【湖北】 快晴快哉/金糞岳北尾根(1317m)~白倉岳(1271m)周遊
Posted: 2013年3月25日(月) 00:36
【日 時】 3月17日(日)
【地 図】 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html ... 0168287593
【同行者】 keikoku、kitayama-walk
【天 候】 快晴
【ルート】 八草トンネル東口(6:23)~△981.6(9:05)~金糞岳(11:05/55)~白倉岳(12:05)~△1161分岐(12:45)~八草峠(14:34/42)~(16:08)
淡墨色の金居原を抜けるうち夜も明けた。早朝の八草トンネル東口。北尾根末端に取り付いた。急登の雪の斜面がカリッと凍りついている。アイゼンを履かなかったのをちょっぴり後悔。
尾根に乗って快調に高度を上げる。斜めに差す陽光が木々の影を白い雪面に長く写している。振り返る土蔵岳~大ダワの稜線が次第に沈み込むにつれ、徐々に高度感が出てくる。
やせたヤブ尾根があり、なだめたりすかしたりしながら通過。再び雪原歩きになる。先行するのは寄り添うように歩く仲睦まじいアイゼン跡。それが何と、矢問さんとMickeyさんの前日のトレースであることが後にわかった。
金糞岳の展望が開けてくるが、まだまだ先は長い。同行某氏などは一瞬、金糞岳を伊吹山かなぁ・・・と勘違いしてしまったくらいだ。
先週に引き続き、展望はハイグレードである。なにしろ、雲一つない晴天なのだ。トガス、蕎麦粒、小蕎麦粒、五蛇池、アラクラ、黒津、天狗、湧谷。雷倉、花房、小津権現・・・
再び目を北に転ずれば、高丸がにょきっとせり上がってきた。烏帽子、三周、三国、左千方、上谷、野坂の山並み・・・さらには笹ヶ峰や金草岳、部子山、能郷白山。一際白い白山、別山、北アルプス、乗鞍、御岳。さらには中央アルプスや恵那山。これだから山登りはやめられない。
幸せ気分で北尾根を歩いて倉谷山(981.6)を通過。ブナの木に残る熊の爪痕が目につく。高い梢に鳥の巣がある。ゴジュウカラがさえずり、シジュウカラが梢を渡る。
川上三角点(1277.2)を望む場所は雪の回廊となっている。このあたりは雪上漫遊だ。蒼穹に登り詰める快感。いつまでも包まれていたい心地よい時間感覚を堪能。二年前に辿った品又峠から鳥越峠へとくねるクランク状の県境稜線が嬉し懐かしい。西に延びる花房尾にアクセントを添える白倉岳がつんとして美形だ。
金糞岳の山頂に立つ。達成感が胸の内からこみ上げる。カナ山へと続く長大な尾根の向こうに伊吹山と霊仙山。奥伊吹スキー場が貝月山とブンゲンを従えて立っている。四囲の白銀に彩られた山々の祝福を受ける感慨。蒼い空に一筋の飛行機雲がすーっと伸びていく。地球の大きなキャンバスに想像も及ばぬ芸術が花開いた。
ひとしきり歓談してから白倉岳とのコルに降りる。鬼の登り返しに耐えて白倉岳の北東端へ。白倉岳の山頂を踏んで金糞岳を振り返るにつけ、立ち去りがたい気分がこみ上げる。
疲れ始めた足を前へ前へと急かして1161分岐へ。ここから北へと延びる長い尾根が我々の下山ルートとなる。林道に蹂躙された尾根ではあるが、地形を俯瞰してみる限り、達成感は約束されそうだ。植林っぽいのは須亦川側だけであり、稜線通しに歩く分にはそれなりの雪尾根歩きが保証されそう。
時期的にヤブ歩きを交えるが、ほぼ雪を踏んで順調に高度を下げる。主のいない鳥の巣が目の位置にある。中を覗いてみると枠組みとクッションが絶妙に配材されている。施工主の器用さと創意工夫に脱帽だ。家庭を築く者の愛情と思いやりを巣材にしたかの巣作りと言えるだろう。
笑えるのは荷造り用のナイロン紐が巣材の一部に混じっていることだった。都市生活のカラスは巣材に金属製のハンガーやストッキングを使うことがあるというが、これも現代に生きる者の生活の智恵なのか。
さらに高度を落とす。890m等高線付近では、薮を避けて一旦林道歩きを迫られる。林道が尾根線から離れるのを嫌って再び尾根筋を通す。そうこうするうち、八草峠の地蔵さまの裏手に飛び出した。ほっとひと息だ。雪を割って峠を告げる石碑が顔を出している。
ここからしばらくは林道歩きとなるが、林道が最短ルートを放棄する地点で尾根筋に復帰。・661から・485への尾根をつないでいくが、薮やら不安定な急坂やらの結構な難路。・485からは三人でルートを検討し直した結果、林道を忠実に辿ることにした。杉野川上流の瀬音とミソサザイの鳴き声に和みながら、快哉を叫んだ山行を反芻して歩く。
それにしても、昨日kitayamaさんは三周ヶ岳だったし、keikokuさんは鈴鹿の竜ヶ岳でウォーミングアップだった。全くよく歩けるもんだ。皆さん、まさに鉄人揃い。最後にちょっとしたアクシデントはあったものの、爽快感と痛快感に満たされた一日を握手で締めくくる。
ふ~さん
【地 図】 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html ... 0168287593
【同行者】 keikoku、kitayama-walk
【天 候】 快晴
【ルート】 八草トンネル東口(6:23)~△981.6(9:05)~金糞岳(11:05/55)~白倉岳(12:05)~△1161分岐(12:45)~八草峠(14:34/42)~(16:08)
淡墨色の金居原を抜けるうち夜も明けた。早朝の八草トンネル東口。北尾根末端に取り付いた。急登の雪の斜面がカリッと凍りついている。アイゼンを履かなかったのをちょっぴり後悔。
尾根に乗って快調に高度を上げる。斜めに差す陽光が木々の影を白い雪面に長く写している。振り返る土蔵岳~大ダワの稜線が次第に沈み込むにつれ、徐々に高度感が出てくる。
やせたヤブ尾根があり、なだめたりすかしたりしながら通過。再び雪原歩きになる。先行するのは寄り添うように歩く仲睦まじいアイゼン跡。それが何と、矢問さんとMickeyさんの前日のトレースであることが後にわかった。
金糞岳の展望が開けてくるが、まだまだ先は長い。同行某氏などは一瞬、金糞岳を伊吹山かなぁ・・・と勘違いしてしまったくらいだ。
先週に引き続き、展望はハイグレードである。なにしろ、雲一つない晴天なのだ。トガス、蕎麦粒、小蕎麦粒、五蛇池、アラクラ、黒津、天狗、湧谷。雷倉、花房、小津権現・・・
再び目を北に転ずれば、高丸がにょきっとせり上がってきた。烏帽子、三周、三国、左千方、上谷、野坂の山並み・・・さらには笹ヶ峰や金草岳、部子山、能郷白山。一際白い白山、別山、北アルプス、乗鞍、御岳。さらには中央アルプスや恵那山。これだから山登りはやめられない。
幸せ気分で北尾根を歩いて倉谷山(981.6)を通過。ブナの木に残る熊の爪痕が目につく。高い梢に鳥の巣がある。ゴジュウカラがさえずり、シジュウカラが梢を渡る。
川上三角点(1277.2)を望む場所は雪の回廊となっている。このあたりは雪上漫遊だ。蒼穹に登り詰める快感。いつまでも包まれていたい心地よい時間感覚を堪能。二年前に辿った品又峠から鳥越峠へとくねるクランク状の県境稜線が嬉し懐かしい。西に延びる花房尾にアクセントを添える白倉岳がつんとして美形だ。
金糞岳の山頂に立つ。達成感が胸の内からこみ上げる。カナ山へと続く長大な尾根の向こうに伊吹山と霊仙山。奥伊吹スキー場が貝月山とブンゲンを従えて立っている。四囲の白銀に彩られた山々の祝福を受ける感慨。蒼い空に一筋の飛行機雲がすーっと伸びていく。地球の大きなキャンバスに想像も及ばぬ芸術が花開いた。
ひとしきり歓談してから白倉岳とのコルに降りる。鬼の登り返しに耐えて白倉岳の北東端へ。白倉岳の山頂を踏んで金糞岳を振り返るにつけ、立ち去りがたい気分がこみ上げる。
疲れ始めた足を前へ前へと急かして1161分岐へ。ここから北へと延びる長い尾根が我々の下山ルートとなる。林道に蹂躙された尾根ではあるが、地形を俯瞰してみる限り、達成感は約束されそうだ。植林っぽいのは須亦川側だけであり、稜線通しに歩く分にはそれなりの雪尾根歩きが保証されそう。
時期的にヤブ歩きを交えるが、ほぼ雪を踏んで順調に高度を下げる。主のいない鳥の巣が目の位置にある。中を覗いてみると枠組みとクッションが絶妙に配材されている。施工主の器用さと創意工夫に脱帽だ。家庭を築く者の愛情と思いやりを巣材にしたかの巣作りと言えるだろう。
笑えるのは荷造り用のナイロン紐が巣材の一部に混じっていることだった。都市生活のカラスは巣材に金属製のハンガーやストッキングを使うことがあるというが、これも現代に生きる者の生活の智恵なのか。
さらに高度を落とす。890m等高線付近では、薮を避けて一旦林道歩きを迫られる。林道が尾根線から離れるのを嫌って再び尾根筋を通す。そうこうするうち、八草峠の地蔵さまの裏手に飛び出した。ほっとひと息だ。雪を割って峠を告げる石碑が顔を出している。
ここからしばらくは林道歩きとなるが、林道が最短ルートを放棄する地点で尾根筋に復帰。・661から・485への尾根をつないでいくが、薮やら不安定な急坂やらの結構な難路。・485からは三人でルートを検討し直した結果、林道を忠実に辿ることにした。杉野川上流の瀬音とミソサザイの鳴き声に和みながら、快哉を叫んだ山行を反芻して歩く。
それにしても、昨日kitayamaさんは三周ヶ岳だったし、keikokuさんは鈴鹿の竜ヶ岳でウォーミングアップだった。全くよく歩けるもんだ。皆さん、まさに鉄人揃い。最後にちょっとしたアクシデントはあったものの、爽快感と痛快感に満たされた一日を握手で締めくくる。
ふ~さん
先行するのは寄り添うように歩く仲睦まじいアイゼン跡。それが何と、矢問さんとMickeyさんの前日のトレースであることが後にわかった。