【日付】2013年4月28日(日)
【山域】台高中部
【メンバー】単独
【天候】晴
【ルート】6:15父ヶ谷林道横谷6:20→車止め7:11→北谷第1号橋7:46→8:26北谷トンネル8:34→林道砂滑り引返し9:27一縦走路出合9:54→10:15(1099.1m)山ノ神の頭10:31→湯谷の頭10:58→P1125 11:21→11:53分岐ピーク12:06→北谷トンネル12:35→13:04南谷Uターン橋13:13→車止め13:48→14:30横谷林道終点14:46
以前から気になっていた宮川ダム赤橋(新大杉橋)から西へ伸びる父ヶ谷(ちちがたに)林道だ。当初、T.W.さんの逆追っかけで宮川ダム銀橋(大和谷橋)から大杉国見山を経て父ヶ谷林道へ周回のつもりだった。予定下山口の赤橋に自転車をデポしようと、宮川右岸道路でダム堰堤までくると堰堤が当分の間工事通行止めでガックリだ。ダム下を迂回して左岸道路で銀橋まで行けるが、軟弱にも疲れた後の自転車の坂上りを敬遠して計画変更だ。結局、赤橋から時刻の許す限り父ヶ谷林道をさかのぼり、あわよくば大杉国見山、無理な時は山ノ神の頭ピストンに変更だ。赤橋西詰に駐車すべく橋を渡って右折しようとしたが、以前鎮座していた車止めはなく、そのまま進んで徐々に高度を上げ、賀ヶ谷(ががたに)を過ぎて正面に朝日に輝くP1161の岩峰が立ちはだかり、道端に家屋撤去後の更地がある辺りをちょっと過ぎると正面に土嚢が並び通行止めだ。GPSで確認すると横谷だ。これで小1時間の林道歩きが助かった。
綺麗に撤去された横谷の橋跡を渡り、匂うような新緑の林道をルンルン気分で進む。対岸のスギノ谷辺りの父ヶ谷の大岩に吊橋の残骸がぶら下がっているが、あの垂直な岩壁の間に杣道があるのだろうか。右下の紺碧の淵を眺めながら進み、大岩の間から落ちる滝の美しいナゴ山谷、すぐ先の涸れ谷のマキ小屋谷を過ぎると川底のような林道だ。倒木も散見される石ころ道から舗装林道に変わるとS字カーブで高度を稼ぎ、はるか下方の牛鬼(うしおに)淵を木々の間からチラチラ見ながら素掘りトンネルを通る。岩の積み重なったサンザイ谷を見送り、右下の峡谷を眺めながら新緑の美しい地道を進み、南谷と北谷合流点に消える支尾根を越えて大きく左折すると車止めだ。昔はここまで一般車が入れたようだ。
この辺りから苔むした林道となりヒカゲツツジやミツバツツジの美しい道だ。すぐ先の大きな営林小屋にはトイレ、台所、冷蔵庫、部屋も幾つかあるが、ちょっと生々しく気持ちの悪い建物だ。次に大きな広場があり、その先の紅寿橋(こうずはし)で谷筋を渡り砂利道を進むが、所々で崩れてきた土砂が道をふさぎ始める。紅寿橋から沢沿いの地形図の点線は確認できず、道は消えてしまったようだ。うぐい谷高から西へ伸びる支尾根を越える辺りで、右下に南谷の青い淵が見え、山側に丸太梯子がかかっている。下山時に林道から眺めると、見晴しの良い稜線に一筋の踏み跡らしきものが確認できたが、これが梯子の先の道につながっていると推定される。すぐ先で山腹を上がる林道を左に分け、北谷第1号橋を渡り、その先で林道最南端の橋を渡ってUターンする。橋の奥の平地に家屋の残骸が放置されている。
ここから見晴しの良い山腹をトラバースする上り坂となり、父ヶ谷雨量観測所を過ぎた辺りから落石や土砂崩れの瓦礫が路面に多く散らばり、路肩も削れた所の多い道だ。見晴しは絶品で、東には山肌にヤマザクラのボンボリが点在するようなうぐい谷高、北には大杉国見山に続くごつごつした岩峰の稜線が美しい。やがて台高山脈の分岐ピークから東北へなだらかに伸びる支尾根をくぐる北谷隧道だ。下から観察するだけだが、ヤブもあまりなさそうなので、いざという時にはここを台高の主稜線から下ることにする。このトンネルの南口はそうでもないが北口は崩落した土砂で埋まりそうだ。
トンネルを抜けると快適なブナ並木の道となり、復旧治山事業の標識があって、所々の沢筋に改良堰堤が何重にもわたって現れる。しかし、殆んどの沢筋や絶壁は土砂で覆い尽くされ歩くのも難儀する土砂崩れ現場を何とか通り抜ける。改良工事の済んだ沢筋の前を通り過ぎると、林道を崩落土砂が急角度で埋め尽くしている。ちょっと踏み出してみたが、谷底へ誘う蟻地獄の滑り台だ。天狗のようなT.W.さんは越えられたそうだが僕は駄目、せめてカコウキ越の下まで行きたかったがここで前進中止だ。
先程の改良沢筋の右岸を登ることにし、小木の助けを借りてよじ登ると錆びた大型の捕獲檻があり、けもの道を期待したが、今は通り道ではないらしく、ひやひやしながら急坂をしのぐと台高縦走路出合だ。絶対下りに使いたくないルートだ。出合から縦走路を西進、朝から誰とも会わなかったが山ノ神の頭は沢山の人で賑やかだ。
まだ早い時刻だったが戻ることにした。ピークのすぐ下の稜線から、ミツバツツジ越しに眺める大台ケ原の山並みは絶景だ。 凸凹の激しいヤセ尾根の縦走路を南下、分岐ピークで前述の支尾根を下る。きょうは晴天続きの連休2日目とあって、上り下り3組の縦走者と出会った。大きなザックで急なヤセ尾根ピークを何度も越えるのは大変だ、僕には体力的に無理だ。分岐ピークから支尾根の急な所には真新しい残置ザイルのある歩き易い杣道を下り、隧道の上を通り過ぎてから林道へ下った。この道は父ヶ谷林道と台高縦走路を結ぶいいルートだ。順光に照らされたうぐい谷高を眺めながら林道を下り、予定より早く駐車地点の横谷へ帰りついた。
ミツバツツジやヤマザクラ咲く、新緑の父ヶ谷林道はヒルの心配もなく最高だ。渓谷を足下に、山々を目線に眺めながら歩く静かな雰囲気が好きだ。残雪時の林道の滑り台もいやらしいが、土砂の蟻地獄滑り台は処置なしだ。Trail Walkerさんの3年前のレポ、引用されたzippさんのレポを参考にしました。
Amagami
【台高】父ヶ谷林道―山ノ神の頭
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Re: 【台高】父ヶ谷林道―山ノ神の頭
Amagamiさん、こんばんは。レスありがとうございました。こっちにまとめてレス書きますね。
私は嘉茂助谷ノ頭も父ヶ谷林道も歩いたことがなくてレポ興味深く読ませてもらっています。とくに嘉茂助谷ノ頭は今年中には行きたいと思っていたコースだったので先を越されたなあという感じでした。父ヶ谷林道は台高縦走路からのエスケープルートとしても、また台高縦走路を絡めての周回ルートとしても利用価値の高いコースになりそうで、機会があれば一度歩いてみたいと思っています。台高南部の三重県側は歩く人も少なくて静かな山歩きが楽しめそうですね。夏はヒルも多そうですけど。
また、山のどこかで・・・
私は嘉茂助谷ノ頭も父ヶ谷林道も歩いたことがなくてレポ興味深く読ませてもらっています。とくに嘉茂助谷ノ頭は今年中には行きたいと思っていたコースだったので先を越されたなあという感じでした。父ヶ谷林道は台高縦走路からのエスケープルートとしても、また台高縦走路を絡めての周回ルートとしても利用価値の高いコースになりそうで、機会があれば一度歩いてみたいと思っています。台高南部の三重県側は歩く人も少なくて静かな山歩きが楽しめそうですね。夏はヒルも多そうですけど。
また、山のどこかで・・・
@シュークリーム@
Re: 【台高】父ヶ谷林道―山ノ神の頭
Amagami さん、こんばんは。
以前から気になっていた宮川ダム赤橋(新大杉橋)から西へ伸びる父ヶ谷(ちちがたに)林道だ。何処へ行かれたのかと思ってたら、父ヶ谷林道が目的でしたか(^^;
予定下山口の赤橋に自転車をデポしようと、宮川右岸道路でダム堰堤までくると堰堤が当分の間工事通行止めでガックリだ。たまにありますよ、堰堤道路が通行できないこと。
だから、大和谷方面へ行く場合は、ダム下から右岸道を通ってダムにあがります。
軟弱にも疲れた後の自転車の坂上りを敬遠して計画変更だ。自転車も通れなかったのかしら?
正面に土嚢が並び通行止めだ。GPSで確認すると横谷だ。これで小1時間の林道歩きが助かった。この横谷の通行止め、通行できなくなってもう何年になるのでしょうね?
父ヶ谷の大岩に吊橋の残骸がぶら下がっているが、あの垂直な岩壁の間に杣道があるのだろうか。くぐり岩の吊橋ですね。父ヶ谷左岸道があったようですが、いまやとても通行できる状態じゃないでしょうね。
大岩の間から落ちる滝の美しいナゴ山谷、先日、このナゴ山谷右岸尾根を登りましたが…。
この辺りから苔むした林道となりヒカゲツツジやミツバツツジの美しい道だ。父ヶ谷林道は、ヒカゲツツジ、ミツバツツジにヤブツバキなんぞもあってこの時期は華やかですね。
紅寿橋から沢沿いの地形図の点線は確認できず、道は消えてしまったようだ。まぁあるにはありますが、まともに辿れないと思った方がいいと思います。
山側に丸太梯子がかかっている。下山時に林道から眺めると、見晴しの良い稜線に一筋の踏み跡らしきものが確認できたが、これが梯子の先の道につながっていると推定される。この梯子のかかっているところは、とても入る気になれない、スズタケのヤブじゃなかったでしょうか?
改良工事の済んだ沢筋の前を通り過ぎると、林道を崩落土砂が急角度で埋め尽くしている。ちょっと踏み出してみたが、谷底へ誘う蟻地獄の滑り台だ。天狗のようなT.W.さんは越えられたそうだが僕は駄目、せめてカコウキ越の下まで行きたかったがここで前進中止だ。隧道の先まででしたか。もう何年も放棄された林道ですからね~。
小木の助けを借りてよじ登ると錆びた大型の捕獲檻があり、けもの道を期待したが、今は通り道ではないらしく、こんなところにも熊檻が設置放棄されていましたか。大杉国見山と台高主稜線を結ぶ尾根にも確かあったはずです。
朝から誰とも会わなかったが山ノ神の頭は沢山の人で賑やかだ。何か不思議な感じに囚われそうですよね(^^;。林道を歩いても人に合わないのに、山に登ると人に会う。
分岐ピークから支尾根の急な所には真新しい残置ザイルのある歩き易い杣道を下り、隧道の上を通り過ぎてから林道へ下った。主稜線のブナ平の雨量観測施設工事の時、このルートを使ってたみたいでした。
この道は父ヶ谷林道と台高縦走路を結ぶいいルートだ。この尾根は、南谷・北谷出合に落ちているので、林道歩きじゃなく末端から登ると、仕事が早いです。
以前にレポあげています。
【台高】新緑の深き森をゆく-父ヶ谷南谷尾根周遊
http://www.ejanaika.com/forum/14056.html
Amagami さん、もしかして銚子川の白倉林道歩きも狙ってる!?
zipp
Re: 【台高】父ヶ谷林道―山ノ神の頭
zipp さん、快晴連休のデータ整理に忙しいところ、レス有難さんです。
情報を色々有難うございました。
Amagami
台高を日帰りで何年もかけて連結しようとしてるんです。必死な山行ではなく自然を愛でながらブラブラつなぐつもりです。以前から気になっていた宮川ダム赤橋(新大杉橋)から西へ伸びる父ヶ谷(ちちがたに)林道だ。
何処へ行かれたのかと思ってたら、父ヶ谷林道が目的でしたか(^^;
バリケードと横づけの車を一見して自転車もだめと判断してしまいました。歩行者は通れるのかも知れません。予定下山口の赤橋に自転車をデポしようと、宮川右岸道路でダム堰堤までくると堰堤が当分の間工事通行止めでガックリだ。
たまにありますよ、堰堤道路が通行できないこと。
だから、大和谷方面へ行く場合は、ダム下から右岸道を通ってダムにあがります。
軟弱にも疲れた後の自転車の坂上りを敬遠して計画変更だ。
自転車も通れなかったのかしら?
僕の通る時はいつも赤橋での右折は通行止めでしたので横谷まで入れたのは意外でした。zippさんのレポでは2006年には車止めまで入れたんですね。2004年の当地の水害にもかかわらずよくもちましたね。正面に土嚢が並び通行止めだ。GPSで確認すると横谷だ。これで小1時間の林道歩きが助かった。
この横谷の通行止め、通行できなくなってもう何年になるのでしょうね?
ひやー、左岸に道があったんですか。以前はこの辺りから牛鬼淵にかけて優雅に楽しむことができたんですね。父ヶ谷の大岩に吊橋の残骸がぶら下がっているが、あの垂直な岩壁の間に杣道があるのだろうか。
くぐり岩の吊橋ですね。父ヶ谷左岸道があったようですが、いまやとても通行できる状態じゃないでしょうね。
P914からP1153を登るルートですね。ナゴ山谷右尾根にはちょっとした岩マークがありますが大丈夫ですか。大岩の間から落ちる滝の美しいナゴ山谷、
先日、このナゴ山谷右岸尾根を登りましたが…。
ヒルもいない今がここの最高の季節ですね。行くなら今です。この辺りから苔むした林道となりヒカゲツツジやミツバツツジの美しい道だ。
父ヶ谷林道は、ヒカゲツツジ、ミツバツツジにヤブツバキなんぞもあってこの時期は華やかですね。
僕の見た感じでは造林小屋先の広場から取り付くほうがヤブが濃いように感じました。下から見たところ、梯子の上端から支尾根までの高度差数十メートルほどの急坂がスズタケ疎林帯でした。その先は不明です。山側に丸太梯子がかかっている。下山時に林道から眺めると、見晴しの良い稜線に一筋の踏み跡らしきものが確認できたが、これが梯子の先の道につながっていると推定される。
この梯子のかかっているところは、とても入る気になれない、スズタケのヤブじゃなかったでしょうか?
実はトンネル上を少し通り過ぎました。そま道が続いていましたので、そのまま下ると北谷・南谷出合に達するのですね。南谷の渡渉とちょっとしたヤブこぎを我慢すればだいぶ時間の節約になりそうですね。ただししんどそうですが・・・。分岐ピークから支尾根の急な所には真新しい残置ザイルのある歩き易い杣道を下り、隧道の上を通り過ぎてから林道へ下った。
主稜線のブナ平の雨量観測施設工事の時、このルートを使ってたみたいでした。
この道は父ヶ谷林道と台高縦走路を結ぶいいルートだ。
この尾根は、南谷・北谷出合に落ちているので、林道歩きじゃなく末端から登ると、仕事が早いです。
以前にレポあげています。
【台高】新緑の深き森をゆく-父ヶ谷南谷尾根周遊
http://www.ejanaika.com/forum/14056.html
銚子川第2発電所まで車が入れたら僕の天敵、ヒルがいないうちに行きたいです。ただ、尾鷲側は日帰りではしんどいですので考えどころです。Amagami さん、もしかして銚子川の白倉林道歩きも狙ってる!?
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情報を色々有難うございました。
Amagami