【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

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ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

投稿記事 by ふ~さん »

【日 時】  4月27日(土)
【地 図】  http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html ... 5001187497
【同行者】  単独
【天 候】  曇り
【ルート】   柏木P(6:23)~伊那里(8:56)~松峰(9:45)~松峰小屋分岐(10:42)~地蔵岳(12:05)~丸山谷の頭(13:28)~丸山(14:33)~・2107(15:17)~丸山谷・1148(17:06)~R152(19:30)~柏木P(20:29)



どうにも鹿臭い。大鹿村や長谷村は、いつ訪れても鹿の臭いがする。この周辺は、そもそも動物たちの縄張りにお邪魔する気持ちを忘れてはいけないようだ。そう思う端から、鹿の群れが白い尻を見せて跳ね上がった。

柏木集落の奥の簡易水道へと車を進める。ここには山好きな方が用意して下さった細長い駐車場がある。登山届けのポストに一礼して車を後にすると、松傘の道になった。地蔵尊に頭を下げ、幾百幾千の松ぼっくりを踏みしめると三峰川電力の鉄塔脇に出る。

孝行猿の碑を見るとすぐ林道を横切る。適当に林道を歩いたり山道に入ったりするうち、遙か遠くから「こちらは広報伊那市です。」という広報車のアナウンスが聞こえてきた。耳をそばだてると「高遠の行方不明者は無事発見されました。ご協力ありがとうございました。」と聞こえた。ギョッとする。私も気をつけなきゃ。
地蔵岳
地蔵岳
林道に蹂躙されて登山道がズタズタである。地図と睨めっこしても埒があかない。林道分岐を左手に取った材木の資材置き場で行き詰まった。ひとしきり悩んでから高度を求めると踏み跡に出てほっとする。戸倉山を背負ってひと登り。

伊那里(1983m)直前では、どこが踏み跡なのか要領を得ない。頓着せず尾根芯を辿ると三角点の白い標石にたどり着いた。まずは最初のゴール!伊那里の東峰をカットして鞍部に降りると、妙に目印がベタ張り状態。誰がどんな主義主張でつけたか理解に苦しむほどである。

幸いにも松峰(2080m)へは地形的に迷うような部分はないので、最短で雪の斜面を詰めてピークを踏む。ここにはKUMOの山名標がかかっている。先を急ごう。一旦高度を下げるが、幸いにも尾勝川側が断崖なので、ルート選びに苦労はない。

荒れ気味の林床を鈍足で歩いて松峰小屋への下降路を見送る。いつもながら荷物が重すぎると思う。それでも過去の苦い経験から、なかなか荷物を削れない自分がいる。息を切らして体を持ち上げるうち、登路が氷の川になった。こりゃたまらん!迷わずアイゼンを履く。

辛抱強く体を持ち上げていくと、地蔵岳北尾根の肩に乗る。そのまま地蔵岳(2371m)の山頂を踏んで万歳だ!これだけのことで結構、難産だったりする。南に寄せて展望を求めると、二児山から南ア主稜上の本谷山に向かう長大な支尾根が手招きしている。主稜線はガスに埋もれて全貌は拝めないものの、その真白き峰々の神々しさはどうだろう。
丸山谷の頭
丸山谷の頭
再びエネルギー充填である。樹間から鋸岳が見えると、またも元気百倍だ。地蔵岳東の2400m峰はこの日、一番の大展望である。地蔵岳を至近に臨み、その奥には伊那盆地と霞む中央アルプスの峰々が笑いかけてくれる。

しかし、私は重要な決定を迫られていた。丸山谷の頭を終着点としてピストンするのか、それとも当初の目標通り丸山まで突っ込むのか。丸山を終着駅とすると時間的にアウトだ。かなりの確度で闇中下山と予想される。しかし、手がないわけではない。それは・・・

幸いにも丸山方面の展望がある。地形を子細に観察してみる。丸山の奥の小瀬戸山を目印に、頭の中で丸山谷の流域概念図と重ね合わせてみる。しめたもので、これでルートの再編ができる。だが、行程がヤブに埋もれたりすれば計画破綻である。

その時、あることに気がついた。丸山の裾野の下部が枯れ色になっている。1700mライン以下だろうか。まるで線を引いたかのようにその上部の濃緑と下部の薄茶とが色分けされている。

考え合わせてみるに、下部はカラマツの植林帯と予想された。丸山北沢や南沢に入り込む林道は植林目途であろう。植林帯に、まめに手が入っていさえすれば通過はさほど困難ではないはずだ。だが、逆に放置された植林ほど厄介なものもないのも事実。

最終的な判断は丸山谷の頭に持ち越そう。うだうだせずに先を急ぐぞ。針葉樹をくぐるようにして丸山谷の頭(2460m)に到達。
鋸岳
鋸岳
ここで既に13:28。妙に集中して行程を計算し直してみる。朴念仁の私もこんな時はスパコンの「京」並みだ(笑)。丸山を目指せば、再びここに戻ってくる登り返しの体力もないだろう。丸山への行程がヤブまみれなら尚更だ。ルート状況に賭けの要素はあるものの、ここは勝負に出よう。丸山から丸山谷北沢に下降して、桃ノ木集落を経て三峰川沿いを歩くのだ。

単独行での気まま歩きは非常時に危険きわまりないが、この選択肢も自宅の計画書にきちんと残してきている。さればGoサインだ!

丸山谷の頭を味わう間もなく、方向を見定めて下降開始。すぐにシラビソの幼木がうるさくなってくる。ひょっとしたら行き詰まる可能性も否定できない。ここを歩いた記録はネット上にもないから不安だ。幸いにも、うるさい幼木もクリア。振り返るごと丸山谷の頭が高くなり、順調に高度を下げていることがわかる。

そしてようやく丸山(2224m)に立った。朽ち木に「区画班界」の赤プレートが打ち付けられている。一人静かにガッツポーズである。丸山谷の頭から下りで1時間。日没までは、あと4時間。やはり、ここから往路を戻り返すのは現実的な選択とは言えない。わかりきった事を再確認してから、時間に追われるようにしてオプション・ルートを下る。

だが、明るい材料ばかりではない。藪が出たり、やせた岩場が連続する。それをどうにかこなすうち・2107に到達。ここで慎重に西を選ぶ。樹間から2400峰や地蔵岳がほの見える。この周辺の山肌には露岩がいくつも認められるが、それが地蔵岳の名の由来になった可能性もあると踏んだ。
丸山の下りの岩場
丸山の下りの岩場
やがて明るい伐採跡に飛び出した。予想通りカラマツを主体とした樹相の広尾根だ。まるでコバとも形容できるような優しい表情の尾根下り。だが、油断したか、予想針路をはずして急傾斜に飛び込む羽目になる。最後は北沢の左岸支流に食い込む荒廃した林道型に着地した。ほっと胸をなで下ろす瞬間だ。

あとは鼻歌交じりと言いたいところだが、これが長い長い。林道を歩くとカラマツが新緑に芽吹いている事にようやく気づく。・1148地点が丸山橋だ。ここで北沢と南沢の出合を渡ってダムの取水口脇を通り過ぎる。

丸山谷が三峰川に合流したのを見届けてからが飽きるほど長い。当然のごとく誰にも出会わない・・・と思ううち、子供を後ろに乗せた小型バイクが一台上がってきた。ゲート脇からバイクを入れたのだろうか。今宵は父子で楽しい野営だろう。道中、幾度となく単独、そして群れの鹿が音もなく逃げていく。

桃ノ木の集落で家に下山メールを入れる。日の落ち始めた舗装路をぽこぽこ歩くとフクロウのゴロスケホッホが聞こえる。ざんざ亭の前にへたり込み、一口羊羹と甘納豆で元気注入。相変わらず人っ子一人通らない。ヒッチハイクのしようもない。一台の車のヘッドライトが対向してきたが、逆方向ではね^^;。なおも人の気配を感じない薄闇を心を無にして歩いていく。
展望地の2400m峰
展望地の2400m峰
R152の秋葉街道には、気の里『入野谷』があるのだが、人影と言えば、たばこをくゆらせるバイカーが一人ぽつん。柏木の集落へは、R152を外れてなお、300mほど標高を上げる必要がある。これがつらいところ。驚いて逃げる鹿が蹴落とした岩が地面に落ちると、パチッと火花が散った。わたしゃ、これでも人畜無害だ。脅かすなったら。

下調べでは満月のはず。なのに、どうしてこう暗いのか。後から調べてみると月の出は20:09であった。月齢だけを調べてわかったつもりだなんて、まだまだ私もケツが青い。

手を抜かず、ヘッデンを出そう。明るくなると勇気百倍。旧道を使って林道をショートカットしながら、ようやく柏木の集落である。朝には誰もいなかった駐車地には、他県ナンバーの車が三台。堺に成田に大阪か。皆さん今頃、松峰小屋で宴会中だろうか。

行動14時間、30Km超か。あさっての家族登山はみんなの足を引っ張りそうで恐いなぁ(^_^;)

 ふ~さん
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

投稿記事 by 山日和 »

ふ~さん、こんばんは。

どうにも鹿臭い。大鹿村や長谷村は、いつ訪れても鹿の臭いがする。

イカ臭くなくてよかったですね。 :mrgreen:

孝行猿の碑を見るとすぐ林道を横切る。適当に林道を歩いたり山道に入ったりするうち、遙か遠くから「こちらは広報伊那市です。」という広報車のアナウンスが聞こえてきた。耳をそばだてると「高遠の行方不明者は無事発見されました。ご協力ありがとうございました。」と聞こえた。ギョッとする。私も気をつけなきゃ。

常滑の素行不良者は無事逮捕されましたと言われんようにね。(^_^;)

幸いにも松峰(2080m)へは地形的に迷うような部分はないので、最短で雪の斜面を詰めてピークを踏む。

仙丈ヶ岳の西尾根ですね。これは長そうやね~。
松峰の登山道は山頂を巻いてますね。

辛抱強く体を持ち上げていくと、地蔵岳北尾根の肩に乗る。そのまま地蔵岳(2371m)の山頂を踏んで万歳だ!

ここも登山道は巻いてますねえ。ピークハンターの面目躍如というところか。

しかし、私は重要な決定を迫られていた。丸山谷の頭を終着点としてピストンするのか、それとも当初の目標通り丸山まで突っ込むのか。丸山を終着駅とすると時間的にアウトだ。かなりの確度で闇中下山と予想される。しかし、手がないわけではない。それは・・・

丸山谷の頭で十分なような気もしますが、そうはいかないんやろねえ。
ところでふ~さんの奥の手とは・・・? 丸山で救助要請するとか・・・(T_T)

幸いにも丸山方面の展望がある。地形を子細に観察してみる。丸山の奥の小瀬戸山を目印に、頭の中で丸山谷の流域概念図と重ね合わせてみる。しめたもので、これでルートの再編ができる。だが、行程がヤブに埋もれたりすれば計画破綻である。

そうそう。未知のルートの下山はリスクが高い。しかも闇下の可能性大となれば・・・

その時、あることに気がついた。丸山の裾野の下部が枯れ色になっている。1700mライン以下だろうか。まるで線を引いたかのようにその上部の濃緑と下部の薄茶とが色分けされている。

考え合わせてみるに、下部はカラマツの植林帯と予想された。丸山北沢や南沢に入り込む林道は植林目途であろう。植林帯に、まめに手が入っていさえすれば通過はさほど困難ではないはずだ。だが、逆に放置された植林ほど厄介なものもないのも事実。


なるほど。植林ならば杣道があるはず。しかし小三笠山みたいな倒木帯の可能性もありまっせ。

ここで既に13:28。妙に集中して行程を計算し直してみる。朴念仁の私もこんな時はスパコンの「京」並みだ(笑)。丸山を目指せば、再びここに戻ってくる登り返しの体力もないだろう。丸山への行程がヤブまみれなら尚更だ。ルート状況に賭けの要素はあるものの、ここは勝負に出よう。丸山から丸山谷北沢に下降して、桃ノ木集落を経て三峰川沿いを歩くのだ。

「軽」なみの頭脳で考えましたね。(^_^;)
しかしこれは危険な勝負や!!

そしてようやく丸山(2224m)に立った。朽ち木に「区画班界」の赤プレートが打ち付けられている。一人静かにガッツポーズである。

やりましたね。しかし核心部はまだこれからだ!!

だが、明るい材料ばかりではない。藪が出たり、やせた岩場が連続する。それをどうにかこなすうち・2107に到達。

やっぱりねえ。そううまくはいかないでしょう。

やがて明るい伐採跡に飛び出した。予想通りカラマツを主体とした樹相の広尾根だ。まるでコバとも形容できるような優しい表情の尾根下り。だが、油断したか、予想針路をはずして急傾斜に飛び込む羽目になる。最後は北沢の左岸支流に食い込む荒廃した林道型に着地した。ほっと胸をなで下ろす瞬間だ。

いつもは腹が立つ林道も、こういう時は救いの神になりますね。

丸山谷が三峰川に合流したのを見届けてからが飽きるほど長い。

読んでるだけで嫌になりそう・・・ :oops:

手を抜かず、ヘッデンを出そう。明るくなると勇気百倍。旧道を使って林道をショートカットしながら、ようやく柏木の集落である。朝には誰もいなかった駐車地には、他県ナンバーの車が三台。堺に成田に大阪か。皆さん今頃、松峰小屋で宴会中だろうか。

行動14時間、30Km超か。


しかしなんと形容すればいいのやら。とにかくお疲れ様でした。 :D

              山日和
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

投稿記事 by SHIGEKI »

ふ~さん こんばんは ご無沙汰です。




【地 図】  http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html ... 5001187497
【同行者】  単独
【天 候】  曇り
【ルート】   柏木P(6:23)~伊那里(8:56)~松峰(9:45)~松峰小屋分岐(10:42)~地蔵岳(12:05)~丸山谷の頭(13:28)~丸山(14:33)~・2107(15:17)~丸山谷・1148(17:06)~R152(19:30)~柏木P(20:29)


さっぱりわかりまへん。 地形図でも?? 南アらしいので 昭文社 北岳甲斐駒 見てやっと判明。

仙丈の西に延びる地蔵尾根 ですか。  ながいですなぁ



下調べでは満月のはず。なのに、どうしてこう暗いのか。後から調べてみると月の出は20:09であった。月齢だけを調べてわかったつもりだなんて、まだまだ私もケツが青い。


こおいう場合、「太陽月星のこよみ」が重宝です。 星や星景の画像も素晴らしいです。

1700円ほどしますが、十分に値打ちあります。




手を抜かず、ヘッデンを出そう。明るくなると勇気百倍。旧道を使って林道をショートカットしながら、ようやく柏木の集落である。朝には誰もいなかった駐車地には、他県ナンバーの車が三台。堺に成田に大阪か。皆さん今頃、松峰小屋で宴会中だろうか。

行動14時間、30Km超か。あさっての家族登山はみんなの足を引っ張りそうで恐いなぁ(^_^;)



14時間 30km ですかいなぁ!! 必然的に闇下ですなぁ。

御在所西尾根の足慣らしにしては、ちょっとだけハードでんなぁ??!!。

    では 本番の御在所西尾根で

        SHIGEKI
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

投稿記事 by たんぽぽ »

ふ~しゃん、こんばんは。

【ルート】   柏木P(6:23)~伊那里(8:56)~松峰(9:45)~松峰小屋分岐(10:42)~地蔵岳(12:05)~丸山谷の頭(13:28)~丸山(14:33)~・2107(15:17)~丸山谷・1148(17:06)~R152(19:30)~柏木P(20:29)
本谷山北西尾根を踏破したんでひとつ駒を北へ進めたわけですね。
にゃ~るほど、コレがふ~しゃんの足を痛めたルートですか。
これで足を痛めんかったら化け物や!

どうにも鹿臭い。大鹿村や長谷村は、いつ訪れても鹿の臭いがする。この周辺は、そもそも動物たちの縄張りにお邪魔する気持ちを忘れてはいけないようだ。そう思う端から、鹿の群れが白い尻を見せて跳ね上がった。
おおっ!いきなりクロ、クロ、クロ(意味不明)

柏木集落の奥の簡易水道へと車を進める。ここには山好きな方が用意して下さった細長い駐車場がある。登山届けのポストに一礼して車を後にすると、松傘の道になった。地蔵尊に頭を下げ、幾百幾千の松ぼっくりを踏みしめると三峰川電力の鉄塔脇に出る。
柏木ってのは和製チロルの雰囲気あるようなところでしょうか?

孝行猿の碑を見るとすぐ林道を横切る。適当に林道を歩いたり山道に入ったりするうち、遙か遠くから「こちらは広報伊那市です。」という広報車のアナウンスが聞こえてきた。耳をそばだてると「高遠の行方不明者は無事発見されました。ご協力ありがとうございました。」と聞こえた。ギョッとする。私も気をつけなきゃ。
もう徘徊の予兆が出てますか?
まだ介護支援は受けれないだろうし、困りましたねぇ。

幸いにも松峰(2080m)へは地形的に迷うような部分はないので、最短で雪の斜面を詰めてピークを踏む。ここにはKUMOの山名標がかかっている。先を急ごう。一旦高度を下げるが、幸いにも尾勝川側が断崖なので、ルート選びに苦労はない。
KUMOしゃん、DJFしゃんを追っかけてるの?

辛抱強く体を持ち上げていくと、地蔵岳北尾根の肩に乗る。そのまま地蔵岳(2371m)の山頂を踏んで万歳だ!
バンザ~イ!お疲れさま~っとフツーはここでピストンですわな。

幸いにも丸山方面の展望がある。地形を子細に観察してみる。丸山の奥の小瀬戸山を目印に、頭の中で丸山谷の流域概念図と重ね合わせてみる。しめたもので、これでルートの再編ができる。だが、行程がヤブに埋もれたりすれば計画破綻である。
まあ、それなりの勝算あっての進軍でしょう。
今日は土曜日だから仕事に穴あけることもないし、最悪はビバークもOKってとこね。

その時、あることに気がついた。丸山の裾野の下部が枯れ色になっている。1700mライン以下だろうか。まるで線を引いたかのようにその上部の濃緑と下部の薄茶とが色分けされている。
この付近はたんぽぽの知人がイヌワシ観察してるエリア。
草地と岩場が多いところだと思うなあ~

ここで既に13:28。妙に集中して行程を計算し直してみる。朴念仁の私もこんな時はスパコンの「京」並みだ(笑)。丸山を目指せば、再びここに戻ってくる登り返しの体力もないだろう。丸山への行程がヤブまみれなら尚更だ。ルート状況に賭けの要素はあるものの、ここは勝負に出よう。丸山から丸山谷北沢に下降して、桃ノ木集落を経て三峰川沿いを歩くのだ。
KEIは狂って暴走することないけど、Fは暴走しだすと恐い!

やがて明るい伐採跡に飛び出した。予想通りカラマツを主体とした樹相の広尾根だ。まるでコバとも形容できるような優しい表情の尾根下り。だが、油断したか、予想針路をはずして急傾斜に飛び込む羽目になる。最後は北沢の左岸支流に食い込む荒廃した林道型に着地した。ほっと胸をなで下ろす瞬間だ。
やれやれ、でもまだまだ遠いなあ~

あとは鼻歌交じりと言いたいところだが、これが長い長い。林道を歩くとカラマツが新緑に芽吹いている事にようやく気づく。・1148地点が丸山橋だ。ここで北沢と南沢の出合を渡ってダムの取水口脇を通り過ぎる。
鼻歌歌ってるバヤイじゃないよね。

桃ノ木の集落で家に下山メールを入れる。日の落ち始めた舗装路をぽこぽこ歩くとフクロウのゴロスケホッホが聞こえる。ざんざ亭の前にへたり込み、一口羊羹と甘納豆で元気注入。相変わらず人っ子一人通らない。ヒッチハイクのしようもない。一台の車のヘッドライトが対向してきたが、逆方向ではね^^;。なおも人の気配を感じない薄闇を心を無にして歩いていく。
フクロウお巡りさんに不審尋問されますよ!

下調べでは満月のはず。なのに、どうしてこう暗いのか。後から調べてみると月の出は20:09であった。月齢だけを調べてわかったつもりだなんて、まだまだ私もケツが青い。
月がとっても青いから~♪
遠廻りして帰ろう~♪
にゃ~るほど、それで遠回りしてるんね!

行動14時間、30Km超か。あさっての家族登山はみんなの足を引っ張りそうで恐いなぁ(^_^;)
ヤブレポの中でも一二を争う〇〇レポでしょうね、お疲れさん!!
一人っきりで サ、帰ろう~♪
http://www.youtube.com/watch?v=M6q6Nr84QEg
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

投稿記事 by ふ~さん »

ふ~さん、こんばんは。
山日和さん、おはようございます。
イカ臭くなくてよかったですね。
まるで私がイカサマ師であるような書きぶりじゃござんせんか。(T_T)
丸山谷の頭を目指して
丸山谷の頭を目指して
〇〇の素行不良者は無事逮捕されましたと言われんようにね。(^_^;)
〇〇の素行不良者は、私だけじゃありませんよ。ねぇ、つうさん。(居直り?)
仙丈ヶ岳の西尾根ですね。これは長そうやね~。
松峰の登山道は山頂を巻いてますね。
甲斐駒の黒戸尾根はみなさん、ご存知ですけれどね。これは意外に知らない方も。でも、トランスアルプスのエントリーポイントとも聞きます。ひょっとしたら、あのベタ張りマーキングは幾人かのレース参加者の・・・・いや、憶測です。失礼いたしました。
ここも登山道は巻いてますねえ。ピークハンターの面目躍如というところか。
ピークが「私を踏んで」って、おいでおいでするんで(^^;)
丸山谷の頭で十分なような気もしますが、そうはいかないんやろねえ。
ところでふ~さんの奥の手とは・・・? 丸山で救助要請するとか・・・(T_T)
悲しい性分です(^_-)でも、普通なら仙丈ヶ岳を「終着」点とすべきなのに、仙丈ヶ岳に「執着」せず、丸山を選ぶ所が〇〇と呼ばれるゆえんなのかも。 
そうそう。未知のルートの下山はリスクが高い。しかも闇下の可能性大となれば・・・
ここは大きな賭でした。南アルプスはすっきりした尾根が期待できないことが往々にしてあります。
なるほど。植林ならば杣道があるはず。しかし小三笠山みたいな倒木帯の可能性もありまっせ。
倒木帯はハードなハードルを越える苦痛がありましたね。今となっては「倒木自動車道」と言って笑えますが(^^;)
松峯小屋分岐
松峯小屋分岐
「軽」なみの頭脳で考えましたね。(^_^;)
しかしこれは危険な勝負や!!
頭も「軽」なら尻も「軽」でしょうか。(覚えとけよ~ぶつぶつ(>_<)
まぁ、最悪、翌日は日曜日だし、ツェルトもシュラフカバーもあるし、防寒着もしっかり。非常食も水も2リットル超でしたからね~。おまけにほぼ満月の夜(^^)
やりましたね。しかし核心部はまだこれからだ!!
その通りですね。大白水谷の遡行を終えてもなお、白山御前峰を目指し、それからようやく長い大倉尾根を下山という過去のシナリオを思い出しました。疲れた身には平瀬道は長かったですから。
やっぱりねえ。そううまくはいかないでしょう。
おまけに中途半端な雪を踏み抜くんです。で、ヤブや倒木に足を絡め取られる。それで左足首を痛めたんです。足をかばって慎重な鈍足下山になるし、一時はどうなるかと。
いつもは腹が立つ林道も、こういう時は救いの神になりますね。
林道に救われました。これで時間読みができる・・・
読んでるだけで嫌になりそう
ほんと長い長い。荷物が肩に食い込み、山靴の重さが足にこたえますねぇ(T_T)
しかしなんと形容すればいいのやら。とにかくお疲れ様でした。
いいえ、何とか目的遂げた喜びは大きいものです。しかし、山屋って一体何者って改めて感じました。でも、こうして山に遊んでもらってるんですよね。山日和さんが二度目に奈良岳に向かった時にもそんなことを考えていたんでしょう。

 ふ~さん
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

投稿記事 by ふ~さん »

ふ~さん こんばんは ご無沙汰です。
SHIGEKIさん、おはようございます。ご無沙汰しております。
さっぱりわかりまへん。 地形図でも?? 南アらしいので 昭文社 北岳甲斐駒 見てやっと判明。
わざわざエアリアマップで調べて頂きましたか(^^) やぶこぎネットでは馴染みのないエリアかもしれませんね。ここもおもしろいエリアなんですよ!
丸山谷北沢に落ちる快適な尾根
丸山谷北沢に落ちる快適な尾根
仙丈の西に延びる地蔵尾根 ですか。  ながいですなぁ.
北沢峠へのスーパー林道が当たり前になってしまいましたが、かつてはこんなふうにして山の麓から登っていたのでしょう。甲斐駒の黒戸尾根も今では好事家の世界ですね。しかし、冬は林道閉鎖ですから必然的に下から・・・
こおいう場合、「太陽月星のこよみ」が重宝です。 星や星景の画像も素晴らしいです。
これって何かなぁ・・・って調べてみたら、何と!うちの洗面所にかかっているカレンダーではありませんか!!!
これは、偶然。
ここ数年、5~6年か、もっと?前から毎年ずっと買ってますよ!
ちなみに5月のカレンダーは、昨年の金環日食が見事に再現されてますね。
次回の金環日食は2030年北海道。皆既日食は2035年北陸~北関東・・・とあります。
何とか生きて拝みましょう!

本日17日(金)は「生命・きずなの日」とありますね~。おまけに大安です(^_-)
デザインも気に入って毎年買っているんですよ。
1700円ほどしますが、十分に値打ちあります。
1400円かな~(^_^)v
14時間 30km ですかいなぁ!! 必然的に闇下ですなぁ。
御在所西尾根の足慣らしにしては、ちょっとだけハードでんなぁ??!!。
足慣らししすぎました。オフ会、いつでもスタンバイです^^;

   
 では 本番の御在所西尾根で
楽しみにしております~

 ふ~さん
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

投稿記事 by ふ~さん »

ふ~しゃん、こんばんは。
たんぽぽさん、おはようございます。西の空は暗いものの、陽光たっぷりいい朝ですね。
本谷山北西尾根を踏破したんでひとつ駒を北へ進めたわけですね。
にゃ~るほど、コレがふ~しゃんの足を痛めたルートですか。
これで足を痛めんかったら化け物や!
地蔵岳
地蔵岳
駒ヶ岳なら駒を進めたんでしょうが、仙丈ヶ岳ですからね。この尾根を仙丈ヶ岳まで辿るのは、それなりの忍耐力が必要になります。keikokuさんが二年ほど前に、この尾根を仙丈ヶ岳まで詰めあげてますが、彼の超人的な体力をもってしても、その長さに参った・・・って言ってましたよ。
おおっ!いきなりクロ、クロ、クロ(意味不明)
困りますね、朝から意味不明では。
柏木ってのは和製チロルの雰囲気あるようなところでしょうか?
困った人ですね、また「栗」の話題ですか。和製チロルと言えば「下栗」でしょう。日本の里100選ですよ。いいとこです。或いはたんぽぽの下ネタ100選か^^;
もう徘徊の予兆が出てますか?
まだ介護支援は受けれないだろうし、困りましたねぇ。
誰も構ってくれないので、自分でせっせとケアプラン作ってます。重度訪問介護対象自身がケアマネを兼ねる特殊な例と申せましょう。
KUMOしゃん、DJFしゃんを追っかけてるの?
私は主義主張が一環していない所が難点です。だいたいからして風来坊なんです。
これ何?
これ何?
バンザ~イ!お疲れさま~っとフツーはここでピストンですわな。
よくお見通しですね。さすがたんぽぽ氏! 地図を見ているとどうしても周辺を細かに眺めてしまうんです。それが命取り。
まあ、それなりの勝算あっての進軍でしょう。
今日は土曜日だから仕事に穴あけることもないし、最悪はビバークもOKってとこね。
よくお見通しですね。さすがたんぽぽ氏! 満月の夜です。ビバーク想定内の装備ですし。
この付近はたんぽぽの知人がイヌワシ観察してるエリア。
草地と岩場が多いところだと思うなあ~
あら、さすが交友関係の多彩なたんぽぽ氏。知人だけでなく、痴人も多いですよね。
KEIは狂って暴走することないけど、Fは暴走しだすと恐い!
KEIってどのKEI?残念ながら私の辞書のKEIはターミネーターのkeikokuさんです。
やれやれ、でもまだまだ遠いなあ~
忍の一字。たんぽぽ氏も、堪え忍ぶ女性がお好みでしたね。
鼻歌歌ってるバヤイじゃないよね。
半端な距離じゃないんで、鼻歌のレパートリーが尽きてしまいます。
フクロウお巡りさんに不審尋問されますよ!
私はひたすら里を目指して歩いていくだけですから、挙動不審ではありません。世の中、私のような善良な市民ばかりなら良いのですが。
月がとっても青いから~♪
遠廻りして帰ろう~♪
にゃ~るほど、それで遠回りしてるんね!
時代を感じますね。私のような平成生まれの人間にとっては、全く聞いたことのない歌です。ちなみにセクハラという言葉は平成になってから生まれた言葉でしたね。この言葉の誕生には、たんぽぽ氏がかなり貢献していることでしょう。
行動14時間、30Km超か。あさっての家族登山はみんなの足を引っ張りそうで恐いなぁ(^_^;)
ヤブレポの中でも一二を争う〇〇レポでしょうね、お疲れさん!!
一人っきりで サ、帰ろう~♪
そんなことないですよ。山日和さんも冬の若丸を攻略した時には、30kmくらい普通に歩いてますから。上には上があるってことで、私もせっせと研さんに励みます。

 ふ~さん
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わりばし
記事: 1768
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、ふ~さん。

どうにも鹿臭い。大鹿村や長谷村は、いつ訪れても鹿の臭いがする。この周辺は、そもそも動物たちの縄張りにお邪魔する気持ちを忘れてはいけないようだ。そう思う端から、鹿の群れが白い尻を見せて跳ね上がった。

「大鹿村騒動記」という原田芳雄主演の映画がありました。
わりと好きな映画でした。


辛抱強く体を持ち上げていくと、地蔵岳北尾根の肩に乗る。そのまま地蔵岳(2371m)の山頂を踏んで万歳だ!これだけのことで結構、難産だったりする。南に寄せて展望を求めると、二児山から南ア主稜上の本谷山に向かう長大な支尾根が手招きしている。主稜線はガスに埋もれて全貌は拝めないものの、その真白き峰々の神々しさはどうだろう。

遠い山になってしまっていますが、本当は南アが心の山なんです。

しかし、私は重要な決定を迫られていた。丸山谷の頭を終着点としてピストンするのか、それとも当初の目標通り丸山まで突っ込むのか。丸山を終着駅とすると時間的にアウトだ。かなりの確度で闇中下山と予想される。しかし、手がないわけではない。それは・・・

幸いにも丸山方面の展望がある。地形を子細に観察してみる。丸山の奥の小瀬戸山を目印に、頭の中で丸山谷の流域概念図と重ね合わせてみる。しめたもので、これでルートの再編ができる。だが、行程がヤブに埋もれたりすれば計画破綻である。

その時、あることに気がついた。丸山の裾野の下部が枯れ色になっている。1700mライン以下だろうか。まるで線を引いたかのようにその上部の濃緑と下部の薄茶とが色分けされている。

考え合わせてみるに、下部はカラマツの植林帯と予想された。丸山北沢や南沢に入り込む林道は植林目途であろう。植林帯に、まめに手が入っていさえすれば通過はさほど困難ではないはずだ。だが、逆に放置された植林ほど厄介なものもないのも事実。

最終的な判断は丸山谷の頭に持ち越そう。うだうだせずに先を急ぐぞ。針葉樹をくぐるようにして丸山谷の頭(2460m)に到達。

腹はほぼ決まっていたようですねえ。
夕闇との競争という課題もあるから大変そうです。


だが、明るい材料ばかりではない。藪が出たり、やせた岩場が連続する。それをどうにかこなすうち・2107に到達。ここで慎重に西を選ぶ。樹間から2400峰や地蔵岳がほの見える。この周辺の山肌には露岩がいくつも認められるが、それが地蔵岳の名の由来になった可能性もあると踏んだ。

地蔵岳の由来はこの場面ではあまりありがたくないような。 :(

下調べでは満月のはず。なのに、どうしてこう暗いのか。後から調べてみると月の出は20:09であった。月齢だけを調べてわかったつもりだなんて、まだまだ私もケツが青い。

手を抜かず、ヘッデンを出そう。明るくなると勇気百倍。旧道を使って林道をショートカットしながら、ようやく柏木の集落である。朝には誰もいなかった駐車地には、他県ナンバーの車が三台。堺に成田に大阪か。皆さん今頃、松峰小屋で宴会中だろうか。

お疲れ様でした。
闇の林道歩きは想定内にしてもうまく下れましたね。


行動14時間、30Km超か。あさっての家族登山はみんなの足を引っ張りそうで恐いなぁ(^_^;)

こんな山行を許してくれる家族のためにも・・これは手を抜けませんね。  :mrgreen:
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

投稿記事 by ふ~さん »

おはようございます、ふ~さん。
おはようございます、わりばしさん。
「大鹿村騒動記」という原田芳雄主演の映画がありました。
わりと好きな映画でした。
ほお、これは知らなかった。2011年キネ旬ベストテンとな。たそがれ高洋さん、きっと観てるよね。
丸山谷の頭から丸山への尾根
丸山谷の頭から丸山への尾根
遠い山になってしまっていますが、本当は南アが心の山なんです。
おお、これは知りませんでしたよ。心の山か・・・美しい響きですね。また、語ってくださいませ。
腹はほぼ決まっていたようですねえ。
夕闇との競争という課題もあるから大変そうです。
どっちに転んでもいいように、備えだけはしてました。
地蔵岳の由来はこの場面ではあまりありがたくないような。
岩場に突っ込んで進退窮まるのは避けたいですね。
お疲れ様でした。
闇の林道歩きは想定内にしてもうまく下れましたね。
いつもこんなふうに読み勝ちとは行きません。謙虚に山に遊んでもらわないといけませんよね。自戒の言葉です。^^;

あ、そうそう、元越谷の大滝を超える残置は今、どんな状況なのか、またそれがいつの残置なのかわかりませんが、絶対の信用は置かないようにしたものですね。フリーで越えるのはリスクを伴いますから。私は左岸側からバンドを伝って落ち口直下に立ちましたが、残置のハーケンがぐらぐらしていました。とても信用に値しませんでした。(>_<)
こんな山行を許してくれる家族のためにも・・これは手を抜けませんね。
家族登山こそ、大一番ですね! いい山でしたよ、二上山。奈良の寺社観光とグルメツアーで、風来坊オヤジも一矢報いたか(^_-)

 ふ~さん
 
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

投稿記事 by 柳川洞吹 »

ふ~さん こんばんは

 【ルート】~伊那里(8:56)~松峰(9:45)~丸山谷の頭(13:28)~

こういう、どこにあるかわからんが、しかし個性的な響きを持つ地名は、
見ているだけで旅情と恍惚感を覚えますね。
ふ~さん、いつもいつもそんなレポだから、【ルート】を見てるだけで身体が震えるワン。

 どうにも鹿臭い。大鹿村や長谷村は、いつ訪れても鹿の臭いがする。
 この周辺は、そもそも動物たちの縄張りにお邪魔する気持ちを忘れてはいけないようだ。
 そう思う端から、鹿の群れが白い尻を見せて跳ね上がった。


獣の住処にお邪魔するという気持ち、忘れてはいけないですね。
行く手を遮るクモの巣を払うときも、「クモさんごめんね。ちょっと通らせてもらいますよ。」
この気持ちが大切なのだ。

 登山届けのポストに一礼して車を後にすると、松傘の道になった。
 地蔵尊に頭を下げ、幾百幾千の松ぼっくりを踏みしめると三峰川電力の鉄塔脇に出る。


そう。
こうでなくっちゃ。
メシ食ってる最中でもスマホをいじっているようなこの時代、
礼儀を忘れちゃいけません。
さすが、ふ~さん。
「稔るほど頭をたれる阜山かな。」

 行動14時間、30Km超か。あさっての家族登山はみんなの足を引っ張りそうで恐いなぁ(^_^;)

お疲れさま。
ふ~さんなら、家族の先頭に出てみんなの足を前に引っ張ると思うから、
なにも恐れることはありません。
あれ、勢いがつきすぎて、それが恐いの?

山行部分へはコメントなしでしたが、知らない山なのでごめんやす。

合掌
                 洞吹(どうすい)
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【南ア】 伊那里(1983m)松峰(2080m)地蔵岳(2371m)丸山谷の頭(2460m)丸山(2224m)

投稿記事 by ふ~さん »

ふ~さん こんばんは
洞吹さん、おはようございます。
こういう、どこにあるかわからんが、しかし個性的な響きを持つ地名は、
見ているだけで旅情と恍惚感を覚えますね。
ふ~さん、いつもいつもそんなレポだから、【ルート】を見てるだけで身体が震えるワン。
【湖北・若狭・白山】も同じく、旅情と恍惚感を覚えるレポですよ(^_-)
獣の住処にお邪魔するという気持ち、忘れてはいけないですね。
行く手を遮るクモの巣を払うときも、「クモさんごめんね。ちょっと通らせてもらいますよ。」
この気持ちが大切なのだ。
おお、生命を大切にするクモりのない心ですね。
地蔵岳
地蔵岳
そう。
こうでなくっちゃ。
メシ食ってる最中でもスマホをいじっているようなこの時代、
礼儀を忘れちゃいけません。
さすが、ふ~さん。
「稔るほど頭をたれる阜山かな。」
友人の娘さんなどは、スマホの月額使用料が66万を越えて怒り心頭でしたよ。定額制だから救われたと言ってましたが(>_<)
それしても、深い俳句ですね。洞吹さんが、川柳のみならず、俳諧の世界をも徘徊されるとは思いもしませんでした。
お疲れさま。
ふ~さんなら、家族の先頭に出てみんなの足を前に引っ張ると思うから、
なにも恐れることはありません。
あれ、勢いがつきすぎて、それが恐いの?
恐るべし、二上山。地形図にない道が縦横無尽。そこに迷い込んで一家遭難かと思いましたよ^^;
山行部分へはコメントなしでしたが、知らない山なのでごめんやす。
恐らく、私の山なんてそんなもんでございましょう。山レポの部分は読み飛ばして下され~(^-^) って。どこ読むの? え?行間?・・・自問自答の朝でした。

よい一日を!

 ふ~さん
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