【度会】日向から牛草山

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Trail Walker
記事: 488
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:48

【度会】日向から牛草山

投稿記事 by Trail Walker »

【 日 付 】2011年4月7日(木)
【 山 域 】度会町 
【メンバー】LONELY ONE
【 天 候 】はれ
【 ルート 】日向登山口手前P 12:10―日向浅間山13:00―牛草山13:40~13:55―火打石集落15:20―日向登山口手前P 15:45

 「やっぱり今日も遊んでくるわ」とスクーターで家を出た、お茶は持参途中スパーでおにぎりを3ヶだけ買った、安い昼食だ。
いつもの朝熊山は飽きてきたので、他のところに行きたいがスクーターではそう遠くも行けず、ほんと伊勢周辺は山が少ないのだ。
 
 そうだ牛草山にでも行こう、南伊勢側からは何コースか登った事が有るが度会側からは登った事が無かったのだ、気になってたのは火打石集落から、牛草辻の近くに上がる尾根だ、今日はこれを登ってみようと南勢テクテク会の地図をコーピーしてきた。

 宮側右岸の県道を遡って行く、山沿いの田んぼの畦をキョロキョロ眺めながら走る、結構野草の花が咲いてるので探すのが楽しい、神薗町を走ってると白い花が沢山咲いてるのが目に付いた、遠くからでもニリンソウだろうと直感、バイクを停めて見に行く。
 数十メートルにわたって群生するニリンソウは見事だ、中にはスズシロソウや、ジロボウエンゴサクなども混じって綺麗だ。
IMG_1091.JPG
 まだ満開ではないのでもう少しすれば見事だろう。車の行きかう横で写真を撮った。

 もう少しで火打石集落というところで、ひとつ手前の日向集落の入り口にさしかかった時に「牛草山日向登山口」の看板が目に付いた。度会側からだと日向からのルートと五里山林道からのコースは有名だ、近いからここからにしょうの気になってしまったのだ。幸い持って来た地図の範囲にも入ってるし、と登山口を探すが中々見つけられずやっとの事で寺の奥に登山口に向かう道を見つけた。地道を少し進んで広場にバイクを停めて歩き出す、今日もザックは持たずだ。

 しばらく歩くと立派な登山口の看板が有った、車はここまで入れそうだ。植林の中を登り尾根をノッ越して谷のトラバース道を上がる、何箇所か札が付けられ地名が書いてあった、この道は炭や薪を運んだ道なのだろう、途中から溝道に変わった。溝道はそれ程急で無い尾根でもS字を切って付けられてたりするのは何故なのだろうか?と考える。牛や荷車などがスピード出過ぎない為の配慮なのだろうか・・・?よくわからない。

 P408ピークが日向浅間山だ山頂には大日如来と此花咲くや姫と書かれた二体の石仏が安置され大日如来の台座には「日向村家内安全祈○ 庄屋中野伊右衛門代○」と書かれていた。
IMG_1098.JPG
 次のピークでは一帯が広く伐採されている、これは風力発電の観測タワーでも建てる様な感じなのだがどうなのだろう?開けたところからは温坊に向かう尾根が見えている、結構距離が有りそうだ。予定では温坊により手前の町堺尾根に入りP432 雷松(駱駝山)まで行って北西尾根を火打石集落に下ってみようの考えだったのだが・・・。

 自然林帯に入ると起伏も少なくなり3差路に出た危うく牛草の辻方向に入ってしまうところだったが振り返ったときオレンジ色のテクテク会の案内板が目に入って縦走路に出た事を知った、三叉路を右に向かうと「平谷」のピーク、牛草山まではあと少し。

 牛草山に到着登山口から1時間半の行程だった。遅くなってしまったがここで昼食、おにぎりを食べるマシン作りだが美味しい!
山頂は以前は東側しか展望が無かったが西側も伐採してしまったので、度会側も良く見えるようにはなった、でもこんなに切ってしまっても良いのかな?
 所要時間がなくなってきたのでコースをショートカットする事にする、温坊に向かう途中の中間に西に張り出す尾根がありこれを下れば標高差350m位で林道が来ておりこれに入ろうとする。ここだろうかと入ったが尾根は谷に落ちていく、外れだ、隣に移るがどうもこれも外れか、右となりに見えるのが予定の尾根の様だ行き過ぎたか。まぁいいやと下ると案の定、谷に降りてしまったが少し下ると林道に出た。

  長く使われてない落石多い荒れた林道を下っていく、何箇所も林道は谷の水流で分断されていた、谷を渡り綺麗な道に上がった、ここまでは車が入れるようだが未だその先長い林道歩きが待っていた。

綺麗な舗装道に出ると「県指定天然記念物火打石  徒歩1KM」の看板が出ていた、名所としてこんな所が有ったのだと初めて知った、火打石とは石英の岩のことなのだろうけど、一度見てみたいが今日は先を急ぐので又今度の機会にしょう。
 
 ここに来たかった理由の一つに今から7,8年前に火打石で山火事が有ったのだが、その後どうなったのか見てみたいと思ってたのだ。その現場は立ち枯れた植林が残り下にはソヨゴやヒサカキの藪が育ち「火の用心」と書かれた防火用のドラム缶が置かれて火事の跡で有る事が判った。横に有る作業所から火を出したのだろうか?
IMG_1107.JPG
 川沿いを歩いていると緑の新芽が目に付く、何だろう?ハンカイソウだろうか、時間も無いが気になって見に行くとやはりハンカイソウで有った、火打石集落に出るまで何箇所か群落が出来ていた。やっと集落に出て、後を振り返ると牛草~温坊 の稜線が遠くに見えていた。遠かったけどバイクまではもうひと歩きだ、咲き出した桜や田圃の畦を眺めながらトボトボト戻ったのだった。
添付ファイル
IMG_1109.JPG
Trail Walker 
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