【越美国境】 美濃俣丸・笹ヶ峰-やぶこぎ寸前最後のチャンス

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kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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【越美国境】 美濃俣丸・笹ヶ峰-やぶこぎ寸前最後のチャンス

投稿記事 by kitayama-walk »

【日 付】 2013年3月30日(土)
【天 候】 曇り後晴れ
【山 域】 越美国境
【メンバー】 クロオ、kitayama-walk

【コース】 二ッ屋導水施設-尾根取付-P912-P1115-▲美濃俣丸-大河内山(ヨセン谷丸P1288)-ロボットピーク-夏小屋丸(P1294)-▲笹ヶ峰(焼小屋丸)-
県境JCT-▲天草山-P711-廃村大河内-二ッ屋導水施設

http://kitayamawa.exblog.jp/20032999/
GPS軌跡図
GPS軌跡図
 今月は、三国岳・左千方、三周ヶ岳と立て続けに越美国境の山に登った。三周ヶ岳に登ったときに、国境稜線から美濃俣丸と笹ヶ峰がこっちに来いと
手招きしているようだった。美濃俣丸と笹ヶ峰は、biwacoさんが2009/4/5-6ツェルト・シュラフなしでビバークし、2011/4/3リベンジした山である。 当初、
biwacoさんがリベンジした源平谷山経由の周回コースで歩こうかと思っていたが、 山日和さんに相談したところ、 どうせ周回するなら天草山経由の方
が歩き甲斐があるとのことだった。どうせ歩くなら天気のよい日を選んで歩きたいという思いから、延ばし延ばしになっていた。今年は雪が少ないことか
ら、早くからヤブが露出している情報があったことから、 そろそろぎりぎり限界というところでのアタックとなった。 最終的に参考にしたのは、やはり山日
和さんの山レポ(2011/4/10)であった。
viewtopic.php?f=4&t=151

 当日は、天気は曇り後晴れという予報であったが、美濃俣丸までは曇りというよりはガスっていて、ほとんど眺望がなかった。 その代わり、前夜の低
温と強風のおかげで樹氷ができていた。美濃俣丸山頂では、早くも笹が出ていて三角点まで露出していたが、空が明るくなっていることから、 これから
晴れるという確信の下に稜線歩きを開始した。 予報どおり、大河内山あたりからガスが切れて晴れ上がり、その後は雪稜散歩を十分楽しむことができ
た。

 集合は午前5時半に広野ダムということであったが、 午前5時に到着したところ、クロオさんは前夜泊していた。 そのままダム湖畔道路を二ツ屋導水
施設まで行くとワンボックス車が1台駐車していた。 車から出てきた男性から声をかけられたが、御池池守さんであった。 4人グループで車中泊してお
り、今日は廃村大河内から林道をつめて越美国境稜線から笹ヶ峰をめざし、雪の状態や天候がよければ美濃俣丸へ足を延ばすかも知れないとのこと。
私たちと反対回りであることから、 国境稜線上ですれ違うかも知れない。しばらく明るくなるのを待ちながら出発の準備をしていると、空を覆っていた雲
が幾分切れてきた。今日の天気予報では朝は曇っているが、午前10時頃から晴れてくるということであった。

 身支度を整えてほぼ予定どおり午前6時に二ツ屋導水施設を出発した。右手にある導水施設の橋を渡り林道に入っていくが、雪はほとんどない。最
初のヘアピンカーブを通過すると、 小さな祠に不動明王が祀ってあった。その次の左のヘアピンカーブのところから山腹に取り付いた。もちろん、道は
なく木の枝や根をつかみながら急斜面を適当に登っていくと、もうイワウチワの花が咲いている。10分ほど頑張ると尾根に出た。まだ雪はなく、薄いや
ぶこぎが始まるが、すぐに林道の切り通しに出た。ここから先の尾根のヤブが濃密であった。 しばらくはやぶこぎがしんどいが、やがて植林のあるとこ
ろにやってくると、やぶがおとなしくなってくれた。 自然林の中を登っていくが、薄い踏み跡があり、 所々にテープがつけられている。やがてca750あた
りでようやく雪が出てきたので、スノーシューを装着することにした。1週間以上前のものと思われるトレースがあり、 その跡を追うように登っていくとい
つの間にかP912に到着した。曇り空であったのが、いつの間にかガスが出てきており、周囲の眺望が遮られている。早く晴れてこないかと待ち遠しい。
P912からはなだらかな尾根を登っていくことになるが、所々でヤブが出ていて、歩きにくい。 特にシャクナゲにスノーシューの足を取られてなかなか前
進できず苦労する。やがてヤセ尾根にやってきたが、ここがP1115であった。ここを通過すると傾斜が急になってきた。ブナの大きな木が所々にあるが、
ガスの中に立っていて何か幽玄さを感じさせてくれる。相変わらずガスは晴れないが、先ほどから樹氷が出てきて次第に大きくなってきた。まさか、今
日樹氷が見られるとは思いもしなかった。 最後の急登を登り切ると美濃俣丸の山頂(1253.8m)であったが、 そこはもう笹やぶが出ていて、何と三角
点も露出していた(9:25)。

 美濃俣丸の山頂ではガスに覆われて眺望がなかった。もし晴れていれば、烏帽子山、高丸、三周ヶ岳、上谷山などが見られたであろう。しかし、幾
分空が明るくなってきているので、これから晴れてくるという予報を信じて、予定どおり笹ヶ峰をめざして越美国境稜線を歩くことにした。 今日は気温
が低く雪面も比較的固いのでスノーシューを外してアイゼンに履き替えることにした。美濃俣丸からは国境稜線を北上することになるので、ガスで稜
線が見えないため方向を間違わないように確認して山頂から下り始める。 美濃俣丸から次の大河内山(P1288)までは2つのピークを越えていくこと
になる。稜線上は比較的なだらかな傾斜で展望コースになっているところである。 2つめのピークに向かう頃からガスが切れ始め青空が見えてきた。
振り返ると南方向には、高丸から烏帽子山に続く山々が見えている。前方にはこれまで見えなかった大河内山もその姿を現してきた。自然とテンショ
ンが上がってくる。しかし、稜線上には笹やぶが出ているところがあり、右斜面の雪のあるところも崩れているところがあるので、慎重に足場を見極め
ながら雪上を歩いた。最後はかなりの傾斜がある斜面を登り切って大河内山の山頂に到着した(11:00)。
大河内山から南方向の眺望
大河内山から南方向の眺望
 大河内山はヨセン谷丸とも呼ばれている。この付近では、高丸(黒壁)、美濃俣丸、夏小屋丸、焼小屋丸(笹ヶ峰)のように、山を舟に例えて丸と呼
でいるのが特徴である。日野川(大河内川)の支流である前谷がさらに杉谷、ヨセン谷、源平谷と三分しているが、P1288はヨセン谷の源頭にある山
ということでヨセン谷丸と呼ばれているのであろう。ここからの眺望は素晴らしい。国境稜線上には、ロボットピークと夏小屋丸(P1294)が見え、笹ヶ
峰はまだ見えない。しかし、続く稜線には金草岳、冠山が見え、その右には部子山、銀杏峰が続いている。さらに向こうには白山と別山が白く光って
いる。東には姥ヶ岳、能郷白山、イソクラが並び、その手前には不動山と千回沢山が見える。南には烏帽子山、高丸、三周ヶ岳、美濃俣丸、上谷山
があり、その向こうには金糞岳と伊吹山も見えている。何とも贅沢な眺望ではなかろうか。
ロボットピーク手前から見た北方向の眺望
ロボットピーク手前から見た北方向の眺望
 しばらく大河内山での眺望を楽しんだ後は、すぐ向こうに見えているロボットピークに向かう。一旦下ってからは緩やかな登りとなる。ピークに近づ
くにつれてヤブが頭をもたげている。できるだけ安定した雪面を歩いたが、やはり最後は笹やぶこぎだ。山頂は笹原の切り開きのようになっていて、
少しだけ雪が残っていた。ここには自動雨量計測所(ロボット)があったことからロボットピーク(ca1290m)と呼ばれているが、いつまでもロボピーで
は可哀想である。何かふさわしい山名はないものであろうか。付近を見回すと使い古した電池がいくつも転がっていた。 ロボットピークをやや左(北
西)に直進すると、源平谷山に向かう尾根に入る。今日のエスケープルートである。 ロボットピークまでやってくると、ようやく笹ヶ峰の姿が見えてき
た。山頂付近は白く、ずんぐりした山容をしている。山頂付近をよく見ると人影が見える。御池池守さんたちのグループに違いないが、こちらに向か
って歩いてくるのであろうか。今日はまだ時間もあり、稜線は所々でヤブが出ているとはいえ、まだ歩ける状態なので、笹ヶ峰に向かうことにした。
次のピークは夏小屋丸(P1294)である。 ロボットピークからは右手45度(北東)に向けてゆっくりと下る。 鞍部からも緩やかな登りとなる。やがて尾
根が広がってきて広い雪原状になると、左手に夏小屋丸の白いピークが近づいてきた。ここはヤブが出ておらず、右側に雪庇が出ていた。
ロボットピーク手前から国境稜線を望む
ロボットピーク手前から国境稜線を望む
ロボットピークから振り返る
ロボットピークから振り返る
 夏小屋丸の山頂までやってくると、笹ヶ峰が間近に見えてきた。手前にひとつピークがあるが、もう少しで着きそうに思える。相変わらず四囲の眺
望がよく、振り返ると美濃俣丸、三周ヶ岳、上谷山が並んでいる。 夏小屋丸はそのまま通過し、再び緩やかに下っていく。 小ピークを越えると広い
雪面のピークに到着した。 GPSでここが笹ヶ峰(1284.6m三角点峰)であることを確認した。 時刻は12:30と予定より30分遅れだが、ランチタイムに
することにした。山頂より少し西側には灌木が出ていたが、風はほとんどないので食事には助かる。 周囲の展望を楽しみながらの食事とビールは
うまいの一言に尽きる。小一時間のランチタイムを楽しんだ後、予定どおり先に進むことにした。御池池守さんのグループは、どうやら笹ヶ峰からピ
ストンして引き返したらしい。そのトレースを負うことにした。

笹ヶ峰には北峰があり、この北峰から次のピークP1169との間の鞍部までは約200mの下りだ。この下りはかなり急斜面になっているが、北斜面
であるため、まだ雪の状態もよく、キックステップでどんどんと走り降りる。途中に尻セードの跡があったが、誤って右側に滑り降りると転落してしま
う危険なところでもあった。鞍部からは再び登り返していくが、先行するトレースはP1169はヤブが出ているためか、左の山腹をトラバースしていた。
私たちもこれに続いた。 再び稜線に戻ると下ってきた笹ヶ峰が大きく見え、その北斜面が急であることがよくわかる。 国境稜線は次第に高度を下
げていき、やがて天草山との分岐点(960m)にやってきた。 そのまま稜線を進めば、高倉峠を経由して金草岳や冠山に続くことになる。 この分岐
点をGPSで確認し、左手(西)に直角に曲がって下っていく。すると、すぐに下れない壁の上に出てきた。ここが山日和さんのレポにあった岩壁のと
ころだとピンときた。 ここは右を巻いてトラバースするのだ。そう思って右手を見ると、先行者のトレースも見つかった。なるほど地形図では読み取
れない地形になっている。 このトラバースも急降下していくことになるが、ここもキックステップを効かせて降りれば問題なかった。下部から見上げ
ると岩壁に突き当たって難渋するところであろう。

岩壁を通過して、しばらく進むと、先行者のトレースは、案の定、左に向かって尾根を下っていた。廃村大河内から上がってくる林道をつめて、尾
根に登っていたのだから当然である。 ここで少し思案したが、まだ午後3時前であり、 天草山経由でも2時間あれば廃村大河内に下れるとの判断
から、予定どおり天草山(852.4m)に向かうことにした。 ここから先はトレースがない。心配なのは雪がどこまであるか、 またなくなったあとのヤブ
の状態がどうかである。 天草山までは緩やかなアップダウンを繰り返していくが、やはり所々ヤブが出ていて通過に苦労する。 県境JCTから天草
山までが意外と長く時間もかかった。 もう午後4時が近い。 これからが時間との勝負になる。 天草山からP711までは緩やかに下っていく尾根であ
るが、途中で尾根が広がったところがあり、ここでは右方向に下ることになる。 ここでルートミスすると「闇下」になりかねないので慎重にGPSとコン
パスで方向を確認して進む。P711までは所々雪が切れているが、何とか早く進むことができた。

いよいよ雪がなくなってきたので、P711でアイゼンを外した。これからヤブを予想していたが、意外とヤブが薄い。 しかも、踏み跡がある。 ラッキ
ーと思いながらブナ林の中を進む。やがて、やはりというか、笹やぶが出てきた。 でも、廃村大河内までそう距離はないので、 そう心配することも
ない。背丈ほどの笹ヤブこぎとなるが、所々にピンクのテープがつけてある。 これを追うようにして、笹をかき分けて下っていく。あと少しで林道に
出るという手前で右方向に寄ってしまい、 尾根芯を外してしまったが、 最後は笹や灌木の枝をつかみながら強引に下ると、廃村大河内から北に
分岐する沢に出た。小さな沢なので簡単に渡渉ができ、林道に降り立った。林道を少し行くと、建物が見えてきて、ここが廃村大河内であることが
わかった(17:25)。何とか「闇下」にならなくてすむ時刻である。 支沢に架かる小さな橋を渡り、 少し廃村の様子を窺った後、P413にある橋のたも
とでしばし小休止を取ることにした。後は二ツ屋導水施設まで林道を歩くだけだ。今の雪解け状態からすると恐怖の滑り台もあるまい。小さな祠と
日露戦争の記念碑を通過し、前谷の合流点を過ぎ、林道をどんどん歩いて、二ツ屋導水施設に戻ることができた(18:30)。 車に戻ると御池池守
さんからのメッセージが車のワイパーに挟んであった。雪の状態が悪いので笹ヶ峰から引き返して15:20に帰着したとのことであった。

今日の総行動時間12時間25分、実歩行時間11時間であったが、雪やヤブの状態からすると、まずまずのコースタイムであろう。今年は雪が少
なく、また雪解けも早い。日帰りでこのコースを歩くにはぎりぎりの時期といえよう。

<コースタイム>
6:05二ツ屋導水施設-6:20取付-8:00P912-9:00P1115-9:25▲美濃俣丸9:35-11:00大河内山11:15-11:40ロボットピーク-12:10夏小屋丸
-12:30▲笹ヶ峰13:15-14:30県境JCT-15:55▲天草山-16:35P711-17:25廃村大河内17:50-18:30二ツ屋導水施設
最後に編集したユーザー kitayama-walk [ 2013年4月06日(土) 13:21 ], 累計 4 回
written by kitayama-walk
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【越美国境】 美濃俣丸・笹ヶ峰-やぶこぎ寸前最後のチャンス

投稿記事 by biwaco »

kitayamaラビットさん、こんばんわ~
相変わらずの脱兎山行ですね。(^_-)

美濃俣丸~笹ヶ峰と言えば、私にとってはエポックメイキングなルートです。江越美三国の国境を分ける秘境。初めてこの神聖なエリアに迷い込んで以来、トリコトネリコトラワレッコになってます。(@_@;)

美濃俣丸と笹ヶ峰は、biwacoさんが2009/4/5-6ツェルト・シュラフなしでビバークし、2011/4/3リベンジした山である。 当初、
biwacoさんがリベンジした源平谷山経由の周回コースで歩こうかと思っていたが、 山日和さんに相談したところ、 どうせ周回するなら天草山経由の方
が歩き甲斐があるとのことだった。


kitaラビさんなら高倉峠まで回っても大丈夫なんでは?

 身支度を整えてほぼ予定どおり午前6時に二ツ屋導水施設を出発した。右手にある導水施設の橋を渡り林道に入っていくが、雪はほとんどない。最
初のヘアピンカーブを通過すると、 小さな祠に不動明王が祀ってあった。その次の左のヘアピンカーブのところから山腹に取り付いた。もちろん、道は
なく木の枝や根をつかみながら急斜面を適当に登っていくと、もうイワウチワの花が咲いている。10分ほど頑張ると尾根に出た。まだ雪はなく、薄いや
ぶこぎが始まるが、すぐに林道の切り通しに出た。ここから先の尾根のヤブが濃密であった。


初めての時はここのヤブの驚きましたが、三国や左千方辺りのヤブと比べれば可愛いもんですね~(^_-)

相変わらずガスは晴れないが、先ほどから樹氷が出てきて次第に大きくなってきた。まさか、今
日樹氷が見られるとは思いもしなかった。 最後の急登を登り切ると美濃俣丸の山頂(1253.8m)であったが、 そこはもう笹やぶが出ていて、何と三角
点も露出していた(9:25)。


やはり雪が少ないですね。1月は寒かったのに2月以降は暖冬でしたから…。

 美濃俣丸の山頂ではガスに覆われて眺望がなかった。もし晴れていれば、烏帽子山、高丸、三周ヶ岳、上谷山などが見られたであろう。しかし、幾
分空が明るくなってきているので、これから晴れてくるという予報を信じて、予定どおり笹ヶ峰をめざして越美国境稜線を歩くことにした。


残念でしたね。9時半ごろって、余呉では晴れてましたけど、そっちはもっと北やからね。

今日は気温
が低く雪面も比較的固いのでスノーシューを外してアイゼンに履き替えることにした。美濃俣丸からは国境稜線を北上することになるので、ガスで稜
線が見えないため方向を間違わないように確認して山頂から下り始める。 美濃俣丸から次の大河内山(P1288)までは2つのピークを越えていくこと
になる。稜線上は比較的なだらかな傾斜で展望コースになっているところである。


最初の下りがいちばんキツイ!あとは展望雪原散歩です。

 大河内山はヨセン谷丸とも呼ばれている。この付近では、高丸(黒壁)、美濃俣丸、夏小屋丸、焼小屋丸(笹ヶ峰)のように、山を舟に例えて丸と呼
でいるのが特徴である。日野川(大河内川)の支流である前谷がさらに杉谷、ヨセン谷、源平谷と三分しているが、P1288はヨセン谷の源頭にある山
ということでヨセン谷丸と呼ばれているのであろう。


「丸」は船でしたか~(@_@;) 気がつきませんでした。山の形が丸いからかと思ってました。
カープに「丸」という選手がいます。先祖の出自は知りません、瀬戸内海の海賊かなんかだったんかな?
ヨセン谷があるならケッショウ谷もあるかもなあ…(^_-)

ここからの眺望は素晴らしい。国境稜線上には、ロボットピークと夏小屋丸(P1294)が見え、笹ヶ
峰はまだ見えない。しかし、続く稜線には金草岳、冠山が見え、その右には部子山、銀杏峰が続いている。さらに向こうには白山と別山が白く光って
いる。東には姥ヶ岳、能郷白山、イソクラが並び、その手前には不動山と千回沢山が見える。南には烏帽子山、高丸、三周ヶ岳、美濃俣丸、上谷山
があり、その向こうには金糞岳と伊吹山も見えている。何とも贅沢な眺望ではなかろうか。


もう食い過ぎで、お腹イッパイ胸オッパイ~(@_@;)

 ここには自動雨量計測所(ロボット)があったことからロボットピーク(ca1290m)と呼ばれているが、いつまでもロボピーで
は可哀想である。何かふさわしい山名はないものであろうか。


ガンダムピークとかアイホピークとか?
でも聞き慣れたロボピーがいちばん相応しいと思いますけど~(^_-)

  小ピークを越えると広い
雪面のピークに到着した。 GPSでここが笹ヶ峰(1284.6m三角点峰)であることを確認した。 時刻は12:30と予定より30分遅れだが、ランチタイムに
することにした。


忌まわしい4年前はここですでに14時を回っておりました。(-。-)y-゜゜゜

笹ヶ峰には北峰があり、この北峰から次のピークP1169との間の鞍部までは約200mの下りだ。この下りはかなり急斜面になっているが、北斜面
であるため、まだ雪の状態もよく、キックステップでどんどんと走り降りる。


ここからは私には未知の世界であります。

やがて天草山との分岐点(960m)にやってきた。 そのまま稜線を進めば、高倉峠を経由して金草岳や冠山に続くことになる。 この分岐
点をGPSで確認し、左手(西)に直角に曲がって下っていく。すると、すぐに下れない壁の上に出てきた。ここが山日和さんのレポにあった岩壁のと
ころだとピンときた。


そうそう、読んだ記憶あります。

ここで少し思案したが、まだ午後3時前であり、 天草山経由でも2時間あれば廃村大河内に下れるとの判断
から、予定どおり天草山(852.4m)に向かうことにした。


さすが、強気ですね。足に自信のある御仁が裏山椎~(@_@;)

もう午後4時が近い。 これからが時間との勝負になる。 天草山からP711までは緩やかに下っていく尾根であ
るが、途中で尾根が広がったところがあり、ここでは右方向に下ることになる。 ここでルートミスすると「闇下」になりかねないので慎重にGPSとコン
パスで方向を確認して進む。P711までは所々雪が切れているが、何とか早く進むことができた。


結構焦ったでしょう? その緊張感が醍醐味だって(^_-)

最後は笹や灌木の枝をつかみながら強引に下ると、廃村大河内から北に
分岐する沢に出た。小さな沢なので簡単に渡渉ができ、林道に降り立った。林道を少し行くと、建物が見えてきて、ここが廃村大河内であることが
わかった(17:25)。何とか「闇下」にならなくてすむ時刻である。


これで一安心。

後は二ツ屋導水施設まで林道を歩くだけだ。今の雪解け状態からすると恐怖の滑り台もあるまい。


滑り台も片付けられておりましたか。あれさえなければ単なる林道ですから~(*^_^*)

今日の総行動時間12時間25分、実歩行時間11時間であったが、雪やヤブの状態からすると、まずまずのコースタイムであろう。


まあ、いつもながらロングラン! お疲れの出ませんように~(^.^)/~~~

           ~biwaco
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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疲れを知らない子どものように!

投稿記事 by kitayama-walk »

 biwacoさ~ん、おばんで~すぅ。
 膝のリハビリは順調に進んでいるようですね。でも、焦りは禁物ですよ。

> 相変わらずの脱兎山行ですね。(^_-)

いえいえ、今回は満を持しての山行だったのですが、ちょっと時期を失したかと焦りもしましたね。

> 美濃俣丸~笹ヶ峰と言えば、私にとってはエポックメイキングなルートです。

エポックメイキングですか。なるほど。epoch-making=ある分野に新しい時代を開くほどであるさま=画期的。biwacoさんにとっては、登山の新分野
を切り拓いたほどの印象深いルートだったんですね。

> kitaラビさんなら高倉峠まで回っても大丈夫なんでは?

 それはちと無理というものです。越前さんみたいに足が動かなくなってしまいますがな。それに今回は何とか闇下にならずに済んだのですから。

> 初めての時はここのヤブの驚きましたが、三国や左千方辺りのヤブと比べれば可愛いもんですね~(^_-)

そりゃ、そうですね。ヤブの濃さはそこそこでしたが、何せ短かったので。ほっとしましたよね。
最初はガスっていました
最初はガスっていました
> (美濃俣丸からの眺望は)残念でしたね。9時半頃って、余呉では晴れてましたけど、そっちはもっと北やからね。

 せっかく登ってきたのに!くそっと思っていました。でも、クロオさんは空が明るくなっているから絶対晴れると確信していました。僕も希望的
観測の下、そうだそうだと叫んでいました。
美濃俣丸の山頂は笹が出ていた
美濃俣丸の山頂は笹が出ていた
> 最初の下りがいちばんキツイ!あとは展望雪原散歩です。

 そうかな? 美濃俣丸からの最初の下りも大したことはありませんでしたが。今回のコースで最もきつかったのは、笹ヶ峰北峰からの下りだ
ったと思います。ずっと雪稜漫歩といきたかったのですが、ヤブが所々出ていたので、ちょっとブレーキがかかりました。

> 「丸」は船でしたか。カープに「丸」という選手がいます。先祖の出自は知りません、瀬戸内海の海賊かなんかだったんかな?

 例えば「第五福竜丸」という船の名前、覚えがあるでしょう。
 丸佳宏のことですね。でも、背番号は0ではなく、63だったかな? 出身は千葉県だったから、瀬戸内海の海賊の出自ではないね。
 「丸」という軍事雑誌もあったね。今も刊行されているのかな。

> ガンダムピークとかアイホピークとか? でも聞き慣れたロボピーがいちばん相応しいと思いますけど~(^_-)

 そうね、ロボピーね。どうせなら、何とか丸にしてもらいたいですね。美濃俣丸-ヨセン谷丸(大河内山)-◎◎丸-夏小屋丸-焼小屋丸
(笹ヶ峰)と続くのだから、◎◎に命名して下さい。

> 忌まわしい4年前は、ここ(笹ヶ峰)で、すでに14時を回っておりました。(-。-)y-゜゜゜

 でも、今となっては懐かしい想い出、よい教訓になっていることと思います。あのときは、あまり焦りを感じなかったんでしょうか?
笹ヶ峰のランチタイム
笹ヶ峰のランチタイム
> (笹ヶ峰には北峰があり、この北峰から次のピークP1169との間の鞍部までは約200mの下りだ)ここからは私には未知の世界で
> あります。


確かに急降下してはいますが、そう難儀するほどではなかったです。天気もよかったせいもあって、行く手の眺望もはっきりして
いたので、るんるん気分で下りましたよん。
笹ヶ峰北峰を振り返る
笹ヶ峰北峰を振り返る
> (天草山との分岐点から、すぐに下れない壁の上に出てきた。ここが山日和さんのレポにあった岩壁のところだとピンときた)そうそう、読んだ記憶
> あります。


ちゃんと下調べをして、学習してきたからこそ、スムーズにトラバースすることができました。ここもがんがん下りました。

> (まだ午後3時前であり、 天草山経由でも2時間あれば廃村大河内に下れるとの判断) さすが、強気ですね。足に自信のある御仁が裏山椎~

 まあ、行くっきゃないですね。先行者のトレースを追って下っていたならば、多分1時間以上早く下山できたことでしょう。

> (もう午後4時が近い。 これからが時間との勝負になる。 ルートミスすると「闇下」になりかねないので慎重になる)結構焦ったでしょう? その緊張感
> が醍醐味だって(^_-)


ま、そういうことは、これまでに何度も経験済みですが、焦りも程度が小さかったですから。

> (廃村大河内から北に分岐する沢に出て林道に降り立った。林道を少し行くと、建物が見えてきて、ここが廃村大河内であることがわかった(17:25)。
> これで一安心。


確かにそのとおりです。長時間の歩きの末に「闇下」を免れることになったわけですから。それにても、念願の美濃俣丸&笹ヶ峰を攻略できた興奮からなのか、さほど
疲れを感じなかった。

> 滑り台も片付けられておりましたか。あれさえなければ単なる林道ですから~(*^_^*)

 そ、そのとおり。単なる林道でしたよ。全く問題ありませんでした。

> いつもながらロングラン! お疲れの出ませんように~(^.^)/~~~

やっぱり限界に挑戦してみたいじゃないですか。山日和さんに唆された?こともあったけれど。いや、疲れは花はす温泉「そまやま」でサウナに入り浸り、帰りは高速の
SAで仮眠もしましたよ。
最後に編集したユーザー kitayama-walk [ 2013年4月04日(木) 02:54 ], 累計 1 回
written by kitayama-walk
アバター
クロオ
記事: 469
登録日時: 2011年2月20日(日) 09:08
お住まい: 愛知県海部郡大治町
連絡する:

Re: 【越美国境】 美濃俣丸・笹ヶ峰-やぶこぎ寸前最後のチャンス

投稿記事 by クロオ »

kitayama-walkさん、こんばんは。


 今月は、三国岳・左千方、三周ヶ岳と立て続けに越美国境の山に登った。三周ヶ岳に登ったときに、国境稜線から美濃俣丸と笹ヶ峰がこっちに来いと手招きしているようだった。


 思っていたよりも、近い場所に感じました。是非、近いうちに、登りたいと思いました。


 集合は午前5時半に広野ダムということであったが、 午前5時に到着したところ、クロオさんは前夜泊していた。


 高速、杉津PAでの仮眠も考えましたが、PAはうるさいのと、遅刻してはいけないと思い、夜のうちにダムまで来てしまいました。


 車から出てきた男性から声をかけられたが、御池池守さんであった。


 御池池守さんのお名前は、ネットで以前から存じていましたが、はじめてお会いしました。


 その次の左のヘアピンカーブのところから山腹に取り付いた。もちろん、道はなく木の枝や根をつかみながら急斜面を適当に登っていくと、もうイワウチワの花が咲いている。10分ほど頑張ると尾根に出た。


 急斜面、かつ、結構なヤブでした。イワウチワ、葉のつけ根が丸かったので、トクワカソウだと思います。花はまだついていなかったけど、イカリソウの株も見ました。


 しばらくはやぶこぎがしんどいが、やがて植林のあるところにやってくると、やぶがおとなしくなってくれた。 自然林の中を登っていくが、薄い踏み跡があり、 所々にテープがつけられている。


 紫色のテープが付いていました。昔、鈴鹿で紫頭巾さんとうわさされていた紫色のテープをよく見かけたことを思い出しました。
IMG_5626.jpg

 やがてヤセ尾根にやってきたが、ここがP1115であった。ここを通過すると傾斜が急になってきた。ブナの大きな木が所々にあるが、ガスの中に立っていて何か幽玄さを感じさせてくれる。相変わらずガスは晴れないが、先ほどから樹氷が出てきて次第に大きくなってきた。まさか、今日樹氷が見られるとは思いもしなかった。


 山に登って展望が無いのは、ほんとうにつまらない。せっかく登ってきたのに、今日はつまらない日なのかと考えていました。
 霧氷は、最初は1mm程度のごくわずかだったのですが、登るにつれて立派な霧氷でした。マンサクの花に発達した霧氷ははじめて見ました。
IMG_5651.jpg

 美濃俣丸の山頂ではガスに覆われて眺望がなかった。もし晴れていれば、烏帽子山、高丸、三周ヶ岳、上谷山などが見られたであろう。


 今回の山行で、唯一、これが残念。


 しかし、幾分空が明るくなってきているので、これから晴れてくるという予報を信じて、予定どおり笹ヶ峰をめざして越美国境稜線を歩くことにした。


 ガスの向こうに太陽が照っている感じでした。


 美濃俣丸から次の大河内山(P1288)までは2つのピークを越えていくことになる。稜線上は比較的なだらかな傾斜で展望コースになっているところである。 2つめのピークに向かう頃からガスが切れ始め青空が見えてきた。


 晴れてくる天気予報でしたが、ガスガスだったので、ほんとよかったです。快晴がもちろんいいのだけれど、ガスがまとわりついている山の展望も感じがいい。
IMG_5759.jpg

 稜線上には笹やぶが出ているところがあり、右斜面の雪のあるところも崩れているところがあるので、慎重に足場を見極めながら雪上を歩いた。最後はかなりの傾斜がある斜面を登り切って大河内山の山頂に到着した


 割れている積雪ばかりでした。斜面で割れているところは怖い気がしたので、稜線側の笹を歩いてみましたが、これは一歩一歩が大変でした。


 ここからの眺望は素晴らしい。国境稜線上には、ロボットピークと夏小屋丸(P1294)が見え、笹ヶ峰はまだ見えない。しかし、続く稜線には金草岳、冠山が見え、その右には部子山、銀杏峰が続いている。さらに向こうには白山と別山が白く光っている。東には姥ヶ岳、能郷白山、イソクラが並び、その手前には不動山と千回沢山が見える。南には烏帽子山、高丸、三周ヶ岳、美濃俣丸、上谷山があり、その向こうには金糞岳と伊吹山も見えている。何とも贅沢な眺望ではなかろうか。


 大満足の国境稜線歩きになりました。
IMG_5786.jpg

 しばらく大河内山での眺望を楽しんだ後は、すぐ向こうに見えているロボットピークに向かう。一旦下ってからは緩やかな登りとなる。ピークに近づくにつれてヤブが頭をもたげている。できるだけ安定した雪面を歩いたが、やはり最後は笹やぶこぎだ。山頂は笹原の切り開きのようになっていて、少しだけ雪が残っていた。ここには自動雨量計測所(ロボット)があったことからロボットピーク(ca1290m)と呼ばれているが、いつまでもロボピーでは可哀想である。何かふさわしい山名はないものであろうか。付近を見回すと使い古した電池がいくつも転がっていた。


 名前にあこがれていた場所でしたが、どうということの無いピークでした。
あの電池、回収しないのでしょうか?どこの管轄なのでしょう?持って来たのだから、持ち帰るべきと思うのですが…。


 夏小屋丸の山頂までやってくると、笹ヶ峰が間近に見えてきた。手前にひとつピークがあるが、もう少しで着きそうに思える。相変わらず四囲の眺望がよく、振り返ると美濃俣丸、三周ヶ岳、上谷山が並んでいる。


 三周ヶ岳は、少し左に傾いていましたが迫力のある山です。
 上谷山は北に長い稜線を持った山でした。


 夏小屋丸はそのまま通過し、再び緩やかに下っていく。 小ピークを越えると広い雪面のピークに到着した。 GPSでここが笹ヶ峰(1284.6m三角点峰)であることを確認した。


 やっと着きました。
IMG_5878.jpg

 笹ヶ峰には北峰があり、この北峰から次のピークP1169との間の鞍部までは約200mの下りだ。この下りはかなり急斜面になっているが、北斜面であるため、まだ雪の状態もよく、キックステップでどんどんと走り降りる。


 私は一歩一歩しか降りれず、どんどん離されました。


 途中に尻セードの跡があったが、誤って右側に滑り降りると転落してしまう危険なところでもあった。


 あんなところで、よく尻セードできるものだ。


 国境稜線は次第に高度を下げていき、やがて天草山との分岐点(960m)にやってきた。 そのまま稜線を進めば、高倉峠を経由して金草岳や冠山に続くことになる。 この分岐点をGPSで確認し、左手(西)に直角に曲がって下っていく。すると、すぐに下れない壁の上に出てきた。ここが山日和さんのレポにあった岩壁のところだとピンときた。 ここは右を巻いてトラバースするのだ。そう思って右手を見ると、先行者のトレースも見つかった。なるほど地形図では読み取れない地形になっている。 このトラバースも急降下していくことになるが、ここもキックステップを効かせて降りれば問題なかった。


 斜面がきつく、キックステップでは怖くて、山に向かって三点支持で下降しました。


 いよいよ雪がなくなってきたので、P711でアイゼンを外した。これからヤブを予想していたが、意外とヤブが薄い。 しかも、踏み跡がある。 ラッキーと思いながらブナ林の中を進む。


 雪が無くなっても、ヤブでなくてよかったです。


 やがて、やはりというか、笹やぶが出てきた。 でも、廃村大河内までそう距離はないので、 そう心配することもない。背丈ほどの笹ヤブこぎとなるが、所々にピンクのテープがつけてある。 これを追うようにして、笹をかき分けて下っていく。あと少しで林道に出るという手前で右方向に寄ってしまい、 尾根芯を外してしまったが、 最後は笹や灌木の枝をつかみながら強引に下ると、廃村大河内から北に分岐する沢に出た。


 途中でkitayamaさんが右の方に行かれてしまったので心配になりました。最後は左に振ると分かっていたのですが、斜面がきつく、なかなか左に行けずにいたら、kitayamaさんはすでに林道に降りていました。


 林道を少し行くと、建物が見えてきて、ここが廃村大河内であることがわかった。


 こんなところにも、人は住んでいたのですね。


 小さな祠と日露戦争の記念碑を通過し、前谷の合流点を過ぎ、林道をどんどん歩いて、二ツ屋導水施設に戻ることができた。


 長くて疲れましたが、晴れてくれて、充実の周回コースでした。是非、また歩きたい場所です。

                                 クロオ
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【越美国境】 美濃俣丸・笹ヶ峰-やぶこぎ寸前最後のチャンス

投稿記事 by 山日和 »

kitayama-walkさん、こんばんは。
ついに行かれましたね。(^^♪

当初、biwacoさんがリベンジした源平谷山経由の周回コースで歩こうかと思っていたが、 山日和さんに相談したところ、 どうせ周回するなら天草山経由の方が歩き甲斐があるとのことだった。

歩く距離は少し長くなりますが、笹ヶ峰の次のピークの登り返しさえクリアすればアップダウンはさほどでもないし、
天草山の尾根から辿ってきた稜線を見上げるのもいいものです。

[attachment=0]パノラマ 14_1_1.JPG[/attachment]
 10分ほど頑張ると尾根に出た。まだ雪はなく、薄いやぶこぎが始まるが、すぐに林道の切り通しに出た。ここから先の尾根のヤブが濃密であった。

かなり雪融けが進んでるようですねえ。

まさか、今日樹氷が見られるとは思いもしなかった。 最後の急登を登り切ると美濃俣丸の山頂(1253.8m)であったが、 そこはもう笹やぶが出ていて、何と三角点も露出していた(9:25)。

私も杉谷山で霧氷を見ることができました。しかし冷え込みのわりには雪は締まってなかったですね。
山頂の三角点が出てましたか!!

 美濃俣丸の山頂ではガスに覆われて眺望がなかった。もし晴れていれば、烏帽子山、高丸、三周ヶ岳、上谷山などが見られたであろう。

これは残念。ここから見る高丸・三周は見事です。

美濃俣丸から次の大河内山(P1288)までは2つのピークを越えていくことになる。

大河内山まで稜線はゆったりして実にいいところです。

[attachment=1]P1010422_1.JPG[/attachment]
 大河内山はヨセン谷丸とも呼ばれている。この付近では、高丸(黒壁)、美濃俣丸、夏小屋丸、焼小屋丸(笹ヶ峰)のように、山を舟に例えて丸と呼でいるのが特徴である。

そうなんですか。知らなかったなあ。(^_^;)

しかし、続く稜線には金草岳、冠山が見え、その右には部子山、銀杏峰が続いている。さらに向こうには白山と別山が白く光っている。東には姥ヶ岳、能郷白山、イソクラが並び、その手前には不動山と千回沢山が見える。南には烏帽子山、高丸、三周ヶ岳、美濃俣丸、上谷山があり、その向こうには金糞岳と伊吹山も見えている。何とも贅沢な眺望ではなかろうか。

ちょうどこの頃、私とふ~さんは杉谷山の山頂からこっちを見てましたよ。kitayama-walkさん達がみえるんじゃないかって。 :mrgreen:

ここには自動雨量計測所(ロボット)があったことからロボットピーク(ca1290m)と呼ばれているが、いつまでもロボピーで
は可哀想である。何かふさわしい山名はないものであろうか。


路傍丸ってとこですね。(^^ゞ
ちなみにロボットピークから振り返った美濃俣丸の手前のピークは大河内山ではありません。
美濃俣丸北のCa1220mピークですね。
あっ、それからブログの写真では白倉岳が冠山になってますね。 ;)

 夏小屋丸はそのまま通過し、再び緩やかに下っていく。

夏小屋丸東面の雪壁はどうなってましたか?

周囲の展望を楽しみながらの食事とビールはうまいの一言に尽きる。

そうでしょう~。杉谷山のランチも最高でした。

小一時間のランチタイムを楽しんだ後、予定どおり先に進むことにした。御池池守さんのグループは、どうやら笹ヶ峰からピ
ストンして引き返したらしい。そのトレースを負うことにした。


なんでピストンなんでしょうね。源平谷山経由でもいいと思うんだけど。

鞍部からは再び登り返していくが、先行するトレースはP1169はヤブが出ているためか、左の山腹をトラバースしていた。

ここは雪の多い時でもヤブが出ていました。

この分岐点をGPSで確認し、左手(西)に直角に曲がって下っていく。すると、すぐに下れない壁の上に出てきた。ここが山日和さんのレポにあった岩壁のところだとピンときた。 ここは右を巻いてトラバースするのだ。そう思って右手を見ると、先行者のトレースも見つかった。

右を巻いてというより、左の尾根に入らずジャンクションを北の鞍部に下りてからトラバースすれば急降下はありません。

[attachment=2]P1010565_1.JPG[/attachment]
岩壁を通過して、しばらく進むと、先行者のトレースは、案の定、左に向かって尾根を下っていた。

これは越前さんが下山に使った尾根ですね。地図を見た感じではよさそうな尾根です。

天草山までは緩やかなアップダウンを繰り返していくが、やはり所々ヤブが出ていて通過に苦労する。 県境JCTから天草
山までが意外と長く時間もかかった。


結構いい樹林もあるのですが、ヤブが出てると楽しむ気にもなりにくいですよね。時間も気になるし。

背丈ほどの笹ヤブこぎとなるが、所々にピンクのテープがつけてある。 これを追うようにして、笹をかき分けて下っていく。あと少しで林道に出るという手前で右方向に寄ってしまい、 尾根芯を外してしまったが、

忠実に尾根を辿れば大河内の神社の跡に出ます。

[attachment=4]P1010615_2_1.JPG[/attachment]
今の雪解け状態からすると恐怖の滑り台もあるまい。

最後に地獄の滑り台が待っていたら辛いですからねえ。
お疲れさまでした。

            山日和

なんとか通れる範囲
なんとか通れる範囲
添付ファイル
パノラマ 14_1_1.JPG
P1010422_1.JPG
トラバースルート
トラバースルート
大河内神社
大河内神社
越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

Re: 【越美国境】 美濃俣丸・笹ヶ峰-やぶこぎ寸前最後のチャンス

投稿記事 by 越前 »

kitayama-walkさん、今晩は。
寡雪の今年、雪山としては最後のチャンスをモノにしての越美国境ビックネームふたつをゲットですね。

ほぼ同じコースを歩いた先月3/9と、同じ尾根を登り美濃俣からは反対方向へ向った2/17の私の山行を交えてレスをさせてもらいます。
今月は、三国岳・左千方、三周ヶ岳と立て続けに越美国境の山に登った。三周ヶ岳に登ったときに、国境稜線から美濃俣丸と笹ヶ峰がこっちに来いと手招きしているようだった 
実は私も昨年の上谷山でお誘いを受けていたんですよ~。(^^ゞ
午前6時に二ツ屋導水施設を出発した。右手にある導水施設の橋を渡り林道に入っていくが、雪はほとんどない。最初のヘアピンカーブを通過すると、 小さな祠に不動明王が祀ってあった。その次の左のヘアピンカーブのところから山腹に取り付いた。もちろん、道はなく木の枝や根をつかみながら急斜面を適当に登っていくと、もうイワウチワの花が咲いている 
これから三週間前の私のときにも、すでに取り付いた山腹には尾根まで雪はありませんでした。
しばらくはやぶこぎがしんどいが、やがて植林のあるところにやってくると、やぶがおとなしくなってくれた。 
二月の時でさえ、雪面から突き出ていたヤブを避けて杉林へと逃げました。
雪が出てきたので、スノーシューを装着することにした。1週間以上前のものと思われるトレースがあり、 その跡を追うように登っていくといつの間にかP912に到着した
もしかしたら三週間前の(?)・・・んなワケないか。(笑)
夜間登山だった私の時にも美濃俣ピストンのトレースがついていて、暗闇の中ではとても心強かったです。
P912からはなだらかな尾根を登っていくことになるが、所々でヤブが出ていて歩きにくい。 特にシャクナゲにスノーシューの足を取られてなかなか前進できず苦労する 
そうそう、標高が高くなってきたはずなのに積雪の薄いところがありました。
強風によって、特に尾根上からの雪が吹き飛ばされるのでしょうね。
美濃俣丸の山頂ではガスに覆われて眺望がなかった。もし晴れていれば、烏帽子山、高丸、三周ヶ岳、上谷山などが見られたであろう 
美濃俣山頂で二回とも快晴だったワタシは、とっても幸せ者でした。
でも後日山日和さんから、烏帽子山と高丸を取り違えているとのご指摘を頂戴いたしました。(^^ゞ
越美国境を南へと望む
越美国境を南へと望む
美濃俣丸からは国境稜線を北上することになるので、ガスで稜線が見えないため方向を間違わないように確認して山頂から下り始める 
このへんにBDの白いヘッデン落ちてませんでしたか? (^^ゞ
稜線上には笹やぶが出ているところがあり、右斜面の雪のあるところも崩れているところがあるので、慎重に足場を見極めながら雪上を歩いた
三周間前でも同じでした。
二階建ての家ほどもあった亀裂
二階建ての家ほどもあった亀裂
ここからの眺望は素晴らしい。国境稜線上には、ロボットピークと夏小屋丸(P1294)が見え、笹ヶ峰はまだ見えない。しかし、続く稜線には金草岳、冠山が見え、その右には部子山、銀杏峰が続いている。さらに向こうには白山と別山が白く光っている。東には姥ヶ岳、能郷白山、イソクラが並び、その手前には不動山と千回沢山が見える。南には烏帽子山、高丸、三周ヶ岳、美濃俣丸、上谷山があり、その向こうには金糞岳と伊吹山も見えている。何とも贅沢な眺望ではなかろうか。 
確かに確かに、何とも贅沢な眺望でしたね。
しかし、kitayama-walkさんの同定能力もまた素晴らしいですね。
ワタシなんぞはまだこの時点では、白山の姿にさえ気がついていなかったりして・・・。
小ピークを越えると広い雪面のピークに到着した。 GPSでここが笹ヶ峰(1284.6m三角点峰)であることを確認した。 時刻は12:30と予定より30分遅れだが、ランチタイムにすることにした
同じように私もここでお昼ごはんでした。
食べていると、ふいに白山の姿が目に飛び込んできてとても嬉しくなりました。
笹ヶ峰には北峰があり、この北峰から次のピークP1169との間の鞍部までは約200mの下りだ。この下りはかなり急斜面になっているが、北斜面
であるため、まだ雪の状態もよく、キックステップでどんどんと走り降りる 
ホント急下降でしたね。
つくづく逆コースでなく良かったと思いました。
でも雪の腐ってくる時間でしたので、私もスノーシューを蹴り込んでの下降に不安感はなかったです。
やがて天草山との分岐点(960m)にやってきた。 そのまま稜線を進めば、高倉峠を経由して金草岳や冠山に続くことになる。 この分岐点をGPSで確認し、左手(西)に直角に曲がって下っていく。すると、すぐに下れない壁の上に出てきた。ここが山日和さんのレポにあった岩壁のところだとピンときた 
分岐から一時間分のオーバーランをした私は、状況も知らずに「壁」の下部近くまでトラバースで引き返していたので事なきを得ましたが、やはり逆コースだとイヤな感じのコースだと思いました。
岩壁を通過して、しばらく進むと、先行者のトレースは、案の定、左に向かって尾根を下っていた。廃村大河内から上がってくる林道をつめて、尾根に登っていたのだから当然である 
私の下山コースでもありますね。確か林道までも三十分ほどで下降できたと思います。
いよいよ雪がなくなってきたので、P711でアイゼンを外した。これからヤブを予想していたが、意外とヤブが薄い。 しかも、踏み跡がある。 ラッキーと思いながらブナ林の中を進む
山日和さんより、天草山から赤谷山への下山コースもあると教えてもらいました。
県境JCTから三本もの下山コースがあることになりますが、けっこうそんな踏みあとができるほども歩かれているワケですね。
後は二ツ屋導水施設まで林道を歩くだけだ。今の雪解け状態からすると恐怖の滑り台もあるまい。小さな祠と日露戦争の記念碑を通過し、前谷の合流点を過ぎ、林道をどんどん歩いて、二ツ屋導水施設に戻ることができた 
あれっ? 最後のアトラクションはもう終了してましたか。それは残念でしたね。(^^ゞ


有り難うございます。あの素晴らしかった国境稜線歩きをまた思い出すことが出来ました。
越前
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

やぶこぎ寸前最後のチャンスをものにしましたね

投稿記事 by kitayama-walk »

 クロオさん、こんばんは。

> 思っていたよりも、近い場所に感じました。是非、近いうちに、登りたいと思いました。

 私はね、次は絶対美濃俣丸と笹ヶ峰だと狙っていました。三国、三周とくれば、次はここしかないでしょう! もし今年もう少し雪があったなら、
次は高丸と烏帽子を狙ったことでしょう。もう、これは来シーズンの課題となりましたね。不動、千回沢なんてのもありますね(テント泊)。

> 高速、杉津PAでの仮眠も考えましたが、PAはうるさいのと、遅刻してはいけないと思い、夜のうちにダムまで来てしまいました。

そうでしたか。私の場合は、車中泊はどうも十分寝られないので、早朝に出発することにしています。車中泊でも車のシートを倒してでなく、ご
ろりと横になれたらいいのですが、自分の車ではそうはいかないものですから。

> 御池池守さんのお名前は、ネットで以前から存じていましたが、はじめてお会いしました。

私も御池池守さんの名前は存じ上げていましたが、お目にかかったのは初めてでした。もうリタイア組なので、週3日山に行けるとおっしゃって
いましたよね。羨ましいかぎりです。
二ツ屋導水施設の駐車地(かなり広いスペースです)
二ツ屋導水施設の駐車地(かなり広いスペースです)
> 急斜面、かつ、結構なヤブでした。イワウチワ、葉のつけ根が丸かったので、トクワカソウだと思います。花はまだついていなかったけど、イカ
> リソウの株も見ました。


まあ、あの程度の斜面であれば、そう苦労はしませんでしたが、斜面より濃いヤブの方が難儀でした。イワウチワとトクワカソウの区別がつき
ません。別名だと思っていましたが、違うのですかね。
右の鉄橋を渡らず、左の林道に入ります
右の鉄橋を渡らず、左の林道に入ります
> 山に登って展望が無いのは、ほんとうにつまらない。せっかく登ってきたのに、今日はつまらない日なのかと考えていました。霧氷は最初は1
> mm程度のごくわずかだったのですが、登るにつれて立派な霧氷でした。マンサクの花に発達した霧氷ははじめて見ました。


 それは私も同じ。ピークハンターであり、かつビューハンターでもあります。だから、美濃俣丸の山頂ではがっかりましましたよ。時間があれば
もっとゆっくりして、そのうちガスが切れて眺望が得られたはずですね。樹氷は予想外のものでしたね。やはり寒かったのですね。今シーズン最
後の樹氷だと思います。

> 今回の山行で、唯一、これが残念。

ま、これは仕方がないでしょう。山日和さんも、これが見られなかったのは残念でしょうとおっしゃっていますね。でも、また次の機会があると思
いますよ。美濃俣丸にはまた登ると思いますから。
振り返ると青空が-美濃俣丸から大河内山への稜線で
振り返ると青空が-美濃俣丸から大河内山への稜線で
> 晴れてくる天気予報でしたが、ガスガスだったので、ほんとよかったです。快晴がもちろんいいのだけれど、ガスがまとわりついている山の展
> 望も感じがいい。


天気予報はいい方に外れてくれるのはありがたいですが、悪い方だと何だこれは!と思ってしまいます。しかし、ガスが出るとは思っていなか
ったですね。だからテンションは急降下。美濃俣丸から歩き始めたときは、これはガスが切れて晴れる、予報どおりだと確信しました。

> 割れている積雪ばかりでした。斜面で割れているところは怖い気がしたので、稜線側の笹を歩いてみましたが、これは一歩一歩が大変でした。

クロオさんは慎重でしたね。私は、どちらかというと冒険心が強いので、危険なこともしてしまいがちです。できるだけヤブは避けたいので、雪
面の上を歩きたいという思いから割れた雪面も、それなりに慎重に確認しながら歩きました。

> 大満足の国境稜線歩きになりました。

結果的には、所々ヤブがあったものの、大河内から県境JCTまでの越美国境は大満足の雪稜散歩になりましたね。

> あの電池、回収しないのでしょうか?どこの管轄なのでしょう?持って来たのだから、持ち帰るべきと思うのですが…。

 ロボピーの古い電池はどうしてほったらかしにしているのでしょうかね。計測器なんかはないのだから持ち帰ったんでしょうから、一緒に持って
帰ったらよかったのにね。これから電池回収隊でも組織しますかね。
放置された電池
放置された電池
> 三周ヶ岳は、少し左に傾いていましたが迫力のある山です。上谷山は北に長い稜線を持った山でした。

三周ヶ岳も特徴のある山容をしていました。上谷山はピークから北尾根が長く特徴ある山です。去年は、その長い北尾根(3本あります)をbiwaco
さんと一緒に下りました。

> (笹ヶ峰北峰からの下山は)私は一歩一歩しか降りれず、どんどん離されました。

そうでしたか。北斜面だったので、雪もちょうどよい頃合いになっていて、サクサク下りることができましたけれどね。もっとも先行者のトレースを後
追いしたのですねがねぇ。

> あんなところで、よく尻セードできるものだ。

まあ、よく注意してすれば、尻セードもできるでしょうね。ブレーキをきかせて、ハンドルもちゃんと切ってね。

> (斜面が)きつく、キックステップでは怖くて、山に向かって三点支持で下降しました。

 クロオさんは慎重でしたね。私なんか、適当にやってしまうところがありますね。
岩壁の北側をトラバースして下る
岩壁の北側をトラバースして下る
> (P711から) 雪が無くなっても、ヤブでなくてよかったです。

 闇下になるかどうかの瀬戸際ですから、難儀しないかどうか心配ものでした。でも、もう行くしかありませんでしたね。

> 途中でkitayamaさんが右の方に行かれてしまったので心配になりました。最後は左に振ると分かっていたのですが、斜面がきつく、なかなか
> 左に行けずにいたら、kitayamaさんはすでに林道に降りていました。


自分でも右に寄りすぎていることはわかりましたが、右の方がヤブが薄かったせいですね。最後は修正もしたのですが、尾根芯よりも右手に
下ってしまいました。

> 来シーズンも是非行きましょう!

 もっとたくさん、いろいろなところに行ってみたいですね。
最後に編集したユーザー kitayama-walk [ 2013年4月06日(土) 02:27 ], 累計 3 回
written by kitayama-walk
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

ようやく美濃俣丸・笹ヶ峰を攻め落としました

投稿記事 by kitayama-walk »

 山日和さん、こんにちは。
 今朝は、明日明後日の週末が生憎の雨模様、山に行けないので、自宅から近い鴨川の河川敷(鴨川公園)をジョギングしてきました。ほか、テレビのドラマなど
でよく鴨川に架かる橋から北方面を映した場面があるでしょう。あの川沿いには、今桜が満開になっているので、今朝は雲一つない晴天だったこともあり、調子に
乗って15キロほど走りました。おかげで体が軽く気持ちがよいですね。

> ついに(美濃俣丸&笹ヶ峰に)行かれましたね。(^^♪
歩く距離は少し長くなりますが、笹ヶ峰の次のピークの登り返しさえクリアすればアップダウンはさほどでもないし、天草山の尾根から辿ってきた稜線を見上げる
のもいいものです。


 はい、ついにというか、ようやくですね。週末の天気を気にしながら、他の予定との調整が大変でした。
 歩くコースは、どうせ歩くならロングコースだと決めていましたから、山日和さんに教えてもらった天草山経由のコースにしました。赤谷山経由まではとても無理
でしたね。

> 私も杉谷山で霧氷を見ることができました。しかし冷え込みのわりには雪は締まってなかったですね。山頂の三角点が出てましたか!!

 すっかり暖かくなったこの時期に、樹氷が見られるとは驚きでしたが、やはり山の上は風があり、気温も低くなるのでしょうね。美濃俣丸まではガスっていて、眺
望がなく、モチベーションが上がりませんでした。杉谷山の方がガスっていませんでしたか?
小さいながらも樹氷が見られる
小さいながらも樹氷が見られる
 美濃俣丸の山頂に到達する手前からヤブがあり、あれ?ヤブじゃんと思っていたら、三角点が目に入り、ここが山頂だとわかりました。ちょっと前までは白き雪
の下に眠っていた笹も三角点も目覚めてしまっていました。

> これ(美濃俣丸山頂からの眺望がなかったこと)は残念。ここから見る高丸・三周は見事です。

 残念でした。が、大河内山への稜線では、ガスが切れてきて、烏帽子、高丸、三周と見ることができました。

> 大河内山まで稜線はゆったりして実にいいところです。

 そうですねぇ。今回のコースの中では、のんびり歩ける展望のいいところですね。もう少し早くガスが晴れてくれていたら、もっとよかったのにと思います。また、
雪ももっとあれば稜線の真上を歩くことができました。今回は、稜線は所々にヤブが出ていて、右斜面寄りを歩かざるを得ないところがありました。

> (山を舟に例えて丸と呼でいるのが特徴である)そうなんですか。知らなかったなあ。(^_^;)

 山日和さんでも知らないことがあるんですね。これは、何かに書いてあったことを受け売りしただけです。

> (大河内山山頂で眺望を楽しんでいた頃) ちょうどこの頃、私とふ~さんは杉谷山の山頂からこっちを見てましたよ。kitayama-walkさん達がみえるんじゃな
> いかって。


 私は、ふ~さんと山日和さんが二人でどこかに行くと聞いていたので、ひょっとしたら不動、千回沢?なんて思いましたが、ここは日帰りはちょっと無理だろうし、
アクセスするなら二ツ屋導水施設からでしょうから、車もなかったことから、違うなと思い返していました。あの、能郷白山と若丸山の間あたりにいたんですねぇ。

> (何かふさわしい山名はないものであろうか) 路傍丸ってとこですね。
> ちなみにロボットピークから振り返った美濃俣丸の手前のピークは大河内山ではありません。美濃俣丸北のCa1220mピークですね。
> それからブログの写真では白倉岳が冠山になってますね。


ROBOT=路傍っと=丸ですか。地形図を見てみると、源平谷の源頭あたりにあるので、源平谷丸というべきなのでしょうが、源平谷山(949m)が別にあるので、
混同されてしまいますよね。
 山座同定では、山日和山にかないません。間違った同定をすることも多いかと思いますので、ご指摘、ご指導下さいませ。冠山が間違っていたことはすぐに気
づいたので修正しておきました。冠山はもっと右で銀杏峰の右に見える黒っぽい山だと思います。

> 夏小屋丸東面の雪壁はどうなってましたか?

ぱくっと割れて大きな口を開けていました。呑み込まれるかと思ったほどです。
夏小屋丸東面にある雪庇は大きな口を開けていた
夏小屋丸東面にある雪庇は大きな口を開けていた
> (展望を楽しみながらの食事とビールはうまいの一言に尽きる) そうでしょう~。杉谷山のランチも最高でした。

 そうですねぇ。今回はロングコースなので、果たしてランチタイムが確保できるかどうか心配していましたが、快晴の下での抜群の眺望に恵まれ、時間的にも
何とか行けるという予測の下にランチタイムを楽しみました。
やっぱりビールは欠かせませんね。
やっぱりビールは欠かせませんね。
> (御池池守さんのグループは、どうやら笹ヶ峰からピストンして引き返したらしい。)なんでピストンなんでしょうね。源平谷山経由でもいいと思うんだけど。

 車に戻ったときに、置き手紙(メモ)が残されていました。「雪が少なく、その先雪崩多し。12:00引き返し。15:20車着。不動へは来年」と書かれていました。
笹ヶ峰山頂に人影を発見(ロボットピークの次の小ピークにて)
笹ヶ峰山頂に人影を発見(ロボットピークの次の小ピークにて)
> (P1169はヤブが出ているためか、左の山腹をトラバースしていた。) ここは雪の多い時でもヤブが出ていました。

 やはりそうでしたか。ヤブがきつそうだったので、少し巻いてトラバースしてしまいました。それにしても、笹ヶ峰の北峰からの急降下、登り返しは、後半戦に
おいては少し難儀はところですね。

> (下れない壁の上に出てきた。ここが山日和さんのレポにあった岩壁のところだとピンときた。 ここは右を巻いてトラバースするのだ。) 右を巻いてという
> より、左の尾根に入らずジャンクションを北の鞍部に下りてからトラバースすれば急降下はありません。


そうでしたか。先行者のトレースは右巻きのトラバースでしたので、その後に続きました。急斜面でしたが、特に怖いわけでもなかったので、キックステップで
どんどん下ってしまいましたが。

> (岩壁を通過して、しばらく進むと、先行者のトレースは、案の定、左に向かって尾根を下っていた。)これは越前さんが下山に使った尾根ですね。

 私も、そのとき、そう思いました。足にアクシデントがあった越前さんの選択としてはよかったと思います。それに早く下山しなければならない事情もあったそ
うですから。これを下ると1時間以上時短ができたと思いますね。

> (天草山までは緩やかなアップダウン、所々ヤブが出ていて通過に苦労。 県境JCTから天草山までが意外と長い。) 結構いい樹林もあるのですが、ヤブが
> 出てると楽しむ気にもなりにくいですよね。時間も気になるし。


 そうなんですよね。時間が気になりました。でも、天草山まで辿り着いたときには、その先がヤブでも何とかなるだろうと思いました。実際、その先もヤブも予
想以上に薄かったし、踏み跡もあったので助かりましたね。

> (背丈ほどの笹ヤブこぎとなるが、あと少しで林道に出るという手前で右方向に寄ってしまい、 尾根芯を外してしまった) 忠実に尾根を辿れば大河内の神
> 社の跡に出ます。


最後は笹ヤブこぎを強いられましたが、これは最後の試練というか、愛嬌程度でした。最後は自然と右に寄ってしまいました。これはどうしてかな?

> 最後に地獄の滑り台が待っていたら辛いですからねえ。お疲れさまでした。

さすがに今日はあるまいと思っていましたが、そのとおりでした。おかげでさっさと歩けました。
最後に編集したユーザー kitayama-walk [ 2013年4月06日(土) 02:26 ], 累計 5 回
written by kitayama-walk
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【越美国境】 美濃俣丸・笹ヶ峰-やぶこぎ寸前最後のチャンス

投稿記事 by 宮指路 »

Kitayama-walkさん、こんばんは

 今月は、三国岳・左千方、三周ヶ岳と立て続けに越美国境の山に登った。三周ヶ岳に登ったときに、国境稜線から美濃俣丸と笹ヶ峰がこっちに来いと
手招きしているようだった。


夜叉ヶ丸に登った時、三周ヶ岳の北方の山並みも気になりました。

美濃俣丸と笹ヶ峰は、biwacoさんが2009/4/5-6ツェルト・シュラフなしでビバークし、2011/4/3リベンジした山である。 当初、biwacoさんがリベンジした源平谷山経由の周回コースで歩こうかと思っていたが、

有名な話ですね。ふ~さんにしっかり言われていました。

 その次の左のヘアピンカーブのところから山腹に取り付いた。もちろん、道はなく木の枝や根をつかみながら急斜面を適当に登っていくと、もうイワウチワの花が咲いている。10分ほど頑張ると尾根に出た。まだ雪はなく、薄いやぶこぎが始まるが、すぐに林道の切り通しに出た。ここから先の尾根のヤブが濃密であった。 しばらくはやぶこぎがしんどいが、やがて植林のあるとこ

藪漕ぎの登りは辛いですが下りもやはり辛いですね

やがてca750あたりでようやく雪が出てきたので、スノーシューを装着することにした。

23日の上谷山も700mくらいからやっとスノーシューでした。


P912からはなだらかな尾根を登っていくことになるが、所々でヤブが出ていて、歩きにくい。 特にシャクナゲにスノーシューの足を取られてなかなか前進できず苦労する。やがてヤセ尾根にやってきたが、ここがP1115であった

これは登りにくそうです。

ここを通過すると傾斜が急になってきた。ブナの大きな木が所々にあるが、
ガスの中に立っていて何か幽玄さを感じさせてくれる。相変わらずガスは晴れないが、先ほどから樹氷が出てきて次第に大きくなってきた。まさか、今日樹氷が見られるとは思いもしなかった。 最後の急登を登り切ると美濃俣丸の山頂(1253.8m)であったが、 そこはもう笹やぶが出ていて、何と三角点も露出していた(9:25)。


霧氷が見れたのはラッキーでしたがまさか三角点に藪ですか

 夏小屋丸の山頂までやってくると、笹ヶ峰が間近に見えてきた。手前にひとつピークがあるが、もう少しで着きそうに思える。相変わらず四囲の眺望がよく、振り返ると美濃俣丸、三周ヶ岳、上谷山が並んでいる。

展望が良くなるとテンションあがりますね

夏小屋丸はそのまま通過し、再び緩やかに下っていく。 小ピークを越えると広い
雪面のピークに到着した。 GPSでここが笹ヶ峰(1284.6m三角点峰)であることを確認した。


三角点が目視できないのが残念ですが雪山では致し方ないですね

時刻は12:30と予定より30分遅れだが、ランチタイムに
することにした。山頂より少し西側には灌木が出ていたが、風はほとんどないので食事には助かる。 周囲の展望を楽しみながらの食事とビールはうまいの一言に尽きる。


Kitayamaさんもとうとうヤブコギ病ですな

笹ヶ峰には北峰があり、この北峰から次のピークP1169との間の鞍部までは約200mの下りだ。この下りはかなり急斜面になっているが、北斜面であるため、まだ雪の状態もよく、キックステップでどんどんと走り降りる。

キックステップが利くと下りは断然楽になりますね

この分岐
点をGPSで確認し、左手(西)に直角に曲がって下っていく。すると、すぐに下れない壁の上に出てきた。ここが山日和さんのレポにあった岩壁のところだとピンときた。 ここは右を巻いてトラバースするのだ。そう思って右手を見ると、先行者のトレースも見つかった。なるほど地形図では読み取れない地形になっている。 このトラバースも急降下していくことになるが、ここもキックステップを効かせて降りれば問題なかった。下部から見上げると岩壁に突き当たって難渋するところであろう。


ガチガチにクラストしていると難儀しそうですね

予定どおり天草山(852.4m)に向かうことにした。 ここから先はトレースがない。心配なのは雪がどこまであるか、 またなくなったあとのヤブの状態がどうかである。 天草山までは緩やかなアップダウンを繰り返していくが、やはり所々ヤブが出ていて通過に苦労する。

2人だからまだ心強いですね。一人だと冒険できません

いよいよ雪がなくなってきたので、P711でアイゼンを外した。

結局スノーシューの出番があまりなかったですね

今日の総行動時間12時間25分、実歩行時間11時間であったが、雪やヤブの状態からすると、まずまずのコースタイムであろう。今年は雪が少
なく、また雪解けも早い。日帰りでこのコースを歩くにはぎりぎりの時期といえよう。


長丁場、お疲れ様でした。
ところで以前よりお話のあったカイサカ~お金明神はどうしましょうか?
Biwacoさんの膝の具合もきになりますが・・・


                                                             宮指路
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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やぶこぎ寸前の最後のチャンスをゲットしました

投稿記事 by kitayama-walk »

 越前さん、今晩は。

> 寡雪の今年、雪山としては最後のチャンスをモノにしての越美国境ビックネームふたつをゲットですね。

そうですね。雪が少ないのでヤブが出ていることが予想され、最後のチャンスだと思って挑戦しました。結果的にはぎりぎりセーフというところでしたね。

> 実は私も昨年の上谷山でお誘いを受けていたんですよ~。(^^ゞ

そういえば、私も昨年4/8に上谷山に登りました。そのとき、上谷山山頂で、栃ノ木峠からやってきた越前さんにお目にかかったのでしたね。
http://kitayamawa.exblog.jp/17889177/
上谷山に登る稜線からの眺望
上谷山に登る稜線からの眺望
> 3週間前の私のときにも、すでに取り付いた山腹には尾根まで雪はありませんでした。
> 2月の時でさえ、雪面から突き出ていたヤブを避けて杉林へと逃げました。


 やはり今年は寡雪なんですねぇ(雪が多い年は知らないのですが)。

> (追いかけたトレースは)もしかしたら3週間前の?・・・んなワケないか。夜間登山だった私の時にも美濃俣ピストンのトレースがついていて、
> 暗闇の中ではとても心強かったです。


いやいや、ひょっとしたらそうかもと思いましたが、多分、1週間前の梨丸さんのトレースじゃないかと思います。
http://nashimaru007.blog109.fc2.com/blo ... 9.html#209

> 標高が高くなってきたはずなのに積雪の薄いところがありました。強風によって、特に尾根上からの雪が吹き飛ばされるのでしょうね。

標高が高くなり雪が出てくると、もう安心と思いきや、そうでなかった。ヤブが出てきて、もがくことになろうとは。まだガスっているときでしたから、なんで!
とぼやいていました。

> 美濃俣山頂で2回とも快晴だったワタシは、とっても幸せ者でした。でも後日山日和さんから、烏帽子山と高丸を取り違えているとのご指摘を頂戴いた
> しました。(^^ゞ


 それは晴れ男ですね。山日和さんの山座同定は的確ですから、私も間違いを指摘されることがあります。それはそれでありがたいことですね。
大河内山から南方面の眺望
大河内山から南方面の眺望
> (美濃俣丸からは国境稜線を北上する) このへんにBDの白いヘッデン落ちてませんでしたか?

 えへ? ブラックダイヤモンドの白いヘッドランプ? いや見かけなかったですね。というか、まだガスっていたときだから、気づかなかったのでしょうね。
余裕もなかったですから。

> 確かに確かに、何とも贅沢な眺望でしたね。しかし、kitayama-walkさんの同定能力もまた素晴らしいですね。
> ワタシなんぞはまだこの時点では、白山の姿にさえ気がついていなかったりして・・・。


いえいえ、山座同定は山日和さんに間違いを指摘されるくらいですから、大したことはありません。しかし、あの山は何だろう?と思い、帰ってからカシミ
ール3Dを使って調べるのですね。でも、間違うこともあります。思い違いですね。白山に気がつかなかったのはご愛敬というところでしょう。
白山のズームアップ
白山のズームアップ
> (笹ヶ峰山頂で)同じように私もここでお昼ごはんでした。食べていると、ふいに白山の姿が目に飛び込んできてとても嬉しくなりました。

 ごはんを食べているときは余裕が出てきたのでしょうね。ふと景色を見ていると、あれ?あれは白山?という感じでしたか。私の場合は、大河内山山頂
で初めて白山の姿を見ることができました。

> (笹ヶ峰北峰から次のピークP1169との間の鞍部までの約200mの下りはかなり急斜面になっている) ホント急下降でしたね。つくづく逆コースでなく良
> かったと思いました。でも雪の腐ってくる時間でしたので、私もスノーシューを蹴り込んでの下降に不安感はなかったです。


あの下りをスノーシューを履いたまま下ったのですか。ちょっと怖いような気がしますね。むしろ、ツボ足でキックステップの方が安定しているような気が
します。
笹ヶ峰の北峰からの下り
笹ヶ峰の北峰からの下り
> (すぐに下れない壁の上に出てきた。ここが山日和さんのレポにあった岩壁のところだとピンときた) 分岐から1時間分のオーバーランをした私は、状
> 況も知らずに「壁」の下部近くまでトラバースで引き返していたので事なきを得ましたが、やはり逆コースだとイヤな感じのコースだと思いました。


ここは山日和さんのレポで学習していたので、事なきを得ました。なるほど、帰りは、県境JCTを通過しなかったのですね。
3/31に同じコースを歩いたkeikokuさんは、トラバースに気づかず、意を決してこの壁をそのまま下ったとか。

> (先行者のトレースは左に向かって尾根を下っていた。) 私の下山コースでもありますね。確か林道までも三十分ほどで下降できたと思います。

 このとき、越前さんの下山コースだなと思い浮かびましたよ。かなり短縮コースですね。御池池守さんも、尾根はヤブだから、このコースが早いと言って
おられました。天草山経由より1時間以上時短できたのではないでしょうか。

> 山日和さんより、天草山から赤谷山への下山コースもあると教えてもらいました。県境JCTから3本もの下山コースがあることになりますが、結構そんな
> 踏み跡ができるほども歩かれているワケですね。


 地形図を見ると、赤谷山まで周回することができそうですね。ただ時間的に余裕があれば可能でしょう。それに、林道の滑り台を避けることもできるで
しょうね。でも、もう滑り台はありませんでしたから。

> あれっ? 最後のアトラクションはもう終了してましたか。それは残念でしたね。(^^ゞ

いえいえ、そんなアトラクションはもう要りません。山日和さんなら、たっぷり楽しまれるのでしょうけれど。
 次は、どこに行こうかと考えていたら、明日明後日の週末は雨模様です。久しぶりに山はおやすみになりそうです。
written by kitayama-walk
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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美濃俣丸・笹ヶ峰の周回は満腹しました

投稿記事 by kitayama-walk »

 宮指路さん、こんにちは。
 今日は爆弾低気圧の通過なので、山はおやすみしています。皆さんもそうですよね。

> 夜叉ヶ丸に登った時、三周ヶ岳の北方の山並みも気になりました。

夜叉が丸から三周ヶ岳の向こうに白い山並みが見えていましたね。この山行のときは、三国岳に向かう江越国境尾根から、
早くも見えていたと思います。
夜叉ヶ丸から三周ヶ岳を望む-三周ヶ岳の左奥に美濃俣丸や笹ヶ峰があります
夜叉ヶ丸から三周ヶ岳を望む-三周ヶ岳の左奥に美濃俣丸や笹ヶ峰があります
江越国境尾根からの美濃俣丸、笹ヶ峰の眺望
江越国境尾根からの美濃俣丸、笹ヶ峰の眺望
> (biwacoさんが2009/4/5-6ツェルト・シュラフなしでビバークし、2011/4/3リベンジした山である) 有名な話ですね。ふ~さん
> にしっかり言われていました。


もうこの話は公然の秘密になっているのでしょう。誰も真似してはいけないと、biwacoさんがおっしゃっていますね。

> やぶこぎの登りは辛いですが、下りもやはり辛いですね。

 ええ。でも、登りより下りの方が比較的楽です。体重を預けるようにしてかき分けていくことができますので。
 ラッセルは、2番手、3番手は楽ですが、やぶこぎでは同じですね。

> 23日の上谷山も700mくらいからやっとスノーシューでした。

この時期、この付近の山は同じくらいの積雪なんでしょうね。でも、HPを見ていると1週間ほどでかなり融雪が進んでいたような気がします。

> 霧氷が見れたのはラッキーでしたが、まさか三角点に藪ですか。

 樹氷は予想外でしたね。前夜の冷え込みと強風のなせる業ですね。美濃俣丸の山頂はヤブが出ていると聞いていたので、これはそう驚き
はしませんでした。でも、三角点も露出しているとは思いませんでした。
美濃俣丸の三等三角点(点名:美濃俣、1253.8m)
美濃俣丸の三等三角点(点名:美濃俣、1253.8m)
> (笹ヶ峰が間近に見えてきた。振り返ると美濃俣丸、三周ヶ岳、上谷山が並んでいる。)展望が良くなるとテンションあがりますね。

 そりゃあ、もう。この景色を見るために登ってきたのですからね。
美濃俣丸、三周ヶ岳、上谷山が並んでいる
美濃俣丸、三周ヶ岳、上谷山が並んでいる
> (GPSでここが笹ヶ峰(1284.6m三角点峰)であることを確認した。) 三角点が目視できないのが残念ですが、雪山では致し方ないですね。

 笹ヶ峰の方が雪が多かったので、こちらはヤブが露出しておらず、三角点も雪下でした。もっとも灌木はありましたが。
笹ヶ峰にあった山名プレート
笹ヶ峰にあった山名プレート
> (周囲の展望を楽しみながらの食事とビールはうまいの一言に尽きる。 )kitayamaさんもとうとう「ヤブコギ病」ですな。

 う~ん。確かに、このところスノー衆に参加させてもらい、山日和さんにいろいろと話を聞かせてもらったりして、感化されていると思います。
これが「やぶこぎ病」ということでしょうか。それならむしろ歓迎すべき「病気」ですな。

> (笹ヶ峰北峰から鞍部までは約200mの急降下、キックステップでどんどんと走り降りる。)キックステップが利くと下りは断然楽になりますね。

 そうそう。ここは思ったより楽でした。尻セードで下っている先行者もいたくらいです。右の谷に転落しなくてよかったですな。

> (山日和さんのレポにあった岩壁のところだ。) ガチガチにクラストしていると難儀しそうですね。

 ここもさっきの笹ヶ峰の下りとそう変わりませんが、こちらは短いので、あっという間に下れました。

> (ここから先はトレースがない。心配なのは雪がどこまであるか、 またなくなったあとのヤブの状態がどうかである。)2人だからまだ心強いですね。
> 一人だと冒険できません。


 まあ、確かに二人の方が心丈夫であります。しかし、一人だったとしても、引き返すことがありませんね。道に迷ったわけではないので、予定のコースを歩けば
最後は廃村大河内に出ることは確信がありましたからね。

> 結局スノーシューの出番があまりなかったですね。

 そうです。美濃俣丸までは一応スノーシューを装着しましたが、ツボ足でも十分登れました。かえってヤブに捕まって難儀したくらいでしたね。

> 長丁場、お疲れ様でした。ところで以前よりお話のあったカイサカ~お金明神はどうしましょうか?
> biwacoさんの膝の具合もきになりますが・・・


 おお、すっかり忘れていました。奥美濃の山に関心が行っていたことからですね。ヤマビルが出る前に行く必要があります。GW明けくらいまでですね。
神崎川林道が通行止めになっているので、どのようなコース設定にするか検討しなければなりませんね。宮指路さんなら、どのようなコースを考えますか?
written by kitayama-walk
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【越美国境】 美濃俣丸・笹ヶ峰-やぶこぎ寸前最後のチャンス

投稿記事 by ふ~さん »

kitayama-walkさん、おはようございます。まずは念願の二峰、攻略おめでとうございます!

このあたりの山は、どこから攻略しようか・・・と考える時間も楽しいですね。
季節を当てれば天国ですが、はずすと地獄のやぶこぎが待っています。(^_^;)

それにしても見事な展望と展望写真です。
こうして山から下りて写真の整理をしているのも楽しいものです。

登山というのは、次から次へと目標が出てきます。
これからもひとつひとつ実現できるといいですね。
お互い、安全山行でいきましょう。

 ふ~さん
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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Re: 【越美国境】 美濃俣丸・笹ヶ峰-やぶこぎ寸前最後のチャンス

投稿記事 by kitayama-walk »

ふ~さん、こんばんは。

> まずは念願の二峰、攻略おめでとうございます!

 ありがとうごさいます。寡雪の今シーズンに、美濃俣丸&笹ヶ峰を何とか攻め落とせたのでほっとしています。

> このあたりの山は、どこから攻略しようか・・・と考える時間も楽しいですね。
> 季節を当てれば天国ですが、はずすと地獄のやぶこぎが待っています。(^_^;)


私はまだ経験が浅いので、取りあえず攻めてみようかと思う程度です。地獄のやぶこぎは御免蒙りたいものですが、
一度経験するのも、ま、いっかという思いもあります。しかし、一度歩いてみると、次はあそこだ、どこから攻めようかと
いう思いが起こってくるのも、また当然のことなんでしょうか。

> それにしても見事な展望と展望写真です。こうして山から下りて写真の整理をしているのも楽しいものです。

歩くときには、どういうところから写真を撮るといいのかと考えながら歩いています。あとからブログにアップするのに
いい写真が撮りたいと思ってね。下山後の写真の整理もまた楽しいのですが、時間がかかるので結構大変です。でき
ないうちに、次の山行がやってくると、未整理のままたまってしまうのですね。

> 登山というのは、次から次へと目標が出てきます。これからもひとつひとつ実現できるといいですね。

 いわゆるレベルアップというものですね。ひとつこなすと、次のステップを求める。より困難な登山を求める。本当のク
ライマーはそうして危険なレベルと上げていき、最後は遭難してしまうのですね。ま、私たちのレベルでは、とても及ば
ないところでしょうがね。それでも、安全なレベルでアップしていきたいものです。
written by kitayama-walk
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