて
しばし休憩する(後で東妙理だったことを知る---表示がほとんどなく分からなかった)

 しばらく行くと右手に平らな稜線が見えてくる。妙理山のようだ。平たくてどこがピークかこの場所からは同定
しがたい。CA850で右折して最後に一登りすれば頂上だった。展望も何にもない頂上。以前は確か山頂の標識があった
はずだがと思えどもない。代わりに展望台こっちと記した標識がある。展望台?あまり期待できないが試しにそちらへ
行ってみると、オオッ!なかなかにいい展望。先ほどまで歩いてきた稜線がしっかり見える。そしてその後ろにひと
きわ大きな山が見える。アレはなんだろう。地図で確認しようとするが所有する地図ではそこをカバーしていない。
やっぱり地図は全部持ってこないとだめだなあ(後で横山岳と判明 湖北の山にはホント疎いな)
歩いてきた稜線と横山岳が見られる
歩いてきた稜線と横山岳が見られる
 そこでしばし展望を楽しんだ後CA850まで戻る。問題はここからだな。ここの分岐点は結構広いところで尾根の確認が
必要。最初進んだ尾根は方向が違うことが分かりすぐに引き返す。コンパスでしっかり確認して正規の尾根に入るが、
道がほとんどない状態。このままヤブ続きだったらしんどいなと思っていたら、しばらくして結構明瞭な道跡にでた。
なあーんだ。ちゃんとあるではないか。尾根通しのため、やっぱりたまには歩かれるようだ。これならほとんど歩くのに
支障がない。順調に下り最低のコルから登りになるが、踏み跡は相変わらず明瞭だ。どうせなら710三角点も確認したいと
思ってその付近までに来るとちょっとだけ開けた場所にでた。ここらしい。踏みつけられたのか誰かが切り開いたのか
ぽっかりと空いたスペースだ。通常ならその真ん中に三角点もありそうだが、どうも見つからない。どこへ行ったのだ
ろう。うろうろしていたらヤブの中から急に大きなものが遠ざかっていた。熊?いや足音がすこし軽い。鹿かなあ?
驚かして悪かったかな

 さらに進むとアレ?林道である。ネットでもこの尾根は林道を使って歩いたような記述があったがca750あたりから
これがあるようだ。ただ道が蛇行しているし自分の目的の方へ行くのか定かではない。目的の方向から外れそうになると
林道から藪の中へ突っ込む。今まで大したヤブではなかったが、隣に林道があると人は皆そちらを歩くのだろう。先ほど
とは違って本当の藪になり歩きづらい。悪銭苦闘しながら進みふと横を見るとまた林道が平行して走っている。
やってられないなあ。それにここは手入れされていない杉の植林地である。なんか面白くない。
こんな林道がずっと続いている
こんな林道がずっと続いている
 新谷山へ向かう分岐点に来た。標識がないのでGPS上で見ているだけだ。当初の予定にはなかったが、時間はま
だあるし行ってみようかな。軽い気持ちで突入するが、道がない。ひどいヤブだ。奥美濃や会津のヤブに比べたら数段
ましとは思うもののあまりありがたくない。また掻き分けしながら降りていくのも、帰りの登りがあることを思うと
なんだか憂鬱な気分になってきた。どんなピークかなと行ってみたい気もあるがだんだんその気が薄れてきた。最後は
そこに行く意義を見出せないなどと自分に言って撤退となった。山登りに意義なんてあったかなあ?

 登り返しは適当に行くとまた林道に遭遇。ひょっとしたら新谷山にも向かっているかも知れないとは思ったものの
もうそれをたどる気が失せてきた。もういいや。この林道を行けるところまでたどっていこう。そう思って林道をいく。
途中道がずいぶん迂回しているところもあるが、横切って藪を突っ切るよりは早い。雪の時期ならまっすぐ行けるところ
なのになあなどと思いつついく。このあたり杉ばかりで平たい自然林を期待したがちょっとはずれである。

 そんなことを思いつつ歩いていたら、道の脇から突然鷲のようなものがバサバサと飛び立った。びっくりして思わず
後ずさる。でもなぜこんなとこにいるのかと思って飛び立った跡地を覗いたら、そこには頭の無くなった蛇がまだ
ぴくぴく動きながら横たわっていた。鷲のお食事だったんだ。それで自分の存在に気づくのに遅れたのだろうか。
悪いことをしたなあ

 さらにどんどん行くと地図上で窪地の表示になっている場所に出た。今のこの時期は大きなヌタ場だ。不用意に
踏み込んだら靴がズブズブ沈んでいく。ヤバイヤバイ!動物の足跡がたくさんある。ここに水を飲みに来るのだろうか。

この後若干狭い尾根を過ぎていくと七七頭ヶ岳が近い。そして樹林の様子が急に変わる。今まで杉ばかりだったが、
急にブナ林が顔を出す。やっぱりブナは癒される。改めてそう思う。そして登りきれば七七頭ヶ岳だった。着いたねえ!
途中のヤブや林道歩きはあったもののとりあえずここまでこれたことに感謝。やれやれだ。ここはブナに囲まれたいい
ところ。近くにあるという瑠璃池を覗いて見たがここは単なる水場のようでいまいちだったが。

 さて下ろう。道は地図にも書かれてあり明瞭。そしてびっくりするほどに立派なブナが林立している。これはいい
ところだ。先ほどまでの植林地とは雲泥の差。早く歩くのはもったいないところだが道がいいのでついつい足が進んでしまう。
七七頭ヶ岳の立派なブナ
七七頭ヶ岳の立派なブナ
最後に高時川にでて登山終了とは行かず、今回は六所神社まで戻らねばならぬ。日も高くて暑いが、ぶらぶら行けば
思ったより早く駐車地に帰りついた。

Kasaya
アバター
柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【湖北】妙理山から七七頭ヶ岳へ

投稿記事 by 柳川洞吹 »

Kasayaさん こんばんは

 この時期に行けそうな山と思って見ていたら妙理山が目に留まる。
 ただここの往復では少し物足りないかな。
 それで地図を眺めていると、七七頭ヶ岳までの緩やかな稜線が目に付く。
 このルートはどうなんだろう。


地形図を見ると、妙理山から七七頭ヶ岳へはゆったりとした尾根が連なっていて、
なかなか感じよさそうで、夢がふくらみますね。

 しばらくして傾斜もゆるくなるとブナが目に付きだす。
 標高はまだ低いはずだがブナがいっぱいだ。
 そして啄木鳥の音にホーホーと鳴く鳥の音が合わさって朝の森の雰囲気をかもし出してくる。
 これが標高400mぐらいの山地なのだろうか。
 もっと深い山に入っているような気になってくる。いい感じだ。


このあたりは標高が低くてもたくさんブナがあって、
いい雰囲気なのです。

 しばらく行くと右手に平らな稜線が見えてくる。妙理山のようだ。
 展望も何にもない頂上。以前は確か山頂の標識があったはずだがと思えどもない。
 代わりに展望台こっちと記した標識がある。
 展望台?あまり期待できないが試しにそちらへ
 行ってみると、オオッ!なかなかにいい展望。先ほどまで歩いてきた稜線がしっかり見える。


妙理山にそんな展望地があったんですか。
知らなかったなあ。

 さらに進むとアレ?林道である。
 ネットでもこの尾根は林道を使って歩いたような記述があったがca750あたりから
 これがあるようだ。
 新谷山へ向かう分岐点に来た。
 標識がないのでGPS上で見ているだけだ。
 当初の予定にはなかったが、時間はまだあるし行ってみようかな。
 軽い気持ちで突入するが、道がない。ひどいヤブだ。
 奥美濃や会津のヤブに比べたら数段ましとは思うもののあまりありがたくない。
 また掻き分けしながら降りていくのも、帰りの登りがあることを思うとなんだか憂鬱な気分になってきた。


やぶこぎネットだから「強制やぶこぎ」でもいいんですが、尾根にはちゃんと林道があるんですよ。
このあたりは尾根の幅が広いですからね。
ヤブのほうに入ってしまうと、林道がどこにあるのかわかりませんね。

 どんなピークかなと行ってみたい気もあるがだんだんその気が薄れてきた。
 最後はそこに行く意義を見出せないなどと自分に言って撤退となった。
 山登りに意義なんてあったかなあ?


「行く意義」を求めるというのは、
「行かない」という選択をすることの理由付けが欲しいってことですよね。
人間って複雑ですね。

 登り返しは適当に行くとまた林道に遭遇。
 ひょっとしたら新谷山にも向かっているかも知れないとは思ったもののもうそれをたどる気が失せてきた。
 もういいや。この林道を行けるところまでたどっていこう。そう思って林道をいく。


お察しのとおり、この林道は新谷山のほうにも向かっていますね。
新谷山のそばを通って、小谷と摺墨を結ぶ道の峠に出ます。

さあ、その「新谷山」はどんなに素晴らしいピークだったんでしょう。
Kasayaさんが後悔されないように、申し上げておきましょうね。
林道のすぐ脇の薄暗い植林の中で、全く展望はなく、
地表の盛り上がりもなくて「山」とは呼べない平らな杉林の中。
杉の木の根元に杉の枝葉に埋もれるようにして、三角点標石があります。
どうです、無理して行かなくてよかったでしょ。(^^)

 この後若干狭い尾根を過ぎていくと七七頭ヶ岳が近い。そして樹林の様子が急に変わる。
 今まで杉ばかりだったが、急にブナ林が顔を出す。
 やっぱりブナは癒される。改めてそう思う。
 そして登りきれば七七頭ヶ岳だった。着いたねえ!
 途中のヤブや林道歩きはあったもののとりあえずここまでこれたことに感謝。やれやれだ。
 ここはブナに囲まれたいいところ。
 近くにあるという瑠璃池を覗いて見たがここは単なる水場のようでいまいちだったが。


到着、おめでとうございます。b(^^)
七々頭ヶ岳の山頂付近一帯のブナ林は、すごくいいですね。
瑠璃池は名前倒れですけどね。

話は飛びますが、新谷山の南にある520.3m三角点の点名は今市(いまいち)です。
雰囲気もその名のとおりです。

七々頭ヶ岳山頂から余呉湖が見えましたか?
木立が繁り始めると見通しが悪くなるので、見えなかったかもしれませんね。

ワシも、この周辺で登る山の選択に詰まったら、
「困ったときの七々頭ヶ岳」とか言って、よくここに登ります。
雪が降り続いているときなんかは、山頂のお堂が有り難いんです。

 さて下ろう。道は地図にも書かれてあり明瞭。そしてびっくりするほどに立派なブナが林立している。
 これはいいところだ。先ほどまでの植林地とは雲泥の差。
 早く歩くのはもったいないところだが道がいいのでついつい足が進んでしまう。


道が地図に書かれているということだから、きっと上丹生のほうへ降りられたのですね。
下り始めるとすぐ、急傾斜の登山道の脇にすばらしい巨大ブナがあったでしょ。

 最後に高時川にでて登山終了とは行かず、今回は六所神社まで戻らねばならぬ。
 日も高くて暑いが、ぶらぶら行けば思ったより早く駐車地に帰りついた。


下山してからは、しばらく車道歩きになりますね。
その車道に絡むようにして並行する旧道歩きもいいですよ。
また、地形図には載ってないですが、
七々頭ヶ岳山頂のお堂の裏手(たぶんKasayaさんが林道から山頂へ上がってきた道)から、
直接、菅並の集落へ下る登山道もありますし。
こちらもブナ林の道。
気が向いたら、またいつかどうぞ。

よい山旅を!
                洞吹(どうすい)
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【湖北】妙理山から七七頭ヶ岳へ

投稿記事 by 山日和 »

kasayaさん、こんばんは。

【 ルート 】六所神社6:45---8:05東妙理---9:00妙理山---10:00最低コル---11:20新谷山分岐---12:23 701地点---
      13:15七七頭ヶ岳---14:25車道---15:06六所神社


このルートは積雪期に一度行こうと思いながら果たせていないルートです。
七七頭ヶ岳にまだ登ったことが無いとうのも七七不思議のひとつ。 :mrgreen:

それで地図を眺めていると、七七頭ヶ岳までの緩やかな稜線が目に付く。このルートはどうなんだろう。

そうなんです。いかにも良さげなところに見えますよねえ。

 神社の裏手にはしっかりとした道がある。そこをゆっくり登っていく。急登だ。ふくらはぎが痛くなる。

菅並からの尾根でここだけが急登ですね。

 道は多少ヤブっぽい感じのところもあるが歩くのに支障はなく。順調に高度を稼いでいく。

もともとの踏み跡もありますが、YTCが整備してくれたおかげですね。

そして746P着。平たいピークである。スノー衆でも確か雰囲気がいい場所と思っていたが、この時期でもやはりいいところだ。

東妙理山は太いブナもあって実にいいところですね。

代わりに展望台こっちと記した標識がある。展望台?あまり期待できないが試しにそちらへ行ってみると、オオッ!なかなかにいい展望。

誠に愛想のない山頂ですが、らしいと言えばらしいですね。展望台はちょっと東へ出たところですか?

やっぱり地図は全部持ってこないとだめだなあ

全部はいらないですけど、20万分の1が1枚あればだいたいわかりますね。県別地図も意外に役立ちます。

 そこでしばし展望を楽しんだ後CA850まで戻る。問題はここからだな。ここの分岐点は結構広いところで尾根の確認が必要。最初進んだ尾根は方向が違うことが分かりすぐに引き返す。

雰囲気のいいブナの台地ですが、南東へ大きい尾根が伸びてるので誘いこまれやすいかな。

[attachment=0]RIMG0084_3_1.JPG[/attachment]
道がほとんどない状態。このままヤブ続きだったらしんどいなと思っていたら、しばらくして結構明瞭な道跡にでた。

やっぱりどこでも道があるんですねえ。私もヤブかと思ってました。

 さらに進むとアレ?林道である。ネットでもこの尾根は林道を使って歩いたような記述があったがca750あたりからこれがあるようだ。
悪銭苦闘しながら進みふと横を見るとまた林道が平行して走っている。
やってられないなあ。それにここは手入れされていない杉の植林地である。なんか面白くない。


地形図を見ても針葉樹のマークですよね。ここがブナの台地ならどんなに素晴らしいパラダイスだろうと思いますが、現実は厳しい!!

どんなピークかなと行ってみたい気もあるがだんだんその気が薄れてきた。最後は
そこに行く意義を見出せないなどと自分に言って撤退となった。山登りに意義なんてあったかなあ?


意義なんてないでしょ。あるのは意思のみ。しかし洞吹さんの写真を見たら、行かなくてよかったですね。(^_^;)

この後若干狭い尾根を過ぎていくと七七頭ヶ岳が近い。そして樹林の様子が急に変わる。今まで杉ばかりだったが、急にブナ林が顔を出す。やっぱりブナは癒される。改めてそう思う。そして登りきれば七七頭ヶ岳だった。着いたねえ!

山頂まで来てやっとブナ林にありつけるわけですね。冬ならちょっとはマシかな?

 さて下ろう。道は地図にも書かれてあり明瞭。そしてびっくりするほどに立派なブナが林立している。これはいいところだ。

このあたりの良さはよく目にします。今度の冬は必ず行こうっと。

                山日和
添付ファイル
秋のCa850m付近
秋のCa850m付近
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【湖北】妙理山から七七頭ヶ岳へ

投稿記事 by Kasaya »

洞吹さん こんばんは

地形図を見ると、妙理山から七七頭ヶ岳へはゆったりとした尾根が連なっていて、
なかなか感じよさそうで、夢がふくらみますね。

御池もそうですが、平たい地形を見ると何かいいところではないかと思ってしまうのです。

このあたりは標高が低くてもたくさんブナがあって、
いい雰囲気なのです。

雪のときとはまた違いますが、山の中にいるなーという感じを深くしてくれます

妙理山にそんな展望地があったんですか。
知らなかったなあ
展望台を示す標識
展望台を示す標識
やぶこぎネットだから「強制やぶこぎ」でもいいんですが、尾根にはちゃんと林道があるんですよ。
下山後たまたまよった店で余呉トレイルトレイルマップを入手しました。それにはちゃんと林道が書かれていて
納得しました。

「行く意義」を求めるというのは、
「行かない」という選択をすることの理由付けが欲しいってことですよね。
人間って複雑ですね。

早い話が、しんどくて行きたくなくなったということです。

林道のすぐ脇の薄暗い植林の中で、全く展望はなく、
地表の盛り上がりもなくて「山」とは呼べない平らな杉林の中。
杉の木の根元に杉の枝葉に埋もれるようにして、三角点標石があります。
どうです、無理して行かなくてよかったでしょ。(^^)

そうですね。でもやっぱりいつか行くかもしれない。

七々頭ヶ岳の山頂付近一帯のブナ林は、すごくいいですね。
瑠璃池は名前倒れですけどね。

今までが杉の植林だったのにこの山域だけ異なっています。いいところです。
でも瑠璃池は蛙の泳いでいる単なる水場でした。ただ瑠璃池とかかれていなかったので
ほかにあるのかとちょっとウロウロしてしまいました。
蛙の泳いでいる瑠璃池
蛙の泳いでいる瑠璃池
話は飛びますが、新谷山の南にある520.3m三角点の点名は今市(いまいち)です。
雰囲気もその名のとおりです。

栃木県に今市(いまいち)という町があります。関係ないかな

七々頭ヶ岳山頂から余呉湖が見えましたか?
木立が繁り始めると見通しが悪くなるので、見えなかったかもしれませんね。

気づきませんでした

「困ったときの七々頭ヶ岳」とか言って、よくここに登ります。
雪が降り続いているときなんかは、山頂のお堂が有り難いんです。

あのお堂は入れるのですか。それは利用価値ありですねえ
この中に入れるのかな
この中に入れるのかな
道が地図に書かれているということだから、きっと上丹生のほうへ降りられたのですね。
下り始めるとすぐ、急傾斜の登山道の脇にすばらしい巨大ブナがあったでしょ。

何個かありました。どれもすばらしかった

また、地形図には載ってないですが、
七々頭ヶ岳山頂のお堂の裏手(たぶんKasayaさんが林道から山頂へ上がってきた道)から、
直接、菅並の集落へ下る登山道もありますし。
こちらもブナ林の道。
気が向いたら、またいつかどうぞ。

余呉トレイルマップにはしっかりと書かれていました。
またいつか行くことになりそうです。
Kasaya
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【湖北】妙理山から七七頭ヶ岳へ

投稿記事 by Kasaya »

山日和さん こんばんは

このルートは積雪期に一度行こうと思いながら果たせていないルートです。
七七頭ヶ岳にまだ登ったことが無いとうのも七七不思議のひとつ。

ここらあたりは歩きつくしたかと思っていましたが意外ですね
もともとの踏み跡もありますが、YTCが整備してくれたおかげですね。
ありがたいことです

東妙理山は太いブナもあって実にいいところですね。
東妙理は地図にないのでそうと気づきませんでしたが、いいところでした。

誠に愛想のない山頂ですが、らしいと言えばらしいですね。展望台はちょっと東へ出たところですか?
北に10mほど行くと東側が開けています

全部はいらないですけど、20万分の1が1枚あればだいたいわかりますね。県別地図も意外に役立ちます。
そうなんですよね、今回は忘れてしまいました。

やっぱりどこでも道があるんですねえ。私もヤブかと思ってました。
そこそこ歩かれている感じでしたねえ。取り付きではぜんぜん分かりませんでしたが。

地形図を見ても針葉樹のマークですよね。ここがブナの台地ならどんなに素晴らしいパラダイスだろうと思いますが、現実は厳しい!!
改めて地図を見てみると針葉樹。高山なら針葉樹も自然林でいいのですが、この標高ではだめですね

洞吹さんの写真を見たら、行かなくてよかったですね。(^_^;)
林道があることが分かったのでいつか行くかも


このあたりの良さはよく目にします。今度の冬は必ず行こうっと。 
検索していたらkitayama-walkerさんの記録がありました。
来年のスノー衆にどうですか。

Kasaya

               
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【湖北】妙理山から七七頭ヶ岳へ

投稿記事 by 宮指路 »

Kasayaさん、こんにちは
私は最近母の入院やふくらはぎの肉離れ(石鎚山)で山に行けず腐っています。明日のオフ会も自粛しています。
妙理山が目に留まる。以前スノー衆で行っているし、そのときに夏道でも使われているとの情報を得た山だ。ただここの往復では少し物足りないかな。それで地図を眺めていると、七七頭ヶ岳までの緩やかな稜線が目に付く。このルートはどうなんだろう。
ネットで見てみると雪の時以外でも周回している記録がある。ヤブも多少ありそうだが何とか行けそうだ。
なかなか目の付けどころがイイですね。冬にスノーシューで行くのも楽しそうです。

 
神社の裏手にはしっかりとした道がある。そこをゆっくり登っていく。急登だ。ふくらはぎが痛くなる。まるでヒールリフターを使わずにスノーシューで登っているような感じ。こんなに急だったけ?覚えがない。ただここは我慢で登るだけである。
以前、冬にご一緒した時に下りで結構難儀したことがあります。特にデナリは下りが弱いように思えます。やはりここを往復するのはちょっと気が引けますね
 しばらくして傾斜もゆるくなるとブナが目に付きだす。標高はまだ低いはずだがブナがいっぱいだ。そして啄木鳥の音にホーホーと鳴く鳥の音が合わさって朝の森の雰囲気をかもし出してくる。これが標高400mぐらいの山地なのだろうか。もっと深い山に入っているような気になってくる。いい感じだ。
急登を過ぎれば穏やかな尾根歩きになりますからね

 
しばらく行くと右手に平らな稜線が見えてくる。妙理山のようだ。平たくてどこがピークかこの場所からは同定しがたい。CA850で右折して最後に一登りすれば頂上だった。展望も何にもない頂上。以前は確か山頂の標識があったはずだがと思えどもない。
冬も何だか味気ない山頂でした。
代わりに展望台こっちと記した標識がある。展望台?あまり期待できないが試しにそちらへ
行ってみると、オオッ!なかなかにいい展望。先ほどまで歩いてきた稜線がしっかり見える。そしてその後ろにひときわ大きな山が見える。アレはなんだろう。地図で確認しようとするが所有する地図ではそこをカバーしていない。
そんな場所がありましたか?横山岳も冬に登ってみたい山の一つです。

 
そこでしばし展望を楽しんだ後CA850まで戻る。問題はここからだな。ここの分岐点は結構広いところで尾根の確認が必要。最初進んだ尾根は方向が違うことが分かりすぐに引き返す。
地形図を見ても分かりにくい尾根ですね。こういう場所はGPS頼りで行くとよく間違えますね。

 
さらに進むとアレ?林道である。ネットでもこの尾根は林道を使って歩いたような記述があったがca750あたりからこれがあるようだ。ただ道が蛇行しているし自分の目的の方へ行くのか定かではない。目的の方向から外れそうになると林道から藪の中へ突っ込む。今まで大したヤブではなかったが、隣に林道があると人は皆そちらを歩くのだろう。先ほどとは違って本当の藪になり歩きづらい。悪銭苦闘しながら進みふと横を見るとまた林道が平行して走っている。
途中で林道が走っていると却って分かりにくなりそうですね
 そんなことを思いつつ歩いていたら、道の脇から突然鷲のようなものがバサバサと飛び立った。びっくりして思わず後ずさる。でもなぜこんなとこにいるのかと思って飛び立った跡地を覗いたら、そこには頭の無くなった蛇がまだぴくぴく動きながら横たわっていた。
以前、北海道を旅行中に山道でこんな光景を見たことがあります。それはカラスと蛇の決闘でした。

 
さらにどんどん行くと地図上で窪地の表示になっている場所に出た。今のこの時期は大きなヌタ場だ。不用意に踏み込んだら靴がズブズブ沈んでいく。ヤバイヤバイ!動物の足跡がたくさんある。ここに水を飲みに来るのだろうか。
アレ~、どこかでこの光景を見たことがあったなぁ~。Kasayaさんじゃなかったかな?
 さて下ろう。道は地図にも書かれてあり明瞭。そしてびっくりするほどに立派なブナが林立している。これはいいところだ。先ほどまでの植林地とは雲泥の差。早く歩くのはもったいないところだが道がいいのでついつい足が進んでしまう。
洞吹さんのおっしゃるように七七頭ヶ岳から直接菅並の集落へ下る登山道があるようですがここもブナが素晴らしいようですよ

                                 宮指路
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【湖北】妙理山から七七頭ヶ岳へ

投稿記事 by Kasaya »

宮指路さん こんばんは
私は最近母の入院やふくらはぎの肉離れ(石鎚山)で山に行けず腐っています。明日のオフ会も自粛しています。
大変ですね。ずっと行きっぱなしの宮指路さんに休みなさいと言っているのかも

なかなか目の付けどころがイイですね。冬にスノーシューで行くのも楽しそうです。
あのあたりの山は全般に雪の頃はどこも良いでしょう。

以前、冬にご一緒した時に下りで結構難儀したことがあります。特にデナリは下りが弱いように思えます。やはりここを往復するのはちょっと気が引けますね
そういえば一人難儀してましたねえ。

冬も何だか味気ない山頂でした。
はるばる登って来たなあという印象はありましたが。

そんな場所がありましたか?横山岳も冬に登ってみたい山の一つです。
冬場だったら葉っぱがないのでどこからでも見えていたのではないかと思います
 
地形図を見ても分かりにくい尾根ですね。こういう場所はGPS頼りで行くとよく間違えますね。
そちらに割と明瞭な足跡があったのでつい引き込まれたのです・

途中で林道が走っていると却って分かりにくなりそうですね
皆楽なほうを歩くから旧道はヤブになりますね

アレ~、どこかでこの光景を見たことがあったなぁ~。Kasayaさんじゃなかったかな?
これは何のことだろう。どっかでそんな経験ありましたっけ

洞吹さんのおっしゃるように七七頭ヶ岳から直接菅並の集落へ下る登山道があるようですがここもブナが素晴らしいようですよ
簡単に行くなら両方を登りと下りに使えば楽しめますね。ちょっと距離的には短いけど

早くお母さんの病気がなおり、宮指路さんの足も直ると良いですね。
Kasaya
返信する