【加越国境】 黒坊稜から福井県最高所へ 4/14
Posted: 2013年4月18日(木) 23:07
『福井の雪山Ⅱ』という地元山岳会の出した本を何年か前に買ったのだが、当時の私の雪山レベルにはそぐわずあまり読み込んだりもしないうちどこかへ行方不明になってしまった。
こんなマイナーな本がと思うのだが、なんと完売前に大阪の山日和商会により何冊か県外へも流出していたようだ。(^^ゞ
そしてその山日和さんから、昨年の私のレポに対する返信の中に残雪期限定の黒坊稜の紹介を戴いていた。
しかし三ノ峰登山道からのその姿を見知っている私は、そんな怪しげな・危なげなコースはちょっと~、などと曖昧なお答えしかできなかった。
先月末に棚の整理をしていたら、本のコピーが何枚か出てきた。「あっ、福井の雪山Ⅱだ」。
ベットで寝そべって読むのには分厚い本だと都合が悪く、気になった何枚かのコピーを取っていたのを思い出した。
その中の一枚が、今回の黒坊稜コース。
ん~、コノ時期の絶妙なタイミングでコレが出てきたということは・・・こりゃ~、行くしかないか~。
【日付】 2013年4月14日(日)
【山域】 加越国境
【メンバー】 単独
【天候】 晴れのちうす曇
【ルート】下打波(5:23)・チャリ・(6:50)善五郎橋-(7:41)下小池-(9:18)取付点-(12:20)黒坊平(13:09)- (13:28)黒坊稜基部-(13:58)稜ピーク-(14:33)打波谷の頭-(16:29)六本桧- (17:50)三ノ峰登山口- (18:39)善五郎橋・チャリ・パンク・(19:32)下打波 福井では寡雪といわれた今年、さ~て除雪はどこまで進んでいるかと思っていたが、なんと下打波を抜けてすぐのゲートが閉まっていた。
『福井の雪山Ⅱ』では全く同じ日付なのに、観音谷出合手前まで入ったというから歩いたところで大したコトはない。
うっへ~、ほとんど全線がチャリってか~?
二十㌔弱、標高差で600m近くの上小池へ向けてひたすらぺダルをこぐ。自転車の登りは乗り慣れていないモノにはつらい・・・やっばり今年は少し練習しようかな~。
車窓からだと谷間から一瞬だけしか見えない三ノ峰が、早く来いこいと呼んでいた。
当初、雪面の状態がよかったら願教寺・よも太郎と繋いで善五郎橋あたりへと下降、というのがいちばんウマく進めたときの計画だった。
しかし上小池までもまだ一息あるのにすでに善五郎橋で時刻は七時近く、も~こんな時間からのよも太郎への周回なんて一%の可能性でしかないが、可能性を潰してしまってはいけないと、迷った末ここにチャリデポとする。
大きく湾曲する車道をショートカット、下小池手前まで来て対岸の滝の流れを眺めながら歩いていると、不意に足下がすくわれて転倒してしまった。路面の雪解け水が凍っていたのだ。雪国育ちでもさすがに四月では油断していた・・・チャリだったら下手をすれば谷底だった・・・。
除雪は下小池をすぎて上小池に向うカーブの先までも終了していた。おそらく最終の上小池まで進んでいると思われた。
いくつもの足跡がのびた下小池の施設を横切り、打波川沿いの林道をスノーシューで歩きはじめた。
周りは雪景色ではあるが、通い慣れた道だ。風もない穏やかなぽかぽか陽気の中を川のせせらぎの音を聞きながら、刈り込み池への橋や三ノ峰登山口を横目に過ぎていく。土管を埋めた橋で対岸へと渡るとここからはもう初めての道だ。新雪の深さも除々に増えていく。
最終堰堤一つ前で大したことのない水量の渡渉をすれば、目視できるようになった取り付き尾根目指して進むことになる。
尾根の上にまたいっそう大きくなって三ノ峰が見えた。
これだけの雪量ならば藪漕ぎはなかろうと思っていたが、甘かった。
取り付き点で、つぼ足になってザックの取り付け具合をよく確認してヤブへと突入。
中途半端な雪がかえって邪魔だったが、そんな苦労も長くは続かなかった。ヤブの向こうにぼっかりと雪面が見えたらその先からも歩きやすい雪面が続いていた。
対岸の願教寺山もその雄姿を見せた。
振り返れば、新雪をまとった赤兎と大長のまばゆい姿がせり上がってくる。
特に急登もなくイイ感じの登りが続く。全体的に見ても取り付きのヤブの部分を除けばスキーにも十分向いている尾根だと思えた。
ブナの中のダケカンバの木肌が陽光に明るく輝くようだ。 おいおい、あんなヤツ相手にして大丈夫なんかいな~ ?
難しいと思ったら脇にラクなルートもある・・・というハナシだったが、このところの降雪によっていやらしい雪面となっている。クラストした急斜面へ貼り付いた皮膜のような新雪は私の苦手とするトコロ。
ま、ま、そんな問題は後回し。
山頂でと考えていたけど、もうこんな時間だ!!
腹が減っては戦は出来ぬ、メシだー ♪
今日はそば&うどん ♪
そして出発準備を整えたら、軽く一時を回っていた。予定では県境分水嶺を下り終えている時間だ。
手間取りすぎたアプローチや無かったはずの藪こぎ、ラッセルと言うほどもないが新雪もあった。
ここで願教寺方面からの周回下山はあきらめる事にした。
実は微妙に体調も万全ではない感じなのだ。
そ~いえば鬼の攪乱か(^^ゞ 、昨日わが家の山の神が風邪で早退してきたと言ってたな・・・。
さて、メインイベントに向うとするか。
3級程度の簡単な岩登りだと紹介されていた。
昨年から始めた沢登り経験がなかったらヤバかったかもしれない。
体調のせいなのか微妙なバランス感覚のズレを感じて、かなりのビビリまくりだった。
幸い、もうすぐの山頂を踏んだらそのまま通常登山道を下るだけと決めていたので、あせりを感じることもなく登ることができた。
三ノ峰避難小屋から見てすぐ上のピークが、「打波谷の頭」と呼ばれる標高2095mの福井県最高所だ。
その山頂からは、四月の雪に薄化粧された峰々の大パノラマが迎えてくれたが、この時間では雲もかかり始めてきた。
三ノ峰避難小屋後方には別山が恥かしげに姿を見せていた。
登山道を下りながらの黒坊稜。
さすがに四月、ほんの少しの雪解け場所でも春の妖精たちは見逃さない。
しかし残念ながら、セリバオーレン意外のカタクリや白や薄青のキクザキイチゲはすでに花を閉じてしまう時間だった。
こんなマイナーな本がと思うのだが、なんと完売前に大阪の山日和商会により何冊か県外へも流出していたようだ。(^^ゞ
そしてその山日和さんから、昨年の私のレポに対する返信の中に残雪期限定の黒坊稜の紹介を戴いていた。
しかし三ノ峰登山道からのその姿を見知っている私は、そんな怪しげな・危なげなコースはちょっと~、などと曖昧なお答えしかできなかった。
先月末に棚の整理をしていたら、本のコピーが何枚か出てきた。「あっ、福井の雪山Ⅱだ」。
ベットで寝そべって読むのには分厚い本だと都合が悪く、気になった何枚かのコピーを取っていたのを思い出した。
その中の一枚が、今回の黒坊稜コース。
ん~、コノ時期の絶妙なタイミングでコレが出てきたということは・・・こりゃ~、行くしかないか~。
【日付】 2013年4月14日(日)
【山域】 加越国境
【メンバー】 単独
【天候】 晴れのちうす曇
【ルート】下打波(5:23)・チャリ・(6:50)善五郎橋-(7:41)下小池-(9:18)取付点-(12:20)黒坊平(13:09)- (13:28)黒坊稜基部-(13:58)稜ピーク-(14:33)打波谷の頭-(16:29)六本桧- (17:50)三ノ峰登山口- (18:39)善五郎橋・チャリ・パンク・(19:32)下打波 福井では寡雪といわれた今年、さ~て除雪はどこまで進んでいるかと思っていたが、なんと下打波を抜けてすぐのゲートが閉まっていた。
『福井の雪山Ⅱ』では全く同じ日付なのに、観音谷出合手前まで入ったというから歩いたところで大したコトはない。
うっへ~、ほとんど全線がチャリってか~?
二十㌔弱、標高差で600m近くの上小池へ向けてひたすらぺダルをこぐ。自転車の登りは乗り慣れていないモノにはつらい・・・やっばり今年は少し練習しようかな~。
車窓からだと谷間から一瞬だけしか見えない三ノ峰が、早く来いこいと呼んでいた。
当初、雪面の状態がよかったら願教寺・よも太郎と繋いで善五郎橋あたりへと下降、というのがいちばんウマく進めたときの計画だった。
しかし上小池までもまだ一息あるのにすでに善五郎橋で時刻は七時近く、も~こんな時間からのよも太郎への周回なんて一%の可能性でしかないが、可能性を潰してしまってはいけないと、迷った末ここにチャリデポとする。
大きく湾曲する車道をショートカット、下小池手前まで来て対岸の滝の流れを眺めながら歩いていると、不意に足下がすくわれて転倒してしまった。路面の雪解け水が凍っていたのだ。雪国育ちでもさすがに四月では油断していた・・・チャリだったら下手をすれば谷底だった・・・。
除雪は下小池をすぎて上小池に向うカーブの先までも終了していた。おそらく最終の上小池まで進んでいると思われた。
いくつもの足跡がのびた下小池の施設を横切り、打波川沿いの林道をスノーシューで歩きはじめた。
周りは雪景色ではあるが、通い慣れた道だ。風もない穏やかなぽかぽか陽気の中を川のせせらぎの音を聞きながら、刈り込み池への橋や三ノ峰登山口を横目に過ぎていく。土管を埋めた橋で対岸へと渡るとここからはもう初めての道だ。新雪の深さも除々に増えていく。
最終堰堤一つ前で大したことのない水量の渡渉をすれば、目視できるようになった取り付き尾根目指して進むことになる。
尾根の上にまたいっそう大きくなって三ノ峰が見えた。
これだけの雪量ならば藪漕ぎはなかろうと思っていたが、甘かった。
取り付き点で、つぼ足になってザックの取り付け具合をよく確認してヤブへと突入。
中途半端な雪がかえって邪魔だったが、そんな苦労も長くは続かなかった。ヤブの向こうにぼっかりと雪面が見えたらその先からも歩きやすい雪面が続いていた。
対岸の願教寺山もその雄姿を見せた。
振り返れば、新雪をまとった赤兎と大長のまばゆい姿がせり上がってくる。
特に急登もなくイイ感じの登りが続く。全体的に見ても取り付きのヤブの部分を除けばスキーにも十分向いている尾根だと思えた。
ブナの中のダケカンバの木肌が陽光に明るく輝くようだ。 おいおい、あんなヤツ相手にして大丈夫なんかいな~ ?
難しいと思ったら脇にラクなルートもある・・・というハナシだったが、このところの降雪によっていやらしい雪面となっている。クラストした急斜面へ貼り付いた皮膜のような新雪は私の苦手とするトコロ。
ま、ま、そんな問題は後回し。
山頂でと考えていたけど、もうこんな時間だ!!
腹が減っては戦は出来ぬ、メシだー ♪
今日はそば&うどん ♪
そして出発準備を整えたら、軽く一時を回っていた。予定では県境分水嶺を下り終えている時間だ。
手間取りすぎたアプローチや無かったはずの藪こぎ、ラッセルと言うほどもないが新雪もあった。
ここで願教寺方面からの周回下山はあきらめる事にした。
実は微妙に体調も万全ではない感じなのだ。
そ~いえば鬼の攪乱か(^^ゞ 、昨日わが家の山の神が風邪で早退してきたと言ってたな・・・。
さて、メインイベントに向うとするか。
3級程度の簡単な岩登りだと紹介されていた。
昨年から始めた沢登り経験がなかったらヤバかったかもしれない。
体調のせいなのか微妙なバランス感覚のズレを感じて、かなりのビビリまくりだった。
幸い、もうすぐの山頂を踏んだらそのまま通常登山道を下るだけと決めていたので、あせりを感じることもなく登ることができた。
三ノ峰避難小屋から見てすぐ上のピークが、「打波谷の頭」と呼ばれる標高2095mの福井県最高所だ。
その山頂からは、四月の雪に薄化粧された峰々の大パノラマが迎えてくれたが、この時間では雲もかかり始めてきた。
三ノ峰避難小屋後方には別山が恥かしげに姿を見せていた。
登山道を下りながらの黒坊稜。
さすがに四月、ほんの少しの雪解け場所でも春の妖精たちは見逃さない。
しかし残念ながら、セリバオーレン意外のカタクリや白や薄青のキクザキイチゲはすでに花を閉じてしまう時間だった。
【ルート】下打波(5:23)・チャリ・(6:50)善五郎橋-(7:41)下小池-(9:18)取付点-(12:20)黒坊平(13:09)- (13:28)黒坊稜基部-(13:58)稜ピーク-(14:33)打波谷の頭-(16:29)六本桧- (17:50)三ノ峰登山口- (18:39)善五郎橋・チャリ・パンク・(19:32)下打波